JP3123205B2 - 搬送システム - Google Patents

搬送システム

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JP3123205B2
JP3123205B2 JP04110382A JP11038292A JP3123205B2 JP 3123205 B2 JP3123205 B2 JP 3123205B2 JP 04110382 A JP04110382 A JP 04110382A JP 11038292 A JP11038292 A JP 11038292A JP 3123205 B2 JP3123205 B2 JP 3123205B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製工場等において、
軽量な被縫製物や品物をキャリアに搭載して、そのキャ
リアを案内部材に沿って搬送する搬送システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場等において被加工品や完成品
を搭載したキャリアを搬送する搬送システムとしては、
種々の機構のものが実用化されている(例えば、特開平
3−56323号公報,特開平3−61156号公報,
特公平3−36712号公報参照)。
【0003】本願出願人の出願に係る特開平3−563
23号公報や特開平3−61156号公報に記載のハン
ガーコンベアシステムは、ハンガーを45度おきの8方
向へ振り分ける複数の振り分け装置と、各一対の振り分
け装置間を連結する複数の中間レール装置と、振り分け
装置に連結され作業ステーションへ延びる複数の分配レ
ール装置とを備えている。そして、中間レール装置及び
分配レール装置は、水平方向に延びるように架設支持さ
れた2条のレールと、そのレールに沿って水平方向に延
びるように配設された無端チェーンと、この無端チェー
ンをレールに沿って移動するように駆動する駆動手段と
を備えている。これにより、このレールに移動自在に支
持される転動ローラを有するハンガーが移動され、被加
工布や完成品を各作業ステーション等に搬送する。
【0004】前記中間レール装置の無端チェーンは水平
面内に配設されて所定方向へ周回駆動され、ハンガーの
頂部には搬送方向と直交する水平軸回りに回転可能な一
対のスプロケットが設けられ、各スプロケットの外側に
は複数の検出用スリットを有する検出用ディスクが同軸
状に設けられている。また、無端チェーンには、その搬
送駆動力をスプロケットに伝達する為の多数の係合ロー
ラが設けられており、一対のスプロケットのうち無端チ
ェーンと対向するスプロケットが無端チェーンの係合ロ
ーラに係合され、そのスプロケットを介して無端チェー
ンの搬送駆動力をハンガーに伝達するように構成されて
いる。各スプロケットとハンガーとの間には、摩擦クラ
ッチ機構が組み込まれており、通常の搬送時にはハンガ
ーに対するスプロケットの回転が阻止され、また検出用
スリットを検出する為にハンガーをロック機構により強
制的に停止させた時には、摩擦クラッチ機構に滑りが生
じてハンガーに対するスプロケットの回転が許容される
ように構成されている。
【0005】また、分配レール装置の作業位置には、無
端チェーンの進行方向の下流方向からハンガーを係止す
るロック機構が設けられており、そのロック機構により
ハンガーを停止させる。一方、中間レール装置のチェー
ンとほぼ同水平面上に架設され、且つ、分配レール装置
のレールに沿って配置された無端チェーンにより、ハン
ガーが作業位置に移動させられる。作業の間、ハンガー
がロック機構により係止され、且つ、無端チェーンに噛
み合っている。よって、ハンガーは無端チェーンの進行
方向にも後退方向にも移動不可能となり、前記摩擦クラ
ッチ機構により停止位置でハンガーのスプロケットが自
転する。そして、作業者は、ハンガーに被加工布を搭載
したまま作業するか或は、そのまま作業すると作業に支
障を来す場合に、ハンガーから一旦被加工布を降ろし再
び搭載している。作業終了後、作業者によりロック機構
が解除され、再び、無端チェーンによってハンガーは移
動させられ、再び、振り分け機構に投入される。
【0006】また、特公平3−36712号公報に記載
されたハンガーコンベアシステムにおいては、図24に
示すように搬送用レール310が環状に配置されてお
り、各作業ステーションWSを結んでいる。この搬送レ
ール310は図25に示すように転動ローラ311を有
するハンガー312がその上を移動できるように傾斜が
つけられており、搬送レール310の傾斜により各作業
ステーションWSの間をハンガー312がその自重で移
動可能となっている。作業ステーションWSには、搬送
レール310の低い位置にハンガー312の待機位置S
Pと被加工物に加工を施す作業位置WPとが設けられて
おり、それぞれの位置で1本づつハンガー312が停止
機構314によりかってに移動できないように固定され
る。この作業位置WPで被加工布はハンガー312から
一旦降ろされ、所定の縫製終了後再びハンガー312に
搭載される。
【0007】また、搬送レール310の最下端部には立
設されたリフト棒316を間隔を置いて複数個有するベ
ルト318とその駆動装置320とからなるリフト機構
322が設けられている。そして、停止機構314が解
除されると、搬送レール310の最下端部にハンガー3
12が達し、周動しているベルト318のリフト棒31
6にハンガー312の軸部324が係合し、搬送レール
310の最下端部から次の作業ステーションWSまで自
重で到達可能な上方までハンガー312がリフトされ
る。以下同様にしてハンガー312が環状に配置された
搬送レール310に沿って各作業ステーションWSを順
々に移動していく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハンガーコンベアにおいては、その無端チェーンと前記
ロック機構により停止位置にハンガーが固定されるの
で、作業者が加工布を動かしたい動作と作業の際の被加
工布の動作が対応せず、作業者の動作の妨げとなった
り、作業者が移動を強いられている。また、作業者の動
作の妨げとなる場合に、ハンガーから一旦被加工布を降
ろし再び搭載するという手間が必要である。ハンガーに
加工布を搭載したまま作業者が移動もせずに作業する
と、無理な姿勢や被加工布を引っ張った状態で作業をす
ることになる。よって、作業ミスや被加工布の損傷が生
じたり、作業が困難になるという問題点がある。
【0009】また、前者従来例に対しては、ハンガー移
動のために分配レールに無端チェーンとその駆動装置な
どを設ける必要がある。後者従来例においては、搬送レ
ール310が環状に配置されているのでハンガー312
は、作業ステーションWSをパスしたり作業行程の順番
を作業ステーションの位置を変更することなく換えるこ
とができず、ハンガー312の移動工程に制約がある。
この場合、各作業ステーションWSの配置を一直線状か
らL字形や他の形状に配置変換したいときには、搬送レ
ール310が連続するように一連の作業位置を配置させ
るべく、搬送レール310の高低差の大きさやそれに伴
うリフト機構322の構造などをその高低差に対応させ
る必要がある。そのほか、無端チェーン等のハンガー3
12を移動手段を設けていないことから各作業ステーシ
