JPH0543903Y2 - - Google Patents

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JPH0543903Y2
JPH0543903Y2 JP11779189U JP11779189U JPH0543903Y2 JP H0543903 Y2 JPH0543903 Y2 JP H0543903Y2 JP 11779189 U JP11779189 U JP 11779189U JP 11779189 U JP11779189 U JP 11779189U JP H0543903 Y2 JPH0543903 Y2 JP H0543903Y2
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base material
coating
roll
adhesive
doctor knife
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はホツトメルト型粘着剤塗布装置に関す
る。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
近年、粘着テープや粘着アルミ箔テープ、粘着
性金属板、粘着性プラスチツクシート等を作製す
るに際して基材にホツトメルト型粘着剤を塗布す
る装置として、溶融槽にて溶融させた粘着剤を回
転するコーテイングロール表面に付着してから基
材の片面に転移させて塗布する方式の塗布装置が
提案されている。
しかしながら、この種の塗布装置はホツトメル
ト型粘着剤の所定の厚みで均一に基材に塗布する
ため、コーテイングロール表面に付着した溶融槽
内の粘着剤を基材への塗布に先立つてドクターナ
イフにて余分な粘着剤をかき取り、該ロール表面
上で均一な所定の厚みに調節してから基材表面に
塗布を行う形式のものであつたが、実際には所望
の塗布厚みが得られにくかつたり、その塗布厚み
の調整自体も困難であり、或いはコーテイングロ
ール表面から基材への粘着剤の転移が完全になさ
れず塗布面が不均一になつてしまう等の問題が生
じ、未だ改良の余地を残すものであつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、ホ
ツトメルト型粘着剤の塗布厚みを正確に且つ簡便
に調節することができ、しかも粘着剤を所望の厚
みで均一且つ平滑に塗布することができるホツト
メルト型粘着剤塗布装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
即ち本考案は、 「連続的に移送される長尺状の基材の片面に、
溶融槽内で溶融させたホツトメルト型粘着剤をコ
ーテイングロールを介して塗布する装置におい
て、上記コーテイングロールによる塗布後の基材
塗布面に当接する加熱式ドクターナイフを設け、
該ドクターナイフを通過後の基材の塗布面とは反
対面に当接し且つ固定位置が上下方向に変位可能
な押圧ガイドロールを設けてなることを特徴とす
るホツトメルト型粘着剤塗布装置。」 を要旨とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本考案のホツトメルト型粘着剤塗布装
置1の一実施例を示すものである。図中2はヒー
ター等によりホツトメルト型粘着剤を加熱溶融さ
せるための溶融槽、3は溶融槽、3は溶融槽2に
て加熱溶融された液状のホツトメルト型粘着剤、
4は粘着剤3を塗布するため連続的に移送供給さ
れる長尺状の基材、5は溶融槽2内の液状のホツ
トメルト型粘着剤を基材4に塗布するコーテイン
グロール、6は基材4をコーテイングロール5表
面に押圧密着させるための挟圧ロール、7は基材
4をロール状に巻回してなる巻回ロール、8は一
般のガイドロール、9は一対の挟持ロールを示
す。
10は加熱式ドクターナイフを示し、この加熱
式ドクターナイフ10はコーテイングロール5の
塗布後の基材塗布面の幅方向にわたつて直線状に
当接し、しかも加熱用ヒーター11等により所定
温度に加熱される。この加熱はコーテイングロー
ル5により基材4に塗布された粘着剤3が塗布後
に自然冷却されて凝固されることによつてドクタ
ーナイフによる余分な粘着剤のかき取りがスムー
ズに行い難くなることを防止するために行うもの
である。ナイフの材質としては主に真鍮、砲金等
が用いられるが、基材に依つては硬質クロームメ
ツキ等の表面処理を施す場合もある。
12は押圧ガイドロールを示す。この押圧ガイ
ドロール12はドクターナイフ10を通過後の基
材4の塗布面とは反対の面に最初に当接するよう
に設けられ、また固定位置が上下方向に変移可能
な構造を有するものである。上記押圧ガイドロー
ル12は例えば図示の如き支点13に支着された
支持アーム14を介して取りつけた構造を有し、
通常は一定の位置に固定され、必要時にアーム1
4を適宜手段にて支点13を中心にして図中の矢
印で示すような方向に回動させることにより固定
位置を自在に調節できる仕組みになつている。
本考案で使用するホツトメルト型粘着剤3は常
温で粘着性を有するものであり、その具体例とし
てはMU−90(ユニシ(株)製)、HT−472(新田ゼラ
