JPH0410464Y2 - - Google Patents

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JPH0410464Y2
JPH0410464Y2 JP1987007086U JP708687U JPH0410464Y2 JP H0410464 Y2 JPH0410464 Y2 JP H0410464Y2 JP 1987007086 U JP1987007086 U JP 1987007086U JP 708687 U JP708687 U JP 708687U JP H0410464 Y2 JPH0410464 Y2 JP H0410464Y2
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synthetic resin
joining
reinforcing rib
layer tube
flanges
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JP1987007086U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は合成樹脂管、詳しくは管外壁に螺旋状
の補強リブを備えた合成樹脂管に関する。
(従来の技術) 一般に、この種の合成樹脂管は、例えば軟質合
成樹脂製の平坦な条素材を螺旋状に巻回して、そ
の隣合う側縁どうしを熱融着することにより内層
管を形成し、この内層管の外側に断面コ字状とし
た補強リブと、該補強リブの内端縁両側から延び
る接合用フランジとを備えた硬質合成樹脂製の条
素材を重ねて螺旋状に巻回し乍ら、この巻回によ
り隣合う接合用フランジを重合すると共に熱融着
し、かつ内側となる接合用フランジと内層管とを
熱融着して構成されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 処で、上記従来構成において外層管の構成材料
である硬質合成樹脂は、高強度を備える点で優れ
ており、補強リブ成形用材料として好適なもので
あるが、その反面可撓性に劣るため、管体中、特
に屈撓性が要求される接合用フランジ部分の成形
用材料としては不適当であり、従つて管体に外力
が作用したときにこの接合部が折損する虞があつ
た。
また内層管と外層管との接合は、各条素材が半
溶融状態の時点でなされるのであるが、それぞれ
の構成部材である軟質合成樹脂と硬質合成樹脂と
では硬質のものの方が融点並びに軟化点が高いた
め接着性が悪く、この点が成形上の難点となつて
いた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の如き問題点を解決すべく考案し
たもので、外方に突曲状とした螺旋状補強リブを
備えた合成樹脂管において、前記補強リブを硬質
合成樹脂により形成すると共に、該リブの内端縁
から外向きに延びる接合用フランジを一体的に連
出して、該フランジを軟質合成樹脂により形成し
たことを特徴とするものである。
(作用) 以上の如き構造の合成樹脂管は、硬質合成樹脂
からなる補強リブを有することにより、優れた耐
圧潰強度を得ることができるものであり乍ら、接
合用フランジを軟質合成樹脂で構成してあるの
で、該接合用フランジ部は曲げ力に耐える優れた
屈撓性を具備するものとなる。また、管体の内側
に軟質合成樹脂製の内層管を有するものにあつて
は、該内層管と接合用フランジとの接合性が良好
となり成形が容易となるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。第1図及び第2図に示す合成樹脂管は、
必要に応じて設けられる薄肉の内層管1の外側
に、外層管2を一体的に設けて構成されており、
内層管1により流路抵抗等を低減すると共に、外
層管2により耐圧潰強度を保持しつつ可撓性を具
備するものである。
前記内層管1は例えば軟質のポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフイン系樹
脂等からなる平坦な条素材を螺旋状に巻回すると
共に、この巻回状態において隣り合う側縁どうし
を熱融着により接合したものである。
一方、外層管2は外方に突曲状とした断面コ字
状の螺旋状補強リブ3の両内端縁から外向きに延
びる接合用フランジ4,5を一体的に連出すると
共に、螺旋巻回状態において隣合う両接合用フラ
ンジ4,5どうしを重合接着して底壁部6を形成
し、この底壁部6と前記補強リブ3とを軸方向に
交互に連続形成したものであつて、補強リブ3は
硬質のポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂な
どポリオレフイン系樹脂等の硬質合成樹脂からな
り、また前記両接合用フランジ4,5は補強リブ
3と同じ樹脂材で軟質のものからなつている。
より詳しくは、前記補強リブ3はやや内方に拡
開させてあり、この補強リブ3から連出した両接
合用フランジ4,5は肉厚が外端に向かつて薄く
なる如く、その接合面を傾斜させてあり、一方の
接合用フランジ4が螺旋巻回状態で隣合う他方の
接合用フランジ5の外側に重ね合わされて熱融着
により融合状に接合され、この接合により所要の
肉厚を有する底壁部6が形成されるのであり、か
つこの底壁部6の内周面、即ち他方の接合用フラ
ンジ5の内周面が内層管1の外周面に熱融着によ
り一体的に接合されるのである。尚、図面上では
両接合用フランジ4,5間に両者の接合面が描か
れているが、実際には融着後においては、両者間
の境界はほぼ存在しない。
上記構成の合成樹脂管では、地中に埋設したと
