JPH1182825A - 伸縮性ホース - Google Patents
伸縮性ホースInfo
- Publication number
- JPH1182825A JPH1182825A JP9257881A JP25788197A JPH1182825A JP H1182825 A JPH1182825 A JP H1182825A JP 9257881 A JP9257881 A JP 9257881A JP 25788197 A JP25788197 A JP 25788197A JP H1182825 A JPH1182825 A JP H1182825A
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- JP
- Japan
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- hose
- vinyl chloride
- laminated tape
- thermoplastic polyurethane
- atmosphere
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L11/00—Hoses, i.e. flexible pipes
- F16L11/04—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
- F16L11/11—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with corrugated wall
- F16L11/115—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with corrugated wall having reinforcements not embedded in the wall
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 塩化ビニル樹脂を主体とする
ホースが、収縮癖が大きく、圧力損失が大きくなる欠点
を是正する一方、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン
樹脂を主体とするホースが、紫外線によって劣化した
り、加水分解によって諸物性が低下するのを防止する。 【解決手段】 ポリエステル系熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂からなる主体層の少なくとも片面に軟質塩
化ビニル樹脂からなる被覆層を融着一体化した積層テー
プを螺旋状に捲回するとともにその隣接する側縁同士を
接合してホース壁を形成する。収縮固定したホースを、
70℃雰囲気中に2時間晒し、次いで−20℃雰囲気中
に2時間晒すことを1サイクルとする冷熱サイクル試験
を連続して10サイクル行い、常温に戻して1時間放置
した後に自然状態に戻したホース長さの縮み率を25%
以下にする。
ホースが、収縮癖が大きく、圧力損失が大きくなる欠点
を是正する一方、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン
樹脂を主体とするホースが、紫外線によって劣化した
り、加水分解によって諸物性が低下するのを防止する。 【解決手段】 ポリエステル系熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂からなる主体層の少なくとも片面に軟質塩
化ビニル樹脂からなる被覆層を融着一体化した積層テー
プを螺旋状に捲回するとともにその隣接する側縁同士を
接合してホース壁を形成する。収縮固定したホースを、
70℃雰囲気中に2時間晒し、次いで−20℃雰囲気中
に2時間晒すことを1サイクルとする冷熱サイクル試験
を連続して10サイクル行い、常温に戻して1時間放置
した後に自然状態に戻したホース長さの縮み率を25%
以下にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂、特にポリエステル系の熱可塑性ポリウレタン
樹脂をホース壁の主体に形成した伸縮性ホースに関し、
特に空調用のダクトなど各種気体の移送に用いられるダ
クトホースに関するものである。
タン樹脂、特にポリエステル系の熱可塑性ポリウレタン
樹脂をホース壁の主体に形成した伸縮性ホースに関し、
特に空調用のダクトなど各種気体の移送に用いられるダ
クトホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のダクトホースとしては、軟
