JP3022942B2 - 新規標識カルバマゼピン類似体 - Google Patents
新規標識カルバマゼピン類似体Info
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Description
識カルバマゼピン類似体及びイムノアッセイにおけるそ
れらの使用に関する。
ッセイは、臨床化学において分析技術として広範に使用
されてきた。反応の特異性により、それらは、生物学的
流体中に非常に低濃度で存在する生物学的分析物を定量
する際に特に有利である。このような分析物(本明細書
ではリガンドと称される)には、例えば、抗体類、治療
薬類、麻酔薬類、酵素類、ホルモン類及びタンパク質類
などが挙げられる。
導体を含む標識リガンド、及び該リガンドの類似体類
が、一定量の適当な結合物質(本明細書ではレセプター
と称される)との反応を目当てに未標識のリガンドと競
争状態におかれる。リガンドの未知濃度は、結合した又
は未結合の(すなわち、遊離の)標識リガンドのどちら
かの信号を測定することにより決定できる。反応は以下
のように進行する。
素、発色団、蛍光団、安定なラジカル、酵素補因子、酵
素阻害剤及びアロステリックエフェクターが挙げられ
る。前述のことと矛盾することなく、血清中のカルバマ
ゼピンを初めとするリガンドについてのイムノアッセイ
は、(1)酵素標識カルバマゼピン類似体と、(2)患
者血清中のカルバマゼピンとの間の、固定化された抗体
結合部位を目当てにした競合反応に基づいて実施でき
る。
似体についての特別な要件としては、1)少なくとも70
〜90%の類似体が過剰の固定化カルバマゼピン抗体によ
り結合せしめられること;2)固定化抗体についての類
似体の親和性が、一定量のカルバマゼピンの競合が治療
に適切な濃度範囲で生じるようなものであること;及び
3)保存条件下における類似体の酵素標識の加水分解に
対する類似体の安定性;が挙げられる。カルバマゼピン
類似体に課せられる要件としては、1)酵素標識との接
合に次ぐ、固定化抗体に対する誘導体の接近し易さ;
2)カルバマゼピンに対する抗体による誘導体の特異的
な認識;3)直接の、又は酵素活性に悪影響を及ぼさな
い条件下で酵素もしくは誘導体を活性化したの後の、誘
導体の酵素標識との十分な反応性;4)酵素由来のカル
バマゼピン類似体の加水分解に対する標識の安定性;及
び5)酵素を変性することなく、共有結合による酵素に
対するカルバマゼピンハプテンの迅速且つ完全な付着;
が挙げられる。
バマゼピン類似体、イムノアッセイ要素及びカルバマゼ
ピンについてのイムノアッセイ方法を提供する。本発明
の標識カルバマゼピン類似体は、下記構造:
ルを表し、R1 は1,4−ピペラジニレン、2,5−ジ
メチル−1,4−ピペラジニレン、1,3−イミダゾリ
ジニレン及び1,4−ヘキサヒドロジアゼピニレンより
選ばれた複素環式基を形成するのに十分な炭素原子数1
〜3のアルキレンであり、R2 ,R3 ,R4 及びR
5 は、各々独立して炭素原子数2〜10のアルキレン基、
又はフェニレン基を表し、R6 はエチレン又はo−フェ
ニレンであり、R7 は水素又はメチルであり、各Zは独
立して−O−,−S−又は−NR−を表し、ここでRは
水素又は炭素原子数1〜6の低級アルキルを表し、LABE
L は酵素であり、lは0,1又は2であり、mは1又は
2であり、nは0,1又は2であり、そして (i) R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びZ中に含まれる原子も
含む、連結鎖中に存在する炭素原子とヘテロ原子の総数
が8〜40であり、 (ii)括弧内成分、l、m及びnは任意の順序で存在する
ことができ、そして (iii) R2 ,R3 ,R4 又はR5 のうち1つだけがフェ
ニレンであることができる〕を有する。本発明は、カル
バマゼピンについてのイムノアッセイ方法であって、 A.カルバマゼピンを含有する液体試料を、カルバマゼ
ピンに対する抗体の存在下で、カルバマゼピン/抗体免
疫複合体の生成を促進する条件下で、標識カルバマゼピ
ン類似体と接触せしめ;そして B,結合した又は未結合の標識カルバマゼピン類似体を
測定することにより液体中のカルバマゼピンの量を検出
する という各段階を含んで成り、前記標識カルバマゼピン類
似体が上記構造を有することを特徴とするイムノアッセ
イ方法も提供する。本発明は更に、上記構造を有する標
識カルバマゼピン類似体の層、区画もしくは塗膜を担持
するイムノアッセイ要素も提供する。
イに使用される標識カルバマゼピン類似体の新規製造方
法を考案した。新規製造方法は、下記工程を含んで成
る。 1)(A)アミン又はスルフヒドリル基を有する標識 を、過剰の (B)(i) 活性エステル基、例えばスクシンイミドキシカルボニル、 (ii) カルバマゼピン核、及び (iii)カルボニル基を介して前記カルバマゼピン核のカルボキサミ ド基を前記活性エステル基に連結する連結鎖(連結基は、本明細書で先に定義し た連結基とその他の点では同じである) を含んで成るカルバマゼピン類似体と接触せしめる工
程、並びに 2)使われなかったカルバマゼピン類似体及び縮合副生成物を、好ましくは透 析により除去する工程。
び標識の両者を、一緒に混合せしめる前に、水混和性有
機溶剤、例えば、 N,N−ジメチルホルムアミドもしくは
ジメチルスルホキシド又は溶剤及び水(緩衝化せしめ
た)の混合物に溶解せしめることにより実施される。以
下の例1〜9は、標識カルバマゼピン類似体を製造する
ためのカルバマゼピン類似体の製法を記載するものであ
る。
オニルオキシ)エチル〕カルバマゼピン
ルバマゼピンの製造 トルエン( 250mL)中エタノールアミン( 6.1g, 0.1
モル)及び5−クロロカルボニル− 2,2′−イミノスチ
ルベン( 6.5g, 0.025モル)の混合物を4時間加熱還
流し、次いで周囲温度で16時間放置した。混合物にジク
ロロメタン( 500mL)を添加し、そして溶液を10%塩酸
( 100mL×2)で洗浄し、飽和重炭酸ナトリウム溶液
( 100mL)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液( 100m
L)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し
そしてロータリー・エバポレーターで溶剤を除去した。
残渣にジクロロメタン(45mL)及び酢酸エチル(75mL)
を添加し、そして混合物をフリーザー(−16℃)に置い
た。固体を濾過した。
ピオニルオキシ)エチル〕カルバマゼピン クロロホルム(25mL)中、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)カルバマゼピン( 5.6g, 0.02モル)、無水琥珀酸
( 2.2g, 0.02モル)及びジメチルアミノピリジン(
2.4g, 0.02モル)の混合物を周囲温度で24時間攪拌し
た。ジクロロメタン( 400mL)を添加し、そして混合物
を10%塩酸溶液( 100mL×2)で洗浄し、飽和塩化ナト
