JPS5923252A - チロキシンの蛍光測定もしくは比色による定量分析法 - Google Patents

チロキシンの蛍光測定もしくは比色による定量分析法

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JPS5923252A
JPS5923252A JP57132252A JP13225282A JPS5923252A JP S5923252 A JPS5923252 A JP S5923252A JP 57132252 A JP57132252 A JP 57132252A JP 13225282 A JP13225282 A JP 13225282A JP S5923252 A JPS5923252 A JP S5923252A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、蛋白質含有試料液中の低分子量成分の定量法
に関するものである。さらに訂しくは、本発明は、血液
、血清、血しょう、尿、骨髄液、もしくはそれらの処理
物のような各種の生物体由来の試料液中に含まれており
、かつ該蛋白質に対する結合能を有する低分子量成分を
定量する方法に関するものである。
生物体由来の試料液中に含まれている低分子量成分を定
量する際に、その試料液中に共存している4fi白質が
その定量分析を妨害する場合があることは良く知られて
いる。これは、試料Ji’#中において、その低分子量
成分の大部分が蛋白質と結合した状yハチで存在してい
るため、遊離状態にある低分子量成分の固有の物理的あ
るいは化学的特性を利用する定量分析操作が妨害される
ことに起因するものである。
−1−二記のような結合しやすい関係にある低分子量成
分と蛋白質との代表的な組合わせの例としては、甲状I
I!ホルモンと、アルブミン、チロキシン綻1合グロブ
リン(TBG)あるいはプレアルブミンなととの組合わ
せを挙げることがてきる。
すなわち、血液中に微量に存在するチロキシン(T4)
のような甲状腺ホルモンの定量、1.は、一般に、抗原
・抗体反応を利用して行なわれることが多い。しかし、
血液中には甲状腺ホルモンと結合しやすい前記のような
蛋白質も共イrしており、実際には、血液中において甲
状腺ホルモンの大部分がそれらの蛋白質と結合した状態
てイr在しているため、甲状腺ホルモンの定量が妨害さ
れる結果となる。従って、そのような甲状腺ホルモンの
足部に際しては、共存蛋白質による定量反応の妨害を防
止するための様々な方法が利用されている。
上記の蛋白質による妨害除去のための方法は、試料液へ
の有機溶媒の添加、試料液のpHの調整あるいは、−・
般にブロッカ−と名(=jけられている化合物の添加な
どの方法により、試料液中の甲状腺ホルモンと蛋白質と
の結合を切り離して甲状腺ホルモンの大部分をM#状態
に移行させ、これを定量反応にかけることを原理として
いるものが多い。この内で、ブロッカ−を添加する方法
は操作が筒中であるところから、従来より一般的に利用
されており、そのようなブロッカ−としては、サリチル
酸ナトリウム、1−アニリノ−8−ナフタレンスルホン
酸(ANS)およびメルチオレート(チメロサール)な
どが知られている。このようなブロンカーを試料液に添
加した場合の試料液中の蛋白質と甲状腺ホルモンとの挙
動は、次のような仮想平衡式により、その概略を示すこ
とかできる。
蛋白質・甲状昧ホルモン 十 ソロ、カーラ1蛋白質・
ブロッカ−十 甲状1腺ホルモンすなわち、試料液中で
結合状7ハ;にある[蛋白質・甲状腺ホルモンコにブロ
ンカーを共存させることにより、ブロッカ−が蛋白質に
1盆先的に結合して大?“イ1(分の甲状腺ホルモン0
1F状1店とする現象を利用した方法である。
たとえば、定量反応として抗原・抗体反応を利用する甲
状腺ホルモンの定量は、−・般に一]−記のようなブロ
ンカーを試料液に共存させることにより甲状腺ホルモン
を遊離状態にして、このM#した甲状腺ホルモンについ
て抗原・抗体反応を行なうことにより実施している。と
ころで、プロ・ンカー共イf下の甲状腺ホルモンの遊離
は、上記仮想平衡式により示されているように、甲状腺
ホルモンの蛋白質への結合と平衡関係にあるところから
、甲状腺ホルモンの定量反応の反Iq’、、速度の増大
、すなわち、定量に要する時間の短縮、および定量の精
度の向上のためには、ブロンカーは、上記の仮想11衡
式を可能な限り右に寄せるようなものであることが望ま
しい。
従って、ブロンカーとしては、蛋白質に対して強い結合
性を有するものが好ましいが、従来より知られているサ
リチル酸ナトリウム、ANSおよびチメロサールなどの
ブロッカ−は、蛋白質との結合性において充分とは言い
難い。特に試料液中に蛋白質が高濃度で含まれている場
合には、これらの公知のブロッカ−では充分なブロッキ
ンク効果、すなわち、蛋白質に優先的に結合することに
より、定1桂目的の低分子成分を速やかにMp!#状態
に移行させる効果が得られにくいとの難点があった。
フロンカーとしての高い効果をこれらの化合物に求めよ
うとするためには、試料液にこれらの化合物を高い濃度
′となるように多量溶解して用いる方法も考えられるが
、実際にはこれらの従来から利用されている化合物を多
量で用いても充分な効果が得られにくいとの問題がある
。またさらに、ANSについては、その高濃度溶液が着
色を示すため、のちに比色法や蛍光法なとを利用して試
料液を測定する際に、その′ll1l+定を妨゛−イす
るとの欠点がある。−力、チメロサールは水銀を含む化
合物であるため、定m反応として酵素反応を利用する場