質塩化ビニル製のテープを螺旋状に捲回しその側縁同志
を接合して形成したホース壁に、塩化ビニル樹脂で被覆
した鋼線や硬質塩化ビニル樹脂などからなる硬質螺旋補
強体を取付けた構造のものが多く用いられている。
質塩化ビニル製のテープを螺旋状に捲回しその側縁同志
を接合して形成したホース壁に、塩化ビニル樹脂で被覆
した鋼線や硬質塩化ビニル樹脂などからなる硬質螺旋補
強体を取付けた構造のものが多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、合成樹脂製
のダクトホースは、ホース壁が蛇腹状に形成され伸縮性
を有するものであるが、通常コンパクトに収縮させた状
態でその運搬ならびに保管が行なわれているが、その保
管される環境は−20℃程度の低温から70℃程度の高
温まで広範囲に及んでいるほか、保管期間がかなり長期
にわたる場合がある。
のダクトホースは、ホース壁が蛇腹状に形成され伸縮性
を有するものであるが、通常コンパクトに収縮させた状
態でその運搬ならびに保管が行なわれているが、その保
管される環境は−20℃程度の低温から70℃程度の高
温まで広範囲に及んでいるほか、保管期間がかなり長期
にわたる場合がある。
【0004】上記の場合において、塩化ビニル樹脂を主
体とするダクトホースを配管使用するにあたり、保管さ
れた収縮状態から自然状態に戻すと縮み癖が大きくつい
ているため、伸長させようとしても当初の自然状態の長
さに復帰せず、ホース長さが製造当初に比べて相当短尺
になっており、縮んだ分だけ余計にホース長さが必要と
されるほか、ホース壁が縮んで内部に垂れ下って圧力損
失が大きくなってしまう問題があった。
体とするダクトホースを配管使用するにあたり、保管さ
れた収縮状態から自然状態に戻すと縮み癖が大きくつい
ているため、伸長させようとしても当初の自然状態の長
さに復帰せず、ホース長さが製造当初に比べて相当短尺
になっており、縮んだ分だけ余計にホース長さが必要と
されるほか、ホース壁が縮んで内部に垂れ下って圧力損
失が大きくなってしまう問題があった。
【0005】そこで、上記のような塩化ビニル樹脂の有
する収縮癖がつきやすい欠点を是正するため、反発弾性
が大きく収縮癖のつきにくい合成樹脂材料として、熱可
塑性ポリウレタン樹脂とりわけ価格の安いポリエステル
系熱可塑性ポリウレタン樹脂を選定し、これを主体にダ
クトホースを形成することが検討された。
する収縮癖がつきやすい欠点を是正するため、反発弾性
が大きく収縮癖のつきにくい合成樹脂材料として、熱可
塑性ポリウレタン樹脂とりわけ価格の安いポリエステル
系熱可塑性ポリウレタン樹脂を選定し、これを主体にダ
クトホースを形成することが検討された。
【0006】ところが、ポリエステル系熱可塑性ポリウ
レタン樹脂は、紫外線によって劣化したり、降雨や水分
を含む流体等の搬送により高温多湿の状態に長時間晒さ
れるとエステル結合が加水分解によって切断され、耐磨
耗性、柔軟性、弾力性等の諸物性が低下する短所があ
る。
レタン樹脂は、紫外線によって劣化したり、降雨や水分
を含む流体等の搬送により高温多湿の状態に長時間晒さ
れるとエステル結合が加水分解によって切断され、耐磨
耗性、柔軟性、弾力性等の諸物性が低下する短所があ
る。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、伸縮性に非常に優れ、縮み癖が少ないとともに耐久
性も高いダクトホースの提供を課題とするものである。
で、伸縮性に非常に優れ、縮み癖が少ないとともに耐久
性も高いダクトホースの提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成を
特徴とする伸縮性ホースである。
特徴とする伸縮性ホースである。
【0009】(1)ポリエステル系熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂からなる主体層の少なくとも片面に軟質塩化ビニ
ル樹脂からなる被覆層が融着一体化された積層テープを
螺旋状に捲回するとともにその隣接する側縁同士を接合
して形成したホース壁を、硬質螺旋補強体により保形補
強したホースであって、収縮固定した上記ホースを、7
0℃雰囲気中に2時間晒し、次いで−20℃雰囲気中に
2時間晒すことを1サイクルとする冷熱サイクル試験を
連続して10サイクル行い、続いて常温に戻して1時間
放置した後、自然状態に戻したホース長さの縮み率が2
5%以下であることを特徴とする伸縮性ホース。
ン樹脂からなる主体層の少なくとも片面に軟質塩化ビニ
ル樹脂からなる被覆層が融着一体化された積層テープを
