JPS59192743A - シルク調スラブ糸の製造法 - Google Patents

シルク調スラブ糸の製造法

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JPS59192743A
JPS59192743A JP6623383A JP6623383A JPS59192743A JP S59192743 A JPS59192743 A JP S59192743A JP 6623383 A JP6623383 A JP 6623383A JP 6623383 A JP6623383 A JP 6623383A JP S59192743 A JPS59192743 A JP S59192743A
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JP
Japan
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yarn
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silk
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core
Prior art date
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Pending
Application number
JP6623383A
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English (en)
Inventor
佳久 段本
渡辺 康市
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シルク調スラブ糸の製造法に関する。
従来、タスランノズルといわれている流体かく乱装置を
用いてスラブ糸を製造する方法については数多く提案さ
れている。
例えば、第一に効果糸の通過抵抗を変化1させてスラブ
糸を製造する方法があげられる(特公昭40−1302
0号公報〕。しかし、この方法によると多錘にわたった
場合に各錘間の品質管理が困難となり、また経口的に品
質が変化する可能性が大きいという欠点がある。
第二に、マルチフィラメント糸に間欠的に抵抗を付与し
てたるみを与えてジェットノズルに供給してスラブ糸を
製造する方法があげられる。この方法によっても、各錘
毎に抵抗を付与する装置を設けることから大がかりなも
のとなり、各錘間の品質管理に充分な配慮が必要とされ
る。
第三に、効果糸を芯糸の供給ローラより高速に回転する
ローラに間欠的に把持させてスラブ糸を製造する方法が
あげられる。しかし、この方法によっても、効果糸がロ
ーラに把持されていない状帆における効果糸の張力(送
りN)が管理されに<<、スラブ又は非スラブの品質が
錘間でばらつくという欠点があった。これらの各方法に
よって得られるスラブ糸は、スラブ糸であることにかわ
りはないが、自然な感じのシルク調のものでない。
従って、かかる従来のスラブ糸使いの編織物は品位的に
劣ったものとならざるを得ない。
そこで、本発明は、従来のスラブ糸の製造法とは異なり
、簡便な装置で錘間ばらつきのない自然な感じのシルク
調スラブ糸を製造すべく開発されたもので、かかる製造
法を提供することを目的とする。そのために、本発明は
、次のような構成を有する。すなわち、本発明は、海水
収縮率(%)が下記の(1)式の間係にある海水収縮率
a2 の芯糸と海水収縮率a1 の効果糸とを流体かく
乱装置に供給して流体かく乱処理する際に、流体かく乱
処理するトキの芯糸のオーバーフィード率fを下記の(
2)式を満足させ、さらに前記効果糸の供給速度を前記
芯糸の供給速度より大となして、前記効果糸に間欠的に
抵抗を与えるとともにスラブ以外の部分を形成する効果
糸のオーバーフィード率(チ)を前記芯糸のオーバーフ
ィード率fと等しくすることを特徴とするシルク調スラ
ブ糸の製造法である。
以下に本発明を図に基づいて説明する。なお。
図はあくまでも説明のためのものであって本発明の精神
を失なわない限り変更は許容される。図において、芯糸
Y2は、パッケージP2から解舒されてガイド2,4を
へて一定の速度で回転する芯糸フィードローラ5に供給
される。他方、効果糸Y、は、パッケージP1 から解
舒され、ガイド1゜3をへて効果糸フィードローラ6に
供給される。
ここで、効果糸Y1 の供給速度(m / m )は芯
糸Y2の供給速度(m/m)より大でなければならない
。これは、効果糸Y1 に間欠的に抵抗を与えてスラブ
を作るためである。効果糸Y1 の供給速度(m / 
m )すなわち効果糸フィードローラ6の表面速度(m
、/j++)と芯糸Y2 の供給速度(m/■)すなわ
ち芯糸フィードローラ5の表面速度(m/m)との比は
、1以上好ましくは1.03以上である。効果糸Y、に
