JPS5924651A - 自動製袋方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成樹脂フィルムをフィルム半折機によシ半折
し、フィルムの折目と反対側の裂開口部付近に接着剤を
塗布したテープを貼合し、フィルムの進行方法を横切る
方向を所定間隔ごとに溶断及び溶着する自動製袋方法と
その装置に関する。

現在使用されている接着剤塗布合成樹脂袋の自動製袋装
置は、全て半折機より半折した合成樹脂フィルムの袋間
口部付近に直接接着剤を塗布する方式であり、従ってフ
ィルムを汚損し、接着剤をフィルムに塗布する幅はテー
プ幅より常に狭くしなければならず品質の均一な製品を
得ることが困難であった。特にホットメルト接着剤を用
いた場合、フィルムへの直接塗工方式は高熱による袋と
なるフィルムの劣化、収縮を生じさせた。

本発明の目的は、上記欠点を解消せんとしたもので、接
着剤をテープに塗布したものをフィルムの進行方向裂開
口部付近に貼合して品質の浸れた袋を連続的に製造せん
とする。本発明の他の目的は、テープ幅内に幅と厚さの
均一な接着剤を塗布して、袋の強度、大きさ、及び開閉
自在袋の再剥離に適合した製袋方法とその装置を提供せ
んとする。

以下に本発明の実施例を添付図面に沿って説明する。

第１図は本発明装置の全体説明図であり、１はロール状
に巻回された合成樹脂製フィルム２ｆ三角板３と挟着ロ
ール５により一方の幅を長くして縁部４を残して半折す
る公知の半折機である。半折機１のガイドロール６を経
て供給されたフィルム２は、ガイドロール７％　８を通
って矢印（ｈ）の方向へ進行する。一方、第１図の二点
鎖線内すなわち第３図において、９はテープと称する合
成樹脂製又は紙製の剥離テープ１０（鎖線）を巻取った
ロールであシ、ロール９から供給されたテープ１０は本
体１１に取付けたテープガイドロール１２と塗布・ロー
ル１３を経て位置決めロール１４へ送られる。１５は接
着剤塗布装置であり、接着剤としてホットメルト系接着
剤を使用するときは溶融タンク１６及びタンク１６から
ホース１７を介して接読するノズル１８を有するガン１
９より構成されるホットメルト融着機であシ、また接着
剤として溶剤系接着剤を使用するときは接着剤をタンク
２ｏから塗布ロール２１に付着してロール２３で均等に
した後、圧着ロール２２により、テープ１０に塗着する
圧着ロール装置で構成される。

なお、ホットメルト融着機１５のボース１７及びガン１
９はホットメルト接着剤の溶融状態を保持するためにヒ
ーターで加熱している。また、ホットメルト融着機１５
はノズル塗布方式のものであればいずれのものでも使用
でき（たとえばＬＴＩ製及び松下工業■製）、ホットメ
ルト接着剤としてはセメダイン■製のＨＭ−６５０，Ｈ
Ｍ６５０・１〜８、ＨＰＳ−１４１、ＨＰＳ−１４５、
粘着剤等、主に再剥離型の感圧粘着剤が代表的なものと
して用いられる。

テープ１０はホットメルト接着剤の場合、ガン１９のノ
ズル１８に接近して塗布ロール１３に案内されており、
ノズル１８より所定量の接着剤を連続して又は間欠的に
ビード状に落下・塗布することができるようにしている
。

２４は、接着剤を塗布したテープ１０を塗布量に応じ又
テープ幅の範囲内で幅と厚さを自由に調節するための展
圧ロールであシ、該ロール２４は本体１１に設けたレバ
ー２５の作動によってシャフト２６とフレーム２７を回
転して塗布ロール１３に塗工状態として圧接又は離脱で
きるようにしている。また、レバー２５の作動はテープ
ロールの切替え操作を容易にし、かつ操業の停止及び休
止時に展圧ロール２４が塗布ロール１３に加わる力を緩
和させる役割を果す。レバー２５の作動は展圧ロール２
４と共にガイドロール１２をも動かす。

