JP2008128394A - 伸縮性ホース及びその製造方法 - Google Patents

伸縮性ホース及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008128394A
JP2008128394A JP2006315141A JP2006315141A JP2008128394A JP 2008128394 A JP2008128394 A JP 2008128394A JP 2006315141 A JP2006315141 A JP 2006315141A JP 2006315141 A JP2006315141 A JP 2006315141A JP 2008128394 A JP2008128394 A JP 2008128394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
core material
stretchable
pitch
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006315141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4850036B2 (ja
Inventor
Tetsuya Inagake
哲哉 稲掛
Kimiya Kodama
仁也 小玉
Motofumi Iwataki
基史 岩滝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tigers Polymer Corp
Original Assignee
Tigers Polymer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tigers Polymer Corp filed Critical Tigers Polymer Corp
Priority to JP2006315141A priority Critical patent/JP4850036B2/ja
Publication of JP2008128394A publication Critical patent/JP2008128394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4850036B2 publication Critical patent/JP4850036B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

【課題】 ホースに生じていた通気抵抗の悪化の原因となるホース壁の縮み癖を防止でき、さらには、ホースの自立性を改善できるような、無負荷時に最大伸張状態となる伸縮性ホースを提供する。本伸縮性ホースは、通気抵抗が少なく、運搬性、施工性に優れる。
【解決手段】 無負荷状態で第1のピッチとなるように螺旋状の芯材3を予備成形する。ホースの最大伸張状態において前記芯材3が軸方向に圧縮され第2のピッチとなるように、前記芯材3と柔軟なホース壁2aとを一体化して、伸縮性ホース1を成形する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅やビルの空調設備に接続される空調用のホース、汎用の送排気用のホース、掃除機用のホースとして用いられるホースに関する。特に、ホースの無負荷時にホースが最大伸長状態となるようにした伸縮性ホース及びその製造方法に関するものである。
従来、この種の伸縮性ホースとしては、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、弾性コイル芯材が無負荷状態で自由長さにある時に、経糸を張設固着するとともに緯糸を巻回して製造したホースが記載されている。
特開平7−71023号公報
しかしながら、上記のようなホースは、コイル芯材の自由長さとホースの最大伸張時の長さが同じであることから、ホースが最大伸張状態にある時、弾性コイル芯材自体にはもはや伸張力に余力がなく、芯材自体は伸びきった状態になっている。このため、ホース壁には弛みが生じ、縮み癖が付き易く、これが原因で通気抵抗が悪化する問題があった。また、ホースが最大伸張状態にある時に、弾性コイル芯材自体に伸張力がないことから、細い弾性コイル芯材を使用したホースにあっては、ホースの自立性が乏しく、途中で曲折する恐れがあり、施工性に劣る問題があった。本発明は上記問題を鑑み、ホース壁に縮み癖が付かず、自立性を改善することができる伸縮性ホースおよびその製造方法を提供することを目的とする。
