JPS59224652A - 練乳様組成物の製造方法 - Google Patents

練乳様組成物の製造方法

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JPS59224652A
JPS59224652A JP10051083A JP10051083A JPS59224652A JP S59224652 A JPS59224652 A JP S59224652A JP 10051083 A JP10051083 A JP 10051083A JP 10051083 A JP10051083 A JP 10051083A JP S59224652 A JPS59224652 A JP S59224652A
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condensed milk
milk
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lecithin
emulsion
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JP10051083A
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Akira Okaniwa
岡庭 昭
Masahiro Sato
雅弘 佐藤
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Miyoshi Yushi KK
Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
Original Assignee
Miyoshi Yushi KK
Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は練乳や牛乳を使用して調製する製菓、製パン、
喫茶用に適した練乳様組成物の製造方法に関する。さら
に詳しくは、殺菌時の伝熱面での焦げ付きか少いため、
風味か良く、且つ長期間保存しても、エマルジョンが安
定な練乳様組成物を製造する方法に関するものである。
練乳は、コーヒーや紅茶、そして製菓、アイスクリーム
等に広く用いられているが、この原料である牛乳の品質
は採取時期や、生産地、飼料の種類、泌乳期の初めと縛
り等の数多くの要因により変動する。
従って、これらの変動を出来る限り少クシ、且つ平均−
な製品を得るために、厳重な管理の下に、荒煮を行い、
さらにパイロット試験を繰返し行なって確認したのち製
造を行なっているか、加熱臭や褐変化は避けられず、風
味の低下に及はす影響は大きい。
しかし、近年になって練乳に類似する滅菌濃縮乳か出来
、練乳のような著しい加熱臭かなく良好なものが得られ
ているが、保存中に粘度か上昇し、ゲル化するなどの欠
点がある。
また、練乳の類似組成物としての製造方法の特許出願が
見られる(特開昭52−64455、特公昭56−10
50)が、両出願では、UHT加熱方式による殺菌処理
の加熱方式について、直接加熱方式と間接加熱方式とて
は大差はないと述へているが、たしかに殺菌を行うこと
たけに注目すれば大差はないと云えるが、実際には品質
変化、風味、蛋白質の熱凝固等の品質上の問題や、加熱
装置上の問題が存在している。
直接加熱方式では殺菌温度まで昇温させるのに製品の中
へ直接過熱蒸気を注入(スチームインジェクション方式
)するか、又は過熱蒸気雰囲気中に製品を噴霧(スチー
ムイノヒユージョン方式)する方式かある。冷却はいず
れも減圧下で過剰な水分をふたたび蒸発し、その蒸発熱
により冷却するものである。
このような直接加熱方式は、云わば水蒸気蒸留を行なっ
ているものであり、水蒸気の蒸発と共に香料等の揮発成
分や風味成分か除かれており、これか直接加熱方式の大
きな欠点てあり、さらに加熱蒸気によるエマルジョンの
安定性への影響かある。
これに対して、間接加熱方式によれば、密閉下で加熱お
よび冷却か行なイつれるため、蒸発により香料成分や風
味を失うことはない。しかしながら、間接加熱方式には
、製品か装置の伝熱面に付着して、焦げ付きか起り、こ
れによる風味の低下と共に、伝熱か悪くなることによる
装置の長時間運転が出来ないこと等の欠点かある。また
、直接加熱方式では、加熱によるエマルジョンの安定性
の低下により、殺菌処理後に均質化を行なっているのに
対して、間接加熱方式では、殺菌処理を均質化前に、あ
るいは均質化後に行なう二通りあるか、一般的な均゛質
化後殺菌処理の場合は、とうしても蛋白質の熱凝固によ
るエマルジョン安定性の低下か見られる。
以上述へたような間接加熱方式の欠点か改良されれは、
直接加熱方式に比較して極めて風味のすくれた製品か得
られるものである。
