JPS5924513B2 - 電気器具の固定並びに配線装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 こ一の発明は、みぞ形レールの上にスナップ式にはめ込
まれる接続用ソケットとみぞ形レールに沿つて固定され
る配線とによつて、電気器具をみぞ形レールに固定しか
つ配線する装置に関する。

この種の公知の装置即ちコンパクトロニツク（ＫＯｍｐ
ａｋｔｒＯｎｉｋ）においては、ねじ端子を備えたソケ
ツトがみぞ形レールの上にスナツプ式にはめ込まれる。
その結果、みぞ形レールの上にはめ込まれた一連のソケ
ツト間の配線を行うことができる。そしてこれらのソケ
ツトを相互に密着して配置し、それにもかかわらずソケ
ツトの一方の側面から他の側面への直接の接続を行うた
めに、ソケツトにみぞ形レールの長手の方向に対して垂
直に通る横方向のダクトが設けられる。このようなダク
トを通して導体を引き通すことが、経費を要しかつ煩雑
を免れないことは一応別としても、ソケツトがそれに応
じて高く形成されねばならず、その結実装置全体の組立
高さが不必要に大になる。更にまた米国特許明細書第３
．０４１．５０４号によつて別の配線システムが知られ
ている。この配線システムにおいては、きのこ状の単独
のプラグソケツトが組立面に固定され、その結果きのこ
の笠の下できのこの蓋の領域に自由に選択できる配線用
の空間が生ずる。この場合にもまた装置は比較的に大な
る組立高さとなる。その際、きのこ状ソケツトの組立は
組立盤上において通常のねじ結合によつて行なわれる。
この発明は、その組立品の占める容積が小で簡単に構成
することができ、かつ多方面に利用できる、上記の如き
装置を提供することを目的とする。

目的は、配線をみぞ形レール内に沿つてみぞ形レールと
接続用ソケツトとの間に配設することによつて達成され
る。このように配線がみぞ形レール内に保護を受けて設
置されることによつて、また導体の外来の照射に対する
しやへいが保証されると言う効果も加わる。その結果、
この種の配線は特に電子回路を構成する際のパワーレベ
ルの低い制御導線に利用すると有利である。この際、多
くの器具ユニツトを１個の制御ユニツトに集結すると良
い。また接続ソケツトがプラグソケツトとして形成され
て平担な多心導体に接続されるならば、この種の制御ユ
ニツトは更に構成が簡単になる。接続ソケツトは比較的
に寸法を取らない小形に形成することができるから、そ
の結果、ユニツト器具が接続ソケツトの上に係合するよ
うにした上で、みぞ形レールに保持されるようにするな
らば、多心導体にはプラグソケツトによる不必要な荷重
のかかる濯れはない。また弱電配線を系統の漂遊効果か
ら充分に保護するためには、みぞ形レール内の配線を内
部配線として使用し、器具ユニツトに別の外部配線用の
ねじ端子を設けるのが良い。この場合にもまた、器具ユ
ニツトの交換を容易に行うことができるように、ねじ端
子を器具ユニツトに取りつけられるアダプターに集約す
るのが良い。この発明の装置をコンパクトな構成にまと
める場合、冷却体若しくはこれに類する部分を備えた電
子装置を使用する場合に特に多く現われるように、みぞ
形レールの部分に過度の熱の偏在が現われ、その結果、
場合によつては導体の損傷を招く惺れの生ずるのを避け
るために、器具ユニツトがみぞ形レールの長手方向に対
して垂直にダクト状のくほみを有するようにするのが良
い。またみぞ形レール内の多心導体は、所謂クリンペン
（Ｃｒｌｍｐｅｎ）によつて接続ソケツトに接続される
、所謂ブス導体（Ｂｕｓｌｅｉｔｕｎｇ）であつても良
い。このような装置の場合には、ブス導体（ＢｕｓＩｅ
ｉｔｕｎｇ）はたわみ易いように形成することができる
から、その結果、接続ソケツトがある範囲内でみぞ形レ
ール上を変位できると言う利点がある。しかしながら複
雑な配線システムの場合には、多心導体がプリント配線
であることが有利である。また装置が無防備である場合
には、接続ソケツトと器具ユニツトとの間の接続が環境
の影響を受けても劣化しないことを保証するために、接
続ソケツトと器具ユニツトとの間にガスケツトをそう人
するのが良い。次に図面に枯づいて、この発明の実施例
を述べ、その作用効果を詳細に説明する。第１図は通常
の方法で支持台に固定されるみぞ形レール１と既に平担
な多心導体３に接続されている３個の接続用ソケツト２
を示す。