したがって、本発明は、無負荷時に最大伸張状態となるように柔軟なホース壁に沿って芯材が螺旋状に捲回一体化されたホースであって、無負荷時に第1のピッチとなるように予備成形された前記芯材が、前記ホースの最大伸張状態において第2のピッチとなるように圧縮された状態で前記ホース壁に一体化されていることを特徴とする伸縮性ホースである(請求項1)。
また、前記ホース壁が螺旋状に捲回された帯状体で形成され、前記帯状体がその先行するものと側縁部が互いに重ね合わされ、その重合部に前記芯材が埋設されていてもよい(請求項2)。
また、前記ホース壁に沿って補強体が螺旋状に捲回一体化され、前記補強体に前記芯材が一体化されていてもよい(請求項3)。
また、本発明は、請求項3に記載のホースを製造する方法であって、帯状体を螺旋状に捲回し、その先行するものと隣接する側縁同士を接合してホース壁を形成する工程、前記ホース壁の外周に沿って前記補強体を構成する芯材受部を螺旋状に捲回すると共に、前記芯材受部と前記ホース壁を一体化する工程、無負荷時に第1のピッチとなるように螺旋状の芯材を予備成形する工程、前記芯材を第1のピッチから第2のピッチへと圧縮する工程、前記芯材を第2のピッチに圧縮した状態で前記芯材受部に設置する工程、前記芯材が設置された前記芯材受部に前記補強体を構成する蓋部を覆設する工程、とからなる伸縮性ホースの製造方法である(請求項4)。
本発明に係る伸縮性ホースは、無負荷時に第1のピッチとなるように予備成形された螺旋状の芯材を、軸方向に圧縮して第2のピッチとした状態で柔軟なホース壁に一体化して形成してなるものである。第2のピッチとされた芯材は、上記圧縮に反発する力、すなわち、軸方向に伸びようとする伸張力を発生している。この伸張力によって、ホースの無負荷時にもホース壁はピンと張った状態に伸ばされる。すなわち、本発明の伸縮性ホースは無負荷であっても最大伸張状態となることができ、ホース壁には縮み癖による皺ができず、この皺が原因となる通気抵抗の悪化を防ぐことができる。また、柔軟なホース壁に芯材を螺旋状に一体化しているので、軸方向に縮めることができ、ホースをコンパクトに縮めて運搬作業をし易くすることもできる。
また、ホース壁の張力と芯材の伸張力が釣り合った状態でホースの最大伸張状態となっているので、伸縮性ホースの自立性を改善することができ、ホースは無負荷状態においてもある程度は一定の形状を保持しうる棒状の部材として扱うことができる。従って、ホース設置時においてもホースが途中で曲折してしまうことが防止でき、設置作業を容易にすることができる。
また、ホース壁が螺旋状に捲回された帯状体で形成され、前記帯状体がその先行するものと側縁部で重ね合わされ、その重合部に前期芯材が埋設された場合には、芯材をホースに確実に保持することができる。また、重合部に芯材を埋設することによって、管内面をほぼ平滑に形成することができ、通気抵抗の悪化をより効果的に防ぐことができる。
また、ホース壁に沿って補強体が螺旋状に捲回一体化され、前記補強体に前記芯材が一体化された場合には、ホース壁と芯材が直接接触することがなく、ホース壁と芯材の擦れ合いによって生じるホース壁の破れを確実に防止することができ、伸縮性ホースの耐久性を向上することができる。また、補強体を設けることで、ホース壁が床等と直接接触することがなくなるので、ホース壁と床等の擦れ合いによって生じるホース壁の破れを確実に防止することができ、伸縮性ホースの耐久性を向上することができる。
また、請求項4に記載した伸縮性ホースの製造方法によれば、柔軟で伸縮性を有し、ホースに縮み癖が付かず、また、自立性および耐久性があり、最大伸張状態において伸張状態を保持できるような伸縮性ホースを極めて効率よく連続して製造できる。
本発明に係る伸縮性ホースによれば、ホースの無負荷状態においても伸張状態を維持することができ、通気抵抗の悪化を防ぐことができる。また、ホースが軸方向に圧縮可能であり、かつ、ホースの自立性がよいので運搬、設置作業を容易にすることができる。
以下、本発明の伸縮性ホース及びその製造方法について実施例を参照して説明する。
実施例1
図1は本発明の実施例を示した一部断面正面図である。伸縮性ホース1はホース壁2aと螺旋状に形成された芯材3とが接着一体化されて構成される。ホース壁2aは帯状体2を螺旋状に捲回し、その隣接する側縁部を接着して形成されている。図示したホース最大伸張状態において、芯材3があらかじめ予備成形された第1のピッチよりも軸方向に圧縮された第2のピッチとなるように、ホース壁2aに接着一体化されている。
