JPH02291299A - 化学発光増強法 - Google Patents

化学発光増強法

Info

Publication number
JPH02291299A
JPH02291299A JP3479890A JP3479890A JPH02291299A JP H02291299 A JPH02291299 A JP H02291299A JP 3479890 A JP3479890 A JP 3479890A JP 3479890 A JP3479890 A JP 3479890A JP H02291299 A JPH02291299 A JP H02291299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
compound
hydroxyphenyl
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3479890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3030043B2 (ja
Inventor
Koichi Kondo
孝一 近藤
Takashi Soda
左右田 隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP2034798A priority Critical patent/JP3030043B2/ja
Publication of JPH02291299A publication Critical patent/JPH02291299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3030043B2 publication Critical patent/JP3030043B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は化学発光における増強法に関する。
特に本発明は化学発光物質の検出法、特に化学発光物質
の定量、並びに化学発光の計測を基とする免疫定量、酵
素定量等の感度向上に好適な化学発光の増強法に関する
ものである。
(σ)従来の技術及び発明が解決しようとする課題 化学発光反応に基づく分析方法は、極めて高感I1:ナ
測定方法となり得ろ可能性があるため、活発な研究が展
開されている。この分析方法は特に、免疫学的測定の分
野で注目されており、種々の技術の導入が試みられてい
ろ。
即ち、免疫学的測定においては、先ず初めに、放射性同
位元素をラベルとして用いる方法が開発されr二が、放
射性同位元素を用いることの欠点として、半減期の短い
ことやバイオハザードの問題、ざらに感度が不十分とさ
れる場合があるなど改善が求.められでいた。次に酵素
をラベルとするいわゆる酵素免疫測定など比色や蛍光で
検出する方法が開発され、RtAの有する欠点を克服す
る研究が進められた。しかしながら、なお、感度向上が
望まれ、新たな技術の展開が計られた。これらの中で化
学発光を検出手段として利用する方法は、最ら高感度が
期待できるものとして研究が進められている。
化学発光反応を利用した免疫化学的測定法は大きく分け
て次の4l]!に分類される(辻 章夫等、蛋白質 核
酸 酵素、別冊第31巻( 191Hl) 252〜2
63頁)。
(1)標識化合物としてルミノールやイソルミノール、
アクリジニウム誘導体などの化学発光性物質を抗体や抗
原などに標識する方法、 (2)酵素を抗体や抗原などに標識した酵素免疫11定
法(E I A)において、酵素活性の測定に化学発光
反応を利用する方法、 (3)補酵素であるNADやATPを標識し、抗原抗体
反応によりその補酵素活性が不活化する現象を利用した
ホモジニアスな免疫測定方法、(4)生物発光反応を用
いる酵素免疫測定方法。
これらのうち、(1)においては、発光性物質を化学的
に結合させることによって、発光量子収率が低下し、結
果として期待した程に感度が向上しないこと、化学発光
の生じている時間が極めて短時間であるので計測の面で
無理があることなど若干の問題を内蔵している。(3)
については感度の向上は望めないこと、(4)について
は酵素が特殊な場合が多く、方法として一般化し難いと
いう欠点を有す。一方、(2)においては、化学発光性
物質は溶液中においてtf離の状態で存在し、標識酵素
により発光反応が触媒さ/−ろので感変の上昇が期待で
きる。しかしながら、この場合においてら、発光持続時
間が題めて短時間であろことが多く、実質的には測定感
変上昇に結びついてはいなかった。
このようなことから、最近、化学発光反応の系において
、第3の化合物を共存させ、これにより化学発光反応の
最終的な発光量を大幅に増大さけることが可能であるこ
とが分かった。即ち、スオープ等(G.H.G.Tho
rpeル.J.Kricka)は“メソッドイン エン
ザイモロジ−(Methods in Enzymol
ogy)”、第133巻、第331〜353頁(198
6年、Academic Press社、New Yo
rk)に総説を記載しており、ベル才キシダーゼを触媒
に用いるルミノールの発光反応において、発光反応を増
強する化合物群の記載が見られる。上述の論文の第33
5頁に述べられているように、6−ハイドロキシベンゾ
チアゾールやフェノール誘導体にエンハンサ−( en
hancer)としての強力な作用が認められていろ。
これらのエンハンサーの利用により、化学発光反応を遅
延ざ仕ると共に、化学発光量を増太さ仕ることができる
ので、測定条件が容易なものになり、敗秒間以内の反応
を見ろというような困難性が解決できろことになる。
これまで見出されたエンハンサーを列記すると、(l)
6−ハイドロキンベンゾチアゾール、(2)p−ヨード
フェノールなどフェノール誘導体らしくはナフトール誘
導体(特開昭59−171839号)、(3)アンモニ
アおよび水溶性有機アミン(特開昭62−124446
号)、 (4)芳香族アミン類(特開昭61−54453号)、
(5)環状基を有するアミノ酸、 (6)蛍光性物質。
これらの中で(1)並びに(2)のp−ヨードフェノー
ルが優れたものとして選択された。
しかしながら、さらに優れたエンハンサーを見出すこと
が、測定方法の感度向上のために必要とされていた。即
ち、感度向上が可能となれば、生体内の@量の活性成分
等が容易に測定できるようにtり、したがって、これま
であまりにも@量すぎて測定できなかった成分が測定で
きるので極微量成分の正常値を知ることができることか
ら、疾病時における濃度増加を早期に検出できるように
なり、疾病の早期診断が可能となる。さらに、疾病の出
現により、正常時より乙さらに小さくなるよ′うな成分
が測定でさることから、新たな疾病診断法が提供される
ことになる。また、疾病の予後管理にら睡めて有力な手
段を提供するものである。
これらの方法は単に疾病の診断に利用できるだけではな
く、微量分叶が必要な分野、たとえば環境分叶等にら利
用でき、さらに生理活性物質の検出や生木内動態を知る
几めにも有用であることは申すまでもない。
(ハ)課題を解決するための手段 本発明者は上記目的のため鋭意研究の結果、才キサゾー
ル誘導体、チアゾール誘導体、イミダゾール誘導体等に
強力な化学発光増強作用を見出した。即ち、本発明は、 1, 化学発光性物質を酸化剤とべルオキノダーゼとで
発光さける系において、 一般式(I): [式中、R1は酸素原子.硫黄原子または4−ヒドロキ
シフェニルで置換されていてもよいイミノ基を、R.,
R3およびRAはそれぞれ水素原子.ハロゲン原子,置
換されていてもよい炭化水素残基または複素環基を、ま
たはR,とR4とが相合わさって式: (式中、R,は水素原子またはヒドロキシル基を示す)
で表わされろ2価の基を示す。ただし、R.が酸素原子
、硫黄原子またはイミノ基の場合、R4は4−ヒドロキ
シフエニル基を示し、Rlが4一ヒド口キシフェニルイ
ミノ基の場合、R,は水素原子を示す]で表わされる化
合物を共存させることを持徴とする化学発光増強法に関
する。
上記一般式([)において、ハロゲン原子としては、例
えばフッ素.塩素,臭素.ヨウ素等か用いられ、置換さ
れていてもよい炭化水素桟基における炭化水素残基とし
ては、アルキル基(好ましくは炭素数1〜lOのアルキ
ル基).アルケニル基(好ましくは炭素数2〜10のア
ルケニル基),アリール基(好ましくは炭素数6〜+4
のアリール基),アラルキル基(好ましくは炭素数7〜
19のアラルキル)基等が用いられ、複素環基としては
、好ましくは5〜7員複素環基、たとえば1個の硫黄原
子,窒素原子または酸素原子を含む5〜7員曳素環基.
