JPS6132192Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6132192Y2 JPS6132192Y2 JP1977132996U JP13299677U JPS6132192Y2 JP S6132192 Y2 JPS6132192 Y2 JP S6132192Y2 JP 1977132996 U JP1977132996 U JP 1977132996U JP 13299677 U JP13299677 U JP 13299677U JP S6132192 Y2 JPS6132192 Y2 JP S6132192Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- transmission
- shaft
- transaxle case
- end surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 59
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 15
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- 238000013019 agitation Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車用動力伝達装置におけるエア
ーブリーザに関する。
ーブリーザに関する。
自動車用動力伝達装置には各種形式のものがあ
り、いずれの形式の動力伝達装置においてもエア
ーブリーザを備えている。
り、いずれの形式の動力伝達装置においてもエア
ーブリーザを備えている。
しかして、本出願人は新規な動力伝達装置とし
て、エンジンの一側に組付けられ同エンジンとに
よりその上部にクラツチ装置を収容しその下部に
フアイナルドライブキツトとデイフアレンシヤル
ギヤユニツトを収容するトランスアクスルケース
と、前記クラツチ装置のクラツチシヤフトに接続
され前記フアイナルドライブキツトに接続される
変速装置を収容するトランスミツシヨンケース
と、前記トランスアクスルケースとトランスミツ
シヨンケース間に介在して前記クラツチシヤフト
及び前記変速装置の各軸を軸支するインタミデイ
エイトプレートとを具備してなる自動車用動力伝
達装置を出願している。
て、エンジンの一側に組付けられ同エンジンとに
よりその上部にクラツチ装置を収容しその下部に
フアイナルドライブキツトとデイフアレンシヤル
ギヤユニツトを収容するトランスアクスルケース
と、前記クラツチ装置のクラツチシヤフトに接続
され前記フアイナルドライブキツトに接続される
変速装置を収容するトランスミツシヨンケース
と、前記トランスアクスルケースとトランスミツ
シヨンケース間に介在して前記クラツチシヤフト
及び前記変速装置の各軸を軸支するインタミデイ
エイトプレートとを具備してなる自動車用動力伝
達装置を出願している。
この種の新規な形式の動力伝達装置においても
当然エアーブリーザが必要であり、またエアーブ
リーザを設ける場合には、その装置内部にて流動
する潤滑油が前記フアイナルドライブキツト、デ
イフアレンシヤルギヤユニツト及び変速装置の各
ギヤによる撹拌作用及び坂道走行時の流下作用に
よつて外部に流出したり、また外部から水が装置
内に侵入しないように配慮する必要がある。
当然エアーブリーザが必要であり、またエアーブ
リーザを設ける場合には、その装置内部にて流動
する潤滑油が前記フアイナルドライブキツト、デ
イフアレンシヤルギヤユニツト及び変速装置の各
ギヤによる撹拌作用及び坂道走行時の流下作用に
よつて外部に流出したり、また外部から水が装置
内に侵入しないように配慮する必要がある。
これらの問題に対処した動力伝達装置のエアー
ブリーザとしては、実公昭51−15019号公報に示
されたエアーブリーザがある。このエアーブリー
ザは変速機構の大部分を収容するセンタハウジン
グ(トランスミツシヨンケース)と、同ハウジン
グにアダブタ(インタミデイエイトプレート)を
介して組付けたリヤエクステンシヨンハウジング
を備えた動力伝達装置用のもので、アダブタに複