合などにおいては、その酵素反応を妨害することがある
との欠点がある。
本発明は、各種の蛋白質に対する結合性が公知のソロ、
カーに比較して顕著に高い新規なブロッカ−を利用する
蛋白質含有試料液中の低分子−量成分の定量法を提供す
るものである。
また本発明は、ブロッカ−を相対的に多量用いることに
より、蛋白質が高濃度に含まれている試料液中において
も、精度の高い定量−を可能とする新規なソロツカ−を
用いるイド白rり含有試料液中の低分子量成分の定量法
を提供するものである。
すなわち本発明は、蛋白質を含有する生物体由来の試料
液中に含まれており、かつ該蛋白質に対する結合能をイ
イする低分子量成分を定(51するに際して、該試オ゛
17夜中に一般式(1):%式%() (ここで、Mは水素イオン、アルカリ金属イオンもしく
はアンモニウムイオンてあり;Xは直鎖もしくは分岐を
有する炭素原子数6個以」−のアルキル基、アルケニル
基、フッ素化アルキル基もしくはフッ素化アルケニル基
であり;Yは二価の有機残基であり;そしてpはOもし
くは1である)で表わされる化合物を共存させることを
特毒とする蛋白質含有試料液中の低分子量成分の定量法
からなるものである。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明は、蛋白質を含有する試料液中に存在する低分子
量成分の定量を行なうに際して、その試料中にブロッカ
−として特定のスルホン酸もしくはスルホン耐塩を添加
し、このブロッカ−を試料液に共存させながら低分子量
成分の定量のだめの反応を実施することからなるもので
ある。
本発明においてソロツカ−として用いるヌルホン酸もし
くはスルホン酸基は、 1fi7述のように一般式(1
): %式%() て表わされる化合物である。
」4記・般式(I)において、Mは水素イオン;ナトリ
ウムイオン、カリウ1\イオンなとのようなアルカリ金
属イオン;もしくは、アンモニウムイオン(低級アルキ
ルアミンの第四級塩なども含む)であり、Xは、直鎖も
しくは分岐を有する炭素原f数6個以上(好ましくは、
8個以」二、そして22個以下)のアルキル基、アルケ
ニル基、フッ素化アルキル基、もしくはフッ素化アルケ
ニル基である。
1−記一般式(1)において、Yは二価の有機残基であ
り、pはOもしく1第1である。従って、一般式(I)
の化合物においては、Yに相当する有機残基は必ずしも
必要ではない。
一般式(I)の化合物にYが存在する場合には七のYは
一価もしくは−5二価の芳香環を有する二価の有機残基
であることが好ましい。そのような好ましい二価の44
機残基の例としては、次に示すような有機残基を挙げる
ことができる。
(1)−[芳香環]−〇−(CHz)m−CH2CH−
(ただし、芳香環は、ヒドロキシ、アルコキシ、アリー
ルオキシ、アルキル バミル、アミド、スルファミド、ハロゲン、カルボキシ
ル、スルホンなどの置換基を有していてもよく、mはO
〜3の整数であり,そして、Aは水素原子もしくは低級
アルキル基である、以下同じ) (2)− [芳香環] −0  (CHCH20)m−
(3)− [芳香環]   ( O C H 2 C 
H 2 ) m−(ただし、nは1〜5の整数であり、
モしてDは水素原子もしくは低級アルキ ル基である) (5)− [芳香環コーZ− (ただし、Zは単なる連結を意味するかもしくは二価の
有機残基である、以 ド同し) (6)−NHCO− [芳香環]−Z−〇 (9)  −CON− [芳香環]−Z−(1 0) 
 −NHCONH− [芳香環]−Z−(1 1)  
−NHCSNH− [芳香環]−Z〜(12)  −S
− [芳香環]−2−(13)  −0−Z− [芳香
環コー■ (14)  −N−Z= [芳香環コー(たたし、■は
一価の有機残71(、以ド同じ)C16)      
V CH−Z− (17)          V 一COーNーZ− [芳香環]− 上記の一般弐(1)で表わされるプロ・ンカーの代表的
な例としては、次に示す化合物を挙げることができる。
Yが1−記(1)の有機残基であるもの:Yが上記(2
)の有機残基であるもの:Yが上記(3)の有機残基で
あるもの:Yが」二記(4)の有機残基であるもの:Y
が上記(5)の有機残基であるもの:Yが上記(6)の
有機残基であるもの2H S O3N a Yがに記(7)の有機残基であるもの:Yか−に記(8
)の有機残基であるもの:C, H2,OSO3Na 
          (8°)c,。H,、OS03N
a            (8b)Yがf.z記(9
)の有機残基であるもの:NHCOC9H19NHCO
C1lH23SONa               
SONa3 Yが」二記(10)の有機残基であるもの:03Na Yが上記(11)の有機残基であるもの:o  Na Yが上記(12)の有機残基であるもの:Yが上記(1
3)の有機残基であるもの:Yが上記(14)の有機残
基であるもの:C□2H25NHcH2cH2so3N
a(14a)C□2H251i1cH2CH2SO3N
a      (14b)Yが」−記(15)の有機残
基であるもの二Yが−1−記(16)の有機残基である
もの:Yが1−、記(17)の有機残基であるもの:p
がOlすなわちYが存在しないもの:08F17−3O
3K             (+8a)CH3(C
H2)□。CH=CHCH2−803Na(18b)本
発明においてブロッカ−として用いられる上記一般式(
I)で表される化合物は、たとえば。
次に示す刊行物に記載されている(−3o3M)2.4
を有する界面活性剤の製造法、もしくはそれに!(L!
