JPS6235830B2 - - Google Patents

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JPS6235830B2
JPS6235830B2 JP58226031A JP22603183A JPS6235830B2 JP S6235830 B2 JPS6235830 B2 JP S6235830B2 JP 58226031 A JP58226031 A JP 58226031A JP 22603183 A JP22603183 A JP 22603183A JP S6235830 B2 JPS6235830 B2 JP S6235830B2
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
primer
metal plate
solvent
curable resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP58226031A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60118271A (ja
Inventor
Shinichi Satsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP22603183A priority Critical patent/JPS60118271A/ja
Publication of JPS60118271A publication Critical patent/JPS60118271A/ja
Publication of JPS6235830B2 publication Critical patent/JPS6235830B2/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は塩化ビニル樹脂被覆鋼板など樹脂被覆
金属板の製造方法に関するものである。 〔背景技術〕 金属板に樹脂フイルムをラミネートするにあた
つて、金属板に予じめプライマーを塗装してお
き、この金属板を加熱してプライマーを活性化し
て樹脂フイルムをラミネートするようにするのが
一般的である。そしてプライマーの樹脂分として
はメタクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル・
酢酸ビニル・マレイン酸共重合体などの熱可塑性
樹脂を主体とし、エポキシ樹脂、フエノール樹
脂、フエノール変性エポキシ樹脂、ニトリルゴム
変性エポキシ樹脂など熱硬化性樹脂を混合したも
のが用いられ、これら樹脂分をメチルエチルケト
ン(MEK)、メチルイソブチルケトン
(MIBK)、メタノール、シクロヘキサン等の溶剤
に溶解してワニスとして調整することによりプラ
イマーは使用に供される。すなわち、熱可塑性樹
脂の熱溶融性を利用して金属板に樹脂フイルムを
ラミネートさせるものであるが、金属板に対する
プライマーの接着性を確保するために熱硬化性樹
脂の配合が必要なものである。そしてこのように
調製したプライマーを金属板に塗布したのち、焼
付乾燥炉に導入して焼付けることにより、溶剤を
気化させると共に熱硬化性樹脂を加熱硬化させ、
プライマー被膜として塗装を行なうものである。
しかしながらこのものにあつては、焼付乾燥炉に
おいて加熱を行なう時間が、溶剤の気化のための
時間と熱硬化性樹脂を硬化させるための時間とを
要して長時間になるという問題があつた。すなわ
ち、例えば通常は溶剤の気化のために15〜20秒を
熱硬化性樹脂の硬化のために40〜60秒を要するた
めに、焼付乾燥炉には60〜80秒という長時間金属
板を通す必要があり、この結果プライマーに熱変
質が生じ易くなると共に長時間の加熱のためにエ
ネルギー消費量が大きくなるという問題が生じる
のである。しかもこのように焼付乾燥炉に長時間
通す必要があるためにラインスピードを遅くする
ことが要求され、この結果は生産能率の低下につ
ながるものであり、またラインスピードを高速に
維持して生産能率を向上させようとすれば焼付乾
燥炉の長さを長くしなければならず工場内のスペ
ースが大きく占領されることになるものである。 〔発明の目的〕 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、プライマーの焼付乾燥時間を短縮することが
できて、プライマーの熱変質を防止できると共に
エネルギー消費量を低減でき、しかも生産能率を
向上させることができる樹脂被覆金属板の製造方
法を提供することを目的とするものである。 〔発明の開示〕 しかして本発明に係る樹脂被覆金属板の製造方