チン(株)製)等が挙げられる。また基材4の材質と
しては例えば、アルミニウム箔、クラフト紙、耐
熱性合成樹脂等の耐熱性を有するものが使用でき
る。コーテイングロール5は軽量で熱伝導性の良
い材質で形成することが好ましく、例えばアルミ
ニウムやその他の軽金属等が使用されるが、通常
はアルミニウムが好ましい。但し、大型装置の場
合ロール自体の加熱が必要となる事がある。その
際には、鋼材等に硬質クロムメツキ等の表面処理
を行なつて使用する場合もある。
本考案装置はその他にも必要に応じてロール5
の基材4への塗布部手前にロール表面のホツトメ
ルト型粘着材の塗布厚調整用のブレード等やロー
ル9手前でのホツトメルト型粘着剤及び基材を冷
却する為の冷却装置等を備えている。
次に、上記の如き構成からなる本考案塗布装置
の作用について説明する。
先ず巻回ロール7に巻回されている基材4をコ
ーテイングロール5と挟圧ロール6の間に挟持密
着せしめて引つ張ると、テープ4が連続的に移送
供給される。そしてコーテイングロール5の回転
駆動によつて該ロール5表面に溶融槽2内で溶融
された液状のホツトメルト型粘着剤3が付着し、
その付着した粘着剤3が基材4の片面に転移して
塗布される。
続いて、コーテイングロール6により粘着剤4
が塗布された後の基材4は、加熱式ドクターナイ
フ10、押圧ガイドロール12、挟持ロール9を
順次経て移送される。
この際、基材4はコーテイングロール6と挟持
ロール9で挟持されていると共に押圧ガイドロー
ル12により押圧されているため、ドクターナイ
フ10により屈曲した形態でコーテイングロール
6と挟持ロール9の間において両方向に張つぱら
れた状態になつている。
本考案装置では、第2図に示すようにドクター
ナイフ6の当接により基材4に塗布された余分な
粘着剤3aを除去して塗膜を均一にすると共に、
押圧ガイドロール12の固定位置を適宜調整して
基材4がドクターナイフ6から屈曲して送り出さ
れるときの角度(換言すれば基材4とナイフ6と
のなす角度):αを変更することにより、ドクタ
ーナイフ6による基材4の塗布面からの粘着剤除
去量を調整することができ、以て基材4上に塗布
された粘着剤3が所定の塗布厚さにされる。つま
り、本考案装置による塗布厚さの調整は、押圧ガ
イドロール5を図中矢印A方向に変位させて角度
αを小さくすることにより塗布厚さを薄くするこ
とができ、逆に押圧ガイドロール5を図中矢印B
方向に変位させて角度αを大きくすることにより
塗布厚さを厚くすることができる。
次いで粘着剤3を所定の塗布厚さに調整された
基材4は、一定寸法繰り出され、手動あるいは自
動で切断され排出コンベア上で待機あるいは離型
紙等を挟んで集積される。また、必要に応じて基
材4の塗布面裏側に離型処理を施す事で巻き取り
機に依り再度長尺状に巻き取る事も出来る。以て
本考案装置によるホツトメルト型粘着剤3の塗布
がなされる。
尚、本考案において粘着剤の塗布厚さを適宜調
整するために、ドクターナイフの温度調整が出来
る様にするとともにドクターナイフの基材接触部
には基材及び粘着剤に適合するアールを付けるこ
とが好ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案塗布装置は前記の
如き構成からなるためコーテイングロールを用い
た塗布方式によりホツトメルト型粘着剤を基材に
効率良く塗布ができる上、該コーテイングロール
による粘着剤塗布後に加熱したドクターナイフの
基材塗布面への当接により基材の粘着剤塗膜を均
一且つ平滑にできると共に、同時に押圧ガイドロ
ールの固定位置を適宜調整することによりドクタ
ーナイフによる粘着剤の除去量を調整し、以て粘
着剤の塗布厚さを所望の厚さに確実に調整するこ
とができる。従つて、本考案装置によれば均一で
所定の塗布厚さのホツトメルト型粘着剤の塗布を
迅速且つ確実に行うことができ、特に塗布厚さの
調整が正確かつ簡便にできる点で実用的効果が大
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案塗布装置の一実施例を示す概念
図、第2図は本考案装置による塗布厚さの調整を
行うための機構を示す要部説明図である。 1……ホツトメルト型粘着剤塗布装置、2……
溶融槽、3……ホツトメルト型粘着剤、4……基
材、5……コーテイングロール、10……加熱式
ドクターナイフ、12……押圧ガイドロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続的に移送される長尺状の基材の片面に、溶
    融槽内で溶融させたホツトメルト型粘着剤をコー
    テイングロールを介して塗布する装置において、
    上記コーテイングロールによる塗布後の基材塗布
    面に当接する加熱式ドクターナイフを設け、該ド
    クターナイフを通過後の基材の塗布面とは反対面
    に当接し且つ固定位置が上下方向に変位可能な押
    圧ガイドロールを設けてなることを特徴とするホ
    ツトメルト型粘着剤塗布装置。
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