数設けたリブの一部を隆起させるとともに、変速
機構の出力軸の軸受を支持するプレート状の軸受
支持装置を上方へ延出することにより、同装置と
アダブタとの間に形成された動力伝達装置の内外
に連通する室(凹み)を主要構成部としている。
ブリーザとしては、実公昭51−15019号公報に示
されたエアーブリーザがある。このエアーブリー
ザは変速機構の大部分を収容するセンタハウジン
グ(トランスミツシヨンケース)と、同ハウジン
グにアダブタ(インタミデイエイトプレート)を
介して組付けたリヤエクステンシヨンハウジング
を備えた動力伝達装置用のもので、アダブタに複
数設けたリブの一部を隆起させるとともに、変速
機構の出力軸の軸受を支持するプレート状の軸受
支持装置を上方へ延出することにより、同装置と
アダブタとの間に形成された動力伝達装置の内外
に連通する室(凹み)を主要構成部としている。
ところで、かかるエアーブリーザを採用する場
合には、リブの一部を隆起させかつ軸受支持装置
を延出させることから、動力伝達装置の重量アツ
プおよびコストアツプは避けられない。特に、本
考案が適用対象としているような軸受支持装置を
備えていない形式の動力伝達装置にあつては、同
支持装置を新たに付加しなければならないことか
ら、動力伝達装置の重量アツプおよびコストアツ
プは著しい。
合には、リブの一部を隆起させかつ軸受支持装置
を延出させることから、動力伝達装置の重量アツ
プおよびコストアツプは避けられない。特に、本
考案が適用対象としているような軸受支持装置を
備えていない形式の動力伝達装置にあつては、同
支持装置を新たに付加しなければならないことか
ら、動力伝達装置の重量アツプおよびコストアツ
プは著しい。
本考案はかかる問題に対処すべくなされたもの
で、上記した新規な形式の動力伝達装置におい
て、前記クラツチシヤフトと前記変速装置間の動
力伝達歯車列を前記トランスミツシヨンケース内
に配設し、一方前記トランスアクスルケースの上
部接合端面に密着する前記インタミデイエイトプ
レートの上部接合端面の周縁部と前記クラツチシ
ヤフトの軸支部端面間に前記トランスアクスルケ
ースの接合端面によつて覆蓋される幅狭な凹所を
形成し、この凹所の下部を前記トランスアクスル
ケースの下方内部と前記トランスミツシヨンケー
スの内部に連通させかつ上部を前記インタミデイ
エイトプレートの頂部に上方に開口して設けた空
気孔に連通させ、この空気孔の開口部にブリーザ
プラグを取付けたことを特徴とする。
で、上記した新規な形式の動力伝達装置におい
て、前記クラツチシヤフトと前記変速装置間の動
力伝達歯車列を前記トランスミツシヨンケース内
に配設し、一方前記トランスアクスルケースの上
部接合端面に密着する前記インタミデイエイトプ
レートの上部接合端面の周縁部と前記クラツチシ
ヤフトの軸支部端面間に前記トランスアクスルケ
ースの接合端面によつて覆蓋される幅狭な凹所を
形成し、この凹所の下部を前記トランスアクスル
ケースの下方内部と前記トランスミツシヨンケー
スの内部に連通させかつ上部を前記インタミデイ
エイトプレートの頂部に上方に開口して設けた空
気孔に連通させ、この空気孔の開口部にブリーザ
プラグを取付けたことを特徴とする。
かかる構成によれば、前記凹所に隣接する部分
に、潤滑油が飛散することがなく、凹所を通して
ブリーザプラグから潤滑油が洩れるのを確実に防
止することができ、かつ本来インタミデイエイト
プレートの接合端面に液密的に密着されるトラン
スアクスルケースの接合端面により別部材を要す
ることなく凹所21を覆蓋することができ、量産
品であるこの種動力伝達装置への適用に極めて適
した安価かつ軽量なエアーブリーザを提供するこ
とができる。
に、潤滑油が飛散することがなく、凹所を通して
ブリーザプラグから潤滑油が洩れるのを確実に防
止することができ、かつ本来インタミデイエイト
プレートの接合端面に液密的に密着されるトラン
スアクスルケースの接合端面により別部材を要す
ることなく凹所21を覆蓋することができ、量産
品であるこの種動力伝達装置への適用に極めて適
した安価かつ軽量なエアーブリーザを提供するこ
とができる。
第1図は本考案によるエアーブリーザ20をフ
