JPS6321802Y2 - - Google Patents

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JPS6321802Y2
JPS6321802Y2 JP1984174461U JP17446184U JPS6321802Y2 JP S6321802 Y2 JPS6321802 Y2 JP S6321802Y2 JP 1984174461 U JP1984174461 U JP 1984174461U JP 17446184 U JP17446184 U JP 17446184U JP S6321802 Y2 JPS6321802 Y2 JP S6321802Y2
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JP
Japan
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case
air chamber
packing
rib
cases
Prior art date
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JP1984174461U
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English (en)
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JPS6189550U (ja
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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車のトランスミツシヨンなどに
おけるギヤケースのブリーザ構造に関する。
(従来の技術) 自動車のトランスミツシヨンにおけるギヤケー
スには、例えば、ギヤケースの内外で差圧が生じ
ないようにこのギヤケースの内外を連通させるブ
リーザが設けられる。
上記ブリーザは、通常、ギヤケースの内外を連
通させる通気孔を有すると共に、この通気孔の中
途部に形成される空気室を有している。この空気
室はギヤケース内の油が通気孔を流動して外部に
飛散したり漏出などしないように、この油を含む
空気の流速を低下させて気液分離をさせるように
機能する。
上記空気室には、従来、例えば実開昭54−
88728号公報で示すように、両ケース間に挟まれ
たパツキンの延出部と、ケース内壁面とで形成さ
れたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記のような空気室は、通常、圧力
変動の激しいところであり、一方、パツキンは可
撓性を有しているものである。このため、上記従
来例のように単にパツキンの一部を延出させてこ
れにより空気室を形成すると、この延出部が上記
圧力変動により振動を生じ、これが騒音発生の原
因になるおそれがある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、ケース間に挟まれるパツキンを利用
して空気室を成形する場合に、このパツキンに振
動が発生することを簡単な構成により抑制するこ
とを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、ケース間に挟まれるパツキンの延出
部で空気室の一部を形成したものにおいて、上記
パツキンを挟む両ケースのうち一方のケースの内
壁面から空気室内に第1リブを突設し、他方のケ
ースの内壁面から第2リブを突設し、これら第1
リブと第2リブとでパツキンの延出部を挟み付け
た点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
(第1実施例) 第1図から第4図は第1実施例を示している。
図において、1は自動車のトランスミツシヨン
で、このトランスミツシヨン1はギヤケースであ
るミツシヨンケース2と、このミツシヨンケース
2に支承され図示しないエンジンから駆動車輪に
動力を伝達する動力伝達軸3と、この動力伝達軸
3に支承される各種変速歯車とで構成される。
上記ミツシヨンケース2は車体の前方から後方
に向つて順次配置されるフロントケース6、リヤ
ケース7およびエクステンシヨンケース8を有し
ている。そして、これら各ケース6,7,8間に
はそれぞれパツキン9,10が介在され、各ケー
ス6,7,8はボルト11によつて互いにねじ止
めされる。
上記リヤケースの前後方向中途部には仕切壁1
2が設けられる。この仕切壁12には前記動力伝
達軸3がローラベアリング13を介して支承され
る。
また、同上仕切壁12を貫通するように油供給
トラフ14が設けられる。この油供給トラフ14
の一端はフロントケース6内に延び、同上油供給
トラフ14の他端はエクステンシヨンケース8内
に延びている。そして、図示しないが、フロント
ケース6内において、回転する歯車により掻き上
げられた油が上記油供給トラフ14の一端側に供
給される。次に、この油は油供給トラフ14内を
自然流下してエクステンシヨンケース8内に供給
される。そして、この油は各歯車や軸受を潤滑し
て、再び上記油供給トラフ14の一端側に還流さ
れる。
上記ミツシヨンケース2にはこのミツシヨンケ
ース2の内外を連通させる通気孔15が設けられ
る。また、この通気孔15の中途部に空気室16
が形成される。
以下、上記通気孔15や空気室16について、
より詳しく説明する。
上記リヤケース7内の上部にこのリヤケース7
の内壁面と、パツキン9からの延出部9aとで空
気室16が形成される。即ち、リヤケース7の上
部にフロントケース6側に向つて開口する凹所1
7が形成される。そして、この凹所17の開口を
覆うようにパツキン9の一部が延出され、このパ
ツキン9の延出部9aで閉じられた凹所17が上
記空気室16とされる。
また、上記通気孔15は空気室16の下部とリ
ヤケース7内を連通させる軸心ほぼ水平の連通孔
18と、同上空気室16の上部と外気とを連通さ
せる通気管19の内孔とで構成される。上記連通
孔18は空気室16の車幅方向一端側に形成さ
れ、通気管19は同上空気室16の車幅方向他端
側に連結される。
一方、上記空気室16内で凹所17の上面から
左右一対の第1リブ21,21が下方に向つて突
設される。これら第1リブ21,21は上記連通
孔18と、リヤケース7に対する通気管19の連
結部との間に形成され、空気室16上部はこれら