螺旋状に捲回するとともにその隣接する側縁同士を接合
して形成したホース壁を、硬質螺旋補強体により保形補
強したホースであって、収縮固定した上記ホースを、7
0℃雰囲気中に2時間晒し、次いで−20℃雰囲気中に
2時間晒すことを1サイクルとする冷熱サイクル試験を
連続して10サイクル行い、続いて常温に戻して1時間
放置した後、自然状態に戻したホース長さの縮み率が2
5%以下であることを特徴とする伸縮性ホース。
【0010】(2)ホース壁が、主体層と主体層の内外
両面に被着された被覆層とで形成され、ホース壁に占め
る主体層の肉厚比率が0.7乃至0.9である上記
(1)に記載の伸縮性ホース。
両面に被着された被覆層とで形成され、ホース壁に占め
る主体層の肉厚比率が0.7乃至0.9である上記
(1)に記載の伸縮性ホース。
【0011】ホース壁の主体層を形成するポリエステル
系熱可塑性ポリウレタン樹脂とは、ポリウレタンのソフ
トセグメントに用いられるポリオール原料の種類によっ
て区別されるところのもので、ポリエステルポリオール
が用いられるポリエステルタイプの熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂(TPU)を指すものであるが、その性質を大き
く変えない範囲でポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ
アミド等の熱可塑性樹脂を適宜ブレンドしたものも包含
するものである。
系熱可塑性ポリウレタン樹脂とは、ポリウレタンのソフ
トセグメントに用いられるポリオール原料の種類によっ
て区別されるところのもので、ポリエステルポリオール
が用いられるポリエステルタイプの熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂(TPU)を指すものであるが、その性質を大き
く変えない範囲でポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ
アミド等の熱可塑性樹脂を適宜ブレンドしたものも包含
するものである。
【0012】ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹脂
は、伸縮性や反発弾性などに優れた特性をホースに付与
するとともに、塩化ビニル樹脂との接着性に優れ、押出
機のクロスヘッド内で両者が直接融着した積層テープを
押出成形して、主体層の内面および/または外面に軟質
塩化ビニル樹脂の被覆層が接着一体化したホース壁を容
易に形成できる利点があり、これにより、ポリエステル
系熱可塑性ポリウレタン樹脂からなる主体層が加水分解
することを防止できる。
は、伸縮性や反発弾性などに優れた特性をホースに付与
するとともに、塩化ビニル樹脂との接着性に優れ、押出
機のクロスヘッド内で両者が直接融着した積層テープを
押出成形して、主体層の内面および/または外面に軟質
塩化ビニル樹脂の被覆層が接着一体化したホース壁を容
易に形成できる利点があり、これにより、ポリエステル
系熱可塑性ポリウレタン樹脂からなる主体層が加水分解
することを防止できる。
【0013】上記冷熱サイクル試験後のホース長さの縮
み率(X)は、ホースの試験前の自然状態における長さ
をL,試験後の自然状態における長さをMとすると、 X=(L−M)/L×100 の式で算出され、本発明のホースは、25%以下の値を
示すが、20%以下であれば好ましく、15%以下であ
ればより好ましい。
み率(X)は、ホースの試験前の自然状態における長さ
をL,試験後の自然状態における長さをMとすると、 X=(L−M)/L×100 の式で算出され、本発明のホースは、25%以下の値を
示すが、20%以下であれば好ましく、15%以下であ
ればより好ましい。
【0014】ホース壁を構成する主体層と被覆層の肉厚
比率は、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹脂の性
能をより発揮させるためには、できるだけ主体層の肉厚
比率を高めるのが好ましく、ホース長さの縮み率(X)
を25%以下にできる範囲においてその肉厚比率を任意
に選択し得るが、ホース壁に占める主体層の肉厚比率を
0.7乃至0.9にするのが好ましい。
比率は、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹脂の性
能をより発揮させるためには、できるだけ主体層の肉厚
比率を高めるのが好ましく、ホース長さの縮み率(X)
を25%以下にできる範囲においてその肉厚比率を任意
に選択し得るが、ホース壁に占める主体層の肉厚比率を
