JPS59216822A - 被膜形成外用製剤 - Google Patents

被膜形成外用製剤

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JPS59216822A
JPS59216822A JP58092926A JP9292683A JPS59216822A JP S59216822 A JPS59216822 A JP S59216822A JP 58092926 A JP58092926 A JP 58092926A JP 9292683 A JP9292683 A JP 9292683A JP S59216822 A JPS59216822 A JP S59216822A
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岩本 富幸
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Yoshihiro Noda
野田 義寛
Shigeki Suzuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■1発明の背景 〔技術分野〕 本発明は、有効成分としてインドメタシン等の薬理活性
物質を含有する外用製剤に関L7、特に皮膚に塗布して
乾燥した後に可撓性被膜を形成し、薬物を持続的に放出
する外用製剤に関するものである。
〔先行技術およびその問題点〕
従来、皮膚疾患等の治療に用いられる薬理活性物質とし
て、インドメタシン、イブプロフェン等の非ステロイド
類やプレドニゾロン、フルオロメツロン等のステロイド
性抗炎症薬等が知られている。また、近年整形外科領域
においてリウマチ。
関節炎、変形性関節症、肩関節周囲炎、筋肉痛の J 
− 治療を目的とするインドメタシンの外用軟膏剤が開発さ
れており、さらに液剤、硬膏剤等数種の外用製剤が検討
されている。これら従来の軟膏剤及び液剤は、ともに皮
膚に適用したときに衣服等との接触により患部から容易
に剥離し、必要量の薬物が充分に利用されないことがあ
った。また、多くの感圧性絆創膏に用いられる硬膏剤は
、抗炎症性外用製剤が特に繁用される部位、すなわち肘
膝などの屈伸部ではけがれを生じたり、突つ張シの感じ
を使用者に与えたり、粘着剤特有の苦痛を患者に与える
ことがあった。また、液剤では充分な薬効を発現させる
為に多量の製剤を適用する必要があり、この場合患部か
ら液剤が流れて落ちてしまうことがあった。
■1発明の目的 この発明の目的は上記問題点に鑑み、皮膚に塗布し、乾
燥した後に可撓性被膜を形成することによシ、薬効を長
期に亘り有効に維持し、かつ衣服等との接触によシ容易
に剥離しない被膜形成外用製剤を提供することにある。
 4− デ外用製剤を提供することにある。
上記目的に清う本発明の構成は次の成分(a)、ω)お
よび(c)と、薬理活性物質およびその溶剤とを含有し
、乾燥後に可撓性被膜を形成することを特徴とする被膜
形成外用製剤である。
(a)2重量%水溶液のときの粘度が10センチポアズ
(cP)以下であるセルロース系樹脂1重量部に対し、
2重量%水溶液のときの粘度が3500cP以上のセル
ロース系樹脂を0,07〜101掃部の比として配合し
てなる被膜形成樹脂100重1部。
(b)、可塑剤5〜1500重量部。
(C)低級アルコール400〜8000重量部および水
40〜5000重量部。
薬理活性物質としてはインドメタシン等の抗炎症剤があ
シ、その含有量は5〜200重量部であることが好まし
い。上記薬理活性物質の溶剤としてはたとえばクロタミ
トンがあシ、その含有量は5〜500重量部が好ましい
セルロース系樹脂としては、その内部に可塑化し得る官
能基を有するものがよく、たとえばヒドロキシプロピル
セルロースやヒドロキシプロピルメチルセルロースが挙
げられる。
可塑剤としてはエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブタンジオール、平均分子i2o。
〜20,000のポリエチレングリコールからなる群か
ら選択された1種または2種以上のグリコールが好まし
い。
さらに被膜形成助剤としてt−メントール、dt−メン
トール、ハツカ油からなる群から選択された1種または
2種以上を配合することにより、被膜の皮膚上への固着
をよシ長時間に亘り維持することができるとともに薬効
を増加させ、さらに使用感を良好にすることができる。
■0発明の詳細な説明 従来、薬効を長期に亘シ維持する為に、皮膚に塗布し、
