JPS59217717A - 不飽和ポリエステル樹脂組成物から成るプロテクトフィルム用粘着剤又はプロテクト用粘着シート - Google Patents
不飽和ポリエステル樹脂組成物から成るプロテクトフィルム用粘着剤又はプロテクト用粘着シートInfo
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- JPS59217717A JPS59217717A JP9325183A JP9325183A JPS59217717A JP S59217717 A JPS59217717 A JP S59217717A JP 9325183 A JP9325183 A JP 9325183A JP 9325183 A JP9325183 A JP 9325183A JP S59217717 A JPS59217717 A JP S59217717A
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- Japan
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- unsaturated
- acid
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
本発明は不飽和ポリエステル樹脂組成物に関する。本発
明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、プロテクトフィ
ルム用粘着剤として有用である。
明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、プロテクトフィ
ルム用粘着剤として有用である。
プロテクト用粘着シートは、表面保護を必要とする商品
、例えば化粧合板、アクリル板、ステンレス板、ガラス
板、などに貼付し、これら商品の裁断加工時や、また輸
送時の損傷を防止したり、長期間にわたる保存時の変色
、変質を防止することを主目的とした表面保護用粘着シ
ートであり、近年、その用途は益々拡大しつつある。従
って、プロテクト用粘着シートに要求される基本的性能
は、商品の加工時や保存中に粘着剤が商品表面に移行し
、剥離した際、糊残りやくもりの現象を生じないことと
、家具や日用品などの複雑な表面を有する物品にも多く
適用されるため、適度な密着性と、十分な柔軟性を保持
していることである。
、例えば化粧合板、アクリル板、ステンレス板、ガラス
板、などに貼付し、これら商品の裁断加工時や、また輸
送時の損傷を防止したり、長期間にわたる保存時の変色
、変質を防止することを主目的とした表面保護用粘着シ
ートであり、近年、その用途は益々拡大しつつある。従
って、プロテクト用粘着シートに要求される基本的性能
は、商品の加工時や保存中に粘着剤が商品表面に移行し
、剥離した際、糊残りやくもりの現象を生じないことと
、家具や日用品などの複雑な表面を有する物品にも多く
適用されるため、適度な密着性と、十分な柔軟性を保持
していることである。
従来、プロテクト用粘着シートは、アクリル系ポリマー
やゴム系ポリマーあるいは、エチレン−酢ビニルポリマ
ーを主成分とし、必要に応じて、粘着付与樹脂や可塑剤
などの添加剤を有機溶解または、分散させたものをフィ
ルム、紙布などの支持体に塗布した後、加熱乾燥して製
造されている。
やゴム系ポリマーあるいは、エチレン−酢ビニルポリマ
ーを主成分とし、必要に応じて、粘着付与樹脂や可塑剤
などの添加剤を有機溶解または、分散させたものをフィ
ルム、紙布などの支持体に塗布した後、加熱乾燥して製
造されている。
このようにして製造された従来のプロテクト用粘着シー
トは、被着体表面を長期間保護する場合に、添加剤が被
着体表面に移行し、粘着シートを剥離した際、糊残りや
くもりを生じ、製品価値を著しく低下させることがあっ
た。また従来法は、いずれも加熱の工程を含んでおり、
多大な熱エネルギーを消費するだけでなく、支持体や添
加剤の種類を限定されたり、製造ラインを大にしなけれ
ばならないなどの問題があった。従って、加熱すること
なしに塗布、硬化して各種化粧合板に対して優れた長期
保護性能を有するプロテクト用粘着シートが当業界で望
まれていた。
トは、被着体表面を長期間保護する場合に、添加剤が被
着体表面に移行し、粘着シートを剥離した際、糊残りや
くもりを生じ、製品価値を著しく低下させることがあっ
た。また従来法は、いずれも加熱の工程を含んでおり、
多大な熱エネルギーを消費するだけでなく、支持体や添
加剤の種類を限定されたり、製造ラインを大にしなけれ
ばならないなどの問題があった。従って、加熱すること
なしに塗布、硬化して各種化粧合板に対して優れた長期