ロントエンジン、フロントドライブ型式の自動車
Cにおける動力伝達装置に実施した例を示してお
り、この動力伝達装置のハウジング10はトラン
スアクスルケース11、トランスミツシヨンケー
ス12及びインタミデイエイトプレート13を具
備している。トランスアクスルケース11はエン
ジン14の後端下部に固着されており、第2図に
て示したように、その上部にてエンジン14とに
より公知のクラツチ装置15を収容し、その下部
にてフアイナルドライブキツト16と公知のデイ
フアレンシヤルギヤユニツト17を収容してい
る。このトランスアクスルケース11の前端には
カバー11aが液密的に固着されている。トラン
スミツシヨンケース12はインタミデイエイトプ
レート13を介してトランスアクスルケース11
の後端に液密的に固着されており、その内部には
クラツチ装置15及びフアイナルドライブキツト
16に接続した歯車変速装置18が収容されてい
る。またこのトランスミツシヨンケース12の後
端にはエクステンシヨンハウジング19が液密的
に固着されている。
ロントエンジン、フロントドライブ型式の自動車
Cにおける動力伝達装置に実施した例を示してお
り、この動力伝達装置のハウジング10はトラン
スアクスルケース11、トランスミツシヨンケー
ス12及びインタミデイエイトプレート13を具
備している。トランスアクスルケース11はエン
ジン14の後端下部に固着されており、第2図に
て示したように、その上部にてエンジン14とに
より公知のクラツチ装置15を収容し、その下部
にてフアイナルドライブキツト16と公知のデイ
フアレンシヤルギヤユニツト17を収容してい
る。このトランスアクスルケース11の前端には
カバー11aが液密的に固着されている。トラン
スミツシヨンケース12はインタミデイエイトプ
レート13を介してトランスアクスルケース11
の後端に液密的に固着されており、その内部には
クラツチ装置15及びフアイナルドライブキツト
16に接続した歯車変速装置18が収容されてい
る。またこのトランスミツシヨンケース12の後
端にはエクステンシヨンハウジング19が液密的
に固着されている。
歯車変速装置18は、変送ギヤ及びシンクロナ
イザ装置を有するアウトプツトシヤフト18aの
各変速ギヤと常に噛合する変速ギヤを有しアウト
プツトシヤフト18aと略同一地上高にて平行に
配置されたカウンタシヤフト18b(但し、第2
図においては、各変速ギヤの噛合状態を図示する
都合上、アウトプツトシヤフト18aの下方に図
示した。)を具備しており、このアウトプツトシ
ヤフト18aに回転自在に組付けたインプツトギ
ヤ18cはアイドラシヤフト18dと一体的なア
イドラギヤ18eに噛合し、またこのアイドラギ
ヤ18eはクラツチシヤフト15aと一体的なド
ライビングギヤ15bに噛合している。また、ア
ウトプツトシヤフト18aはフアイナルドライブ
キツト16のドライブピニオンシヤフト16aに
スプライン継手16bを介して連結されている。
イザ装置を有するアウトプツトシヤフト18aの
各変速ギヤと常に噛合する変速ギヤを有しアウト
プツトシヤフト18aと略同一地上高にて平行に
配置されたカウンタシヤフト18b(但し、第2
図においては、各変速ギヤの噛合状態を図示する
都合上、アウトプツトシヤフト18aの下方に図
示した。)を具備しており、このアウトプツトシ
ヤフト18aに回転自在に組付けたインプツトギ
ヤ18cはアイドラシヤフト18dと一体的なア
イドラギヤ18eに噛合し、またこのアイドラギ
ヤ18eはクラツチシヤフト15aと一体的なド
ライビングギヤ15bに噛合している。また、ア
ウトプツトシヤフト18aはフアイナルドライブ
キツト16のドライブピニオンシヤフト16aに
スプライン継手16bを介して連結されている。
本実施例においては、クラツチシヤフト15
a、アイドラシヤフト18d、アウトプツトシヤ
フト18a及びカウンタシヤフト18bがそれぞ
れ一対の軸受を介してインタミデイエイトプレー
ト13及びトランスミツシヨンケース12に回転
自在に軸支され、ドライブピニオンシヤフト16
aが一対の軸受を介してトランスアクスルケース
11に回転自在に軸支されている。また本実施例
においては、クラツチシヤフト15aの中央部を
