JP2514540B2 - 垂直搬送コンベヤ装置 - Google Patents

垂直搬送コンベヤ装置

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JP2514540B2
JP2514540B2 JP22940192A JP22940192A JP2514540B2 JP 2514540 B2 JP2514540 B2 JP 2514540B2 JP 22940192 A JP22940192 A JP 22940192A JP 22940192 A JP22940192 A JP 22940192A JP 2514540 B2 JP2514540 B2 JP 2514540B2
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roller
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正司 庄田
広行 高田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、各種工場,事務所な
どにおいて、垂直方向の各ステーション位置から荷物を
搬入し、その荷物に表示した行先メモリーに従ってラン
ダムに所要ステーションに荷物を搬出する垂直搬送コン
ベヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無端状に張架されて昇降する内外
2条の索条に搬送台の四隅位置を夫々連結して、搬送台
を搬入通路から搬出通路に連続して循環可能に構成した
搬送機体と、各ステーションに夫々設置されて前記搬送
台との間で荷物の受け渡しを行う起伏自在の荷受台とか
ら成り、搬入通路においては、搬送台の上昇過程で水平
状態に伏倒した所定ステーションの荷受台上にある待機
状態の荷物を搬送台により受け取り、次いで、搬出通路
においては、搬送台の下降過程で該搬送台上の荷物を水
平状態に伏倒している所定ステーションの荷受台上に移
し換えて当該ステーションに備えた移送コンベヤに移送
する構成の垂直搬送コンベヤ装置は公知である。
【0003】即ち図12,13は上記した公知の垂直搬
送コンベヤ装置を示しており、80は上下及び前後方向
で対峙する左右一対の内側スプロケット81に夫々無端
状に張架した内側チェーンであり、82は上下及び前後
方向で対峙する左右一対の外側スプロケット83に無端
状に張架した外側チェーンであって、前記した内,外側
チェーン80,82に櫛歯状に構成された搬送台84の
4隅位置が支持してあり、駆動モータ85の駆動によ
り、搬送台84は搬入通路86において上昇すると共
に、その頂部で水平移動して搬出通路87に移行して下
降し、次いで底部で再び水平移動して搬入通路86に移
行して循環する。88は各ステーションの搬入通路86
及び搬出通路87に夫々対応して設置した櫛歯状の荷受
台で、検知信号により作動する駆動部89によって垂直
状態と水平状態との間で起伏作動する。90は各ステー
ションの搬入通路86及び搬出通路87に夫々対応して
荷物の搬入乃至搬出を行う移送コンベヤである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来構成の垂直搬送コンベヤによれば、以下に述べるよう
な不都合を有する。即ち、搬入通路86において、上昇
過程の搬送台84が、水平状態にある荷受台88上の荷
物Pを受け取り、次いで搬出通路87に移行して下降す
る過程で、所定ステーションの位置する荷物台88に、
搬送台84から荷物Pを移し換えたのち、該荷物Pが荷
受台88から移送コンベヤ90に支障なく移送するため
には、搬送台84が近付いたことを検知器が検知し、駆
動部89が作動して所定ステーションの荷受台88が垂
直状態から水平状態に伏倒して、当該ステーションの移
送コンベヤ90から荷物Pが水平状態にある荷物台88
上に載置されるまでのタイミングX(このタイミングは
搬出通路87において、荷物に表示された行先メモリー
を検知器が検知して駆動部89が作動し、荷受台88が
垂直状態から水平状態に伏倒して搬送台84上の荷物が
水平状態にある荷受台88上に移り換って該荷物が移送
コンベヤ91に移行するまでのタイミングと等しい)
と、荷物Pが搬送台84上に移し換ってから上昇して、
搬送台84と干渉しない位置まで離れるタイミングY
(このタイミングは、搬出路87において、次段の搬送
台84と干渉しないように荷受台88が水平状態から垂