第1リブ21,21により車幅方向に仕切られて
いる。
また、前記フロントケース6の上面に左右一対
の第2リブ22,22が下方に向つて突設され、
これら第2リブ22,22と上記第1リブ21,
21とに前記パツキン9の延出部9aが挟まれて
保持されている。
(作用) 次に、上記構成による作用を説明する。
例えば、トランスミツシヨン1の作動でミツシ
ヨンケース2内が高温となり外気に比較して圧力
が高くなつた場合には、フロントケース6側から
の空気は油供給トラフ14やローラベアリング1
3を通つて一旦リヤケース7やエクステンシヨン
ケース8内に流入する。
次に、これら空気は連通孔18を通つて空気室
16に流入する。この場合、空気室16は空間容
積の大きいものであるため、ここに流入した空気
は減速させられることとなる。また、この場合、
この空気に油が混入しておれば、この減速で重力
差による気液分離がなされる。そして、油を分離
された空気が通気管19を通つて外部に放出さ
れ、ミツシヨンケース2内は外気と等圧になるよ
うに保たれる。
逆に、ミツシヨンケース2内の圧力が低下する
場合には、上記と逆の方向に空気が流動してミツ
シヨンケース2内は外気と等圧となるように保た
れる。
(第2実施例) 第5図は第2実施例を示している。
この構成では、上記連通孔18の形成に代えて
パツキン9の延出部9aに他の連通孔23が形成
される。
また、上記の場合、上記各連通孔18,23の
形成に代えて図中二点鎖線で示すように、パツキ
ン9の延出部9aの下縁を短く形成して、この延
出部9a下縁と空気室16の下面端縁との間に通
気スリツト24を形成してもよい。
その他の構成は前記実施例と同様である。
なお、以上は図示の例によるが、空気室16は
フロントケース6とパツキン9の延出部9aとで
形成してもよい。
(考案の効果) この考案によれば、パツキンの延出部で空気室
の一部を形成したものにおいて、上記パツキンの
延出部を上記パツキンを挟む各ケースから突出し
たリブで挟み付けたため、パツキンの延出部が保
持されることとなり、よつて、空気室の圧力変動
に伴い上記延出部が振動することは抑制される。
この結果、上記振動による騒音の発生は防止され
ることとなる。
しかも、上記パツキンの延出部の保持は、各ケ
ースを補強するためのリブを利用してなされてい
るため、上記パツキンでの振動の発生は簡単な構
成により抑制され、即ち、その実用性は極めて大
である。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図から第4
図は第1実施例で第1図はその全体側面断面図、
第2図は第1図の−線矢視図、第3図は同第
1図の−線矢視図、第4図は同第1図の−
線矢視図、第5図は第2実施例で第3図に相当
する図である。 1……トランスミツシヨン、2……ミツシヨン
ケース(ギヤケース)、6……フロントケース、
7……リヤケース、9……パツキン、9a……延
出部、5……通気孔、16……空気室、21……
第1リブ、22……第2リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ギヤケースを複数のケースと、これらケース間
    に挟まれるパツキンとで構成し、かつ、ギヤケー
    スの内外を連通させる通気孔を設け、上記パツキ
    ンを挟む両ケースのうち一方のケースの内壁面
    と、パツキンの延出部とで空気室を形成し、この
    空気室を上記通気孔の中途部に設けた自動車用ギ
    ヤケースのブリーザ構造において、上記一方のケ
    ースの内壁面から空気室内に第1リブを突設し、
    他方のケースの内壁面から第2リブを突設し、こ
    れら第1リブと第2リブとでパツキンの延出部を
    挟み付けたことを特徴とする自動車用ギヤケース
    のブリーザ構造。
JP1984174461U 1984-11-17 1984-11-17 Expired JPS6321802Y2 (ja)

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JP1984174461U JPS6321802Y2 (ja) 1984-11-17 1984-11-17

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JP1984174461U JPS6321802Y2 (ja) 1984-11-17 1984-11-17

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Publication Number Publication Date
JPS6189550U JPS6189550U (ja) 1986-06-11
JPS6321802Y2 true JPS6321802Y2 (ja) 1988-06-15

Family

ID=30732079

Family Applications (1)

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JP1984174461U Expired JPS6321802Y2 (ja) 1984-11-17 1984-11-17

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Families Citing this family (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721952Y2 (ja) * 1988-11-25 1995-05-17 スズキ株式会社 変速機のエア抜き装置
JP4520131B2 (ja) * 2003-10-27 2010-08-04 本田技研工業株式会社 ギヤケース構造
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JPS5751940Y2 (ja) * 1977-12-06 1982-11-12
JPS58142461U (ja) * 1982-03-19 1983-09-26 トヨタ自動車株式会社 歯車変速機のブリ−ザ機構

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JPS6189550U (ja) 1986-06-11

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