JPS5919186B2 - 箔圧延性に優れた箔地の製造法 - Google Patents
箔圧延性に優れた箔地の製造法Info
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- JPS5919186B2 JPS5919186B2 JP55112079A JP11207980A JPS5919186B2 JP S5919186 B2 JPS5919186 B2 JP S5919186B2 JP 55112079 A JP55112079 A JP 55112079A JP 11207980 A JP11207980 A JP 11207980A JP S5919186 B2 JPS5919186 B2 JP S5919186B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は箔圧延性に優れた箔地の製造法に関し、さらに
詳しくは、箔圧延時の圧延硬化を小とした圧延性の優れ
た箔地の製造法に関するものである。
詳しくは、箔圧延時の圧延硬化を小とした圧延性の優れ
た箔地の製造法に関するものである。
一般に、At純度が99係以上の純At箔地から10μ
程度の箔厚まではシングル圧延であり、この程度の箔厚
までの箔圧延は比較的容易である。
程度の箔厚まではシングル圧延であり、この程度の箔厚
までの箔圧延は比較的容易である。
しかし、これに対して10μ以下の厚さの箔は通常ダブ
ル圧延を行なうのであるが< (])重ね合せ圧延であ
ることで重ね合せ面(マット面)が粗れ(2〜4μRm
ax程度)、(2)箔の厚さと箔素材中に存在する介在
物、もしくは、金属間化合物サイズとが近づき、(3)
箔が薄くなる程〔箔コイル幅/箔厚〕比が大となり、圧
延時の前方、及び、後方張力の幅方向の均一性が乱れ易
く、幅方向の一部に張力が集中し易くなる等のことから
、箔厚が薄くなる程ピンホール数が指数関数的に増加す
るため、現在では7μ箔がダブル圧延・大部分を占めて
いる。
ル圧延を行なうのであるが< (])重ね合せ圧延であ
ることで重ね合せ面(マット面)が粗れ(2〜4μRm
ax程度)、(2)箔の厚さと箔素材中に存在する介在
物、もしくは、金属間化合物サイズとが近づき、(3)
箔が薄くなる程〔箔コイル幅/箔厚〕比が大となり、圧
延時の前方、及び、後方張力の幅方向の均一性が乱れ易
く、幅方向の一部に張力が集中し易くなる等のことから
、箔厚が薄くなる程ピンホール数が指数関数的に増加す
るため、現在では7μ箔がダブル圧延・大部分を占めて
いる。
そして、この7μ程度の箔はラミネートして包装用材と
して用いるので、内容物保護のためある程度の耐透湿性
及び遮光性が必要とさね、ピンホール数の少ないことが
要求される。
して用いるので、内容物保護のためある程度の耐透湿性
及び遮光性が必要とさね、ピンホール数の少ないことが
要求される。
従って、このことからピンホールが比較的少ない状態で
圧延できる7μ箔が主として主意されていた。
圧延できる7μ箔が主として主意されていた。
しかしながら、この7μ箔においてもピンホール数は2
00個/イ程度以上であり、耐透湿性などの性能を上げ
るためにはさらにピンホール数を減少させなければなら
ないのである。
00個/イ程度以上であり、耐透湿性などの性能を上げ
るためにはさらにピンホール数を減少させなければなら
ないのである。
また、純At箔は近年になってより薄肉化する傾向があ
す、5.5μ、もしくは、それ以下の薄い厚さの箔が要
望されてきている。
す、5.5μ、もしくは、それ以下の薄い厚さの箔が要
望されてきている。
しかるに、上記ノヨウに、一般に箔厚が減少するとピン
ホール数が指数関数的に増加するので、コイル切れが発
生したり、また、ピンホール数が多過ぎるため耐透湿性
などが非常に悪化するようになる。
ホール数が指数関数的に増加するので、コイル切れが発
生したり、また、ピンホール数が多過ぎるため耐透湿性
などが非常に悪化するようになる。
従って、7μの厚さでのピンホール数が非常に少なく、
また、5.5μ、もしくは、それ以下の厚さの箔におい
ても、7μ箔と同程度以下のピンホール数となる圧延性
