JPS5922340Y2 - 車輌用デイスクブレ−キ装置 - Google Patents
車輌用デイスクブレ−キ装置Info
- Publication number
- JPS5922340Y2 JPS5922340Y2 JP1978134941U JP13494178U JPS5922340Y2 JP S5922340 Y2 JPS5922340 Y2 JP S5922340Y2 JP 1978134941 U JP1978134941 U JP 1978134941U JP 13494178 U JP13494178 U JP 13494178U JP S5922340 Y2 JPS5922340 Y2 JP S5922340Y2
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- JP
- Japan
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- brake
- pair
- brake disc
- disc
- bracket
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、オートバイ、自動車その他の車輛用テ゛イス
クブレーキ装置、特に車体に固定されるブラケットの前
後一対の腕部間にブレーキディスクを挾んで対向する左
右一対の摩擦パッドをブレーキディスクの回転軸方向に
摺動自在に懸架し、前記ブラケットに前後一対の摩擦パ
ッドを挾圧し得るブレーキキャリパの一端をブレーキデ
ィスクの回転軸と平行な一本の摺動ピンを介して連結す
ると共に、そのブレーキキャリパの他端を前記ブラケッ
トの一対の腕部間に摺動自在に嵌合して前記摺動ピン周
りのブレーキキャリパの回動を阻止するようにしたもの
・改良に関する。
クブレーキ装置、特に車体に固定されるブラケットの前
後一対の腕部間にブレーキディスクを挾んで対向する左
右一対の摩擦パッドをブレーキディスクの回転軸方向に
摺動自在に懸架し、前記ブラケットに前後一対の摩擦パ
ッドを挾圧し得るブレーキキャリパの一端をブレーキデ
ィスクの回転軸と平行な一本の摺動ピンを介して連結す
ると共に、そのブレーキキャリパの他端を前記ブラケッ
トの一対の腕部間に摺動自在に嵌合して前記摺動ピン周
りのブレーキキャリパの回動を阻止するようにしたもの
・改良に関する。
か・るテ゛イスクブレーキ装置は、ブレーキキャリパが
ブレーキディスクの制動トルクを直接受けず、円滑に作
動して一対の摩擦パッドに均等に押圧力を付与すること
ができること、ブラケットとブレーキキャリパを連結す
る摺動ピンが一本で足り構造が簡単であると共に加工が
容易であること等の利点を有するが、その反面、ブラケ
ットの両腕部とそれらの間に摺動自在に嵌合するブレー
キキャリパとの間にはブレーキキャリパの振動を誘発す
るような加工上不可避の間隙が存在するので、ブレーキ
キャリパはその振動によりブラケット腕部との間で騒音
を発したり、摺動ピン上を妄動して摩擦パッドのブレー
キディスクに対する引摺り現象を惹起したりするような
不都合を生じることがある。
ブレーキディスクの制動トルクを直接受けず、円滑に作
動して一対の摩擦パッドに均等に押圧力を付与すること
ができること、ブラケットとブレーキキャリパを連結す
る摺動ピンが一本で足り構造が簡単であると共に加工が
容易であること等の利点を有するが、その反面、ブラケ
ットの両腕部とそれらの間に摺動自在に嵌合するブレー
キキャリパとの間にはブレーキキャリパの振動を誘発す
るような加工上不可避の間隙が存在するので、ブレーキ
キャリパはその振動によりブラケット腕部との間で騒音
を発したり、摺動ピン上を妄動して摩擦パッドのブレー
キディスクに対する引摺り現象を惹起したりするような
不都合を生じることがある。
また特に前記ブラケットを軽合金により形成した場合に
は、装置の軽量化に寄与し得る反面、摩擦パッドを摺動
案内する、ブラケットの案内レールに耐摩性保護板を被
覆して、その案内レールを摩耗より保護する必要がある
が、その保護板の案内レールへの装着は面倒で、また走
行中その保護板が脱落するおそれがある。
は、装置の軽量化に寄与し得る反面、摩擦パッドを摺動
案内する、ブラケットの案内レールに耐摩性保護板を被
