JPS59217738A - 難燃性合成樹脂組成物 - Google Patents

難燃性合成樹脂組成物

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JPS59217738A
JPS59217738A JP9215583A JP9215583A JPS59217738A JP S59217738 A JPS59217738 A JP S59217738A JP 9215583 A JP9215583 A JP 9215583A JP 9215583 A JP9215583 A JP 9215583A JP S59217738 A JPS59217738 A JP S59217738A
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Japan
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flame
synthetic resin
average particle
retardant
parts
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JP9215583A
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Kazufumi Hirobe
広部 和史
Kakushi Karaki
唐木 覚志
Masahiko Nishigaki
西垣 昌彦
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、酸化アンチモンを含有する難燃性合成樹脂組
成物に関する。更に詳しくは、特定の範囲の平均粒径を
有する酸化アンチモンにて、物性・難燃性を損うことな
く、射出成形時の成形加工温度幅を改良した難燃性合成
樹脂組成物に関する。
合成樹脂は素材として各種の用途に使用されるが、難燃
性に乏しいため特に建材部品や電気用品への適用に制限
が生じる場合がある。従来、合成樹脂の難燃化方法とし
ては、酸化アンチモンをハロゲン化合物・リン化合物・
窒素化合物等と共に使用することが知られている。しか
しながら酸化アンチモンを用いた組成物にて実際に射出
成形を行うと、溶融粘度が大きく低下する結果、機械的
強度や成形体の表面性を損うことが多い。このような現
象を生じない射・出成形温度幅の広い、難燃性合成樹脂
組成物が従来から求められてきた。
本発明者らは、かかる観点に基づいて鋭意検討した結果
、特定の範囲の平均粒径を有する酸化アンチモンを難燃
化剤と共に合成樹脂に緊密に配合することにより、射出
成形時の加工温度幅が広く、難燃性は勿論のこと、機械
的強度・表面外観にすぐれた組成物が得られることを見
出し11本発明に到達した。すなわち本発明は、(a3
合成樹脂100重冊部、(b)難燃化剤2〜30重量部
、(c)平均粒径が1.0μ以上4.0μ以下である酸
化アンチモン1〜20重量部を含有する難燃性合成樹脂
組成物、である。
本発明において、酸化アンチモンの平均粒径は1.0μ
以上4.0μ以下であるが、ここで平均粒径とは数平均
粒径を言うのであり、好ましくは1.5μ以上3.0μ
以下である。平均粒径が1.0μ未満の場合には上記の
欠点が生じ易く、また4、0μを超える場合には難燃性
を大きく損うことが多い。
これは酸化アンチモンの触媒作用などの活性化作用が表
面積に依存して大きくなることによると考えられる。従
って組成物の熱劣化を生じせしめないためには酸化アン
チモンの表面積を限定する必要がある。しかしながら表
面積を小さくしすぎることは、粒径を大きくしすぎるこ
とであり、酸化アンチモンの分散不良が生じ、難燃性に
悪影響を及ぼすこととなる。
酸化アンチモンは、3価及び/または5価のものが良く
、特に三酸化アンチモンガ良い。添加量は難燃化剤の種
類により異なるが、一般的に言って1〜20重量部であ
る。また樹脂との相溶性を増すためにカップリング剤等
で処理されていても良い。
好適な合成樹脂としては、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂
が挙げられるが、特に熱可塑性樹脂の難燃化に有効であ
る。具体例を示すとポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブチレン、ポリブタジェンのようなポリオレフィン系
樹脂;ポリスチレン、アクリルニトリル−ブタジェン−
スチレン共重合体(ABS) 、アクリロニトリル−ス
チレン共重合体(AS )のようなスチレン系樹脂;ポ
リ(塩化ビニル−酢酸ビニル)重合体のようなハロゲン
化ビニル系(fit脂;ポリアクリル酸、ポリアクリル
酸エステル、ポリメタクリル酸エステルのようなアクリ
ル系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートのよう
なポリアルキレンテレフタレート系樹脂;ナイロン−6
、ナイロン−66Aナイロン−12などのポリアミド系
樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ポリフェニレンエーテ
ル系樹脂;ポリウレタン系樹脂などの熱可塑性樹脂があ
り、またはエポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、メラミ
ン系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ビニルエステル
系樹脂、アリル系樹脂、シリコーン系樹脂などの熱硬化
性樹脂がある。これらの樹脂は共重合体でも良く、混合
物でも良い。特にポリアルキレンテレフタレート系樹脂
が良く、とりわけ改質ポリエチレンテレフタレート系樹
脂が良い。改質ポリエチレンテレフタレート系樹脂とは
、エチレンテレフタレート単位を主成分とするポリマー
に、結晶化を促進する改質剤を導入した樹脂を言い、各
種の改質剤が考えられる。例えば、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイ
ド共重合体等のポリアルキレンクリコール類% ボ!J
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコール、エチレンオキサイド−プロ