リウム溶液( 100mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、濾過しそして溶剤を除去した。残渣にエチル
エーテル(25mL)及び石油エーテル(25mL)を添加し
た。試料をメタノールから再結晶した。
キシカルボニルプロピオニルオキシ)エチル〕カルバマ
ゼピン クロロホルム(75mL)中、N−〔2−(3−カルボキシ
プロピオニルオキシ)エチル〕カルバマゼピン( 3.8
g, 0.01モル)、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド( 2.1g,0.01モル)及びN−ヒドロキシスクシ
ンイミド( 1.2g,0.01モル)の混合物を室温で20時間
攪拌した。混合物を濾過し、そして濾液を真空中でロー
タリー・エバポレーターで濃縮すると、白色固体が得ら
れた。C25H23N3O7についての分析計算値:C,62.89;
H, 4.86;N, 8.80。実測値:C,60.74;H, 5.12;
N, 8.83。
オンアミド)プロピル〕カルバマゼピン
ボニルアミノ)プロピル〕カルバマゼピン クロロホルム(75mL)中、N−ベンジルオキシカルボニ
ル− 1,3−プロパンジアミン( 8.0g, 0.04モル)及び
トリエチルアミン( 5.0g, 0.05モル)の混合物を、15
分間に亘ってクロロホルム( 200mL)中5−クロロカル
ボニル− 2,2′−イミノスチルベン( 7.6g,0.03モ
ル)に添加した。次いで混合物を1時間加熱還流し、そ
して周囲温度で16時間放置した。ジクロロメタン( 500
mL)を添加し、そして混合物を10%塩酸( 100mL×2)
で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液( 100mL)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過しそして真空
中ロータリー・エバポレーターで溶剤を除去した。残渣
に酢酸エチル(50mL)を添加し、そして溶液をフリーザ
ーに2時間置き、そして濾過した。
バマゼピン臭化水素酸塩 N−〔3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピ
ル〕カルバマゼピン(13.2g, 0.03モル)及び30〜35%
臭化水素−酢酸溶液(70mL)を室温で1時間攪拌した。
次いでこの混合物をジエチルエーテル(3L)に注ぎ入
れ、そして生成する固体を新たなエーテル(1L×3)
で磨り潰した。固体を濾過した。
ピオンアミド)プロピル〕カルバマゼピン クロロホルム( 200mL)中、N−(3−アミノプロピ
ル)カルバマゼピン臭化水素酸塩( 7.5g,0.02モ
ル)、トリエチルアミン( 2.0g,0.02モル)及び無水
琥珀酸( 2.0g,0.02モル)の混合物を30分間50〜60℃
で加熱し、そして周囲温度で20時間放置した。ジクロロ
メタン( 500mL)を添加し、そして混合物を10%塩酸
( 100mL×2)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液( 1
00mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過
しそして真空中ロータリー・エバポレーターで溶剤を除
去した。残渣にジクロロメタン( 100mL)及び石油エー
テル( 100mL)を添加し、そしてそれをフリーザーに一
晩置いた。固体を濾過した。
キシカルボニルプロピオンアミド)プロピル〕カルバマ
ゼピン クロロホルム(80mL)中、N−〔3−(3−カルボキシ
プロピオンアミド)プロピル〕カルバマゼピン( 3.3
g, 0.01モル)、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド( 2.0g,0.01モル)及びN−ヒドロキシスクシ
ンイミド( 1.0g,0.01モル)の混合物を室温で20時間
攪拌した。混合物を濾過し、そして溶剤を真空中でロー
タリー・エバポレーターで除去すると、 4.7gの生成物
が得られた。固体をジクロロメタン(20mL)に溶解し、
濾過し、そして溶剤を除去した。この処理を更に1回繰
り返すと、 3.0g(収率64%)の生成物が得られた。C
26H26N3O6についての分析計算値:C,65.54;H, 5.5
0;N, 8.82。実測値:C,62.38;H, 5.47;N,11.0
2。
アミド)プロピル〕カルバマゼピン
ルアミド)プロピル〕カルバマゼピン N−(3−アミノプロピル)カルバマゼピン臭化水素酸
塩( 4.8g, 0.0128モル)を、製造例2の工程3に記載
の処理方法により無水グルタル酸( 1.5g, 0.0128モ
ル)、トリエチルアミン( 1.4g, 0.014モル)で処理
した。
キシカルボニルブチルアミド)プロピル〕カルバマゼピ
ン N−〔3−(4−カルボキシブチルアミド)プロピル〕
カルバマゼピンを、製造例2の工程4に記載の方法によ
りN−ヒドロキシスクシンイミドで処理すると生成物が
得られた。C27H28N4O6についての分析計算値:C,64.2
8;H, 5.59;N,11.10。実測値:C,63.84;H, 5.7
2;N,10.89。
アミド)ヘキシル〕カルバマゼピン
ボニルアミノ)ヘキシル〕カルバマゼピン N−ベンジルオキシカルボニル− 1,3−プロパンジアミ
ンの代わりにN−ベンジルオキシカルボニル− 1,6−ヘ
キサンジアミンを使用したことを除いて、この物質を製
造例2,工程1に概説した方法を用いて製造すると、生
成物11.0g(収率94%)が得られた。酢酸エチル/ペン
タン(1:1)から結晶化することにより純物質が得ら
れた。
バマゼピン臭化水素酸塩 N−〔3−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピ
ル〕カルバマゼピンの代わりにN−〔6−(ベンジルオ
キシカルボニルアミノ)ヘキシル〕カルバマゼピンを使
用したことを除いて、この物質を製造例2,工程2に概
説した方法を用いて製造すると、生成物 8.5g(収率 1
00%)が得られた。
ルアミド)ヘキシル〕カルバマゼピン N−(3−アミノプロピル)カルバマゼピン臭化水素酸
塩及び無水琥珀酸の代わりに、それぞれN−(6−アミ
ノヘキシル)カルバマゼピン臭化水素酸塩及び無水グル
タル酸を使用したことを除いて、この物質を製造例2,
工程3に概説した方法を用いて製造した。生成物をジク
ロロメタン/酢酸エチル(1:1)から結晶化した。
キシカルボニルブチルアミド)ヘキシル〕カルバマゼピ
ン N−〔3−(3−カルボキシプロピオンアミド)プロピ
ル〕カルバマゼピンの代わりにN−〔6−(4−カルボ
キシブチルアミド)ヘキシル〕カルバマゼピンを使用し
たことを除いて、この物質を製造例2,工程4に概説し
た方法を用いて製造した。C30H34N4O6についての分析計
算値:C,65.92;H, 6.27;N,10.25。実測値:C,65.