覆して、その案内レールを摩耗より保護する必要がある
が、その保護板の案内レールへの装着は面倒で、また走
行中その保護板が脱落するおそれがある。
本考案は、上記に鑑み提案されたもので、従来のものの
上記不都合、おそれをすべて解消し得る、構造簡単で耐
久性の高い前記装置を提供することを目的とする。
上記不都合、おそれをすべて解消し得る、構造簡単で耐
久性の高い前記装置を提供することを目的とする。
そして本考案は車輪と共に回転するブレーキテ゛イスク
と、そのブレーキディスクの一側に配設され、該ブレー
キディスクの外周部を跨ぐように逆U字状に屈曲し且つ
該ブレーキディスクの円周方向に互いに離隔した前後一
対の腕部を有する軽合金製固定ブラケットと、前記両腕
部の相対向面にブレーキディスクを挾んで隣接するよう
に突設した前後各一対の案内レールをそれぞれ被覆する
前後各一対の耐摩耗性保護板と、ブレーキディスクの両
側に配設され、前記案内レールに前記保護板を介してブ
レーキディスクの回転軸方向に摺動自在に懸架される一
対の摩擦パッドと、前記固定ブラフットにブレーキディ
スクの回転軸と平行な一本の摺動ピンを介して一端部が
連結されると共に、前記一対の腕部間に他端部が摺動自
在に嵌合される、前記両摩擦パッドを作動し得るブレー
キキャリパとを備え、前記各一対の保護板をブレーキテ
゛イスクを跨ぐ連結板を介して一体に連結し、ブレーキ
テ゛イスクの回転方向進入側の前記連結板に、ブレーキ
ディスクの回転方向進入側の前記腕部と前記ブレーキキ
ャリパ他端部との摺動面間に介挿されて該ブレーキキャ
リパ他端部をブレーキディスクの回転方向退出側へ弾発
するばね部を一体に形成したことを要旨とする。
と、そのブレーキディスクの一側に配設され、該ブレー
キディスクの外周部を跨ぐように逆U字状に屈曲し且つ
該ブレーキディスクの円周方向に互いに離隔した前後一
対の腕部を有する軽合金製固定ブラケットと、前記両腕
部の相対向面にブレーキディスクを挾んで隣接するよう
に突設した前後各一対の案内レールをそれぞれ被覆する
前後各一対の耐摩耗性保護板と、ブレーキディスクの両
側に配設され、前記案内レールに前記保護板を介してブ
レーキディスクの回転軸方向に摺動自在に懸架される一
対の摩擦パッドと、前記固定ブラフットにブレーキディ
スクの回転軸と平行な一本の摺動ピンを介して一端部が
連結されると共に、前記一対の腕部間に他端部が摺動自
在に嵌合される、前記両摩擦パッドを作動し得るブレー
キキャリパとを備え、前記各一対の保護板をブレーキテ
゛イスクを跨ぐ連結板を介して一体に連結し、ブレーキ
テ゛イスクの回転方向進入側の前記連結板に、ブレーキ
ディスクの回転方向進入側の前記腕部と前記ブレーキキ
ャリパ他端部との摺動面間に介挿されて該ブレーキキャ
リパ他端部をブレーキディスクの回転方向退出側へ弾発
するばね部を一体に形成したことを要旨とする。
以下、図面により本考案をオートバイ用テ゛イスクブレ
ーキ装置に実施した場合について説明すると、先ず第1
〜4図において、車輪と共に回転するブレーキディスク
1の一側には、基端をフロン1〜フオークFのブレーキ
取付部B、 Bに固着されるA1合金等の軽合金製ブラ
ケット2を配設する。
ーキ装置に実施した場合について説明すると、先ず第1
〜4図において、車輪と共に回転するブレーキディスク
1の一側には、基端をフロン1〜フオークFのブレーキ
取付部B、 Bに固着されるA1合金等の軽合金製ブラ
ケット2を配設する。
この固定ブラケット2はブレーキテ゛イスク1の円周方
向に互いに離隔し、かつブレーキディスク1を跨ぐよう
に逆U字状に屈曲した前後一対の腕部2a、2bを有し
、それら腕部2a、2bの相対向面に、ブレーキディス
ク1を挾んで並ぶ2組の案内レール3,3;3’、3’
が突設してあり、これらを保護板5.5 : 5’、
5’により被覆する。
向に互いに離隔し、かつブレーキディスク1を跨ぐよう
に逆U字状に屈曲した前後一対の腕部2a、2bを有し
、それら腕部2a、2bの相対向面に、ブレーキディス
ク1を挾んで並ぶ2組の案内レール3,3;3’、3’
が突設してあり、これらを保護板5.5 : 5’、
5’により被覆する。
各保護板は、各案内レール3.3 ; 3’、 3’の
前面、上下両面および外側面の三面に密着するよう一枚
