JP2800367B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2800367B2 JP12773590A JP12773590A JP2800367B2 JP 2800367 B2 JP2800367 B2 JP 2800367B2 JP 12773590 A JP12773590 A JP 12773590A JP 12773590 A JP12773590 A JP 12773590A JP 2800367 B2 JP2800367 B2 JP 2800367B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、搬送体をその行き先に対応した搬送レール
に振り分けて搬送させる搬送装置に関する。
[従来の技術] 従来より、縫製工場等において縫製加工品等の仕掛材
料を保持した搬送体を搬送するための搬送装置として
は、例えば、本出願人による特願平1−193129号にある
ように、搬送体を搬送する複数の搬送レールに接続され
た振り分け機構を振り分け制御手段により制御し、搬送
体毎に、その行き先に対応した搬送レールに振り分け搬
送させるものが知られている。これは、振り分けアーム
を搬送レールに対向させて、搬送レールにより搬送され
てきた搬送体を、振り分けアーム上に搬入し、振り分け
アームを搬送体の行き先に対応したいずれかの搬送レー
ルに対向移動させ、搬送体をそれぞれ目的の搬送レール
に搬出させるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、こうした従来のものにおいて、搬送レ
ールにより搬送されてきた搬送体を、順次振り分けアー
ム上に搬入し、その搬送体の行き先に対応した搬送レー
ルに対向移動させる動作を、搬送されてくる搬送体毎に
順次、繰り返し行っていた。そのため、複数の搬送レー
ルから複数の搬送体が搬送されてきた場合には、各搬送
体毎に搬入・搬出する動作を繰り返し行なうので、搬送
体を搬送する仕掛時間が長くなってしまうという問題が
あった。
そこで本発明は上記の課題を解決することを目的と
し、搬送体の仕掛時間を短くして、作業効率を向上させ
ることができる搬送装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本発明は課題を解決するた
めの手段として次の構成を取った。即ち、第1図に例示
する如く、 搬送体を搬送する複数の搬送レールに接続され、前記
搬送レールから搬入された前記搬送体を保持する振り分
けアームを複数有し、各振り分けアームを前記搬送レー
ルに対向移動させて前記搬送体を前記搬送レールに搬出
可能な振り分け機構M1と、 該振り分け機構M1を制御して、前記保持された搬送体
毎に、その行き先に対応した前記搬送レールに振り分け
アームを対向させ、それぞれ前記搬送レールに振り分け
る振り分け制御手段M2とを有し、前記搬送体を搬送させ
る搬送装置において、 前記振り分け機構M1は、前記複数の振り分けアーム
が、複数の前記搬送レールに同時に対向し得、且つ前記
搬送体を複数の前記搬送レールから同時に搬入可能に構
成され、 前記搬送体を前記振り分け機構M1に搬入する前記搬送
レール上に、それぞれ前記搬送体が存在することを検出
する検出手段M3と、 該検出手段M3により検出された搬送体が複数の場合に
は、前記振り分け機構M1を制御して前記複数の振り分け
アームを前記複数の搬送レールに同時に対向させた状態
で、前記搬送レールから前記振り分けアームに前記複数
の搬送体を全て搬入させる搬入制御手段M4と、 を備えたことを特徴とする搬送装置。
[作用] 前記構成を有する本発明の搬送装置は、検出手段M3
が、搬送体を振り分け機構M1に搬入する搬送レール上に
それぞれ搬送体が存在することを検出する。そして、搬
入制御手段M4は、検出手段M3により検出された搬送体が
複数の場合、振り分け機構M1を制御して複数の振り分け
アームを複数の搬送レールに同時に対向させた状態で、
搬送レールから振り分けアームに複数の搬送体を全て搬
入させる。そして、振り分け制御手段M2は、振り分け機
構M1を制御して、搬入されている搬送体毎に、その行き
先に対応した搬送レールに搬送体を保持する振り分けア
ームを対向させ、それぞれ搬送レールに振り分けて搬出
する。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図は本発明の一実施例である搬送装置の主にレー