接続用ソケット２はその上部が、それに器具ユニツト６
のプラグ５がそう人されるプラグソケツト４として形成
される。プラグ５若しくはプラグソケツト４は、ある範
囲内でそれぞれ相手のプラグソケツト４若しくはプラグ
５に適合できるように、ある程度町動的に器具ユニツト
６若しくは接続用ソケツト２に固定される。接続用ソケ
ツト２はまた、みぞ形レール１に取り付けた後に、それ
の縁８の背部に係合するかぎ状をなした弾性的な突起部
７を備える。器具ユニツト６がどのようにして接続用ソ
ケツト２上に係合するかは、第５図から第９図に至る図
面から明らかである。また器具ユニツト６にも、みぞ形
レール１の角８を抱くためにかぎ部９と滑り装置１０と
が存在する。次に第２図は制御ユニツト全体を示す。

この場合これを構成する個々の器具ユニツト６は、パワ
ーユニツ口１、セントラルユニツ口２、入カニニット１
３若しくは出カニニット１４並ぴに時間要素ユニツト１
５である。このセントラルユニツト１２には例えばプロ
グラミングのできるメモリーモジユールを使用すること
ができる。第２図に示す制御ユニツト全体においては、
単一器具ユニツト間に多数の配線が必要であるから、こ
の種のユニツトに対してこの発明の装置が特に適してい
ることが明らかである。また第３図及び第４図によつて
多心導体３がどのようにして接続用ソケツト２と組み合
わされるかが分かる。即ち２個に分割された接触体１６
が、本質的には個々の器具ユニツトの区分に相当する、
多心導体における特定の箇所に取りつけられ、続いて上
記の２個の接触体が締め合わされることによつて、多心
導体３から接触体１６への電気的接続が完成する。それ
に続いて、この接触体１６が下部から矢印１７によつて
示される方向に接続用ソケツト２にぱちんとはめ込まれ
る。この接触体１６は多心導体３からの接触路によつて
接続用ソケツトの上部にプラグソケツト４を構成する。
このプラグソケツト４は、プラグ５若しくはプリント板
のそう入に際して心合わせができるように、接続用ソケ
ツト２に町動的に支持される。一般には多心導体３はた
わみ易いように形成されるから、みぞ形レール１への接
続用ソケツト２の取り付けは何ら困難なく行うことがで
きる。第５図が示す如く、接続用ソケツト２は器具ユニ
ツト６の内部に一体化される。

器具ユニツト６にあるみぞ１８は、一方においてプラグ
５の出口として役立ち、他方においてはプラグソケツト
４との接合に際してそれの縁の部分を受容する。標準型
レールの上に器具ユニツトを固定するためのかぎ部９は
特に第７図によつて明らかであり、また双腕状の滑り装
置１０は第８図によつて明らかな如く、コイルばね１９
によつて弾性的にみぞ形レールの方向に押圧される。滑
り装置１０をスナツプ式にとめるためにケース上にＴ状
の部分が設けられる。滑り装置１０はケース中心からコ
イルばね１９を超えてその上に押しやられ、かぎ２０が
出つ張り２６の下側の最終位置に納まる。また接続用ソ
ケツト２の弾性的にたわみ易いかぎ状の突起部７は、第
５図において左側に別に示されている。この突却部７は
滑り装置１０の２個の腕の間か若しくは第７図によつて
知られる２個の係止かぎの間に係合する。更に第５図は
器具ユニツト６に取り付けられてねじ端子２２が装着さ
れるアタツチメント２１を示す。これらのねじ端子２２
は器具ユニツトの外部配線に使用される。またこれらの
ねじ端子はそのねじをプラグピンに取り替えることによ
つて、プラグ端子として器具ユニツトの前面から利用す
ることができる。発光ダイオード２３が器具ユニツ２卜
の前面にあつてそれの一定の機能状態を表示する。第５
図によつて更に接続ソケツト２に固定せられ、みぞ形レ
ール１に接触するばね２４が認められる。