2〜4個の窒素原子を含む5〜6員i夏素環基.1〜2
個の窒素原子およびlg!の硫黄原子または酸素原子を
含05〜6員複素環基が用いられ、これらの撲素環基は
2個以下の窒素原子を含む6員環,ベンゼン環または1
四の硫黄原子を含む5貝環と縮合していてらよい。
炭素数1〜IOのアルキル居としては例えばメチル.エ
チル.プロビル.イソブロビル,ブチル.イソブチル,
 see−ブチル. tert−ブチル,ペンチル.イ
ソペンヂル.不才ペンチル,ヘキノル.ヘブチル,オク
チル,ノニルまたはデシル等、炭素数2〜IOのアルケ
ニル基としては例えばアリル,クロチル.2−ペンテニ
ル.3−へキセニル,2−ンクロペンテニルまたは2−
シクロへキセニルなど、アリール基としては、好ましく
は炭素数6〜14のアリール基、例えばフェニル,アン
スリルまたはビフエニリルなどが用いられ、炭素数6〜
l9のアラルキル基、さらに好ましくは炭素数6〜14
のアリールー炭素数1〜4のアルキル基、例えばベンジ
ルまたはフエネチルなどが用いられる。
上記の5〜7員}夏素環基の好ましい例としては、例え
ば2−ビリジル,ビリミジル.ビラジニルビリダジニル
.ビラゾリル イミダゾリル,チアゾリル,才キサゾリ
ル.ピリド[2.3− d ]ピリミジル。ペンゾピラ
ニル.1.8−ナフチリジニル.キノリル.チエノ[2
.3− b ]ピリンル、テトラゾリル.チアジアゾリ
ル.オキサジアゾリル.トリアノニル.トリアゾリル.
チェニル ビロリルピロリニル.フリル.ビロリジニル
 ベンゾチェニル.インドリル.イミダゾリノニル,ピ
ベリジル,ビベリノノ.ピベラジニル.モルホυニル,
モルホリノなどが用いられる。
R,、R,およびR.で示される炭化水素残基は、適当
な置換基たとえばハロゲン(例、フッ素.塩素,臭素.
ヨウ素等).水酸基,炭素数1〜6のアルコキシ基,炭
素数1〜6のアルキル基で置換されていてもよいアミノ
基(例、ジメチルアミノ.ジエチルアミノ,ジブロピル
アミノ等).有機カルボン酸,アシル基(例、炭素数!
〜lOのアルカノイル基等)で置換されたアミノ基(例
アセチルアミノ,プロピ才二ルアミノ.ペンゾイルアミ
ノ等),炭素数1〜6のアルキル基で置換されていても
よいカルバモイル基(例、ジメチルカルバモイル.ジエ
チルカルバモイル.ジプロビルカルバモイル等),モノ
ーまたはジーアルコキンホスホリル基,エステル化され
たカルボキシル基、例えば、アルコキシカルボニル基、
好ましくは炭素数1〜lOのアルコキンーカルボニル基
(例、メトキンカルボニル,エトキシカルボニル.プロ
ボキシカルボニル.ブトキシカルボニル等),アリール
オキシ基.好ましくは炭素数6〜14のアリール才キシ
ー力ルボニル基(フェノキシアセチル等),アラルキル
オキシ力ルポニル基、好ましくは炭素敗7〜l9のアラ
ルキルオキソ一カルボニル基(例、ペンジル才キシカル
ポニル等)等で1〜3例置換されていてもよい。
R2 , R3゜およびR4で示される置換されていて
もよい炭化水素残基として例示した置換されていてもよ
い複素環基における置換基としては、例えばハロゲン(
例、フッ素,塩素.臭素,ヨウ素など)、炭素数1〜B
のアルキル、上記したハロゲンで置換された炭素数1〜
6のハロアルキル、水酸基、炭素数1〜6のアルコキシ
、炭素数1〜10のアシル、炭素数1〜6のアルキルら
しくは炭素Bt〜10のアシルで置換されていてもよい
アミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジブロ
ピルアミノ、アセチルアミノ、プロビオニルアミノ、ペ
ンゾイルアミノなど)、炭素数1〜6のアルキルで置換
されていて乙よいカルバモイル(例、ジメチル力ルバモ
イル、ジエチルカルバモイル、ジプロピルカルバモイル
なと”) 、炭jlI〜6のアルコキシカルボニル(例
、メトキシカルボニル、エトキノカルボニル、プロボキ
シカルボニルなど)、上記した曳素環などが挙げられる
一般式(I)で表わされろ化合物としては、R,が酸素
原子であるオキサゾール誘導体、イオウ原子であるチア
ゾール誘導体らしくはイミノ基であるイミダゾール誘導
体が挙げられる。
これらのうち、好ましくはR4が4−ヒドロキシフェニ
ル基て、R,およびR,かそれぞれ水素原子、ハロゲン
原子、置換されていてもよい炭化水素残基、好ましくは
アルキル基、アルケニル基または芳香族基又は複素環基
などから選ばれた化合物が挙げられる。とりわけR,及
びR3が共に水素原子てある化合物、R,が水素原子て
R,か低級アルキル基とくにメチル基らしくはエチル基
である化合物、R,が水素原子でR2がハロゲン原子で
ある化合物、R.3が低級アルキル堪とくにメチル基ら
しく1よエチル基てあり、R,がハロゲン原子てある化
合物、R3がハロゲン原子でR,か水素原子てある化合
物、R,がハロゲン原子でR,が低扱アルキル基とくに
メチル基らしくはエチル基である化合物、R3かピリジ
ル基てR2が水素原子である化合物、R3がピリジル基
でR,が低扱アルキル基とくにメチル基らしくはエチル
基である化合物、R3が水素原子でR,がピリノル基で
ある化合物、R3か低級アルキル基(炭素数1から4の
アルキル基)、とくにメチル基らしくはエチル基であり
R2がビリジル基である化合物、R3が水素原子でR,
がアルコキシカルボニルアルキル基たとえばエトキン力
ルポニルエチル基である化合物などが挙げられる。
また、好ましくはR.が4−ヒドロキシフエニルで置換
されたイミノ基で、R,が水素原子、R,およびR.が