直状態に起立するまでのタイミングと等しい)とが必要
であり、従って内,外側チェーン80,82に隔設する
搬送台84の間隔Tは、T=X+Yによって定まる。
【0005】そしてこの種の搬送コンベヤ装置における
搬送効率は、搬送速度に正比例して前記した間隔Tに反
比例するから、搬送効率を高めるためには、搬送速度を
高くするか或いは間隔Tを小さくすることが必要であ
る。しかしながら搬送速度を高くするときは、振動や騒
音を拡大すると共に、機械的損傷を招く惧れがあって搬
送速度には自ら限界がある。そこで本願発明は、間隔T
を可及的小さくして、搬送効率の向上をはかったもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願は上記した目的を達
成するために、搬送機体に垂直走行可能に配置された搬
送台が、水平方向で対峙する一対のローラと、2本の並
行する作動ローラを備えて前記一対のローラ間を横行す
る走行体と、前記一対のローラと2本の作動ローラとに
張架されて走行体の横行によりその横行方向と反対方向
に走行するベルトと、前記走行体に設けられた案内部材
とから成り、前記搬送機体に、垂直方向に延び、かつ、
搬送台の有効幅に相当した間隔をもって平行して前記案
内部材を案内する一対の案内路と、各ステーション位置
で一方の案内路から他の案内路に前記案内部材を誘導す
る変更路と、前記搬送台の走行方向における変更路の始
端位置に設けられて、前記案内部材を直進させる方向
と、変更路に導く方向とに切換える切換手段とを備えた
ことを特徴とするものであり、上記において、搬送機体
が、搬送台を上昇する搬入通路と、搬送台を下降する搬
出通路との間で循環させる手段を備えてあり、かつ、一
対の案内路と、変更路と、切換手段とを前記搬入通路及
び搬出通路に夫々備える。搬送台は、具体的には、搬送
台が、垂直方向に走行する走行手段により隅部が水平状
に支持される部材と、該部材に取り付けられ、かつ、一
対のローラを両端部間に夫々回転自在に軸支した一対の
対向するフレームと、並行する一対の作動ローラを有
し、かつ、前記部材により摺動案内されて横行する走行
体と、前記一対のローラ間に張架されると共に、その両
端を折返えして対応する作動ローラの内周面に巻回して
水平状に導出して前記フレームの端部に夫々止着された
ベルトと、前記走行体の端部に設けられて、案内路及び
変更路と係合する案内ローラと、案内ローラの中心部か
ら突出する小ローラとから成り、また、切換手段は、案
内路側に取り付けられて、小ローラと係合する垂直状の
案内溝を有した固定部片と、遊端部が固定部片17と接
合し、基部が回転自在に枢着されると共に、前記案内溝
と連通して変更路に指向する湾曲状の案内溝を有した可
動部片と、この可動部片を案内溝同士が連通する位置
と、案内溝同士の連通を解く位置とに作動切換する作動
体とから構成される。各ステーション位置に、搬送台に
荷物を送り込み乃至は搬送台から荷物を受け取るための
移送コンベヤを配設して成り、前記した移送コンベヤ
は、一対の対向するフレームの一方の端部間に駆動ロー
ラを、その他方の端部間に従動ローラを夫々回転可能に
軸承すると共に、前記ローラ間にベルトを無端状に張架
し、かつ、前記フレームに駆動ローラを駆動する駆動モ
ータを備えて成り、移送コンベヤから搬送台への荷物の
搬入及び搬送台から移送コンベヤへの荷物の搬出を円滑
にするために、移送コンベヤの駆動部側を垂直回動自在
に支承して、その従動部側を搬送体内に臨ませると共
に、その従動部位置に搬送台の近接に伴い、移送コンベ
ヤを傾斜状態にある不作動位置から搬送台と等しい高さ
で水平状態となる作動位置に作動する作動機構を設けて
成り、前記作動機構は、搬送台を支持する索条に設けた
コロと作用して垂直回動する回動レバーと、回動レバー
の回動に伴って水平移動する支持部片と、この支持部片
に設けられ、かつ、コンベヤの従動部側に取り付けられ
た車輪と当接して前記従動部側を上下動する高低の2つ
の面をもった作動カムとから成るものである。
【0007】
【作用】しかして、搬送台が垂直走行する過程で、所要
ステーションの位置で搬送台に荷物が搬入され或いは搬
送台から荷物が搬出される。上記において、搬送台の走
行過程で荷物を移送コンベヤから受け取るとき或いは搬
送コンベヤに荷物を送り出すときは、信号回路からの信
号により切換手段を作動して変更路方向に切換える。す
ると搬送台の案内部材が一方の案内路から変更路に導か
