JPS59196846A - アミノ酸の分離法 - Google Patents

アミノ酸の分離法

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JPS59196846A
JPS59196846A JP7014183A JP7014183A JPS59196846A JP S59196846 A JPS59196846 A JP S59196846A JP 7014183 A JP7014183 A JP 7014183A JP 7014183 A JP7014183 A JP 7014183A JP S59196846 A JPS59196846 A JP S59196846A
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amino acid
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fibrous
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Akihisa Shirasaka
白坂 明久
Tomoichi Kawanaka
川中 朝一
Fujio Sugimura
杉村 富士雄
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NICHIBI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不発1夕」は混合アミノ酸溶液中からアミノ酸を分離す
る方法に係る。更に詳しくは、繊維状イオン交換体を用
いて工業的に有利に混合アミノ酸溶液中から高濃度アミ
ノ酸を分離する方法に係るものである。
アミノ酸の分離においてイオン交換樹脂、特に微細粒子
状樹脂を用いる従来技術としては文献< Spackm
an 、 D、H,; 5tein r W、H,;M
oore + S、:Anol、 Chem、 30.
1190(1958) >等に見られるが、これらはい
ずれも分析を目的としたものであり、実際に操作するに
は極めて通液抵抗が大きく、設備的にも運転条件的にも
問題があり、工業的な応用は難かしいものであった。
本発明者らは混合アミノ酸溶液中からアミノ酸を効率的
に分離する方法に関し鋭意検討を重ねた結果、表面積が
大きく、通液性の良好な繊維状イオン交換体を用いるこ
とによシ、その目的が達成されることを見出し、本発明
を完成した。
即ち、本発明は表面積が大きくその表面に交換基を有す
る剛直な繊維状陽イオン交換体を、充填密度が0.15
〜0.509/cm3、好ましくは0.2〜0.397
cm3になるように充填した充填床を用いることによ逆
混合アミノ酸溶液から高流速で効率的にアミノ酸を分離
する方法を提供せんとするものである。
本発明に使用する繊維状イオン交換体としては、繊維の
平均直径5〜150μm好ましくは10〜50μm;膨
潤比3.0以下;曲げ強さくウニ、トベース) 20 
X 10=fcm2以上、好ましくは40XIO−’9
=cm’以上;繊維長0.2〜2.0 sm f 有す
ル強酸性Vaイオン交換繊維をあげることができる。こ
の繊維状イオン交換体は外部表面積が大きいため、反応
速度が大きく、流通抵抗が小さいので通液速度が大きい
0更に表面に交換基を旬与しているため、吸着、溶離及
び再生速度が大きく、高速通液でも高い利用率が得られ
るものである。そのため、通液性及び分離性を両立させ
ることが可能であり、工業的応用に極めて意味のあるも
のである。
本発明に使用する強酸性陽イオン交換繊維は、例えば強
力チオン交換基としてスルポン酸基を有するもので、該
繊維の中性塩分解容量は1゜0〜3 、5 meq/!
!/の範囲が好ましく 1.0 meqAJ以下ではJ
r#を脂にまさる生産性は得られない。
このようなイオン交換繊維は例えば次のようにして製造
することができる。即ち、平均重合度1000〜300
0のポリビニル゛アルコールヲ紡糸後、空気中ヌは不活
性ガス雰囲気中で150〜230℃において数時間熱処
理して醪l)ビニルアルコールの脱水反応による;j′
!リエン化tすすめ、続いて濃硫酸中に入れ、50〜1
00℃において数時間処理すると、アルギル基の酸化に
よるカルボキシル基生成及びスルホン化が起り、所望の
イオン交換繊維が得られる。
本発明に使用するイオン交換繊維の繊維直径は5〜15
0μm1好ましくは10〜50μmである。
繊維直径が150μmを越えると夕)部表面積が減少し
、又繊維内部の拡散も遅く分離性は悪化する。
5μmより小さいと圧力損失が大きく通液性が悲くなる
。繊維長は帆2〜2.0調が好ましい。0.2nm+未
満では充填密度が高くなり通液性に問題を生じ2.0瓢
