JPS5922712B2 - 3−パ−フルオロアルキル−1,2−エポキシプロパンの製造法 - Google Patents

3−パ−フルオロアルキル−1,2−エポキシプロパンの製造法

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Publication number
JPS5922712B2
JPS5922712B2 JP5186376A JP5186376A JPS5922712B2 JP S5922712 B2 JPS5922712 B2 JP S5922712B2 JP 5186376 A JP5186376 A JP 5186376A JP 5186376 A JP5186376 A JP 5186376A JP S5922712 B2 JPS5922712 B2 JP S5922712B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
perfluoroalkyl
epoxypropane
reaction
producing
Prior art date
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Expired
Application number
JP5186376A
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English (en)
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JPS52136107A (en
Inventor
吉雄 網本
茂男 大門
靖久 古高
和夫 岡村
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D303/00Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D303/02Compounds containing oxirane rings
    • C07D303/08Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by halogen atoms, nitro radicals or nitroso radicals

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は3−パーフルオロアルキルー1、2−エポキシ
プロパンの製造法に関する。
3−パーフルオロアルキルー1、2−エポキシプロパン
は、従来公知の化合物であつて、これをアクリル酸と反
応させて得られる3−パーフルオロアルキル■2−アク
リロイルオキシープロパノールー1または1および3−
パーフルオロアルキルー1−アクリロイルオキシープロ
パノールー2は、重合して撥水撥油性を有する重合体を
与えることが知られている。
このように工業薬品として有用な3−パーフルオロアル
キルー1|2−エポキシプロパンは、通常、次式で示さ
れるように3−パーフルオロアルキルー2−ヨードプロ
パノールー1と水酸化アルカリを反応させてこれを製造
しているが〔特公昭44−26286号明細書、特公昭
46−25361号明細書など参照〕、RfCH2CH
lCH2OH+MOH→RfCH2CH−CH2\ / 〔式中、Rfはパーフルオロアルキル基(特に炭素数1
以上好ましくは3〜21の直鎖状もしくは分岐状のパー
フルオロアルキル)、Mはアルカリ金属原子(たとえば
カリウム、ナトリウム)を表わす。
〕該反応を有機溶剤中で実施した場合には目的物質の収
率が低く、水性媒質中で実施した場合には収率は若干向
上するが反応速度が小となる。水性媒質中において、水
酸化アルカリを過剰かつ高濃度で使用すれば反応速度は
大となるが、収率が低下する。このように、従来採用さ
れていた3−パーフルオロアルキルーl、2−エポキシ
プロパンの製造法においては、収率および反応速度の少
くともいずれか一方において満足できない欠点が存在し
た。本発明者らは従来法に存在する上記の欠点を改善す
るため種々研究を重ねた結果、水性媒質中における3−
パーフルオロアルキルー2−ヨードプロパノールー1と
水酸化アルカリの反応系に第4級アンモニウム化合物を
添加することにより、低過剰、低濃度の水酸化アルカリ
を使用した場合でも大なる反応速度で良好な収率により
目的とする3−パーフルオロアルキルーl|2−エポキ
シプロパンを製造できる事実を見出し、これに基づいて
本発明を完成するに至つた。
本発明の要旨は、3−パーフルオロアルキルー2−ヨー
ドプロパノール−1と水酸化アルカリを水性媒質中で反
応させて3−パーフルオロアルキル一1,2−エポキシ
プロパンを製造するにあたり、該反応系に第4級アンモ
ニウム化合物を添加することを特徴とする3−パーフル
オロアルキル一1,2−エポキシプロパンの製造法に存
する。
水酸化アルカリとしては、通常、水酸化カリウムまたは
水酸化ナトリウムが使用され、その使用量は3−パーフ
ルオロアルキル一2−ヨードプロパノール−1に対し1
〜2当量、好ましくは1.1〜1,5当量であつてよく
、水性媒質中における濃度は0.1〜30重量701特
に1.0〜10重量?が望ましい。反応媒体としては、
通常、水が使用されるが、適宜の有機溶剤が混和されて
いてもよい。
第4級アンモニウム化合物の代表的なものとしては、次
のものが例示される:〔ただし、Rl,R2,R3およ
びR4は炭素数1〜24の直鎖または分枝状のアルキル
基またはアルケニル基、Xはアニオンとなり得る原子ま
たは原子団(たとえば、ヒドロキシド、クロリド、プロ
ミド、ヨージツド、サルフエート、メチルサルフエート
、p−トルエンスルホネート)を表わす。
〕。一般に界面活性剤として使用されている第4級アン
モニウム化合物は反応速度がより大となる傾向を有する
ので、その使用が好ましい。特に好ましいものは、R1
が炭素数1〜3のアルキル基、R2およびR3が炭素数
10〜20の直鎖または分枝状アルキル基またはアルケ
ニル基、R4が炭素数2〜20の直鎖または分枝状アル
キル基またはアルケニル基である上記第4級アンモニウ
ム化合物から選択されてよい。これら第4級アンモニウ
ム化合物は、これをそのまま反応系に添加してもよく、
あるいはアルコールに溶かしたうえで反応系に添加して
もよい。
その使用量は、通常、3−パーフルオロアルキル一2−
ヨードプロパノール−1の1モルにつき0.0001〜
0.15モルの範囲であつてよいが、特にこれに制限さ
れるものではない。反応は室温から還流温度までの広汎