する方法に従って製造することができる。
界面活性剤(合成編I、■、■、および応用縮重、■、
■)、小田良平、寺村−広共著(槙書店、1965) 新界面活性剤、堀口博著(三共出版、 1975) Surfactant 5cience 5eries
 、 Vol、 7,8.+0,11Martin J
、 5chick、 Frederick M、 Fo
wkes(Marcel  ロekker  Inc、
、  N、Y、&  Ba5el、1976)Me(1
:utcheon’s  Detergents  &
  Emulsifiers(McCutcheon’
s  Division、Me  Publishin
gCo、、   +979) 本発明において定量の対象となる低分子量成分としては
、甲状腺ホルモンなどのホルモン、ビリルビンあるいは
、各種の薬剤投与を受けている川。
志などの血液、血清、血しよう、尿、骨髄液などの体液
あるいはその処理物を含む液体中に現われる薬剤及びそ
の代謝物を挙げることができる。
そのような薬剤としては、フェノパルビクール、フェニ
トイン、カルバマゼピン、パルプロイン酸、ピリミドン
、エトスクシミド、メi・スフシミ1ペ メフェニトイ
ンなどのてんかん治療薬;テオフィリンなどのぜん息治
療薬;ジゴキシンなどの強心剤;キニジン、リドカイン
、プロ力インアミト、N−アセチルプロ力インアミド、
ヂソビラミドなどの不整脈治療薬;ペニシリン、セファ
ロスホリン、ゲンタマイシン、トブラマイシン、アミカ
シン、クロラムフェニコールなどの抗生物質;アンフェ
タミン、エフェドリンなどの中枢神経賦活剤;メト]・
レキセードなどの抗腫瘍剤−などを挙げることができる
本発明の定量法における試料液である生物体由来の試料
液の例としては、血液、血清、血しょう、尿、骨髄液、
もしくはそれらの処理物を挙げることができる。これら
の試料液中に含有されている蛋白質の例としては、前述
のアルブミン、チロキシン結合グロブリン(TBG)お
よびプレアルブミンの他に、α−グロブリンおよびβ−
グロブリンなどを挙げることができる。試料液中におい
て上記のホルモン、薬剤などの低分子量成分の一部もし
くは大部分がそれらの蛋白質と結合状態にある場合に、
その低分子量成分を定量する際に、本発明の定量法は有
効に利用することができる。
すなわち、試料液中の定量対象の低分子量成分の一部あ
るいは大部分が、その試料液中で蛋白質と結合状態にあ
る場合に、必要に応じて試料液のpHを6.0〜10.
5程度に調節するための緩衝剤を添加したのち、前記一
般式(I)で表わされるブロッカ−を試料液に添加して
、そのブロッカ−を重量反応系に共存させて低分子量成
分の一部もしくは大部分を遊離の状態に変える。そして
、定量対象の低分子量成分をm1lilI状態に置きな
がら、その低分子量成分の定量反応、たとえば、その低
分子量成分と特異的に結合する蛋白質(たとえば、抗体
など)と、放射性物質、蛍光物質、蛍光プレカーサー、
酵素阻害物質、酵素基質、補酵素、酵素などの標識物質
により標識した標識化合物(たとえば、定量対象の低分
子量成分と同一の物質など)などを添加し、抗原・抗体
反応、あるいは競争的結合反応などを利用して、結合蛋
白質に結合した標識化合物、あるいは結合しなかった遊
離の標識化合物を検出定量する。
ただし、ブロッカ−が共存している試料液においては、
′Mf11の低分子量成分と蛋白質に結合したままの低
分子量成分とが、前述のように平衡関係にあるため、遊
離低分子量成分が抗原抗体反応などの定量反応により他
の結合状態に移行した場合には、」二記の蛋白質に結合
したままの低分子量成分は順にM#の状y〃iに移行す
る。従って、試料液に含有されていた低分子量成分は、
蛋白質に結合していたもの、そして遊離の状態にあった
ものを問わず、実質的に全ての低分子量成分が定量反応
に感応する結果となる。
なお、試料液中の低分子量成分の含有量の定量結果は、
通常、この定量値と、定量対象の低分子量成分の濃度を
種々変えた試料液を利用して作成した検量線とを比較す
ることにより容易に知ることができる。
上記の定量反応において試料液に添加する一般式(I)
のブロッカ−の添加量は、試料液中の蛋白質の含有量お