帯状体2には不織布に低密度ポリエチレンをラミネートしたものを所定の幅のテープ状にしたものを使用し、不織布が内層となるようした。本実施例に使用される不織布は、ポリプロピレン樹脂の芯部の外周に、その芯部より低融点のポリエチレン樹脂を被覆した繊維によって構成されている。芯材3は硬鋼線をコイル状に予備成形したものが使用されている。なお、上記不織布の材料は適宜選択して使用できるほか、帯状体2の材料も本実施例に限定されたものではなく、フィルム状、シート状に加工された軟質プラスチック材料などの、柔軟性があり、薄くしなやかな素材でもよく、布や紙を使用することもできる。また、本実施例においては、芯材3には硬鋼線を使用したが、例えば、高密度ポリエチレンやポリプロピレンなどの硬質樹脂の芯材、または、硬鋼線を各種樹脂で被覆した芯材を使用することもできる。
本実施例の伸縮性ホース1は以下の方法により成形される。まず、周知のコイル成形装置により、無負荷状態で第1のピッチとなるように、螺旋状の芯材3が予備成形される。次に、周知のホース成形軸に対して芯材3を巻きつけ、さらにガイド等を用いて芯材3を前記成形軸上で圧縮し、圧縮状態である第2のピッチとなるようにする。次に、第2のピッチとなった芯材3の外周に帯状体2を螺旋状に捲回し、芯材3と帯状体2を接着一体化すると共に帯状体2の隣接する側縁どうしを互いに接合してホース1を成形する。本実施例においては、帯状体2の側縁同士を芯材3の外周上で互いに接着するようにしている。すなわち、帯状体2の外周面に接着剤を塗布し、帯状体2の側縁が芯材3上に順次配置されるようにすることで、帯状体2の側縁と芯材3が接着一体化される。以上の方法により、伸縮性ホース1が成形される。
使用する接着剤は帯状体2や芯材3への接着性がよいような汎用の接着剤が使用できる。空調用であれば溶剤を用いない熱可塑性の接着剤を使用することが望ましい。
フィルム状のプラスチック製の帯状体2と、樹脂被覆された硬鋼線製の芯材3で伸縮性ホース1が構成される場合には、以下に示す成形方法を用いることができる。まず、樹脂被覆された硬鋼線から周知のコイル成形機によって、コイル状の芯材3を予備成形する。次に、周知のホース成形軸上に芯材3を巻きつけ、ガイド等を用いて芯材3をホース成形軸上で圧縮し圧縮状態とする。次に、圧縮状態にある芯材3の外周に、帯状体2をその隣接する側縁同士が芯材3の外周面上で接するように螺旋状に捲回する。さらに、芯材3と帯状体2の側縁部を加熱し、帯状体2と芯材3の樹脂被覆を熱融着させて一体化する。加熱には加熱されたローラや、高周波加熱などの周知の加熱手段を用いることができる。
テープ状のプラスチック製の帯状体2と、硬質樹脂製の芯材3で伸縮性ホース1が構成される場合には、以下に示す成形方法を用いることができる。まず、周知の押出し成形機より押出された溶融状態にある線状の硬質熱可塑性樹脂を周知のホース成形軸(第1のホース成形軸)に螺旋状に巻き取って、冷却固化して、無負荷状態で第1のピッチとなる芯材3を予備成形する。次に、冷却固化された芯材3を、第2の周知のホース成形軸に乗り移らせて巻きつける。次に、第2のホース成形軸上で、芯材3をガイド等を用いて圧縮し、圧縮状態とする。次に、圧縮状態の第2のピッチとなった芯材3の外周に、押し出し成形機から溶融状態で押し出された軟質プラスチックからなる帯状体2を、その隣接する側縁同士が芯材3上で互いに接合するように螺旋状に捲回する。溶融状態にある帯状体2はその側縁同士が互いに融着すると共に、芯材3とも熱溶着する。この場合には、接着剤や加熱手段を別途用いる必要はない。
また、伸縮性ホース1を構成するホース壁2aは帯状体2を螺旋状に捲回して形成されるものに限定されるものではなく、本願発明においては、ホース壁2aを周知の押出し成形機によって円環状に押出されて形成されるチューブによって構成することもできる。このようなホースの製造方法を、ホース壁2aに軟質樹脂製のチューブ、芯材3に樹脂被覆された硬鋼線を使用した場合で例示する。まず、周知のコイル成形機によって、無負荷時に第1のピッチであるようなコイル状の芯材3を予備成形する。次に、周知のホース成形軸上に芯材3を巻きつけ、ガイド等を用いて芯材3を上記成形軸上で圧縮して第2のピッチとなるようにする。次に、周知の押出し成形機から溶融状態の軟質樹脂を円環状に押し出してチューブにして、圧縮状態にある芯材3の外周に覆設する。溶融状態の軟質樹脂が持つ熱により、芯材3とチューブが熱融着により一体化する。以上の方法により、伸縮性ホース1を成形することができる。
上記例では、チューブを芯材3の外周に設けたが、圧縮状態に保持された芯材3の内部に、押し出された溶融状態のチューブを導入し、エアー等によりチューブを拡張することによって、芯材3の内側にチューブを一体化するように成形を行っても良い。