展圧ロール２４のフレーム２７にはロール２４の取付用
又は取替用の固定ネジ２８と、テープ１０に塗布したビ
ード状の接着剤をテープ幅の範囲内で幅と厚さを自由に
調節するための圧接調節用ネジ２９を備えている。３０
．３１は位置決めロール１４からのフィルム２とテープ
１０をラミネートするためのラミネートロールであシ、
ホットメルト系接着剤を使用するときは基材密着性及び
塗布状態を最適レベルに保持するため加熱温度を調整で
きるようにしたヒートロールとなる。

３２は公知のサイドウエルダーであり、該サイドウエル
ダー３２はテープ１０を貼合したフィルム２をガイドロ
ー／ｌ；”　３９を経て所定の長さづつ間欠的に移送す
るようにした上下１対の無端ベルトからなる移送ロール
３３．３４と、フィルム２が移送ロール３３．３４によ
シ間欠的に移送される場合に昇降してたるみを吸収する
ようにしたテンジョンローラ４０と、移送停止時に受台
３５上にフィルムの進行方向を横切る方向を所定間隔ご
とに溶断し、かつ溶断した両側を溶着する刃体３６よシ
なる。溶断及び溶着されたものは、第６図又は第７図に
示す袋１００となり、該袋１００は上下のエンドレスペ
ル）３７．３８に案内されて製品として送出される。

なお、袋１００の形態は第６図に示すように接着剤を塗
布したテープ１０をフィルムの袋体等開口部付近すなわ
ち縁部に貼合せても、第７図に示すように装本体に貼合
してもより０ 上記構成よりなる本考案装置を用いて袋を自動的に製造
するには、ロール状の合成樹脂フィルム２を半折機１の
三角板３と挟着ロール５で一方の幅を長くして縁部４を
残して半折にし、ガイドロール６．７及び８を経て矢印
（り＝）方向の位置決めロール１４へ移送する。

一方、ロール状に巻回したテープ１０はテープガイ゛ト
ロール１２、塗布ロール１３又は２１を経て前記位置決
めロール１４に移送したフィルム２の裂開口部付近に添
付する。

本発明においてホットメルト系接着剤を用いる場合は、
接着剤塗布装置としてホットメルト融着機を用い、紋様
の塗布ロール１３、溶融タンク１６、ホーヌ１７、ガン
１９のノズル１８から１６０℃〜１９０℃に加熱した溶
融状の接着剤をテープ１０上に所定量吐出してビード状
に付着させる。接着剤の吐出量は接着剤の粘度及び目的
とする袋の粘着力により圧接力を調節する展圧ロールに
よって剥離テープ幅の範囲内に延展する幅と厚さによシ
異なる。テープ１０上のビード状接着剤は、展圧ロール
２４を塗布ロール１３に圧接することによシ塗工状態と
し、テープ幅の範囲内で幅と厚さで延展される。接着剤
を付着した剥離テープ１０は、前記位置決めロールに移
送したフィルム２０袋間口部付近に添付される。

フィルム２と該フィルムに添付した剥離テープ１０は、
ヒートロール（ラミネートロール）３０．３１間でラミ
ネートされ、同時にフィルム基材に転写される。ヒート
ロール３０．３１は、温度全可変式にしており、フィル
ムの種類、厚さ等に応し、かつフィルム自体の熱劣化を
起さない温度範囲、即ち８０℃〜１５０℃にすることが
好ましい。

このようにヒートロール３０．３１でフィルム２とテー
プ１０をアフターヒートすることは、フィルムの材質を
損うことなく、ホットメルト粘着剤：　　のラミネート
強度を高めることができる。　　　□□ 本発明において溶剤系接着剤を用いる場合は、接着剤塗
布装置として圧着ロール器具を用い、紋型の塗布ロール
２１．２７２２０％圧着ロール２２、ロール２３を用い
、各ロールを矢印の方向に回転させることにより、テー
プ１０に接着剤を塗着し、前記位置決めロール１４を経
てラミネートロール３０．３１でフィルム２の裂開口部
付近に貼合させる。