よび定量対象の低分子量成分の含有量によっても異なる
が、5重量%以下、通常は、O,01〜2重量%である
以上述べたように、前記の一般式(I)で表されるブロ
ッカ−を、蛋白質を含有する生物体由来の試料液中に含
ませ、かつ該蛋白質に対して結合能を有する低分子量成
分を定量するに際して共存させた場合、そのブロッキン
グ作用は従来利用されていたブロッカ−に比較して顕著
に高く、さらに、蛋白質の含有量が高い試料液に共存さ
せた場合においても一般式(I)で表されるブロッカ−
は高いブロッキング作用を示す。そして、この一般式(
I)で表されるブロッカ−は試料液に対する溶解度も高
く、かつ高濃度にしても着色を殆ど示すこともなく、ま
た低分子酸成分の定量に一般に利用される反応を妨害す
ることもない。
次に本発明の実施例および比較例を記載する。
なお、それらの実施例などで用いた各試薬は次に述べる
方法により調製したものである。
[A、フルオレセイン標識チロキシン (FITC−Gly−T 4)の合成]1)t−ブトキ
シカルボニルグリシルチロキシンメチルエステル(Bo
a−Gly−T a −0CH3)の合成 し−ブトキシカルボニルグリシンスクシニルエステル(
Boc−Gly−O3u)329 m g (1、21
ミリモル)をテトラヒドロフラン(THF)5mMに溶
解した。別に、チロキシンメチルエステル塩酸塩1.0
g(1,21ミリモル)をTHF15m立に溶解し、そ
こへT HF 3 m、 Mに溶解したトリエチルアミ
ン170p文(1,21ミリモル)を加えた。
前記のHoe−Gly−O9u溶液に、氷冷しながら、
チロキシンメチルエステル溶液を加え、室温に戻し1.
5時間攪拌した。この反応液を一夜静置したのち、蒸留
水25mMおよび酢酸エチル50mMを加え、酢酸エチ
ルによる抽出を行なったのち、さらに酢酸エチル25+
nJLを用いて抽出を3回繰返した。それらの酢酸エチ
ル抽出液を一緒にし、これを無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。この乾燥!夜をロータリーエバポレーターで濃
井宿したのち、セファデックスLH−20(商標名:フ
ァルマシア社製)を充填したカラムを用いてゲルクロマ
トグラフィーを行なった。このときの展開溶媒はアセト
ン4容量部とメタノール1容着部との混合物を用いた。
TLCで確認しながら目的物の分画を採取し、減圧濃縮
することにより結晶化を行ない、950 m gの目的
物を得た。(収率:82゜5%) 2)BOC(7)除去(Gly−T a−OCH3トリ
フルオロ酢酸塩の取得) 上記l)にて合成したBoc−Gly−T 4−0CH
2950mg (1ミリモル)をトリフルオロ酢酸10
m9に溶解し、水冷下に10分間撹拌したのち4゜°C
以下の温度で減圧留去操作を行ない、Bocを除去した
。得られた残存について上記1)と同様の条件でゲルク
ロマトグラフィーを行ない、目的物の分画を採取し、こ
れを結晶化させて700mgのljl的物を得た。(収
率:82.5%)3)フルオレセインインチオシアン酸
グリシルチロキシン(FITC−Gly−T a )の
合成上記2)において得たGly−T a −OCHg
 トリフルオロ酢酸塩320mg(0,33ミリモル)
とトリエチルアミン47pLl (0,33ミリモル)
とを5+nJljのメタノールに溶解し、その溶液を、
FITel 30mg (0、33ミリモル)を45m
1のメタノールに溶解した溶液に加えた。室温で24I
II間の反応を行なったのち、40°C以下の温度で1
成圧留去操作を行ない、残存をメタノール・アルカリ混
合液中でけん化し、中和したのち、蒸発乾固し、その残
存について前記の1)と同様な条件でゲルクロマトグラ
フィーを行ない、目的物の分画を採取し、次いで結晶化
を行なった。得られた結晶は橙色を示し、収量は290
mgであった。
(収率;70%) [B 、抗チロキシン血清の調製] 1)N−メチル−N−力ルボキシメチルグリシルチロキ
シンメチルエステル・(T4−ME旧DA)の合成 チロキシンメチルエステル塩酸塩2gを15m文のジメ
チルホルムアミド(D M F)に溶解し、これに50
0p文のトリエチルアミンを加えた。
10分後に、この溶液に、N−メチルイミノニ酢酸0.