のステンレス等の耐摩耗性鋼板を屈曲形成してなり、ブ
レーキディスク1を挾んで隣接する保護板同志5、5’
: 5.5’を連結板6,6によりそれぞれ一体に連
結し、そしてブレーキディスク1の回転方向(第1,3
図の矢印方向)進入側の連結板6に波形ばね部6aを形
成する。
前面、上下両面および外側面の三面に密着するよう一枚
のステンレス等の耐摩耗性鋼板を屈曲形成してなり、ブ
レーキディスク1を挾んで隣接する保護板同志5、5’
: 5.5’を連結板6,6によりそれぞれ一体に連
結し、そしてブレーキディスク1の回転方向(第1,3
図の矢印方向)進入側の連結板6に波形ばね部6aを形
成する。
ブレーキテ゛イスク1の両側に配設される第1および第
2摩擦パッド9,10はそれぞれ裏打板9a、lQaを
備えており、それら裏打板の前後両端に形成した案内溝
11.11 ; 12.12を保護板5,5;5’、
5’で被覆された案内レール3. 3 ;3’、 3’
にそれぞれ摺動自在に係合する。
2摩擦パッド9,10はそれぞれ裏打板9a、lQaを
備えており、それら裏打板の前後両端に形成した案内溝
11.11 ; 12.12を保護板5,5;5’、
5’で被覆された案内レール3. 3 ;3’、 3’
にそれぞれ摺動自在に係合する。
而して両摩擦パッド9.10は案内レール3.3 ;
3’、 3’に案内されてブレーキテ゛イスク1の回転
軸に対し平行移動することができる。
3’、 3’に案内されてブレーキテ゛イスク1の回転
軸に対し平行移動することができる。
ブレーキキャリパ13は両摩擦パッド9,10を跨ぐ第
1および第2腕部13 a、 13 bを有し、その第
1腕部13 aには公知のブレーキマスクシリンダ(図
示せず)と連通ずる油圧シリンダ15を形成してそこに
第1摩擦パツド9の背面を押圧し得るピストン14を収
容し、またその第2腕部13bはこれを第2摩擦パツド
10の背面に直接当接させる。
1および第2腕部13 a、 13 bを有し、その第
1腕部13 aには公知のブレーキマスクシリンダ(図
示せず)と連通ずる油圧シリンダ15を形成してそこに
第1摩擦パツド9の背面を押圧し得るピストン14を収
容し、またその第2腕部13bはこれを第2摩擦パツド
10の背面に直接当接させる。
また第1腕部13aの下端にはボス16を一体に形成し
、それに対応してブラケット2の側面にはブレーキディ
スク1の回転軸と平行な一本の摺動ピン17を立設し、
これにゴム等よりなる筒状弾性部材18を介して上記ボ
ス16を摺動自在に嵌合する。
、それに対応してブラケット2の側面にはブレーキディ
スク1の回転軸と平行な一本の摺動ピン17を立設し、
これにゴム等よりなる筒状弾性部材18を介して上記ボ
ス16を摺動自在に嵌合する。
一方、ブラケット2の両腕部2a、2b間にはブレーキ
キャリパ13の上端部を摺動自在に嵌合すると共に、ブ
レーキディスク1の回転方向進入側の腕部2aとブレー
キキャリパ13との摺動面間に波形ばね部6aを有する
前記連結板6を介挿する。
キャリパ13の上端部を摺動自在に嵌合すると共に、ブ
レーキディスク1の回転方向進入側の腕部2aとブレー
キキャリパ13との摺動面間に波形ばね部6aを有する
前記連結板6を介挿する。
而して波形ばね部6aはその弾発力によりブレーキキャ
リパ13の上端部を他方の腕部2b側、すなわちブレー
キディスク1の回転方向退出側に常時偏倚させるもので
ある。
リパ13の上端部を他方の腕部2b側、すなわちブレー
キディスク1の回転方向退出側に常時偏倚させるもので
ある。
なお、図中21は両摩擦パッド9,10の振動を防止す
るためにそれらの裏打板9 a、 10 aの上端を押
圧するパッドスプリングである。
るためにそれらの裏打板9 a、 10 aの上端を押
圧するパッドスプリングである。
次にこの実施例の作用を説明すると、第2図において、
いま図示しないブレーキマスクシリンダより油圧シリン
ダ15に圧油を供給すれば、第1摩擦パツド9がピスト
ン14に押圧され、保護板5゜5で被覆される案内レー
ル3,3を滑りながらブレーキディスク1の右側面に圧
接し、同時にその反作用によりブレーキキャリパ13が
摺動ピン17に沿って右方へ摺動するため第2摩擦パツ
ド10が第2腕部13 bに押圧され、保護板5’、