れて他方の案内路に案内され、案内部材が変更路を通過
する過程で走行体が一方の案内路から他の案内路に横行
し、この横行によって一対のローラ間に張架したベルト
は、走行体の走行方向と反対方向に走行する。即ち、ベ
ルトは、移送コンベヤから荷物を受け取るときは、移送
コンベヤから離れる方向に、また荷物を移送コンベヤに
送り出すときは移動コンベヤの方向に走行し、これによ
って荷物の受け渡しが実行される。
【0008】
【実施例】以下図面について本願発明の実施例を詳述す
ると、本願装置は上下及び前後方向で対峙する左右一対
の内側スプロケット1と、上下及び前後方向で対峙する
外側スプロケット2に夫々無端状に張架した内側チェー
ン3と外側チェーン4とに、搬送台5の隅部位置が夫々
支持されていて駆動モータ6によるチェーン3,4の走
行により搬送台5は搬入通路7を上昇すると共に、その
頂部位置で水平移動して搬出通路8に移行して下降し、
底部位置で再び水平移動して搬入通路7に移行して上昇
する循環動作が連続的に繰り返され、各ステーションに
は、搬入通路7に対応して搬入用の移送コンベヤ9が、
また搬出通路8に対して搬出用の移送コンベヤ10が夫
々設置してある。
【0009】このように構成された搬送機体11の外壁
内面には、前記搬入通路7と搬出通路8とに夫々対応し
て垂直方向に延び、かつ、搬送台の有効幅に相当する間
隔をおいて、前後一対の案内路12,13が、また各ス
テーションに対応する位置には、前記一対の案内路12
と13とを連通する斜状の変更路14が夫々設けてあ
り、搬入通路7に位置する変更路14の下端部には、図
4で示すように、案内路12を直進するルートか或いは
案内路12から変更路14に移行するルートかを切換え
るための切換手段15aが、また排出通路8に位置する
変更路14の上端部には、図6で示すように案内路13
を直進するルートか或いは案内路13から変更路14に
移行するルートかを切換えるための切換手段15bが夫
々設けてある。
【0010】この切換手段15a,15bは、案内路1
2または案内路13側に設けられた細幅の垂直状の案内
溝16を有した固定部片17と、遊端部が固定部片17
と接合し基部が枢軸18によって回動自在に枢着され、
かつ、中心方向に沿って前記案内溝16と変更路14の
中心とを結ぶ湾曲状の細幅の案内溝19を有した可動部
片20と、該可動部片20を固定部片17との連結から
接離する作動体21とから構成されており、この作動体
21は、検知器(図示せず)が搬送台5の接近乃至荷物
に表示した行先メモリーを検知したときの検知信号によ
り作動制御される。
【0011】前記搬送台5は図4,5で示すように、前
端部が外側チェーン4に支持され後端部が内側チェーン
3に支持された支持バー30と、その後端部から左右方
向に延びて外端部が内側チェーン3に支持された案内バ
ー31と、左右方向に延びた前後一対のフレーム32,
33の両端部に夫々回転自在に支承された左右一対のロ
ーラ34,35と、前記案内バー31によって一端部が
摺動可能に支持されて横行する前後方向に長い支持部材
36に2本の平行する作動ローラ37a,37bを回転
自在に取り付けた走行体38と、前記左右のローラ3
4,35間に張架されると共に、その一方端が折返され
て一方の作動ローラ37aの内周面に巻回されたのち水
平に延びてフレーム32,33の一方の端部に止着39
aされ、その他方端も亦折返されて他方の作動ローラ3
7bの内周面に巻回されたのち水平に延びてフレーム3
2,33の他方の端部に止着39bされたベルト40と
から構成され、前記支持部材36の後端部中央位置に
は、前記案内路12,13及び変更路14に係合して転
動する案内ローラ41と、その中心部から突出して前記
固定部片17に有する案内溝16及び可動部片20に有
する案内溝19に係合して転動する小ローラ42とが夫
々設けてある。
【0012】各ステーションの搬入通路7及び搬出通路
8に夫々対応して設けられる搬入用移送コンベヤ9及び
搬出用移送コンベヤ10は、図7,8及び図9,10で
示されるように、左右一対のフレーム45,45の一方
の端部間に駆動ローラ46を、その他方の端部間に従動
ローラ47を夫々回転自在に支承すると共に、この両ロ
ーラ46,47間に移送ベルト48を無端状に張架した
移送体49の下面にモータ50を取り付け、その出力軸
に設けたスプロケット51と前記駆動ローラ46の端部
に設けたスプロケット52とをベルト53により連結し
て成り、このように構成された移送コンベヤ9と10と