55gをT HF 5 m !lに溶解したものを加え
た。反応液をロータリーエバポレーターで濃縮し、残存
を50 m fLのTHFに溶解し、さらに酢酸エチル
150mMを加え、振とう攪拌し、酢酸エチル層を分取
し、これを蒸留水で3回、飽和食1スジ水で1回洗浄し
た。次いで酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、上澄液をロータリーエバポレーターを用いて濃縮した
。残存に20m文のTHFを加えたのちn−ヘキサンを
少量加え、生成した沈澱物を吸引濾過して白色結晶を得
た。
結晶を減圧デシケータ−内で乾燥し、2.3gの白色結
晶とした。(収率:69%) 2)抗チロキシン血清の調製 」−2の1)で調製したT4−MEMIDAI 00m
gを、乾燥したDMF2.0+nJ1に溶解した。次い
て、この溶液にN−ヒドロキシコハク−酸イミド15m
gを加えたのち、25mgの1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド(ECDI)を
水冷fに加え、4°Cで一夜反応させノこ。
1−記の操作により得られた溶液を水冷下、生血!^ア
ルブミン(マイルスφラボラトリーズ社製、フラクショ
ンV)loomgを含む0.05M炭酸緩衝液(pH9
,0)20m文中に滴下し、反1心させた。反応液を同
じ緩衝液に対して二昼夜透析(2文×4回)して未反応
物を除去し1次に、蒸留水に対して二昼夜透析(2文×
4回)を行ない脱塩したのち、凍結乾燥した。Yj、+
られた乾燥固形物は約130mgであった。この乾燥固
形物は、赤外吸収スペクトルの測定により、生血清アル
ブミン1分子に対して約20個のハプテンが導入された
ものであることがわかった。
上記において得られた乾燥固形物を用いて常法に従いウ
サギに免疫処理し、抗チロキシン抗血清を得た。
[実施例1] 0.3Mのグリシン・水酸化ナトリウム緩衝液(pH9
,0)にFI’l’C−Gly−T 4をO,1gMの
濃度に溶解してFITC−Gly−T a溶液とした。
抗チロキシン」m、古を100mflとり、これに、0
.3%ウシ血清アルブミンおよび0.15M塩化ナトリ
ウムを含む0.02Mリン酸緩衝液(pH7,3)19
.9m文を加えて箱釈し、抗チロキシン血清溶液とした
ヒト血清(コンセーラ:1」水製桑■商標)を1mMと
り、これに、O,15M1l化すトリウムを含む0.0
2Mリン酸緩栴緩衝液H7,3、以下PBSという)9
mMを加えて6釈し血清溶液とした。
次に記載する化合物のブロッカ−としての作用を評価す
るために、それぞれをl jlj 、1−%濃度の水溶
液またはアルカリ性溶液とした。
化合物−1チメロサール 化合物−2サリチル酸すトリウム 化合物3   1−アニリノ−8−ナフタレンスルポン
酸(ANS) (以に、公知のブロッカ−) fヒ合物−4前掲化合物(1a) 化合物−5前掲化合物(3a、ただしオキシエチレンノ
、(が2〜4のも のの混合物) 化合物−6前掲化合物(t6a) 化合物−7前掲化合物(17a) 化合物−8前掲化合物(8a) 化合物−9前掲化合物(18b) 化合物−1O前掲化合物(18a) 化合物−11前掲化合物(5a) 化合物−12nQ掲化合物(5b) 化合物−13前掲化合物(1b) 化合物−14前掲化合物(6a) 化合物−15前掲化合物(14c) 化合物−16前掲化合物(15a) ブロッキンク効果評価法 試験管に、 FITC−Gly−T a溶液250p文
、血清溶液100JJ、文、と記の化合物の溶液(プロ
・ンカー溶液)100g文、および0.3Mグリシン・
水酸化ナトリウム緩衝液(pH9,0)550角文を入
れて総量J、m!;Lの試験液を調製し、これを撹拌混
合したのち、室温にて約10分間放置した。次に、分光
蛍光光度計650−10 (■日立製作所製)を用い、
励起波長492nmそして測定蛍光波長525nmにて
その試験液の蛍光強度を測定した。この測定値をrHs
蛍光強度」と名刺ける。
血清溶液を同量の抗チロキシン血清溶液に変えた以外は
上記と同様に試験液を調製し、これを同様に処理した後
、蛍光強度の測定を行なった。この測定値をrAb蛍光
強度」と名刺ける。
なお、」−記のブロッカ−溶液の代りに同量のPBSを
加えた以外は」−記と同様にして試験液を調製し、これ
を対照液とした。この対照液を同様に処理した後、蛍光
強度の測定を行なった。
それぞれの測定における蛍光強度を第1表に示す。なお
、第1表は、ブロッカ−溶液として前記化合物−7を用
いたAbffl光強度の測定値を100とした相対価で
表わしている。
第1表 番号    AbHsAb−Hs 1         99       88    
     112   105   86    19
3        8 6       42    
     444      107      43
       645      106     4
0       666     101     4
0       617     100     4
0       608     106     4
4       629     104     4
4       6010     107     
46       6111     100    
 43       5712     108   
  48       6013     107  
   49      5814     112  
   63       4915     105 