20;H, 6.19;N,10.02。
ル)ピペラジノカルボニル〕−5H−ジベンゾ〔b,
f〕アゼピン
ボニル)ピペラジノカルボニル〕−5H−ジベンゾ
〔b,f〕アゼピン N−ベンジルオキシカルボニル− 1,3−プロパンジアミ
ンの代わりにベンジル 1−ピペラジンカルボキシレー
トを使用したことを除いて、この物質を製造例2,工程
1に概説した方法を用いて製造した。化合物をエチルエ
ーテル(10mL)に溶解し、そして石油エーテルを曇点ま
で添加した。混合物をフリーザーに置き、次いで濾過す
ると物質 9.3gが得られた。
−5H−ジベンゾ〔b,f〕アゼピン臭化水素酸塩 工程2B:5−〔4−(4−カルボキシブチリル)ピペ
ラジノカルボニル〕−5H−ジベンゾ〔b,f〕アゼピ
ン 工程2のN−〔3−(ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ)プロピル〕カルバマゼピンの代わりに5−〔4−
(ベンジルオキシカルボニル)ピペラジノカルボニル〕
−5H−ジベンゾ〔b,f〕アゼピンを使用して出発
し、従って工程2の生成物の代わりに5−(ピペラジノ
カルボニル)−5H−ジベンゾ〔b,f〕アゼピン臭化
水素酸塩を生成し、そして工程3の方法では無水琥珀酸
の代わりに無水グルタル酸を使用したことを除いて、こ
れらの物質を製造例2の工程2及び3に概説した方法を
用いて製造した。残渣(2B)を酢酸エチル(10mL)及
び石油エーテル(2mL)から結晶化し、フリーザーに置
き、そして濾過するとこの酸が得られた。
ピオニル)ピペラジノカルボニル〕−5H−ジベンゾ
〔b,f〕アゼピン 無水グルタル酸の代わりに無水琥珀酸を使用したことを
除いて、この物質を製造例4の工程2Bに概説した方法
を用いて製造した。試料をジクロロメタン/酢酸エチル
(1:1)から再結晶すると純物質が得られた。
キシカルボニルブチリル)ピペラジノカルボニル〕−5
H−ジベンゾ〔b,f〕アゼピン N−〔3−(3−カルボキシプロピオンアミド)プロピ
ル〕カルバマゼピンの代わりに5−〔4−(カルボキシ
ブチリル)ピペラジノカルボニル〕−5H−ジベンゾ
〔b,f〕アゼピンを使用したことを除いて、この物質
を製造例2,工程4に概説した方法を用いて製造する
と、生成物 4.6g(収率 100%)が得られた。この物質
( 3.0g)をシリカゲルを用いたクロマトグラフィーに
より精製した。C28H28N4O6についての分析計算値:C,6
5.09;H, 5.47;N,10.85。実測値:C,64.87;H, 5.
99;N,10.62。
オニル)ピペラジノカルボニル〕−5H−ジベンゾ
〔b,f〕アゼピン
ミド)プロピル〕カルバマゼピンの代わりに5−〔4−
(3−カルボキシプロピオニル)ピペラジノカルボニ
ル〕−5H−ジベンゾ〔b,f〕アゼピンを使用したこ
とを除いて、この物質を製造例2,工程4に概説した方
法を用いて製造した。試料をジクロロメタン(35mL)及
び酢酸エチル(8mL)から再結晶すると、 135〜140 ℃
で融解する物質が得られた。C27H26N4O6についての分析
計算値:C,64.33;H, 5.22;N,11.15。実測値:C,6
2.46;H, 5.29;N,10.82。
バマゼピン
チル)カルバマゼピン テトラヒドロフラン( 400mL)中の水素化ナトリウム
( 6.0g, 0.2モル,80%)とカルバマゼピン(40.0
g, 0.17モル)の混合物に、30分間に渡りテトラヒドロ
フラン( 100mL)中の5−ブロモ吉草酸メチル(39.0
g, 0.19モル)を添加した。混合物を周囲温度で3日間
攪拌し、次いで濃塩酸( 100mL)を含有する氷中に注ぎ
入れた。水性溶液をジクロロメタン( 200mL×3)で抽
出し、そして合わせた有機溶液を飽和重炭酸ナトリウム
溶液( 200mL)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液( 2
00mL)で洗浄し、次いで無水硫酸マグネシウム上で乾燥
し、濾過しそして真空中ロータリー・エバポレーターで
溶剤を除去した。残渣にエチルエーテル( 100mL)を添
加した。混合物をフリーザー(−16℃)中に置き、そし
て濾過すると、白色固体が得られた。
( 6.3g, 0.18モル)をp−ジオキサン( 120mL) 、水
(25mL)及び濃塩酸(50mL)に溶解した。溶液を2時間
還流し、次いで周囲温度で攪拌した。この混合物に飽和
塩化ナトリウム溶液( 100mL)を添加し、そして混合物
をジクロロメタン( 300mL×3)で抽出した。合わせた
有機溶液を飽和塩化ナトリウム溶液( 100mL)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過しそして溶剤
を除去した。残渣をジクロロメタン( 175mL) に溶解
し、そして酢酸エチル( 100mL)を添加した。混合物を
フリーザー(−16℃)に置き、次いで濾過した。
ルボニルブチル)カルバマゼピン N−〔3−(3−カルボキシプロピオンアミド)プロピ
ル〕カルバマゼピンの代わりにN−(4−カルボキシブ
チル)カルバマゼピンを使用したことを除いて、この物
質を製造例2,工程4に概説した方法を用いて製造し
た。C24H23N3O5についての分析計算値:C,66.50;H,
5.35;N, 9.69。実測値:C,65.82;H,5.58;N, 9.3
7。
プロピオニル)ピペラジノカルボニル〕ブチル}カルバ
マゼピン
カルボニルピペラジノカルボニル)ブチル〕カルバマゼ
ピン テトラヒドロフラン( 100mL)中のN−(4−カルボキ
シブチル)カルバマゼピン( 3.4g,0.01モル)と 1,
1′−カルボニルジイミダゾール( 2.1g, 0.0125モ
ル)の混合物を周囲温度で30分間攪拌した。この混合物
に室温で30分間に渡りテトラヒドロフラン( 100mL)中
の1−ピペラジンカルボン酸ベンジルエステル(2.75
g, 0.0125モル)を添加した。20時間後、ジクロロメタ
ン( 300mL)を添加し、そして有機溶液を5%塩酸溶液
( 100mL×3)で洗浄し、飽和重炭酸ナトリウム溶液
( 100mL)で洗浄し、飽和塩化ナトリウム溶液( 100m
L)で洗浄し、次いで無水硫酸マグネシウム上で乾燥
し、濾過しそして真空中ロータリー・エバポレーターで
