JP2000220882A - 吸音断熱ダクト - Google Patents
吸音断熱ダクトInfo
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L59/00—Thermal insulation in general
- F16L59/14—Arrangements for the insulation of pipes or pipe systems
- F16L59/143—Pre-insulated pipes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/02—Energy absorbers; Noise absorbers
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/02—Ducting arrangements
- F24F13/0263—Insulation for air ducts
-
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- Thermal Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構造でありながら、通常使用に必要な
吸音作用と断熱作用との両作用を果たさせることがで
き、連続生産に適し低コストでの量産が可能な構造とし
た吸音断熱ダクトの提供。 【解決手段】 所定幅の不織布１０がその側縁部が接当
または重合されながら螺旋状に巻回されて筒状に形成さ
れた不織布層１と、硬質合成樹脂製の線材であって前記
不織布１０の接合部１ａ上において螺旋状に巻回され、
その重合面が不織布１０と融着または接着された補強芯
材２と、前記不織布１０とほぼ同幅の帯状に形成された
発泡樹脂帯材３０が、その両側縁部３ａ，３ｂが隣り合
う二つの補強芯材２，２上に位置する状態で螺旋状に巻
回されてなる発泡帯材層３と、該発泡帯材３０の未巻回
側の側面と前記補強芯材２の未巻回側の側面とに亙って
接着された接着用樹脂４と、前記発泡帯材層３の外周面
上を被覆する樹脂被覆膜層５とによって構成したもの。
吸音作用と断熱作用との両作用を果たさせることがで
き、連続生産に適し低コストでの量産が可能な構造とし
た吸音断熱ダクトの提供。 【解決手段】 所定幅の不織布１０がその側縁部が接当
または重合されながら螺旋状に巻回されて筒状に形成さ
れた不織布層１と、硬質合成樹脂製の線材であって前記
不織布１０の接合部１ａ上において螺旋状に巻回され、
その重合面が不織布１０と融着または接着された補強芯
材２と、前記不織布１０とほぼ同幅の帯状に形成された
発泡樹脂帯材３０が、その両側縁部３ａ，３ｂが隣り合
う二つの補強芯材２，２上に位置する状態で螺旋状に巻
回されてなる発泡帯材層３と、該発泡帯材３０の未巻回
側の側面と前記補強芯材２の未巻回側の側面とに亙って
接着された接着用樹脂４と、前記発泡帯材層３の外周面
上を被覆する樹脂被覆膜層５とによって構成したもの。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体移送用ダク
ト、殊に、常温と異なる温度とした冷暖房用空気の移送
に適した断熱作用と吸音作用を備えた気体移送用のダク
トに関する。
ト、殊に、常温と異なる温度とした冷暖房用空気の移送
に適した断熱作用と吸音作用を備えた気体移送用のダク
トに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の一般的な気体移送用のダ
クトは、ダクト本体の外周面に、断熱用発泡材を隙間な
く螺旋状に巻き付け、その外周面に薄膜状の樹脂テープ
を巻き付けたもので、ダクト本体がダクトの内周面を形
成するものであった。
クトは、ダクト本体の外周面に、断熱用発泡材を隙間な
く螺旋状に巻き付け、その外周面に薄膜状の樹脂テープ
を巻き付けたもので、ダクト本体がダクトの内周面を形
成するものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような、ダクト本
体がダクトの内周面を形成する構造とした従来のダクト
にあっては、送風機等の送風源から発生する騒音を、ダ
クトが案内筒となって気体の移送とともにダクトの開口
部に案内して気体とともに吐き出し、人に不快感を与え
る。この騒音は、ダクトの使用中即ち送風作動中継続し
て発生するため人の神経にも障るという課題を有してい
た。