ピレンオキサイド共重合体等のモノ及びシフタル酸エス
テルナトリウム塩全はじめとする有機酸金属塩を有する
ポリオキシアルキレン化合物;ポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コール、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共
重合体等のモノ及びジグリシジルエーテルをはじめとす
るエポキシ基を有するポリオキシアルキレン化合物;ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール、エチレンオキサイド−プ
ロピレンオキサイド共重合体等のモノ及びジノニルフェ
ニルエーテルをはじめとする炭化水素基を有するポリオ
キシアルキレン化合物;ネオペンチルグリコールジベン
ゾエート、ブタン−1,3−ジオールアジペートオリゴ
マーをはじめとする低分子量有機エステル化合物;エチ
レン/メタクリル酸共重合体等のす) IJウム塩、カ
リクム塩、亜鉛塩をはじめとするイオン性共重合体;酢
酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、パルミチン酸ナト
クム、炭酸力ルンウム、タルクをはじめとする核剤類等
が挙げられるが、これらのみに限定されるものではない
。改質剤は単独でも良く併用されても良く、共重合及び
/又は混合により導入することができる。就中、有機酸
金属塩を有するポリオキシアルキレン化合物を導入した
改質ポリエチレンテレフタレート系樹脂が最も有利であ
る。
好適な離燃化剤としては、ハロゲン化合物が良く、酸化
アンチモンとの併用vc、cり相乗効果をもたらすこと
ができる。具体例としては、ハロゲン化ジフェニルエー
テル化合物、ノ・ロゲン化ポリカーホネ−トX(t、合
物、ハロゲン化ポリフエニレンオキンド系化合物、ハロ
ゲン含有S−1リアジン系化合物、ハロゲン化ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂、ハロゲン化ポリスチレン系化合
物等が挙げられる。その他必要に応じて、リン系化合物
、窒素系化合物等を併用しても良い。添加量は、各々異
なるが一般的に言って2〜30重量部であり、難燃化す
るのに必要な量が添加される。
また、本発明の組成物に、ガラス繊維、鉱物繊維、タル
ク、マイカなどの強化充填剤を加えても良く、紫外線安
定剤、酸化老化防止剤、熱安定剤、可塑剤、滑剤、着色
剤などの添加剤を加えても良い。
本発明の組成物を製造するには、合成樹脂の製造時に添
加配合する方法、押出機を用いて混合押出する方法など
、公知の方法にて、酸化アンチモン及び難燃化剤を合成
樹脂に配合すれば良い。
かくして射出成形時の加工温度幅が広く、難燃性は勿論
のとと、機械的強度・表面外観にすぐれた組成物を得る
ことができる。
本発明の組成物は、各種成形部品、パイプ、容器等の成
形に広く利用でき、特に電気部品、建材部品、自動車部
品等に好適に利用でき、繊維やフィルム・シートへの利
用も可能である。
以下に実施例をあげて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例のみに限定されるものではない。なお実施例
中、成形品の引張強度はASTM−D638、熱変形温
度(18,6Kg/cメ)はASTM−D648、難燃
性はUL−94垂直試験法に準拠した方法で測定した。
射出成形温度幅の検討は、射出成形機のバレル温度を変
化させて射出成形し、表面外観及び引張強度の保持率で
もって評価した。なお、各実施例中の添加量は重量部で
ある。
実施例1.  比較例1 アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(A
BS)79重量部に平均粒径2,0μの三酸化アンチモ
ン7重量部及びデカブロモジフェニルエーテル(DBE
)14重量部を押出混合し、各種の成形湯度にて射出成
形し試験片を得た。表1に示すように、難燃性・物性金
保ちつつ、保持率の低下が少なく、表面外観にすぐれて
いた。比較例1として、上記の三酸化アンチモンのかわ
りに、平均粒径0.8μの三酸化アンチモンを同量使用
した場合を表1に併せ示す。難燃性を付与することはで
きるが、保持率の低下が大きく、表面外観も劣っていた
表    1 実施例2〜3.  比較例2 平均分子量1740のポリエチレングリコールモノトリ
メリット酸エステルニナトリウム塩を15重量%含有す
る改質ポリエチレンテレフタレート樹脂、平均粒径1.
9μの三酸化アンチモン、デカブロモジフェニルエーテ
ル(DBE)、繊維長3厘のガラス繊維を各種の比率に
て押出混合した後、各種の成形温度にて射出成形し試険
片を得た。
表2に示すように、難燃性・物性を保ちつつ、保持率の
低下が少なく、表面外観にすぐれていた。
比較例2は上記の三酸化アンチモンのかわりに平均粒径
0.6μの三酸化アンチモンを使用した場合であり、難
燃性全付与することはできるが、保持率の低下が大きく
表面外観も劣っていた。
(11) 特許出願人 鐘淵化学工業株式会社 代理人 弁理士 浅 野 真 −

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)  合成樹脂     ・  100重量
    部。 (b)  難燃化剤      2〜30重量部。 (c)  平均粒径が1.0μ以上4.0μ以下である
    酸化アンチモン   1〜20重量部 を含有することを特徴とする難燃性合成樹脂組成物。
  2. (2)合成樹脂がポリアルキレンテレフタレート系樹脂
    である特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)ポリアルキレンテレフタレート系樹脂が、結晶化
    を促進する改質剤の導入により改質されてなる特許請求
    の範囲第2項記載の組成物。
  4. (4)ポリアルキレンテレフタレート系樹脂がポリエチ
    レンテレフタレート系樹脂である特許請求の範囲第2項
    または第3項記載の組成物。
JP9215583A 1983-05-24 1983-05-24 難燃性合成樹脂組成物 Granted JPS59217738A (ja)

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