溶剤を除去した。この物質をそのまま次工程で使用し
た。
ルブチル)カルバマゼピン臭化水素酸塩 工程2B:N−{4−〔4−(3−カルボキシプロピオ
ニル)ピペラジノカルボニル〕ブチル}カルバマゼピン 工程2AではN−〔3−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)プロピル〕カルバマゼピンの代わりにN−〔4−
(4−ベンジルオキシカルボニルピペラジノカルボニ
ル)ブチル〕カルバマゼピンを使用して出発して、次い
で製造例8の工程2Bで製造例2の工程2の生成物の代
わりに製造例8の工程2Aからの生成物を使用したこと
を除いて、これらの物質を製造例2の工程2及び3に概
説した方法を用いて製造するとこの酸が得られた。
イミドキシカルボニルプロピオニル)ピペラジノカルボ
ニル〕ブチル}カルバマゼピン N−〔3−(3−カルボキシプロピオンアミド)プロピ
ル〕カルバマゼピンの代わりにN−{4−〔4−(3−
カルボキシプロピオニル)ピペラジノカルボニル〕ブチ
ル}カルバマゼピンを使用したことを除いて、この物質
を製造例2,工程4に概説した方法を用いて製造した。
試料をシリカゲルを用いてクロマトグラフィーにかける
と分析的に純粋な物質が得られた。C32H35N5O7について
の分析計算値:C,63.88;H, 5.86;N,11.64。実験
値:C,63.13;H, 6.02;N,11.06。
ブチルアミド)プロピルアミノカルボニル〕ブチル}カ
ルバマゼピン 工程1:N−〔4−(3−ベンジルオキシカルボニルア
ミノプロピルアミノカルボニル)ブチル〕カルバマゼピ
ン ベンジル 1−ピペラジンカルボキシレートの代わりに
N−ベンジルオキシカルボニル− 1,3−プロパンジアミ
ンを使用したことを除いて、この物質を製造例8,工程
1に概説した方法を用いて製造した。残渣をエチルエー
テル(8mL)、アセトン(4mL)及び石油エーテル(3
mL)で処理し、フリーザー(−16℃)に置き、そして濾
過すると生成物が得られた。
ルアミノカルボニル)ブチル〕カルバマゼピン臭化水素
酸塩 工程2B:N−{4−〔3−(4−カルボキシブチルア
ミド)プロピルアミノカルボニル〕ブチル}カルバマゼ
ピン 工程2のN−〔3−(ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ)プロピル〕カルバマゼピンの代わりにN−〔4−
(3−ベンジルオキシカルボニルアミノプロピルアミノ
カルボニル)ブチル〕カルバマゼピンを使用し、工程3
のN−(3−アミノプロピル)カルバマゼピン臭化水素
酸塩の代わりにN−〔4−(3−アミノプロピルアミノ
カルボニル)ブチル〕カルバマゼピン臭化水素酸塩を使
用し、そして無水琥珀酸の代わりに無水グルタル酸を使
用したことを除いて、これらの物質を製造例2の工程2
及び3に概説した方法を用いて製造すると、生成物、収
量 2.6g(収率44%)が得られた。固体をメタノール
(4mL)及び酢酸エチル(15mL)から再結晶すると純物
質が得られた。
イミドキシカルボニルブチルアミド)プロピルアミノカ
ルボニル〕ブチル}カルバマゼピン N−〔3−(3−カルボキシプロピオンアミド)プロピ
ル〕カルバマゼピンの代わりにN−{4−〔3−(4−
カルボキシブチルアミド)プロピルアミノカルボニル〕
ブチル}カルバマゼピンを使用したことを除いて、この
物質を製造例2,工程4に概説した方法を用いて製造し
た。試料をシリカゲル上でのクロマトグラフィーにかけ
ると白色固体が得られた。C32H37N5O7についての分析計
算値:C,63.67;H, 6.18;N,11.60。実測値:C,61.
74;H, 6.21;N,10.77。
バマゼピンとアミン富化HRP(西洋ワサビペルオキシ
ダーゼ)との接合体(標識A)の調製アミン富化HRP
を以下のようにして調製した。簡単には、乾燥HRP
(西洋ワサビペルオキシダーゼ)を 0.1M MES緩衝
剤,pH 5.5,に溶解して、最終濃度が緩衝剤10mL中 2.5
×10-6モル( 100mg)となるようにした(MES=2−
(N−モルホリノ)エタンスルホン酸)。タンパク質濃
度を、換算係数A403 1mg/mL=2.24を用いてA403 測定
値により決定した。HRP溶液を、 0.1M MES緩衝
剤,pH 5.5,10mLに溶解したL−リジン一塩酸塩 1.5×
10-3モル( 275mg)と混合した。MES緩衝剤中の新た
に調製した1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド塩酸塩(EDC,5×10-4モル,
960mL)の溶液を添加した。容器に蓋をして一晩室温で
混合した。反応混合物を0.02M MOPS緩衝剤pH 7.3
(3L,10℃)に対して透析した。透析緩衝剤を3回交
換した。MOPS=3−(N−モルホリノ)プロパンス
ルホン酸。
al Ultrafilter(30,000公称分子量限界,nominal mole
cular weight limit)を用いて、アミン富化HRPの試
料をMOPS緩衝剤から 0.1M EPPS緩衝剤,pH
8.0,に交換した。次いでこの試料を 5.0mLまで希釈し
て最終濃度 10.00mg/mL ( 2.5×10-4M)の溶液を生成
した。EPPSはN−(2−ヒドロキシエチル)ピペラ
ジン−N′−3−プロパンスルホン酸である。
添加した( 2.5×10-4M)。10 mM4′−ヒドロキシア
セトアニリドを含有するジメチルホルムアミド,Aldric
h 22,705-6, (DMF 4′−HA)500 mLをバイアル
に添加し、ボルテックスにかけ、そして42℃の水浴に入
れた。
MF 4′−HAに溶解して 21.54mg/mL の溶液( 5.0
×10-2M)を得た。ボルテックスで混合しながらこの溶
液 500mLをHRP/DMF 4′−HA溶液に滴下添加
した。カルバマゼピン/HRPのモル比は 100/1であっ
た。穏やかに振盪しながら水浴中で42℃で1時間インキ
ュベーションを行った。反応容器を濯ぐために使用した
追加のDMF 4′−HA/ 0.1M EPPS(1:
1) 0.5mLと共に、試料をSpectrapor #2 透析チューブ
に移した。
8.0(1:1),42℃,1時間。 b)透析条件a)を1回繰り返した。 c) 0.1%ウシ血清アルブミン(BSA)を含有する