実施例2
図2は本発明の第2の実施例を示した一部断面正面図である。第2の実施例の伸縮性ホース11においては、ホース壁21aを構成する帯状体21がポリエチレン樹脂製のフィルム、芯材31が硬鋼線からなっている。さらに、帯状体21はその先行するものと側端部が互いに重なり合うように螺旋状に捲回一体化され、その重合部21bには無負荷時に第1のピッチとなるように予備成形された芯材31が軸方向に圧縮され第2のピッチとされた状態で埋設されている。帯状体21の重合部21bは、ホース成形時に熱ローラなどにより加熱され熱溶着される。なお、本実施例においては、芯材31は重合部21bに非接着状態で埋設されているが、芯材31に接着剤を塗布するなどして接着状態で埋設してもよい。
実施例3
図3は本発明の第3の実施例を示した一部断面正面図である。
第3の実施例の伸縮性ホース12においては、ホース壁22aを形成する帯状体22は隣接する側縁同士が互いに突き合わせられるように捲回され、その突合せ部分が熱可塑性樹脂からなる螺旋状の補強体4によって接合一体化されホース壁22aを構成している。螺旋状の補強体4はホース壁22aの外周に設けられている。螺旋状の芯材32は、ホース12の最大伸張時に芯材32が第2のピッチに圧縮された状態となるように、補強体4に一体化されている。
帯状体22はポリエチレン樹脂製のフィルム、芯材32はポリエチレン樹脂で被覆された硬鋼線、補強体4は硬質ポリエチレン樹脂で構成されている。押し出し機から溶融状態で押し出される補強体4が、帯状体22の側縁部の突合せ部分外周に螺旋状に捲回され、帯状体22,22と熱融着により一体化される。さらに、補強体4の外周には、無負荷時に第1のピッチとなるように予備成形した螺旋状の芯材32がガイド等により軸方向に圧縮され第2のピッチとなった状態で捲回され、補強体4と熱融着により一体化される。しかる後に補強体を冷却固化することによって、第3の実施例に係る伸縮性ホース12を得ることができる。なお、補強体4と帯状体22を熱溶着し、冷却固化した後に、芯材32と補強体4を接着剤を用いることによって接着一体化することもできる。
実施例4
図4は本発明の他の実施例を示した一部断面正面図である。本実施例に係る伸縮性ホース13は第3の実施例の伸縮性ホース12の補強体4に芯材32を埋設してなるものであり、その他は伸縮性ホース12と同様の構成である。伸縮性ホース13の補強体41は芯材受部41aと蓋部41bで構成されている。本実施例に係る伸縮性ホースは、第3の実施例にかかる伸縮性ホース12を製造する一連の工程を行った後に、さらに、芯材32と芯材受部41aを覆うように溶融状態の蓋部41bを捲回し、芯材受部41aと熱溶着させた後に冷却固化して得ることができる。なお、芯材32は受部41aと蓋部41bの間に非接着状態で設置してもよいし、接着状態で設置してもよい。芯材32を芯材受部41aや蓋部41bに対し接着状態とするか非接着状態とするかは、芯材32の材質や接着剤の有無により適宜選択でき、非接着として芯材32が補強体4内で動けるようにした場合には、特にホースの可撓性を良くすることができる。
実施例5
図5は本発明の他の実施例を示した一部断面正面図である。伸縮性ホース14は第4の実施例に係る伸縮性ホース13に設けられた螺旋状補強体41,41の間に、さらに螺旋状の補強体42、42を設置したものであり、その他の構成は、伸縮性ホース13と同様の構成である。伸縮性ホース14のホース壁22aの外周には補強体41と補強体42が2条の螺旋状で捲回され、ホース壁22aと熱融着一体化されている。補強体42は受部42aと蓋部42bで構成されている。受部42aに銅線5a,5bが非接着状態で捲回設置され、銅線5a,5bを覆うように蓋部42bが受部42aと熱融着により一体化される。なお、銅線5a,5bは受部42aと蓋部42bの間に非接着状態で設置されているが、接着状態で設置されてもよい。また、銅線5a,5bは銅線に樹脂被覆されたものを使用してもよい。また、本実施例では補強体がホース壁22aに対し2条の螺旋状に捲回されているが、3条の螺旋状に捲回することもできる。捲回される螺旋の条数を増やすことによって、芯材32の数や銅線5a,5bの数を必要に応じて増やすことができる。
図6は第4の実施例である図4の伸縮性ホースの製造方法を示す工程図である。周知のホース成形軸上に帯状体22や芯材受部41a、芯材32、蓋部41bを順次捲回一体化していく(a)〜(e)の一連の工程を連続して行うことにより、本実施例に係るホースを連続して得ることができる。