このような問題点に着眼して、発明者らは鋭意検討を行
なった結果、本発明を考案するに到ったものである。そ
こて本発明者らは、表−1に示すような一連の実験を行
なった。
(1)組成:大豆硬化油9部、脱脂粉乳20部、水71
部より成る組成物に、表−1の添加物のその添加量を上
載せして加えた。
(2)練乳様組成物の製造方法:レシチンを使用する場
合には、それを大豆硬化油に溶解しておく。
別に脱脂粉乳20部を表−1のレシチン以外の添加物を
各々実験例の添加量と共1こ水に溶解し、60℃にて、
上記の大豆硬化油又はそれにレシチンを溶解したものと
混合し、温度を約60℃に保ちながら、ホモミキサーで
15分間予備乳化を行し)、次いて、圧力100 Kg
/cm2の下で均質化とチューブラ−を用いてのUHT
間接加熱方式により、140℃、2秒間殺菌した後、5
℃前後に急冷し、無菌の練乳様組成物を得た。練乳様組
成物につき、以下に述べる方法により「焦げ付き」、「
風味」、「乳化安定性」を測定した。
(3)焦げ付き度合の判定:殺菌管内の伝熱面に焦は付
きか発生すると管か細くなり、配管抵抗か増す。この事
実から、実験前の配管抵抗値と実験後の配管抵抗値の差
を下記のような方法で求め、焦げ付き度合を判定した。
圧力上昇値(kg/cm2)    焦げ付き度合0〜
20少 2.1〜5,0多 51以上         著しい 圧力上昇値(kg/cm”) =実験後の配管抵抗値(
kg 7cm2)−実験前の配管抵抗値(kg/cm2
)配管抵抗値の測定:製造機のポンプを最高速にして温
水を流し、加熱管入口部での圧力測定を行なった。尚、
実験前の圧力は5.5 kg/cm2である。
(4)風味:10人の被験者に対して、市販の缶入り無
糖練乳(ネッスル日本■製)を対照に風味や食感につい
て比較を行なった。
良品としては、異味・異臭かなく、食感(ざらつきの有
無)が良好で、褐変がはとんとないものとした。
問題のあるものは不良品と判定し、具体的な内容を示し
た。
尚、このネッスル日本(掬品の無糖練乳は、一般的な無
糖練乳に見られるような焦げ味及び著しい褐変が見られ
た。
(本来は焦げ味や褐変かないものが好ましい。)(5)
  乳化の安定性:5℃の冷蔵庫に保管し、1日後及び
1ケ月後に観察を行ないエマルジョンの安定性を判断し
た。
劣る ・・外観上で沈澱や油の分離が著しいもの 稍劣る・・・・・・外観上で沈澱や曲の分離が少しある
もの 良 ・ 外観上で沈澱や油の分離が全(ないもの若しく
はほとんどないもの 以上の実験例につき測定の結果を表−1に示す。
表−1 (表−1つづき) 表−1の結果より 1)無機性の添加物を単体で用いた場合、風味、乳化安
定性が共に劣っている。
11)有機性の添加物を単体で用いた場合、レシチンは
焦げ付き防止や蛋白質凝固防止の効果か出て来るか、1
%では風味か若干悪くなる傾向か出て来る。添加量か少
いと」二に述へた防止効果か低下して来る。微結晶セル
ロースは、焦げ付き防止や蛋白質凝1防止の作用はなく
、添加により乳化安定性か増すか、添加量か少いと乳化
安定性か悪く、10%では粘度の増大傾向か出て来る。
111)レシチンと微結晶セルロースを組み合わせるこ
とにより、レシチン単体の場合に比較して、乳化安定性
か改善され、また微結晶セルロース単体の場合に比較し
て、焦げ付きと乳化安定、性°が改善される。しかしレ
ノチンを10〜1,1%使用したものは、エマルジョン
の粘度の上昇か見られ、同時にレソチノ臭か出て来て、
風味えの影響か見られる。
また、レシチンか0.296以下のものは、焦げ付イ;
]きか起ると共に乳化安定性に若干難点がある。
微結晶セルロースの量が、10〜11%では、エマルジ
ョンにゲ/l/化か起り、やはり粘度増加の傾向が出て
来る。0.1%以下の場合には、乳化安定性か極めて低
下して来る。
1■)以上の結果をまとめると、 イ)レシチンは、0396以上、1.096以下の添加
量で用いると良い結果か得られている。
口)微結晶セルロースは、01%以上、10%以下の添
加量で良い結果か得られている。
以上のように、レシチンと微結晶セルロースとを組み合
わせて使用することにより、焦げ付き、風味、乳化安定
性等が改善されるが、ここに用いるレシチンには、大豆
あるいは卵黄から得られたものがいずれも使用出来る。
大豆レノチンまたはその加工品か代表的なものである。
微結晶セルロースには、市販されているもので良いか、
例えばアビセルRC−N81(旭化成工業■製)か挙げ
られる。
本発明に使用する油脂は、牛脂、ラード、乳脂、パーム
油、大豆油、ヤシ浦等の動植物油脂で、またこれらを水
素添加若しくはエステル交換を行い得られた油脂、また
は結晶分別により分別して得られる固体脂もしくは液体
脂、等の油脂を単独あるいは混合して用いることか出来
る。
顧 乳固形等の固形物としては、主に金牌粉乳、脱脂粉乳、