5’で被覆される案内レール3’、 3’を滑りながら
ブレーキディスク1の左側面に圧接し、かくしてブレー
キテ゛イスク1に制動がかけられる。
いま図示しないブレーキマスクシリンダより油圧シリン
ダ15に圧油を供給すれば、第1摩擦パツド9がピスト
ン14に押圧され、保護板5゜5で被覆される案内レー
ル3,3を滑りながらブレーキディスク1の右側面に圧
接し、同時にその反作用によりブレーキキャリパ13が
摺動ピン17に沿って右方へ摺動するため第2摩擦パツ
ド10が第2腕部13 bに押圧され、保護板5’、
5’で被覆される案内レール3’、 3’を滑りながら
ブレーキディスク1の左側面に圧接し、かくしてブレー
キテ゛イスク1に制動がかけられる。
この場合、第1および第2摩擦パッド9,10に作用す
るブレーキテ゛イスク1の制動トルクは、それらを懸架
する案内レール3.3 : 3’、 3’、したがって
ブラケット2に直接支持され、ブレーキキャッパ13に
は殆んど作用しない。
るブレーキテ゛イスク1の制動トルクは、それらを懸架
する案内レール3.3 : 3’、 3’、したがって
ブラケット2に直接支持され、ブレーキキャッパ13に
は殆んど作用しない。
その結果ブレーキキャリパ13とブラケット2および摺
動ピン17との各摺動部には摩擦抵抗を増大させるよう
な無用な荷重が殆んど作用しないからブレーキキャリパ
13の摺動が円滑に行われ、両摩擦パッド9,10のブ
レーキテ゛イスク1に対する圧接力が確実に平衡化され
、摩擦パッド9,10の片効きを防止してブレーキテ゛
イスク1に効率良く制動をかけることができる。
動ピン17との各摺動部には摩擦抵抗を増大させるよう
な無用な荷重が殆んど作用しないからブレーキキャリパ
13の摺動が円滑に行われ、両摩擦パッド9,10のブ
レーキテ゛イスク1に対する圧接力が確実に平衡化され
、摩擦パッド9,10の片効きを防止してブレーキテ゛
イスク1に効率良く制動をかけることができる。
またブレーキキャリパ13は、一本の摺動ピン17周り
の回動をブラケット2の両腕部2a、2bにより阻止さ
れると共に、波形ばね部6aの偏倚作用により振動を抑
止されるので、制動時にはブレーキキャリパ13の振動
に起因する鳴音の発生が防止され、また非制動時にはブ
レーキキャリパ13の左右方向の妄動に起因する摩擦パ
ッド9,10のブレーキテ゛イスク1に対する引摺り現
象が回避される。
の回動をブラケット2の両腕部2a、2bにより阻止さ
れると共に、波形ばね部6aの偏倚作用により振動を抑
止されるので、制動時にはブレーキキャリパ13の振動
に起因する鳴音の発生が防止され、また非制動時にはブ
レーキキャリパ13の左右方向の妄動に起因する摩擦パ
ッド9,10のブレーキテ゛イスク1に対する引摺り現
象が回避される。
以上のように本考案によれば、前記ばね部6aの弾発力
によりブレーキキャリパ13の他端部をブラケット2の
一方の腕部2bに常時圧着することができ、従って制動
時には鳴音の発生もなく確実で快適な制動作用を得るこ
とができ、一方、非制動時には摩擦パッド9,10の引
擦り現象を回避してその無用の摩耗を防止でき、のみな
らずブラケット2の一対の腕部2a、2bとブレーキキ
ャッパ13との嵌合隙間の加工誤差を前記ばね部6aの
弾性変形により吸収させることができてそれだけ加工が
容易になり量産性を高めることができる。
によりブレーキキャリパ13の他端部をブラケット2の
一方の腕部2bに常時圧着することができ、従って制動
時には鳴音の発生もなく確実で快適な制動作用を得るこ
とができ、一方、非制動時には摩擦パッド9,10の引
擦り現象を回避してその無用の摩耗を防止でき、のみな
らずブラケット2の一対の腕部2a、2bとブレーキキ
ャッパ13との嵌合隙間の加工誤差を前記ばね部6aの
弾性変形により吸収させることができてそれだけ加工が
容易になり量産性を高めることができる。
また本考案では、固定ブラケット2が軽合金により形成
されており、それの前記一対の腕部2a。
されており、それの前記一対の腕部2a。
2bの相対向面にそれぞれ突設された前後各一対の案内
レール3.3’ ; 3.3’には、それぞれ前後各一
対の耐摩性保護板5.5’ ; 5.5’が被覆されて
いるが、特にその各一対の保護板5,5′を、ブレーキ
テ゛イスク1を跨ぐ連結板6,6を介して一体に連結し