の良好な箔地が要求されているのである。
また、5.5μ、もしくは、それ以下の厚さの箔におい
ても、7μ箔と同程度以下のピンホール数となる圧延性
の良好な箔地が要求されているのである。
本発明者は上記した7μ、或いは、5.5μ、もしくは
、それ以下薄い箔の種々の問題点について、箔の圧延硬
化と圧延性の関係について研究の結果次のような結論を
得た。
、それ以下薄い箔の種々の問題点について、箔の圧延硬
化と圧延性の関係について研究の結果次のような結論を
得た。
(υ 同一組成のA7純度99チ以上の純A7でス圧下
率が90%程度の強圧延材において圧延硬化が少ない方
が圧延性が良い。
率が90%程度の強圧延材において圧延硬化が少ない方
が圧延性が良い。
(2)圧延硬化の程度を小とするためには、箔地の状態
(軟質材)において、マトリックス中の固溶元素量が少
ないことが必要であり、そのために固溶限の小さいFe
を除き不純物元素は少ない方がよく、特に管理しなけれ
ばならないのを\Si XMg、Mn 、Cuである。
(軟質材)において、マトリックス中の固溶元素量が少
ないことが必要であり、そのために固溶限の小さいFe
を除き不純物元素は少ない方がよく、特に管理しなけれ
ばならないのを\Si XMg、Mn 、Cuである。
(3)不純物として管理しなければならないSiは、A
t地金中から不可避的に入るためこの悪影響をカバーす
ることが必要となり、本発明者は均質化条件、及び、仕
上焼鈍条件を組合せることにより固溶Siを最小限とし
圧延硬化が少ない箔地が得られることがわかった。
t地金中から不可避的に入るためこの悪影響をカバーす
ることが必要となり、本発明者は均質化条件、及び、仕
上焼鈍条件を組合せることにより固溶Siを最小限とし
圧延硬化が少ない箔地が得られることがわかった。
(4) 箔地(軟質材)の結晶粒径とダブル圧延時の
重合せ面(マット面)の粗度とに相関があり、結晶粒径
が細かい方がマット面粗度が小となる。
重合せ面(マット面)の粗度とに相関があり、結晶粒径
が細かい方がマット面粗度が小となる。
例えば、結晶粒径が0.045m++を越えるとマット
面粗度が大となゆ過ぎ箔地としては不適当になり粗れ欠
陥となりピンホールが発生し易くなる。
面粗度が大となゆ過ぎ箔地としては不適当になり粗れ欠
陥となりピンホールが発生し易くなる。
(5)圧延性が良くなると7μ厚までのダブル圧延にお
いて圧延条件の組合せを若干緩かなものにできるのでピ
ンホール数が少なくなる。
いて圧延条件の組合せを若干緩かなものにできるのでピ
ンホール数が少なくなる。
また、5.5μ以下の箔厚についても圧延条件の若干の
変更で7μ厚の箔と略同程度のピンホール数で圧延可能
となる。
変更で7μ厚の箔と略同程度のピンホール数で圧延可能
となる。
本発明は、上記したように、現在上として使用されてい
る純At箔の7μ厚、また、要望されている5、5μ厚
、もしくはさらに薄い製造における数多くの問題点につ
いて、本発明者の研究の結果に基づく知見により解決す
ることができる箔圧延性に優れた箔地の製造法である。
る純At箔の7μ厚、また、要望されている5、5μ厚
、もしくはさらに薄い製造における数多くの問題点につ
いて、本発明者の研究の結果に基づく知見により解決す
ることができる箔圧延性に優れた箔地の製造法である。
本発明に係る箔圧延性に優れた箔地の製造法の特徴とす
るところは、Fe O,1〜0.8%、TiO,003
〜0.08チを含有し、不純物として5iO12係以下
、Cu O,03%以下、Mn 0.008%以下、M
g0.008%以下に抑えた残部A7からAt鋳塊を5
00’〜600℃で均質化処理し、熱間圧延後50%以
下の加工率で冷間圧延し、その後、箔地焼鈍を280°
〜340℃で行なうことにある。
るところは、Fe O,1〜0.8%、TiO,003
〜0.08チを含有し、不純物として5iO12係以下
、Cu O,03%以下、Mn 0.008%以下、M
g0.008%以下に抑えた残部A7からAt鋳塊を5
00’〜600℃で均質化処理し、熱間圧延後50%以
下の加工率で冷間圧延し、その後、箔地焼鈍を280°
〜340℃で行なうことにある。