体がダクトの内周面を形成する構造とした従来のダクト
にあっては、送風機等の送風源から発生する騒音を、ダ
クトが案内筒となって気体の移送とともにダクトの開口
部に案内して気体とともに吐き出し、人に不快感を与え
る。この騒音は、ダクトの使用中即ち送風作動中継続し
て発生するため人の神経にも障るという課題を有してい
た。
【０００４】そこで、このようなダクトの開口から吐き
出される不快音を、完全には消滅させることができない
までも大幅に減衰させ、前記従来形式の送風ダクトが有
していた課題を解決する手段の一つとして、所定幅の織
布を螺旋状に巻き付けその接続縁間を硬質樹脂帯材で接
着させてダクトの内面層を形成させ、その外周面上に連
続気泡の発泡体帯をその側縁どうしを接当させながら螺
旋巻きした連続気泡層と、その外周面上に薄膜シート状
帯を螺旋巻きして形成した中間シート層と、その外周面
上に独立気泡の発泡体帯を螺旋巻きした独立気泡層とを
形成し、最外周を樹脂テープの螺旋巻きによって形成し
た外面層で包み込んである構造としたものを開発し提案
している。（特開平９−８９３５７号公報参照）
出される不快音を、完全には消滅させることができない
までも大幅に減衰させ、前記従来形式の送風ダクトが有
していた課題を解決する手段の一つとして、所定幅の織
布を螺旋状に巻き付けその接続縁間を硬質樹脂帯材で接
着させてダクトの内面層を形成させ、その外周面上に連
続気泡の発泡体帯をその側縁どうしを接当させながら螺
旋巻きした連続気泡層と、その外周面上に薄膜シート状
帯を螺旋巻きして形成した中間シート層と、その外周面
上に独立気泡の発泡体帯を螺旋巻きした独立気泡層とを
形成し、最外周を樹脂テープの螺旋巻きによって形成し
た外面層で包み込んである構造としたものを開発し提案
している。（特開平９−８９３５７号公報参照）
【０００５】この送風ダクトは、予定通りのほぼ完全な
消音作用と断熱作用とを果たすことができる優れた効果
を備えており、送風ダクトとして使用するのに理想的な
好適商品である。しかしながら、この商品の唯一の課題
は、製造工程が複雑でコスト的にも満足のいくものでは
なかった。
消音作用と断熱作用とを果たすことができる優れた効果
を備えており、送風ダクトとして使用するのに理想的な
好適商品である。しかしながら、この商品の唯一の課題
は、製造工程が複雑でコスト的にも満足のいくものでは
なかった。
【０００６】したがって、本発明は、ダクトの構成素材
を選定し、複雑な構造ではなく簡易な構造とすることが
可能なものでありながら、通常使用に必要な吸音作用と
断熱作用との両作用を果たさせることができる送風ダク
トであって、製造に当たっては、連続生産するのに適し
ていて低コストで量産が可能で、新規な設備を必要とし
ない構造とした吸音断熱ダクトを提供しようとするもの
である。
を選定し、複雑な構造ではなく簡易な構造とすることが
可能なものでありながら、通常使用に必要な吸音作用と
断熱作用との両作用を果たさせることができる送風ダク
トであって、製造に当たっては、連続生産するのに適し
ていて低コストで量産が可能で、新規な設備を必要とし
ない構造とした吸音断熱ダクトを提供しようとするもの
である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するために
講じた本発明の構成を実施例に使用した符号を用いて説
明すると、本発明にいう吸音断熱ダクトは、所定幅の不
織布１０がその側縁部が接当または重合されながら螺旋
状に巻回されて筒状に形成された不織布層１と、硬質合
成樹脂製の線材であって前記不織布１０の接合部１ａ上
において螺旋状に巻回され、その重合面が不織布１０と
融着または接着された補強芯材２と、前記不織布１０と
ほぼ同幅の帯状に形成された発泡樹脂帯材３０が、その
両側縁部３ａ，３ｂが隣り合う二つの補強芯材２，２上
に位置する状態で螺旋状に巻回されてなる発泡帯材層３
と、該発泡帯材３０の未巻回側の側面と前記補強芯材２
の未巻回側の側面とに亙って接着された接着用樹脂４
と、前記発泡帯材層３の外周面上を被覆する樹脂被覆膜
層５とによって構成したものである。
講じた本発明の構成を実施例に使用した符号を用いて説
明すると、本発明にいう吸音断熱ダクトは、所定幅の不
織布１０がその側縁部が接当または重合されながら螺旋
状に巻回されて筒状に形成された不織布層１と、硬質合
成樹脂製の線材であって前記不織布１０の接合部１ａ上
において螺旋状に巻回され、その重合面が不織布１０と
融着または接着された補強芯材２と、前記不織布１０と