軸支する軸受15cの左側にシール部材15dが
組付けられている。このシール部材15dは各ギ
ヤの回転により撹拌されて飛散する潤滑油のクラ
ツチ装置15を収容する側への流出を阻止するも
ので、これにより、ハウジング10内に封入した
潤滑油がクラツチシヤフト15に沿つてハウジン
グ10外に流出しないようになつている。なお、
デイフアレンシヤルギヤユニツト17に連結した
車軸17aとトランスアクスルケース11間及び
シフト装置30の連結ロツド31とエクステンシ
ヨンハウジング19間はそれぞれシールされてい
る。
a、アイドラシヤフト18d、アウトプツトシヤ
フト18a及びカウンタシヤフト18bがそれぞ
れ一対の軸受を介してインタミデイエイトプレー
ト13及びトランスミツシヨンケース12に回転
自在に軸支され、ドライブピニオンシヤフト16
aが一対の軸受を介してトランスアクスルケース
11に回転自在に軸支されている。また本実施例
においては、クラツチシヤフト15aの中央部を
軸支する軸受15cの左側にシール部材15dが
組付けられている。このシール部材15dは各ギ
ヤの回転により撹拌されて飛散する潤滑油のクラ
ツチ装置15を収容する側への流出を阻止するも
ので、これにより、ハウジング10内に封入した
潤滑油がクラツチシヤフト15に沿つてハウジン
グ10外に流出しないようになつている。なお、
デイフアレンシヤルギヤユニツト17に連結した
車軸17aとトランスアクスルケース11間及び
シフト装置30の連結ロツド31とエクステンシ
ヨンハウジング19間はそれぞれシールされてい
る。
エアーブリーザ20は、特に第3図及び第4図
にて詳細に示したように、インタミデイエイトプ
レート13の前面上方部分に設けた凹所21と、
この凹所21に一端にて連通する空気孔22と、
この空気孔22の上端開口部に嵌着したブリーザ
プラグ23とによつて構成されている。凹所21
は、インタミデイエイトプレート13の製作時
に、周縁部13a、クラツチシヤフト15aの軸
支部13b及びアイドラシヤフト18dの軸支部
13c以外の肉厚を薄くすることにより設けられ
ており、クラツチシヤフト軸支部13bの周囲に
設けた円弧状の幅狭な第1部分21aと、この第
1部分21aに連続して設けた第2部分21bを
有している。第1部分21aは周縁部13aに設
けたネジ取付部13dとクラツチシヤフト軸支部
13bによつてその下端の幅が狭くなつている。
第2部分21bはその下方にてトランスアクスル
ケース11の後方に形成された室R1に露呈して
いる。室R1はトランスアクスルケース11の前
方に形成された室R2にドライブピニオンシヤフ
ト16aを軸支する一対の軸受16c,16d及
び図示しない油孔を通して連通しており、室R
1,R2内の空気及び潤滑油は軸受16c,16
d及び油孔を通つて互いに流動し得る。また室R
1はトランスミツシヨンケース12内に形成され
た室R3に軸受18f,18g,18hを通して
連通しており、室R1,R3内の空気及び潤滑油
は軸受18f,18g,18hを通つて互いに流
動し得る。しかして、上記の凹所21はトランス
アクスルケース11の後壁によつて覆蓋されて上
下方向の通気路を形成し、トランスアクスルケー
ス11の室R1とは直接連通し、同ケース11の
室R2とトランスミツシヨンケース12の室R3
とは室R1及び各軸受を介して連通する。
にて詳細に示したように、インタミデイエイトプ
レート13の前面上方部分に設けた凹所21と、
この凹所21に一端にて連通する空気孔22と、
この空気孔22の上端開口部に嵌着したブリーザ
プラグ23とによつて構成されている。凹所21
は、インタミデイエイトプレート13の製作時
に、周縁部13a、クラツチシヤフト15aの軸
支部13b及びアイドラシヤフト18dの軸支部
13c以外の肉厚を薄くすることにより設けられ
ており、クラツチシヤフト軸支部13bの周囲に
設けた円弧状の幅狭な第1部分21aと、この第
1部分21aに連続して設けた第2部分21bを
有している。第1部分21aは周縁部13aに設
けたネジ取付部13dとクラツチシヤフト軸支部
13bによつてその下端の幅が狭くなつている。
第2部分21bはその下方にてトランスアクスル
