JPS6110980Y2 - - Google Patents

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JPS6110980Y2
JPS6110980Y2 JP14984479U JP14984479U JPS6110980Y2 JP S6110980 Y2 JPS6110980 Y2 JP S6110980Y2 JP 14984479 U JP14984479 U JP 14984479U JP 14984479 U JP14984479 U JP 14984479U JP S6110980 Y2 JPS6110980 Y2 JP S6110980Y2
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は積層材料製の胴部とプラスチツク製の
頭部とからなる積層チユーブにおける胴部と頭部
の結合構造の改良に関する。
単層胴のプラスチツクチユーブは周知であり、
その構造を第1,2図に示す。第1図は単層胴を
もつプラスチツクチユーブの正面図、第2図は第
1図の部分Aの拡大部分断面図である。第1,2
図において、胴部1の端は、従来方法により頭部
射出成形金型に挿入され該金型内面に沿つてなだ
らかに内曲げされて、全周で均一巾の内曲り部2
に形成され、該内曲り部2の内面に、該頭部射出
成形金型内に射出成形された頭部5の傘状傾斜壁
6の下端部7が該成形時に溶着され、胴部と頭部
とが結合されている。
該傾斜壁6の外面8は胴部1の内曲り部2の外
面3と同一面になつていて、内曲り部2の端面4
は傾斜壁6で覆われ溶着している。この単層チユ
ーブ胴部と頭部との結合構造は、積層胴部(2層
若しくは3層以上の層からなる積層材料製の胴
部)をもつ積層プラスチツクチユーブにも適用さ
れている。
上記の胴部の内曲り部は、円筒形壁を内側に絞
り込むようにして形成してあるので、この部分に
は、つねにこの部分をもとの円筒形に復させよう
とする応力がはたらいている。従つて、積層胴部
の場合は、胴部の各層間の接着力、胴部と頭部と
の接着力が、その残留応力よりも小さい場合には
胴部と頭部、胴部の各層間の剥離が生じる。例え
ば、胴部が外層(ポリエチレン)、中間層(塩化
ビニリデン)、内層(ポリエチレン)の3層で、
頭部がポリエチレンであり、かつ、第3図に示す
ように内曲り部24の内曲り巾W(胴軸に垂直な
胴部外周面34と胴部内周面先端35との、胴軸
に対して垂直且つ直径方向の巾)が、該内曲げ時
には浅い波打ちを生じていても頭部を射出成形し
て該内曲り部の内面26に該頭部30を溶着する
ことによつて、該内曲り部24の円周方向の波打
ち、又は直径方向のしわが消失するような巾であ
ると、前記の残留応力が前記接着力より大とな
り、接着力の最も弱い内層と中間層の間で剥離す
る。このことを以下に詳細に述べる。
第3図において、積層胴部20は塩化ビニリデ
ン中間層21、ポリエチリンの外層22、ポリエ
チレン内層23とからなり、各層間には接着剤
(図示せず)が介在している。胴部20の開口端
は、図示の如く内曲り部24に形成されている。
頭部30はポリエチレンの単層で、その傾斜壁
31の下端部32は胴部20の内曲り部24の内
面26と溶着している。傾斜壁31の外面33は
胴部の内曲り部の外面25と同一面を形成してい
る。胴部20の端面は、頭部で覆われている。
この結合構造では、胴部の内層23は、頭部と
同一樹脂であるので、頭部と、内面26と端27
とでよく溶着している。しかし中間層21と外層
22とは、頭部とその端面28,29のみが接合
しているのみである。
そして、内層と中間層との接着力が弱く中間層
の塩化ビニリデンは剛性が大(従つて残留応力が
大)であるので、外層と中間層とは内層と頭部と
から剥離し、図の2点鎖線に示す位置にくる。こ
の剥離を生ずると、そのチユーブの商品性はなく
なる。本考案はこの剥離を防止する胴部と頭部の
結合構造を提供するものである。
本考案は積層材料製の胴部とプラスチツク製の
頭部とからなり、該胴部の端部を内曲げして形成
し均一巾の内曲り部が該頭部の傘状傾斜壁の下端
部に重合し溶着している積層チユーブにおいて、
前記内曲り部の巾が前記溶着後に波打ちを生じな
い巾であり、前記頭部の傘状傾斜壁は内側層と外
側層とからなり、前記内曲り部の少くともその一
部が内側層と外側層とからなり、前記内曲り部の
内面は該内側層に溶着され、該内・外側層は、該
内側層と溶着している内曲り部の上方で互いに溶
着されており、且つ前記外側層は全周で内曲り部
の曲り始め個所附近まで覆つていることを特徴と
する積層チユーブの胴部と頭部との結合構造であ
る。
本考案の一例を第4,5図によつて説明をす
る。