ョンWSの間隔が広くなるとその間隔に応じて搬送レー
ル310の高低差を大きくしたり、その高低差が設けら
れない場合には新たに搬送レール310の別の場所に高
低差とリフト機構322を設ける必要があり、構造が一
定化できずハンガーコンベアシステム全体の構造が複雑
になりコストもかさむ。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、作業動作やキャリアの移動を自
由自在とし、加工のしやすい、且つ、低コストでコンパ
クトな搬送システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の搬送システムは、搬送ライン上に設けら
れ、被加工物や完成品を作業ステーションへ搬送するた
めのキャリアを受け入れ保持すると共に、そのキャリア
を別の方向に振り分ける振り分け部を有する振り分け装
置と、前記振り分け装置の振り分け部からキャリアを作
業ステーション側に導入する入口部及び作業ステーショ
ン側から前記振り分け部に導出する出口部をそれぞれ前
記振り分け部に対向するように備え、且つキャリアを案
内する案内部材とを備えた搬送システムにおいて、前記
案内部材は、その入口部から前記作業ステーション側に
向かって徐々に低くなるように緩傾斜に構成され、前記
案内部材の低い位置にある前記キャリアを前記出口部に
案内すべく上方にリフトするリフト装置を前記案内部材
に関連させて備え、前記案内部材の入口部及び出口部
は、いずれも前記低い位置よりも高く且つ互いにほぼ同
じ高さであると共に、前記振り分け装置の振り分け部の
高さともほぼ等しく設定したことを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明の搬送システムにお
いて、移動可能なキャリアは被加工物や完成品を搭載
し、振り分け装置によって受け入れ保持され別の方向に
振り分けられる。振り分けられたキャリアは、振り分け
装置の振り分け部から前記案内部材の入口部に導入さ
れ、その入口部から徐々に低くなるように緩傾斜状に形
成された案内部材により作業ステーションに導かれ、且
つ、その低い位置に保持される。リフト装置は、キャリ
アが最終的に振り分け装置に受け入れられる位置である
振り分け部に移動できるように、キャリアを案内部材の
低い位置から上方に移動し、その後、キャリアは案内部
材の出口部から振り分け装置の振り分け部に導出され
る。この場合、前記キャリアを案内部材上で作業ステー
ション側へ自重により移動させることができることと相
俟って、振り分け装置の振り分け部と案内部材の入口部
及び出口部とがそれぞれ前記案内部材の低い位置よりも
高く且つ互いにほぼ等しい高さレベルに設定されている
ことによりキャリアを振り分け装置と案内部材との間で
極めて円滑に受け渡しすることができ、全体としてキャ
リアの搬送効率の向上及びシステム全体のコンパクト化
を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0014】このハンガーコンベアシステムは、縫製加
工工場において搬送体としてのハンガー8(図10〜図
13参照)に吊持した種々のワーク(加工布片、半完成
品、完成品)をハンガー8とともに搬送する為のもので
ある。図1に示すように、このハンガーコンベアシステ
ムHCには、搬送ラインに沿って、複数の振り分け装置
1が所定間隔おきに直列状に配置されており、各対の振
り分け装置1間に複数の中間レールユニット2が架橋状
に配置されている。また、ワーク搬送方向上流端の振り
分け装置1の左右両側には一対のワーク投入用分配レー
ルユニット3が連結され、ワーク搬送方向下流端の振り
分け装置1の左右両側には一対のワーク取出し用分配レ
ールユニット4が連結されている。更に、搬送径路途中
の各振り分け装置1の左右両側には作業者6が配置され
た作業ステーション7に延びる作業用分配レールユニッ
ト5が連結されている。そして、これらハンガーコンベ
アシステムHCの全体に亙って多数のハンガー8(図3
参照)が配設されている。尚、以下の説明において、ワ
ーク搬送方向を基準として上流、下流を定義することと
する。
【0015】前記複数の振り分け装置1は同一の構造で
あり、複数の中間レールユニット2も同一の構造であ
り、また一対の投入用分配レールユニット3(3A,3
B)は左右対称の構造であり、一対の取出し用分配レー
ルユニット4(4A,4B)は左右対称の構造であり、
複数の作業用分配レールユニット5は同一の構造であ
る。このため、このハンガーコンベアシステムHCにお
けるハンガー8の搬送方向は、複数の矢印で示すとおり
基本的に平面視にて搬送方向は反時計回り方向である
が、図1に示すように、右側の投入用分配レールユニッ
ト3Aおよび左側の取出し用分配レールユニット4Bに
おけるハンガー8の搬送方向は時計回り方向である。
【0016】次に、振り分け装置1の具体的構成につい
て図2〜図6を参照して説明する。
【0017】各振り分け装置1は、図3及び図6に示す
ように、独立の1個の装置となるように完全にユニット
化された構造であり、床面に立設される支柱10が設け
られている。この支柱10の上端には、図6に示すよう
に、取付軸部材11が固定されており、その取付軸部材
11の上端には支持板12が固定されている。また、取
付軸部材11には振り分け機構13が回転自在に装着さ
れており、その振り分け機構13の本体部材14は、タ
イミングベルト15とタイミングプーリ16を介してサ
ーボモータ17により回転駆動される。そのサーボモー
タ17は前記支持板12上に装着されており、モータ軸
に固定された駆動プーリ17aとタイミングプーリ16
との間にタイミングベルト15が張設されている。
【0018】前記振り分け機構13は、図5に示すよう
に、45°間隔で放射方向に水平に配設され基端部にお
いて本体部材14に固定された8本の振り分けアーム1
9を有し、振り分けアーム19は、中間レールユニット
2や分配レールユニット3、4、5との間でハンガー8
を移動させる為のものであり、各振り分けアーム19に
は、後述するハンガー8のハンガーロッド51(図11
参照)を導入する為の先端開放状のスリット19aが形
成されている。
【0019】また、各振り分けアーム19の先端部に
は、スリット19aと同様のスリット20aを有する可
動アーム20(振り分け部)がその外端部においてピン
結合され、可動アーム20は中間レールユニット2の出
口部25bや分配レールユニット3、4、5の出口部9
9bからハンガー8の自重でハンガー8を導入する為内
端側へ向かって下り傾斜状に配置されている。更に、振
り分けアーム19の下方にはエアシリンダ18が支柱1
0に固定配置されており、そのエアシリンダ18のロッ
ドを伸長させて可動アーム20を図6に仮想線図示のよ
うに外端側へ向かって下り傾斜状に傾けることにより、
可動アーム20から中間レールユニット2の入口部25
aや分配レールユニット3,4,5の入口部99aへ前
記自重でハンガー8を送り出すように構成してある。
【0020】振り分け装置1は、中間レールユニット2
の出口部25b又は分配レールユニット3〜5の出口部
99bから、1組の振り分けアーム19と可動アーム2
0にハンガー8を受け取った後、振り分け機構13を指
令された角度(45°の整数倍)だけ回転させることに