よp長いと充填の均一性が悪くなり、分離性が低下し好
ましくない。繊維の膨潤比は3.0以下が好ましい。3
.0を越えると圧力損失が犬きく通液性が非常に悪い。
繊維の曲げ強さはウェットベースで20 X 10−3
9−tyn2以上、好ましくは40X10  g・口で
ある。これより弱いと均一充填が煎りかしく、経時的に
圧密化が起シ、正常な分離能が期待できないので好まし
くない。
カラムに充填する際の充填密度は0.15〜05097
cm3、好ましくは0 、2〜0 、3 g/cm3で
ある。
0.5097cm3を越えると、通液抵抗が大きく、装
置的にも問題を生じ、生産性も悪くなる。0.1597
on’未満では通液性は良いが分離性が低下し好ましく
ない。
以上の条件で得た充填床を10〜80℃の範囲で保温し
、一端からアミノ酸混合溶液を導入する。
つついて脱着剤流体を流通させ、他端から順次分pif
#されたアミノ酸を含む収着質流体を分画採取する。
この場合、脱着剤流体としてはクエン酸ソーダ系若しく
は、クエン酸リチウム系のような公知の緩衝液を挙げる
ことができるが、これらに限定するものではない。
本方法は高速通液が可能で、いいかえれば圧力損失を極
めて小さいところでコントロールできる。
又、分離度も高く再生速度も犬であるのでカラム当りの
生産性は大きく工業的効果は多大である。
尚、本文中の膨潤比、及び曲げ強さは次のようにして求
めた。
w3: 60℃水中に繊維を24時間浸漬後ドラム半径
15(1)、回転速 度2000 rpmの遠心分離機で 1分間遠心脱水して伺7u水を除 去した時の重量 Wo:繊維を乾燥した時の重量 ただし、E;ヤング率、I:繊維の断面2次モーメント
、半径(、ro ) 0.75cmの試料円環を圧縮変
形させた時の強さくP)と変形度(Wb)を測定しEI
を求めた。
次に実験例及び実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。
参考例 平均重合度L20 Qの完全けん化ポリビニルアルコー
ルにその重量当v5%の、lビリリン1?2アンモニウ
ムを糸加した原液を乾式紡糸し、藏度150d/50f
のポリビニルアルコール系繊維を得た。この繊維を窒素
ガス中、220℃で3時間処理したところ重量が23チ
減少し黒褐色の部分ポリエン化繊維となった。次いで、
このポリエン化繊維を98%硫酸中、60℃で3時間処
理后、沸騰水中で十分洗浄し、イオン交換繊維を得た。
実施例 通液性と分離能の関係を樹脂状イオン交換体を比較試料
として確認した。繊維状イオン交換体の通液性に匹敵す
る樹脂状イオン交換体として、市販4at 脂(スチレ
ン−ジビニルベンゼン系強力チオン交換樹脂、強カチオ
ン交換容t 4.5 mery’g 、粒度100〜2
00メツシユ)の微粒子側を10%除去したものを使用
した。繊維状イオン交換体は参考例で得た膨潤度1.5
2曲げ強さ60 X 10−’j;!/、、;’ (ウ
ェットペース)、繊維径30μm、繊維長0.5欄及び
強力チオン交換容量2.5 meq/、9なるものを用
いた。
両イオン交換体を各々内径2 Q mm 、長さ1,0
00爾1の二重円筒管に充填した。充填密度は繊維状イ
オン交換体が帆259/1yn3、樹脂状イオン交換体
が0.41gzム3である(カラム内諾交換容量は繊維
〜196 mep 、樹脂〜580 meqである)。
各々二重円筒管の外管を50℃に保温した。クエン酸ソ
ーダ緩衝液(pH3,25、Na” 0.2 N、 )
でコンディショニングした後、クエン酸緩衝液(クエン
酸−リン酸水素ナトリウム、pH2,2)にセリン及び
グルタミン酸を溶解したアミノ酸溶液をカラム頂部より
流し、次いでクエン酸ソーダ緩衝液(pH3,25゜N
a+0.2 N )を通液した。クエン酸ソーダ緩衝液
の通液速度をS■1〜30まで変化させ両交換体の分離
能を比較した。第1図及び第2図に各々のクロマトグラ
ムを、第3図に両交換体の通液速度と分離度の関係を示
した。
比較試料として樹脂状イオン交換体に対して繊維状イオ
ン交換体は30倍の通液速度でも同等の分離能を発揮す
る。
実施例 通液速度と圧力損失の関係を樹脂状イオン交換体を比較
試料として確認した。繊維状及び樹脂状イオン交換体は
実験例1で用いたものをそれぞれ使用した。
両イオン交換体を内径20 mm 、長さ1000Bの
二重円筒管に繊維状イオン交換体0.30 ji/cm
3゜1α1脂状イオン交換体0.41 ji/cmの充
填密度で充填した。各々力ジムにクエン酸ソーダ緩衝液
を通液L、保温温度(10℃及び50℃)による通液速
度と圧力損失の関係を比較し/ζ。
第4図に結果を示した。結果は繊維状イオン交換体が通
液性に優れていることを支持している。
実施例1 実験例1で用いた繊維状イオン交換体を内径】0咽、長