それぞれ水素原子、ハロゲン原子らしくは置換されてい
てもよいアルキル基、アルケニル基、芳香族基、複素環
基などから選ばれた化合物が挙げられるが、とりわlナ
R,およびR4が共に水素京子てある化合物、R,が水
素原子てR4が低吸アルキル基とくにメチル基らしくは
エチル基である化合物、R2が水素原子でR4かハロゲ
ン原子である化合物、R,か低級アルキル基とくにメチ
ル基らしくはエチル基であり、R4がハロゲン原子てあ
る化合物、R2がハロゲン原子でR4が水素原子である
化合物、R,がハロゲン原子でR4が低扱アルキル基と
くにメチル堪らしくはエチル基であるfヒ合物、R,が
ピリジル基でR4が水素原子である化合物、R,がピリ
ジル基でR4が低級アルキル基とくにメチル基らしくは
エチル基である化合物、R2が水素原子でR4がピリジ
ル基である化合物、Rtが低扱アルキル基とくにメチル
基もしくはエチル基でありR,がピリジル基である化合
物、Rtが水素原子でR4がアルコキシカルポニルアル
キル基たとえばエトキシカルボニルエチル基である化合
物などが挙げられる。
また、好ましくはR3とR4とが組合わされて式 饗 〈ン で表わされる2画の基で、R2が水素原子、ハロゲン原
子、置換されていてらよいアルキル基、アルケニル基、
芳香族基、複素環基などから進ばれ、とりわけ水素原子
、ハロゲン原子、低級アルキル基とくにメチル基もしく
はエチル基、ピリジル基、アルコキシカルボニルアルキ
ル基たとえばエトキシ力ルポニルエチル基などが挙げら
れる。
本発明で用いられるペルオキシダーゼとしては、種々の
起源のものを用いることができるが、その例としてはた
とえば西洋わさび.パイナップルイチジク.甘藷.ソラ
マメおよびトウモロコシなどから得られるベル才キンダ
ーゼが挙げられ、特に西洋わさびから抽出されたホース
ラデイツンユペルオキシダーゼ(horseradis
h peroxidase)が好ましい。
ペルオキシダーゼは、測定系によってはa雛型(非漂識
型)として用いるられるが、本発明を用いて免疫化学的
測定を11なう場合、ベルオキノダーゼを抗原、ハプテ
ン、抗体等の免疫化学的活性物質に結合させる必要かあ
る。
ベルオキンダーゼを免疫化学的活性物質に結合させる方
,去としては、自体公知の方,去を用いることができる
。例えば、グルタルアルデヒド架橋法[イムノケミスト
リー( Immunochemistry)、第6巻(
 1969年)、第43頁、同誌J第8巻( 1971
年)、第1175頁]、過ヨウ素酸架橋法[ジャーナル
・オプ・ヒストケミストリー・アンド・サイトケミスト
リー(J.Histochem. Cytochem.
)、第22巻( 1974年)、第1084頁]、とり
わけ特開昭58−149700号公報記載の一般式: [式中、nは0ないし5の整敗を、R::i化学結合ま
f二は6員環状炭化水素残梧をそれぞれ示す。
で表わされる拮合剤が有利に用いられる。
化学発光物質としては、ルミノール( luminol
)又はその誘導体、ロフイン(lophin)、ルノゲ
ニン(lucigenin)など各種知られている。
好ましくはルミノールまたはその誘導体であり、これら
は“メソッド イン エンザイモロノ−(Method
s in Encymology)’ 、第57巻、第
409〜423頁( 1987年)記載のルミノール類
が用いられる。とりわけルミノール、イソルミノールさ
らにN − ( 4−アミノブチル)−N一エチルイソ
ルミノールへミサクシミド、N−(6−アミノヘキシル
)−N一エチルイソルミノール、N一エチルイソルミノ
ール等が用いられる。これらのうち、ルミノールあるい
はイソルミノールが好都合に用いられる。
本発明で用いられる酸化剤は、化学発光反応により、光
を生じさせることのできる酸化剤でよく、例えば過酸化
水素、過硼酸塩等の酸化剤が宵111に用いることがで
きる。さらに、酸化剤が間接的に生成される系でらよく
、例えばグルコースオキシダーゼのような酸素を用いて
グルコースから過酸化水素を生成させるようなシステム
が利用できる。
本発明において、次のような測定システムが用いられる
1.ペルオキシダーゼらしくはペルオキシダーゼで標識
した免疫化学的活性物質 2.酸化剤(過酸化水素らしくはその類似体)3,ルミ
ノールらしくはその誘導体 4.化合物(I)(エンハンサー) 多くの場合、ベル才キシダーゼはハプテン、抗原、抗体
等と化学的に結合して用いられる場合が多い。2.3お
よび4の試薬はそれぞれ一定量か用いられ、化学発光量
が微量領域のベル才キシダーゼの変化量に応じて敏感に
変化する条件が還ばれる。化学発光反応は、エンハンサ
ーの採用により、発光反応の遅延が生じ、まfこ、発光
量においてら極めて増大が認められる。これらの現象に
より、従来の技術に増して、微量の物質か測定できろよ
うになった。
エンハンサーとして化合物(+)を用いる本発明の化学
発光反応において、通常、下記の条件で実施されること
が望ましい。
反応温度としては0〜60℃の範囲の温変、特に、5〜
30℃が望ましい。用いる緩衝液のpHとしては、中性
附近からアルカリ性の領域たとえばpH7〜!0、望ま
しくはpH8〜9で実施することができる。用いる緩衝
液としては、斉種援衝液を用いることができるが、硼酸
緩衝液リン酸緩衝液、炭酸緩衝液、トリス緩衝液等が有
利に用いることができる。
試薬濃度としては、用いるエンハンサーの種類によって
異なるが、一般的に下記の濃度が好ましい。
(1)ペルオキシダーゼ     O〜1000μ9I
Q(2)酸化剤(過酸化水素)   1μ\1〜30.