乾燥した後に可撓性被膜を形成し、衣服等との接触によ
り容易に剥離しない外用製剤を得ることは困難視されて
いた。本発明者等は、鋭意研究の結果、薬理活性物質及
びその溶剤に対し特定の被膜形成樹脂、可塑剤等を特定
の割合で配合させることにより、上記目的を達成するこ
とができること、さらに被膜形成助剤としてたとえばt
−メントール、 dt−メントール、ハツカ油を単独で
又は混合して配合することにより、被膜を長時間に亘9
維持できることを見出した。
薬理活性物質としては、インドメタシン、イブプロフェ
ン、フルルビプロフェン等の非ステロイド類、またプレ
ドニゾロン、トリアムシノロン。
フルオロメソロン、テキサメサゾン、ジフロラゾンジア
セテート等のステロイド類、サリチル酸メチル、サリチ
ル酸グリコレート、ハイドロコーチゾ/等の消炎剤が挙
げられ、その含有量は5〜200重量部が好ましい。
上記薬理活性物質の溶剤としてはクロタミトンや非イオ
ン性界面活性剤等があり、インドメタシンの溶媒として
はクロタミトンが好ましい。クロタミトンは従来、鎮痒
作用のある薬効成分として外用製剤に用いられているが
、近年コルチコステロイド等の難溶性薬物の可溶化剤と
しても用いられている。本発明のクロタミトン量は5〜
500重量部が好ましい。これ以下であるとインドメタ
シンが紗時的に析出してしまい、またこれ以上であると
皮膚上に形成された膜にべ向つきを生じ、使用上好まし
くない。
本発明で使用される被膜形成樹脂は2重量%水溶液のと
きの粘度が10cP以下であるセルロース系樹脂1重量
部に対し、2重量%水溶液のときの粘度が3500cP
以上のセルロース系樹脂を0.07〜10重量部の比と
して配合してなり、その総樹脂量は100重量部である
。尚、上記粘度はいずれも25℃において測定した時の
値である。
上記粘度範囲外のセルロース系樹脂を使用すると、乾燥
稜の被膜が充分に形成されなかったシ、粘性が低すぎて
皮膚に塗着しにくい等の欠点がある。
2重量%水溶液のときの粘度が10cP以下であるセル
ロース系樹脂としては例えばヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、フタル酸
ヒドロキシプロピルメチルセルロース等があり、本発明
で皮膚への密着性を増す為に用いられる。
このよう々セルロース系樹脂は皮膚に対し密着性を有す
るとともに塗布後に被膜形成作用を有し、その内部に可
塑化し得る官能基を有する事が条件である。
2重量%水溶液のときの粘度が3500cP以上のセル
ロース系樹脂としては例えばヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等があり、
本発明においては製剤の半固型性を保ち、皮膚に一定量
の製剤を固着させる作用を有する。その範囲は前記2重
量%水溶液のときの粘度が10cP以下のセルロース系
樹脂1重量部に対し、0.07〜10重量部、好ましく
は1.4〜8重量部の比とする。0.07重量部未満で
あると半固型性を有さす、液状のま1てあり10重量部
を越えると物理的に溶解が不可能となり好ましくない。
被膜形成樹脂の総樹脂量は100重量部とする。
本発明において可塑剤は皮膚上に固着している被膜に対
し皮膚と同程度の可撓性を与えるものであリ、上記の被
膜形成樹脂と融和する多価アルコール系のグリコール、
例えばエチレングリコール。
プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール。
ヘキサントリオールまたは平均分子量が200〜200
00のポリエチレングリコール等から選択された1種ま
たは2種以上がその例として挙げられ、総可塑剤量は5
〜1500重量部が好ましく、さらに好ましくは7.5
〜1000重量部である。この範囲よシ少量であると可
撓性が低く、薬理活性物質の皮膚への移行性の点で劣シ
、またこの範囲よシも多量であると形成された被膜が皮
膚上に固着しに<<、こすシとられたシし易い。これら
を均一に溶解する溶剤としてはC1〜C3の低級アルコ
ール及び水が好ましく、低級アルコールとしては特にエ
タノールが好ましい。また低級アルコールは外用製剤全
体の組成に対し400〜8000重量部が好ましく、そ
の量が400重量部未満であると、インドメタシンが経
時的に析出する為にその必要量が失なわれ易く、800
0重量部以上であると、製剤の粘性が極端に低くなシ塗
布時に皮膚患部上に保持されない等の不都合がある。添
加される水は被膜形成樹脂の溶解性を高めるものであり