本発明に係る箔圧延性に優れた箔地の製造法(以下本発
明に係る法ということもある。
明に係る法ということもある。
)について詳細に説明する。
先づ、本発明に係る法において使用する純Atについて
説明する。
説明する。
Feは箔地め再結晶粒の微細化、及び、強度を高める元
素であるが、含有量が0.1係未満ではこの効果が少な
く、また、O:8係を越えて含有されると耐食性が低下
する。
素であるが、含有量が0.1係未満ではこの効果が少な
く、また、O:8係を越えて含有されると耐食性が低下
する。
よって、Fe含有量は0.1〜0.8係の範囲とする。
しかして、FeはAtに対する固溶度が少ないので、均
質化加熱、熱間圧延中及び通常の仕上焼鈍で略完全に析
出するので圧延硬化に対してはマイナスの効果を与えの
ものではない。
質化加熱、熱間圧延中及び通常の仕上焼鈍で略完全に析
出するので圧延硬化に対してはマイナスの効果を与えの
ものではない。
Tiは圧延材の幅方向及び長さ方向の組織を均一とする
ために、鋳塊組織を均一微細組織とするための元素であ
り、Ti含有量は0.003〜0.08%の範囲におい
てこのような効果を有するものである。
ために、鋳塊組織を均一微細組織とするための元素であ
り、Ti含有量は0.003〜0.08%の範囲におい
てこのような効果を有するものである。
なお、Tiを含有させるためにAl−Ti合金またはA
I−TiB合金を用いるのであるが、Al−Ti −B
合金の場合にはBが必然的に含有されることがあり、B
はTiと同様な効果を期待でき、B含有量は0.01%
以下まで許容される。
I−TiB合金を用いるのであるが、Al−Ti −B
合金の場合にはBが必然的に含有されることがあり、B
はTiと同様な効果を期待でき、B含有量は0.01%
以下まで許容される。
SiはAt地金から不可避的に混入してくる不純物元素
であり、Atに対する固溶度が大きいので通常の均質化
条件及び仕上焼鈍条件では固溶Si量が多く圧延硬化が
大きくなり、また、含有量が0.2%を越えるとSiを
完全に析出させることが困難となるので、Si含有量は
0.2%以下とする。
であり、Atに対する固溶度が大きいので通常の均質化
条件及び仕上焼鈍条件では固溶Si量が多く圧延硬化が
大きくなり、また、含有量が0.2%を越えるとSiを
完全に析出させることが困難となるので、Si含有量は
0.2%以下とする。
さらに、Si含有量は少ない方が析出処理が容易であり
、かつ、圧延硬化も少ないので、Si含有量は0.08
%以下とすることが望ましいものである。
、かつ、圧延硬化も少ないので、Si含有量は0.08
%以下とすることが望ましいものである。
Mg%Mn及びCuは圧延硬化を大きくする元素であり
、かつ、Siの析出処理時及び途中工程での析出量が少
ないので含有量は極力少なくすべきであり、Mg、Mn
含有量はo、oos%以下に抑える必要がある。
、かつ、Siの析出処理時及び途中工程での析出量が少
ないので含有量は極力少なくすべきであり、Mg、Mn
含有量はo、oos%以下に抑える必要がある。
しかし、箔の軟質材としての使用時に強度不足を生じさ
せないためにCuを若干含有させる必要があるが0.0
3%を越えて含有させる必要はなく、強度上問題がなけ
れば圧延硬化を少なくする意味においてもCu含有量は
0.01%以下とするのが望ましい。
せないためにCuを若干含有させる必要があるが0.0
3%を越えて含有させる必要はなく、強度上問題がなけ
れば圧延硬化を少なくする意味においてもCu含有量は
0.01%以下とするのが望ましい。
因にMgは全量固溶したままである。
次に、圧延硬化を小とするために均質化処理を500°
〜600℃の温度で行なうのであるが、この圧延硬化を
小とするための均質化加熱において、Siの析出を迎え
、かつ、箔地焼鈍でSiを析出させるのが最も効果的で
ある。
〜600℃の温度で行なうのであるが、この圧延硬化を
小とするための均質化加熱において、Siの析出を迎え
、かつ、箔地焼鈍でSiを析出させるのが最も効果的で
ある。
従って、Si析出の少くなる500℃以上が必要である
が、600℃を越えるとSi固溶の効果が大幅に期待で