xM(3)エンハンサ−       0.1μ■〜I
O.xM(4)発光性物質(ルミノール)lμM〜lo
zMとりわけ、(1)としては、θ〜1μ9/12. 
(2)としては20μIll〜2mM,(3)としては
4gM〜lx〜1、(4)としては10μM〜2iMが
望ましい。
(【)〜(4)を共存さ仕て、化学発光反応を行わせる
わけであるが、通常(1)〜(4)の1つを欠いた系に
、最後の1つの溶液を入れ、化学発光反応を起こさせろ
。反応溶液から生した光を、市販らしくは、自作の測定
装置(例えば、高感変な光電子増倍管を備えたフォトカ
ウンターなど)で測定することができろ。即ち、最後の
液を加えてから、数秒ないし数十分後゛の敗秒ないし数
分間における発光量を測定することで定量に供すること
ができる。
即ち、計測された発光量と、例えばペルオキシダーゼ量
との間に、良好な相関性が認められることになり、この
関係から分析が可能となる。通常、ベル才キシダーゼは
免疫化学的活性物質と共有結合されている場合が多い。
分叶に用いる試料としては、血清、血漿、尿、ffi&
.&等の生体液や、組織からの抽出液等が挙げられる。
また、化学発光量の計測の方法としては、自体公知の例
えば充電増倍管を装着した市販らしくは自作のルミノメ
ータで測定することができる。これらの装置を利用する
場合、上述の試薬を混合後数秒から数百秒間の待機時間
の後、数秒から数十秒間に発生する発光量か計測される
一般式(+)で表わされる化合物は公知または自体公知
の好適な方法によって製造することができる。チアゾー
ル、オキサゾールおよびイミダゾール製造のための方法
は、この技術分野においてよく知られており、そして例
えば丸善株式会社によって発行された“新実験化学講座
”第14巻、有機化合物の合成と反応[IV]  (1
97,!l年)による標準方法を参考とすることができ
る。以下に一般式(I)で表わされる化合物の製造法を
詳述する。
(以下余白) A法 工毘l (■) (■) (式中、R.は低級アルコキシまたはアラルキルオキシ
を示す)で表わされる基を示す。またはR8と4−ヒド
ロキシフエニルとが相合わさって式:工程2 [上記式中、R,およびR,はそれぞれ水素原子、置換
されていてもよい炭化水素残基または摸素環基を、R?
は4位に保護されたヒドロキシル基を有するフエニル基
を、またはR7とR.とが相合わさって式・ で表わされる基を示す。Xは酸素原子またはイオウ原子
を、Yは脱離基を示す。コ R6およびR8で示される置換されていてもよい炭化水
素残基または複素環基としてはR,およびR,で例示さ
たものと同様のものがあげられる。
R7で示される4位に保護されたヒドロキシル基を有す
るフェニル基としては4−メトキシフェニル、4−エト
キシフェニル、4−イソプロボキシフエニル等の4一低
級アルコキシフエニルに加えて4一ベンジルオキンフエ
ニル、ll−(4−クロロペンジルオキシ)フエニル等
の4−アラルキルオキンフエニルかあげられる。R,で
示される低級アルコキシとしてはメトキシ、エトキシ、
プロボキシ、イソプロボキシ、プトキシ等が、アラルキ
ルオキシとしてはペンジルオキシ、フェネチルオキシ、
4−クロロペンジルオキシ等があげられる。Yで示され
る脱離基としてはハロゲン(例、塩素、臭素、ヨウ素等
)、メタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキ
シ、p一トルエンスルホニル才キシ基等があげられる。
(工程1) 本法では、まず化合物(n)と一般式(I[I)で表わ
されるチオアミドまたはアミド誘導体を反応さ仕チアゾ
ールまたはオキサゾール誘導体(IV)を製造する。本
反応(工程!)は適宜の溶媒中(例、トルエン、キシレ
ン、ピリジン、1.2−ジクロ口エタン、l.l.2.