が、その従動部側が搬入通路7及び搬出通路8内に臨む
ように設置される。
【0013】本例においては、搬入用移送コンベヤ9及
び搬出用移送コンベヤ10の駆動部側を各ステーション
位置に傾動可能に設置すると共に、その従動部側を搬送
台5が各ステーション位置に到来したときに、追従して
該搬送台5とほぼ同一の水平高さに並ぶように作動する
作動機構55を備えた場合を示している。即ち移送体4
9の駆動部側の両端部を、基台56に設置した左右一対
の軸受体57,57に回転自在に軸承する。また前記作
動機構55は、基端部が枢軸58により垂直回動自在に
軸支され、かつ、遊端部に係合溝59を有した回動レバ
ー60と、前記枢軸58に軸止され、かつ、搬送台5を
支持した外側チェーン4の位置に設けたコロ61と作用
する爪62aを有して外側チェーン4を挟むように対設
した一対のカム片62と、内側チェーン3と直交して左
右方向に水平状に延び、一端に前記係合溝59と係合す
る転子63を取り付け、中間位置に、前記移送体49の
従動部側の下面に、支持片64を介してその左右位置に
設けた一対の車輪65,65と当接して、移動体49を
それが傾斜する不作動位置から、水平状となる作動位置
に傾動する高,低のカム面aとbとを上面に有した左右
一対の作動カム67,67を設けた支持部片68とから
成り、前記支持部片68は、基台56に設けた案内ロー
ラ69により摺動案内され、また基台56と前記支持部
片68との間にその復元用の作動シリンダ70が取り付
けてある。
【0014】しかして、搬送台5は、内,外側チェーン
3,4の走行に伴って搬入通路7を上昇し、その過程で
所要ステーションの搬入用移送コンベヤ9からの荷物を
受け取り、次いで搬出通路8において下降し、その下降
過程で所要ステーションの搬出コンベヤ10に荷物を移
送するものである。即ち上記において、搬送台5の上昇
過程において、今Aステーションの位置で荷物の搬入を
必要とするときは、信号回路の作動により図4で実線で
示すように案内溝16と19とが連通して変更路14の
方向に指向した状態におく、すると上昇過程にある搬送
台5の案内ローラ41は切換手段15aの位置で案内路
12から離れると同時に、小ローラ42が案内溝16と
係合して案内溝16から案内溝19に導かれ、小ローラ
42が案内溝19を通過すると同時に案内ローラ41が
変更路14に係合して案内路13に導かれる。即ち搬送
台5がAステーションを通過する際に、走行体38が案
内路12から案内路13に横行し、この横行動作により
ベルト40は図4において右から左に走行し、その走行
速度は一対の作動ローラ37a,37bが動滑車の機能
を有するから走行体38の横行速度の2倍となる。今変
更路14の上向き角度を22度とし、その上昇速度を
S、走行体38の横行速度V1 とすると、V1 =S×
2、5となるからベルト40の走行速度V=(S×2、
5)×2=5Sとなり、上昇速度Sを20m/分とする
とベルト40の走行速度は100m/分となる。
【0015】従って、搬入用移送コンベヤ9により待機
している荷物は、搬送台5の上昇過程でベルト40に乗
り移って、図において右から左方向に速やかに運ばれて
搬送台5上に正しく載置し、この状態で搬送台5は搬入
通路7を上昇して搬出通路8に移行する。上記におい
て、上昇過程にある搬送台5に荷物の搬入を必要としな
いときは、信号回路により作動体21が作動して、切換
手段15aの可動部片20を枢軸18を支点として第4
図において反時計方向に傾動する。すると同図仮想線で
示すように、案内溝16と19との連通が断たれるの
で、搬送台5の小ローラ42は、案内溝16から通路1
2に導かれるので、案内ローラ41は通路12を直進す
る。従って走行体38は横行することはなく、ベルト4
0は停止した状態におかれる。
【0016】次いで荷物を載置した搬送台5が搬出通路
8を下降すると、その下降過程において荷物に表示され
た行先メモリーが検知され、その検知信号によって所定
のBステーションに対応する位置の切換手段15bが作
動する。すると図6で示すように、案内溝16と19と
が連通して変更路14の方向に指向するので、すでに述
べたように搬送台5の走行体38は、案内路13から案
内路12に横行し、その横行動作によってベルト40
は、今度は図6において左から右に走行して荷物はBス
テーションの位置で待機している搬出用移送コンベヤ1
0に送り出される。
【0017】しかして、本願によれば、内,外チェーン