0.7乃至0.9にするのが好ましい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の伸縮性ホースの構造の実施例
を図面に基づいて説明する。図1において、ダクトホー
ス1は、波形状に形成されたホース壁2と、ホース壁2
の内面に螺旋状に添着された硬質補強体3とで構成さ
れ、ホース壁2(肉厚0.5mm)は主体層4(肉厚
0.4mm)とその内外面に被着した被覆層5,5(各
々の肉厚0.05mm)とが積層されて形成されてい
る。
を図面に基づいて説明する。図1において、ダクトホー
ス1は、波形状に形成されたホース壁2と、ホース壁2
の内面に螺旋状に添着された硬質補強体3とで構成さ
れ、ホース壁2(肉厚0.5mm)は主体層4(肉厚
0.4mm)とその内外面に被着した被覆層5,5(各
々の肉厚0.05mm)とが積層されて形成されてい
る。
【0016】ホース壁2の主体層4はポリエステル系熱
可塑性ポリウレタン樹脂により形成され、被覆層5,5
は軟質塩化ビニル樹脂により形成され、被覆層5,5は
主体層4に熱融着により一体化されている。また、ホー
ス壁2に添着される硬質補強体3は、硬鋼線6に塩化ビ
ニル樹脂の被覆7が施されており、同じ塩化ビニル樹脂
で形成された被覆層5と接着性が良く、強固に接着一体
化されている。
可塑性ポリウレタン樹脂により形成され、被覆層5,5
は軟質塩化ビニル樹脂により形成され、被覆層5,5は
主体層4に熱融着により一体化されている。また、ホー
ス壁2に添着される硬質補強体3は、硬鋼線6に塩化ビ
ニル樹脂の被覆7が施されており、同じ塩化ビニル樹脂
で形成された被覆層5と接着性が良く、強固に接着一体
化されている。
【0017】上記ダクトホース1は、14.5mmのピ
ッチで螺旋状に捲回した外径1.55mmの硬質補強体
3の外周に、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹脂
の内外面に軟質塩化ビニル樹脂が融着一体化して押出機
より押出された積層テープを螺旋状に捲回しその隣接す
る側縁同士を融着により接合して主体層4と被覆層5,
5を同時に形成し、かつ、硬質補強体3の樹脂被覆7を
内面の被覆層5に接着固定したもので、そのホース外径
が63.5mm,ホース内径が58.5mmに形成され
たものである。
ッチで螺旋状に捲回した外径1.55mmの硬質補強体
3の外周に、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹脂
の内外面に軟質塩化ビニル樹脂が融着一体化して押出機
より押出された積層テープを螺旋状に捲回しその隣接す
る側縁同士を融着により接合して主体層4と被覆層5,
5を同時に形成し、かつ、硬質補強体3の樹脂被覆7を
内面の被覆層5に接着固定したもので、そのホース外径
が63.5mm,ホース内径が58.5mmに形成され
たものである。
【0018】なお、上記積層テープは、図4に示すよう
に、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹脂11の全
周囲すなわち内外面及び両側面に軟質塩化ビニル樹脂製
の被覆層12を融着一体化して押出機より押出された積
層テープTを使用することができ、この場合、積層テー
プTを螺旋状に捲回しその隣接する側縁の被覆層12同
士を融着してホース壁が形成される。
に、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹脂11の全
周囲すなわち内外面及び両側面に軟質塩化ビニル樹脂製
の被覆層12を融着一体化して押出機より押出された積
層テープTを使用することができ、この場合、積層テー
プTを螺旋状に捲回しその隣接する側縁の被覆層12同
士を融着してホース壁が形成される。
【0019】また、上記積層テープは、ホースの使用用
途に応じて、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹脂
の内面若しくは外面のいずれか片面に軟質塩化ビニル樹
脂が融着一体化して押出機より押出された積層テープを
使用して、ホースの内面か外面かのいずれかに保護層が
形成されるようにしてもよい。
途に応じて、ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹脂
の内面若しくは外面のいずれか片面に軟質塩化ビニル樹
脂が融着一体化して押出機より押出された積層テープを
使用して、ホースの内面か外面かのいずれかに保護層が
形成されるようにしてもよい。
【0020】図2は、ダクトホース1の他の実施例を示
し、(A)は、ホース壁の主体層4の外面保護層5に硬