ケース11の後方に形成された室R1に露呈して
いる。室R1はトランスアクスルケース11の前
方に形成された室R2にドライブピニオンシヤフ
ト16aを軸支する一対の軸受16c,16d及
び図示しない油孔を通して連通しており、室R
1,R2内の空気及び潤滑油は軸受16c,16
d及び油孔を通つて互いに流動し得る。また室R
1はトランスミツシヨンケース12内に形成され
た室R3に軸受18f,18g,18hを通して
連通しており、室R1,R3内の空気及び潤滑油
は軸受18f,18g,18hを通つて互いに流
動し得る。しかして、上記の凹所21はトランス
アクスルケース11の後壁によつて覆蓋されて上
下方向の通気路を形成し、トランスアクスルケー
ス11の室R1とは直接連通し、同ケース11の
室R2とトランスミツシヨンケース12の室R3
とは室R1及び各軸受を介して連通する。
空気孔22は、第3図にて明瞭に示したよう
に、インタミデイエイトプレート13におけるク
ラツチシヤフト軸支部13bの図示左側に偏位し
た位置にて垂直方向に設けられており、外端にて
大気に連通し内端にて凹所21における第1部分
21aの最深部に連通している。(第4図参照)。
に、インタミデイエイトプレート13におけるク
ラツチシヤフト軸支部13bの図示左側に偏位し
た位置にて垂直方向に設けられており、外端にて
大気に連通し内端にて凹所21における第1部分
21aの最深部に連通している。(第4図参照)。
プラグ23は、筒状の本体23aとこの本体2
3aに遊嵌したキヤツプ23bからなり、キヤツ
プ23bは本体23aに設けたフランジと係合す
ることにより抜け止めされている。
3aに遊嵌したキヤツプ23bからなり、キヤツ
プ23bは本体23aに設けたフランジと係合す
ることにより抜け止めされている。
なお、第2図に示した仮想線Lは動力伝達装置
の作動時におけるハウジング10内の潤滑油の液
面を示している。
の作動時におけるハウジング10内の潤滑油の液
面を示している。
このように構成した本実施例においては、ハウ
ジング10内に収容した各ギヤが回転すると、室
R1を除く各室R2,R3内にて各ギヤにより潤
滑油が撹拌されて各室R2,R3内全体に飛散す
る。この飛散した潤滑油は室R2内においてトラ
ンスアクスルケース11の内壁に沿つて流下する
とともに軸受16c,16dを潤滑して流下し、
また室R3内においてトランスミツシヨンケース
12の内壁に沿つて流下するとともにトランスミ
ツシヨンケース12内に露呈する各軸受を潤滑し
て流下する。
ジング10内に収容した各ギヤが回転すると、室
R1を除く各室R2,R3内にて各ギヤにより潤
滑油が撹拌されて各室R2,R3内全体に飛散す
る。この飛散した潤滑油は室R2内においてトラ
ンスアクスルケース11の内壁に沿つて流下する
とともに軸受16c,16dを潤滑して流下し、
また室R3内においてトランスミツシヨンケース
12の内壁に沿つて流下するとともにトランスミ
ツシヨンケース12内に露呈する各軸受を潤滑し
て流下する。
ところで、各ギヤの回転又は外気温度の上昇に
よつてハウジング10内の温度が上昇すると、ハ
ウジング10内の空気及び潤滑油が膨張し、ハウ
ジング10内の圧力が上昇する。このときには、
室R1内の空気が凹所21とトランスアクスルケ
ース11間に形成された通気路及び空気孔22を
通つてプラグ23から外部に流出する。またこの
ときには、室R2内の空気が軸受16c,16d
を通過することによつて飛散した潤滑油と分離さ
れて室R1内に流入し、一方室R3内の空気が軸
受18f,18g,18hを通過することによつ
て飛散した潤滑油と分離されて室R1内に流入
し、上述した通気路及び空気孔22を通つてプラ
グ23から外部に流出する。
よつてハウジング10内の温度が上昇すると、ハ
ウジング10内の空気及び潤滑油が膨張し、ハウ
ジング10内の圧力が上昇する。このときには、
室R1内の空気が凹所21とトランスアクスルケ
ース11間に形成された通気路及び空気孔22を
通つてプラグ23から外部に流出する。またこの
ときには、室R2内の空気が軸受16c,16d
を通過することによつて飛散した潤滑油と分離さ
れて室R1内に流入し、一方室R3内の空気が軸
