JPS5925362A - dI−スレオニンの分離方法 - Google Patents
dI−スレオニンの分離方法Info
- Publication number
- JPS5925362A JPS5925362A JP13471182A JP13471182A JPS5925362A JP S5925362 A JPS5925362 A JP S5925362A JP 13471182 A JP13471182 A JP 13471182A JP 13471182 A JP13471182 A JP 13471182A JP S5925362 A JPS5925362 A JP S5925362A
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- JP
- Japan
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- threonine
- acetaldehyde
- copper
- reaction mixture
- formaldehyde
- Prior art date
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- Pending
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明ハ、dJ−スレオニントdJV−−アロスレオニ
ンとを分離する方法に関する。より詳細には、グリシン
、アセトアルデヒドおよび塩基性物質を銅化合物の存在
下に反応させて得た反応混合液からtLl−スレオニン
を分離する方法に関する。
ンとを分離する方法に関する。より詳細には、グリシン
、アセトアルデヒドおよび塩基性物質を銅化合物の存在
下に反応させて得た反応混合液からtLl−スレオニン
を分離する方法に関する。
必須アミノ酸の一つであるスレオニンの化学的方法によ
る合成においては、必然的にdl−アロスレオニンとの
混合物としてdJ、−スレオニンが得られる。
る合成においては、必然的にdl−アロスレオニンとの
混合物としてdJ、−スレオニンが得られる。
ところが生理活性を持ち栄養的に有用なものは、特殊な
例を除きdl−スレオニンであり、dl−アロスレオニ
ンは栄養的な価値は殆んどないとされている。
例を除きdl−スレオニンであり、dl−アロスレオニ
ンは栄養的な価値は殆んどないとされている。
このようなスレオニンとアロスレオニントラ分離する方
法には、リチウム塩として溶解度の差を利用する方法、
あるいは蓚酸塩として分離する方法等が知られているが
、いっれの方法も反応混合物からスレオニンとアロスレ
オニンとを単離してから例えば、スレオニンが銅錯体等
である場合(・では脱銅後に分離操作を行なわなければ
々らない。
法には、リチウム塩として溶解度の差を利用する方法、
あるいは蓚酸塩として分離する方法等が知られているが
、いっれの方法も反応混合物からスレオニンとアロスレ
オニンとを単離してから例えば、スレオニンが銅錯体等
である場合(・では脱銅後に分離操作を行なわなければ
々らない。
スナワチ、既知のスレオニンとアロスレオニンノ分離方
法では上述のように、反応混合物からスレオニンとアロ
スレオニンを混合物として単離した後、この混合物をス
レオニンとアロスレオニンとに分離する操作を実施する
必要がある。
法では上述のように、反応混合物からスレオニンとアロ
スレオニンを混合物として単離した後、この混合物をス
レオニンとアロスレオニンとに分離する操作を実施する
必要がある。
本発明の目的とするところは、グリシンとアセトアルデ
ヒドを塩基性物質と銅化合物の存在下に反応サセテ、d
l−スレオニンとdU−70スレオニンの混合物を生成
せしめ、これらを含有する反応混合液から、両者の混合
物として単離せずに、すなわち脱銅等の操作を行なわず
に前記の反応混合液から直ちにdl−スレオニンを分離
する方法を提供することにある。
ヒドを塩基性物質と銅化合物の存在下に反応サセテ、d
l−スレオニンとdU−70スレオニンの混合物を生成
せしめ、これらを含有する反応混合液から、両者の混合
物として単離せずに、すなわち脱銅等の操作を行なわず
に前記の反応混合液から直ちにdl−スレオニンを分離
する方法を提供することにある。
本発明者らはグリシンとアセトアルデヒドとを塩基性物
質と銅化合物の存在下に反応させて得たdl−スレオニ
ン、dl−アロスレオニン、アセトアルデヒド、銅化合
物および塩基等を含有する反応混合液カラ、直ちにdl
−スレオニンとdl−アロスレオニンを分離する方法を
種々研究した。その結果、該反応混合液から未反応アセ
トアルデヒドを除去した後、その反応混合液にホルムア
ルデヒドを添加するとdl−スレオニン−銅−ホルムア
ルデヒドの錯合体を生成しこの錯合体は他の化合物に比
較し、溶解度が大巾に低く、反応混合液中に結晶として