質螺旋体3が添着されたいわゆる外線式ホース、(B)
は、積層テープがその隣接する側縁同士をオーバーラッ
プさせて捲回され、そのオーバーラップ間に硬質螺旋体
3を挿入したいわゆる埋線式ホースであり、他の構成は
上記実施例と同様である。
し、(A)は、ホース壁の主体層4の外面保護層5に硬
質螺旋体3が添着されたいわゆる外線式ホース、(B)
は、積層テープがその隣接する側縁同士をオーバーラッ
プさせて捲回され、そのオーバーラップ間に硬質螺旋体
3を挿入したいわゆる埋線式ホースであり、他の構成は
上記実施例と同様である。
【0021】図3は、硬質螺旋体3として硬質合成樹脂
(例えば硬質塩化ビニル樹脂)を使用し、ホース壁の主
体層4の被覆層5に接着固定したもので、図4と同様
に、(A)は外線式タイプ、(B)は埋線式タイプを示
すものであり、本実施例においても、硬質螺旋体3と被
覆層5を同じ塩化ビニル樹脂で形成できるので、両者の
接着性が良く接着強度を大きくすることができる。
(例えば硬質塩化ビニル樹脂)を使用し、ホース壁の主
体層4の被覆層5に接着固定したもので、図4と同様
に、(A)は外線式タイプ、(B)は埋線式タイプを示
すものであり、本実施例においても、硬質螺旋体3と被
覆層5を同じ塩化ビニル樹脂で形成できるので、両者の
接着性が良く接着強度を大きくすることができる。
【0022】図5は、冷熱サイクル試験の詳細を示すも
ので、まず、(A)に示すように、図1に示したダクト
ホース1の自然状態における任意長さ例えば500mm
の間隔に目印となる標線10,10を付し、その後、
(B)に示すように、このダクトホース1を収縮させか
つその状態を保持するように固定する。
ので、まず、(A)に示すように、図1に示したダクト
ホース1の自然状態における任意長さ例えば500mm
の間隔に目印となる標線10,10を付し、その後、
(B)に示すように、このダクトホース1を収縮させか
つその状態を保持するように固定する。
【0023】続いて、このダクトホース1を、70℃×
2時間と−20℃×2時間を1サイクルとして10サイ
クル連続して、高温雰囲気中と低温雰囲気中に交互に晒
した後、常温に戻して1時間放置し、その後、(C)に
示すように、収縮状態の固定を解いて当初の長さまで人
力で伸長させてから自然状態にしたときの上記標線1
0,10間長さを測定すると434mmて゛あり、縮み
率を(500−434)/500×100の式により算
出したところ、13%の値が得られた。
2時間と−20℃×2時間を1サイクルとして10サイ
クル連続して、高温雰囲気中と低温雰囲気中に交互に晒
した後、常温に戻して1時間放置し、その後、(C)に
示すように、収縮状態の固定を解いて当初の長さまで人
力で伸長させてから自然状態にしたときの上記標線1
0,10間長さを測定すると434mmて゛あり、縮み
率を(500−434)/500×100の式により算
出したところ、13%の値が得られた。
【0024】同様の構成を備えるホース内径が100m
mと125mmのダクトホースについて、上記と同一の
試験を行ったところ、縮み率はいずれも13%の値を示
した。一方、比較例として、軟質塩化ビニル製のダクト
ホースについて、上記試験を行ったが、縮み率は約50
%の高い値を示した。
mと125mmのダクトホースについて、上記と同一の
試験を行ったところ、縮み率はいずれも13%の値を示
した。一方、比較例として、軟質塩化ビニル製のダクト
ホースについて、上記試験を行ったが、縮み率は約50
%の高い値を示した。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、反発弾性に優
れホース収縮後の縮み率が非常に小さいので、ホース長
さを効率良く利用することができ、圧力損失も小さく、
しかも耐久性に優れる利点があり、伸縮性に富むダクト
ホースなどとして好適に使用できるものである。
れホース収縮後の縮み率が非常に小さいので、ホース長
さを効率良く利用することができ、圧力損失も小さく、
しかも耐久性に優れる利点があり、伸縮性に富むダクト
ホースなどとして好適に使用できるものである。
【図1】 本発明の実施例を示す一部断面図
【図2】 本発明の他の実施例を示す部分拡大断面図
【図3】 本発明の他の実施例を示す部分拡大断面図
【図4】 積層テープの例を示す断面図
【図5】 冷熱サイクル試験の説明図
1 ダクトホース 2 ホース壁 3 硬質補強体 4 主体層 5 被覆層 6 硬鋼線 7 樹脂被覆 10 標線 T 積層テープ