0.1M EPPS,1.5L,pH 8.0,5℃,2時間。 d) 0.1M EPPS,1.5L,pH 8.0,5℃,一晩。 e)40mM Tris-HCl, 150mM NaCl, 2.0L,pH 7.5, 少
なくとも8時間。 f)透析条件e)を1回繰り返した。 Tris-HClはトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩
酸塩である。透析に続いて、0.02%メルチオレートを防
腐剤として添加し、そして標識を冷蔵保存した。
アミド)ヘキシル〕カルバマゼピン及びアミン富化HR
Pの接合体(標識B) 例10に記載したようにアミン富化HRPを調整した。
反応せしめる前に、Centricell Centrifugal Ultrafilt
er(30,000公称分子量限界)を用いて、アミン富化HR
Pの試料をMOPS緩衝剤から 0.1M EPPS緩衝
剤,pH 8.0,に交換した。次いでこの試料を 3.0mLまで
希釈して最終濃度 8.36 mg/mL (2.08×10 -4M)の溶液
を生成した。EPPSはN−(2−ヒドロキシエチル)
ピペラジン−N′−3−プロパンスルホン酸である。
P溶液1mLを小バイアルに添加した(1.85×10-5M)。
10 mM 4′−ヒドロキシアセトアニリドを含有するジメ
チルホルムアミド,Aldrich 22,705-6, (DMF 4′
−HA)500 mLをバイアルに添加し、ボルテックスにか
け、そして42℃の水浴に入れた。
をDMF 4′−HAに溶解して 22.72mg/mL の溶液
(4.16×10-2M)を得た。ボルテックスで混合しながら
この溶液 500mLをHRP/DMF 4′−HA溶液に滴
下添加した。カルバマゼピン/HRPのモル比は 100/1
であった。穏やかに振盪しながら水浴中で42℃で1時間
インキュベーションを行った。反応容器を濯ぐために使
用した追加のDMF 4′−HA/ 0.1M EPPS
(1:1)1mLと共に、試料をSpectrapor #2 透析チュ
ーブに移した。反応混合物を透析し、そして例10に記
載したように保存した。
プロピオニル)ピペラジノカルボニル〕ブチル}カルバ
マゼピン及びアミン富化HRPの接合体(標識C);並
びに N−{4−〔3−(4−スクシンイミドキシカルボニル
ブチルアミド)プロピルアミノカルボニル〕ブチル}カ
ルバマゼピン−アミン富化HRPの接合体(標識D) 例10に記載したようにアミン富化HRPを調整し、そ
して Amicon StirredUltrafiltration Cells 中の Diaf
lo Ultrafilters YM30 フィルター(30,000分子量カッ
トオフ)を用いて、アミン富化HRPの試料を 0.1M
EPPS緩衝剤,pH 8.0,に交換した。次いでこの試料
を3.18mLまで希釈して最終濃度10.00 mg/mL ( 2.5×10
-4M)の溶液を生成した。
アル各々に添加した。ジメチルホルムアミド,Aldrich
22,705-6, 500 mLをバイアルに添加し、ボルテックスに
かけ、そして42℃の水浴に少なくとも15分間入れた。
イミドキシカルボニルプロピオニル)ピペラジノカルボ
ニル〕ブチル}カルバマゼピンをDMFに溶解して 30.
05mg/mL の溶液( 2.5×10-2M)を得た。標識Cを調製
するために、ボルテックスで混合しながらこの溶液 500
mLをHRP/DMF溶液に滴下添加した。標識Dを同様
の方法で調製したが、しかしながらこの場合には、薬剤
類似体N−{4−〔3−(4−スクシンイミドキシカル
ボニルブチルアミド)プロピルアミノカルボニル〕ブチ
ル}カルバマゼピンをDMFに溶解して 30.15mg/mL の
溶液( 2.5×10-2M)を得た。両標識についてのカルバ
マゼピン/HRPのモル比は 100/1であった。穏やかに
振盪しながら水浴中で42℃で1時間インキュベーション
を行った。反応容器を濯ぐために使用した追加のDMF
/ 0.1M EPPS(1:1)1mLと共に、試料をSpec
trapor #2 透析チューブに移した。
1),42℃,1時間。 b)透析条件a)を1回繰り返した。 c) 0.1%ウシ血清アルブミン(BSA)を含有する
0.1M EPPS,2.0L,pH 8.0,8℃,一晩。 d)0.02M MOPS,2.0L,pH 7.0,8℃,8時間 e)透析条件d)を2回,一晩及び8時間,繰り返し
た。 透析に続いて、0.02%メルチオレートを防腐剤として添
加し、そして標識を冷蔵保存した。
びGの調製 N−〔6−(4−スクシンイミドキシカルボニルブチル
アミド)ヘキシル〕カルバマゼピンとアミン富化HRP
の接合体(標識E); N−{4−〔4−(3−スクシンイミドキシカルボニル
プロピオニル)ピペラジノカルボニル〕ブチル}カルバ
マゼピンとアミン富化HRPの接合体(標識F);及び N−{4−〔3−(4−スクシンイミドキシカルボニル
ブチルアミド)プロピルアミノカルボニル〕ブチル}カ
ルバマゼピンとアミン富化HRPの接合体(標識G)
を調整し、そして 0.1M EPPS緩衝剤,pH 8.0,に
交換すると、10.00 mg/mL の溶液(2.48×10-4M)が数
mL得られた。3種の標識を各々アミン富化HRP1mLで
調整した。DMSO 500mLを、ボルテックスで混合しな
がら各試料に滴下した。試料を、2400rpm で振盪しなが
ら少なくとも20分間室温で予めインキュベーションし
た。
キシカルボニルブチルアミド)ヘキシル〕カルバマゼピ
ンをDMSOに溶解して 27.08mg/mL の溶液(2.48×10
-2M)を得た。この溶液 500mLを先に調整したHRP/
DMSO溶液の1つに添加することにより標識Eを調整
した。これは、ボルテックスで混合しながら滴下した。
標識F及びGを前記の通りに調整したが、しかし溶液は
以下のように調整した。 N−{4−〔4−(3−スクシンイミドキシカルボニル
プロピオニル)ピペラジノカルボニル〕ブチル}カルバ
マゼピンを溶解して 29.81mg/mL (2.48×10-2M)の溶
液を調整し、そして標識Fを調整するために使用し、N
−{4−〔3−(4−スクシンイミドキシカルボニルブ
チルアミド)プロピルアミノカルボニル〕ブチル}カル