    41       6416     102
     50       52対照液  106 
 116   −10訂・試験液中の化合物の濃度は約
0.1%(重量/容量)である。
なお、上記の血清溶液あるいは抗チロキシン血詰溶液の
代りに同h1のPBSを加えた以外は同様に各化合物を
添加した試験液を調製し、これをブランクとした。この
ブランクを同様に処理した後イi≦光強度の測定を行な
ったところ、その蛍光強度はいずれの化合物においても
約42(第1表中の数値と同様の相対値)の仙を示した
第1表に示した蛍光強度の値は次のような意味を有する
ものと占えられる。
試験液に添加されたFITC−Gly−T aの蛍光発
生物質(FITC)はヨウ素により消光(クエンチング
)される性質がある。そして、分子・中に四個のヨウ素
を含むチロキシンとの結合状態においては、  FIT
Cとチロキシンは立体的に近接した位置にあるためその
蛍光強度は低いレベルにある(」1記のブラ〉′りの試
験液における蛍光強度参照)。
このFITC−Gly−T 4溶液に抗チロキシン血清
(抗体)が添加された場合には、そのチロキシン(T4
)の大部分は添加された抗チロキシン血清と結合し、蛍
光発生物質(FITC)とチロキシンとの距離が遠くな
る、すなわち、FITC−Gly−T 4結合体内にお
けるそれぞれの基の立体的な位置関係において、 FI
T’CとT4との間の距離が離れるため、 FITCは
ヨウ素による消光作用を受けにくくなる。従って、その
溶液の蛍光強度は高くなる(」1記の対照液におけるA
b蛍光強度参照)。
また、FITC−Gly−T 4溶液に、チロキシン結
合性の蛋白質成分を含有する血清が添加された場合にも
、そのチロキシン(T4)の大部分が蛋白質と結合する
ため、蛍光発生物質(FITC)はチロキシンのヨウ素
による消光作用を受けに〈〈なり、従ってその溶液の蛍
光強度は上1する(」−記の対照液におけるHs蛍光強
度参照)。
一方、FITC−Gly−T a溶液にチロキシン結合
性の蛋白質成分を含有する血清が添加された場合であっ
てもブロッキング作用の高いブロッカ−が共存している
場合には、そのブロッカ−が優先的に蛋白質と結合する
ため、FITG−Gly−”1− aのチロキシン(T
4)の大部分は血清の蛋白質の影響を受けず、蛍光発生
物質(FITG )に近接した立体位置を維持する。従
ってその溶液の蛍光強度は、血清溶液を添加していない
場合のフ1f光強II!t(本例では、上記のブランク
の試験液における蛍光強度の約42に該当)と同等であ
る(変化なし)か、あるいは僅かに高くなる程度である
。これに対して、用いたブロンカーのブロッキング作用
が低い場合には、血清中の蛋白質のうちの少なからぬ部
分がブロンカーと結合せずにチロキシンと結合するため
、チロキシンは蛍光発生物質(FITC)から離れた位
置に移動するため、FITCはチロキシンの影響を受け
なくなり、従ってその試験液の蛍光強度は上昇する。
以」−の理由から、本実施例においては、ブロッカ−を
添加した試験液におけるHs蛍光強度がブランクの試験
液の蛍光強度の約42に近い場合には、そのブロンカー
はブロッキング作用が高いことを意味し、これに対して
、ブロッカ−を添加した試験液におけるHs蛍光強度か
、ブロッカ−が添加されていない対照液のHs蛍光強度
(本例では、上記の対照液における蛍光強度の約116
に該当)に近い場合には、そのブロッカ−の・プロ。
キング作用は低いことを意味するものと考えられる。
なお、本実施例では、ブロッカ−として用いた化合物と
抗ヂロキシン血清とがFITC−Gly−T 4溶液の
蛍光強度に与える影響をそれぞれのブロッカ−について
測定し、そこで得られたAb蛍光強度をそのソロツカ−
化合物添加系の基準(i&として、その値とHs蛍光強
度との差(Ab−Hs)を算出することにより、プロ・
ンカー化合物の蛋白質に対するフロンキング作用を更に
厳密に比較する数台(iを(’4た。すなわち第1表に
おζするAb−Hsの欄に記載された数値は、パックグ
ラウンドを補償したプロ・ンキング作用を意味する数値
であり、その数値が高い程ブロッキング作用が高いこと
を意味するものと考えられる。
ちなみに、本実施例1における各ブロンカーのブロッキ
ング作用の評価結果は、後述の実施例4に見られるよう
に、たとえば「ホモジニアス酵素イムノアンセイへの応
用」における各ブロッカ−の評価結果と強い相関関係に
あることが確かめられている。
[実施例2] 蛍光分析法によるノロツカ−の評価 −
血清濃度の高い試料液に おけるソ゛ロッカーの計イ曲 試験管に0.3Mのグリシン・水酸化ナトリウム緩衝液
(pH9,0)を800 μ、 U 取’J1.=hを
llj発乾固した。
J−記の試験管に、 ヒト血清(コンモーラ:1コ水製薬■商標)800pL
文 ; 0.3Mのクリシン争水酸化ナトリウム緩衝液(p H
9、0) ニFITC−Gly−T aを0.5ルMの
濃度に溶解して調製したFITC−Gly−T4溶液5
0ル文; 0.25M水酎水酸化ナトリウム緩衝液2表に記載の化
合物(ブロッカ−)を50mMの濃度に溶解して調製し
たブロッカ−溶液50jL文;および、 抗チロキシン血清100に文。
を入れ、総量を1 m fLの試験液とした。これを撹
拌混合したのち、室温にて約10分間放置した。
次に、分光蛍光光度計650−10 (■日立製作所製
)を用い、励起波長492 nmそして測定蛍光波長5
25nmにてその試験液の蛍光強度を測定した。このM
II定値をrHs・Ab蛍光強度」と名付ける。
