JPS59194914A

JPS59194914A - ワ−ク移送装置

Info

Publication number: JPS59194914A
Application number: JP6661883A
Authority: JP
Inventors: Kyuji Kiryu; 桐生　久二; Kensuke Aizawa; 相澤　憲輔
Original assignee: Tokico Ltd
Current assignee: Tokico Ltd
Priority date: 1983-04-15
Filing date: 1983-04-15
Publication date: 1984-11-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、塗装装置等の作業装置に用いられ、コンベヤ
に吊下されて搬送されるワークを安定的に支持し得るワ
ーク移送装置に関するものである。

例えば、塗装用ロゴ、トを使用して塗装されるべきワー
クに対して自動塗装を行なう塗装装置には、コンベヤと
、該コンベヤに吊下して設けられワークを移送するハン
ガとを有するワーク移送装置が付設され、該ワーク移送
装置によってワークを搬送する間に塗装が行なわれるよ
うに構成したものは従来から知られている。

しかしながら、前述のようなワーク移送装置にあっては
、例えばコンベヤの負荷が変動する等して該コンベヤが
振動すると、それに吊下されて移送されるハンガと共に
該ハンガに取付けたワークが揺動せしめられることにな
る。このようにワークが揺動して不安定な状態で搬送さ
れると、それに対する塗装等の作業が円滑に行なわれな
くなる欠点があった。

そこで、ハンガの揺動を防止するために、コンベヤに沿
って案内部材を添設し、該案内部材にノ１ンガを挾持さ
せながら該ハンガを移送するようにしたものも知られて
いる。

このような構成を採用すると、ワークの進行方向左右へ
の動きを規制することはできるが、しかし進行方向前後
には自由に動き得るため、ワークの安定を必ずしも十分
に行なわせることができない欠点があった。

本発明は叙上の点に鑑みなされたもので、コンベヤに吊
下されて搬送されるワークを極めて安定した状態に支持
し得るようにしたワーク移送装置を提供することを目的
とするものである。

前述の目的を達成するために、本発明に係るワーク移送
装′１１ｔは、主コンベヤと、該コンベヤに吊下されて
ワークを搬送するノ１ンガと、該ノ１ンガに設けた係合
部材と、該コンベヤに添設されて該保合部材と係合する
ことにより回転駆動される同期コンベヤと、該同期コン
ベヤに追従回転する従動コンベヤと、該従動コンベヤに
取付けられて前記ノーンガの先端部を挾持することによ
り該ノ１ンガを支持するチャツカとで構成したことをそ
の特徴とするものである。

このように構成することによって、ノーンガはその両端
が主コンベヤとチャ、力とにより支持されるから、極め
て安定した状態で移送され、作業中にワークがみだりに
揺動することはない。しかも、チャツカを従動コンベヤ
に取付け、該従動コンベヤをハンガに取付けた保合部材
によって回転駆動される同期コンベヤにより回転駆動せ
しめられるから、従動コンベヤは主コンベヤと同速で回
転駆動され、ハンガを鉛直状態で移送させることができ
る。

以下、塗装装置におけるワーク移送装置として用いた場
合につき、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図中１は主コンベヤを示し、該主コンベヤ１はオーバヘ
ッド型のチェーンコンベヤからなシ、例えば電動モータ
（図示せず）によシ駆動されるようになっている。そし
て、主コンベヤ１には所定間隔をもって複数の杆状のハ
ンガ２が吊下して設けられ、該ハンガ２の途中にはワー
ク３が取付けられて、該ワーク３はハンガ２と共に主コ
ンベヤ１によって第１図中矢示方向に搬送されるように
なっている。そして、主コンベヤ１に沿って塗装用ロボ
ット４が設置されておシ、前記ワーク３は主コンベヤ１
によシ搬送される間に該塗装用ロボット４によって塗装
されるように構成されている。

このようにして搬送されるワーク３に対する塗装作業を
円滑に行なうために、このワーク移送装置には該ワーク
３の揺動を防止するハンガ支持機構が設けられている。

（５）そこで、当該ハンガ支持機構について説明する。

まず、５は同期コンベヤとしての同期チェーンを示し、
該同期チェーン５は主コンベヤ１の側部に配設したスジ
ロケット６．フ間に巻回して設けられている。そして、
同期チェーン５にはノ）ンガ２の間隔とほぼ等しい間隔
で複数の保合片８が取付けられており、またハンガ２に
は係合部材９が固着して設けられ、主コンベヤ１により
７１ンが２が移送されると、係合部材９は係合片８と当
接してそれを押動することにより同期チェーン５は主コ
ンベヤ１と同期して回転せしめられるようになっている
。そして、スプロケット６０回転軸には回転伝達部材１
０が連結して設けられ、該回転伝達部材１０は下方に垂
下して設けられている。