第4図は本考案の胴部と頭部の結合構造をもつ
プラスチツクチユーブの結合部附近の断面図、第
5図は結合部の拡大図である。
第4,5図において50は積層胴部、70は頭
部で該胴部50は中間層51、外層52、内層5
3とからなり(第4図ではこの中間層、内、外層
図示してなく、略して一層で示してある)、頭部
の傘状傾斜壁73は胴部の内曲り部54の内側に
位置している内側層71と内曲り部54の外側に
位置している外側層72とからなつている。
本具体例では、内側層71で傘状傾斜壁73の
大部分を構成してあり、外側層72は、内側層7
1の外側かつ下方部分のみにあり、外側層72の
外面74は内側層71の外面76と同一平面であ
る。そして胴部50の内曲り部54は頭部70の
傘状傾斜壁73の内側層71の下端部75に重合
し(該下端部75の上に内曲り部54が乗つてい
る)溶着していて、外側層72は該溶着している
内曲り部54の上方の傘状傾斜壁の内側層71に
重合し溶着し、かつ内曲り部54の曲り始め個所
77の附近まで延出していて全周で内曲り部54
を覆つている。
尚内曲り部54の巾w(本考案において「内曲
り部の巾」とは、第5図に明示されるように、胴
軸に垂直な胴部外周面55と胴部内周面(より詳
しくいえば胴部内層53の内周面)先端56と
の、胴軸に対して垂直且つ直径方向の巾を意味す
る)は、頭部成形金型に積層材料製胴部の端部を
挿入して内曲り部が形成され、該金型で頭部成形
時に該頭部の傘状傾斜壁の内側層が該内曲り部の
内面で該内曲り部と全周で溶着後に該内曲り部に
円周方向の波打ちを生じてない巾である。
本具体例において、胴部の中間層をナイロン、
内外層を変性ポリエチレンとし、頭部は内側層、
外側層共に変性ポリエチレンとした。
本具体例のチユーブは次のようにして製作し
た。先づナイロンを中間層、変性ポリエテレンを
内外層にもつ長方形の積層シートをまるめて、中
空円筒形となし、シートの両端縁を重ね、この重
ね部を加熱加圧して胴部となし、この胴部の端部
を頭部の外側層を除いた残り部分成形用の金型に
挿入して該端部を内方に向して曲げて内曲り部を
形成し、次いでポリエチレンを金型内に射出して
頭部の外側層を除いた部分を成形し、同時に該内
曲り部の内面に頭部の傘状傾斜壁の内側層の下端
部を溶着した。
このとき、前記内曲り部の巾wが、胴部の直径
にくらべ充分小さければ(例えば、胴部径が50mm
の場合で3mm程度)前記溶着工程で、胴部の内曲
り部は射出される)頭部傘状傾斜壁の内側層樹脂
とともに金型で加熱され、軟化し、金型内周面に
沿つて縮径再成形されるため、溶着後に波打ちを
生ずることはない。
次に上記のようにして胴部の内曲り部と頭部の
傘状傾斜壁の下端部とを結合した後、これを前記
金型から取り出して外側層成形金型に挿入して頭
部の傘状傾斜壁の内側層上で、かつ内曲り部の上
方の所望個所及び内曲り部のほぼその全面を覆つ
てポリエチレンを射出して傘状傾斜壁の外側層を
成形すると同時に内側層及び内曲り部と溶着し
た。
こうして製作したチユーブは、胴部と頭部の傘
状傾斜壁の相対する層の材料が同一樹脂であるの
で、胴部内層と頭部の傘状傾斜壁内側層、頭部の
傘状傾斜壁内側層と頭部の傘状傾斜壁外側相、頭
部の傘状傾斜壁外側層と胴部外層が夫々よく溶着
し、胴部の内曲り部を頭部の傘状傾斜壁の内側層
に溶着すると共に傘状傾斜壁の外側層が内曲り部
の曲り始め個所附近まで延出して内曲り部を覆つ
ているのであるから、例えば内曲り部で積層材の
中間層51と内層53との接着力が弱く、該接着
力よりも中間層51の残留応力が大きい場合であ
つても中間層51が内層53から剥離することは
ない。
上記具体例では、頭部の傘状傾斜壁の外側層を
傘状傾斜壁の下端部分のみに設けたが、傘状傾斜
壁の上端から始まつていてもよく、又第4図に示
すものとは反対に、外側層で傘状傾斜壁の大部分
を形成し、その外側層の内側かつ下端部分のみに
内側層を設けてもよい。
又上記具体例では頭部の傘状傾斜壁の内側層と
外側層および内曲り部の内層と外層が同一プラス
チツク材であり、内曲り部は内側層と外側層の両
方と溶着した構成になつたが、内曲り部と外側層
とは溶着しなくてもよい。
従来の積層材料製の胴部とプラスチツク製のチ
ユーブにおいては、例えば実開昭49−8565号公報
に開示のように、胴部の内曲り部の巾を長くして
頭部と胴部内層間の剥離を防止し、かつ内曲り端
部の巾を長くすることにより生じる内曲り部の円
周方向の波打ちを、内曲り部に規則的に凹凸を形
成することによつて吸収し、外観を整えている
が、本考案によれば内曲り部の巾が、該内曲り部
と頭部の傘状傾斜壁の内側層と溶着後に円周方向
に波打ちを生じてない比較的狭い巾であるから、
該波打ちを吸収するための構造が不要であり、従
