JPH0275352A - 二官能性アニオン交換樹脂の製法、新規な二官能性アニオン交換樹脂、およびその使用 - Google Patents

二官能性アニオン交換樹脂の製法、新規な二官能性アニオン交換樹脂、およびその使用

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JPH0275352A
JPH0275352A JP1178214A JP17821489A JPH0275352A JP H0275352 A JPH0275352 A JP H0275352A JP 1178214 A JP1178214 A JP 1178214A JP 17821489 A JP17821489 A JP 17821489A JP H0275352 A JPH0275352 A JP H0275352A
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ハンス―カルル・ゼスト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、二官能性アニオン交換樹脂の新規な製造方法
、該方法により得られる新規な二官能性アニオン交換樹
脂、およびそれらの使用に関するものである。
技術的使用および本発明の概念において、二官能性アニ
オン交換樹脂とは弱塩基性第三級アミノ基および強塩基
性第四級アンモニウム基を含有しているものである。二
官能性アニオン交換樹脂は公知である。今までは、それ
らは下記の方法により製造されている: a)クロロメチル基を含有している(架橋結合されたポ
リスチレンの)樹脂マトリ7クスと、第三級および第二
級アミン類をあるモル比で含有しているアミン混合物と
の反応(例えば米国特許出願4.177.140参照)
、 b)第三級アミノ、基を含有している弱塩基性アニオン
交換体の部分的な第四級化(米国特許4.■77.14
0、米国特許3,001.868、ヨーロッパ特許出願
0.032.671参照)。
クロロメチル化された樹脂マトリックスと第二級アミン
との反応による弱塩基性アニオン交換樹脂の製造中にお
ける副反応の結果としてまたは第三級アミノ基を含有し
ている弱塩基性アニオン交換体の第四級化による強塩基
性アニオン交換体の製造における不完全な反応の結果と
して、その他に、二官能性アニオン交換体が、特に低含
有量の強塩基性基を有する弱塩基性アニオン交換樹脂お
よび低含有量の弱塩基性基を有する強塩基性アニオン交
換樹脂が、生成する。
二官能性アニオン交換樹脂中の強塩基性基対弱塩基性基
の比は一般的にはアニオン交換体の意図する用途に適合
して変化し、そしてそれは用途により3:97〜9o:
toの間、好適には4:96〜80:20の間で変わる
強塩基性アニオン交換体と比べて、二官能性アニオン交
換体は、利用能力(U C)の増加、低い有機物質によ
る汚染傾向、低い担持または再生時の容量変化、および
低い再生剤に関する条件により特徴づけられている。こ
れらの性質は全ての分野で、例えば脱イオン水用に、シ
アニド−含有水溶液からの金および銀の回収用に、並び
に特に砂糖水溶液の脱塩および脱色用に、利用されてい
る(例えば米国特許4,177.140、米国特許3゜
001.868、ヨーロッパ特許出願0.032゜67
1参照)。
弱塩基性アニオン交換体と比べて、二官能性アニオン交
換体は、それらが担持および再生時に容量をはとんで変
化させないため装置に関する費用が少なくしかも比較的
高い安定性および比較的長い寿命を有するという利点を
有している。
しかしながら、これまでに知られている二官能性アニオ
ン交換樹脂はグルコース溶液の脱塩および脱色用に使用
する時にはまだ満足のいくものではなく、その理由は該
樹脂の強塩基性基の含有量の結果グルコースの相当な部
分がフルクトースに異性化されるためである。この異性
化は、純粋なすなわち不純物を含まないグルコース溶液
が要求される、換言するとフルクトースさえ含まないグ
ルコース溶液が要求される、例えば薬品分野の如き重要
な用途分野では望ましくない。従って、本発明の目的は
例えば高い利用能力、可逆的な有機物質結合性、低い容
量変化および少ない再生剤の使用の如きこれまでに認め
られている二官能性アニオン交換樹脂の良好な性質はそ
のまま有しているがグルコースからフルクトースへの異
性化というそれらの欠点は有していない二官能性アニオ
ン交換体を発見することである。
二官能性アニオン交換体をある種の方法で、すなわち第
三級アミノ基を含有している弱塩基性アニオン交換体を
部分的に第四級化するがそれらに第四級化の前に強酸を
部分的に担持させる(loading)ことにより、換
言すると第四級化の前にアニオン交換体中の弱塩基性ア
ミ7基のある部分を塩形に転化させることにより、二官
能性アニオン交換体を製造する場合に、希望する性質お
よび/または他の新しい有利な性質を有する二官能性ア