このばね２４は第７図に破線で示される如く、それに加
えてケース６にも接触し、それによつてそれ以上の経費
を必要とすることなく、接続用ソケツト、器具ユニツト
並びにみぞ形レールの一体的な結合を行なうことができ
るように延ばされる。器具ユニツト６に設けられたダク
ト状のくぼみ２７は放熱効果を高めるために役立つ。従
つてこの発明の装置においては、大した経費を要するこ
となく装置の構成要素を即座に交換することができ、同
時にまた第５図が同様に示す如く、アダプター２１に集
約されたねじ端子２２が、プラグ接続端子２５を介して
固有の器具ユニツトと接続されるから、こ＼でも即座の
分離が可能である。この発明は以上に説明した如く、み
ぞ形レールの上にスナツプ式にはめ込まれる接続用ソケ
ツトと、みぞ形レールに沿つて固定される配線とによつ
て、電気器具をみぞ形レールに固定しかつ配線する装置
において、その配線をみぞ形レールの内に沿つてみぞ形
レールと接続用ソケツトとの間に配設することによつて
、その組立品の占める容積が小で簡単に構成することが
でき、かつ多方面に利用できる電気器具の固定並ひに配
線装置が得られると言う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はみぞ形レール、接続用ソケツト並ぴに器具ユニ
ツトを備えるこの発明の装置を分解表示したもの、第２
図はこの発明によつて構成された制御ユニツト全体を遠
近法で表わしたもの、第３図及び第４図は多心導体に接
続された接続用ソケツトの鳥瞼図と側面図、更に第５図
から第９図までは、接１続用ソケツトに結合された器具
ユニツトの各側１ｆ［１５一部を断面図として表わした
ものである。 １：みぞ形レール、２：接続用ソケツト、３：多心導体
、４：プラグソケツト、６：器具ユニツト、２１：アダ
プタ一、２２：ねじ端子、２４：結合用ばね、２７：器
具ユニツトのくぼみ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ みぞ形レールの上にスナップ式にはめ込まれる接続
   用ソケットとみぞ形レールに沿つて固定される配線とに
   よつて電気器具をみぞ形レールに固定しかつ配線する装
   置において、その配線を前記みぞ形レール内に沿つて前
   記みぞ形レールと接続用ソケットとの間に配設したこと
   を特徴とする電気器具の固定並びに配線装置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の装置において、その接
   続用ソケットがプラグソケットとして形成されて平担な
   多心導体に接続されることを特徴とする電気器具の固定
   並びに配線装置。 ３ 特許請求の範囲第２項記載の装置において、その多
   心導体がプリント配線であることを特徴とする電気器具
   の固定並びに配線装置。 ４ 特許請求の範囲第１項乃至第３項の何れかの項に記
   載の装置において、器具ユニットが接続用ソケット上に
   係合してみぞ形レールに保持されることを特徴とする電
   気器具の固定並びに配線装置。 ５ 特許請求の範囲第１項乃至第４項の何れかの項に記
   載の装置において、みぞ形レール内にある配線が内部配
   線に使用され、かつ器具ユニットに外部配線用のねじ端
   子が設けられることを特徴とする電気器具の固定並びに
   配線装置。 ６ 特許請求の範囲第５項記載の装置において、そのね
   じ端子がユニット器具に取り付けられるアダプターに集
   約されることを特徴とする電気器具の固定並びに配線装
   置。 ７ 特許請求の範囲第１項乃至第６項の何れかの項に記
   載の装置において、その器具ユニットが、みぞ形レール
   の長手方向に対して直角にダクト状のくぼみを有するこ
   とを特徴とする電気器具の固定並びに配線装置。 ８ 特許請求の範囲第１項乃至第１項の何れかの項に記
   載の装置において、多数の器具ユニットが１個の制御ユ
   ニットに集結されることを特徴とする電気器具の固定並
   びに配線装置。 ９ 特許請求の範囲第１項乃至第８項の何れかの項に記
   載の装置において、接続用ソケットと器具ユニットとの
   間にガスケットが挿入されることを特徴とする電気器具
   の固定並びに配線装置。 １０ 特許請求の範囲第１項乃至第９項の何れかの項に
   記載の装置において、接続用ソケットに、そのみぞ形レ
   ールと器具ユニットとに接し、それらを一体的に結合す
   るばねが設けられることを特徴とする電気器具の固定並
   びに配線装置。