次に、１１は主コンベヤ１の下部に設置した筐体で、該
筐体１１の上面には主コンベヤ１の走行方向にスリット
溝１１Ａが形成されている。一方、ハンガ２の下端部は
ワーク３よシ下方位置にまで突出せしめられておシ、該
７１ンガ２の下端部は前記スリット溝１１Ａ内に挿通さ
れるようになって（６）いる。そして、このハンガ２のスリット溝１１Ａへの挿
通を確実ならしめるために、該スリット溝１１Ａの入口
部はその幅が広くなっている。また、筐体１１の内部に
はスリット溝１１Ａの両側に一対の従動コンベヤとして
の従動チェーン１２゜１２が設けられておシ、該各従動
チェーン１２はそれぞれスゾロケッ）１３．１３および
１４゜１４間に巻回して設けられている。そして、−刃
側のスゾロケッ）１３．１３を連結する回転軸１３Ａは
ベベルギヤ１５によシ回転伝達部材１０に接続されてお
シ、スデロケッ）１３．１３は該ベベルギヤ１５および
回転伝達部材１０を介してスプロケット６によシ回転せ
しめられこれによシ従動チェーン１２．１２が一体的に
回転駆動されるように構成されている。ここで、従動チ
ェーン１２ｔ１２を同期チェーン５と同速で回転させる
必要があるため、スプロケットロとスプロケット１３．
１３と同径で同じ歯数を有するように形成されている。

１６は従動チェーン１２．１２間に跨設した取付板で、
該取付板１６にはチャツカ１７が取付けられている。該
取付板１６およびそれに取付けたチャツカ１７は同期チ
ェーン５に設けた保合片８と同じ間隔で同数設けられて
いる。該チャツカ１７はく字状の板体で形成され、ハン
ガ２の下端部がスリット溝１１Ａに挿通されたときにそ
れを左右から挾持する挾持板１８．１８を有し、該挟持
板１８．１８は支持板１９．１９の一端側に支持されて
いる。そして、該支持板１９．１９はビン２０．２０に
より取付板１６に枢着されると共に、その他端部は取付
板１６を貫通して下方に延びその下端部間には引張りば
ね２１が設けられ、これによシ支持板１９．１９はその
上端部が拡開する方向に付勢されている。また、支持板
１９゜１９の背面にはブラケッ）２２．２２が固着して
設けられ、該ツラケッ）２２．２２にはローラ２３．２
３が回転自在に支持されている。さらに、従動チェーン
１２．１２上にはそれらに沿って案内部材２４．２４が
設けられ、ローラ２３，２３は該各案内部材２４．２４
と当接することができるようになっている。案内部材２
４．２４はその中間部分が平行に配設され、これらの間
隔は一定となっているが、両端部は相互に離反する方向
に曲折されてその間隔が徐々に増大するようになってい
る。そして、案内部材２４．２４のスプロケッ）１３．
１３側における曲折部ではチャツカ１７は当初ばね２１
によシ支持板１９．１９の上端部が拡開して挾持板１８
，１８は相互に離間しており、ローラ２．３．２３が案
内部材２４　、２４に当接案内せしめられることによシ
ばね２１に抗して挾持板１８．１８が近接せしめられ、
ハンガ２の下端部を挾持することができるようになって
いる。一方、案内部材２４．２４のスプロケット１４．
１４側の曲折部ではチャツカ１７はそのばね２１の作用
によシ挾持板１８，１８が相互に離間する方向に変位さ
せ、ハンガ２を該各挾持板１８．１８から離脱させるこ
とができるようになっている。

このようにチャツカ１７は取付板１６と共に従動チェー
ン１２．１２により搬送されるものであ（９）シ、該従動チェーン１２．１２はスプロケット１３．１
３を回転駆動することによシ行なわれる。

そして、該スプロケッ）１３．１３の駆動力はベベルギ
ヤ１５および回転伝達部材１ｏを介して同期チェーン５
のスプロケット６から伝達されるが、スプロケット１３
．１３の回転を軽負荷で円滑に行なわせるために、その
回転軸１３Ａには補助エアモータ２５が連結されている
。該補助エアモータ２５は常時作動状態におかれている
が、ベベルギヤ１５を介してスプロケット６からの駆動
力が回転軸１３Ａに伝達されないときにはスゾロヶッ）
１３．１３を回転させることができないようになってい
る。そして、スプロケット６０回転がスプロケットｉａ
、ｉａに伝達されると、エアモータ２５が回転し、スプ
ロケッ）１３．１３を極めて軽負荷で回転させることが
できるようになっている。