きに圧潰力を受ける補強リブ3が高強度の硬質合
成樹脂からなるので、耐圧潰強度に優れており、
また外力により曲げ作用を受ける底壁部6は軟質
合成樹脂からなる上、両接合用フランジ4,5は
接合後にほぼ一体化するから、屈撓性に優れ、外
力による折損破壊等の問題は殆ど起こり得ないの
である。
また成形時における補強リブ3と各接合用フラ
ンジ4,5との接合は、硬質合成樹脂と軟質合成
樹脂との融着によるのであるが、後述する如く、
これらの接合は成形用ダイ7中において、共に溶
融した状態下で行われるので、ほぼ完全に一体化
され、外力により接合部から折損するといつた事
態は生じ得ないのである。
更に前記内層管1と外層管2との接合について
は、共に軟質合成樹脂からなるものであるから、
半溶融状態下において良好に熱融着されるのであ
る。
前記外層管2は例えば第3図及び第4図に示す
如き成形用ダイ7を用いて成形される。即ち、こ
の成形用ダイ7はコ字状の補強リブ成形用通路8
と、扁平な接合用フランジ成形用通路9とを備
え、この接合用フランジ成形用通路9を途中から
分岐させて、一方の接合用フランジ4を成形する
ための第1通路9aと、他方の接合用フランジ5
を成形するための第2通路9bとを形成し、この
内、第1通路9aを補強リブ成形用通路8の下側
に導いて、出口の手前で該補強リブ成形用通路8
の一方の下端縁と接続すると共に、第2通路9b
を補強リブ成形用通路8の他方の下端縁と接続し
て、出口付近でこれらの通路8,9a,9bが共
通する出口通路10を形成する如くしてある。
前記補強リブ成形用通路8には硬質合成樹脂が
注型され、接合用フランジ成形用通路9には軟質
合成樹脂が注型されて、これら硬質合成樹脂と軟
質合成樹脂とが出口通路10で一体的に融着し、
この出口通路10から硬質合成樹脂により形成さ
れた補強リブ3の両側に、軟質合成樹脂により形
成された接合用フランジ4,5を連出した構成を
有する条素材11が連続的に押出成形される。
この条素材11は図示しない周知構成の成形装
置の成形用軸に対して供給され、この成形用軸の
回転に伴つて螺旋条に巻回されるのであつて、こ
の螺旋巻回時において、他方の接合用フランジ5
の外側に隣合う一方の接合用フランジ4が重ね合
わされ、これらの接合用フランジ4,5どうしが
連続的に熱融着されるのである。
尚、この成形時において、内層管1を有する合
成樹脂管の場合は、該内層管1を構成する条素材
を外層管2の巻回に先立つて成形用軸に巻回した
後、重ね合わされた側縁部どうしを連続的に熱融
着して成形するのであり、この場合前記外層管2
は内層管1の巻回よりやや遅らせて、成形用軸に
巻回された該内層管1上に前述の如く巻回し、同
時に内層管1と他方の接合用フランジ5とを熱融
着することになる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の合成樹脂管は、螺
旋状補強リブを硬質合成樹脂により形成すると共
に、この補強リブから一体的に連出された接合用
フランジを軟質合成樹脂により形成するものとし
たので、高強度の補強リブにより優れた耐圧潰強
度を得ることができるものであり乍ら、柔軟性に
富み接合強度の優れた接合用フランジをもつこと
により曲げ力に耐える優れた屈撓性を併せもつの
である。それでいて、軟質合成樹脂どうしの接合
であることから、製造が容易で製品コストの引き
下げにも寄与するものとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部破断正面
図、第2図は第1図における部拡大図である。
第3図は本考案合成樹脂管の製造装置要部を示す
拡大断面図、第4図は第3図における切断線−
に沿う断面図である。 3……補強リブ、4,5……接合用フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外方に突曲状とした螺旋状補強リブ3を備えた
    合成樹脂管において、前記補強リブ3を硬質合成
    樹脂により形成すると共に、該補強リブ3の内端
    縁から外向きに延びる接合用フランジ4,5を一
    体的に連出して、該フランジ4,5を軟質合成樹
    脂により形成したことを特徴とする合成樹脂管。
JP1987007086U 1987-01-21 1987-01-21 Expired JPH0410464Y2 (ja)

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JPS63115684U JPS63115684U (ja) 1988-07-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5778646B2 (ja) * 2012-09-26 2015-09-16 タイガースポリマー株式会社 可撓性ホース

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618823A (en) * 1980-06-17 1981-02-23 Kawada Shiyokuriyou Kogyo Kk Driving method in noodle boiling
JPS5753179A (en) * 1980-09-16 1982-03-30 Ricoh Co Ltd Picture processing
JPS5952317A (ja) * 1982-09-17 1984-03-26 Mitsubishi Electric Corp ポンプ井の制御装置

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