たので、ブレーキテ゛イスク1を挾んで隣接する一対の
案内レール3.3’ : 3.3’に対する各一対の保
護板5,5′の取付け、取外し作業を一挙に行うことが
できてその作業能率を高めることができ、しかも各一対
の保護板5,5′の一方が案内レール3.3′よりも外
れても、それと連結板6を介して互いに連結される他方
の保護板によって、該一方の保護板の案内レール3,3
′からの脱落を有効に阻止することができる。
レール3.3’ ; 3.3’には、それぞれ前後各一
対の耐摩性保護板5.5’ ; 5.5’が被覆されて
いるが、特にその各一対の保護板5,5′を、ブレーキ
テ゛イスク1を跨ぐ連結板6,6を介して一体に連結し
たので、ブレーキテ゛イスク1を挾んで隣接する一対の
案内レール3.3’ : 3.3’に対する各一対の保
護板5,5′の取付け、取外し作業を一挙に行うことが
できてその作業能率を高めることができ、しかも各一対
の保護板5,5′の一方が案内レール3.3′よりも外
れても、それと連結板6を介して互いに連結される他方
の保護板によって、該一方の保護板の案内レール3,3
′からの脱落を有効に阻止することができる。
その上、かかる各一対の保護板5,5′を一体に連結す
る連結板6自体に、前記ばね部6aを一体に形成したか
ら、専用の弾性偏倚手段をブラケット腕部2aとブレー
キキャリパ13間に特別に設ける必要がなく、構造が簡
単でコストを低減し得る上、前記保護板5,5′の取付
けと同時に該ばね部6aを所定位置に位置決めセットす
ることができて組立が容易であり、またそのセット後は
該ばね部6aの固定が確実で該ばね部6aがセット位置
より移動したり脱落したりするおそれがない。
る連結板6自体に、前記ばね部6aを一体に形成したか
ら、専用の弾性偏倚手段をブラケット腕部2aとブレー
キキャリパ13間に特別に設ける必要がなく、構造が簡
単でコストを低減し得る上、前記保護板5,5′の取付
けと同時に該ばね部6aを所定位置に位置決めセットす
ることができて組立が容易であり、またそのセット後は
該ばね部6aの固定が確実で該ばね部6aがセット位置
より移動したり脱落したりするおそれがない。
さらに前記ばね部6aは、ブレーキテ゛イスク1の回転
方向進入側の前記連結板6に形成され、それと同側の腕
部2aとブレーキキャリパ13他端部との摺動面間に介
挿されるので、ブレーキキャッパ13に多少なりとも作
用する摩擦パッド9,10からの制動トルクは、ブレー
キテ゛イスク1の回転方向退出側の腕部2bにより受止
められて該ばね部6aに作用することが殆んどなく、従
って該ばね部6aは過度の圧縮荷重を受けず、その耐久
性を高めることができる等の効果を遠戚する。
方向進入側の前記連結板6に形成され、それと同側の腕
部2aとブレーキキャリパ13他端部との摺動面間に介
挿されるので、ブレーキキャッパ13に多少なりとも作
用する摩擦パッド9,10からの制動トルクは、ブレー
キテ゛イスク1の回転方向退出側の腕部2bにより受止
められて該ばね部6aに作用することが殆んどなく、従
って該ばね部6aは過度の圧縮荷重を受けず、その耐久
性を高めることができる等の効果を遠戚する。
第1図は本考案装置の一実施例の側面図、第2図は第1
図の■I−II線断面図、第3図は第2図のIII−I
II線断面図、第4図はブラケットの一部とそれから分
解した案内レール保護板の斜視図である。 F・・・・・・車体としてのフロントフォーク、1・・
・・・・ブレーキディスク、2・・・・・・ブラケット
、2a、2b・・・・・・腕部、6・・・・・・連結板
、6a・・・・・・ばね部、9・・・・・・第1摩擦パ
ツド、10・・・・・・第2摩擦パツド、13・・・・
・・ブレーキキャリパ、17・・・・・・摺動ピン。
図の■I−II線断面図、第3図は第2図のIII−I
II線断面図、第4図はブラケットの一部とそれから分
解した案内レール保護板の斜視図である。 F・・・・・・車体としてのフロントフォーク、1・・
・・・・ブレーキディスク、2・・・・・・ブラケット
、2a、2b・・・・・・腕部、6・・・・・・連結板
、6a・・・・・・ばね部、9・・・・・・第1摩擦パ
ツド、10・・・・・・第2摩擦パツド、13・・・・