抗チロキシン血清溶液を同量のPBSに変えた以外は上
記と同様に試験液を調製し、これを同様に処理した後、
蛍光強度の測定を行なった。この′A111定値を[H
s−PBS蛍光強度」と名付ける。
それぞれの測定における蛍光強度を第2表に示す。なお
、第2表は、実施例1の化合物−7のブロッカ−溶液に
おけるAb蛍光強度の測定値を100とした相対値で表
わしている。
第2表 番号  Hs拳Ab  Hs@PBS  Hs* Ab
−Hs争PBS2     77     77   
    03     76   74.5     
1.54     65     57       
85     66    55.5     IO,
,5666,54620,5 対照液  82   46   −2 計:第2表に記載した化合物番号は実施例1に記載した
化合物番号に対応するものである。
第2表に示したHsφAb蛍光強度とHs拳PB S 
iif光強度との差(Hs*^b −Hs−PBS )
は、実施例1に記載した理由と同様な理由により、その
数値が高い程、その化合物のブロッキング作用が高いこ
とを意味する。
[実施例3] 蛍光分析法によるブロッカ−の評価 −
ブロッカ−の共存下にお けるチロキシンの検量線の作成 試験管に、 0.3Mのグリシン・水酸化ナトリウム緩衝液(pH9
,0)にFITC−Gly−T 4をo、i用Mの濃度
に溶解して調製したFITC−Gly−T4溶液250
に文; 0.3%ウシ血清アルブミンを含むPBSで200倍に
希釈した抗チロキシン血清を100 ル父 ; 0.3Mのグリシン・水酸化ナトリウム緩衝液(pH9
,0)450用交; 0.05M水酸化すトリウム水溶液に下記の化合物(ブ
ロッカ−)を1%(重量/容量)濃度に溶解して調製し
たプロ、2カー溶液100メL交;および、 種々の濃度のチロキシンを添加したヒト血清100メL
3コ一、 を入れ、総値を1mMの試験液とした。これをIW拌混
合したのち、室温にて約10分間放置した。
次に、分光蛍光光度計650−10(■IJ立製作所製
)を用い、励起波長492nmそして測定蛍光波長52
5nmにてその試験液の蛍光強度を測定した。
なおに記の血清は、M i tsumaらの方法[T、
旧tsuma、 J、Co1ucci、 L、Shen
kman & C,S、Ho1lander。
Binchemical and Biophysic
al Re5earch Communication
s、  48.2107−2+13 (1972)]に
従って、活性炭を用いて血清中に存在する生体由来のチ
ロキシンを除去して用いた。
試料液中のチロキシンの最終濃度を横軸にとり縦軸に蛍
光強度の′At1l定値を、チロキシンの最終濃度が2
1Lg/d5.の時の測定イIi′1を100としたと
きの相対値により表示し、それぞれのブロッカ−化合物
について検量線を作成した。
イリられた検量線をi1図に示す。木実施例において用
いたブロッカ−化合物およびそれぞれに対応する検量線
は次の通りである。なお、化合物番号は実施例1に記載
した化合物番号に対応するものである。; 化合物−3(ANS)  −検量線3 化合物−4−検量線4 化合物−5−検量線5 化合物−6−検量線6 化合物−7−検量線7 水(対照)  −検量線W 第1図に示された検量線のうち本発明で規定した化合物
(化合物−4〜化合物−7)を共存させた場合の検量線
は、測定レンジか広いことがわ力)る。この1ll11
定レンジが広いとの点は、高い測定精度が得られること
を意味するものである。
[実施例4コ ホモジニアス酵素イムノアンセイへの応
用 1)チロキシンとリンゴ酸脱水素酵素との結合物の調製 乾燥したジメチルホルムアミド200角文中(こ10m
gのT a −MEMIDAを溶角了し、これ番こN−
ヒドロキシコハク6衾イミド1.5mgを力(1え、ン
kl令ドにさらに2.5mgのl−xチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル て4°Cで一夜反応させて活性エステル溶液を調製した
別に、リンゴ酸脱水素酵素(MDI、ブタ心筋ミトコン
ドリア由来、ベーリンカーマン/\イム社y ) 2 
5 m gを、0 、 0 5 M炭MすトリウムSd
ll’j液(pH9 、2)5mMに溶解し、氷冷ドに
1−記の活性エステル溶液をlOp文/分で添加した。
添加綿r後、反応液を水冷Fで2時間攪拌し、次いでセ
ファデフクスG − 5 0 (商標名:ファルマシア
社製)を用いてゲル濾過し、MDIの分画を得た。この
分画は、もとのMDHの10〜20%の酵素活性を示し
た。
2)ヒト血清の調製 実施例3に記載したMitsuma らの方法に従って
、活性炭を用いてnu清中に存在する生体由来のチロキ
シンを除去したヒト血清にチロキシンを濃度が5、lO
および20p.g/d9となるように添加してチロキシ
ン含有ヒト仙消を調製した。
3)ホモジニアス酵素イムノアッセイへの応用試験管に
上記のヒト血清を50g’lとり、これに、下記のブロ
ッカ−化合物を0.3Mグリシン・水酪化ナトリウム緩
衝液(pH9,0)に濃度5mMとなるように溶解させ
た溶液50ル文を加えて撹拌し、約10分間室温に放置
した。これに抗チロキシン血清2川文およびβ−NAD
 (β−ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)を8
0mg含む0.15Mグリシン・塩酸緩衝液(pH5,
5)を1mJlj加えて攪拌し、約5分間室温に放置し
た。さらにこれに、0.3MのL−リンゴ酎を含む0.