3,4に支持される搬送台5の取付ピッチTは、搬送台
5が搬入通路7から水平状態で搬出通路8に移行するに
必要な距離、即ち内側スプロケット1と外側スプロケッ
ト3との中心ピッチDと、搬送しようとする荷物の高さ
Hとの和によって決定され、上記の中心ピッチDは、従
来構成のおけるXまたはYに相当し、かつ、荷物の高さ
Hは一般には前後幅に比し小さいから、本願における取
付ピッチTは従来構成のものに比し著しく短縮すること
ができる。
【0018】次に搬入通路7を搬送台5が上昇する過程
で、搬入用移送コンベヤ9から荷物を搬送台5に移行す
る態様を図7,8及び11について詳述する。即ち、内
側チェーン4の上昇に伴ってコロ61が爪62aに作用
するとカム片62と一体のレバー60が図中時計方向に
回動し、これによって支持部片68が図中左方向に横動
する。すると、車輪65が作動カム67の低位面bに当
接していて、図8の実線で示すように従動部側が下向き
に傾斜している不作動位置の状態から、車輪65が作動
カム67の高位面aに移動して移送体49がほぼ水平状
態となる作動位置に傾動し、この状態で移送体49と搬
送台5との上面が合致する。即ち図11において、今荷
物の受け渡しを行う水平基準線Lと移送体49の従動部
側との高さt1 を6cmとし、かつ、上昇過程にある搬
送台5と前記水平基準線Lとの高さ及び荷物Pの前面位
置から搬送台5の端縁までの距離t2 を夫々10cmと
仮定すると、搬送台5が10cm上昇する間に、これに
追従して荷物Pが移送体49から搬送台5に速やかに移
行して、移送体49と搬送台5との上面が水平基準線L
上で合致し、荷物はベルト40の走行によって搬送台5
の中央部に正しく設定される。
【0019】上記した搬入通路7における搬送台5と、
搬入コンベヤ9との関係は、搬出通路8における搬送台
5と搬出用移送コンベヤ10との関係においても作用方
向が逆になるほかは基本的に相違するところはない。即
ち図9と図10は、図7と図8に夫々対応しており、図
9,10で示すように搬送台5の下降過程において内,
外チェーン3,4の走行に伴って移送体49は上向きに
傾斜した不作動位置から水平状態となる作動位置に傾動
する。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本願によれば、荷物の上
昇過程乃至下降過程において、移送コンベヤに搬送台と
の間で直接荷物の受け渡しを行うことができて、従来の
ように起伏作動する荷受台の介在を必要としないので、
搬送台の取付ピッチは搬送しようとする荷物の高さより
制約を受けるにすぎず、しかも移送ベルトに対する荷物
の受け渡し速度が速いので、本願装置の搬送効率を著し
く向上させることができると共に、荷物の受け渡しも確
実に行うことができ、さらに移送コンベヤの駆動部側を
垂直回動自在に支承して、その従動部側を搬送体内に臨
ませると共に、その従動部位置に搬送台の近接に伴い、
移送コンベヤを傾斜状態にある不作動位置から搬送台と
等しい高さで水平状態となる作動位置に作動する作動機
構を設けて成る構成によるときは、搬送台の移動に追従
して移送コンベヤが不作動位置から作動位置に傾動して
搬送台の高さ位置と合致するので、荷物に衝撃を与える
ことなく移送コンベヤとの間で荷物の受け渡しを行うこ
とができて、衝撃に弱い荷物の搬送にも有効であるなど
の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】総体正面図
【図2】総体側面図
【図3】総体上面図
【図4】要部の拡大正面図
【図5】搬送台の平面図
【図6】要部の他の拡大正面図
【図7】搬入通路における移送コンベヤと作動機構との
関係を示した正面図
【図8】搬入通路における移送コンベヤと作動機構との
関係を示した側面図
【図9】搬出通路における移送コンベヤと作動機構との
関係を示す正面図
【図10】搬出通路における移送コンベヤと作動機構と
の関係を示す側面図
【図11】動作説明図
【図12】従来構成の正面図
【図13】従来構成の側面図
【符号の説明】
3,4 チェーン 5 搬送台 7 搬入通路 8 搬出通路 9,10 移送コンベヤ 12,13 案内路 14 変更路 15a,15b 切換手段 16,19 案内溝 17 固定部片 20 可動部片 21 作動体 31 案内バー 32 フレーム 34,35 ローラ 36 支持部材 37a,37b 作動ローラ 41 案内ローラ 42 小ローラ 45 フレーム 46 駆動ローラ 47 従動ローラ 48 移送ベルト 49 移送体 55 作動機構 60 回動レバー 61 コロ 62 カム片 63 転子 65 車輪 67 作動カム 68 支持部片