法は、熱可塑性樹脂と紫外線硬化性樹脂とを溶剤
に溶解して調製したプライマーを金属板の表面に
塗布し、これを加熱して溶剤を気化させると共に
光照射して紫外線硬化性樹脂を硬化させてプライ
マー層を形成し、次いで加熱してプライマー層中
の熱可塑性樹脂を活性化させて樹脂フイルムをラ
ミネートすることを特徴とするもので、熱硬化性
樹脂の代わりに紫外線硬化性樹脂を用いることに
よつて上記目的を達成したものであり、以下本発
明をさらに詳細に説明する。 プライマーにおける樹脂成分として、熱可塑性
樹脂は前記従来のものと同じものを用いることが
できるが、熱硬化性樹脂として紫外線(UV)硬
化性樹脂を用いる。本発明において使用される
UV硬化性樹脂の若干の例を挙げると、ポリエチ
レングリコールジアクリレート、ビスフエノール
型エポキシ―ジアクリレート、トリレソジイソシ
アネート(TDI)―ジアクリレート(アクリロウ
レタン)などアクリレート系のオリゴマーを用い
ることができるもので、反応性希釈剤として単官
能や多官能のモノマー、アセトフエノン、ベンゾ
インイソプロピルエーテルなどベンゾイン系等の
光重合開始剤を混合した系として使用に供され
る。そして、熱可塑性樹脂とUV硬化性樹脂とを
90:10〜80:20(重量比)の比で混合した状態に
てMEK、MIBK、シクロヘキサノン、キシレン
等の溶剤に溶解してワニス状とすることにより、
プライマーとして使用に供されるものである。
尚、両樹脂の配合が上記範囲を外れると接着力が
低下するものである。 しかして、鋼板など金属板の表面を化成処理し
たのちに、ロールコーターなどによつてプライマ
ーを塗布する。次にこの金属板を焼付乾燥炉に導
入して焼付乾燥を行なう。焼付乾燥はプライマー
の溶剤を気化させるだけでよいので通常15〜20秒
の短時間でよい。そしてさらに光照射して紫外線
をプライマーに照射させ、プライマー中のUV硬
化性樹脂をUV硬化させるこの硬化は1〜2秒と
いう短時間で瞬時に完了する。このようにして金
属板の表面にプライマー層を塗装形成させたの
ち、誘導加熱等で瞬時に加熱して温度を200〜210
℃程度に上昇させ、プライマー層中の熱可塑性樹
脂を活性化させて樹脂フイルムのラミネートを行
なうものである。 次に本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。 実施例 1 メタクリル酸メチル共重合体のキシレン及び
MEKを溶剤とした25%溶液400重量部に、UV硬
化型熱硬化性樹脂としてビスフエノールA型エポ
キシの両末端をアクリル化したエポキシ/アクリ
レートを12重量部、テトラエチレングリコール・
ジアクリレートを3重量部、及び光重合開始剤と
してベンゾインイソプロピルエーテル(B―
IPE)を0.2重量部それぞれ配合してプライマー
ワニスを調製した。 このプライマーをロールコータによつて化成処
理した鋼板に均一に塗布し、これを乾燥炉に20秒
間導入してプライマー中の溶剤を蒸発させ、さら
に70W/cmの条件で紫外線照射を2秒間行なつて
UV硬化性樹脂を硬化させた。そしてこの鋼板を
誘導加熱槽に2秒間導入して誘導加熱し、表面を
200〜210℃に昇温させて軟質塩化ビニルフイルム
をラミネートすることにより塩化ビニル樹脂被覆
鋼板を得た。 このものにあつて、ラインスピードを10m/分
に設定した場合、乾燥炉と紫外線照射炉及び誘導
加熱槽との合計長さは4mとなる。 実施例 2 UV硬化性樹脂としてトリレンジイソシアネー
トの末端をアクリル化したウレタン/アクリレー
トを12重量部、トリメチロールプロパントリアク
リレートを3重量部、及び光重合開始剤としてベ
ンゾインメチルエーテルを0.15重量部配合してプ
ライマーワニスを調製するようにした他は実施例
1と同様にして、塩化ビニル樹脂被覆鋼板を得
た。 比較例 メタクリル酸メチル共重合体のキシレン及び
MEKを溶剤とした25%溶液400重量部に、ビスフ
エノールA型エポキシ樹脂(シエル製828)とレ
ゾール型フエノール樹脂との1:2の重量比混合
物20重量部(N.V75%)、及び硬化促進剤0.2重量
部を配合してプライマーワニスを調製した。 このプライマーをロールコータによつて化成処
理した鋼板に均一に塗布し、これを乾燥炉に20秒
間通してプライマー中の溶剤を蒸発させ、さらに
210℃の熱風焼付炉に40秒間通して焼付けること
によりプライマー中の熱硬化性樹脂を硬化させる
と共に鋼板の表面を200〜210℃に昇温させて軟質
塩化ビニルフイルムをラミネートし、塩化ビニル
樹脂被覆鋼板を得た。 このものにあつて、ランスピードを10m/分に
設定した場合、乾燥炉と熱風焼付炉との合計長さ
は10mとなる。また炉の合計長さを4mにおされ