バマゼピンを溶解して 29.81mg/mL (2.48×10-2M)の
溶液を調整し、そして標識Gを調整するために使用し
た。3種の標識のモル比はすべてカルバマゼピン対HR
P 100/1であった。
キュベーションを行った。反応容器を濯ぐための追加の
透析液1mLと共に、試料を各々Spectrapor #2 透析チュ
ーブに移した。これらの標識を0.02M MOPS緩衝
剤,pH 7.0に対して5〜10℃で透析した。この透析条件
を3回、各回2〜3Lの緩衝剤を用いて繰り返した。透
析に続いて、0.02%メルチオレートを防腐剤として添加
し、そして標識を冷蔵保存した。
は乾式分析要素を用いて実施できる。一般的には乾式分
析要素がより都合が良いと見なされる。それらは単一も
しくは多層であるか、又はそのような層の内部に複数の
区画を有する層の組み合わせであってもよい。通常、要
素は輻射線透過性支持体、1つ以上の試薬層、好ましく
は特定のカルバマゼピン分析物に対する抗体が固定され
たビーズを含んで成る粒状展開層を含んで成ることがで
きる。
用して塗布できる。例えば、米国特許第 2,761,417号明
細書に記載されたタイプのスライド押出機ホッパーは、
少なくとも1つの層が固定化抗体ビーズを担持するポリ
マー粒子を含んで成る、複数の層の同時塗布の際に有利
であることが多い。より詳細には、ビーズを含有する塗
料をスライド押出ホッパーの押出スロットから供給し、
同時に、所望であれば、同じくビーズを含んでもよい第
2塗料の層がスライド押出機ホッパーのスライド面を下
って流れることにより、多層要素を塗布することができ
る。
このような層に使用するための材料は、乾式分析要素の
製造分野では周知である。好ましい粒状層はビーズ展開
層(BSL)である。この層は、希釈した又は希釈して
いない試験試料(例えば、1〜 100mL)を収容するよう
に、本発明の要素における使用に適する多孔性を有する
ように容易に構成できる。好ましくは展開層が、区画を
含んで成る粒子間の連続空間によって多孔性が創造され
る等方性多孔質のものである。等方性多孔質とは、展開
層が適用液体を放射状に層全体に均一に展開することを
意味する。
が、米国特許第 4,670,381号、同第4,258,001号及び同
第 4,430,436号明細書に開示されている。要素の粒状層
は適当な支持体上に置かれる。このような支持体は、い
ずれか適当な寸法安定性であり、そして好ましくは非孔
質且つ 200〜900 nm間の波長の電磁輻射線を透過する透
明(すなわち、輻射線透過性)な物質であることができ
る。特定の要素についての支持体の選択は、意図する検
出方式(反射、透過又は蛍光分光法)と適合性であるべ
きである。有用な支持体材料には、ポリスチレン、ポリ
エステル類〔例えば、ポリ(エチレンテレフタレー
ト)〕、ポリカーボネート類及びセルロースエステル類
(例えば、酢酸セルロース)などが挙げられる。
ば、別の必要な添加剤やカップリング酵素などを含有す
る分離型の又は総合型の試薬/展開層及びゼラチン/緩
衝剤層を含んで成ることができる。前記要素のゼラチン
/緩衝剤層もしくは試薬層又は展開層は、1もしくは複
数の合成又は天然のバインダー材料、例えば、ゼラチン
又は別の天然産コロイド類、ホモポリマー類及びコポリ
マー類、例えばポリ(アクリルアミド)、ポリ(ビニル
ピロリドン)、ポリ(N−イソプロピルアクリルアミ
ド)、ポリ(アクリルアミド−コ−N−ビニル−2−ピ
ロリドン)及び同様のコポリマー類の中に分散せしめた
1又は複数の試薬を含んで成る指示薬組成物を含有す
る。
遮断層などは、所望であれば含めることができる。要素
のすべての層が互いに流体接触状態でなければならず、
これは流体及び試薬類並びに流体中の未複合反応生成物
類が隣接した層の重なった領域間を通過できることを意
味する。要素の層は、界面活性剤、増粘剤、緩衝剤、硬
化剤、酸化防止剤、カプラー溶剤及び当該技術分野で既
知である別の材料を包含する、様々な別の所望のしかし
任意の成分を含有できる。またこれらの成分の量は当業
者の技術範囲内である。
(例えば、全血、血清、血漿、尿、脊髄液、ヒトもしく
は動物の組織の懸濁液、糞便、唾液及びリンパ液など)
中の低濃度のカルバマゼピンを検出するために使用でき
る。カルバマゼピンは、10-15モルの低濃度で検出で
き、そして最も一般的には約 5.0×10-6〜約10-4モルの
濃度で検出できる。
体に付着できるいずれかの適当な標識を使用して実施で
きる。有用な標識には、放射性タグ類、色素類、蛍光剤
類、酵素類、酵素基質類、酵素阻害剤類、アロステリッ
ク・エフェクター類、コファクター類、補酵素類及び別
の既知酵素モジュレーター類が挙げられる。酵素、例え
ば、グルコースオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ類、例
えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ及びアミン富化西洋
ワサビペルオキシダーゼ、アルカリ性ホスファターゼ並
びにガラクトシダーゼが好ましい標識である。
が要素中に存在するか又は現像液中に存在してそれに添
加される。基質は、液体試料の前に又はそれと同時にあ
るいは結合反応の後に要素に添加できる。所定の標識に
ついての適当な基質を決定することは、臨床化学分野の
通常業者の技術範囲内である。基質は、酵素標識により
直接作用を受ける物質であるか、又は標識の酵素反応を
包含する一連の反応に関与する物質であることができ
る。例えば、酵素標識がペルオキシダーゼであれば、基
質は過酸化水素である。具体例としてグルコースオキシ
ダーゼを用いる場合には、0.01モル/m2、好ましくは
0.001〜 0.1モル/m2となるように、一般的には基質グ
ルコースを試薬層中に存在せしめるか、又は現像液に添
加する。当業者は、特定の基質の量を、アッセイに使用
される酵素標識の量に合わせて調整する方法を知ってい
る。
ター類、酵素基質類もしくは酵素モジュレーター類を使
用する場合には、試薬層は、標識の反応の結果として検
出可能な種を提供する1つ以上の試薬を含んで成る指示
薬組成物を含有する。好ましくは指示薬組成物が、酵素
標識リガンド類似体と基質との酵素反応の結果として比
色的に検出可能な種を提供する比色指示薬組成物であ
