JPS5921924Y2 - 自動車用アクセルハウジングの油洩れ防止装置 - Google Patents

自動車用アクセルハウジングの油洩れ防止装置

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Publication number
JPS5921924Y2
JPS5921924Y2 JP15177878U JP15177878U JPS5921924Y2 JP S5921924 Y2 JPS5921924 Y2 JP S5921924Y2 JP 15177878 U JP15177878 U JP 15177878U JP 15177878 U JP15177878 U JP 15177878U JP S5921924 Y2 JPS5921924 Y2 JP S5921924Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
prevention device
axle housing
space
air
Prior art date
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Expired
Application number
JP15177878U
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English (en)
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JPS5568604U (ja
Inventor
恭裕 滝口
Original Assignee
日産デイ−ゼル工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日産デイ−ゼル工業株式会社 filed Critical 日産デイ−ゼル工業株式会社
Priority to JP15177878U priority Critical patent/JPS5921924Y2/ja
Publication of JPS5568604U publication Critical patent/JPS5568604U/ja
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のアクスルハウジングの油洩れ防止装
置に関するものである。
自動車用のアクスルハウジング内の歯車等の回転により
、油温や雰囲気温が上昇すると、その内圧が上昇してハ
ウジング内から潤滑油が洩れることがある。
従って、従来では例えば第1図に示すように、アクスル
ハウジングAの土壁部にブリーザBを装着し、該ブリー
ザBを介してハウジングAの内外を連通させることによ
ってハウジングA内の圧力が上昇することを予防してい
たのであるが、ハウジングA内に収容されている駆動ギ
ヤ等により、あるいは、ハウジングAの上下振動等にて
潤滑油がブリーザBの内端になねかけられた場合には、
この潤滑油が空気とともにブリーザBを経て洩れ出し、
ハウジングAの外面及びその周辺の部材を汚損すること
があった。
本考案は斯る実情に鑑みてなされたものであって、アク
スルハウジングに固定されている各種のブラケットを利
用することによりいわゆるブリーザ装置の気液分離機能
を高め、所期の空気抜き性能を損うことなく油洩れを確
実に防止できるようにしたものである。
以下、図示された実施例に基づいて本考案を詳細に説明
する。
一実施例を示す第2図ないし第4図において、図示しな
い駆動ギヤ及びアクスルシャフト等を収容したアクスル
ハウジング1の上面には図示しないトルクロッドを結合
する中空のトルクロッドブラケット2を固定している。
前記ハウジング1には、前記ブラケット2で形成された
空間3の最下部とハウジング1の内部とを導通させる導
通穴4を穿設している。
前記ブラケット2の前面上部には前記空間3を外気に開
放させる連通穴5を穿設し、この導通穴5に従来公知の
ブリーザ6を取り付けることにより、前記アクスルハウ
ジング1の内部を導通穴4、ブラケット2内の空間3、
連通穴5及びブリーザ6を介して外気に連通させている
従って、斯る構成によれば、アクスルハウジング1の内
圧が上昇すると、導通穴4を経てブラケット2で形成さ
れた空間3内に空気が流出し、この空間3から連通穴5
及びブリーザ6を通って外気に流出し、逆にアクセルハ
ウジング1の内圧が低下するとブリーザ6、連通穴5、
空間3及び導通入4を経て外気がハウジング1内に導入
されるため、ハウジング1の内圧と外気圧とを常に等し
く保持できる。
又、前記のような空気の流出に際しては、導通穴4の部
分にはね上げられた潤滑油が空気と共に空間3内に流入
するが、この空間3内では空気の流速が著しく低下する
ため、比重の大きな潤滑油は空間3の底部に溜り、空気
のみが連通穴5からブリーザ6を通って外気中に流出す
る。
他方、空間3の底部に溜った潤滑油は、アクスルハウジ
ング1の内圧が低下した時にその内外の差圧にて導通穴
4から強制的にハウジング1内に吸い込まれるためハウ
ジング1内の循滑油が外部に洩れ出してしまうおそれが
ない。
上記実施例では、トルクロッドブラケット2にて形成さ