るとするとラインスピードを4m/分に落とす必
要がある。 上記実施例1,2及び比較例で得た塩化ビニル
樹脂被覆鋼板の性能及び製造時のエネルギー比
較、設備スペースの比較を行なつた。結果を次表
に示す。
〔発明の効果〕
本発明にあつては、熱可塑性樹脂と紫外線硬化
性樹脂とを溶剤に溶解して調製したプライマーを
金属板の表面に塗布し、これを加熱して溶剤を気
化させると共に光照射して紫外線硬化性樹脂を硬
化させてプライマー層を形成しているので、プラ
イマーに配合した紫外線硬化性樹脂は光照射によ
つて瞬時に硬化し、従つてプライマーの焼付乾燥
時間を短縮でき、この結果プライマーの熱変質を
防止して接着性の低下を防ぐことができるもので
あり、このようにしてプライマー層を形成した後
加熱してプライマー層中の熱可塑性樹脂を活性化
させて樹脂フイルムをラミネートするので、プラ
イマーに配合した紫外線硬化性樹脂と熱可塑性樹
脂の特性を最大限に利用して全体として焼付乾燥
に要するエネルギーを低減できると共にラインス
ードを上げて生産能率を向上させることができる
ものである。即ち、本発明によれば、紫外線硬化
性樹脂と熱可塑性樹脂の特性を利用して接着性に
優れた樹脂被覆金属板を効率よく製造することが
できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性樹脂と紫外線硬化性樹脂とを溶剤に
    溶解して調製したプライマーを金属板の表面に塗
    布し、これを加熱して溶剤を気化させると共に光
    照射して紫外線硬化性樹脂を硬化させてプライマ
    ー層を形成し、次いで加熱してプライマー層中の
    熱可塑性樹脂を活性化させて樹脂フイルムをラミ
    ネートすることを特徴とする樹脂被覆金属板の製
    造方法。
JP22603183A 1983-11-30 1983-11-30 樹脂被覆金属板の製造方法 Granted JPS60118271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22603183A JPS60118271A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 樹脂被覆金属板の製造方法

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JP22603183A JPS60118271A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 樹脂被覆金属板の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS60118271A JPS60118271A (ja) 1985-06-25
JPS6235830B2 true JPS6235830B2 (ja) 1987-08-04

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JP22603183A Granted JPS60118271A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 樹脂被覆金属板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634968B2 (ja) * 1989-08-07 1994-05-11 関西ペイント株式会社 塗膜形成方法
US6620857B2 (en) 1996-07-02 2003-09-16 Ciba Specialty Chemicals Corporation Process for curing a polymerizable composition
CN111482344A (zh) * 2020-03-18 2020-08-04 苏州恒扬伟业金属制品有限公司 一种充绒机用钣金件的耐腐蚀涂装工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51136732A (en) * 1975-05-22 1976-11-26 Nippon Paint Co Ltd Method for curing photo-curable coating composition
JPS5735972A (ja) * 1980-08-09 1982-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd Jushihakumakunokeiseihoho

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