フロントページの続き (72)発明者 服部 承治 静岡県掛川市淡陽6番地 タイガースポリ マー株式会社静岡工場内 (72)発明者 吉富 義樹 静岡県掛川市淡陽6番地 タイガースポリ マー株式会社静岡工場内 (72)発明者 小玉 仁也 静岡県掛川市淡陽6番地 タイガースポリ マー株式会社静岡工場内 (72)発明者 森川 正崇 静岡県掛川市淡陽6番地 タイガースポリ マー株式会社静岡工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエステル系熱可塑性ポリウレタン樹
脂からなる主体層の少なくとも片面に軟質塩化ビニル樹
脂からなる被覆層が融着一体化された積層テープを螺旋
状に捲回するとともにその隣接する側縁同士を接合して
形成したホース壁を、硬質螺旋補強体により保形補強し
たホースであって、収縮固定した上記ホースを、70℃
雰囲気中に2時間晒し、次いで−20℃雰囲気中に2時
間晒すことを1サイクルとする冷熱サイクル試験を連続
して10サイクル行い、続いて常温に戻して1時間放置
した後、自然状態に戻したホース長さの縮み率が25%
以下であることを特徴とする伸縮性ホース。 - 【請求項2】 ホース壁が、主体層と主体層の内外両面
に被着された被覆層とで形成され、ホース壁に占める主
体層の肉厚比率が0.7乃至0.9である請求項1に記
載の伸縮性ホース。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257881A JPH1182825A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 伸縮性ホース |
US09/140,420 US6024134A (en) | 1997-09-05 | 1998-08-26 | Flexible hose |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257881A JPH1182825A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 伸縮性ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182825A true JPH1182825A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17312489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9257881A Pending JPH1182825A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 伸縮性ホース |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6024134A (ja) |
JP (1) | JPH1182825A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002139180A (ja) * | 2000-11-06 | 2002-05-17 | Tigers Polymer Corp | 可撓性ホース |
JP2008128394A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Tigers Polymer Corp | 伸縮性ホース及びその製造方法 |
JP2010060012A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-03-18 | Tigers Polymer Corp | 可撓性ホース |
Families Citing this family (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1122871A (ja) * | 1997-07-07 | 1999-01-26 | Toutaku Kogyo Kk | クリーナーホース |
US6192940B1 (en) * | 1997-08-20 | 2001-02-27 | Tigers Polymer Corporation | Hoses for electric cleaner |
US6698457B2 (en) | 1999-01-11 | 2004-03-02 | Tigers Polymer Corporation | Flexible hose, manufacturing method thereof and extruder |
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