ニオン交換体が得られることを見いだしI;。
従って、本発明は第三級アミノ基を含有している弱塩基
性アニオン交換体を一般的アルキル化剤を用いて部分的
に第四級化することによる二官能性アニオン交換樹脂の
製造方法に関するものであり、該方法は第四級化の前に
弱塩基性アニオン交換体に強酸を部分的に担持させるこ
とにより特徴づけられている。
本発明に従う方法の概念において、「−殻内アルキル化
剤」とは弱塩基性アニオン交換体の第四級化用に公知の
方法で使用されているアルキル化剤およびアラルキル化
剤を意味すると理解すべきである(例えば、米国特許出
願3,989.650および4,082.701参照)
本発明に従う弱塩基性アニオン交換樹脂の部分的な予備
担持用に使用される強酸の量は好適には、アニオン交換
体中の1モルのアミノ基当たり0.3〜0.85パルの
酸、好適には0.35〜0.80パルの酸が充当される
ように−1すなわちアニオン交換体のアミノ基の30〜
85%、好適には35〜80%が塩形で存在するように
、計算される。
本発明に従う弱塩基性アニオン交換体への強酸の部分的
な担持は種々の方法で実施できる:1、弱塩基性アニオ
ン交換体に計算された量の酸を直ちに部分的に担持させ
る方法、または2、第一段階で弱塩基性アニオン交換体
過剰の酸を完全に担持させそして第二段階で完全に担持
させた弱塩基性アニオン交換体を計算された量の水性塩
基(弱塩基性アニオン交換体中の1モルのアミノ基当t
;す0.7〜0.15パルの塩基)を用いる処理により
部分的に再生させる、二段階で部分的な担持を実施する
方法。
工程1に従い部分的に担持させた弱塩基性アニオン交換
体を第四級化すると、公知の方法により製造された同−
含宵量の強塩基性基を有する二官能性アニオン交換体と
比べて、グルコースに対する異性化影響が実質的に減じ
られたかもしくは該影響のない二官能性アニオン交換体
を与える。
工程2に従い二段階で部分的に担持させた弱塩基性アニ
オン交換体を第四級化すると、公知の方法により製造さ
れた同一の第四級化度を有する二官能性アニオン交換体
と比べて、より大きい脱色力、相当容易な再生性および
少ない有機物質汚染傾向により特徴づけられている二官
能性アニオン交換体を与える。
弱塩基性アニオン交換体に強酸を部分的に予備担持させ
ることにより樹脂粒子内で強塩基性基および弱塩基性基
のある種の配置が得られること、並びに樹脂粒子内の強
塩基性基のこのある種の配置が本発明に従い得られる二
官能性アニオン交換体の新規な改良された性質の原因で
あることを見いだしt二。
工程lに従い部分的に担持された弱塩基性アニオン交換
体を第四級化すると樹脂粒子の中央に強塩基性基を含有
している二官能性アニオン交換体を与え、工程2に従い
部分的に担持された弱塩基性アニオン交換体を第四級化
すると強塩基性基が樹脂粒子の殻の中にみられる。酸を
用いる予備剋理をしない弱塩基性アニオン交換体を第四
級化すると、強塩基性基が粒子断面全体にわたり不規則
的に分布している二官能性アニオン交換体を与える。
樹脂粒子の部分的な担持をできるだけ均一にするために
は、工程lに従う酸を用いる弱塩基性アニオン交換体の
部分的な担持は好適には、弱塩基性アニオン交換体を計
算された量の水性酸中に懸濁させそして懸濁液を5〜4
0°Cの温度において、好適には室温において、水溶液
がもはや変化しなくなるまで強く撹拌する方法で実施さ
れる。しかしながら、酸を用いる弱塩基性アニオン交換
体の部分的な担持を、交換体を完全に脱イオン化された
水中に懸濁させ、計算された量の酸を5〜40°Cの温
度において強く撹拌しながら懸濁液に加え、そして懸濁
液を次に[)Hが一定になるまで再び撹拌する方法で実
施することもできる。次に懸濁液へのアルキル化剤の添
加により、二官能性アニオン交換体を与えるだめの部分
的な第四級化を直ちに実施することができる。
工程2に従う弱塩基性アニオン交換体の部分的な担持て
は、第一段階すなわち酸を用いる弱塩基性アニオン交換
体の完全な担持は、弱塩基性アニオン交換体を酸中に懸
濁させそして懸濁液を水溶液のpHが一定になるまで撹
拌することにより(バッチ方法)、またはフィルターカ
ラム中で酸をアニオン交換体上に通すことにより(カラ
ム方法)、実施できる。全ての樹脂粒子の部分的な再生
をできるだけ均一にするためには、第二段階すなわち部
分的再生は好適にはバッチ方法により行われる。すなわ
ち、塩形の弱塩基性アニオン交換体を脱イオン水の中に
懸濁させそして計算された量の塩基を5〜40°Cの温
度において強く撹拌しながら懸濁液に加え、そして懸濁
液を次に水溶液のpHが一定になるまで撹拌する。
酸を用いる弱塩基性アニオン交換体の担持に適している
酸類は、強無機酸類、例えは塩酸、硝酸、硫酸および燐
酸、並びに強有機酸類、例えは蟻酸およびp−1−ルエ
ンスルホン酸、である。経済的な理由のために、無機酸
類が好適である。
担持用に使用される水溶液中の酸の濃度は好適には0.