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送機体に垂直走行可能に配置された搬
    送台が、水平方向で対峙する一対のローラと、2本の並
    行する作動ローラを備えて前記一対のローラ間を横行す
    る走行体と、前記一対のローラと2本の作動ローラとに
    張架されて走行体の横行によりその横行方向と反対方向
    に走行するベルトと、前記走行体に設けられた案内部材
    とから成り、前記搬送機体に、垂直方向に延び、かつ、
    搬送台の有効幅に相当した間隔をもって平行して前記案
    内部材を案内する一対の案内路と、各ステーション位置
    で一方の案内路から他の案内路に前記案内部材を誘導す
    る変更路と、前記搬送台の走行方向における変更路の始
    端位置に設けられて、前記案内部材を直進させる方向
    と、変更路に導く方向とに切換える切換手段とを備えた
    ことを特徴とする垂直搬送コンベヤ装置。
  2. 【請求項2】 搬送機体が、搬送台を上昇する搬入通路
    と、搬送台を下降する搬出通路との間で循環させる手段
    を備えてあり、かつ、一対の案内路と、変更路と、切換
    手段とを前記搬入通路及び搬出通路に夫々備えて成る請
    求項1記載の垂直搬送コンベヤ装置。
  3. 【請求項3】 搬送台が、垂直方向に走行する走行手段
    により隅部が水平状に支持される部材と、該部材に取り
    付けられ、かつ、一対のローラを両端部間に夫々回転自
    在に軸支した一対の対向するフレームと、並行する一対
    の作動ローラを有し、かつ、前記部材により摺動案内さ
    れて横行する走行体と、前記一対のローラ間に張架され
    ると共に、その両端を折返えして対応する作動ローラの
    内周面に巻回して水平状に導出して前記フレームの端部
    に夫々止着されたベルトと、前記走行体の端部に設けら
    れて、案内路及び変更路と係合する案内ローラと、案内
    ローラの中心部から突出する小ローラとから成る請求項
    1または2記載の垂直搬送コンベヤ装置。
  4. 【請求項4】 切換手段が、案内路側に取り付けられ
    て、小ローラと係合する垂直状の案内溝を有した固定部
    片と、遊端部が固定部片と接合し、基部が回転自在に枢
    着されると共に、前記案内溝と連通して変更路に指向す
    る湾曲状の案内溝を有した可動部片と、この可動部片を
    案内溝同士が連通する位置と、案内溝同士の連通を解く
    位置とに作動切換する作動体とから構成した請求項3記
    載の垂直搬送コンベヤ装置。
  5. 【請求項5】 各ステーション位置に、搬送台に荷物を
    送り込み乃至は搬送台から荷物を受け取るための移送コ
    ンベヤを配設して成る請求項1,2,3,または4のう
    ちいづれか1に記載の垂直搬送コンベヤ装置。
  6. 【請求項6】 移送コンベヤが一対の対向するフレーム
    の一方の端部間に駆動ローラを、その他方の端部間に従
    動ローラを夫々回転可能に軸承すると共に、前記ローラ
    間にベルトを無端状に張架し、かつ、前記フレームに駆
    動ローラを駆動する駆動モータを備えて成る請求項5記
    載の垂直搬送コンベヤ装置。
  7. 【請求項7】 移送コンベヤの駆動部側を垂直回動自在
    に支承して、その従動部側を搬送体内に臨ませると共
    に、その従動部位置に搬送台の近接に伴い、移送コンベ
    ヤを傾斜状態にある不作動位置から搬送台と等しい高さ
    で水平状態となる作動位置とに作動する作動機構を設け
    て成る請求項6記載の垂直搬送コンベヤ装置。
  8. 【請求項8】 作動機構が、搬送台を支持する索条に設
    けたコロと作用して垂直回動する回動レバーと、回動レ
    バーの回動に伴って水平移動する支持部片と、この支持
    部片に設けられ、かつ、コンベヤの従動部側に取り付け
    られた車輪と当接して前記従動部側を上下動する高低の
    2つの面をもった作動カムとから成る請求項7記載の垂
    直搬送コンベヤ装置。
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