JPS59202231A - 透明コ−テイングフイルムの製造方法 - Google Patents

透明コ−テイングフイルムの製造方法

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JPS59202231A
JPS59202231A JP7619683A JP7619683A JPS59202231A JP S59202231 A JPS59202231 A JP S59202231A JP 7619683 A JP7619683 A JP 7619683A JP 7619683 A JP7619683 A JP 7619683A JP S59202231 A JPS59202231 A JP S59202231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
solvent
coating
prepolymer
good
Prior art date
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Pending
Application number
JP7619683A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Suzuki
節夫 鈴木
Nobutaka Takasu
高須 信孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP7619683A priority Critical patent/JPS59202231A/ja
Publication of JPS59202231A publication Critical patent/JPS59202231A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエーテルスルフォン(以下PESと略す)
またはポリスルフォン(以下Psと略す)フィルム上の
少くとも片面にコーティング層を設ケだ透明コーティン
グフィルムの製造法に関するものでアシ、詳しくはPE
SおよびPSフィルムの欠点を改良したコーディングフ
ィルムの製造法に係るものである。PESおよびPSフ
ィルムはその耐熱性が高く評価され、各種用途に用いら
れ始めている。然しなから以下に述べるような重大欠点
を有しているため、その用途が脈ボされていることも事
実である。
即ち (1)耐舒剤性が極めて悪く溶剤操作が出来ない。
(2)水蒸気透過性が大きく、nJ”l湿性能が要求さ
れる用途への使用が不可能に近い。
(3)耐牟耗性が不充分である。
等である。
従来、種々のフィルムのかかる欠点を除去する方法とし
て各種樹脂によるコーティング法が提案されているが、
PESフィルムおよびPSフィルムは耐溶剤性が悪いた
め塗布に際して、吸収した溶剤によシフィルムが劣化し
てしまい良好な結果は得られていない。また一般にはエ
ポキシ4’A脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、架橋
型アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂がコーティング材料と
して用いられているため、硬化に長時間を要す上に、薄
膜・コートの場合硬化剤、架橋剤等の飛散のために樹脂
が未硬化状態になってしまうという不都合さもあシ薄膜
化にも限界がある。一方これらの欠点を解消する方法と
して、紫外線、電子線等の放射線硬化樹脂系が提案され
ているが、これとて塗布における問題は前記樹脂と同じ
であり、希釈上ツマ−によってフィルムが劣化してしま
うという現象が生じる上に、更に薄膜化した場合酸素禁
止効果による重合阻害が生じるといった新しい問題も生
じてしまう。本発明者らは放射線硬化系樹脂によるコー
ティング法でのPESおよびPSの透明コーティングフ
ィルムの奴造法について鋭意研究を重ね、本願発明に到
達した。即ちPESおよびPSフィルムの少くとも片面
に本発明の重要な構成要件である特定の塗液金コーティ
ングし、乾燥によシ室温状態でタンクフリーの透明なコ
ート膜を形成した後、放射線を該塗膜に照射してこれを
硬化せしめて透明コーテイング膜を形成する方法を見い
出したものであるこの方法によれば上記の問題点はこと
ごとく解消され、優れた性質のPESおよびPSコート
フィルムが得られる。