1〜20重量%、特に5〜IO重量%である。
完全に担持された弱塩基性アニオン交換体の部分的な再
生用には、無機および有機塩基類の両者とも水溶液状で
使用でき、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウムおよびアンモニアの水溶液が好適に使用される
。水溶液中の塩基の濃度は好適には5−10重量%であ
る。
本発明に従う方法で二官能性アニオン交換体の製造用に
使用される弱塩基性アニオン交換樹脂およびそれらの製
造は公知である(例えばウルマンス・エンシクロペディ
・デル・テクニノシェン・ヘミイ(Ullmanns 
Enzyklopadie der technisc
hen Chemie) 、4版、13巻、301−3
03頁参照)。架橋結合されたポリアクリレート類また
は架橋結合されたポリスチレン類を基にしり弱塩基性ア
ニオン交換樹脂を使用できる。アニオン交換体はゲル状
であってもまたは多孔性であってもよい。架橋結合され
たポリスチレンの樹脂から出発すると、特に有利な性質
を有する二官能性アニオン交換体が得られる。
強酸を用いる弱塩基性アニオン交換体の本発明に従う部
分的な担持の後に、部分的に塩形で存在しているアニオ
ン交換体を一般的方法で第四級化する(上記のウルマン
ス・エンンクロペディ引用文献参照)。第四級化度は、
当該アニオン交換体の意図する用途に依存する。砂糖溶
液の脱塩用には、強塩基性基の含有量がアニオン交換体
中に含まれている全部の塩基性基の5〜25%である架
橋結合されたポリスチレンを基にした二官能性アニオン
交換体が好適に使用され、砂糖溶液の脱水用には強塩基
性基の含有量がアニオン交換体中に含まれている全部の
塩基性基の20〜75%、好適には40〜60%である
例えばベンジル基の如き疎水性基を含有している架橋結
合されたポリアクリレートを基にした二官能性の第四級
化されたアニオン交換体が好適に使用される。
実施例1 圧力保持弁、気体導入管、スタラーおよび温度計を備え
た四百フラスコ中で、8重量%のジビニルベンゼンで架
橋結合されたボリスチレンヲ基にした2 80mQ (
0,515モル)の多孔性の弱塩基性アニオン交換体(
全能カージメチルアミノメチル基の含有量:1.842
モル/β)を361rnQ(0,361パル)のIN 
 HCQと共に、水溶液のpHがもはや変化しなくなる
まで(約30分間)撹拌した。次に4.1 g (0,
081モル)の塩化メチルを40°Cにおいて圧力下で
撹拌しながら加えた。反応を完了させるために、反応混
合物をこの温度において7時間撹拌した。
冷却後に、液相を分離し、球状重合体を最初にフィルタ
ーカラム中で4%強度水酸化ナトリウム水溶液を用いて
再生し、そして塩化ナトリウム溶液を通すことにより樹
脂中に含まれている第四級アンモニウム基を塩化物形に
転化させた。
297mQの二官能性アニオン交換体が得られに 。
強塩基性基の含有量:0.08モル (=0.27モル/l); 弱塩基性基の含有量:0.448モル (=1.51モル/l)。
実施例2 270mQの実施例1に記されている弱塩基性アニオン
交換体(0,497モルのアミノ基に相当する)を、フ
ィルターカラム上に4N塩酸を通すことにより塩化物形
に転化させた。アニオン交換体を脱イオン水で洗浄する
ことにより(洗浄排水のI)H: 4−5) 、過剰の
酸を除去した。この方法で得られた385m12の塩形
のアニオン交換体を実施例1に記されている装置の中で
300mQの脱イオン水の中に懸濁させた。次に199
m4(0,199モル)のIN水酸化ナトリウム溶液を
撹拌しながら加え、そして水溶液のpHが一定になるま
で(約30分間)撹拌した。樹脂を実施例1に記されて
いる工程により4.1 g(0,081モル)の塩化メ
チルを使用して部分的に第四級化した。実施例1に記さ
れているような処理(4%強度水酸化ナトリウム溶液を
用いる再生および第四級アンモニウム基の塩化物形への
転化)後に、315mQの二官能性アニオン交換体が得
られた。
強塩基性基の含有量:0.082モル (−0,28モル/e): 弱塩基性基の含有量:0.425モル (=1.35モル/l。