なお、図中２６は同期チェーン５の係合片８とハンガ２
の係合部材９との当接部の裏面側に設けたガイド部材、
２７社同期チェーン５に張力を付（１０）与する押付ローラをそれぞれ示し、該ガイド部材２６と
押付ローラ２７によシ同期チェーン５のたるみが防止さ
れ、該同期チェーン５をハンガ２に確実に同期して回転
させることができるようになっている。

本発明は前述のように構成されるが、次にその作動につ
いて説明する。

まず、従動チェーン５に設けた保合片８はスズロケット
６側で係合部材９と当接し得る位置に配置され、また従
動チェーン１２に設けた取付板１６に取付けたチャツカ
１７も保合片８に対応する位置に配置されている。そし
て、ハンガ２に塗装されるべきワーク３を取付け、主コ
ンベヤ１を駆動してハンガ２と共にワーク３を第１図中
矢示方向に搬送する。

このようにしてへンが２がワーク３と共に搬送されると
、まずハンが２の先端が筐体１１のスリット溝１１Ａに
挿入される。そして、ハンガ２の係合部材９が同期チェ
ーン５に設けた保合片８と当接する。これと同時に、へ
ンが２の下端部がチャツカ１７の挾持板１８，１８と対
面する部位に位置する。そして、この状態ではチャツカ
１７は案内部材２４．２４間の間隔が幅広くなった位置
にあるから、その挾持板１８，１８はばね２１の作用に
よシ相互に離間した状態となっている。このために、ハ
ンガ２の下端部は支障なく挾持板１８゜１８間に位置せ
しめられる。そこで、同期チェーン５はそれに設けた係
合片８がハンガ２に設けた保合部材９により押動される
から、該同期チェーン５は回転駆動され、スズロケット
６を回転させる。

このように、スズロケット６が回転すると、回転伝達部
材１０およびベベルギヤ１５を介してスプロケッ）１３
．１３が回転せしめられ、従動チェーン１２．１２が回
転する。ここで、スズロケット６とスプロケッ）１３．
１３とは同一径で同一歯数を有するものであるから、従
動チェーン１２．１２は同期チェーン５と同速回転する
。しかも同期チェーン５はハンガ２に同期して回転する
から、ハンガ２と従動チェーン１２．１２に取付けたチ
ャツカ１７とは同速で移動する。そして、案内部材２４
．２４はチャツカ１７の移動方向に向ってその間隔が狭
くなるから、該各案内部材２４と当接するローラ２３に
よシ挾持板１８゜１８が相互に近接し、ハンガ２を挾持
し、この状態を保ったままハンガ２とチャツカ１７とは
同速で移動する。このようにハンガ２がチャツカ１７に
挾持されると、該ハンガ２は主コンベヤ１およびチャツ
カ１７の上下２点で支持されて鉛直状態に保持され、そ
の進行方向左右にも前後にも揺動せず、極めて安定した
状態で搬送され、ワーク３の固定が確実に行なわれる。

このようにワーク３が搬送される間に塗装用ロデット４
によシ該ワーク３に対する塗装が行なわれるが、ワーク
３は極めて安定した状態に保持されているから１．塗装
作業が円滑に行なわれ、塗装品質が良好となる。

そして、ワーク３に対する塗装作業が終了し、チャツカ
１７がスプロケット１４．１４に近接した位置になると
、案内部材２４．２４はその間隔（１３）が増大するから、挾持板１８，１８も相互に離間する方
向に変位せしめられ、ハンガ２はチャツカ１７から離脱
する。次いで、係合部材９と係合片８との間の保合も解
除されて、ハンガ２は筐体１１のスリット溝１１Ａを通
過せしめられる。

ここで、前述のようにワーク３の揺動を防止するために
は、ハンガ２とチャツカ１７とが同速で移送されるよう
にしなければならないが、チャツカ１７を同期チェーン
５と同速で回転される従動チェーン１２に取付け、しか
も同期チェーン５をハンガ２により回転駆動されるよう
にしているから、チャツカ１７を確実にハンガ２と同速
で移送することができる。また、同期チェーン５の係合
部材９と係合片８との係合部位にはガイド部材２６に裏
当てされており、しかも押付ローラ２７によシ該同期チ
ェーン５には張力が付与されているから、ハンガ２・ど
同期チェーン５との間に同期誤差が生じることはない。