以下に本発明の詳細につき述べる。
本発明に用いられるPESフィルムおよびPSフィルム
は常法(押出機法、カレダー法等)により得られたフィ
ルムであればすべて使用可能であるが、該フィルムの厚
みは特に限定はしないが、好ましくは20〜100μの
ものが良い。壕だ本発明達成のために用いる塗液は、増
感剤を添加した、エポキシアクリレートプレポリマーお
よび/またはウレタンアクリレートプレポリマーの溶液
が用いられるが、該プレポリマーの融点は50℃以上の
ものが好ましい。この理由としては50℃以上の融点を
有している場合、溶剤を除去した際良好な、室温でタッ
クフリーの膜を形成する能力があるため急速に溶剤を除
去しても均一な膜を形成出来るため、ピンホール、ハジ
キ等が生じ難いことと、乾燥した・ものを一旦ロール状
に巻き取ることが出来ること、PES及びPSが液状物
に長時間晒されることが無くなるため支持フィルムの劣
化が少ないといった理由による。葦だ該溶液に密着性を
改良するためにビニルシラン等のカップリング剤を添加
することも効果のある方法である。また該塗液作成のた
めの7′d剤の選定も支持フィルムの劣化防止の観点か
ら本発明の重要な構成要件である。即ち該支持フィルム
に対して良溶媒である溶剤と貧溶媒である浴剤の混合溶
媒であシ、且つプレポリマーに対しては該混合溶媒が良
溶媒であることが不可欠であり、良溶媒の量が貧溶媒の
それよシ少ないことが好ましい。特に好ましくは良溶媒
と貧溶媒の混合比率が30/70〜15/85であシ、
良溶媒がこれよシ多い場合は支持フィルムの塗布工程で
の劣化が問題となシ、これより多い場合は支持フィルム
と塗膜の密着性が低下してし1う。エポキシアクリレー
トプレポリマーおよびウレタンアクリレートプレポリマ
ーに対し良溶媒であシ、且つPSフィルムに対しても良
溶媒であるものとしては、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジメチルホルムアミド、セロソルブアセテート、カ
ルピトールアセテート等があげられる。一方該プレボリ
マーに対し良溶媒であり、且つPSフィルムに対しては
貧溶媒であるものとしては、セロソルブ、カルピトール
等があげられる。また該プレポリマーに対し良溶媒であ
り、且つPESフィルムに対しても貧溶媒であるものと
してはアセトン、メチルエチルケトン、ジメチルホルム
アミド、セロソルブアセテート、カルピトールアセテー
ト等があげられ、一方該プレボリマーに対しては良溶媒
であり、且つPESフィルムに対しては貧溶媒であるも
のとしてハ、ベンゼン、キシレン、セロソルブ、カルピ
トール、酢酸ブチル等があげられる。更に該プレポリマ
ーと混合溶媒の量的関係は所望する塗膜の厚みによシ適
宜調整可能である。好t L < 0.1〜10μmで
あり、これよシ厚い場合は最終的に得られるフィルムの
可撓性に問題が生じる場合が有る。塗布方法としてはデ
ィップ法、バーコーター法、ロールコータ−法、スプレ
ィ法、カーテンコーター法等の通常の塗布方法が用いら
れるが、可及的速かに塗布後溶剤を乾燥除去することが
好ましい。
かくしてPESフィルムまたはPSフィルムの少くとも
片面に均一に@脂塗膜が形成されたフィルムが得られる
が、この塗膜は室温状態で完全にタックフリーであシ、
非常に取扱いの便利なものである。
次いで該塗膜面に放射線(一般には紫外線)を照射し完
全硬化せしめる。この場合乾燥塗層への照射であシ、固
体状態での照射硬化であシ、極端に薄い塗膜であっても
増感剤の飛散、酸紫禁止効果の懸念は全くない。かくし
て得られたPESまたはPSの透明コーテイング膜はコ
ーティングを施こさない膜に比較して耐摩耗性、表面の
耐溶剤性、耐湿性が大巾に改良されたフィルムであシ、
更に加西て透明性、可撓性、塗膜密着性、均一塗膜性、
耐熱性に優れた工業的利用価値の高いフィルムであった
以下に実施例につき述べる。
実施例1 分子量約1.540、融点70℃のエポキシアクリレー
トプレポリマー100重量部、酢酸ブチル400重量部
、セロソルブアでテート100重tt部、ベンゾインエ
チルエーテル2重重部を50℃にて攪拌、溶解して均一
な溶液とし/ヒ。この溶液’175μm厚のポリエーテ
ルサルフォンフィルムニティノグ法によシ両面に塗布し
、80℃で10分間加熱して溶媒を除去したところ、室
温においてはタックフリーなコーテイング膜が均一に形
成された。
このコーテイング膜に80 W/cmの高圧水銀灯によ