より、その1組の振り分けアーム19と可動アーム20
を左右何れかの分配レールユニット3〜5の入口部99
a又は中間レールユニット2の入口部25aに一致さ
せ、その後対応するエアシリンダ18のロッドを伸長さ
せることで可動アーム20を起こしてハンガー8を前記
何れかの入口部へ供給する。
【0021】次に、中間レールユニット2の具体的構成
について図2〜図16を参照して説明する。
【0022】各中間レールユニット2は、図2及び図3
に示すように、独立の1個の装置となるように完全にユ
ニット化された構造であり、左右一対の支枠24が平行
に長く設けられ、図12に示すように、両支枠24の各
々の下面に、複数個所において支持片77が配置固定さ
れている。左右の支枠24の下方には、支枠24と平行
になるように、板材を折曲することにより形成された矩
形状の支持金具79が、前記各支持片77にそれぞれ2
本のボルト78により支枠24と間隔を置いて複数個固
定されている。各支持金具79には、図12に示すよう
に、ハンガー8のハンガーロッド51の通過を許す開口
79aが形成されている。
【0023】前記複数の支持金具79の内側に亙って、
前記可動アーム20の外端部と同レベルに支持された2
条のレール25(25A,25B)が開口79aの幅と
同じだけ間隔を置いて配設されている。更に、レール2
5は、図4に示すように、その両端部が内側に折曲して
おり、その折曲部の上流側端部には、鉛直軸心を有する
3個のスプロケット26が設けられており、また、その
下流側端部には鉛直軸心を有する3個のスプロケット2
7が設けられている。前記6個のスプロケット26、2
7に掛装された無端チェーン28(移動体)は右側(図
4の上方側)の内側レール25Aと左側の内側レール2
5Aに沿ってレール25よりも所定高さ高く且つやや内
側に水平面内に配設されている。更に、複数の支持金具
79の内側部には、図12及び図13に示すように、チ
ェーン28を案内するチェーンガイド機構29が取付け
られている。
【0024】左右の支枠24は、図2に示すように、複
数の連結フレーム34により連結され、支枠24と連結
フレーム34とは梯子形状をしている。また、支枠24
の一端における連結フレーム34間には、図3,図7,
図8に示すように、前記スプロケット26うちの中央の
テンショナースプロケット26aを介してチェーン28
の張力を調節するテンション機構30が設けられてい
る。一方、支枠24に他端における連結フレーム34間
には、図3及び図6に示すように、前記スプロケット2
7のうちの中央の駆動スプロケット27aを駆動する駆
動モータ31↑(駆動手段)が設けられている。図5,
図14,図16に示すように、右側(図2の上方側)の
支枠24に対応するレール25のチェーン周回方向下流
側部分に対応する位置の支持金具79には、ストップ機
構32及び検出器33が取付けられている。また、図2
に示すように、左側の支枠24に対応するレール25の
チェーン周回方向下流側部分に対応する位置の支持金具
79には、前記同様のストップ機構32及び検出器33
が取付けられている。
【0025】尚、支枠24の両端における連結フレーム
34間には、図2に示すように、支持フレーム34aが
それぞれ2個ずつ架設されており、それら支持フレーム
34aに支持片77が固定され、支枠24と同様に、2
本のボルト78により支持金具79が支持フレーム34
aに固定されている。これにより、レール25の折曲部
が保持されている。
【0026】前記一対の支枠24の上流端部は、図2及
び図3に示すように、それが連結される振り分け装置1
の支持板12の上面に分配レールユニット3,4,5の
支枠96を介在させて複数のボルトにより分解可能に固
定され、同様に、一対の支枠24の下流端部は、それが
連結される振り分け装置1の支持板12の上面に分配レ
ールユニット3,4,5の支枠96を介在させて複数の
ボルトにより分解可能に固定されている。
【0027】前記右側(図2の上方側)のレール25の
入口部25aとこれに対向する左側のレール25の出口
部25bとは、図4に示すように、振り分け装置1の一
対の隣接する可動アーム20に僅かの隙間をもって接続
するように、相互間の開角が45°をなすように相接近
側へ折曲され、同様に右側のレール25の出口部25b
と左側のレール25の入口部25aとは、図5に示す如
く、振り分け装置1の一対の隣接する可動アーム20に
僅かの隙間をもって接続するように、相互間の開角が4
5°をなすように相接近側へ折曲されている。
【0028】前記スプロケット27と駆動モータ31に
ついて、図4と図6を参照しつつ説明すると、3個のス
プロケット27は、一対の支枠24の下流端部に固定さ
れたブラケット37に装着され、中央の1つの駆動スプ
ロケット27aは、他の2つのスプロケット27よりも
所定距離上流側に配設され、このように駆動スプロケッ
ト27aの配設位置を上流側へシフトさせたことにより
駆動モータ31を中間レールユニット2の一対の支枠2
4に固定することが出来た。
【0029】前記スプロケット26とテンション機構3
0について、図4、図7〜図9を参照しつつ説明する
と、3個のスプロケット26のうち左右のスプロケット
26は、図7に示すように、一対の連結フレーム34に
ボルト又はビスにより固定されたブラケット38に位置
固定的に装着され、また中央のテンショナースプロケッ
ト26aは、図4に示すように、左右の2個のスプロケ
ット26よりも下流側においてブラケット38にワーク
搬送方向に移動可能に装着されている。即ち、テンショ
ナースプロケット26aの軸部材39がブラケット38
のスリット40に挿通され、軸部材39の上端には、図
8に示すように、スライド部材41が設けられ、テンシ
ョナースプロケット26aはスリット40の範囲内でワ
ーク搬送方向に所定距離移動可能に構成してある。尚、
ハンガーコンベアシステムHCの使用中は、駆動モータ
31が常時同一方向へ回転駆動され、チェーン28は図
1の矢印方向へ周回移動している。
【0030】前記テンション機構30は、前記テンショ
ナースプロケット26aを移動可能に支持する構成に加
えて、図9に示すように、ブラケット38上に所定の間
隔を置いて平行に一対のガイド部材48が設けられてい
る。そのガイド部材48は前記スライド部材41(テン
ショナースプロケット26a)を案内するものであり、
また、スライド部材41には、図8に示すように、4個
のガイドローラ49が設けられており、このガイドロー
ラ49によりスライド部材41がガイド部材48に沿っ
て移動可能である。更に、ガイド部材48の下流側に
は、その上面に固定された支持片48aにより下ガイド
輪43が回転可能に支持されている。そして、図7に示
すように、一対の連結フレーム34にはフレーム42が
立設されており、そのフレーム42には、ワンウェイク
ラッチ付きガイド輪44と、上ガイド輪45とが支持さ
れている。
【0031】また、一端部をスライド部材41に固定さ
れたチェーン部材47は、図7に示すように、3つのガ
イド輪43,44,45に案内され、その他端部にウェ
イト46が固定されている。このため、ウェイト46に
作用する一定の重力によりチェーン部材47を介してテ
ンショナースプロケット26aを常に下流方向へ付勢す
ることで、チェーン28の張力を一定に維持することが
出来る。このように、3個のスプロケット26とテンシ