析出するので、容易に沢別分離できることを見出し、本
発明を完成するに至った。
質と銅化合物の存在下に反応させて得たdl−スレオニ
ン、dl−アロスレオニン、アセトアルデヒド、銅化合
物および塩基等を含有する反応混合液カラ、直ちにdl
−スレオニンとdl−アロスレオニンを分離する方法を
種々研究した。その結果、該反応混合液から未反応アセ
トアルデヒドを除去した後、その反応混合液にホルムア
ルデヒドを添加するとdl−スレオニン−銅−ホルムア
ルデヒドの錯合体を生成しこの錯合体は他の化合物に比
較し、溶解度が大巾に低く、反応混合液中に結晶として
析出するので、容易に沢別分離できることを見出し、本
発明を完成するに至った。
本発明の方法によれば、反応混合液のま捷でdl−スレ
オニンを分離することが出来るので、晶出して得られた
目的とするdl−スレオニンの錯合体を後処理し、純粋
なdl−スレオニンを分取、取得することが出来る。す
なわち、従来法のような、スレオニン以外の化合物をも
同時に後処理する必要がなく効率的であり、工業的に極
めて有利である。
オニンを分離することが出来るので、晶出して得られた
目的とするdl−スレオニンの錯合体を後処理し、純粋
なdl−スレオニンを分取、取得することが出来る。す
なわち、従来法のような、スレオニン以外の化合物をも
同時に後処理する必要がなく効率的であり、工業的に極
めて有利である。
本発明の方法においてdl−スレオニンとdl−アロス
レオニンとを混合して含有する反応混合液は、通常、つ
ぎのように製造する。すなわち、グリシンとアセトアル
デヒドを水溶液中1、苛性アルカリ等の塩基性物質およ
び塩基性炭酸銅等の銅化合物と共に室温乃至100℃で
、10分〜数時間反応させ、dL−スレオニンとdl−
アロスレオニンとを反応生成物として含有する反応混合
液を得る。
レオニンとを混合して含有する反応混合液は、通常、つ
ぎのように製造する。すなわち、グリシンとアセトアル
デヒドを水溶液中1、苛性アルカリ等の塩基性物質およ
び塩基性炭酸銅等の銅化合物と共に室温乃至100℃で
、10分〜数時間反応させ、dL−スレオニンとdl−
アロスレオニンとを反応生成物として含有する反応混合
液を得る。
この反応液中にはアセトアルデヒドをグリシンに対して
過剰に加えて反応させるために、通常未反応アセトアル
デヒドが含1れている。この未反応アセトアルデヒドは
、生成したスレオニンを銅とともに錯合体として反応混
合液に溶解させる。
過剰に加えて反応させるために、通常未反応アセトアル
デヒドが含1れている。この未反応アセトアルデヒドは
、生成したスレオニンを銅とともに錯合体として反応混
合液に溶解させる。
本発明の方法においては、この未反応アセトアルデヒド
は反応混合液から除去する必要がある。
は反応混合液から除去する必要がある。
アセトアルデヒドを除去するのに種々な方法が適用でき
る。例えば、反応混合液に酢酸または塩酸等の酸を加え
て酸性にし、蒸留等の常法により除去するのが便利であ
る。アセトアルデヒドを除去1〜だ反応混合液は再たび
苛性アルカリ等の塩基性物質を添加して中和する。
る。例えば、反応混合液に酢酸または塩酸等の酸を加え
て酸性にし、蒸留等の常法により除去するのが便利であ
る。アセトアルデヒドを除去1〜だ反応混合液は再たび
苛性アルカリ等の塩基性物質を添加して中和する。
このように未反応7セトアルデヒドを除去した反応混合
液は、ホルムアルデヒドを添加して、つぎのように処理
する。
液は、ホルムアルデヒドを添加して、つぎのように処理
する。
この反応混合液にはホルムアルデヒドを加えることが必
須である。
須である。
ホルムアルデヒドのかわりにアセトアルデヒド、プロピ
オンアルデヒドまたはブチルアルデヒド等を加えても錯
合体の析出は殆んど認められず、di−スレオニントd
、i!−アロスレオニントヲ高能率テ分離することは出
来ない。添加するホルムアルデヒドの量は初めに仕込ん
だグリシンと当モル以上、通常はグリシンに対し1〜5
倍モル添加する。通常該反応液にホルムアルデヒドとし
、ホルマリン水溶液を添加する。ホルムアルデヒドを添
加した後、室温乃至80℃の温度で10分間〜数時間攪
拌スルト、難溶性のスレオニン−銅−ホルムアルデヒド
錯合体が結晶として析出する。析出した錯合体は常法に
よりr過分離すれば、固相にdl−スレオニン含有率9
5%以−ヒの錯合体が得られる。
オンアルデヒドまたはブチルアルデヒド等を加えても錯
合体の析出は殆んど認められず、di−スレオニントd
、i!−アロスレオニントヲ高能率テ分離することは出
来ない。添加するホルムアルデヒドの量は初めに仕込ん
だグリシンと当モル以上、通常はグリシンに対し1〜5
倍モル添加する。通常該反応液にホルムアルデヒドとし
、ホルマリン水溶液を添加する。ホルムアルデヒドを添
加した後、室温乃至80℃の温度で10分間〜数時間攪
拌スルト、難溶性のスレオニン−銅−ホルムアルデヒド
錯合体が結晶として析出する。析出した錯合体は常法に