り15cmの距離で30秒間紫外1に!jlを照射し、
樹脂層を硬化せしめた。このコーティングフィルムの特
性を第1表に記す。
実施例2 インシアネート成分としてインホロンジイソシアネート
、ポリオール成分としてL6−ヘキサンジオール、アク
リル成分としてアクリル酸を反応させて得られたウレタ
ンアクリレートプレポリマー(分子量約2.500、融
点50℃)40重賦部、実施例1で用いたエポキシアク
リレ−トプレボリマー60重量部、ブチルカルピトール
400m1t部、カルピトールアセテ−)100重量部
、ベンゾインエチルエーテル2重量部を50℃にて攪拌
、溶解して均一な溶液とした。この溶液を75μm厚の
ポリサル7オンフイルムにディップ法により両面に塗布
した後、100℃で5分間加熱して溶媒を除去した。こ
うして得られた塗膜は室温においてはタックフリーであ
わ、均一なM厚のものであった。このコーティングフィ
ルムを実施例1と同様な条件で硬化させた。得られたフ
ィルムの特性を第1表に記す。
比較例1 分子量約610、融点20℃のエポキシアクリレート4
0重t1:部、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト50重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1
0重量部、酢酸ブチル150重量部、セロソルブアセテ
−) 30 重’4部、ベンゾインエチルエーテル2重
重部を室温で攪拌、溶解して均一な溶液とした。この溶
液を75μm厚のポリエーテルザルフオンフィルムにデ
ィラグ法ニより両面に塗布し、80℃、10分間加熱し
て溶剤を除去した。得られたコーティングフィルムは極
めてべたつくため取扱いが困難であるうえに、コーティ
ング厚みも不均一でアシ、更にピンホールの発生も認め
られた。このコーティングフィルムを実施例1と同様な
条件で硬化させた後のフィルムの特性を第1表に記す。
比較例2 実施例1において、溶剤系缶i[酸ブチル200重量部
、セロソルブアセテート300重量部に変えた以外は、
実施例1と同様な操作を行なった。
塗布、乾燥後に、フィルムには無数のクラックが認めら
れ、張力を加えると裂けてしまった。紫外線硬化後のフ
ィルム特性を揶1表に記す。
比較例3 実施例1において溶剤として酢酸ブチル500重量部を
単独で用いた以外は実施例1と同様な操作を繰シ返した
。コーティングフィルムの外&4には欠陥は認められな
かった。このフィルム特性を第1表に記す。
比較例4 75μm厚のポリエーテルサルフオンフィルム及ひポリ
ザルフォンフィルムの、何うコーティングを施こしてい
ない場合のフィルム特性を第1表にd己す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリエーテルスルフォンまたはポリスルフォンフィルム
    の少なくとも片面に、塗布により放射綴硬化可能で且つ
    室温でタックフリーな透明コーテイング膜を形成する方
    法において、その塗液がエボキシアクリレートグレボリ
    マーおよび/址たはウレタンアクリレートプレポリマー
    を増感剤とともに溶解した溶液であり、且つその溶液を
    構成する溶媒が該フィルムに対して良溶媒と貧溶媒の混
    合溶媒であり、史に該プレポリマーに対しては両者とも
    良溶媒であシ、且つ良溶媒/貧溶媒の混合比率が30 
    / 70〜15/85であることを特徴とする透明コー
    テイング膜の製造方法。
JP7619683A 1983-05-02 1983-05-02 透明コ−テイングフイルムの製造方法 Pending JPS59202231A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6262869A (ja) * 1985-09-14 1987-03-19 Nissha Printing Co Ltd 紫外線硬化型塗膜を有するフイルムの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5986667A (ja) * 1982-11-10 1984-05-18 Mitsui Petrochem Ind Ltd 被覆用硬化型樹脂組成物

Patent Citations (1)

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