さらに、スプロケット１３゜１３の回転軸１３Ａには補
助エアモータ２５が連結されているからスプロケット６
からスズロケ。

（１４））１３．１３への回転の伝達が極めて軽負荷で行なうこ
とができる。

而して、同期チェーン５に取付けられる係合片８および
従動チェーｙ１２，１２に取付けられるチャツカ１７を
ハンｆ２，２間の間隔とほぼ同じ間隔で配設し、スプロ
ケット６．７問およびスプロケッ）１３．１４間の間隔
をへンが２，２間の間隔よシ長くすることによシ、最初
に保合片８およびチャツカ１７の位置決めを行なうだけ
で連続的にハンガ２の挟持を行なわせることができる。

なお、前述の実施例では同期コンベヤおよび従動コンベ
ヤをそれぞれチェーンコンベヤで構成シたが、これに代
えてベルトコンベヤを使用してもよい。また、スプロケ
ット７およびスプロケット１４．１４はアイドラである
からそれらを無歯状のローラで構成することもできる。

さらに、従動チェーン１２．１２を筺体１１内に収納す
るものとしたが、これは塗料が各従動チェーン１２、ス
ジロケ、）１３．１４等に付着するのを防止するためで
ろって、それらが汚損するおそれがなければ、筐体１１
は必ずしも設ける必要はない。さらにまた、回転伝達部
材１０１ベベルギヤ１５を介してスジロケット６０回転
を確実にスプロケット１３．１３に伝達することができ
れば、補助エアモータは必ずしも設ける必要はない。さ
らにまた、主コンベヤ１に沿ってノ・ンガ２の上方部分
を挾持する案内レールを付設することもでき、このよう
にすればワーク３の安定はさらに良好になる。

以上詳細に説明したように、本発明に係るワーク移送装
置によれば、ハンガの下端部を固定するチャツカを設け
、該チャツカをノ・ンガと同速で移送するように構成し
たから、ワークを安定した状態で搬送し、その進行方向
左右だけでなく前後方向にも揺動するのを防止すること
ができ、該ワークに対する塗装等の作業を極めて円滑か
つ確実に行なわせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のワーク移送装置を塗装装置に用いた状
態を示す全体構成図、第２図は第１図の平面図、第３図
は一部を破断にして示す第１図の■−■矢示方向外観＠
褐図、第４図は第２図の■−■矢示方向断面図、第５図
は第３図のｖ−ｖ矢示方向断面図、第６図（イ）、（ロ
）はそれぞれ異なる作動状態を示すチャツカの作動説明
図である。１・・・主コンベヤ、２・・・ハンガ、３・・・ワーク
、５・・・同期チェーン、６，７，１３．１４・・・ス
プロケット、８・・・係合片、９・・・係合部材、１０
・・・回転伝達部材、１２・・・従動チェーン、１５・
・・ベベルギヤ、１７・・・チャツカ、１８・・・挾持
板、１９・・・支持板、２１・・・ばね、２３・・・ロ
ーラ、２４・・・案内部材、２５・・・補助エアモータ
。（１７）。６５第４図第５図第６図（イ）　　　　　　　　（ロ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）主コンベアと、該主コンベヤに吊下されてワーク
を搬送するハンガと、該ハンガに設けた保合部材と、該
主コンベヤに添設されて該保合部材と係合することによ
り回転駆動される同期コンベヤと、該同期コンベヤに追
従回転する従動コンベヤと、該従動コンベヤに取付けら
れて前記ハンガの先端部を挾持することにより該ハンガ
を支持するチャツカとを備えてなるワーク移送装置。
（２）　　前記同期コンベヤおよび従動コンベヤはチェ
ーンコンベヤである特許請求の範囲（１）項記載のワー
ク移送装置。
（３）　　前記同期コンベヤおよび従動コンベヤはベル
トコンベヤである特許請求の範囲（１）項記載のワーク
移送装置。
（４）　　前記チャツカは前記ハンガを両側から挾持す
る一対の挾持部材と、該各挾持部材の背面に取付けられ
たローラとを備え、前記従動コンベヤに沿って設けた案
内部材に該各ローラを案内させることにより前記各挟持
部材を近接、離間させる構成とした特許請求の範囲（１
）項記載のワーク移送装置。
（５）前記従動コンベヤの回転軸には該従動コンベヤの
駆動を補助する補助エアモータを連結して設けてなる特
許請求の範囲（１）項記載のワーク移送装置。