る。
能な色素を生成する単一化合物であるか、又は色素を生
成する試薬類の組み合わせであることができる。例え
ば、基質としてグルコースが、そして酵素標識としてグ
ルコースオキシダーゼが使用される場合には、比色指示
薬組成物は、反応して色素を提供する被酸化性化合物及
びカプラーを含むことができる。あるいは組成物は、ロ
イコ色素及びペルオキシダーゼ、又はグルコースオキシ
ダーゼがグルコースをグルコン酸に転化するときに生成
される過酸化水素の形成の結果として検出可能な色素を
生成する別の適当な被過酸化性化合物を含有することが
できる。有用なロイコ色素は当該技術分野で既知であ
り、それらとしては、例えば、米国特許第 4,089,747号
及び同第 4,670,385号明細書に記載されるものが挙げら
れる。比色指示薬組成物及びその様々な成分の特定の量
は、当業者の技術範囲内である。
る。一般的には、液体中のリガンドの量は、供給ロー
ル、チップパケットもしくは別の供給源から要素を取り
出し、そして展開層の限定領域を液体の試料、例えば、
1〜 100mLと物理的に接触せしめることにより検出され
る。接触せしめられる限定領域は、一般的にはわずか 1
00mm2 である。
類似体を直接検出するための、又は酵素標識と基質との
酵素反応の結果として形成される検出可能な種を検出す
るための適当な装置に該要素を通過せしめることにより
検出される。例えば、これらの種は、一般的に知られて
いる方法を用いて適当な放射測定、蛍光測定又は分光光
度測定装置で検出できる。酵素反応では、例えば、試験
試料と接触せしめた限定領域の中心における反射もしく
は透過濃度又は蛍光を測定することにより、生成した生
成物が検出される。競合アッセイの場合、測定される領
域は一般に直径3〜5mmである。液体試料中のリガンド
の量は、限定領域の中心で測定される標識の量に対して
反比例する。好ましい態様では、複合体形成していない
リガンドから複合体形成したリガンドを最大限分離する
ために、別個の現像工程が必要とされる。一般的には、
標識の測定は、試料接触及び展開又は現像液の適用後5
〜180秒後に実施される。
アッセイ要素における新規標識カルバマゼピン類似体の
利用を具体的に説明するものである。例14 調整例10〜13,標識A〜G由来のカルバマゼピン−
アミン富化HRP接合体の挙動。カルバマゼピンモノク
ローナル抗体(Kallestad prod. no. 330509)を平均直
径0.47mmのポリ〔スチレン−コ−4−(2−クロロエチ
ルスルホニルメチル)スチレン〕(重量比 90/10)ポリ
マービーズに共有結合せしめることにより、固定化抗体
ビーズを製造した。
化カルバマゼピン抗体の能力を、下記のように測定し
た。抗体結合部位 242〜0.242 nMの抗体濃度となるよう
に、 0.1%ウシ血清アルブミン(BSA)を含有するP
BSで抗体ビーズを系列希釈した。ビーズ希釈液を同容
のカルバマゼピン−HRP標識接合体10×10-11 Mと混
合した。1時間インキュベーションした後、遠心分離し
てビーズをペレット状にした。上清の試料(100mL)を
基質(o−フェニレンジアミン/H2O2) 100mLと混合し
た。 450nmでの発色速度を標準のものと比較して、溶液
中に残存しているカルバマゼピン−HRP標識の量を計
算した。結合部位 121nMの最高抗体濃度で固定化抗体に
結合した標識の量を報告する。また、標識の50%が結合
する抗体結合部位の濃度を報告する。
る標識は、抗体により良好に認識される。連結鎖の長さ
が増大すると結合した標識の%が増大した。DMSOを
用いて製造した標識Eは、標識Bよりも良好な性能を示
した。DMSOを用いた製品は、DMFで製造したもの
よりも良好な性能を示した。DMSOはより簡単な透析
精製に備え、そして改良された又は同じような性能を示
すものを与える。
ノアッセイにおける長い連結鎖を用いて製造した接合体
カルバマゼピン−HRP標識の使用。本例は、本発明の
分析要素の製造方法及びカルバマゼピン薬剤を検出する
ための競合結合アッセイにおけるその使用を具体的に説
明するものである。米国特許出願第 4,670,381号、同第
4,258,001号及び同第 4,430,436号明細書に記載される
既知技術を用いて以下の構造を有するように、イムノア
ッセイ要素を製造した。
第 081,206号明細書に記載された方法により、抗体を平
均直径約0.47mmのポリ〔スチレン−コ−4−(2−クロ
ロエチルスルホニルメチル)スチレン〕(重量比 90/1
0)ポリマービーズ上に固定した。CBZ及びCBZ−
HRP標識(製造例12からの標識C)を含有する一連
のヒト血清ベースのキャリブレーターを調製した。CB
Zの濃度は 0.0〜18.7mg/mL の範囲であった。接合体C
BZ−HRP標識を添加して最終濃度2nMとした。
一連の分析要素の展開層上にスポットした。37℃で5分
間インキュベーションした後、過酸化水素(0.03%)、
リン酸ナトリウム緩衝剤(0.01M,pH 6.8)、4′−ヒ
ドロキシアセトアニリド(5mM) 、ジエチレントリアミ
ン五酢酸(10mM) 及び 0.1% 1−ヘキサデシルピリジ
ニウムクロリドを含んで成る洗浄溶液(10mL)を添加し
て、色素生成を開始させた。約1分後、反射濃度
(Dr )を37℃, 680nmで領域の中心で測定した。Dr
値を Clapper-Williams 変換によりDt に変換した。60
秒間に渡るDt の変化を計算した。結果を以下に示す。
分な速度変化が存在することを示す。治療範囲は8〜12
mg/mL である。
ノアッセイにおける長い連結鎖を用いて製造した接合体
カルバマゼピン−HRP標識の使用。本例は、本発明の
分析要素の製造方法及びカルバマゼピン薬剤を検出する
ための競合結合アッセイにおけるそれの使用を具体的に
説明するものである。既知技術を用いて以下の構造を有
するように要素を製造した。
4,112号明細書に記載された方法により、抗体16.7.1を
ポリ〔スチレン−コ−3−(p−ビニルベンジルチオ)
プロピオン酸〕(モル比 97.6/2.4 ;重量比 95/5 )ビ
ーズ上に固定した。CBZ及びCBZ−HRP標識(製
造例12からの標識D)を含有する一連のヒト血清ベー
スのキャリブレーターを調製した。CBZの濃度は 0.0