2−テトラク口口エタン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、エタノールなど)あるいは
溶媒なしで50〜200℃に加熱することにより行われ
る。([)の便用量は(■)1モルに対して1〜10モ
ル、好ましくは15〜4モルである。反応時間は0.5
〜30時間、このましくは1〜5時間である。
(工程2) 工程lで得られた化合物(■)の保護基を除去すること
により化合物(I−1)を製造する。本脱保護基反応は
臭化水素酸、塩酸、硫酸などの無機酸、塩化アルミニウ
ム等のルイス酸、またはピリジン塩酸塩等を用いる方法
に加えて、R7がペンジルオキシ誘導体の場合には接触
水素添加による除去によっても有利に行われる。無機酸
類を用いる場合、溶媒としてはアルコール類(例、エタ
ノール、プロパノール、エチレングリコール、2一メト
キシエタノール等)、水あるいはこれらの混合溶媒が用
いられる。無機酸の使用量は化合物(fV)に対して通
常大過剰(5〜100当量)、好ましくはlO〜50当
量、反応温度は50〜150℃で0.5〜20時間で行
われる。ルイス酸類を用いる脱保護基反応はルイス酸に
対して不活性な適宜の溶媒(例、クロロホルム、ジクロ
口メタン、ベンゼン、二硫化炭素等)中、−10〜+1
00℃で行われ、ルイス酸の使用量は(■)1モルに対
して1〜5モル、好ましくは1〜3モルである。反応時
間は0.5〜lO時間である。ピリジン塩酸塩を用いる
場合、化合物([1/)とピリジン塩酸塩を50〜20
0℃に加熱することにより行われ、ピリジン塩酸塩の使
用量は(IV)1モルに対してl〜5モル、好ましくは
1〜3モルである。反応時間は0.5〜10時間である
B法 工程! (V) (■) 工程2 (■) 工睨3 [上記式中、Re,R7およびR,はそれぞれ前記と同
意義を有する。] (工程1) 本法ではまず化合物(V)をアシル化して化合物(■)
を製造する。本アシル化反応はそれ自体公知の方法で行
なうことができ、例えば適宜の溶媒(例、クロロホルム
、ジクロ口メタン、酢酸エチル、テトラヒド口フラン、
水あるいはこれら混合物など)中、塩基(例、トリエチ
ルアミン、Nーメチルモルホリン、炭酸水素ナトリウム
、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムな
ど)の存在下に−10〜+50℃で、0.1〜5時間か
けて行われ、(Vl)の使用量は(V)1モルに対して
t −1.2モルである。
(工程2) 次いで化合物(■)を窒素含有環化剤、例えば、尿素ま
たはアンモニアと反応させ才キサゾール誘導体(■〕を
製造する。アンモニアを使用する場合には、アンモニウ
ム塩、例えば酢酸中アセテートの形のものであることが
好ましい。本反応は、例えば化合物(■)を酢酸中、1
〜5当量の酢酸アンモニウムと共に0.5〜lO時間、
50〜110℃に加熱することにより行われる。
(工程3) 化合物(■)は脱保護基反応の付すことにより(1−2
)が製造される。本脱保護基反応はA法、工程2と全く
同様にして行なうことができる。
(以下余白) C法 工哩! CICOOCsfls 11t−COCI1−11.  −−ラ R? − C
OCH − Ra0H (V) OCOC.H. (IX) 工程2 (X) 工程3 工程4 (X[) [上記式中、R8およびR7はそれぞれ前記と同意義を
宵する。] (工程l) 本法ではまず化合物(V)をクロロ炭酸フェニルでアシ
ル化して化合物(IX)を製造する。本アシル化反応は
それ自体公知の方法で行なうことができ、例えば適宜の
溶媒(例、クロロホルム、ジクロ口メタン、酢酸エチル
、テトラヒド口フラン、水あるいはこれら混合物など)
中、塩基(例、トリエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムなど)の存在下にーlO〜+50
℃で、0.1〜5時間かけて行なわれ、クロロ炭酸フエ
ニルの使用量は(V)1モルに対して1〜1.2モルで
ある。
(工程2) 次いで化合物(IX)を窒素含有環化剤、例えば、尿素
またはアンモニアと反応させオキサゾロン誘導体(X)
を製造する。アンモニアを使用する場合には、アンモニ
ウム塩、例えば酢酸中アセテートの形のものであること
が好ましい。本反応は、例えば化合物(IX)を酢酸中
、1〜5当量の酢酸アンモニウムとと乙に0.5〜10
時間、50〜110°Cに加熱することにより行われる
(工程3) ついで化合物(X)をオキシ塩化リンーN,N−ジメチ
ルホルムアミド( Vilsmeyer試薬)、五酸化
リン等を用いる公知反応により2−クロ口才キサゾール
誘導体(XI)を製造する。
(工程4) 化合物(XI)は脱保護基反応に付すことにより(I−
3)が製造される。本脱保護基反応はA法、工程2と全
く同様にして行なうことができる。
(以下余白) D法 [式中、R,、R4およびXは前記と同意義を有し、Z
はハロゲン原子を示す。コ 本法では一般式(1)で表わされる化合物のうち、R,
が水素である化合物(+−4)をハロゲン化して、R3
がハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素)である化合
物(1−5)を製造する。本ハロゲン化反応はそれ自体
公知の方法で行なうことができ、例えば当ハロゲン化反
応条件下で不活性な適宜の溶媒(例、クロロホルム、ジ
クロ口メタン、四塩化炭素、テトラヒド口フランあるい
はこれら混合物など)中、塩素、臭素あるいはヨウ素の
存在下に0〜100℃で、0.1〜5時間かけて行なわ
れ、塩素、臭素あるいはヨウ素の使用量は(■)1モル
に対して1〜5モル、好ましくは1.2〜3モルである
一般式([)て表わさシtる化合物のづらR1が4−ヒ
ドロキンフェニルで置換されたイミノ基である場合、こ
れらの化合物はジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカ
ル・ソサエティー( J.Am.Chem.Soc .
 ) ,第71巻、第383頁(1949年)に記載さ
れた方法に従って合成することができる。
(ト)発明の効果 化合物(+)を単独もしくは混合して用いることにより
、化学発光性物質を、酸化剤とペルオキシダーゼとで発
光させる系において、発光反応を遅延させるとともに、
発光量を極めて増大させることができる。
以下に参考例、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説
明するが、これらが本発明の範囲を制限するものでない
ことはいうまでもない。
(参考例) 4゜−ヒドロキンアセトフエノン409と炭酸カリウム
60.99をジメチルホルムアミド250zQ中で撹拌
?、これにベンジルブロマイド36.7xQを滴下し、
室温で1時間反応させ、さらに50〜60゜Cに加温し
て1時間反応させf二、反応液、を水水中に注ぎ升出し
た結晶を濾取しfこ。メタノールから再結晶し、55.
49 (83.3%)の4゜−ベンジルオキシアセトフ
ェノンを得た。m.p.93−94℃ NMR ( CDCl3 )δ: 2.5 (3H.s
) , 5.1 (2H,s),6.97 (2B,d
,J=9Hz) . 7.36 (5H,m) . 7
.17 (2H.d.J=9Hz) . (2)4゜−ベンジルオキシ−2−プロモアセトフエノ
ン4′−ベンジルオキシアセトフエノン55.09をク
ロロホルム500zj中で撹拌し、臭素13.0i(2
を室温で30分間で滴下後、更に10分間反応させた。
反応液を硫酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、a!1し結晶を得た
。アセトンーイソプロビルエーテルから再結晶し25.