ョン機構30とを一対の連結フレーム34を介して中間
レールユニット2の一対の支枠24に取付けることが出
来た。
【0032】ここで、前記中間レールユニット2のチェ
ーンガイド機構29、ストップ機構32及び検出器33
について説明する前に、ハンガー8の具体的構造につい
て図10〜図13により説明する。
【0033】各ハンガー8には、図12に示すように、
キャリア本体50の中央部から鉛直下方に延びるハンガ
ーロッド51が設けられ、キャリア本体50の上端部に
は、チェーン28に外側から係合するスプロケットから
なる係合円板52が設けられている。また、キャリア本
体50と係合円板52との間には、図13に示すような
摩擦クラッチ機構53が形成配置されている。前記ハン
ガーロッド51の下部には、図3に示すように、複数の
ワークを保持可能なワーク保持部54が設けられてい
る。尚、ハンガー8は基本的には左右対称且つ前後対称
の構造である。
【0034】図11に示すように、前記キャリア本体5
0は搬送方向に細長く形成され、このキャリア本体50
の長さ方向中央部の左右両側部には、軸部材55を介し
てレール25上を転動する転動ローラ56が夫々設けら
れている。左右一対の軸部材55は、図12に示すよう
に、転動ローラ56よりも外側へ所定長さ突出され、軸
部材55にはスリーブ57が回転自在に外嵌装着されて
いる。また、キャリア本体50の両端部の左右両側部に
は、図10及び図11に示すように、レール25の上面
よりも少し上方に位置しハンガー8が搬送方向に揺動し
たときにレール25の上面に当接してハンガー8の揺動
を規制する揺動規制輪58が設けられている。
【0035】更に、キャリア本体50の下部には、図1
1及び図12に示すように、ハンガーロッド51から上
流側と下流側へ所定距離あけた位置に一対の鉛直ボス5
9が一対のレール25間に突設されており、これら鉛直
ボス59にはガイドローラ60が鉛直軸心回りに回転可
能に夫々装着され、これらガイドローラ60と一対のレ
ール25によりキャリア本体50の鉛直軸回りの回動を
規制している。尚、キャリア本体50の両端部には、図
11に示すように、緩衝用のゴム部材61がビス62で
固定され、隣接して搬送されるハンガー8のゴム部材6
1同士が当接することでハンガーロッド51間間隔が所
定間隔に維持されるように構成してある。従って、ハン
ガー8は一対の転動ローラ56を一対のレール25上を
転動させることにより、レール25に沿って移動自在で
ある。
【0036】前記摩擦クラッチ機構53について図13
を参照して説明すると、キャリア本体50の長さ方向中
央部の上端のボス部66には鉛直の円筒穴67が形成さ
れ、係合円板52の中心部にメタル68を介して挿通し
て係合円板52を回転自在に支持する鉛直向きの軸部材
69が円筒穴67に挿入されてキャリア本体50に螺合
されている。また、係合円板52の上下両面には含油樹
脂からなるクラッチ板70が装着され、更に、両クラッ
チ板70は軸部材69に外嵌され、係合円板52の上下
両面の凸部52aを対応するクラッチ板70の小孔に嵌
合させることにより係合円板52と両クラッチ板70と
は相対回転不能に構成されている。また、下側のクラッ
チ板70とボス部66の上端間に座金71が装着される
とともに上側のクラッチ板70と軸部材69の頭部69
a間に座金71が装着され、円筒穴67内において軸部
材69に外装されたクラッチスプリング72により、係
合円板52と一対のクラッチ板70は一対の座金71間
に弾圧的に挟持されている。
【0037】前記クラッチスプリング72の弾性力によ
り、上下各対のクラッチ板70と座金71間に適度の摩
擦力が作用するため、ハンガー8のチェーン周回方向へ
の移動が規制されない状態では、チェーン28からの搬
送駆動力が係合円板52に作用しても係合円板52はキ
ャリア本体50に対して相対回転せず、ハンガー8がチ
ェーン28と一体的にレール25上を移動する。また、
ハンガー8の移動が後述のストップ機構32で阻止され
たときには、上下各対のクラッチ板70と座金71間に
滑りが生じて係合円板52はキャリッジ本体50に対し
て相対回転し、ハンガー8は停止状態に維持される。
【0038】前記係合円板52には、図10に示すよう
に、その円周部にチェーン28と噛合する複数の係合歯
52a(係合部)が等ピッチで形成されている。また、
係合円板52の平面部には、円周12等分位置に基準パ
ルス発生用の11個のビットスリット73が透設されて
おり、円周12等分位置のうちビットスリット73を形
成しない1個所が原点位置となる。更に、係合円板52
の平面部におけるビットスリット73よりも内側には、
係合円板52の回転中心とビットスリット73とを結ぶ
放射線上に、透孔74が11個形成されており、その透
孔74を塞ぐ閉鎖板75がハンガー8毎に異なるように
設けられている。このため、ハンガー8は、2の11乗
−1=2047種類作ることができる。
【0039】このように構成されたハンガー8が後述す
るストップ機構32により停止され、係合円板52が図
10において時計方向へ回転している状態で、後述する
検出器33が、これらのビットスリット73、透孔7
4、閉鎖板75の位置を検出し、ハンガー8の種類(番
号)を識別するための識別コード等の検出信号を出力す
る。
【0040】次に、中間レールユニット2のチェーンガ
イド機構29とストップ機構32と検出器33について
図2〜図4及び図10〜図16を参照しながら説明す
る。
【0041】前記チェーンガイド機構29は、図12に
示すように構成されており、支持金具79の内側部に
は、チェーン28の内側部を案内する一体部品又は複数
部品からなる合成樹脂製の案内条材80と、チェーン2
8の底部を案内する一体部品又は複数部品からなる合成
樹脂製の案内条材81とが、図4及び図12に示すよう
に、各内側レール25Aの斜め上方部に沿って配設され
ている。尚、案内条材80及び81は、図4に示すよう
に、レール25の折曲部の上方には配置されていない
が、連続して配置するようにしても良い。これら案内条
材80,81は、ネジ84により取付け具82,83と
ともに一体的に固定されており、また取付け具82,8
3は図示しないビスにより支持金具79に固定されてい
る。
【0042】ここで、ハンガー8の左右方向への揺動に
より係合円板52がチェーン28から外れるのを規制す
る為、案内条材81の下面には、図12に示すように、
案内条材81及びレール25に沿って延びる断面L字形
の一体部品又は複数部品から構成される揺動規制部材8
5が配設されている。この揺動規制部材85は、前記ネ
ジ84により案内条材81に接するように固定されてお
り、図4には図示されていないが、揺動規制部材85は
内側レール25Aの全長に沿って配置されている。この
揺動規制部材85の先端部である規制部85aは図13
に示すように、ハンガー8のキャリア本体50の内方へ
突出する軸部材55及びスリーブ57の部分の上端に対
して僅かの隙間をもって接近する状態に設けられてい
る。このためハンガーロッド51が内方(図12の時計
回り方向)へ僅かに揺動すると、突起部材86が規制部
85aに下方より当接してハンガー8の揺動が規制され
る。尚、図12に仮想線で示すように、外側の突起部材
86に対応する揺動規制部材85iを外側レール25B
に沿って設けることも可能である。