実施例3 1.000+++2の実施例Iに記されている弱塩基性
アニオン交換体(1,824モルのアミノ基に相当する
)を、912m(+(0,912パル)のIN  HC
l2と共に実施例1に記されている工程により撹拌する
ことにより最初に部分的に担持させ、そして次に0.2
5モルの塩化メチルを用いて部分的に第四級化した。処
理後に、1.140mQの二官能性アニオン交換体が得
られた。
強塩基性基の含有量:0.24モル (−0,21モル/C); 弱塩基性基の含有量:t、sgモル (= 1.39モル/j2)。
実施例4 実施例1に記されている工程により8重量%のジビニル
ベンゼンで架橋結合されたポリスチレンを基にした1、
190mf2の多孔性の弱塩基性アニオン交換体(ジメ
チルアミノメチル基の含有量:1.802モル/7りに
1,500mQの1N塩酸を一緒に撹拌することにより
最初に部分的に担持させ、そして次にそれを6.55 
g(0,13モル)の塩化メチルとの反応により部分的
に第四級化しtこ 。
実施例1に記されているように処理した後に、1.24
0mCの二官能性アニオン交換体が得られtこ 。
強塩基性基の含有量+ 0.124モル(=O,1モル
/2); 弱塩基性基の含有量:1.674モル (、= 1.35モル/N)。
この二官能性アニオン交換体をグルコース溶液の精製用
に使用する時には、このアニオン交換体を用いた処理後
のグルコース溶液の旋光値の減少は測定精度内であり、
換言すると、このアニオン交換体を用いたグルコース溶
液の処理中にグルコースからフルクトースへの異性化は
事実上生じなかった。
実施例5 実施例1に記されている装置中で、5重量%のジビニル
ベンゼンおよび2重量%のオクタ−1゜7−ジエンで架
橋結合されたポリ−[N−(3−ジメチルアミノ−プロ
ピル)−アクリルアミド1を基にした1、000m+2
の多孔性の弱塩基性アニオン交換体(塩基性基の含宵量
:1.8モル)を1.000+++Cの脱イオン水の中
に懸濁させた。懸濁液を撹拌しなから5°Cに冷却し、
そして次に5〜10°Cにおいて撹拌しながら69gの
96%強度硫酸(1,36バル)を40分間にわたり加
えた。pHが一定になるまで(約30分間)、懸濁液を
lo’cにおいて撹拌した。この方法で予備処理された
アニオン交換体の担持度は約75モル%であった。
次にI i、9 g (0,235モル)の塩化メチル
を10〜【5°Cにおいて撹拌しながら懸濁液の中に2
時間にわたり加えた。反応混合物をさらに2時間撹拌し
た。
実施例1に指示されている如く、フィルター管中で4%
強度水酸化ナトリウム溶液および塩化ナトリウム溶液を
通すことにより、部分的にメチル化されたアニオン交換
体を処理した。
1.050m12の二官能性アニオン交換体が得られ 
を二 。
強塩基性基の含有量: 0.10モル/2弱塩基性基の
含有量+1.56モル/l。
実施例6 1.000m12の実施例5に記されているポリアクリ
ルアミドを基にした強塩基性アニオン交換体にフィルタ
ー管中で2.51のlO%強度硫酸を通すことにより完
全に担持させた。排水中のpHが3以上になるまで脱イ
オン水で洗浄することにより、過剰の酸を除去した。
この方法で塩形に完全に転化されたアニオン交換体を実
施例1に記されている装置中で1,000mQの脱イオ
ン水の中に懸濁させた。懸濁液を5℃に冷却し、そして
次に40gの45%強度水酸化ナトリウム溶液(0,4
5パル)を3〜5°Cにおいて撹拌しながら10分間に
わたり加えた。
中和を完了させるために、懸濁液を9.3の一定pHに
おいてさらに30分間撹拌した。この部分的な再生後の
アニオン交換体の担持度は約75モル%であった。
11.9gの塩化メチレンを用いるアニオン交換体の部
分的なメチル化および二官能性アニオン交換体の処理は
、実施例5に記されている如くして行われた。
1.060m12の二官能性アニオン交換体が得られた
強塩基性基の含有量:0.095モル/1弱塩基性基の
含有量:1.56モル/l。
実施例7 1.000IQの実施例5に記されているポリアクリル
アミドを基にした弱塩基性アニオン交換体を実施例6中
で指示されている如くして最初に2゜57!のlO%強