保護性能を有するプロテクト用粘着シートが当業界で望
まれていた。
発明の要約
本発明者らは、このような従来の不飽和ポリエステル樹
脂に関する常識的知見に反して、鋭意研究を進めた結果
、以下に詳細に述べる特定の不飽和ポリエステルと特定
のモノマーからなる本発明の不飽和ポリエステル樹脂組
成物を硬化させることによって、プロテクト用粘着シー
トとして、化粧合板に対して優れた長期保護性能を有す
る粘着剤になることを見出し、本発明に到達した。
脂に関する常識的知見に反して、鋭意研究を進めた結果
、以下に詳細に述べる特定の不飽和ポリエステルと特定
のモノマーからなる本発明の不飽和ポリエステル樹脂組
成物を硬化させることによって、プロテクト用粘着シー
トとして、化粧合板に対して優れた長期保護性能を有す
る粘着剤になることを見出し、本発明に到達した。
従って、本発明の目的は、プロテクトフィルム用粘着剤
として使用される新規な不飽和ポリエステル樹脂組成物
を提供することである。
として使用される新規な不飽和ポリエステル樹脂組成物
を提供することである。
本発明の更なる目的は、不飽和ポリエステルと、一般式
で表わされる液状N−置換アクリルアミドモノマーから
主として構成されるプロテクトフィルム用粘着剤として
有用な不飽和ポリエステル樹脂組成物を提供することで
ある。
主として構成されるプロテクトフィルム用粘着剤として
有用な不飽和ポリエステル樹脂組成物を提供することで
ある。
更に、本発明の別の目的は、本発明の不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物を加熱することなしに被着体表面に塗布、
硬化してプロテクトフィルムを形成する方法を提供する
ことである。
ル樹脂組成物を加熱することなしに被着体表面に塗布、
硬化してプロテクトフィルムを形成する方法を提供する
ことである。
本発明の他の目的および利点は、以下遂次間らかにされ
る。
る。
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、特定の酸成
分および特定のアルコール成分から製造された不飽和ポ
リエステルと特定のN−置換アクリルアミドモノマーか
ら主として構成される。
分および特定のアルコール成分から製造された不飽和ポ
リエステルと特定のN−置換アクリルアミドモノマーか
ら主として構成される。
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物の一方の成分で
ある不飽和ポリエステルは、脂肪族不飽和多塩基酸を酸
成分の2o〜80モルチ、脂肪族飽和多塩基酸を酸成分
の80モルチ以下の効果的量および直鎖多価アルコール
を酸成分の1割増のモル比で使用して加熱重縮合して製
造される。
ある不飽和ポリエステルは、脂肪族不飽和多塩基酸を酸
成分の2o〜80モルチ、脂肪族飽和多塩基酸を酸成分
の80モルチ以下の効果的量および直鎖多価アルコール
を酸成分の1割増のモル比で使用して加熱重縮合して製
造される。
本発明で使用される脂肪族不飽和多塩基酸は炭素原子が
4〜10個のものが好ましく、無水マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、シトラコン酸等が例示される。これら
の脂肪族不飽和多塩基酸は1種又は2種以上の混合物と
して酸成分の20〜80モル係の範囲で使用される。
4〜10個のものが好ましく、無水マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、シトラコン酸等が例示される。これら
の脂肪族不飽和多塩基酸は1種又は2種以上の混合物と
して酸成分の20〜80モル係の範囲で使用される。
本発明で使用される脂肪族飽和多塩基酸は炭素原子が4
〜18個のものが好ましく、アジピン酸。
〜18個のものが好ましく、アジピン酸。
アゼライン酸、セバシン酸等が例示される。これらの脂
肪族飽和多塩基酸は1種又は2種以上の混合物として酸
成分の80モル係以下の効果酌量で使用される。又、脂
肪族飽和多塩基酸の他に無水フタル酸、イソフタル酸の
如き芳香族飽和多塩基酸を酸成分の30モルチ以下の効
果的量で併用しても良い。
肪族飽和多塩基酸は1種又は2種以上の混合物として酸
成分の80モル係以下の効果酌量で使用される。又、脂
肪族飽和多塩基酸の他に無水フタル酸、イソフタル酸の
如き芳香族飽和多塩基酸を酸成分の30モルチ以下の効
果的量で併用しても良い。
本発明で使用される直鎖多価アルコールは炭素原子4〜
12個のものが好ましく、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1.4−ブタンジオール、1.5
−ベンタンジオール等カ例示すれる。これらのアルコー