ついで上記接着塗布装置によシフイルム２にテープ１０
を貼合したものは、サイドウエルダー３２により連続状
態のフィルム２を溶断及び溶着する。

すなわち、移送ロール３３．３４によりガイ１０−ル３
９を経て間欠的に移送されてくるテープ貼合フィルムは
、受台３５上の刃体３６により、移送停止時にフィルム
の進行方向を横切る方法を所定間隔（袋の横幅）ごとに
溶断し、かつ同時に溶断した両側を溶着して袋１００を
仕上げる。なお、フィルム２は間欠的に送られてくるの
でたるみができるが、このたるみをテンションロール４
０の昇降により吸収し、常に張った状態を保持する。

本発明では剥離テープに接着剤を塗布する′ので、フィ
ルムの装本体に塗布する従来のものに較べて製品が美麗
に仕上がシ、耐久性を増すことができる。また、本発明
はテープ幅内において幅と厚さが均一な接着剤を塗布す
ることができるので最小の接着剤の量で品質が一定の製
袋を仕上げることができ、特に接着剤として従来と同量
の感圧性粘着剤を用いて袋口部の再剥離性を求める場合
、接着による閉封及び剥離による開封のくシ返し使用の
回数を多くすることができる。

さらに、従来方法においてホットメルト系接着剤を装本
体であるフィルムに直接塗布するには１２０℃〜１４０
℃では接着剤の粘度が上昇して塗工が難しく、また均一
に延展することも困難であることにより通常１６０℃〜
１９０℃で行なわれているが高温であるためにフィルム
を劣化・収縮させるという欠点があったが、本発明では
廃棄するテープに塗布するので従来の欠点は解消される
。

接着力は接着幅に比例し、また厚さも基材との関係に於
いて一定範囲までは比例することが知られているが、本
発明では接着剤の塗布量、溶融温度、粘度、ラインスピ
ード等に応じて展圧ロールの塗布ロールへの圧接を調整
して一定の接着剤の幅と厚さを調節することができるの
で、接着力、再剥離力等が自由にコントロールできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の概略説明図、第２図は本発明の袋
を構成するための合成樹脂フィルムの施す加工状態を示
す破断斜視図、第３図は第１図の要部説明図、第４図は
第３図における接着剤塗布装置の説明図、第５図は他の
接着剤塗布装置の説明図、第６図及び第７図は本発明に
より製造された袋であり、それぞれの（イ）は正面図、
（ｄは縦断面図である。 １・・・・・・半折機、２・・・・・・合成樹脂フィル
ム、３・・・・・・塗布ロール、１０・・・・・・剥離
テープ、１５・・・・・・接着剤塗布装置、２４・・・
・・・展圧ロール。 特許出願人　セメダイン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）合成樹脂フィルムを半折機にて半折し、該半折した
   フィルムの折目と反対側の裂開口部付近にフィルムの進
   行方向に沿って接着剤を塗布した剥離テープを貼合せし
   め、該テープを貼合したフィルムの進行方向を横切る方
   向を所定間隔ごとに溶断及び溶着することにより連続的
   に袋を形成する自動製袋方法。 ２）剥離テープに塗布する接着剤がホットメルト系接着
   剤であシ、該接着剤をホットメルト融着機からテープ上
   に吐出・落下してビード状に付着し該ビード状の接着剤
   を展圧ロールと塗布ロールによりテープ幅の範囲内で幅
   と厚さを一定に延展することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載の自動製袋方法。 ３）合成樹脂フィルムに縁部を残して半折りする半折機
   と、該半折機よシ供給されたフィルムの折目と反対側の
   裂開口部付近にフィルムの進行方向に沿って接着剤を塗
   布した剥離テープを貼合するための接着剤塗布装置と、
   該接着剤を塗布したテープを前記フィルムの裂開口部付
   近に貼合するためのラミネートロールと、該テープを貼
   合したフィルムの進行方向を横切る方向を所嚢間隔ごと
   に溶断及び溶着する刃体とによ多連続的に袋を形成する
   自動製袋装置。 ４）接着剤塗布装置が供給されてくるテープ上にホット
   メルト系接着剤を塗布するホットメルト融着機と、テー
   プ上に塗布した接着剤を延展するための塗布ロール及び
   展圧ロールよシなる特許請求の範囲第３項に記載の自動
   製袋装置。