79 (34.6%)の4゜−ベンジルオキシー2ープ
ロモアセトフェノンを得た。m.p.81−82℃.N
MR ( CDCl3 )δ: 4.4 (2tLs)
 . 5.1 (2}1,s),7.0 (2H.dj
■9Hz) . 7.4 (51{,m) .γ.95
 ( 21{,d,J=9Hz) (3)チオホルムアミド 水冷下、撹拌したホルムアミド109に五硫化燐59を
少量ずつ20分間で加え、室温で1時間反応させた。こ
の後ジエチルエーテル15aQを加えて20時間撹拌し
た。エーテル層をAilオイル状生成物5.29 ( 
3L2%)を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:酢酸エチルーヘキサン(1:1))で精
製しl.,65gのチオホルムアミドを得た。
(4)4− (4−ペンジルオキシフェニル)チアゾー
ル4゜−ベンジルオキシ−2−プロモアセトフェノン3
.09とチオホルムアミド0.639をエタノール50
2g中で30分間還流した。反応液を氷水中に注ぎ析出
した結晶を濾取した。ジエチルエーテルで抽出後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒:塩化メチ
レンーヘキサン(1:9))で精製し720rtt9 
(27.7%)の4−(4−ペンジルオキシフェニル)
チアゾールを得た。ジエチルエーテルーヘキサンから再
結晶した。m.p.l09 − 110’C .N〜I
R (CDCl3)δ: 5.1 (2H,s) . 
7.0 (2H.d.J=9Hz). 7.4 ( I
H,d.J=211z) , 7.4 (311.m)
 . 7.85 (2H.dj=9Hz) . 8.3
 (lH.dj・2Hz)fR(KBr)ν: 161
0cm−’元素分叶=CIIIH13SOSとして理論
値: C,71.88 :H.4.90 ; N.5.
24実測値: C,71.95 ; tl,4.85 
; N.5.01(5)4− (4−ヒドロキシフェニ
ル)チアゾール4−(4−ペンジルオキシフェニル)チ
アゾール1.1gニ47%臭化水素水10R(を加え、
10 0 ’C、30分間反応させた。反応液に氷水を
加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、#縮した。結
晶をヘキサンを用いて濾取し、466u (63.8%
)の4−(4ベンジルオキシフェニル)チアゾールを得
た。
塩化メチレンーヘキサンから再結晶した。m.p.16
1.5− 162℃ NMR ( CDCl3 )δ: 5.4 ( IH.
s) . 6.85 (2H.d.J・9Hz), 7
.35 ( lH.d.J=21{z) . 7.8 
(2H,d,J=9Hz) ,8.8 ( If{,d
.J=2Hz).IR(K[3r)ν: 1610, 
 3100cm−’元素分肝: C,H,NOSとして 理論@ : C.60.99 . H,3.98 . 
N,7.90実測@ : C,61.00 . H.3
.85 . N,7.784゜−ベンジルオキシ−2−
プロモアセトフエノン3.0gにホルムアミドl.oa
(を加え、乾熱で130135℃、1時間反応さ什た。
反応物に水を加え、炭酸水素ナトリウム溶液でアルカリ
性とし酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩
水で洗浄後、活性炭で処理し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ−(溶出溶媒:酢酸エチルーヘキサン([:9))で
精製し、41oyr’i ( 16.6%)の4−(4
−ペンジルオキシフエニル)オキサゾールを得た。ジエ
チルエーテルーヘキサンから再結晶した。mp 101
102℃, NMR (CDCI3)δ: 5.1 (2f{,s)
 , 7.0 (2}1.d.J:9Hz).  7.
4 (511,m) ,  7.7 (2H.d.J=
911z) .  7.8 (IH.s).  7.9
 ( LH.s) (2)4− (4−ヒドロキシフエニル)オキサゾール
4−(4−ペンジルオキシフエニル)オキサゾール36
(Ly9をメタノール((LtQに溶かし、5%パラジ
ウム炭素(50%含水) 300r9を加え、80分間
接触還元した。反応液を濾過により触媒を除き、a縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクaマトグラフィー(溶出
溶媒:酢酸エチルーヘキサン(1:2))で精製し、1
05iy ( 45.5%)の4−(4−ヒドロキンフ
エニル)オキサゾールを得た。ジエチルエーテルーヘキ
サンから再結晶した。mp 147.5 − 148’
C .NMR ( CDCI3)δ: 5.7 (IH
,s) , 6.9 (2H.d.J=9Hz). 7
.7 (2H.d,J=911z) . 7.9 (I
H.s) . 8.0 (IH,s) IR(KBr)ν: 3350, 3HOcm元素分叶
二C,H,No,として 理論直: C,67.08 . H,4.3g . N
,8.69実測値: C.67.06 . l{.4.
42 . N.8.57(実施例) 実施例1 試薬 ルミノールナトリウムは水酸化ナトリウムから再結晶し
て用いた、西洋わさびペルオキシダーゼ(I{RP.)
はSigma Chemical社製TypeVIを用
いた。
分針装置 化学発光反応は12xxX 75xzのガラス製使い捨
てカルチャーチューブ( Corning社製)中で行
なった。発光はルミノメータ(アロカ社製. BLR−
201)を用いて測定した。
!.エンハンサーのスクリーニング ルミノール溶液は、ルミノールナトリウム(l2.5ズ
9)及び過酸化水素水(15μc, 31%)をほう酸
緩衝液(0.2モル濃度、pH8.5) 50ttrσ
に加えて調製した。}IRP溶液は、HRPをほう酸緩
衝液(0.2モル濃度、pH8.5)で希釈して調製し
た。いずれの溶液ら使用の約2時間前に調製し、水冷し
た。
ルミノール溶液990μeに使用直前に、増感剤となる
サンプルのジメチルスルホキンド溶液lOμQを加え混
合しf為 このルミノール/過酸化水素/増感印1の1
昆合1夜100μcとHRP溶i& (lng#+(!