ルは1種又は2種以上の混合物として酸成分の1割増の
モル比で使用される。
12個のものが好ましく、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1.4−ブタンジオール、1.5
−ベンタンジオール等カ例示すれる。これらのアルコー
ルは1種又は2種以上の混合物として酸成分の1割増の
モル比で使用される。
上述した酸成分およびアルコール成分を混合し通常の方
法によって重縮合させることによって分子量が1000
〜5000の範囲の不飽和ポリエステルが製造される。
法によって重縮合させることによって分子量が1000
〜5000の範囲の不飽和ポリエステルが製造される。
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物のもう一方の成
分は、一般式 () (ここで、R1はH又はCH3; R2およびR3はH
又は炭素原子1〜8個のアルキル基又はCH,炭素原子
4個以下のアルコキシル基かアミノ基を置換基として有
する置換アルキル基を表わす。)で表わされるN−置換
アクリルアミドモノマーであり、N−エチルアクリルア
ミド、N−t−オクチルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド5NeN−ジメチルアクリルアミド、N−カル
ベトキシメタクリルアミド、N−メチル−N−(β−シ
アノエチル)メタクリルアミド等が例示されるが、N−
フェニルメタクリルアミドのごときN−フェニル置換体
モノマーは、本発明の不飽和ポリエステルとの相溶性や
、硬化シートの柔軟性の上であまり好ましくない。
分は、一般式 () (ここで、R1はH又はCH3; R2およびR3はH
又は炭素原子1〜8個のアルキル基又はCH,炭素原子
4個以下のアルコキシル基かアミノ基を置換基として有
する置換アルキル基を表わす。)で表わされるN−置換
アクリルアミドモノマーであり、N−エチルアクリルア
ミド、N−t−オクチルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド5NeN−ジメチルアクリルアミド、N−カル
ベトキシメタクリルアミド、N−メチル−N−(β−シ
アノエチル)メタクリルアミド等が例示されるが、N−
フェニルメタクリルアミドのごときN−フェニル置換体
モノマーは、本発明の不飽和ポリエステルとの相溶性や
、硬化シートの柔軟性の上であまり好ましくない。
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、前述した本
発明の一方の成分である不飽和ポリエステルに前述した
液状N−置換アクリルアミドモノマーを混合溶解するこ
とによって製造される。この際の両成分の配合比率は、
N−置換アクリルアミドモノマーを不飽和ポリエステル
中に含まれる不飽和結合に対し02〜10モル当量の範
囲が好ましい。
発明の一方の成分である不飽和ポリエステルに前述した
液状N−置換アクリルアミドモノマーを混合溶解するこ
とによって製造される。この際の両成分の配合比率は、
N−置換アクリルアミドモノマーを不飽和ポリエステル
中に含まれる不飽和結合に対し02〜10モル当量の範
囲が好ましい。
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は、プロテクト
フィルム用粘着剤として使用されるものである。従って
、被着体の種類に応じて、プロテクト性能を調節する必
要のある場合には、他のビニルモノマーを全モノマー量
の60重量部以下の効果的量で混合溶解してもよい。こ
こで他のビニルモノマーとは、一般式 %式% (9) (R,はHまたはCI(3; R2は炭素原子が1〜4
個のアルキル基)で示されるアクリルエステルモノマー
ならびに酢酸ビニルを指す。
フィルム用粘着剤として使用されるものである。従って
、被着体の種類に応じて、プロテクト性能を調節する必
要のある場合には、他のビニルモノマーを全モノマー量
の60重量部以下の効果的量で混合溶解してもよい。こ
こで他のビニルモノマーとは、一般式 %式% (9) (R,はHまたはCI(3; R2は炭素原子が1〜4
個のアルキル基)で示されるアクリルエステルモノマー
ならびに酢酸ビニルを指す。
又、本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物には、必要
に応じて炭酸カルシウム、酸化チタンなどの充填剤およ
び/または老化防止剤等当業界で周知の添加剤(材)4
を添加することもできる。しかし、本発明の場合、一般
に用いられるような粘着付与樹脂や可塑剤の添加剤を要
さないことは大きな特徴である。