れた空間3を介してアクスルハウジング1の内外を連通
させたものであるが、これを第5図に示すようにアクス
ルストッパ2′にて形成された空間3′を介してアクス
ルハウジング1内と外気とを連通させてもよい。
又、前記連通穴5は導通穴4の延長線上から離れた位置
に設けることにより、導通穴4から流出した空気が連通
穴5に直接至らないようにする必要があるが、空間3の
容積、形状等の関係上導通穴4から流出した空気が連通
穴5に短絡的に流れようとする場合、第6図に示す実施
例のように空間3の内部に衝突板7を設け、この衝突板
7によって空間3を導通穴4に連通した部分と連通穴5
に連通した部分とに区画すればよい。
尚、この場合には、少くとも衝突板7の下縁とアクスル
ハウジング1の上面との間に隙間8を形成することによ
り、連通穴5に連通された空間部に溜った潤滑油が他方
の空間部を経て導通穴4からアクスルハウジング1内に
戻されるようにする必要がある。
更に、上記実施例ではいずれも連通穴5にブリーザ6を
装着することにより、好ましくはアクセルハウジング1
内を僅かに負圧状態に保持させるようにしたものである
が、このブリーザ6に代えて連通穴5を焼結アルミ、発
泡金属等のような通気性と耐油性とに富む多孔質の金属
で閉塞することにより、空気の流出入特性を損うことな
く外気中のダスト、異物等がアクスルハウジング1内に
流入するのを防止するようにすれば、アクスルハウジン
グ1内の潤滑油の劣化を抑制できるので都合がよい。
以上述べたように、本考案によれば、アクスルハウジン
グに固定した各種のブラケット類で形成された空間を空
気抜き通路の拡張部として利用したものであるから、ア
クスルハウジングから外気中に流出しようとする空気の
流速を前記空間で急激に低下させることができるため、
万一空気と共に潤滑油が流出した場合にも前記空間内で
空気と潤滑油とがその比重差によって分離され、潤滑油
を空間の底部に残した状態で空気のみが外気中に流出し
、アクスルハウジングの内圧の低下にともなって前記空
間の底部に溜った潤滑油をハウジング内に自動的に回収
で゛きるため、アクスルハウジングからの油洩れを確実
に防ぐことができると共に、潤滑油が無駄に消費される
おそれがなくなり、自動車用アクスルハウジングのメイ
ンテナンスを軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の一部を破断した正面図、第2図は本考
案の第1実施例を示す正面図、第3図は第2図の側面図
、第4図は第2図の要部の断面図、第5図は本考案の第
2実施例を示す要部の断面図、第6図は本考案の第3実
施例を示す要部の断面図である。 1・・・・・・アクスルハウジング、2・・・・・・ブ
ラケット、3・・・・・・空間、4・・・・・・導通穴
、5・・・・・・連通穴、6・・・・・・ブリーザ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)アクスルハウジングの外面に取り付けたブラケッ
    ト類で形成された空間の最下部と前記ハウジングの内部
    とを該ハウジングに穿設した導通穴を介して連通させる
    と共に、該導通穴の延長線上から外れた位置に穿設した
    連通穴を介して前記ブラケットの内部を外気に連通さ、
    せたことを特徴とする自動車用アクスルハウジングの油
    洩れ防止装置。
  2. (2)連通穴にはブリーザが装着されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動車用ア
    クスルハウジングの油洩れ防止装置。
  3. (3)連通孔は通気性を有する多孔質の金属材で閉塞さ
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の自動車用アクスルハウジングの油洩れ防止装
    置。
JP15177878U 1978-11-06 1978-11-06 自動車用アクセルハウジングの油洩れ防止装置 Expired JPS5921924Y2 (ja)

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JP15177878U JPS5921924Y2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 自動車用アクセルハウジングの油洩れ防止装置

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JP15177878U JPS5921924Y2 (ja) 1978-11-06 1978-11-06 自動車用アクセルハウジングの油洩れ防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5568604U JPS5568604U (ja) 1980-05-12
JPS5921924Y2 true JPS5921924Y2 (ja) 1984-06-30

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ID=29137367

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