度硫酸を通すことにより塩形に完全に転化させた。
この方法で予備処理されたアニオン交換体樹脂を次に、
スタラー、温度計、滴下漏斗、還流冷却器およびpH測
定装置を備えた撹拌フラスコに移し、そして800m(
lの脱イオン水の添加後に、80g(0,9モル)の4
5%強度水酸化ナトリウム溶液を5−1O°Cにおいて
撹拌しながら10分間にわたり加えた。混合物を次に一
定のpH(9,5)において30分間撹拌し、次に11
4gの塩化ベンジル(0,9モル)を加え、そして混合
物を50°Cでさらに8時間撹拌した。この時間中に、
全部で180IQの5MNaOHを懸濁液に嫡々添加す
ることによりpHを9.5に一定に保った。
冷却後に、残存している塩化ベンジルを除去するために
部分的にベンジル化されt;アニオン交換体を最初にフ
ィルター管中でメタノールで洗浄し、そして次に脱イオ
ン水で洗浄してメタノールを置換した。
1.150IQの二官能性アニオン交換体が得られた。
強塩基性基の含を量:0.53モル/P弱塩基性基の含
有量ニー0.75モル/l。
114gの塩化ベンジルの代わりに145gの塩化p−
クロロ−ベンジルを使用した場合には、0.45モル/
lの強塩基性基および0.85モル/iの弱塩基性基の
含有量を有する1、130m(2の二官能性アニオン交
換樹脂か得られた。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1、第三級アミノ基を含有している弱塩基性アニオン交
換体を一般的アルキル化剤を用いて部分的に第四級化す
ることによる二官能性アニオン交換樹脂の製造方法にお
いて、第四級化の前に弱塩基性アニオン交換体に強酸を
部分的に担持(1oad)させることを特徴とする方法
2、アニオン交換体中のアミノ基の20〜85%に強酸
を担持させることを特徴とする、上記lの方法。
3、部分的な担持用に鉱酸を使用することを特徴とする
、上記lまたは2の方法。
4、部分的な担持を計算された量の酸を使用して実施す
ることを特徴とする、上記1,2および/または3の方
法。
5、第一段階で弱塩基性アニオン交換体に過剰量の酸を
完全に担持させそして第二段階で計算された量の水性塩
基を用いる処理により完全に担持させた弱塩基性アニオ
ンを部分的に再生させることにより、部分的な担持を二
段階で実施することを特徴とする、上記1,2および/
または3の方法。
6、第三級アミノ基を含有している弱塩基性アニオン交
換樹脂が架橋結合されたポリスチレンを基にした樹脂で
あることを特徴とする、上記1〜5のいずれかの方法。
7、弱塩基性アニオン交換体あ第三級アミノ基に強酸を
部分的に担持させそして次に部分的に塩形で存在してい
る弱塩基性アニオン交換体を一般的アルキル化剤を使用
して部分的に第四級化することにより得られる、二官能
性アニオン交換体。
8、架橋結合されたポリスチレンを基にしり弱塩基性ア
ニオン交換体の第三級アミノ基に第三級アミノ基の30
〜85%が塩形で存在するような量の酸を担持させそし
て次に二官能性アニオン交換体中の強塩基性基の含有量
が樹脂中に含まれている全部の塩基性基の5〜25%と
なるような量のアルキル化剤を用いて第四級化すること
により得られる、二官能性アニオン交換体。
9、砂糖水溶液の脱塩および脱色用の、上記8の二官能
性アニオン交換体の使用。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、第三級アミノ基を含有している弱塩基性アニオン交
    換体を一般的アルキル化剤を用いて部分的に第四級化す
    ることによる二官能性アニオン交換樹脂の製造方法にお
    いて、第四級化の前に弱塩基性アニオン交換体に強酸を
    部分的に担持させることを特徴とする方法。
JP1178214A 1988-07-16 1989-07-12 二官能性アニオン交換樹脂の製法、新規な二官能性アニオン交換樹脂、およびその使用 Expired - Fee Related JPH0667478B2 (ja)

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