間欠的に抵抗を与える手段の好ましい例として効果糸Y
1 を芯糸フィードローラ5にニップさせたり、はずし
たりする動作をくり返す手段を図示した。効果糸Y1 
を導びくガイド9はトラバーサ8に取り付けられており
該トラバーサ8が図示のように左右にトラバースされる
ことにより効果糸Y1は芯糸フィードローラ5にニップ
されたり、はずされたりすることになる。これにより効
果糸Y1 は、芯糸フィードローラ5にニップされたと
きに貯留され、はずされたときに流体かく乱装置に貯留
部分とともに供給されることになる。貯留の装置として
は1図に好ましい例として吸引装置7を示した。貯留の
装置としては他の適宜な装置も当然用いられる。
ここに、芯糸Y2 の海水収縮率a2(%)と効果糸Y
1  の海水収縮率a1 (%)との間には5褒≦a2
−al≦30%・・・・・・(1)の関係がなければな
らない。これは、後に述べるオーバーフィード率とも関
連することであるが、本発明に係るスラブ糸がシルク調
となるために是非とも必要である。スラブ糸は絹様の織
物として用いられることが多く、スラブ形状の視覚的な
特徴と同時に手触り、ふくらみといったいわゆる風合い
と呼ばれるものも絹様に近づけることが必要である。絹
は微少な捲縮を有し。
これが絹の風合いを形づくる−の要素となっている。こ
のために、本発明では海水収縮率(チンの異なる芯糸Y
2  と効果糸Y】 とを複合して絹の風合いに近づけ
るのである。芯糸Y2 の膨水収縮率a2(%)と効果
糸Y1 の膨水収縮率a1(%)との間に5%≦82−
al≦30%・・・・・・(1)の関係を持たせること
Kよって斜上の効果に沿うようにしているのである。5
%未満になると絹様の凪合いが得られず、絹様の風合い
により近づけるためには8%以上が好ましい。他方、3
0%を超えると嵩高になりすぎて布のふかつきが大きく
なり、好ましくない。
5%≦22−al≦30% の範囲にすることにより絹
様の風合いにすることが可能となるのである。
ついで、芯糸Y2  と効果糸Y、  とは、流体かく
乱装置10に供給されて引出しローラ11で引き出され
、巻取りローラ13によりパッケージ12に巻き取られ
る。ここで、流体かく乱装置10に供給される芯糸Y2
 のオーバーフィード率fを1%≦f≦8%・・・・・
・(2)におさめることが肝要である。
そして効果糸Y1が芯糸フィードローラ5にニップされ
たとき、効果糸Y、は芯糸Y2  と実質的に同じオー
バーフィード率で流体かく乱装置10に供給される。こ
れは、形成されるスラブ糸の非スラブの部分において紡
績糸様の風合いや表面効果が生じることを防止して絹の
光沢、風合いを出すためである。すなわち、非スラブの
部分で実質的に糸長差がないようにすることが肝要であ
り、かくすることにより布帛にされ、布帛の組織拘束力
を糸条が受けた状崗で熱を受はフィラメント間の膨水収
縮率差が発現することで初めて絹様の風合いが得られる
のである。これに反して布帛にされる前の糸条において
フィラメント間に糸長差がある場合にはふくらみはあっ
ても絹様の風合いや表面効果は得られず、むしろ紡績糸
様の風合いや表面効果が得られるにすぎない。
本発明で用いられる芯糸Y2  と効果糸Yl  とは
、いずれも好ましくはマルチフィラメント糸である。
素材としては、すでに述べたような膨水収縮率(%)を
満足するものであれば、再生繊維、合成繊維のいずれで
も良く、特に両者ともポリエステル繊維であることが好
ましい。ポリエステル繊維のウチでも、常圧可染性ポリ
エステル繊維が好ましい。
なぜならば、絹糸などと交織するとき絹糸などを損傷す
ることもなく、また、スラブが常圧で容易に染まり染斑
発生が少ないからである。常圧可染性ポリエステル繊維
とは、エチレンテレフタレート、ブチレンテレフタレー
トの如きアルキレンテレフタレート繰返し単位を80モ
ルチ以上を含むポリエステルを紡糸して得られる繊維で
ある。例として、アルキレンテレフタレート系ポリエス
テルを超高速紡糸して得られる常圧分散染料可染性繊維
、全酸成分に対し5−金属スルホイソフタル酸成分を0
.5〜6モル饅共重合したアルキレンテレフタレート系
ポリエステルを通常紡糸ないし高速紡糸して得られる常
圧カチオン染料可染性繊維、5−金属スルホイソフタル
酸成分以外に更に他の酸成分たとえばイソフタル酸、ア
ジピン酸、セパシン酸等から適宜選ばれたものを共重合
するか、またば5−金属スルホイソフタル酸成分以外に
更にグリコール成分としてジエチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、ネオペンチルグリコール−アルキ
レンオキシド付加体等から適宜選択して得られるものを
共重合して得られるポリエステルを紡糸して得られる常
圧カチオン染料可染性繊維があげられる。さらに、繊維
の断面形態としては、丸形、三角、三角、六角、へ角な
どの種々の断面が考えられるが、絹様の光沢を出すため