来の積層チユーブに比べて構造が極めて簡単であ
り、従つて製造工具が簡素となり製造が容易であ
るという利点がある。
又、本考案によれば、頭部の傘状傾斜壁は内側
層と外側層とからなり、そして、内曲り部の内面
に内側層射出成形金型内で成形された前記内側層
を該成形時に溶着させ、次いで、外側層射出成形
金型内で成形された前記外側層を前記内側層と溶
着している内曲り部の上方で該成形時に内側層と
溶着させて前記傘状傾斜壁を形成し、前記外側層
は全周で内曲り部の曲り始め附近まで覆つている
構造である。即ち、傘状傾斜壁を内側層と外側層
とから構成することとしたので、射出成形時に該
成形物を金型内にある他のものと溶着させる周知
の有利な技術を用いて内側層を成形時に内曲り端
部に溶着し、そして内側層と胴部の内曲り端部と
を溶着した後は、該内側層が傘状傾斜壁の大部分
を占める場合であつても、又は小部分を占める場
合であつても内曲り部はその内曲り形状を維持し
ているので、前記溶着物を外側層射出成形金型に
挿入した際に内曲り部と該金型とを接触させるこ
となく保持でき、そこで内曲り部の曲り始め個所
附近まで覆う外側層を射出成形できる。
上記のように胴部の内曲り部は、その内面で傘
状傾斜壁の内側層と溶着し、その外面は曲り始め
個所附近まで、該内曲り部の上方で内側層と溶着
している外側層で覆われ、内側層と外側層とで挟
まれているので、内曲り部の巾が波打ちを生じな
いような狭い巾であつても、内曲り部内面と傘状
傾斜壁の内側層との溶着個所から剥離することが
なく、胴部と頭部の結合を維持できる。
又内曲り部の巾を狭くできるので胴部の材料の
節約ができ、又内曲り部に波打ちがないので、波
打ちがある場合のように平滑な外面を得るために
外側層を厚肉に形成しなくても、即ち薄肉でも平
滑な外面になり、頭部でも材料の節約ができる。
尚内曲り部がない胴部と頭部の結合では、チユ
ーブの軸方向に対する抵抗が小さく、胴部と頭部
と分離することがある。
上記の通り本考案によれば、積層材料製の胴部
とプラスチツク製の頭部とからなる積層チユーブ
で、結合部にしわや凹凸がなく、かつ分離や積層
材料の剥離を生じなく、射出成形金型で射出成形
時に溶着する周知の有利な手段を採用して安価、
高速度、安定して製造でき、胴部、頭部の材料を
節約できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は単層胴をもつプラスチツクチユーブの
正面図、第2図は第1図A部の拡大部分断面図、
第3図は積層胴部をもつプラスチツクチユーブに
おける胴部端部内曲り部での剥離状況を示す拡大
断面図、第4図は本考案結合構造をもつプラスチ
ツクチユーブにおける頭部・胴部結合部位附近の
断面図、第5図は第4図B部の拡大図、 50……積層胴部、51……中間層、52……
外層、53……内層、54……胴部端部内曲り
部、70……頭部、71……頭部内側層、72…
…頭部外側層、75……頭部下端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 積層材料製の胴部とプラスチツク製の頭部とか
    らなり、該胴部の端部を内曲げして形成して均一
    巾の内曲り部が該頭部の傘状傾斜壁の下端部に重
    合し溶着している積層チユーブにおいて、 前記内曲り部の巾が前記溶着後に波打ちを生じ
    ない巾であり、 前記頭部の傘状傾斜壁は、少くともその一部が
    内側層と外側層とからなり、前記内曲り部の内面
    は該内側層に溶着され、該内・外側層は、該内側
    層と溶着している内曲り部の上方で互いに溶着さ
    れており、且つ前記外側層は全周で内曲り部の曲
    り始め個所附近まで覆つていること、を特徴とす
    る積層チユーブの胴部と頭部との結合構造。
JP14984479U 1979-10-29 1979-10-29 Expired JPS6110980Y2 (ja)

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JPS5666419U JPS5666419U (ja) 1981-06-03
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JPS58205745A (ja) * 1982-05-25 1983-11-30 Yoshida Kogyo Kk <Ykk> 筒状体容器の成形方法並びに装置

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JPS5666419U (ja) 1981-06-03

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