、そのl゛は40〜5000重量部が好ましい。
本発明において被膜形成助剤としてはt−メントール、
dt−メントール、ノ・ツカ油等がアシ、これらを単独
で又は2種以上の混合物として用いることができる。そ
の量は1〜350重量部が好ましい。
従来、t−メントール、dt−メントールまたはハツカ
油尋は局所刺激、清涼菓として医薬品、化粧品等に用い
られている。本発明者らはこれらの局所刺激剤を前記被
膜形成樹脂と組み合わせることによシ皮膚上に固着され
た被膜をよシ長時間に亘シ維持することができるという
驚くべき事実を見出した。さらに、これらの被膜形成助
剤がインドメタシン等の抗炎症剤を溶解させる作用を有
するとともに被膜の形成を容易にするという事実を見出
した。また、これらの被膜形成助剤は、それ  □らが
本来有する作用、すなわち皮膚の局所の冷感点を刺激し
てその血流量を増加させ、炎症性産物を除去することに
よシ炎症、疼痛を緩和させ、また塗布時に清涼感がある
という効果も有するものである。
■1発明の具体的作用効果 以上述べたようにこの発明は次の成分(a) 、 (b
)および(c)と、薬理活性物質およびその溶剤とを含
有し、乾燥後に可撓性被膜を形成することを特徴とする
被膜形成外用製剤である。
(a)2重量多水溶液のときの粘度が10cP以下であ
るセルロース系樹脂1重量部に対し、2重量饅水溶液の
ときの粘度が3500cP以上のセルロース糸樹脂を0
.07〜10重量部の比として配合してなる被膜形成樹
脂100重量部。
(b)可塑剤5〜1500重量部。
(、)低級アルコール400〜8000重量部および水
40〜5000重量部。
従って上記の様に構成したことにより、その使用に際し
ては軟膏状の本発明に係る外用製剤を皮膚に塗布後、1
〜5分という短時間で乾燥し、患部が肘、膝等の特に屈
曲しやすい部位である場合においても12〜24時間以
上の長時間に亘り皮膚上に密着する可撓性被膜が形成さ
れ、薬効が長期に亘り有効に維持されるとともに、衣服
等との接触により容易に剥離しない外用製剤が提供され
る。
さらに被膜形成助剤としてt−メントール、dt−メン
トール、ハツカ油からなる群から選択された1種または
2種以上を配合することにより、形成された被膜を皮膚
上に長時間に亘シ固着させることができ、また薬効を高
めるとともに塗布時に清涼感のある外用製剤が提供され
る。
また、被膜形成樹脂のセルロース系樹脂をヒドロキシプ
ロピルセルロース又はヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースとすることにより皮膚への密着性を高めることがで
きる。
さらに、可塑剤をエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ブタンジオールまたは平均分子i:200〜2
0000のポリエチレングリコールからなる群から選択
された1種または2種以上とすることにより、形成され
た被膜に対し皮膚と同程度の可撓性を与えることができ
る。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 1、インドメタシン           1.5t2
、クロタミトン          4.Of5、プロ
ピレングリコール        6.Of6、エタノ
ール        60.(17、精製水     
     22.5f全量ioo、orとする 製法 インドメタシン1.5fをクロタミトン、プロピレング
リコールおよびエタノールの混合液中に入れ、60℃ま
で加温して溶解し、アルコール相とする。
水20Fを60℃に加温し、ヒドロキシプロピルセルロ
ースを入れ、樹脂を分散し、60℃に保ち水相とする。
水相ヘアルコール相を一気に注ぎ込み、よく攪拌しなが
ら溶解し全量を水で1002とした後、室温まで冷却し
て製する。
このようにして得られた製剤は黄色の透明なゲル状を呈
した。
このゲルを水牛角板(代用皮膚)に塗布したところ、5
分後に指でこすシとれない被膜が形成された。又、約1
fを25〜45歳の男子10名の肘に塗布したところ、
異和感のない膜となり、日常生活において伺らはかれ落
ちたシすること7!z(,12時間以上に亘り皮膚上に
固着していた。
この製剤の試験結果は第1表にてカラゲニン足浮腫抑制
率を、第2表にて鎮痛効果を、第3表にて皮膚上への固
着時間を、図面にて薬理活性物質の放出持続性を夫々示
す。
実施例2 1、インドメタシン            1.Of
2、クロタミトン           2.Of5.