には三角などの角形断面が好ましい。
このように、本発明によれば、絹様の風合いと光沢とを
有するシルク調スラブ糸が品質的に安定して容易に製造
されるという顕著な効果が奏される。
実施例 芯糸Y2に30d/18fの三角断面のポリエステルマ
ルチフィラメント糸(膨水収縮率16%)を用い、効果
糸Y1に75d/48fの三角断面のポリエステルマル
チフィラメント糸(沸1tli率5%)を用い1図の装
置で下記の条件のもとにスラブ糸を製造した。なお、膨
水収縮率(%)の測定は次の方法によった。
試料に表示デニールの1/30のグラム数の初荷重をか
け、正しく 500nをはかつて2点を打ち。
初荷重をとり、これを100℃の洪水中に30分間浸漬
したのち、取り出して布で水をきり、風乾後再び前記の
初荷重をかけ、2点間の長さをはかり、次の式により熱
水収縮率(%)を算出する。試験回数は10回とし、そ
の平均値で表わす(小数点以下1ケタまで)。
ここに、lは2点間の長さく+IIII+)である。
条件; 効果糸フィードローラ6の表面速度・・・・・・126
m/釧 芯糸フィードローラ5の表面速度・・・・・・・・・1
20m/馴 引出しローラ11の表面速度・・・116m/m流体か
く乱装置の空気圧力・・・・・・5kf/crpra効
果糸Y1 の芯糸フィードローラ5によるニップ時間 
    ・・・・・・・・・・・・・・・平均3.8秒
効果糸Y1 の芯糸フィードローラ5からはずす時間 
     ・・・・・・・・・・・・・・・平均0.4
秒得られたスラブ糸は、糸の長手方向に平均30αの長
さのスラブを有する糸であった。
ついで、このスラブ糸を緯糸に、50d/36fの通常
のポリエヌテルマルチフィラメント糸を経糸に用いて、
緯糸密度90本/インチ、経糸密度124本/インチの
平織を製織して常法に従い染色加工して得られた布帛は
絹様の風合いと光沢とを有し、しかもスラブ調効果のあ
るものであった。
【図面の簡単な説明】 図は本発明のシルク調スラブ糸の製造法に用いた装置の
1例を示す斜視図である。 Yl ・・・効果糸、Y2 ・・・芯糸、5・・・芯糸
フィードローラ、6・・・効果糸フィードローラ、7・
・・吸引装置、8・・・トラバーサ、10・・・流体か
く乱装置、11・・・引出しローラ。 特許出願人 東洋紡績株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 沸水収縮率優)が下記の(1)式の関係にある沸
    水収縮率a2 の芯糸と沸水収縮率a1 の効果糸とを
    流体かく乱装置に供給して流体かく乱処理する際に、流
    体かく乱処理するときの芯糸のオーバーフィード率fを
    下記の(2)式を満足させ、さらに前記効果糸の供給速
    度を前記芯糸の供給速度より大となして、前記効果糸に
    間欠的に抵抗を与えるとともにスラブ以外の部分を形成
    する効果糸のオーバーフィード#!−(%)を前記芯糸
    のオーバーフィード率fと等しくすることを特徴とする
    シルク調スラブ糸の製造法。 1f:芯糸のオーバーフィード率(%)J2、効果糸に
    間欠的に抵抗を与えることが、効果糸を芯糸フイードロ
    ーヅにニップさせたり、はずしたりする動作をくり返す
    ことである特許請求の範囲第1項記載のシルク調ヌラプ
    糸の製造法。 3、芯糸及び/又は効果糸が常圧可染性ポリエステル繊
    維である特許請求の範囲第1項又は第2項記載のシルク
    調スラブ糸の製造法。
JP6623383A 1983-04-13 1983-04-13 シルク調スラブ糸の製造法 Pending JPS59192743A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078881U (ja) * 1983-11-04 1985-06-01 ユニチカ株式会社 シヤンタン調スラブヤ−ン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5567024A (en) * 1978-11-14 1980-05-20 Toray Industries Entangled composite yarn * production thereof and knitted fabric using said yarn
JPS56154573A (en) * 1980-05-02 1981-11-30 Teijin Ltd Production of spun like long fiber fabric

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JPH0458Y2 (ja) * 1983-11-04 1992-01-06

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