さ1500mmの二9重円筒管に九填冨度0.20 g
/crn’で充填し外管を60℃に保温した。クエン酸
リチウム緩衝液(pH3,00、Li”  0.16 
N)でコンディショニングした後、クエン酸リチウム緩
衝e、(クエン酸リチウム−HCt 、 pH2,2)
にセリン、グルタミン酸及びアラニンを溶解したアミノ
酸溶液をカラム頂部よシ流す。次いで、クエン酸リチウ
ム緩衝液(pf(3,00、Lj”  0.16N )
を35ONLIS更にクエン酸リチウム緩衝液(pH4
,10。
Li” 1.ON )を150 m1通液した。
第5図にクロマトグラムを示した如く各アミノ酸が分離
した。
実施例2 実験例1で用いた繊維状イオン交換体を内径10喘、長
さ500mmの二重円筒管に充填密度0−25 、!9
/1tn5で充填し外管を30℃に保温した。クエン酸
ソーダ緩衝液(pl)5.28 、 Na+0.35 
N )でコンディショニングした後、クエン酸緩衝液(
クエン酸−リン酸水素ナトリウム、pH2,2)にセリ
ン、グルタミン酸、アジ二ノ、リノン及びアルギニンを
溶解したアミノ酸溶液tカラム頂部より流す。次いで、
クエン酸ソーダ緩i# ’1(1−(pH5,28。
Na+0.35 N )を950 m1通液した。
第6図にクロマトグラムを示した如く、中酸性アミノ酸
と塩基性アミノ酸i、塩基性アミノ酸のうちリジンとア
ルギニンをそれぞれ分離した。
実施例3 実験例1で用いた繊維状イオン交換体を内径20間、長
さ1000m+の二重円筒管に充填密度が0.1〜0 
、6 jj/cm’の範囲で種々変化させて充填した。
二重円筒管の外管を50℃に保温しながらクエン酸ソー
ダ緩衝液(pH3−25、Na+0.2N )でコ/f
イショニングした後、クエン酸緩衝液(クエン酸−リン
酸水素ナトリウム、pH2,2)にセリン及びグルクミ
ン酸を溶解したアミノ酸溶液をカラム頂部より流し、次
いでクエン酸ソーダ緩衝液(pH3,25、Na+0.
2N) f通液した(SVIo。
20.30)、このようにして繊維状イオン交換体の充
填密度を変えた時の各アミノ酸の分離度を測定し、また
同時にカラムの圧力損出を求めた。
第7図にその結果を示した。結果は密度が高くなるとア
ミノ酸の分離度は良くなるが、圧力損失が犬きくな9実
用的には充填密度0.15〜0.50Vcm3の範囲で
あり、好ましくは帆2〜0.3た−であることがわかる
尚、分離度R8≧1でクロマトグラムのピークが元金に
分離していることを示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は繊維状イオン交換体によるセリン及びグルタミ
ン酸の各分離速度におけるクロマトグラム、第2図は樹
脂状イオン交換体によるセリン及びグルタ、ミン酸の各
分離速度におけるクロマトグラム、第3図は両イオン交
換体のセリン及びグルタミン酸分離における分離速度と
分離度の関係を示すグラフ、第4図は両イオン交換体の
通液速度と圧力損失の関係を示すグラフ、第5図は繊維
状イオン交換体による中酸性アミノ酸の分離を示すクロ
マトグラム、第6図は繊維状イオン交換体による塩基性
アミノ酸の分離を示すクロマトグラムである。第7図は
繊維状イオン交換体の充填密度とアミノ酸の分離度及び
圧力損失の関係を示すグラフである。 Set  セリン GAu  グルタミン酸 AAa  アラニン Lya  リジン 、Arg  アルギニン IEF  イオン交換繊維 IERイオン交換樹脂 第1図 第3図 流L(sv) 第2図 Ser / Glu 第4図 を基(SV) 第5図 力離u(m’) 第6図 府離赳(ml)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表面積が大きくその表面に交換基を有する剛直な繊維状
    陽イオン交換体を、充填密度が0615〜0.509.
    会6になるように充填した充填床を用いることにより混
    合アミノ酸溶液から高流速でアミノ酸を分離することを
    特徴とするアミノ酸の分離法。
JP7014183A 1983-04-22 1983-04-22 アミノ酸の分離法 Granted JPS59196846A (ja)

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JPS632543B2 JPS632543B2 (ja) 1988-01-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618139A (en) * 1979-07-19 1981-02-20 Stabilus Gmbh Cylinderrpiston device

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