(a)工程では、帯状体22が周知のホース成形軸に対して螺旋状に捲回され、その先行するものと隣接する側縁同士が突き合わされるように捲回される。なお、隣接する側縁同士はこの工程では非接着状態であってもよいが、第2の実施例に示したように側縁どうしを重ね合わせて接着するようにしても良い。
(b)工程では、隣接する帯状体22,22の突合せ部分に、押し出し機から押し出された溶融状態の芯材受部41aを螺旋状に捲回する。すると、芯材受部41aと帯状体22の側縁部が熱融着により一体化され、ホース壁22aが形成される。
(c)工程では、周知のコイル成形機によって無負荷時に第1のピッチとなるように螺旋状に捲回された硬鋼線の芯材32を、ガイド等を用いて第1のピッチから第2のピッチとなるように圧縮しながら、この圧縮された状態で芯材受部41aに設けられた溝部に捲回設置する。なお、芯材32を芯材受部41aに接着剤などで接着一体化してもよい。
(d)工程では、芯材受部41aと芯材32の外周を覆うように、押し出し機から押し出された溶融状態の蓋部41bが捲回され、芯材受部41aと蓋部41bが熱融着により一体化され補強体41となる。その後、補強体41を冷却固化して、伸縮性ホースの完成に至る(e)。
本発明の伸縮性ホースは上記実施例に限定されるものではなく、例えば、図7の(1a)〜(1d)に示すような伸縮性ホースであっても良い。図7(1a)の伸縮性ホースは、第1の実施例の伸縮性ホース1ではホース壁2aの内周に一体化されていた芯材3を、ホース壁2aの外周に設置一体化するようにしたものである。これにより、ホース内周面には通気抵抗の障害となるものがなくなり、通気抵抗の悪化をより効果的に防ぐことができる。
図7(1b)の伸縮性ホースは、第2の実施例の伸縮性ホース11の重合部21bの外周に沿って補強体41を螺旋状に捲回したものである。これにより、ホースの耐久性、保形性を向上することができる。さらに、溶融状態の補強体41を帯状体21の重合部21bに捲回することによって、補強体41の持つ熱によって帯状体21の重合部21bを熱溶着することが可能となり、より効率的にホースの製造ができる。
図7(1c)の伸縮性ホースは、第3の実施例の伸縮性ホース12の帯状体22を重ねあわせ、その重合部の外周に沿って溶融状態の補強体4を螺旋状に捲回し、その補強体4に芯材32を設置したものである。これにより、図7(1b)の伸縮性ホースと同じく、確実に帯状体22,22を一体化することができ、ホースの耐久性を向上することができる。
図7(1d)の伸縮性ホースのように、図7(1b)の実施例と図7(1c)の実施例を組み合わせたような構成のホースとしても良い。
本発明の第1の実施例を示した一部断面正面図である。 本発明の第2の実施例を示した一部断面正面図である。 本発明の第3の実施例を示した一部断面正面図である。 本発明の第4の実施例を示した一部断面正面図である。 本発明の第5の実施例を示した一部断面正面図である。 図4の伸縮性ホースの製造方法を示す工程図である。 本発明の他の実施例を示した一部断面図である。
符号の説明
1,11,12,13,14 伸縮性ホース
2,21,22, 帯状体
2a,21a,22a, ホース壁
21b 重合部
3,31,32, 芯材
4,41,42 補強体
41a,42a 受部
41b,42b 蓋部
5a,5b 銅線

Claims (4)

  1. 無負荷時に最大伸張状態となるように柔軟なホース壁に沿って芯材が螺旋状に捲回一体化されたホースであって、無負荷時に第1のピッチとなるように予備成形された前記芯材が、前記ホースの最大伸張状態において第2のピッチとなるように圧縮された状態で前記ホース壁に一体化されていることを特徴とする伸縮性ホース。
  2. 前記ホース壁が螺旋状に捲回された帯状体で形成され、前記帯状体がその先行するものと側縁部が互いに重ね合わされ、その重合部に前記芯材が埋設されていることを特徴とする請求項1記載の伸縮性ホース。
  3. 前記ホース壁に沿って補強体が螺旋状に捲回一体化され、前記補強体に前記芯材が一体化されていることを特徴とする請求項1または2記載の伸縮性ホース。
  4. 請求項3に記載のホースを製造する方法であって、
    帯状体を螺旋状に捲回し、その先行するものと隣接する側縁同士を接合してホース壁を形成する工程、
    前記ホース壁の外周に沿って前記補強体を構成する芯材受部を螺旋状に捲回すると共に、前記芯材受部と前記ホース壁を一体化する工程、
    無負荷時に第1のピッチとなるように螺旋状の芯材を予備成形する工程、
    前記芯材を第1のピッチから第2のピッチへと圧縮する工程、