 ) lOhl2をカルチャーチューブ中で混合し、5
分後の信号/バックグラウンドの比の改善を測定した。
結果を第1表に示す。
(以下余白) 第1表 2.用量作用曲線の測定 ルミノール溶液はルミノールナトリウム(529)及び
過酸化水素水(12μ1.31%)をほう酸援衝液(0
.2モル濃度、pH8.5) 50肩Qに加え、調製し
た。
HRP溶液は、HRPをほう酸緩衝液(0.2モル濃度
、pH8.5)で希釈して調製した。いずれの溶液ら使
用の約2時間前に調製し、水冷した。
ルミノール溶液990μeに使用直訂に、増感剤となる
サンプルのジメチルスルホキシド溶液lOμQを加え混
合した(p−ヨードフェノール40mM,4−(4−ハ
イドロキシフェニル)オキサゾール4s+M,4−(4
−ハイドロキシフエニル)チアゾール4xM,2−エチ
ル−4− (4−ハイトロキシフェニル)−5−(3−
ピリジル)チアゾール40!Mを用いた)。このルミノ
ール/過酸化水素/増感剤の混合液100uf2と}I
RPIO倍段階希釈溶液(0 〜lOr+9/xl2)
100μQをカルチャーチューブ中で混合し、5分後の
信号を測定した。結果を第2表に示す。
(以下余白) 第2表 ■剤号ンブル (1):p−コードフェノール (2):4−(4−八イドl]キン7エニル)オキ号ゾ
ール(3):4−(4−八イドI]キンフェニル)チア
ゾール(4):2−エチル−4−(4−八イド[+キノ
7エニル)−5−(3−ビリジル)チアゾール第1図に
HRP!Ifと信号との関係を示した。
第1図より各々の化合物を用いた場合の}{RPの検出
限界を求めたところ、以下のようになった。
(1)p−:l−Fフェノール (2)4−(4−ハイド[+Aノフェニル)オ唇ゾール
(3)4−(4−ハイドaキゾフ1ニル)チアゾール(
4)2−エチル−4−(4−ハイドロキシフェニル)−
5−(3−ビリノル)チ7ゾール501’g/πQ 10 pg/λク 3pg/頭 10pg/r;+( 実施例2  hCGの測定 l.抗hCG−β−CTPの精製 (1)Piベプタイド[ hCG一βC端ベプチド(1
23−145)]により免疫したウサギ抗血清5if2
に飽和硫安溶液3.3m(lを加え30分間、室温で撹
拌した。
10.000回転で10分間遠心後、沈殿を生理食塩水
5j!Cに溶かした。
(2)飽和硫安溶液2.1x(lを加え30分間、室温
で撹拌した。10,000回転で10分間遠心後、沈殿
を生理食塩水!5mQに溶かした。
(3)0.02Mほう酸緩衝液(pH8.0)で一夜透
析した後、10.000回転でlO分間4℃で遠心し沈
殿を除いた。
(4)Plベプタイド固相化sepharose 4B
アフイニティカラムに付した。透析物をカラムにのせた
後、0.02Mほう酸緩衝液(pH8.0)、続いてO
.17Mグリンン緩衝液(pf{3.0)で洗浄した後
、3八1チ才シアンナトリウム緩衝液(pl{7.4)
により溶出した。
(5)溶出画分を集め、生理食塩水(含0.01%ナト
リウムアジド)で一夜透析し、抗hCG−β一CTPI
S液とした。280nmの吸収を測定し、蛋白濃度21
9.2μ9/m(!,全fll.64uと決定した。
2,抗hCG一β一CTP固相化ポリスチレンビーズの
作製 (1)ポリスチレンビース(径4.4*z)を2N水酸
化ナトリウム中で2時間撹拌後、蒸留水で洗浄した後乾
燥した。ついで2N塩酸中で2時間撹拌後、蒸留水で洗
浄した後乾燥した。
(2)抗hCG一β一CTPを0,1λ1炭酸緩衝液(
pH9.5)に溶解し、ポリスチレンビーズを加え、3
日間、4℃で放置した(抗hcc−β−CTP−1μ9
/ボリスチレンビーズ1個)。
(3)生理食塩水で洗浄後、l%BSA溶液を加え、1
日、4℃で放置した。
(4)生理食塩水で洗浄後、0.1%BSA溶液を加え
、4℃で保存した。
3.測定 (1)種々の量のhCGを含有する試料100μQを0
.02Mリン酸緩衝液(含10%仔牛血清)100μ夕
と混合し、抗hCG一β−CTP固相化ポリスチレンビ
ーズを加え、室温で一夜放置した。
(2)蒸留水で洗浄後、抗hCG/HRP複合体希釈液
200μQを加え、室温で2時間放置した。
(3)蒸留水で洗浄後、ビーズを発光測定用の試験管に
移し、100μMルミノール、300μ■過酸化水素、
増感剤40μM 4− (4−ハイドロキシフエニル)
チアゾールを含む溶液を加え、発光を開始させた。■分
後の発光量を測定した。hCGの検出限界はO.QO5
mltl/xQであった。
実施例3 エンドセリンの測定 操作方法 96ウエルのマイクロタイタープレート(DYNA−T
ECH microFLUOR’, Dynatech
 Laboratories社,米国)の各ウエルに、
鈴木ら[ジャーナル オブイムノロジカル メソッド(
Journal of’ Immun−o1ogica
l Methods) .第118巻< 1989年)
 , 245頁]の方法によりモノクロナール抗エンド
セリン抗体(AwETN40)を加えて、抗体結合マイ
クロプレートを作製した。次に.10%Block A
ce’ (雪印乳業製) , 0.4M NaC!, 
 l mM EDTAを含む0.02Mリン酸緩衝液(
pH7)に溶解したエンドセリンの0.0.2. 0.
5およびlpghQの溶液100uf2をぞれぞれのウ
エルに加えて、6°Cで16時間インキユベートした。
0.8%NaClを含む0.05Mリン酸緩衝液で洗浄
後、上記の鈴木らの文献記載のポリクローナル抗エンド
セリン抗体−HRP複合体溶液100μeを各ウエルに
加えて同様に6℃で24時間インキユベートした。リン
酸緩衝液で洗浄後、プレートに結合したHRP活性を本
発明の化学発光増強法により測定した。
即ち、2mMルミノール, 500uNI過酸化水素.