に応じて炭酸カルシウム、酸化チタンなどの充填剤およ
び/または老化防止剤等当業界で周知の添加剤(材)4
を添加することもできる。しかし、本発明の場合、一般
に用いられるような粘着付与樹脂や可塑剤の添加剤を要
さないことは大きな特徴である。
本発明の液状不飽和ポリエステル樹脂組成物を硬化して
プロテクトフィルム用粘着シートを製造する方法として
は、従来公知のラジカル発生剤を添加して加熱する方法
あるいは光増感剤を添加して紫外線照射する方法なども
考えられるが、本発明の目的から、電離性放射綜、特に
電子線加速器によって発生させた電子線を照射し硬化す
る方法が最も適轟である。なお、照射雰囲気は、空気中
でも良いが、不活性ガス中の方が望ましい。また、電子
線のエネルギーは特に限定する必要はないが(10) プロテクト用粘着シート製造における樹脂厚あるいは製
造速度の点から加速電圧は150 KeV〜500Ke
V 程度のものが効率的である。
プロテクトフィルム用粘着シートを製造する方法として
は、従来公知のラジカル発生剤を添加して加熱する方法
あるいは光増感剤を添加して紫外線照射する方法なども
考えられるが、本発明の目的から、電離性放射綜、特に
電子線加速器によって発生させた電子線を照射し硬化す
る方法が最も適轟である。なお、照射雰囲気は、空気中
でも良いが、不活性ガス中の方が望ましい。また、電子
線のエネルギーは特に限定する必要はないが(10) プロテクト用粘着シート製造における樹脂厚あるいは製
造速度の点から加速電圧は150 KeV〜500Ke
V 程度のものが効率的である。
本発明の液状樹脂組成物を硬化させシートにする場合の
支持体は、用途に応じて、プラスチックフィルム、紙、
布など種々の物質を利用することができる。従来法では
、ポリエチレンあるいはポリプロピレンフィルムを支持
体とする場合、樹脂との密着性を高めるためコロナ放電
処理や表面処理剤の塗布処理を行なうのが普通であるが
、本発明の場合、そのような前処理は必ずしも必要とは
しない。このことも本発明の一つの特徴である。
支持体は、用途に応じて、プラスチックフィルム、紙、
布など種々の物質を利用することができる。従来法では
、ポリエチレンあるいはポリプロピレンフィルムを支持
体とする場合、樹脂との密着性を高めるためコロナ放電
処理や表面処理剤の塗布処理を行なうのが普通であるが
、本発明の場合、そのような前処理は必ずしも必要とは
しない。このことも本発明の一つの特徴である。
また、これら支持体に本発明の液状樹脂組成物を塗布す
る方法としては、従来の溶剤型樹脂を塗布する方法をそ
のまま採用することができる。
る方法としては、従来の溶剤型樹脂を塗布する方法をそ
のまま採用することができる。
以上に述べた方法で本発明の不飽和ポリエステル樹脂組
成物から得られたプロテクト用粘着シートは、良好な柔
軟性を保持するとともに、化粧合板に対して優れた長期
保護性能を有する。
成物から得られたプロテクト用粘着シートは、良好な柔
軟性を保持するとともに、化粧合板に対して優れた長期
保護性能を有する。
本発明をさらに詳しく説明するため、以下に実(11)
施例および比較例を示すが、本発明の内容は、実施例に
限定されるものではない。
限定されるものではない。
実施例1.比較例1〜5
無水マレイン酸4モル、アジピン酸6モル。
1.5−ベンタンジオール11モルの割合の混合物を2
ノセバラブルフラスコ中で窒素ガス雰囲気で最高温度約
200℃に加熱して縮合し、酸価32の不飽和ポリエス
テルAを得た。この不飽和ポリエステルA100#を表
−1に示す各種モノマー0.2モルとそれぞれ溶解混合
して製造した不飽和ポリエステル樹脂組成物を厚さ40
μのポリエチレンフィルム上に5μの厚さとなるように
アプリケーターでそれぞれ塗布した。この試料に窒素気
流中、変圧器整流型電子加速器から発生させた3 00
KeVの電子線をコンベア方式で照射し、硬化させた
。この硬化シートについてプロテクト性能を指触と、被
着体貼付テストで評価した結果を表−IK示す。
ノセバラブルフラスコ中で窒素ガス雰囲気で最高温度約
200℃に加熱して縮合し、酸価32の不飽和ポリエス
テルAを得た。この不飽和ポリエステルA100#を表
−1に示す各種モノマー0.2モルとそれぞれ溶解混合
して製造した不飽和ポリエステル樹脂組成物を厚さ40
μのポリエチレンフィルム上に5μの厚さとなるように
アプリケーターでそれぞれ塗布した。この試料に窒素気
流中、変圧器整流型電子加速器から発生させた3 00
KeVの電子線をコンベア方式で照射し、硬化させた
。この硬化シートについてプロテクト性能を指触と、被
着体貼付テストで評価した結果を表−IK示す。
表−1の結果から明らかなように、不飽和ポリエステル