ル等の概略構成を示す平面図、第3図は同側面図であ
る。複数の振り分け機構1a、1b…は縫製工場等に相互間
隔をおいて設置され、それらは同一構造であるので、以
下、一つの振り分け機構1aを中心に説明する。振り分け
機構1aには床面2上に立設される支柱3が設けられてい
る。支軸4は支柱3の上端に取付台5を介して立設さ
れ、その上端には支持板6が固定されている。長四角枠
状のステーションレール用支枠7aはその中間部において
支持板6の上面に支持固定されている。一対の平行なブ
リッジレール用支枠7bは隣接する振り分け機構1a、1b…
の支持板6間に跨って支持固定されている。
後述する搬送体36を搬送する搬送レールとしてのブリ
ッジレール8、10は、複数の吊下金具9によりブリッジ
レール用支枠7bに吊下支持され、振り分け機構1aに接続
されている。本実施例では、一対の平行なブリッジレー
ル8、10により振り分け機構1a、1b同士が互いに接続さ
れている。また、ブリッジレール8、10と同様、搬送体
36を搬送する搬送レールとしてのステーションレール11
が、振り分け機構1a、1b、…の周囲に配置された作業ス
テーションST1、ST2、ST3、ST4、…を経由して搬送体36
を搬送するよう、馬蹄形状に設けられている。
ブリッジレール8の一端及びステーションレール11の
一端には搬入部8a、11aが、ブリッジレール10の一端及
びステーションレール11の他端には搬出部10b、11bがそ
れぞれ形成され、これらの搬入・搬出部8a、11a、10b、
11bが振り分け機構1aの周囲に同一高さ位置で所定角度
(実施例では45度)おきに配置されている。そして、本
実施例では搬出部10b、11bが4箇所あるので、搬送体36
を搬出するためのブリッジレール10またはステーション
レール11を区別するために、第2図に示すように〜
までの番号が予め定められている。また、本実施例で
は、4つづつの搬入部8a、11a、搬出部10b、11bが形成
され、それぞれ互いに隣合うよう、交互に配置されてい
る。
さらにまた、ブリッジレール8の他端には搬出部8b、
ブリッジレール10の他端には搬入部10aがそれぞれ形成
され、隣の振り分け機構1bに接続されている。なお、前
記作業ステーションST1、ST2、ST3、ST4…はステーショ
ンレール11の下方に配置されたミシン等の縫製装置より
形成される。
第4図、第5図に示すように、回転軸12は振り分け機
構1aの支持板6に固定ブラケット13を介して回転可能に
貫通支持され、その下端には駆動スプロケット14が固定
されている。従動スプロケット15は前記支軸4を介して
駆動スプロケット14の反対側に位置するように、支持板
6の他側下面に可動ブラケット16を介して回転可能及び
位置調節可能に取り付けられている。一対の連動軸17は
前記両スプロケット14、15間に位置するように、支持板
6に可動ブラケット18を介して回転可能及び位置調節可
能に貫通支持され、それらの下端には連動スプロケット
19が固定されている。
無端状の第1チェーン20は隣の振り分け機構1bの駆動
スプロケット14と従動スプロケット15とに跨がって掛装
され、支持板6の下面に設けられた複数の案内用スプロ
ケット21及び各吊下金具9に設けられた複数のチェーン
ガイド22により、前記ブリッジレール8、10に沿って張
設されている。無端状の第2チェーン23は各連動スプロ
ケット19にそれぞれ掛装され、支持板6の下面に設けら
れた複数の案内用スプロケット24及び各吊下金具9に設
けられた複数のチェーンガイド(図示略)により、前記
ステーションレール11に沿って張設されている。
チェーン駆動用のモータ26は前記振り分け機構1aの支
持板6上に支持脚27を介して装着され、そのモータ軸26
aには駆動プーリ28が固定されている。従動プーリ29は
回転軸12の上端に固定され、この従動プーリ29と駆動プ
ーリ28との間にはタイミングベルト30が掛装されてい
る。3つの連動プーリ31は回転軸12の中間部及び連動軸
17の上端にそれぞれ固定され、これらの連動プーリ31に
はタイミングベルト32が掛装されている。支持板6上に
は、タイミングベルト32にテンションを付与する一対の
テンションプーリ33が設けられている。
第3図、第5図及び第7図に示すように、搬送体36は
一対の転動ローラ37を介してブリッジレール8、10また