・・ブレーキキャリパ、17・・・・・・摺動ピン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車輪と共に回転するブレーキディスク1と、そのブレー
キディスク1の一側に配設され、該ブレーキテ゛イスク
1の外周部を跨ぐように逆U字状に屈曲し且つ該ブレー
キテ゛イスク1の円周方向に互いに離隔した前後一対の
腕部2a、2bを有する軽合金製固定ブラケット2と、
前記両腕部2a。 2bの相対向面にブレーキディスク1を挾んで隣接する
ように突設した前後各一対の案内レール(3,3’ :
3.3’)をそれぞれ被覆する前後各一対の耐摩性保
護板(5,5’ : 5.5’)と、ブレーキディスク
1の両側に配設され、前記案内レール(3゜3’ ;
3.3’)に前記保護板(5,5’ ; 5.5’)を
介してブレーキディスク1の回転軸方向に摺動自在に懸
架される一対の摩擦パッド9,10と、前記固定ブラケ
ット2にブレーキディスク1の回転軸と平行な一本の摺
動ピン17を介して一端部が連結されると共に、前記一
対の腕部2a、2b間に他端部が摺動自在に嵌合される
、前記両摩擦パッド9.10を作動し得るブレーキキャ
リパ13とを備え、前記各一対の保護板(5,5’ ;
5.5’)をプレーキテ゛イスク1を跨ぐ連結板6,
6を介して一体に連結し、ブレーキディスク1の回転方
向進入側の前記連結板6に、ブレーキディスク1の回転
方向進入側の前記腕部2aと前記ブレーキキャリパ13
他端部との摺動面間に介挿されて該ブレーキキャリパ1
3他端部をブレーキテ゛イスク1の回転方向退出側へ弾
発するばね部6aを一体に形成してなる、車輌用ディス
クブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978134941U JPS5922340Y2 (ja) | 1978-09-30 | 1978-09-30 | 車輌用デイスクブレ−キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978134941U JPS5922340Y2 (ja) | 1978-09-30 | 1978-09-30 | 車輌用デイスクブレ−キ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5554623U JPS5554623U (ja) | 1980-04-12 |
JPS5922340Y2 true JPS5922340Y2 (ja) | 1984-07-04 |
Family
ID=29104789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978134941U Expired JPS5922340Y2 (ja) | 1978-09-30 | 1978-09-30 | 車輌用デイスクブレ−キ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922340Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50160663A (ja) * | 1974-05-20 | 1975-12-26 | ||
JPS5239073A (en) * | 1975-09-23 | 1977-03-26 | Honda Motor Co Ltd | Vehicular disc brake |
-
1978
- 1978-09-30 JP JP1978134941U patent/JPS5922340Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50160663A (ja) * | 1974-05-20 | 1975-12-26 | ||
JPS5239073A (en) * | 1975-09-23 | 1977-03-26 | Honda Motor Co Ltd | Vehicular disc brake |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5554623U (ja) | 1980-04-12 |
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