受18f,18g,18hを通過することによつ
て飛散した潤滑油と分離されて室R1内に流入
し、上述した通気路及び空気孔22を通つてプラ
グ23から外部に流出する。
また、本実施例においては、エアーブリーザ2
0のプラグ23がインタミデイエイトプレート1
3の頂部(すなわち地面より離れエンジンルーム
の奥まつた位置)に取付けられているため、洗
車、泥水路走行時の水はねによつて水がプラグ2
3に付着することがなく、ハウジング10内に水
が侵入することはない。
0のプラグ23がインタミデイエイトプレート1
3の頂部(すなわち地面より離れエンジンルーム
の奥まつた位置)に取付けられているため、洗
車、泥水路走行時の水はねによつて水がプラグ2
3に付着することがなく、ハウジング10内に水
が侵入することはない。
しかして、本実施例においては以上の構成によ
り、 a 凹所21に隣接する部分にて潤滑油が飛散す
るとがなく、凹所21を通してブリーザプラグ
23から潤滑油が洩れるのを確実に防止するこ
とができる。
り、 a 凹所21に隣接する部分にて潤滑油が飛散す
るとがなく、凹所21を通してブリーザプラグ
23から潤滑油が洩れるのを確実に防止するこ
とができる。
b 本来インタミデイエイトプレート13の接合
端面に液密的に密着されるトランスアクスルケ
ース11の接合端面により別部材を要すること
なく凹所21を覆蓋することができる。
端面に液密的に密着されるトランスアクスルケ
ース11の接合端面により別部材を要すること
なく凹所21を覆蓋することができる。
等の効果が得られるものであり、これにより量産
品であるこの種動力伝達装置への適用に極めて適
した安価かつ軽量なエアーブリーザを提供するこ
とができる。
品であるこの種動力伝達装置への適用に極めて適
した安価かつ軽量なエアーブリーザを提供するこ
とができる。
なお、上記実施例においては、第1部分21a
と第2部分21bからなる凹所21によつて室R
1と空気孔22を連通した例について説明した
が、第3図の仮想線にて示したように、周縁部1
3aとクラツチシヤフト軸支部13b間及びクラ
ツチシヤフト軸支部13bとアイドラシヤフト軸
支部13c間にそれぞれ溝21c〜21fを設け
て、これら各溝を通して室R1と空気孔22を通
過させるようにしてもよい。
と第2部分21bからなる凹所21によつて室R
1と空気孔22を連通した例について説明した
が、第3図の仮想線にて示したように、周縁部1
3aとクラツチシヤフト軸支部13b間及びクラ
ツチシヤフト軸支部13bとアイドラシヤフト軸
支部13c間にそれぞれ溝21c〜21fを設け
て、これら各溝を通して室R1と空気孔22を通
過させるようにしてもよい。
また、上記実施例においては、本考案をフロン
トエンジン・フロントドライブ型式の自動車にお
ける動力伝達装置に実施した例について説明した
が、本考案はリヤーエンジン・リヤードライブ型
式の自動車における動力伝達装置にも実施できる
ものである。
トエンジン・フロントドライブ型式の自動車にお
ける動力伝達装置に実施した例について説明した
が、本考案はリヤーエンジン・リヤードライブ型
式の自動車における動力伝達装置にも実施できる
ものである。
第1図は本考案によるエアーブリーザを備えて
なる自動車の前部概略構成図、第2図は第1図に
て示した動力伝達装置の拡大縦断面図、第3図は
第1図及び第2図にし示したインタミデイエイト
プレートの上部拡大正面図、第4図は第3図の
−線に沿つてみた縦断面図である。 符号の説明、10……動力伝達装置のハウジン
グ、11……トランスアクスルケース、12……
トランスミツシヨンケース、13……インタミデ
イエイトプレート、14……エンジン、15……
クラツチ装置、15a……クラツチシヤフト、1
6……フアイナルドライブキツト、17……デイ
フアレンシヤルギヤユニツト、18……変速装
置、20……エアーブリーザ、21……凹所、2
2……空気孔、23……ブリーザプラグ。
なる自動車の前部概略構成図、第2図は第1図に
て示した動力伝達装置の拡大縦断面図、第3図は
第1図及び第2図にし示したインタミデイエイト
プレートの上部拡大正面図、第4図は第3図の