はステーションレール11上に移動可能に連結され、縫製
加工品等の物品を吊下できるようにハンガー状にされて
いる。外周に複数の係合突起38aを有する一対の係合輪3
8は搬送体36に回転可能に支持され、通常はこの係合輪3
8の回転が図示しない摩擦手段によって規制されてい
る。そして、係合輪38の係合突起38aが第1又は第2チ
ェーン20、23に係合した状態で、チェーン20、23の移動
により搬送体36がブリッジレール8、10又はステーショ
ンレール11に沿って搬送移動される。
一方のブリッジレール8及びステーションレール11の
搬入部8a、11aには、第2図に示すように、番号読取装
置39が吊下金具9に装着されており、搬送体36が搬入ブ
リッジレール8又はステーションレール11に沿って番号
読取装置39と対応する位置に搬送されたとき、図示しな
いストッパとの当接により搬送体36の移動が一時的に停
止された状態で、この番号読取装置39により搬送体36に
付設された図示しない搬送体識別用のコードマークによ
り番号が読み取られる。なお、搬送体36の停止時にもチ
ェーン20、23の移動が継続されるが、この場合は前記摩
擦手段の作用に抗して係合輪38はチェーン移動と共に空
転するようにされている。
第2図、第3図、第5図及び第6図に示すように、前
記振り分け機構1aの支軸4には、回転体41がラジアルベ
アリング42を介して回転可能に支持され、その下端縁と
取付台5との間にはスラストベアリング43が介装されて
いる。そして、回転体41の外周縁には、複数(本実施例
では8本)の振り分けアーム44が所定角度(本実施例で
は45度)おきで放射状に突出固定されている。その8本
の振り分けアームは、前述したように45度おきに配置さ
れたブリッジレール8、10、ステーションレール11の搬
入部8a、11a、又は搬出部10b、11bに同時に対向し、搬
送体36をレール8、11から同時に搬入できるように構成
され、第1チェーン20又は第2チェーン23の移動域と対
応する位置まで延びている。
また、第5図及び第8図に示すように、回転体41の下
面には被検出体54が各振り分けアーム44に対応する位置
に取り付けられている。そして被検出体54に対応して支
持板52上には検出器57が装着され、この検出器57が被検
出体54の端部を検出することにより、回転体41の原点位
置が検出されるように構成されている。
前記各振り分けアーム44の先端には、搬送体36を保持
する保持レール45が軸46により揺動可能に取着され、そ
の内端には係合突部45aが形成されている。そして、通
常は第5図に示すように、この保持レール45が自重によ
り係合突部45aを下降させた傾斜状態に保持され、搬送
体36が第1又は第2チェーン20、23により一方のブリッ
ジレール8又はステーションレール11の搬入部8a、11a
から振り分けアーム44上に搬入されたとき、その搬送体
36が保持レール45に沿って係合突部45aと係合する位置
まで下降されて、係合軸38が第1又は第2チェーン20、
23との係合から解除されるように構成されている。
第3図〜第6図に示すように、支持板6上には正逆回
転可能なアーム回転用のサーボモータ47が装着され、そ
のモータ軸47aには駆動プーリ48が固定されている。回
転体41の上面には従動プーリ49が支軸4に嵌挿した状態
で固定され、この従動プーリ49と駆動プーリ48との間に
はタイミングベルト50が掛装されている。そして、サー
ボモータ47を正方向又は逆方向に回転させることにより
回転体41は駆動プーリ48、タイミングベルト50及び従動
プーリ49を介して正方向又は逆方向に45度又はその整数
倍の所定角度回転され、前記搬送体36を保持した振り分
けアーム44が所定のブリッジレール8、10又はステーシ
ョンレール11と対向する位置に回動配置可能にされてい
る。
なお、前述した検出器57からの被検出体54の検出信号
に基づいて、サーボモータ47はフィードバック制御され
るようにされ、さらに、サーボモータ47内にはエンコー
ダ72が取り付けられて、サーボモータ47の回転量、すな
わち振り分けアーム44の回転角度を検出するように構成
されている。
また、第3図及び第5図に示すように、各振り分けア
ーム44の下方には、押上用シリンダ51が、支持板52によ
り取付台5上に取着され、そのピストンロッド51aの上
端には振り分けアーム44上の保持レール45に係合可能な