1.3−ブタンジオール      2.Of6、ポリ
エチレングリコール400    3.Of7、ジイソ
プロパツールアミン     0.33f8、エタノー
ル           60.Of9、精製水   
      26.67f全量100.Ofとする 製法 インドメタシン1.Ofをクロタミトン、1,3−ブタ
ンジオール、ポリエチレングリコール400およびエタ
ノールの混合液に入れ、60℃まで加温して溶解し、ア
ルコール相とする。水209を60℃まで加温L、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースおよびヒドロキシプロ
ピルセルロースを入れて分散し、水相とする。水相ヘア
ルコール相を一気に注ぎ込み、よく攪拌しながら溶解し
、ジイソプロパツールアミンを添加した後、水で全量1
00tとし、室温まで冷却して実施例1と同様の作用を
有する製剤を得た。この製剤の試験結果は第1表ないし
第3表及び図面に示す。
実施例3 実施例1において、さらにt−メントールを0.52添
加し、前記実施例と同様のゲル状製剤を得た。この製剤
は実施例1と同様の被膜が形成されるとともに24時間
以上に亘シ皮膚上に固着していた。さらに、実施例1に
比し、被験者全員がt−メントールの添加効果による清
涼感を優れていると解答した。この製剤の試験結果は第
1表ないし第3表及び図面に示す。
実施例4 実施例2において、さらにハツカ油を0.5f添加し、
前記実施例と同様のゲル状製剤を得た。この製剤も24
時間以上に亘シ皮膚上に固着するとともに1実施例3と
同様の清涼感が使用時に得られた。
さらに比較例として、本発明に係る被膜形成樹脂の成分
である2N量チ水溶液のときの粘度が1゜cP以下のセ
ルロース系樹脂を含まない組成物を調製した。この製剤
の試験結果は第1表ないし第3表及び図面に示す。
比較例 1.インドメタシン        1.0?2、クロ
タミトン        2.024.1.3−ブタン
ジオール     2.015、ポリエチレングリコー
ル400  3.Of6、ジイソプロパツールアミン 
 0.33f7、エタノール      60.(18
、精製水       29.67f全量1oo、or
とする 製法 インドメタシン1.02をクロタミトン、1,3−ブタ
ンジオール、ポリエチレングリコール400およびエタ
ノールの混合液に入れ、60℃まで加温して溶解し、ア
ルコール相とする。水2(lを60℃まで加温し、ヒド
ロキシプロビルセルロースヲ入れて分散(〜、水相とす
る。
水相ヘアルコール相を一気に混ぜ込み、よく攪拌しなが
ら溶解し、ジイソプロパツールアミンを添加した後、水
で全量1002とし、室温壕で冷却して製剤を得た。
実施例1乃至4及び比較例の夫々につきカラゲニン足浮
腫抑制率を測定した。その結果を下記の第1表に示す。
表中の測定方法: 体重130〜140 fのウィスター(Wistar)
系雄性ラットを1群10匹とし、左後肢足蹴に起炎物質
として1q6カラゲニンを0.05 ml皮下注射し直
後に実施例1乃至4及び比較例の外用製剤を100■塗
布した。対照群には基剤のみを塗布し同様に操作し、カ
ラゲニン注射後3時間後及び5時間後の浮腫重量を測定
してその抑制率を算出した。
結果: 本発明の製剤は優れた浮腫抑制効果を示し、また、実施
例3及び4においてはさらに抑制効果が高いことが判明
した。
次に、実施例1乃至4及び比較例の夫々につき鎮痛効果
を測定した。その結果を下記の第2表に示す。
表中の測定方法: ランドール・セリット(Randaztand 5ez
itto)法に従い、体重160〜1802のウイヌタ
ー系ラットを一群10匹とし、その右後肢足岨に起炎物
質として5%イースト懸濁液を0.1rnl注射し、そ
の直後に実施例1乃至4及び比較例の外用製剤を100
q塗布した。対照群には基剤のみを塗布し、同様に操作
し、2時間後と4時間後に正補試験器(ウコ・バジレ社
製)によシラットの前記塗布部を押圧し、反応を示した
ときの該試験器の目盛を読むことによシ、疼痛域値を測
定した。
結果: 本発明の製剤は優れた鎮痛効果を示し、また、実施例3
及び4においてはさらに鎮痛効果が高いことが判明した
次に、実施例1乃至4および比較例の夫々につき形成さ
れた被膜の皮膚上への固着時間(平均)を測定した。そ
の結果を下記第3表に示す。
第  3  表 表中の測定方法: 実施例1乃至4の製剤を夫々約1125〜45歳の男子
10名の刑′に塗布し、日常生活において僅かでも消失
が認められるまでの時間を測定した。