【0043】次に、前記ストップ機構32と検出器33
について、図2、図5、図14〜図16を参照しつつ説
明すると、ストップ機構32と検出器33は、レール2
5の出口部25bに設けられた支持金具79よりも一つ
チェーン周回方向上流側の支持金具79の内部に配置さ
れ、その支持金具79を介して支枠24に支持される
が、ストップ機構32は、図16に示すように、支持金
具79の内部上面に、ボルト87により固定板が88が
固定され、その固定板88には、図14に示すように、
係止アーム90が折曲部で連結されている支軸89が段
付ネジにて取付けられており、係止アーム90は支軸8
9を中心に回動可能である。また、係止アーム90はハ
ンガー8のキャリア本体50の上端に突出した軸部材6
9の頭部69aをチェーン28の周回方向下流側から係
止するものであり、図14に実線で示す係止位置と仮想
線で示す退避位置とに亙って水平揺動自在である。
【0044】更に、支軸89には係止アーム90を係止
位置へ付勢するトーションバネ91が巻回されている。
そして、前記支持金具79の外側上面には、図14及び
図16に示すように、前記ボルト87により、保持板7
9aを介してエアシリンダ92が設けられており、その
エアシリンダ92は係止アーム90の当接腕部92cの
側面に当接しており、トーションバネ91に抗してピス
トン92aを突出させると、係止アーム90を支軸89
を中心として退避位置に回動させる。尚、当接腕部92
cの端面の当接部92bは、図14に示すように円弧状
に形成されている。また、通常、係止アーム90は係止
位置に配置されている。
【0045】前記係止アーム90の先端部には軸部材6
9の頭部69aを係止するV形の係止部90aが形成さ
れ、そのV形の係止部90aにより軸部材69が左右方
向にずれることなく係止される。
【0046】ストップ機構32により停止したハンガー
8の係合円板52に対応する位置における取付金具79
の内部側面には、図14及び図16に示すように、二組
の発光部と受光部とを有するフォトインタラプタ33
a,33bから検出器33が形成されている。フォトイ
ンタラプタ33aは、ビットスリット73と対向する位
置に配置され、チェーン28の周回速度つまり係合円板
52の回転速度に基づいて原点位置及びビットスリット
73の位置を検出する。また、フォトインタラプタ33
bは、透孔74及び閉鎖板75と対向する位置に配置さ
れ、フォトインタラプタ33aのビットスリット73の
位置データに基づいて透孔74か閉鎖板75かを検出
し、そのデータを図示しないコントロールユニットに供
給する。そして、そのコントロールユニットがフォトイ
ンタラプタ33a,33bからのデータに基づいて、ハ
ンガー8の種類(番号)を識別すると共に、ストップ機
構32によりハンガー8が係止されていることを検出す
る。
【0047】このようにして、検出器33によりハンガ
ー8の番号が識別され、図5に示すように、振り分け装
置1の振り分けアーム19とレール25の出口部25b
とが一致していると、エアシリンダ92のロッド92a
が突出される。これにより、係止アーム90は、トーシ
ョンバネ91に抗して支軸89を中心として退避位置に
回動する。すると、係止アーム90によるハンガー8の
係止が解除され、ハンガー8がチェーン28の周回によ
りレール25の出口部25bの方(矢印A方向)に移動
する。このとき、後続のハンガー8は係止アーム90が
退避位置に配置されているため、係止アーム90の当接
部90bの円弧状端面により、その軸部材69の頭部6
9aが係止されており、続けてハンガー8が搬送される
ことがなく、確実に1個ずつハンガー8がストップされ
る。
【0048】そして、エアシリンダ92のピストン92
aが引き込まれると、係止アーム90はトーションバネ
91により係止位置に回動される。この回動に伴い、後
続のハンガー8の軸部材69の頭部69aと係止アーム
90の当接部90bの円弧状端面とが摺動し、後続のハ
ンガー8がスムーズに搬送され、V形の係止部90aに
より軸部材69が係止され、ハンガー8が係止される。
このとき、更に後続のハンガー8は、そのゴム部材61
と係止中のハンガー8のゴム部材61とが当接している
ので、同様に搬送されない。
【0049】次に、前記作業用分配レールユニット5に
ついて図1、図2、図5、図17を参照して説明する。
【0050】各作業用分配レールユニット5は、図2に
示すように、独立の1個の装置となるように完全にユニ
ット化された構造であり、平面視U形の支枠96は間隔
を置いて平行に配置されている。その支枠96の下面に
は、複数個所に支持片97が配置固定されており、支枠
96の下方には、各支持片97とそれぞれ2本の支持棒
98により、平面視にて略U形の一対のレール99(9
9A,99B)が固定されている。また、一対のレール
99の途中には、図17に示すように、ワーク搬送方向
上流側の部分にはハンガー8を分配レールユニット5か
ら取り外すためのレール分断機構102が設けられてい
る。
【0051】続いて、一対のレール99の湾曲部のワー
ク搬送方向の下流部には、図1及び図17に示すよう
に、縫製作業の妨げにならないためにハンガー8をスト
ックするためのストップ機構100が設けられている。
更に、ストップ機構100よりも下流側の一対のレール
99には、ハンガー8を所定高さリフトさせるためのリ
フト機構101が配設されている。そして、レール99
の出口部99bのやや上流部には、前記振り分け装置1
にハンガー8を戻すタイミングを見極めるためのタイミ
ングストッパ機構130が設けられている。
【0052】前記支枠96の端部は、図6に示すよう
に、振り分け装置1の支持板12に図示しないボルトに
より分解可能に固定されている。前記レール99の入口
部99aと出口部99bは、前記振り分け装置1の可動
アーム20の外端部と同じ高さであって、振り分け装置
1の一対の隣接する可動アーム20に僅かの隙間をもっ
て接続するように、相互間の開角が45°をなすように
相接近側へ折曲されている。また、レール99は、図1
7に示すように、入口部99aからレール分断機構10
2及びストップ機構100を通過してリフト機構101
の下端部まで緩傾斜状(例えば、傾斜角2〜5°)に形
成されている。更に、レール99は、リフト機構101
の上端部からタイミングストッパ機構130を通過して
出口部99bにかけて前記同様に緩傾斜状に形成されて
いる。
【0053】前記ストップ機構100においては、図1
7に示すように、支持板105にエアシリンダ103が
立設されており、その支持板105に回動可能に支持さ
れた係止アーム104は、その一端がエアシリンダ10
3のロッドに段付きネジにより固定されている。また、
係止アーム104はエアシリンダ103のロッドが伸長
されると、回動してハンガー8の突起部材86を係止す
る。更に、支持板105には、図示しない第1のセンサ
が取付けられており、その第1のセンサによりストップ
機構100にてハンガー8が停止されているか否かを判
断する。このストップ機構100は、後述するリフト機
構101と連動されており、リフト機構101が作動す
ると、係止アーム104がハンガー8の突起部材86の
係止を解き再び、後続のハンガー8を停止する。また、
作業開始時や異常時などのため、この連動は解除可能で