−線に沿つてみた縦断面図である。 符号の説明、10……動力伝達装置のハウジン
グ、11……トランスアクスルケース、12……
トランスミツシヨンケース、13……インタミデ
イエイトプレート、14……エンジン、15……
クラツチ装置、15a……クラツチシヤフト、1
6……フアイナルドライブキツト、17……デイ
フアレンシヤルギヤユニツト、18……変速装
置、20……エアーブリーザ、21……凹所、2
2……空気孔、23……ブリーザプラグ。
Claims (1)
- エンジンの一側に組付けられ同エンジンとによ
りその上部にクラツチ装置を収容しその下部にフ
アイナルドライブキツトとデイフアレンシヤルギ
ヤユニツトを収容するトランスアクスルケース
と、前記クラツチ装置のクラツチシヤフトに接続
され前記フアイナルドライブキツトに接続される
変速装置を収容するトランスミツシヨンケース
と、前記トランスアクスルケースとトランスミツ
シヨンケース間に介在して前記クラツチシヤフト
及び前記変速装置の各軸を軸支するインタミデイ
エイトプレートとを具備してなる自動車用動力伝
達装置であり、前記クラツチシヤフトと前記変速
装置間の動力伝達歯車列を前記トランスミツシヨ
ンケース内に配設し、一方前記トランスアクスル
ケースの上部接合端面に密着する前記インタミデ
イエイトプレートの上部接合端面の周縁部と前記
クラツチシヤフトの軸支部端面間に前記トランス
アクスルケースの接合端面によつて覆蓋される幅
狭な凹所を形成し、この凹所の下部を前記トラン
スアクスルケースの下方内部と前記トランスミツ
シヨンケースの内部に連通させかつ上部を前記イ
ンタミデイエイトプレートの頂部に上方に開口し
て設けた空気孔に連通させ、この空気孔の開口部
にブリーザプラグを取付けたことを特徴とするエ
アーブリーザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977132996U JPS6132192Y2 (ja) | 1977-10-03 | 1977-10-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977132996U JPS6132192Y2 (ja) | 1977-10-03 | 1977-10-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5458552U JPS5458552U (ja) | 1979-04-23 |
JPS6132192Y2 true JPS6132192Y2 (ja) | 1986-09-19 |
Family
ID=29101053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977132996U Expired JPS6132192Y2 (ja) | 1977-10-03 | 1977-10-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132192Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6059860U (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-25 | 富士重工業株式会社 | 変速機のエア抜き装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5115019U (ja) * | 1974-07-19 | 1976-02-03 |
-
1977
- 1977-10-03 JP JP1977132996U patent/JPS6132192Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5115019U (ja) * | 1974-07-19 | 1976-02-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5458552U (ja) | 1979-04-23 |
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