ほぼ同幅の帯状に形成された発泡樹脂帯材３０が、その
両側縁部３ａ，３ｂが隣り合う二つの補強芯材２，２上
に位置する状態で螺旋状に巻回されてなる発泡帯材層３
と、該発泡帯材３０の未巻回側の側面と前記補強芯材２
の未巻回側の側面とに亙って接着された接着用樹脂４
と、前記発泡帯材層３の外周面上を被覆する樹脂被覆膜
層５とによって構成したものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】このような構成とした本発明の実
施に当たって、前記の接着用樹脂４は、押出機のダイか
ら押し出したＥＶＡやＰＥの半熔融状樹脂を用いること
ができ、この熔融状樹脂を不織布層１の外周面にも接着
させたり、発泡帯材３０の外周面にも接着させたりして
実施することができる。また、補強芯材２の構造として
は前記不織布１０との重合面を平坦面に形成して、不織
布１０との重合接着が確実に行われるようにして実施す
るのが好ましい。また、ダクトの外表面を構成する被覆
膜層５の樹脂素材は、特に限定されるものではないが、
耐候性に優れ、経年劣化の少ない点でポリオレフィン系
樹脂やポリ塩化ビニール樹脂が好ましい。
施に当たって、前記の接着用樹脂４は、押出機のダイか
ら押し出したＥＶＡやＰＥの半熔融状樹脂を用いること
ができ、この熔融状樹脂を不織布層１の外周面にも接着
させたり、発泡帯材３０の外周面にも接着させたりして
実施することができる。また、補強芯材２の構造として
は前記不織布１０との重合面を平坦面に形成して、不織
布１０との重合接着が確実に行われるようにして実施す
るのが好ましい。また、ダクトの外表面を構成する被覆
膜層５の樹脂素材は、特に限定されるものではないが、
耐候性に優れ、経年劣化の少ない点でポリオレフィン系
樹脂やポリ塩化ビニール樹脂が好ましい。
【０００９】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図１及び図２は、本発明の好ましい実施例を
示した図であって、図１は一部を軸線方向に沿って切断
し管壁を示し、図２は管壁部分の断面形状を拡大して示
した図である。
説明する。図１及び図２は、本発明の好ましい実施例を
示した図であって、図１は一部を軸線方向に沿って切断
し管壁を示し、図２は管壁部分の断面形状を拡大して示
した図である。
【００１０】該実施例に示した吸音断熱ダクトＨは、断
面形状が円筒状のダクトである。まず、その最内周面
に、防虫防黴加工を施した０．３〜１．０ｍｍ程度の薄
手の化学繊維製不織布を所定幅に裁断した長尺帯材の不
織布１０を、幅方向の側縁部どうしを接当させるか一部
を重ね合わせながら螺旋状に巻回させて不織布層１を形
成する。この不織布層１の外周面上において、前記接当
または一部を重合させた接合部１ａ上に、断面形状を上
下逆Ｔ字形に近い形状とした樹脂押出機のダイから押し
出した例えば硬質ＰＰ樹脂の補強芯材２を、その平坦な
直線状面を不織布側にして螺旋状に巻回させ、不織布１
０と融着または接着させ、同時に、樹脂押出機のダイか
ら別の硬質ＰＰ樹脂の２本の細い線材６，６を押し出し
て、隣接する補強芯材２，２間に均等配置して螺旋状に
巻き付け、不織布１０と融着または接着させる。次い
で、補強芯材２と隣接する補強芯材２との間の不織布層
１上に、帯幅を前記隣接する補強芯材２，２間の幅とほ
ぼ同幅に形成した独立気泡または連続気泡の発泡樹脂帯
材３０を螺旋状に巻き付ける。
面形状が円筒状のダクトである。まず、その最内周面
に、防虫防黴加工を施した０．３〜１．０ｍｍ程度の薄
手の化学繊維製不織布を所定幅に裁断した長尺帯材の不
織布１０を、幅方向の側縁部どうしを接当させるか一部
を重ね合わせながら螺旋状に巻回させて不織布層１を形
成する。この不織布層１の外周面上において、前記接当
または一部を重合させた接合部１ａ上に、断面形状を上
下逆Ｔ字形に近い形状とした樹脂押出機のダイから押し
出した例えば硬質ＰＰ樹脂の補強芯材２を、その平坦な
直線状面を不織布側にして螺旋状に巻回させ、不織布１
０と融着または接着させ、同時に、樹脂押出機のダイか
ら別の硬質ＰＰ樹脂の２本の細い線材６，６を押し出し
て、隣接する補強芯材２，２間に均等配置して螺旋状に
巻き付け、不織布１０と融着または接着させる。次い
で、補強芯材２と隣接する補強芯材２との間の不織布層
１上に、帯幅を前記隣接する補強芯材２，２間の幅とほ
ぼ同幅に形成した独立気泡または連続気泡の発泡樹脂帯
材３０を螺旋状に巻き付ける。