あり、リフト機構101は手動でも作動可能である。
【0054】次に、前記リフト機構101について、図
17〜図20を参照しつつ説明すると、作業用分配レー
ルユニット5においては、図17に示すように、一対の
レール99は、ワーク搬送方向下流側に向かって緩傾斜
状に形成され、ハンガー8とそのワークの自重によって
搬送駆動するように構成してあり、またレール99の入
口部99aと出口部99bの高さレベルが同一であるた
め、ハンガー8を出口部99bに送る為にはハンガー8
をリフト機構101により所定高さリフトさせる必要が
ある。このため、前記一対のレール99の出口部99b
のやや上流部には、図19に示すように、搬送方向下流
側に向かって上り傾斜状の一対のリフト用レール107
が設けられている。
【0055】また、一対のリフト用レール107の搬送
方向上流部(最下端位置)には、図示しない第2のセン
サが設けられており、その第2のセンサはハンガー8が
リフト用レール107の最下端位置に存在するか否かを
判断する。更に、内側のリフト用レール107の内側に
は揺動アーム108が回動可能に配設されており、揺動
アーム108の基端部は段付きネジ部材109により内
側のリフト用レール107に揺動自在に枢支されてい
る。更に揺動アーム108の先端部には、ハンガー8に
おいて内側のレール99Aの内側方へ突出する突起部材
86に下方より係合可能な係合部108aが形成されて
いる。尚、前記一対のリフト用レール107の最下端位
置が縫製作業を行うハンガー8の停止位置である。
【0056】前記揺動アーム108の内側には、図18
に示すように、エアシリンダ110が設けられており、
エアシリンダ110のシリンダ本体の基端部が内側のリ
フト用レール107に水平のピン111にて枢着される
と共に、エアシリンダ110のロッド110aの先端に
固定された連結具112が揺動アーム108の基端側部
分の上端部のブラケット部108bに水平のピン113
にて連結されている。前記エアシリンダ110のロッド
110aを完全に退入させると、揺動アーム108は揺
動下限位置(図19図示の位置)となって、その係合部
108aがレール99の上面から突出しない状態に退
き、またエアシリンダ110のロッド110aを伸長さ
せると、係合部108aでハンガー8のキャリア本体5
0の内側の突起部材86を押し上げていって上方へ約9
0度揺動した揺動上限位置(図20図示の位置)にな
る。このように、エアシリンダ110で揺動アーム10
8を上方へ揺動させて内側の突起部材86を押し上げる
ことにより、ハンガー8をリフト用レール107の下端
位置からリフト用レール107の上端位置までリフトさ
せ得るように構成してある。
【0057】更に、前記揺動アーム108を揺動上限位
置から揺動下限位置へ復帰させる際に揺動アーム108
の係合部108aが後続のハンガー8の突起部材86と
干渉するのを防止する為のストッパーアーム114が、
図20に示すように、内側のリフト用レール107と揺
動アーム108間に配設されている。そのストッパーア
ーム114の基端部は段付きネジ115により内側のリ
フト用レール107に揺動可能に枢着されており、また
ストッパーアーム114の先端部には、後続のハンガー
8の転動ローラ56のうちの内側のリフト用レール10
7から僅かに内側方へ突出した部分を下流側から係止す
る係止部114aが形成され、ストッパーアーム114
はそれとリフト用レール107間に張架された引っ張り
バネ116により上方揺動方向へ付勢されている。
【0058】前記ストッパーアーム114には、図19
に示すように、揺動アーム108の係合部108aの下
端に係合可能なピン部材117が突設されている。揺動
アーム108が揺動下限位置に位置したときには、揺動
アーム108でピン部材117を下方へ押動することに
より、ストッパーアーム114がレール99の上面上に
突出しない退避位置(図19図示の位置)に保持され、
また揺動アーム108が揺動下限位置から上方へ移動し
ている間においては、ストッパーアーム114が揺動ア
ーム108で下方へ押動されないため、引っ張りバネ1
16の付勢力で上方へ揺動した係止位置(図20図示の
位置)まで揺動し、リフト用レール107に突設のピン
118に外嵌された緩衝部材119で位置規制される。
【0059】図20に示すように、前記ストッパーアー
ム114が係止位置のとき、後続のハンガー8は、リフ
ト用レール107の下端位置よりもやや上流側位置にお
いてその転動ローラ56がストッパーアーム114の係
止部114aにより下流側から係止されてその位置を保
持するため、揺動アーム108が揺動下限位置に復帰す
る際に、揺動アーム108の係合部108aが後続のハ
ンガー8の突起部材86と干渉することはない。そし
て、揺動アーム108が揺動下限位置に復帰すると、揺
動アーム108によりストッパーアーム114が退避位
置に切り換えられ、後続のハンガー8がリフト用レール
107が傾斜しているため、リフト用レール107の下
端位置(ハンガー8の縫製待機位置)へ自重で移動す
る。
【0060】尚、図示しないリフトボタンが押下される
と、エアシリンダ110のロッド110aが伸長し、揺
動アーム108によりハンガー8がリフトされる。この
とき、一対の転動ローラ56は一対のリフト用レール1
07の上端に沿って転動し、キャリア本体50は水平状
態を維持しつつリフトされる関係上、キャリア本体50
の下流側半分とそれに付設された一対の揺動規制輪58
は一対のリフト用レール107間を移動する。
【0061】前記タイミングストッパ機構130は、前
記リフト用レール107の上端位置とレール99の出口
部99bとの間に配置されており、前記ストップ機構1
00と同一の構成をしている。即ち、図17に示すよう
に、タイミングストッパ機構130においては、立設さ
れたエアシリンダ133のロッドに係止アーム134の
一端が連結されており、振り分け装置1の振り分けアー
ム19とレール99の出口部99bとが一直線上に並ん
でいない場合に、ハンガー8の突起部材86を係止アー
ム134で係止している。また、タイミングストッパ機
構130にも、その位置にハンガー8が存在するか否か
を判断するための第3のセンサ(図示せず)が設けられ
ている。
【0062】次に、前記レール分断機構102について
説明すると、レール分断機構102は、図17に示すよ
うに、レール99の入口部99aのやや下流位置におい
て外側のレール99Bに設けられるものであり、レール
99Bの所定長さ部分が分断レール120に形成され、
分断レール120は図22のようにレール99Bの幅の
1/2の幅に形成されている。また、分断レール120
の上流端部は、図21に示すように、レール99Bの狭
幅レール部121に形成された長穴122に挿通した段
付きネジ123により搬送方向へ移動可能に連結され、
更に分断レール120の下流端部には金具片124が固
着され、分断レール120の下流側のレール99Bの端
部にU形切欠125が形成され、ノブ126aを有する
ノブ付きネジ126がU形切欠125を挿通してその先
端部が金具片124のネジ穴に螺合されている。
【0063】通常のワーク搬送時には、分断レール12
0は図示の状態に保持されて、ノブ付きネジ126が締
結されているため、レール99Bは分断することなく連
続した状態となっているが、何れかのハンガー8を取り