3Mグリシン・水酸化ナトリウム緩衝液(pH9,3)
を550弘立添加して総量1650ル文とし、よく攪拌
した。
上記の溶液についてUV−240型分光光度計(■島津
製作所製)を用いて波長340nmにおける吸光度の変
化を測定した。
初期吸光度と15分後の吸光度の差をとり、これらの吸
光度差をプロットして第2図に示すグラフを得た。
本実施例において用いたブロッカ−化合物およびそれぞ
れに対応する応答曲線は次の通りである。なお、化合物
番号は実施例1に記載した化合物番号に対応するもので
ある。; 化合物−4−応答曲線4 化合物−5−応答曲線5 化合物−6−応答曲線6 PBS (対照)−応答曲線PBS 第2図に示された応答曲線のうち本発明で規定した化合
物(化合物−4〜化合物−6)を用いた場合の応答曲線
は測定レンジが広いこと、すなわち、チロキシンの添加
量に応じて高いレベルで応答することがわかる。この点
は、高い測定精度が得られることを意味するものである
。すなわち、本発明において規定したブロッカ−に含ま
れるこれらの化合物は酵素活性を阻害することもなく、
高い精度の定量反応に利用することがof能であること
がわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ブロッカ−の共イrドにおけるチロキシンの
検量線(蛍光分析法による)の例を示し、そして第2図
は、ホモジニアス酵素イムノアッセイにおけるチロキシ
ンの添加量に対するブロッカ−の共存下での応答曲線の
例を示すものである。 特許出願人 富士写真フィルム株式会社代理人   弁
理士  柳川泰男 す 値 引 ヒ ÷ロ青シン恣加−に、(JJ(1/di)第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■。蛋白質を含有する生物体由来の試料液中に含まれて
    おり、かつ該蛋白質に対する結合能を有する低分子量成
    分を定量するに際して、該試料液中に一般式(I): X  (Y)P  SO3M   (I)(ここて、M
    は水素イオン、アルカリ金属イオン、もしくはアンモニ
    ウムイオンであり;Xは直鎖もしくは分岐を有する炭素
    原子a 6個以上のアルキル基、アルケニル基、フッ素
    化アルキル基もしくはフッ素化アルケニル基であり;Y
    は二価の有機残基であり;そしてpは0もしくは1であ
    る)で表わされる化合物を共存させることを特徴とする
    蛋白質含有試料液中の低分子量成分の定量法。 2゜低分子量成分の定量を抗原・抗体反応を利用して行
    なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の蛋白
    質含有試料液中の低分子量成分の定量法。 3゜試料液が、血液、血清、血しょう、尿、骨髄液、も
    しくはそれらの処理物であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の蛋白質含有試料液中の低分子量成分
    の定量法。 4゜低分子単成分が、甲状腺ホルモンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の蛋白質含有試料液中
    の低分子量成分の定量法。 5゜蛋白質が、アルラミン、グロブリンもしくはプレア
    ルブミンであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の蛋白質含有試料液中の低分子単成分の定量法。 6゜一般式(1)のXが、直鎖もレイは分岐を有する炭
    素原f数8〜22個のアルキル基、アルケニル基、フン
    素化アルキル基、もしくはフ・ン素化アルケニル基でち
    ることを特徴とするII gl請求の範囲第1項記載の
    蛋白質台イ1試料液中の低分子が成分の定量法。 7゜一般式(I)のpが0である化合物を用いることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の蛋白質含有試料
    液中の低分子¥成分の定量法。 8゜一般式(I)のpが1で、Yが一価もしくは二価の
    力香環を含む二価の有機残基であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の蛋白質含有゛試料液中の低分
    子量成分の定量法。 9゜一般式(I)のpが1で、Yが一画もしくは二価の
    ベンセン環もしくはナツタ1/ン環を含む一価の有機残
    基であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    蛋白質含有試料液中の低分子量成分の定量法。
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