な温度範囲で実施することができ、特に60〜100℃
が望ましい。
このような好ましい温度においては、反応は通常1〜2
時間以内に完結する。本発明方法によれば、低過剰、低
濃度の水酸化アルカリを使用した場合でも大なる反応速
度で良好な収率により目的とする3−パーフルオロアル
キル一1,2−エポキシプロパンを製造することが可能
である。
また、通常の温度条件下では反応速度が充分に大である
から、広汎な範囲から反応温度を選択することが可能で
ある。なおまた、原料化合物の転化率および転化した原
料化合物に対する目的化合物への選択率がいずれも高く
、副生物の生成率が低いので、生成した3−パーフルオ
ロアルキル一1,2−エポキシプロパンを簡単な操作た
より高純度で収得することができる。以下に実施例およ
び参考例を挙げて本発明を具体的に説明する。実施例
1 温度計、攪拌器および還流冷却器を付した200d四つ
ロフラスコに次の物質を仕込んだ:(以下化合物(1)
と略す。
)1.270(重量)水酸化ナトリウム水溶液50.6
9(化合物(1)に対し1.5当量)C6H5CH2(
C2H5)3N+Cl− 0.279(化合物
(1)1モルに対し0.12モル)混合物を70℃にお
いて、500rp1の速度で、1時間にわたり攪拌する
反応混合物から油層を分離し、水で2回洗浄する。水層
はエーテルで抽出を行い、エーテル抽出物を上記水洗後
の油層と合する。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、エーテ
ルを留去した後、減圧蒸留を行つて沸点95〜105℃
/10mmH9の留分として次の化合物(以下化合物(
2)と略す。)を得る:v↓ o
υ化合物(1)
の転化率:96.26%化合物(2)への選択率:92
.28% 実施例 2 次の物質を仕込む以外は実施例1と同様にして反応を行
つた:化合物(1) 3・
391.570(重量)水酸化ナトリウム水溶液
20.39(化合犠1)に対し
1.5当量)C,6H33(CH3)3N+Cl−
0.0169(化合物(1)1モルに対し0.0
1モル)得られた結果は次のとおりであつた:化合物(
1)の転化率:97.8770 化合物(2)への選択率:92.02% 実施例 3 次の物質を仕込む以外は実施例1と同様にして反応を行
つた:化合物(1) 6.
591.270(重量)水酸化ナトリウム水溶液
50.69(化合物(1)に対
し1.5当量)C6H5CH2(C2H5)3N+0H
− 0.259(化合物(1)1モルに対し0
.12モル)得られた結果は次のとおりであつた:化合
物(1)の転化率:97.6370 化合物(2)への選択率:92.10% 参考例 1 次の物質を仕込む以外は実施例1と同様にして反応を行
つた:化合物(1) 3.
391.5%(重量)水酸化ナトリウム水溶液
20.39(化合物(1)に対し
1.5当量)得られた結果は次のとおりであつた: 化合物(1)の転化率:65.1270 化合物(2)への選択率:95.82% 参考例 2 参考例1において反応時間を2時間に変えたところ次の
結果が得られた:化合物(1)の転化率:67.14% 化合物(2)への選択率:94.1470参考例 3 次の物質を仕込む以外は実施例1と同様にして反応を行
つた:化合物(1) 3.
392370(重量)水酸化ナトリウム水溶液 1.3
9(化合物(1)に対し1.5当量)得られた結果は次
のとおりであつた: 化合物(1)の転化率:86.45%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3−パーフルオロアルキル−2−ヨードプロパノー
    ル−1と水酸化アルカリを水性媒質中で反応させて3−
    パーフルオロアルキル−1,2−エポキシプロパンを製
    造するにあたり、該反応系に第4級アンモニウム化合物
    を添加することを特徴とする3−パーフルオロアルキル
    −1,2−エポキシプロパンの製造法。
JP5186376A 1976-05-06 1976-05-06 3−パ−フルオロアルキル−1,2−エポキシプロパンの製造法 Expired JPS5922712B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5186376A JPS5922712B2 (ja) 1976-05-06 1976-05-06 3−パ−フルオロアルキル−1,2−エポキシプロパンの製造法
GB1886477A GB1513234A (en) 1976-05-06 1977-05-05 Process for preparing 3-perfluoroalkyl-1,2-epoxypropanes

Applications Claiming Priority (1)

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JP5186376A JPS5922712B2 (ja) 1976-05-06 1976-05-06 3−パ−フルオロアルキル−1,2−エポキシプロパンの製造法

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Publication Number Publication Date
JPS52136107A JPS52136107A (en) 1977-11-14
JPS5922712B2 true JPS5922712B2 (ja) 1984-05-28

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JP5186376A Expired JPS5922712B2 (ja) 1976-05-06 1976-05-06 3−パ−フルオロアルキル−1,2−エポキシプロパンの製造法

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DE3615520A1 (de) * 1986-05-07 1987-11-12 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von 2,3-epoxyamiden

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GB1513234A (en) 1978-06-07
JPS52136107A (en) 1977-11-14

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