外す必要のある場合に、ノブ付きネジ126を緩めて、
分断レール120を上流側(矢印B方向)へ移動させる
ことにより、図21に仮想線で図示のように、分断レー
ル120を下向き状態に切り換えて、レール99Bの分
断個所からキャリア本体50の一対の鉛直ボス59と揺
動規制輪60を外すことにより、ハンガー8を取り外す
ことが出来る。その取り外し後再び分断レール120を
図示の状態に復元するものとする。
【0064】次に、投入用分配レールユニット3と取出
し用分配レールユニット4について説明すると、左側の
投入用分配レールユニット3Bは、基本的には、前記作
業用分配レールユニット5における支枠96及び一対の
レール99の平行部の左右方向長さを拡大した構造であ
るが、図1に示すように、ストッパ機構100は、レー
ル99の湾曲部よりも上流側(図1における中間レール
ユニット2側)に配置されている。また、タイミングス
トッパ機構130は、レール99の出口部99bの近傍
に配置されている。更に、タイミングストッパ機構13
0とリフト機構101との間には、ハンガー8にワーク
を装着しやすくするために所定の間隔を置いて複数のハ
ンガー8を保持する保持機構(図示せず)が設けられて
おり、またリフト機構101に最も近い位置のハンガー
8の有無を検出するための第4のセンサ(図示せず)が
リフト機構101の近傍に配設されている。
【0065】一方、右側の投入用分配レールユニット3
Aは、図1に示すように、振り分け装置1を中心に左側
の投入用分配レールユニット3Bと左右対称の構造をし
ている。これらの投入用分配レールユニット3A,3B
に関する詳細な説明は省略する。
【0066】また、右側の取出し用分配レールユニット
4Aは、図1のように、基本的には前記作業用分配レー
ルユニット5における支枠96及び一対のレール99の
平行部の左右方向の長さを拡大した構造であるが、前記
左側の投入用分配レールユニット3Bと同じように、ス
トップ機構100は、レール99の中間レールユニット
2側に配置されている。また、同様に、タイミングスト
ッパ機構130もレール99の出口部99bの近傍に配
置されている。そして、左側の取出し用分配レールユニ
ット4Bは、投入用分配レールユニット3と同じよう
に、右側の取出し用分配レールユニット4Aと左右対称
の構造である。これら投入用分配レールユニット4A、
4Bに関する詳細な説明は省略する。
【0067】左右一対の投入用分配レールユニット3
A,3Bを左右対称の構造としたのは、図1に示すよう
に、投入作業者6が矢印Cで示すように、左右に直線的
に往復移動しながら、これら投入用分配レールユニット
3A,3Bの多数のハンガー8にワークを能率的に投入
できるようにする為である。また、左右一対の取出し用
分配レールユニット4A,4Bを左右対称の構造とした
のは、図1に示すように、取出し作業者6が矢印Dで示
すように、左右に直線的に往復移動しながら、これら取
出し用分配レールユニット4A,4Bの多数のハンガー
8から完成品のワークを能率的に取外せるようにする為
である。
【0068】次に、前記ハンガーコンベアシステムHC
の制御系について簡単に説明すると、まず、複数の振り
分け装置1のサーボモータ17及びエアシリンダ18
と、複数の中間レールユニット2のモータ31及びスト
ップ機構32のエアシリンダ92と、複数の分配レール
ユニット3〜5のリフト機構101のエアシリンダ11
0などを制御するコントロールユニットが設けられてい
る。そして、複数の中間レールユニット2の検出器33
からの検出信号はコントロールユニットに供給され、コ
ントロールユニットには、キーボードと、CRTディス
プレイと、プリンタとが接続されている。尚、分配レー
ルユニット3〜5のストップ機構100のエアシリンダ
103は、作業者6により図示しないスイッチ等を介し
て操作することで、リフト機構101とは独立して解除
可能な様になっている。
【0069】前記コントロールユニットには、前記種々
の制御対象機器を制御する制御プログラムと、各ハンガ
ー8の識別コードと対応づけた各ハンガー8の搬送径路
のデータとが予め入力され、又は、図示しないホストコ
ンピュータからデータ転送され、コントロールユニット
は、検出器33からの検出信号に基いて種々の制御対象
機器を制御することにより、各ハンガー8の搬送径路を
制御するように構成してある。
【0070】ハンガー8が被加工物や完成品を搬送する
キャリアに相当する。レール99等が、作業ステーショ
ンへキャリアを案内する緩傾斜状の案内部材に相当す
る。リフト機構101等が案内部材の低部からキャリア
を上方にリフトするリフト装置に相当する。
【0071】以下、前記ハンガーコンベアシステムHC
の作用について説明する。
【0072】まず、投入用分配レールユニット3には、
複数の空のハンガー8が作業者移動範囲C側に配置さ
れ、作業者6が空のハンガー8に順々にワークを止める
と、その各ハンガー8は最上流部の振り分け装置1へ流
れ、その振り分け装置1で振り分けられてその下流側の
中間レールユニット2へ供給されて搬送される。その搬
送途中において検出器33によりハンガー8の識別コー
ドが検出されると、その検出信号に基いて次の振り分け
装置1が制御され、振り分け装置1により2つの作業用
分配レールユニット5と次の中間レールユニット2の何
れか自在に振り分けられる。
【0073】そして、ハンガー8が作業用分配レールユ
ニット5に振り分けられると、ハンガー8は分配レール
ユニット5の緩傾斜状のレール99に沿って移動し、一
旦、ストップ機構100により停止される。先のハンガ
ー8の作業が終了し、図示しないリフトボタンを押すと
リフト機構101により所定位置までハンガー8がリフ
トされる。これと連動して、ストップ機構100の係止
アーム104が回動し、係止されているハンガー8を1
本だけ解放する。すると、自重でリフト用レール107
の最下端位置の作業位置まで移動していく。そして、ハ
ンガー8に掛けられたままのワークが縫製作業を施され
る。このとき、作業者6は、ワークを掛けたままのハン
ガー8をレール99に沿って自在に移動させ、所定の縫
製作業を行う。
【0074】作業の終了後、作業者6により前記リフト
ボタンが押されると、第2のセンサがハンガー8がリフ
ト用レール107の最下端部に存在するかどうかを判断
し、存在すると判断した場合、エアシリンダ110のロ
ッド110aが伸長する。それによって、揺動アーム1
08が回動し、レール99の入口部99aと同じ高さで
あるレベルの出口部99bよりも高い位置まで、揺動ア
ーム108によりハンガー8がリフト用レール107に
沿ってリフトされる。一方、存在していないと判断され
る場合、リフト機構101はそのまま待機し作動しな
い。
【0075】更に、レベルの出口部99bよりも多少高
い位置まで上方にリフトされたハンガー8は、緩傾斜を
成すリフト用レール107に沿って自重で移動してゆ
き、タイミングストッパ機構130により一旦停止させ
られる。そして、振り分け装置1の振り分けアーム19
とレール99の出口部99bとが一直線上に並んだ場合
に、第3のセンサによりハンガー8の存在が確認された
上で、タイミングストッパ機構130からハンガー8が
解除され、振り分け装置1へ供給されて前記同様に振り
分けられる。そして、以下同様にしてハンガー8は順々