    前記芯材を第2のピッチに圧縮した状態で前記芯材受部に設置する工程、
    前記芯材が設置された前記芯材受部に前記補強体を構成する蓋部を覆設する工程、
    とからなる伸縮性ホースの製造方法。
JP2006315141A 2006-11-22 2006-11-22 伸縮性ホースの製造方法 Active JP4850036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006315141A JP4850036B2 (ja) 2006-11-22 2006-11-22 伸縮性ホースの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006315141A JP4850036B2 (ja) 2006-11-22 2006-11-22 伸縮性ホースの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008128394A true JP2008128394A (ja) 2008-06-05
JP4850036B2 JP4850036B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=39554420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006315141A Active JP4850036B2 (ja) 2006-11-22 2006-11-22 伸縮性ホースの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4850036B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080512A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Tigers Polymer Corp 耐熱性ダクト
JP2015516545A (ja) * 2012-02-08 2015-06-11 フェデラル−モーグル パワートレイン インコーポレイテッドFederal−Mogul Powertrain, Inc. 断熱性かつ熱反射性の渦巻状スリーブおよびその構築方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289718A (en) * 1976-01-20 1977-07-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Purification of exhaust gas for internal combustion engine
JPS5392721A (en) * 1977-01-24 1978-08-15 Olin Corp Process for preparing petachloroo nitrobenzene
JPH0771023A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Takata Kk 排水ホース
JPH08240287A (ja) * 1996-01-30 1996-09-17 Tigers Polymer Corp 可撓性ホース
JPH08318578A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Tanizawa Seisakusho:Kk 風 管
JPH1182825A (ja) * 1997-09-05 1999-03-26 Tigers Polymer Corp 伸縮性ホース
JP2001179822A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Kana Flex Corporation Kk 可撓性ホースの製造方法及び製造装置
JP2002039451A (ja) * 1999-02-15 2002-02-06 Tigers Polymer Corp 可撓性ホース
JP2004069031A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Totaku Industries Inc 伸縮ホース

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289718A (en) * 1976-01-20 1977-07-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Purification of exhaust gas for internal combustion engine