押上体53が設けられている。そして、通常は没入状態に
されているピストンロッド51aを第5図に示すように突
出移動させ、押上体53を上昇させたとき、搬送体36を支
持した保持レール45が下降傾斜状態から水平状態に回動
されて、搬送体36上の係合輪38が第1又は第2チェーン
20、23に係合されるように構成されている。
次に、本実施例の電気系統を第9図に示すブロック図
によって説明する。前記各装置は電子制御回路60によっ
て駆動制御されて搬送体36の搬送を行う。この電子制御
回路60は、周知のCPU62、ROM64、RAM66を論理演算回路
の中心として構成され、外部機器との入出力を行う入出
力回路68等をコモンバス70を介して相互に接続されて構
成されている。
CPU62は、番号読取装置39、検出器57、エンコーダ7
2、後述するキーボード74等からの信号を入出力回路68
を介して、各々入力する。一方、これらの信号及びROM6
4、RAM66内のデータに基づいてCPU62は、入出力回路68
を介してサーボモータ47を駆動する駆動信号を出力し、
同じく入出力回路68を介して押上げ用シリンダ51の駆動
信号を図示しない制御弁に出力して押上げ用シリンダ51
の動作を制御している。
また、電子制御回路60は、各振り分け機構1a、1b、…
毎に1台づつ設けられており、この複数の電子制御回路
60がホストコンピュータ75に接続されて、ホストコンピ
ュータ75により、全体の制御がなされるようにされてい
る。そして、ホストコンピュータ75にはキーボード74に
より、縫製加工品等の作業工程に応じて、各搬送体36を
どのような順序で各作業ステーションST1、…に搬送す
るかの順序が、各搬送体36毎に入力される。そして、ホ
ストコンピュータ75からは、各電子制御回路60に、その
搬送体36が次にどの作業ステーションST1、…に行くべ
きなのかの行き先指示が、各搬送体36毎に出力される。
各電子制御回路60は、ホストコンピュータ75からの行き
先指示を、第11図に示す行き先指示テーブル76の内容の
ごとくに記憶する。尚、上記搬送順序を各電子制御回路
60にて入力し、搬送体36毎の行き先指示を、電子制御回
路60にそれぞれ記憶させてもよい。搬送体36がその指示
された作業ステーションST1、…に到着して、所定の作
業が施された旨の終了信号を受けると、その搬送体36が
次に行くべき作業ステーションST1、…を各電子制御回
路60に出力し、行き先指示テーブル76を書き換えるよう
構成されている。
次に、本実施例の搬送装置の作動、前述した電子制御
回路60において行われる処理について、第10図に示すフ
ローチャートによって説明する。
まず、振り分け機構1aに設けられたチェーン駆動用の
モータ26が回転されると、第4図及び第5図に示すよう
に、駆動プーリ28、タイミングベルト30等を介して、第
1チェーン20がブリッジレール8、10に沿い第4図の反
時計方向に周回移動されると共に、前記回転軸12の回転
に伴い、連動プーリ31、タイミングベルト32等を介し
て、第2チェーン23がステーションレール11に沿い同方
向に周回移動される。
それにより、ブリッジレール8、10又はステーション
レール11上の搬送体36は、係合輪38が第1又は第2チェ
ーン20、23に係合した状態で、ブリッジレール8、10又
はステーションレール11に沿って第2図の矢印方向に搬
送される。
そして、搬送体36がブリッジレール8あるいはステー
ションレール11に沿って番号読取装置39と対応する位置
に搬送されたこの搬送体36を、図示しないストッパによ
り一時的に停止させる。このとき、番号読取装置39によ
り搬送体36に付設された搬送体識別用の番号が読み取ら
れたか否かにより、振り分け機構1aに搬入する搬送体36
があるか否かを判断し、あると判断されると、以下の振
り分け制御処理が実行される(ステップ100、以下単にS
100で表す。以下同様。)。次に、各振り分けアーム44
毎に、その振り分けアーム44に搬入される搬送体36の有
無を記憶する(S110)。本実施例では、各振り分けアー
ム44にそれぞれアーム番号1〜8を付して区別し、ある
アーム番号の振り分けアーム44に対向する位置の搬入部
8a、11aに何番の搬送体36が搬入されるかを、番号読取
装置39で読み取り、第12図に示す搬送体振り分けテーブ
ル78に示す如く、有「1」及び無「0」を記憶する。第