結果: 実施例3及び4においてはより長時間に亘り核膜が固着
することがわかった。
次に、実施例1乃至4および比較例の夫々につのテスト
は各製剤を軟膏放出シミュレーター(ザル) IJウス
社製)を用いて時間ごとのインドメタシンの放出量を泪
1」足したものである。
尚、この測定に際しては酢酸セルロース(セロファン)
膜とラウリルアルコールを含浸させたメンブランフィル
タ−の二重膜を代用皮膚層として用い、該皮膚膜を製剤
上に置き、さらに該皮膚膜上に1)H6,0の0.01
 M IJン酸緩衝液を流し、該緩衝液中に放出される
インドメタシンを定量した。この結果、本発明の製剤が
従来の製剤に比し、薬理活性物質の放出持続性が高いこ
とが明らかである。
【図面の簡単な説明】
において横軸は製剤を塗布後の経過時間を示し、縦軸は
放出量を示す。 (1)は実施例1、(2)は実施例2、(3)は実施例
3、(4)は実施例4、(5)は比較例を塗布した場合
の結果を示す。 特許出願人 テルモ株式会社

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の成分(a) 、 (b)および(、)と、薬
    理活性物質お(a)2重量%水溶液のときの粘度が10
     cP以下であるセルロース系樹脂1重量部に対し、2
    重量%水溶液のときの粘度が3500 cP以上のセル
    ロース系樹脂を0.07〜10重量部の比として配合し
    てなる被膜形成樹脂100重量部。 (b)  可塑剤5〜1500重量部。 (c)  低級アルコール400〜5ooo重量部およ
    び水40〜5000重量部。
  2. (2)薬理活性物質がインドメタシンであり、その含有
    量が5〜200重量部である特許請求の範囲第1項記載
    の被膜形成外用製剤。
  3. (3)溶剤がクロタミトンであり、その含有量が5〜5
    00重量部である特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の被膜形成外用製剤。
  4. (4) セルI:l−ス系m脂ybiヒドロキシプロビ
    ルセルロースマタハヒドロキシプロビルメチルセルロー
    スである特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか
    の項に記載の被膜形成外用製剤。
  5. (5)可塑剤がエチレングリコール、プロピレングリ・
    −・・、ブ〆づオー−または平均分子量200〜20,
    000のポリエチレングリコールからなる群から選択さ
    れた1種または2種以上である特許請求の範囲第1項な
    いし第4項のいずれかの項に記載の被膜形成外用製剤。
  6. (6)次の成分(a) 、 (b) 、 (c)および
    (d)と条理活性物質およびその溶剤とを含有し、乾燥
    fK可撓性被膜を形成することを特徴とする被膜形成外
    用製剤。 (a)2重量%水溶液のときの粘度が10cP以下であ
    るセルロース系樹脂1重量部に対し、2重i:%水溶液
    のときの粘度が3500cP以上のセ合してなる波膜形
    成樹脂100重量部。 (b)  可塑剤5〜1500重量部。 (c)低級アルコール400〜8000重量部及び水4
    0〜5000重量部。 (d)  L−メントール、 dt−メントール、ハツ
    カ油からなる群から選択された1種または2種以上の被
    膜形成助剤1〜350重量部。
  7. (7)薬理活性物質がインドメタシンであり、その含有
    量が5〜200重量部である特許請求の範囲第6項記載
    の被膜形成外用製剤。
  8. (8)溶剤がクロタミトンであり、その含有量が5〜5
    00重量部である特許請求の範囲第6項または第7項記
    載の被膜形成外用製剤。
  9. (9)セルロース系81 脂カヒドロキシブロビルセル
    ロースマタハヒドロキシプロビルメチルセルロースであ
    る特許請求の範囲第6項ないし第8項のいずれかの項に
    記載の被膜形成外用製剤。 <11可塑剤がエチレングリコール、プロピレングリコ
    ール、ブメツオールまたは平均分子量200〜20,0
    00のポリエチレングリコールからガる群から選択され
    た1種または2種以上である特許請求の範囲第6項力い
    し第9項のいずれかの項に記載の被膜形成外用製剤。
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