JPS5392721A (en) * 1977-01-24 1978-08-15 Olin Corp Process for preparing petachloroo nitrobenzene
JPH0771023A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Takata Kk 排水ホース
JPH08318578A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Tanizawa Seisakusho:Kk 風 管
JPH08240287A (ja) * 1996-01-30 1996-09-17 Tigers Polymer Corp 可撓性ホース
JPH1182825A (ja) * 1997-09-05 1999-03-26 Tigers Polymer Corp 伸縮性ホース
JP2002039451A (ja) * 1999-02-15 2002-02-06 Tigers Polymer Corp 可撓性ホース
JP2001179822A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Kana Flex Corporation Kk 可撓性ホースの製造方法及び製造装置
JP2004069031A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Totaku Industries Inc 伸縮ホース

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011080512A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Tigers Polymer Corp 耐熱性ダクト
JP2015516545A (ja) * 2012-02-08 2015-06-11 フェデラル−モーグル パワートレイン インコーポレイテッドFederal−Mogul Powertrain, Inc. 断熱性かつ熱反射性の渦巻状スリーブおよびその構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4850036B2 (ja) 2012-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5592078B2 (ja) 断熱ホース及びその製造方法
JP2702086B2 (ja) 管ライニング材の製造方法
JP6871448B2 (ja) 波付複合管の製造方法
JP2004275728A (ja) 呼吸回路用枝管
JPH1182825A (ja) 伸縮性ホース
JP2017219150A (ja) 複合管
JP4850036B2 (ja) 伸縮性ホースの製造方法
JP2011080512A (ja) 耐熱性ダクト
JP2009024750A (ja) チューブ内蔵可撓性ホース
JP5519344B2 (ja) 耐熱性ダクト
JP2017219149A (ja) 複合管
JP4753778B2 (ja) 可撓性ホース
JP4814042B2 (ja) 可撓性ホース及びその製造方法
JP6177066B2 (ja) 合成樹脂製ホース
JP4978948B2 (ja) 管路の内張り材の製造方法
JP2001179832A (ja) 管用ライニング材及びその製造方法
JP2021029694A (ja) 管状成形体およびその製造方法
JP2002195635A (ja) 断熱ダクト
JP2010255671A (ja) 合成樹脂製可撓管
JP5044744B2 (ja) 可撓性積層ホースの製造方法
WO2010095569A1 (ja) 多層耐圧管及びその製造方法
JP6449049B2 (ja) ケーブルシース用可撓性ホース
JP6415207B2 (ja) 合成樹脂製ホースの製造方法
RU210278U1 (ru) Гибкий рукав
JP6177082B2 (ja) 可撓性ホース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4850036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20171028

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250