バターミルクパウダー、ホエイパウダー、植物性蛋白質
等か使用出来る。
また、必要により、焦は付き防止やエマルジョン安定化
の補助的な意味で、ガム質やリン酸塩類及びクエン酸の
Na塩、K塩等か少量使用出来る。
尚、砂糖を添加することにより、加糖練乳様の風味にす
ることか出来る。
間接加熱装置としては、管やプレートによる方法若しく
は掻き取り方式等かあり、いずれも水蒸気等で間接的に
加熱する方式である。
チューブラ方式には、ステリディール(Stork社)
、スハイラルサーム(Cherry Burrel1社
)、プレート方式には、ウルトラマチック(APV社)
、 VTSA (a−Lava1社)があり、掻き取り
方式には、サーミュテータ−(Cherry Burr
el1社)等か一般的であり、イスレも使用出来る。ま
た、これらの装置と無菌充填包装機とを組み合わせて使
用することにより、長期間保存出来る製品を得ることか
出来る。
以下実施例により、本発明を説明する。
実施例1 ? 大豆硬化油(融点34℃)器部を70℃に加熱し、これ
に大豆レシチン05部を溶解する。別に脱脂粉乳21.
1&結晶セルロース(アビセルRC−N81)05部を
水700部に溶解し、これを60℃に加熱した後、上記
の油相と混合し、約60℃を保持しなからホモミキサー
で15分間予備乳化を行なう。次いて圧力100kg/
cm2て均質化し、次いて間接加熱殺菌装置(チューブ
ラ一方式)にて、140℃、2秒間殺菌した後5℃に冷
却し、無菌の練乳様組成物を得た。このものは5℃の冷
蔵庫に1ケ月保存して半も沈澱や油の分離を起さず良好
tムエマルジョンであった。
実施例2 大豆硬化油(融点32℃)55部を約70℃に加熱し、
大豆レシチン0.5部を入れて溶解する。別に脱脂粉乳
200部、微結晶セルロース0.5部を一水735部に
溶解し、これを60℃に加熱した後に上記の浦和と混合
する。以下、実施例1と同し様に均質化と殺菌を行ない
得られた練乳様組成物は実施例1と同様に1ケ月保存し
ても良好なエマルジョ/てあった。
実施例3 ナタネ硬化油(融点36℃)70部と精製パーム/lI
+ (融点32℃)70部を約70℃に加熱し、大豆レ
ンチ710部、香料0.05部を入れて溶解する。
した後、上記の浦和と混合する。以下、実施例1と同し
様に、均質化と殺菌を行なって、練乳様組成物を得た。
この練乳様組成物は、5℃の冷蔵庫で1ケ月保存しても
エマルジョンは良好であり、且つ練乳や牛乳を使用して
調製した食パン、カスタードクリーム、ババロア等より
も良好な風味てあった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 食用油脂5.0〜150重量%(以下%と記す。)
    に、レンチン03〜1.096、微u 晶セルロース0
    1〜1096、乳固形等の固形物10〜40%と水45
    〜80%より成る混合物を均質化して水中浦型エマルジ
    ョンを得るに際し、UHT加熱による殺菌手段として、
    間接加熱方式を用いることを特徴とする練乳様組成物の
    製造方法。
JP10051083A 1983-06-06 1983-06-06 練乳様組成物の製造方法 Granted JPS59224652A (ja)

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JPH043933B2 JPH043933B2 (ja) 1992-01-24

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61249343A (ja) * 1985-04-30 1986-11-06 Asahi Denka Kogyo Kk 合成チ−ズ様組成物の製造方法
JP2010268786A (ja) * 2009-04-20 2010-12-02 Morinaga Milk Ind Co Ltd 濃厚乳用の焦げ付き防止剤および焦げ付き防止方法

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JPS5264455A (en) * 1975-11-25 1977-05-27 Asahi Denka Kogyo Kk Method of producing concentrated milkklike composition
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JP2010268786A (ja) * 2009-04-20 2010-12-02 Morinaga Milk Ind Co Ltd 濃厚乳用の焦げ付き防止剤および焦げ付き防止方法

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