2図に示す場合では、隣の振り分け機構1bに接続された
ブリッジレール8の搬入部8aと作業ステーションST2が
配置されたステーションレール11の搬入部11aとに、ほ
ぼ同時に搬送体番号36−2、36−4の搬送体36が搬送さ
れてきている。そして、同時に番号読取装置39でその番
号36−2、36−4が読み取られ、その時に、各搬入部3
a、11aに対向している振り分けアーム44の内の振り分け
アーム番号1、3について、第12図に示す如く、有
「1」を記憶する。その他の振り分けアーム番号2、4
〜8については、搬入可能な搬送体36が存在しないので
無「0」を記憶する。本実施例では搬送体36が4つの各
レール8、11上に同時に位置することがあるため、搬送
体36を最大4つまで同時に搬入させる場合がある。
次に、第11図の行き先指示テーブル76を参照し、番号
読取装置39で読み取った番号に基づいて搬送体36をその
行き先指示に応じたレール10、11に振り分けるために、
何番の振り分けアーム44を何度回転させればよいかその
回転角を演算する。そして、第12図の搬送体振り分けテ
ーブル78に示すように、振り分けアーム44毎にその回転
角と、行き先レール番号とを記憶させて振り分け指令を
設定する(S120)。S110において存在が確認された搬送
体36が複数ある場合には、全ての搬送体36について、S1
20以下の処理を繰り返し振り分けアーム44の番号毎に、
その回転角と行き先レール番号とを記憶させて振り分け
指令を設定する(S130)。
本実施例の場合では、まず、搬送体番号36−74のもの
について、その行き先が作業ステーションST2であるこ
とから、振り分けアーム番号1の振り分けアーム44を時
計回りに回転させて、作業ステーションST2の配置され
たステーションレール11の搬入部11bに対向させる回転
角−135゜と、その行き先レール番号とを記憶させ
る。そして、S120、S130の処理を繰り返して、搬送体番
号36−2のものについても、その回転角45゜と、その行
き先レール番号とを記憶させる。
このようにして搬送体振り分けテーブル78に必要な振
り分け指令を記憶させた後、搬送体36が存在する搬入部
8a、11aの前記ストッパを退避させて搬送体36の停止を
解除させ、第5図に示すように、S100の処理によりその
存在が検出された全ての搬送体36を搬入部8a、11aから
振り分けアーム44上に搬入させる(S140)。すると、下
降傾斜状態の保持レール45上で係合突部45aと係合する
位置まで自重で下降し、係合輪38が第1又は第2チェー
ン20、23との係合から解除され、搬送体36が保持レール
45上に静止保持される。
この状態で、搬送体振り分けテーブル78に基づいて、
アーム回転用のサーボモータ47を所定角度回転させて、
駆動プーリ48等を介して回転体41を正方向又は逆方向に
回転させ、本実施例の場合では、振り分けアーム番号1
の振り分けアーム44を行き先レール番号の搬出部11b
と対向する位置に回動配置させる(S150)。この回動配
置させた位置で振り分けアーム番号1の振り分けアーム
44に対応する押上用シリンダ51により、各押上体53を上
昇させ、保持レール45を下降傾斜状態から水平状態に回
動させて各搬送体36を上昇させ、係合輪38を第1又は第
2チェーン20、23に係合させる。そして、第1又は第2
チェーン20、23の移動に伴い、その搬送体36を振り分け
アーム44上から搬出部10b、11bに搬出させる(S160)。
前記S150とS160の処理を、搬送体振り分けテーブル78
に基づいて全ての搬送体36を搬出させるまで繰り返し行
い(S170)、振り分けアーム番号3の振り分けアーム44
を、行き先レール番号の搬出部10bと対向配置させ
て、搬送体番号36−2の搬送体36を搬出部10bに搬出さ
せ、S100に戻って以下の処理を繰り返し実行する。
なお、搬送体36がステーションレール11上において作
業ステーションST1、…と対応する位置に到達すると、
ステーションレール11上に突出したストッパにより、搬
送体36の移動が停止される。縫製作業者等の作業者はこ
の状態で搬送体36から縫製加工品等の物品を取外し、そ
の物品に対して縫製等の作業を施し、そして物品を搬送
体36に戻した後、前記ストッパが退避されて、搬送体36
の搬送が再開される。
尚、本実施例においては、番号読取装置39が検出手段
M3に相当し、電子制御回路60が振り分け制御手段M2及び