樹脂に常用されるスチレン、酢酸ビニル(12) およびメチルメタクリレートを使用した場合(各々比較
例1,2.および3)、あるいは、アクリル酸およびブ
チルアクリレート(各々比較例4および5)を使用した
場合にはプロテクト粘着シートに適した特性は得られな
い。一方、液状N−置換アクリルアミドの一種であるN
−メチロールアクリルアミドを配合した本発明の樹脂組
成物では、プロテクト性の良好な粘着シートが得られる
。
樹脂に常用されるスチレン、酢酸ビニル(12) およびメチルメタクリレートを使用した場合(各々比較
例1,2.および3)、あるいは、アクリル酸およびブ
チルアクリレート(各々比較例4および5)を使用した
場合にはプロテクト粘着シートに適した特性は得られな
い。一方、液状N−置換アクリルアミドの一種であるN
−メチロールアクリルアミドを配合した本発明の樹脂組
成物では、プロテクト性の良好な粘着シートが得られる
。
表−1
(柔軟性、タック)
62表面タックが強い、または凝集力
不足
×:プロテクト用粘着剤として不適当
b)被着体:メラミン化粧板、室内放置1時間実施例2
〜5.比較例6〜7 表−2に示す二塩基酸と多価アルコールの配合から、実
施例1と同様にして不飽和ポリエステルB、 C,D、
E、 FおよびGを得た。これらの不飽和ポリエステ
ル各100gに対し、1,0そルのN−メチロールアク
リルアミドを添加して、溶解混合し、実施例1と同様に
試料の作成、電子線照射を行い、各試料のプロテクト性
能を判定した。結果を表−3に示す。
〜5.比較例6〜7 表−2に示す二塩基酸と多価アルコールの配合から、実
施例1と同様にして不飽和ポリエステルB、 C,D、
E、 FおよびGを得た。これらの不飽和ポリエステ
ル各100gに対し、1,0そルのN−メチロールアク
リルアミドを添加して、溶解混合し、実施例1と同様に
試料の作成、電子線照射を行い、各試料のプロテクト性
能を判定した。結果を表−3に示す。
11間昭59−217717(5)
表−3の結果から明らかなように、本発明の樹脂組成物
に該当する実施例2〜5の粘着シートでは、優れたプロ
テクト性能が得られた。これに対し、比較例6(脂肪族
不飽和酸量が少ない場合)および比較例7(芳香族飽和
多塩基酸量が多い場合)では、剥離抵抗値は小さいもの
の(1509/ 1nch以下であることが望ましい)
メラミン化粧板上に糊残りやくもりが認められ、プロテ
クト用粘着シートとしては不適である。
に該当する実施例2〜5の粘着シートでは、優れたプロ
テクト性能が得られた。これに対し、比較例6(脂肪族
不飽和酸量が少ない場合)および比較例7(芳香族飽和
多塩基酸量が多い場合)では、剥離抵抗値は小さいもの
の(1509/ 1nch以下であることが望ましい)
メラミン化粧板上に糊残りやくもりが認められ、プロテ
クト用粘着シートとしては不適である。
実施例6゜
表−2に示した不飽和ポリエステルB100,9と0,
5モルのN、N−ジメチルアクリルアミドとを混合溶解
し、実施例1と同様にして試料の作成および電子線照射
(線量4 M rad )を行った。照射により得られ
たシートをメラミン、ポリエステルおよびポリウレタン
の各化粧合板に貼付し、プロテクト性能を測定した。そ
の結果、得られたシートは表−4に示すように、優れた
長期保護性能をもつことが明らかVC,なった。
5モルのN、N−ジメチルアクリルアミドとを混合溶解
し、実施例1と同様にして試料の作成および電子線照射
(線量4 M rad )を行った。照射により得られ
たシートをメラミン、ポリエステルおよびポリウレタン
の各化粧合板に貼付し、プロテクト性能を測定した。そ
の結果、得られたシートは表−4に示すように、優れた
長期保護性能をもつことが明らかVC,なった。
表−4
実施例7〜8.比較例8〜9
表−2に示した不飽和ポリエステルCについて表−5に
示す組成の樹脂液を調製し、実施例1と同様に試料の作
成および電子線照射を行ったのち、プロテクト性能を評
価した。結果を表−5に示す。
示す組成の樹脂液を調製し、実施例1と同様に試料の作
成および電子線照射を行ったのち、プロテクト性能を評
価した。結果を表−5に示す。
この結果から明らかなように、本発明の樹脂組成物に該
当する実施例7,8の粘着シートでは、優れたプロテク
ト性能が得られる。これに対して、比較例8(モノマー
量が特許請求の範囲を超えている場合)および比較例9
(N、N−ジメチルアクリルアミドの使用量に対しアク
リル酸量が多い場合)では、プロテクト性能は不良であ
る。
当する実施例7,8の粘着シートでは、優れたプロテク
ト性能が得られる。これに対して、比較例8(モノマー
量が特許請求の範囲を超えている場合)および比較例9
(N、N−ジメチルアクリルアミドの使用量に対しアク
