JPS5921413B2 - 建築用板材 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐火性、断熱性並びに防水性、耐水性２具えた
建築用板材に関するものである。

従来力・ら建築用板材として耐火性や断熱性或は防水性
、耐水性？具備したものは種々知られており、また、実
用にも供されているが、難点のあるものが多い。

即ち、例えば、耐火性や断熱性に主眼をおいて作られた
ものは重量が大きくなりがちで、取扱いが容易でなく、
また防水性、耐水性に主眼ビおいて作られたものにあっ
ては、断熱性に問題のあるものが多い上にその取附部分
や継ぎ目部分の防水性や耐水性に難のあるものがあって
、これらは家屋等の施工時或は施工後に屡々問題乞起し
ている。

本発明は上述のような従来の建築用板材の難点に鑑み、
耐火性、断熱性を具備し乍らも比較的軽量で取扱い易く
、また、継ぎ目部分の防水性についても従来のような難
点のない建築用板材乞提供することｔ目的としてなされ
たもので、その構成は、適宜の弾性７有する複数の独立
発泡体力・ら成り、該発泡体ビ溶着積層すると共に裏面
に適宜の空隙部’ｙｒ形成した断熱層の表面にガラスや
アスベスト等の無機質材力・ら成る耐火層を一体に設け
て本体を構成し、該本体の少なくとも両側に接合用の適
宜の段部又は保合部を形成したこと乞特徴とするもので
ある。

次に本発明の実施例を図に拠り説明する。

１は軟質合成樹脂の独立発泡体力・ら成る断熱層、２は
該断熱層１ビ成形する際にその裏面に形成しｔ、ニーＷ
部、３はガラス繊維、アスベスト等の不然性無機質材
を織成して適宜矩形平板状に形成し、前記断熱層１０表
面に熱融着等により積層した耐火層で、前記断熱層１は
１層で形成せずに、厚さ又は発泡倍率の異った複数枚の
独立発泡板１１゜１２．１３を溶着積層して形成してあ
り、このため、各発泡板の溶着積層部ａが固い層となっ
て本体そのものの強度が同上し、また更に、発泡板１１
に低発泡のものを用いれば耐火効果２回上させることも
できる。

また、空隙部２は断熱層１とは別の部材で形成したもの
ビ断熱層１の裏面に貼着して形成してもよく、空隙部２
の形状も図示のものに限られず、断熱層１の裏面に空気
を保持できる空隙馨確保し得るものであればよい。

更に前記空隙部２の凹面にアルミ蒸着を施したりアルミ
箱を貼着すれば、輻射熱ビ反射するので断熱効果が向上
し、一方、空隙部２０表面に合成樹脂等を塗着したり吹
付けたりして不透水層を設ければ、耐水性は勿論強度も
同上する。

４．４′は前記本体の幅方向両側に形成した等大の接合
用の段部で、段部４は本体の裏面に、また段部４′は同
じく表面にそれぞれ形成して、本発明建築用板材ビ構成
する。

而して、上記本発明建築用板材ビ用いて建築等の施工を
行なう場合は、その施工に際して、前記建築用板材の壁
面等に止着すべき部分に円形の取附孔５を設け、該取附
孔５に、それに嵌合するカップ状で上縁に耐火層３に係
止用の鍔７を形成した金属製等の取附用部材６乞嵌合し
て、前記建築用板材を貼着すべき壁面Ｆ等に当てがい、
取附用部材６の底板８カ・ら釘９等の固着具により前記
壁面等に装着し、施工を終るのであるが、前記建築用板
材に設ける取附孔５は通常施工現場でその状態に合わせ
て設けろものとし、また、釘９等の固着具の打込みに際
しては接着剤等を介在させて防水性を考慮し、必要に応
じては、取附孔５に嵌合した取附用部材６の中に、断熱
材、止水材等の充填材１０を充填するものとする。

而して、本発明板材は、それを装着した際表面に露出す
る耐火層を無機質材で形成し、その裏面に独立発泡体力
・ら成る断熱層を形成した力・ら、耐火、断熱層を有す
る板材を比較的軽量に作製することができるので、取扱
いが容易であり、提だ断熱層の裏面には空隙部を形成し
た力・ら、施工後壁面Ｆとの間に空気が存在して断熱効
果が向上するは力・りでなく前記壁面Ｆに結露するよう
なことがあっても、その水ビ下方へ案内でき、然も本体
の接合部を段部に形成して接合された際の防水性を考慮
した力・ら、従来のこの種板材に比べ本体の断熱機能、
防水機能を損なうことなく容易に施工できるのみならず
、七の継ぎ目部分の防水機能も充分確保することができ
る。

尚、本発明板材を壁面等に施工後、取附用部材６により
形成される凹部に断熱材を充填する必要がある場合は、
取附孔５の打抜き時に得られる濤状体を充填するように
すれば好都合である。

本発明は上述の通りであって、耐火性、断熱性で然も防
水性の建築用板材乞簡単な構造で形成し、その施工に際
しては前記の諸性能が損なわれないように工夫を施した
力・ら、建築用板材、殊に壁材として極めて有用であり
、箇だ、コンクリート建造物の結露のおそれのある面に
貼着する板材としても有用である。

更に、その施工に際しては、その取附用部材が本体の厚
さと同等の高さ乞有し本体を設けた取附孔に嵌合するカ
ップ状で上縁に係止用の鍔乞形成して構成され、これ乞
取附孔に嵌合してその底板から釘等の固着具を打込なよ
うにしだ力・ら、固着具に比較約定の短力・いものビ用
いることができる利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明建築用板材の一例の一部切截斜視図、第
２図は施工方法の一例を示す要部の断面図である。 １・・・・・・断熱層、２・・・・・・空隙部、３・・
・・・・耐火層、４．４′・・・・・・段部、５・・・
・・・取附孔、６・・・・・・取附用部材、ｌ・・・・
・・鍔、８・・・・・・底板、９・・・・・・釘、１０
・・・・・・充填材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 適宜の弾性を有する複数の独立発泡体力・ら成り、
   該発泡体を溶着積層すると共に裏面に適宜の空隙部を形
   成した断熱層の表面にガラスやアスベスト等の無機質材
   力・ら成る耐火層を一体に設けて本体ン構成し、該本体
   の少なくとも両側に接合用の適宜の段部又は保合部を形
   成したこと７ａｌｌ−特徴とする建築用板材。