搬入制御手段M4に該当する。そして、電子制御回路60が
実行する処理の内、第10図のフローチャートに示したS1
00,S140の処理が搬入制御手段M4としての処理に該当
し、S150〜S170の処理が振り分け制御手段M2としての処
理に該当する。
このように、本発明の搬送装置は、レール8、11上
の、番号読取装置39と対応する位置に搬送されてきてい
る搬送体36が複数存在する場合には、それらの搬送体36
をそれぞれ振り分けアーム44に全て同時に搬入させる。
従って、搬送体36の数だけ搬入動作を繰り返して行なう
必要がなく、レール8、11上の、番号読取装置39と対応
する位置、即ち、振り分け機構1aに搬入可能な位置で搬
送体36が待機している時間を短くさせ、行き先のレール
10、11に搬出させ終えるまでの時間を短くし、搬送体36
の仕掛時間を短くして作業効率を向上させることができ
る 以上本発明はこの様な実施例に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得る。上記実施例では振り分けアーム44
が45度おきに8本放射状に配置されているが、用途に応
じ、振り分けアーム44の数を増やして、例えば36度おき
に10本にする等してもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の搬送装置は、振り分け機
構に搬入する搬送レール上に複数の搬送体が存在する場
合には、その全ての搬送体を同時に振り分け機構に搬入
するので、搬送体の仕掛時間を短くして、作業効率を向
上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を例示するブロック図、第
2図は本発明の一実施例である搬送装置の主にレール等
の概略構成を示す平面図、第3図は同側面図、第4図は
本実施例の振り分け機構の駆動構成を示す平面図、第5
図は第4図のA−A断面図、第6図は第4図のB−B断
面図、第7図は第5図のC−C断面図、第8図は第5図
のD−D断面図、第9図は本実施例の電気系統の構成を
示すブロック図、第10図は本実施例の電子制御回路にお
いて行われる振り分け制御処理を示すフローチャート、
第11図は本実施例の搬送体の行き先指示テーブルを示す
説明図、第12図は本実施例の搬送体振り分けテーブルを
示す説明図である。 M1、1a、1b……振り分け機構 M2……振り分け制御手段 M3……検出手段 M4……搬入制御手段 8、10……ブリッジレール(=搬送レール) 11……ステーションレール(=搬送レール) 36……搬送体 39……番号読取装置 44……振り分けアーム 60……電子制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 43/08 B65G 35/00 B65G 47/46 B65G 47/61

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送体を搬送する複数の搬送レールに接続
    され、前記搬送レールから搬入された前記搬送体を保持
    する振り分けアームを複数有し、各振り分けアームを前
    記搬送レールに対向移動させて前記搬送体を前記搬送レ
    ールに搬出可能な振り分機構と、 該振り分け機構を制御して、前記保持された搬送体毎
    に、その行き先に対応した前記搬送レールに振り分けア
    ームを対向させ、それぞれ前記搬送レールに振り分ける
    振り分け制御手段とを有し、前記搬送体を搬送させる搬
    送装置において、 前記振り分け機構は、前記複数の振り分けアームが、複
    数の前記搬送レールに同時に対向し得、且つ前記搬送体
    を複数の前記搬送レールから同時に搬入可能に構成さ
    れ、 前記搬送体を前記振り分け機構に搬入する前記搬送レー
    ル上に、それぞれ前記搬送体が存在することを検出する
    検出手段と、 該検出手段により検出された搬送体が複数の場合には、
    前記振り分け機構を制御して前記複数の振り分けアーム
    を前記複数の搬送レールに同時に対向させた状態で、前
    記搬送レールから前記振り分けアームに前記複数の搬送
    体を全て搬入させる搬入制御手段と、 を備えていることを特徴とする搬送装置。
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