増感剤20μM4−(4−ハイドロキシフエニル)チア
ゾール、0.25%エタノール、0.02mM EDT
Aを含む、0.1Mトリス援衝液(pH8.7) 10
0gCを加えて発光を開始させ、マイクロプレート用化
学発光自動測定装装置Slodel MLIOOO (
Dynajech Laboratories社,米国
)で測定した(0.25秒計測)。
結果を第2図に示したように、ウエルあたりo.o3p
gのエンドセリンが測定可能であり、極めて高感度であ
った。
第 図
【図面の簡単な説明】
第1図は発光量とHRPi:11度の関係を示す図であ
る。 HRP遮& P9/ml 手続補■{

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、化学発光性物質を酸化剤とペルオキシダーゼとで発
    光させる系において、 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1は酸素原子、硫黄原子または4−ヒドロ
    キシフェニルで置換されていてもよいイミノ基を、R_
    2、R_3およびR_4はそれぞれ水素原子、ハロゲン
    原子、置換されていてもよい炭化水素残基または置換さ
    れていてもよい複素環基を、またはR_3とR_4とが
    相合わさって式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_5は水素原子またはヒドロキシル基を示す
    )で表わされる2価の基を示す。ただし、R_1が酸素
    原子、硫黄原子またはイミノ基の場合、R_4は4−ヒ
    ドロキシフェニル基を示し、R_1が4−ヒドロキシフ
    ェニルイミノ基の場合、R_3は水素原子を示す]で表
    わされる化合物を共存させることを特徴とする化学発光
    増強法。 2、化合物( I )が式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1、R_2およびR_3は請求項1記載と
    同意義]で表わされる化合物である請求項1記載の増強
    法。 3、化合物( I )が式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_2およびR_4は請求項1記載と同意義]
    で表わされる化合物である請求項1記載の増強法。 4、化合物( I )が式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R_1、R_2およびR_5は請求項1記載と
    同意義]で表わされる化合物である請求項1記載の増強
    法。 5、化学発光性物質がルミノールである請求項1記載の
    増強法。 6、ペルオキシダーゼが免疫化学的活性物質との化学的
    結合体である請求項1記載の増強法。 7、化合物( I )か4−(4−ハイドロキシフェニル
    )チアゾールである請求項1記載の増強法。 8、化合物( I )が4−(4−ハイドロキシフェニル
    )−2−メチル−チアゾールである請求項1記載の増強
    法。 9、化合物( I )が4−(4−ハイドロキシフェニル
    )−2−(3−ピリジル)チアゾールである請求項1記
    載の増強法。
JP2034798A 1989-02-14 1990-02-14 化学発光増強法 Expired - Lifetime JP3030043B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2034798A JP3030043B2 (ja) 1989-02-14 1990-02-14 化学発光増強法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3472989 1989-02-14
JP1-34729 1989-02-14
JP2034798A JP3030043B2 (ja) 1989-02-14 1990-02-14 化学発光増強法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02291299A true JPH02291299A (ja) 1990-12-03
JP3030043B2 JP3030043B2 (ja) 2000-04-10

Family

ID=26373576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2034798A Expired - Lifetime JP3030043B2 (ja) 1989-02-14 1990-02-14 化学発光増強法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3030043B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043447A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Kikkoman Corp ペルオキシダーゼ化学発光反応の発光増強方法
US7977493B2 (en) 2006-07-28 2011-07-12 Osamu Nozaki Chemiluminescent reagents
WO2012173002A1 (ja) 2011-06-15 2012-12-20 三洋化成工業株式会社 磁性シリカ粒子を用いた測定方法及び該測定方法用試薬

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7977493B2 (en) 2006-07-28 2011-07-12 Osamu Nozaki Chemiluminescent reagents
JP2011043447A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Kikkoman Corp ペルオキシダーゼ化学発光反応の発光増強方法
WO2012173002A1 (ja) 2011-06-15 2012-12-20 三洋化成工業株式会社 磁性シリカ粒子を用いた測定方法及び該測定方法用試薬

Also Published As

Publication number Publication date
JP3030043B2 (ja) 2000-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5468646A (en) Chemiluminescent acridinium salts
US5936070A (en) Chemiluminescent compounds and methods of use
US4729950A (en) Enhanced luminescent or luminometric assay
US5106732A (en) Method for enhancement of chemiluminescence
CA1146937A (en) Chemiluminescent aminophthalhydrazide-labeled conjugates for use in specific binding assays
US4687747A (en) Phenanthridinium ester as a labelling compound in luminometric immunoassay
JPH06509797A (ja) 生体液における全ドキセピンを定量するための試薬および方法
JPH04506403A (ja) 標識技術を用いた複数分析物の検出または定量
JP2013513107A (ja) 自己抗体抗原結合を阻害するためのペプチド試薬及び方法
JP3190730B2 (ja) 新規標識薬物ハプテン類似体を用いるイムノアッセイ
JPS58111754A (ja) クレアチニンの免疫学的測定法及びそのための試薬
US6002000A (en) Chemiluminescent compounds and methods of use
JPH02291299A (ja) 化学発光増強法
US5527709A (en) Immunoassays with labeled thyronine hapten analogues
JP3096487B2 (ja) バルビツレート検定法、トレーサー、免疫抗原、抗体およびキット
EP0576095B1 (en) Immunoassays with labeled thyronine hapten analogues
US5578457A (en) Immunoassays with novel labeled carbamazepine hapten analogues
EP0584854B1 (en) Immunoassay using carbamazepine analogues labelled with horseraddish peroxidase
JP3248628B2 (ja) 化学発光性化合物およびこれを用いるアッセイ法
JP3325370B2 (ja) 化学発光性化合物およびこれを用いるアッセイ法
JP3174729B2 (ja) アクリジン誘導体、その製法およびこれを用いた標識法
JP3776229B2 (ja) 化学発光試薬及びその製造方法
JPH02231564A (ja) バルビツール酸塩の検出方法、それに用いるトレーサー化合物およびその製法
EP0184120A2 (en) Tracers for disopyramide assay and immunogens to raise antibody
JP4286357B2 (ja) 化学発光酵素免疫測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 11