よりr過分離すれば、固相にdl−スレオニン含有率9
5%以−ヒの錯合体が得られる。
f液にdl−アロスレオニンを主成分とする錯合体が得
られる。分離したdl−スレオニンの銅−ホルムアルデ
ヒド錯合体は、常法によりイオン交換処理して除銅する
か、または硫化水素で処理して除銅し、di−スレオニ
ンを分離取得する。以下、実施例により本発明を具体的
に示す。
られる。分離したdl−スレオニンの銅−ホルムアルデ
ヒド錯合体は、常法によりイオン交換処理して除銅する
か、または硫化水素で処理して除銅し、di−スレオニ
ンを分離取得する。以下、実施例により本発明を具体的
に示す。
実施例
グリシン9?と塩基性炭酸銅722を2N−苛性ソーダ
−72CCに加え、次にアセトアルデヒド80係水溶(
ilBccを徐々に加え、室温で1時間反応させる。反
応終了後製塩−酸を15cc加え反応液を中和後さらに
濃塩酸3ccを加え酸性とし、)<キラムロ−タリーエ
バポレーターでアセトアルデヒドを蒸発させて除いた。
−72CCに加え、次にアセトアルデヒド80係水溶(
ilBccを徐々に加え、室温で1時間反応させる。反
応終了後製塩−酸を15cc加え反応液を中和後さらに
濃塩酸3ccを加え酸性とし、)<キラムロ−タリーエ
バポレーターでアセトアルデヒドを蒸発させて除いた。
残査に100ccの水を加えた後、塩基を加えて中和し
、次に35%ホルムアルデヒド錯合体の結晶が析出した
。これを沢過して結晶を採取し、この結晶を100cc
の水に懸濁させ、これに硫化水素を通じて硫化物として
銅を除き、酸性型としたスルホン酸型イオン交換樹脂に
吸着させ、水洗後、アンモニア水で溶出させる。
、次に35%ホルムアルデヒド錯合体の結晶が析出した
。これを沢過して結晶を採取し、この結晶を100cc
の水に懸濁させ、これに硫化水素を通じて硫化物として
銅を除き、酸性型としたスルホン酸型イオン交換樹脂に
吸着させ、水洗後、アンモニア水で溶出させる。
溶出したアンモニア水溶液を蒸発させて除き、残査に小
量の水を加えてスレオニンを溶かし、アルコールを加え
て結晶化するとdl−スレオニンZ27が得られた。本
品のアロスレオニン含有量はNM’Hの測定値から5%
以下である。
量の水を加えてスレオニンを溶かし、アルコールを加え
て結晶化するとdl−スレオニンZ27が得られた。本
品のアロスレオニン含有量はNM’Hの測定値から5%
以下である。
特許出願人
三井東圧化学株式会社
Claims (1)
- 1)グ′リシン、アセトアルデヒドおよび塩基性物質を
銅化合物の存在下に反応せしめてdl−スレオニンを製
造するに際し、得られた反応混合液から未反応のアセト
アルデヒドを除去し、ついでホルムアルデヒドで処理し
、晶出する析出物を分離することを特徴とするdf−ス
レオニンの分離法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13471182A JPS5925362A (ja) | 1982-08-03 | 1982-08-03 | dI−スレオニンの分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13471182A JPS5925362A (ja) | 1982-08-03 | 1982-08-03 | dI−スレオニンの分離方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5925362A true JPS5925362A (ja) | 1984-02-09 |
Family
ID=15134808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13471182A Pending JPS5925362A (ja) | 1982-08-03 | 1982-08-03 | dI−スレオニンの分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925362A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101838214A (zh) * | 2010-05-30 | 2010-09-22 | 中国科学院亚热带农业生态研究所 | 一种饲料添加剂dl-苏氨酸螯合铜的制备方法 |
-
1982
- 1982-08-03 JP JP13471182A patent/JPS5925362A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101838214A (zh) * | 2010-05-30 | 2010-09-22 | 中国科学院亚热带农业生态研究所 | 一种饲料添加剂dl-苏氨酸螯合铜的制备方法 |
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