に次の工程である下流側へ複数の作業ステーションを経
由しつつ搬送され、最後に取出し用分配レールユニット
4に搬送され、取出し用分配レールユニット4のレール
99に沿って待機しつつ矢印で示すように矢印D側へ流
れ、取出し作業者によりハンガー8から完成品又は未完
成品のワークが取り外される。そして、空のハンガー8
は、複数の振り分け装置1と複数の中間レールユニット
2を介して上流側へ搬送されて、再び投入用分配レール
ユニット3に戻される。
【0076】このようなハンガーコンベアシステムHC
において、図17に示すような、緩傾斜状(例えば、傾
斜度は2〜5度)のレール99を設けているので、ハン
ガー8は、自重と振り分け装置1から振り分けされた時
の慣性とにより、作業用分配レールユニット5の受け口
から作業ステーションの作業位置まで移動する。従っ
て、作業用分配レールユニット5に無端チェーン28な
ど作業ステーションの作業位置までの移動手段等を設け
る必要がないので、作業ステーション周りの装置がコン
パク化でき、且つ、コスト低減も可能である。また、無
端チェーン28にハンガー8が噛み合っていないので、
作業中のハンガー8の移動の自由度は、レール99に沿
って移動自在であり、また作業者に応じた作業速度で作
業可能になるため、大幅に動作が自由になり作業がしや
すくなる。
【0077】また、この緩傾斜になるように設けられた
レールを各レールユニット3,4に設けても良く、緩傾
斜状のレール99に、必要に応じてレールにうねりやバ
ンク角を付けたり、傾斜を種々の角度にしても良い。
【0078】尚、ハンガーコンベアシステムHCの全体
構成としては、振り分け装置1とハンガー8の入口部9
9aと出口部99bの高さレベルがほぼ等しい作業用分
配レールユニット5とを用いているので、図23に示す
ように、複数の振り分け装置1と、複数の中間レールユ
ニット2と、1対の投入用分配レールユニット3と、1
対の取出し用分配レールユニット4と、複数の作業用分
配レールユニット5を適宜組み合わせて、種々の形態の
ハンガーコンベアシステムとすることが容易に可能であ
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の搬送シス
テムは、作業ステーションにおいて、キャリアが固定さ
れず案内部材に沿って移動自在であるので、キャリアに
被加工物を搭載したままでも作業ができ、キャリアから
被加工物等を降ろし再び搭載する手間が省ける。また、
作業者の動作が自由となり、大幅に加工がしやすくな
る。そして、緩傾斜をなす案内部材で搬送ラインから分
岐してキャリアを作業ステーションへ案内しているの
で、その部分にキャリアを噛み合わせて移動させる手段
を設ける必要がなくなり、システム全体をでコンパクト
化することができコストの低減が図れる。そして、前記
キャリアを案内部材上で作業ステーション側へ自重によ
り移動させることができることと相俟って、振り分け装
置の振り分け部と案内部材の入口部及び出口部とがそれ
ぞれ前記案内部材の低い位置よりも高く且つ互いにほぼ
等しい高さレベルに設定されていることによりキャリア
を振り分け装置と案内部材との間で極めて円滑に受け渡
しすることができ、全体としてキャリアの搬送効率の向
上を図ることができると共に、搬送システムの作業ステ
ーションの位置や間隔が任意に配置可能であり、それに
伴って構造を複雑にする必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るハンガーコンベアシステムの全体
構成平面図である。
【図2】振り分け装置と中間レールユニットと作業用分
配レールユニットの概略平面図である。
【図3】振り分け装置と中間レールユニットの側面図で
ある。
【図4】中間レールユニットの要部拡大平面図である。
【図5】振り分け装置と中間レールユニットの一部と作
業用分配レールユニットの要部拡大平面図である。
【図6】振り分け装置と中間レールユニットの要部拡大
側面図である。
【図7】テンショナー装置の縦断側面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】図7の9−9線断面図である。
【図10】中間レールユニットのレール等とチェーンと
ハンガーの平面図である。
【図11】中間レールユニットのレール等とチェーンと
ハンガーの要部の側面図である。
【図12】ハンガーを含む図2の12−12線拡大断面
図である。
【図13】ハンガーの要部とチェーンガイド機構とレー
ルの縦断正面図である。
【図14】中間レールユニットのストップ機構の平面図
である。
【図15】ハンガーと中間レールユニットのストップ機
構の側面図である。
【図16】ハンガーを含む図2の16−16線拡大断面
図である。
【図17】作業用分配レールユニットの正面図(図2の
17矢視図)である。
【図18】作業用分配レールユニットのリフト機構の平
面図である。
【図19】作業用分配レールユニットのリフト機構のリ
フト前の正面図である。
【図20】作業用分配レールユニットのリフト機構のリ
フト後の正面図である。
【図21】作業用分配レールユニットのレール分断機構
の正面図である。
【図22】作業用分配レールユニットのレール分断機構
の平面図である。
【図23】変形例に係るハンガーコンベアシステムの全
体構成概略平面図である。
【図24】従来のハンガーコンベアシステムの全体概略
平面図である。
【図25】従来のハンガーコンベアシステムの概略側面
図である。
【符号の説明】
HC ハンガーコンベアシステム 8 ハンガー 20 可動アーム 25 レール 26、27 スプロケット 28 チェーン 31 モータ 52 係合円板 53 摩擦クラッチ機構 56 転動ローラ 90 係止アーム 101 リフト機構 107 リフト用レール 108 揺動アーム 110 エアシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 9/00 B65G 35/00 B65G 47/61 B65G 47/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ライン上に設けられ、被加工物や完
    成品を作業ステーションへ搬送するためのキャリアを受
    け入れ保持すると共に、そのキャリアを別の方向に振り
    分ける振り分け部を有する振り分け装置と、前記振り分
    け装置の振り分け部からキャリアを作業ステーション側
    に導入する入口部及び作業ステーション側から前記振り
    分け部に導出する出口部をそれぞれ前記振り分け部に対
    向するように備え、且つキャリアを案内する案内部材と
    を備えた搬送システムにおいて、 前記案内部材は、その入口部から前記作業ステーション
    側に向かって徐々に低くなるように緩傾斜に構成され、 前記案内部材の低い位置にある前記キャリアを前記出口
    部に案内すべく上方にリフトするリフト装置を前記案内
    部材に関連させて備え、 前記案内部材の入口部及び出口部は、いずれも前記低い
    位置よりも高く且つ互いにほぼ同じ高さであると共に、
    前記振り分け装置の振り分け部の高さともほぼ等しく設
    定したことを特徴とする搬送システム。
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