【００１１】この帯材３０の巻き付け時に、該帯材３０
の次回巻回側の側面と、これに連なる外周面の一部と、
前記補強芯材２の同じ側の側面と、これに連なる不織布
層１の外周面の一部とに亙って、ＥＶＡ樹脂やＰＥ樹脂
を押出機のダイから押し出した直後の半熔融状態の接着
用樹脂４を接着させながら巻き付ける。このようにし
て、発泡帯材３０を、その隣接する両側縁部３ａ，３ｂ
どうしが補強芯材２上において互いに接着され、不織布
１０の一部と補強芯材２とも接着されている状態とした
発泡帯材層３を形成し、この発泡帯材層３の外周面上
に、更に、該発泡帯材３０の幅よりも重合幅分だけ広幅
にした薄い軟質ＰＶＣ製テープ５０を巻き付け、同時に
テープ５０どうしの重合部５ａを接着させて樹脂被覆膜
層５を形成させてある。
の次回巻回側の側面と、これに連なる外周面の一部と、
前記補強芯材２の同じ側の側面と、これに連なる不織布
層１の外周面の一部とに亙って、ＥＶＡ樹脂やＰＥ樹脂
を押出機のダイから押し出した直後の半熔融状態の接着
用樹脂４を接着させながら巻き付ける。このようにし
て、発泡帯材３０を、その隣接する両側縁部３ａ，３ｂ
どうしが補強芯材２上において互いに接着され、不織布
１０の一部と補強芯材２とも接着されている状態とした
発泡帯材層３を形成し、この発泡帯材層３の外周面上
に、更に、該発泡帯材３０の幅よりも重合幅分だけ広幅
にした薄い軟質ＰＶＣ製テープ５０を巻き付け、同時に
テープ５０どうしの重合部５ａを接着させて樹脂被覆膜
層５を形成させてある。
【００１２】図３は、第２実施例について示したもの
で、前記第１実施例との相違点は、補強芯材２を、断面
形状が切頭三角錐形のものとしたこと、接着用樹脂４の
接着面を発泡樹脂帯材３０の側面と補強芯材２の側面と
だけにとどめてある構造とした点にある。その他の点
は、前記第１実施例に準じた構造としてある。本発明に
いうダクトは、このような構造としたものであってもよ
い。
で、前記第１実施例との相違点は、補強芯材２を、断面
形状が切頭三角錐形のものとしたこと、接着用樹脂４の
接着面を発泡樹脂帯材３０の側面と補強芯材２の側面と
だけにとどめてある構造とした点にある。その他の点
は、前記第１実施例に準じた構造としてある。本発明に
いうダクトは、このような構造としたものであってもよ
い。
【００１３】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
に説明したもののみに限定されるものではなく、例えば
補強芯材２の断面形状を実施例説明の形状以外の形状の
ものとしたり、それぞれの素材樹脂を実施例記載のもの
以外の樹脂素材のものとして実施することができる。本
発明は前記の構成要件を備え、前記目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
に説明したもののみに限定されるものではなく、例えば
補強芯材２の断面形状を実施例説明の形状以外の形状の
ものとしたり、それぞれの素材樹脂を実施例記載のもの
以外の樹脂素材のものとして実施することができる。本
発明は前記の構成要件を備え、前記目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【００１４】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にいうところの吸音断熱ダクトは、補強芯材によって保
形させるようにした不織布によってダクトの内面壁を連
続的に形成させ、その外周面に発泡帯材をその側面どう
しを接着させ、同時に補強芯材とも接着させてある構成
として発泡帯材層を形成し、その外周面上に被覆膜層を
形成してある構成としたものであるから、内面壁を構成
する不織布とその外周面上に形成した発泡帯材層とによ
っても吸音作用と断熱作用とを果たさせることにより、
実質的にこれら不織布層と発泡帯材層との２層で吸音作
用と断熱作用とを同時に果たさせるものであり、殊に、
発泡帯材どうしの接当面部分を吸音作用をしない補強芯
材上に配置し、かつ、この発泡帯材どうしの接当面間を
接着用樹脂によって分離しないように接着させ、同時に
補強芯材とも分離しないように接着させてあるので、発
泡帯材は、不織布から離れることなく接当状態を維持
し、両側面は接着用樹脂によって遮蔽されていて独立的
な区画を維持することとなり、不織布を通過した音と熱
を側方に分散させることなく、それぞれの独立的区画部
内で効率よく音の減衰と断熱をさせることができるとい
う顕著な効果を有する。