〜18.7mg/mL の範囲であった。CBZ−HRP標識を添
加して最終濃度2nMとした。
一連の分析要素の展開層上にスポットした。37℃で5分
間インキュベーションした後、過酸化水素(0.03%)、
リン酸ナトリウム緩衝剤(0.01M,pH 6.8)、4′−ヒ
ドロキシアセトアニリド(5mM) 、ジエチレントリアミ
ン五酢酸(10mM) 及び 0.1% 1−ヘキサデシルピリジ
ニウムクロリドを含んで成る洗浄溶液(10mL)を添加し
て、色素生成を開始させた。約1分後、反射濃度
(Dr )を37℃, 680nmで領域の中心で測定した。Dr
値を Clapper-Williams 変換によりDt に変換した。60
秒間に渡るDt の変化を計算した。結果を以下に示す。
在することを示す。治療範囲は8〜12mg/mL である。
体的に説明する。 態様1.下記構造I:
の低級アルキルを表し、R1 は1,4−ピペラジニレ
ン、2,5−ジメチル−1,4−ピペラジニレン、1,
3−イミダゾリジニレン及び1,4−ヘキサヒドロジア
ゼピニレンより選ばれた複素環式基を形成するのに十分
な炭素原子数1〜3のアルキレンであり、R2 ,R3 ,
R4 及びR5 は、各々独立して炭素原子数2〜10のアル
キレン基、又はフェニレン基を表し、R6 はエチレン又
はo−フェニレンであり、R7 は水素又はメチルであ
り、各Zは独立して−O−,−S−又は−NR−を表
し、ここでRは水素又は炭素原子数1〜6の低級アルキ
ルを表し、LABEL は酵素であり、lは0,1又は2であ
り、mは1又は2であり、nは0,1又は2であり、そ
して (i) R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びZ中に含まれる原子も
含む、連結鎖中に存在する炭素原子とヘテロ原子の総数
が8〜40であり、 (ii)括弧内成分、l、m及びnは任意の順序で存在する
ことができ、そして (iii) R2 ,R3 ,R4 又はR5 のうち1つだけがフェ
ニレンであることができる〕を有する標識カルバマゼピ
ン類似体(請求項1)。
レンであり、R2 がテトラメチレンであり、R3 がエチ
レン、トリメチレン又はヘキシレンであり、R4 及びR
5 が独立してエチレン、プロピレン又はヘキシレンであ
り、R7 が水素であり、そしてZが−O−又は−NH−
である、具体的態様1の標識カルバマゼピン類似体。態
様3.標識が西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)ま
たはアミン富化西洋ワサビペルオキシダーゼ(AHR
P)より選ばれる、具体的態様1または2の標識カルバ
マゼピン類似体。
て、アミン富化西洋ワサビペルオキシダーゼとN−{4
−〔4−(3−スクシンイミドキシカルボニルプロピオ
ニル)ピペラジノカルボニル〕ブチル}カルバマゼピン
であるカルバマゼピン類似体との接合体である、具体的
態様1〜3のいずれかの標識カルバマゼピン類似体。
されるアッセイ方法。 態様6.或る層又は区画に抗体を含有し、且つ標識カル
バマゼピン類似体が抗体を含有する層の上に直接塗布さ
れているイムノアッセイ要素を使って実施されるアッセ
イ方法。
サビペルオキシダーゼ(HRP)との間に短い連結鎖を
有する標識カルバマゼピン類似体は、幾つかの固定化抗
体を使った場合に有用である。標識とカルバマゼピン核
との間に長い連結鎖を有する類似体は、試験した固定化
抗体により強く結合された。エステル結合の代わりにア
ミド結合を有する連結基は加水分解に対して耐性であ
り、従って標識からのカルバマゼピン核の分離により生
じるあらゆる問題が回避される。伸長した連結鎖を有す
る本発明のカルバマゼピン−HRP標識は、本発明者ら
が製造したすべての固定化抗体型によって完全に(>90
%)結合される能力を有する。これは、カルバマゼピン
酵素イムノアッセイを開発するために種々様々な抗体を
追求できるようにする。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記構造(I): 【化1】 〔上式中、 Rは水素又は炭素原子数1〜6の低級アルキルを表し、 R 1 は1,4−ピペラジニレン、2,5−ジメチル−
1,4−ピペラジニレン、1,3−イミダゾリジニレン
及び1,4−ヘキサヒドロジアゼピニレンより選ばれた
複素環式基を形成するのに十分な炭素原子数1〜3のア
ルキレンであり、 R 2 ,R 3 ,R 4 及びR 5 は、各々独
立して炭素原子数2〜10のアルキレン基、又はフェニレ
ン基を表し、 R 6 はエチレン又はo−フェニレンであり、 R 7 は水素又はメチルであり、 各Zは独立して−O−,−S−又は−NR−を表し、こ
こでRは水素又は炭素原子数1〜6の低級アルキルを表
し、 LABEL は酵素であり、 lは0,1又は2であり、 mは1又は2であり、 nは0,1又は2であり、そして (i) R 2 ,R 3 ,R 4 ,R 5 及びZ中に含まれる原子も
含む、連結鎖中に存在する炭素原子とヘテロ原子の総数
が8〜40であり、 (ii)括弧内成分、l、m及びnは任意の順序で存在する
ことができ、そして (iii) R 2 ,R 3 ,R 4 又はR 5 のうち1つだけがフェ
ニレンであることができ る〕を有する標識カルバマゼピ
ン類似体。 - 【請求項2】 カルバマセピンについてのイムノアッセ
イ方法であって、 A.カルバマゼピンを含有する液体試料を、カルバマゼ
ピンに対する抗体の存在下で、カルバマゼピン/抗体免
疫複合体の生成を促進する条件下で、標識カルバマゼピ
ン類似体と接触せしめ;そして B.結合した又は未結合の標識カルバマゼピン類似体を
測定することにより液体中のカルバマゼピンの量を検出
する段階を含んで成り、前記標識カルバマゼピン類似体
が請求項1に記載の構造を有することを特徴とするイム
ノアッセイ方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の標識カルバマゼピン類
似体の層、区画もしくは塗膜を担持するイムノアッセイ
要素。
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-
1998
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