リル酸量が多い場合)では、プロテクト性能は不良であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、不飽和ポリエステルと一般式 %式% はHまたは炭素原子1〜8個のアルキル基もしくはOH
,炭素原子4個以下のアルコキシル基かアミン基を置換
基として有する置換アルキル基)で表わされるN−置換
アクリルアミドモノマーから主として成る不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物。 2、 N−置換アクリルアミドモノマーの量が不飽和
ポリエステル中に含まれる不飽和結合に対し0.2〜1
0モル当量である特許請求の範囲第1項記載の組成物。 6、不飽和ポリエステルの分子量が1000〜5000
の範囲にある特許請求の範囲第1項記載の組成物。 4、不飽和ポリエステルが、炭素原子が1〜10個の脂
肪族不飽和多塩基酸が酸成分の20〜80モルチ、炭素
原子が4〜18個の脂肪族飽和多塩基−が酸成分の80
モルチ以下の効果的量および炭素原子が4〜12個の直
鎖多価アルコールが酸成分の1割増のモル比から主とし
て成る系を重縮合して製瀝される特許請求の範囲第1項
記載の組成物。 5、一般式 %式% (ここで、R1はHまたはCH3; R2は炭素原子1
〜4個のアルキル基)で表わされるビニルモノマーを、
全モノマー量の30重量部以下の効果的量で含有する特
許請求の範囲第1項記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9325183A JPS59217717A (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物から成るプロテクトフィルム用粘着剤又はプロテクト用粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9325183A JPS59217717A (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物から成るプロテクトフィルム用粘着剤又はプロテクト用粘着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59217717A true JPS59217717A (ja) | 1984-12-07 |
JPH025767B2 JPH025767B2 (ja) | 1990-02-05 |
Family
ID=14077283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9325183A Granted JPS59217717A (ja) | 1983-05-26 | 1983-05-26 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物から成るプロテクトフィルム用粘着剤又はプロテクト用粘着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59217717A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50113304A (ja) * | 1974-02-20 | 1975-09-05 | ||
JPS515390A (ja) * | 1974-07-02 | 1976-01-17 | Dainippon Ink & Chemicals | Funtaitorikoyojushino seizoho |
JPS5150391A (ja) * | 1974-08-28 | 1976-05-01 | Basf Ag |
-
1983
- 1983-05-26 JP JP9325183A patent/JPS59217717A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50113304A (ja) * | 1974-02-20 | 1975-09-05 | ||
JPS515390A (ja) * | 1974-07-02 | 1976-01-17 | Dainippon Ink & Chemicals | Funtaitorikoyojushino seizoho |
JPS5150391A (ja) * | 1974-08-28 | 1976-05-01 | Basf Ag |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH025767B2 (ja) | 1990-02-05 |
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