にいうところの吸音断熱ダクトは、補強芯材によって保
形させるようにした不織布によってダクトの内面壁を連
続的に形成させ、その外周面に発泡帯材をその側面どう
しを接着させ、同時に補強芯材とも接着させてある構成
として発泡帯材層を形成し、その外周面上に被覆膜層を
形成してある構成としたものであるから、内面壁を構成
する不織布とその外周面上に形成した発泡帯材層とによ
っても吸音作用と断熱作用とを果たさせることにより、
実質的にこれら不織布層と発泡帯材層との２層で吸音作
用と断熱作用とを同時に果たさせるものであり、殊に、
発泡帯材どうしの接当面部分を吸音作用をしない補強芯
材上に配置し、かつ、この発泡帯材どうしの接当面間を
接着用樹脂によって分離しないように接着させ、同時に
補強芯材とも分離しないように接着させてあるので、発
泡帯材は、不織布から離れることなく接当状態を維持
し、両側面は接着用樹脂によって遮蔽されていて独立的
な区画を維持することとなり、不織布を通過した音と熱
を側方に分散させることなく、それぞれの独立的区画部
内で効率よく音の減衰と断熱をさせることができるとい
う顕著な効果を有する。
【００１５】また、前記のように、発泡帯材は、接着用
樹脂によってその側面どうしと補強芯材とに接着させて
あるので、ダクトを切断しても発泡帯材がバラケて外側
に飛び出すことがなく、ダクトを曲げて配管しても発泡
帯材の側面どうしの間に隙間が生じることがなく、減音
と断熱効果を低下させることのない状態で使用できる効
果がある。更には、構造が簡単で層数が少なく、製造が
容易で低コストで連続生産することができるダクトであ
りながら、吸音効率と断熱効率とに優れたダクトが得ら
れるに至ったという顕著な効果を有する。
樹脂によってその側面どうしと補強芯材とに接着させて
あるので、ダクトを切断しても発泡帯材がバラケて外側
に飛び出すことがなく、ダクトを曲げて配管しても発泡
帯材の側面どうしの間に隙間が生じることがなく、減音
と断熱効果を低下させることのない状態で使用できる効
果がある。更には、構造が簡単で層数が少なく、製造が
容易で低コストで連続生産することができるダクトであ
りながら、吸音効率と断熱効率とに優れたダクトが得ら
れるに至ったという顕著な効果を有する。
【図１】第１実施例のダクトを示す一部切欠正面図。
【図２】同ダクトの管壁部分の拡大説明図。
【図３】第２実施例のダクトを示す管壁部分の拡大説明
図。
図。
１ 不織布層 １０ 不織布製帯材 １ａ 接合部 ２ 補強芯材 ３ 発泡帯材層 ３０ 発泡樹脂帯材 ３ａ 側縁部 ３ｂ 側縁部 ４ 接着用樹脂 ５ 樹脂被覆膜層
Claims (5)
- 【請求項１】 所定幅の不織布(10)がその側縁部が接当
または重合されながら螺旋状に巻回されて筒状に形成さ
れた不織布層(1)と、硬質合成樹脂製の線材であって前
記不織布(10)の接合部(1a)上において螺旋状に巻回さ
れ、その重合面が不織布(10)と融着または接着された補
強芯材(2)と、前記不織布(10)とほぼ同幅の帯状に形成
された発泡樹脂帯材(30)が、その両側縁部(3a)，(3b)が
隣り合う二つの補強芯材(2)，(2)上に位置する状態で螺
旋状に巻回されてなる発泡帯材層(3)と、該発泡帯材(3
0)の未巻回側の側面と前記補強芯材(2)の未巻回側の側
面とに亙って接着された接着用樹脂(4)と、前記発泡帯
材層(3)の外周面上を被覆する樹脂被覆膜層(5)とによっ
て形成された吸音断熱ダクト。 - 【請求項２】 接着用樹脂(4)が、不織布層(1)の外周面
にも接着されている請求項１に記載の吸音断熱ダクト。 - 【請求項３】 接着用樹脂(4)が、発泡帯材(30)の外周
面にも接着されている請求項１または２に記載の吸音断
熱ダクト。 - 【請求項４】 補強芯材(2)における不織布(10)との重
合面が、平坦面に形成されている請求項１に記載の吸音
断熱ダクト。 - 【請求項５】 樹脂被覆膜層(5)がポリオレフィン系樹
脂またはポリ塩化ビニール樹脂製のテープを螺旋状に巻
回させて形成したものである請求項１乃至４の何れかに
記載の吸音断熱ダクト。
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- 2000-01-28 US US09/493,197 patent/US6250339B1/en not_active Expired - Fee Related
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