きない。
が、600℃を越えるとSi固溶の効果が大幅に期待で
きない。
また、均質化処理温度が500℃未満であると箔地焼鈍
時の結晶粒径が粗大化し、かつ、不均一となる。
時の結晶粒径が粗大化し、かつ、不均一となる。
捷だ、箔地の結晶粒径と10μ以下の箔のダブル圧延時
の重合せ面(マット面)の粗度とは相関があり、結晶粒
径が0.045mmを越えるとマット面の粗度が急激に
大きくなる。
の重合せ面(マット面)の粗度とは相関があり、結晶粒
径が0.045mmを越えるとマット面の粗度が急激に
大きくなる。
従って、Si の固溶析出及び結晶粒径の2つの点から
均質化処理温度は500℃未満では目的を達成できない
。
均質化処理温度は500℃未満では目的を達成できない
。
よって、均質化処理温度は500’〜600℃の範囲と
するのである。
するのである。
そして、1hr未満では均質化の効果が充分でなく、4
8hrを越えても効果が少なく経済的でない。
8hrを越えても効果が少なく経済的でない。
このように均質化処理した鋳塊を熱間圧延してから、冷
間圧延を行なうのであるが、この冷間圧延はその加工率
(圧下率)が大きい方が素材中の転位密度が大きくなり
箔地焼鈍(=析出処理)時のSiの析出程度が大きくな
るので、この効果を達成するには、少くとも冷間圧延の
圧下率は50チ以上とじなければならない。
間圧延を行なうのであるが、この冷間圧延はその加工率
(圧下率)が大きい方が素材中の転位密度が大きくなり
箔地焼鈍(=析出処理)時のSiの析出程度が大きくな
るので、この効果を達成するには、少くとも冷間圧延の
圧下率は50チ以上とじなければならない。
また、マット面粗度が大きくなり過ぎないために結晶粒
径を0.045−以下とする必要があり、そのためにも
冷間圧延の加工率は50係以上とするのである。
径を0.045−以下とする必要があり、そのためにも
冷間圧延の加工率は50係以上とするのである。
この冷間加工を行なった箔地を焼鈍するのであるが、こ
の箔地焼鈍は箔地を箔圧延の容易な軟質材とするのに普
通行なわれていることである。
の箔地焼鈍は箔地を箔圧延の容易な軟質材とするのに普
通行なわれていることである。
しかし、本発明に係る方法においてをハ均質化処理条件
と箔地焼鈍条件の組合せにより固溶Siを析出させ圧延
硬化の程度を少なくするということが重要なことである
。
と箔地焼鈍条件の組合せにより固溶Siを析出させ圧延
硬化の程度を少なくするということが重要なことである
。
そのために、上記の均質化処理条件に対して280°〜
340℃の温度において箔地焼鈍を行なうのである。
340℃の温度において箔地焼鈍を行なうのである。
焼鈍時間は2〜48hr の範囲で行゛なうのがよい
。
。
しかして、焼鈍温度280℃未満では完全軟質材となり
難く、また340℃を越える温度ではSi の析出量
が少なくなる。
難く、また340℃を越える温度ではSi の析出量
が少なくなる。
よって、箔地焼鈍温度は280°〜340℃の範囲とす
る。
る。
ま゛た、焼鈍時間は、2時間未満では効果がなく48時
間を越えても大幅なSi析出の効果はない。
間を越えても大幅なSi析出の効果はない。
また、Si含有量の如何にかかわらず、固溶Siが少な
い方が圧延硬化が少ないので仕上焼鈍でSiをできるだ
け析出させるのである。
い方が圧延硬化が少ないので仕上焼鈍でSiをできるだ
け析出させるのである。
その条件としてIt% FreeSi(析出した単体S
i) の分析によりFreeSiがトータルSiの20
係以上が必要であるが、トータルSiが0.20%を越
えると固溶Siが析出しきれないので、トータルSiは
0.20%以下としなければならない。
i) の分析によりFreeSiがトータルSiの20
係以上が必要であるが、トータルSiが0.20%を越
えると固溶Siが析出しきれないので、トータルSiは
0.20%以下としなければならない。
本発明に係る箔圧延性に優れた箔地の製造法の実施例に
ついて以下説明する。
ついて以下説明する。
実施例 1゜
第1表に示す組成の純Atを鋳造し、固剤して柱状晶部
を除去し、80wntとし、540℃×15hr の均
質化処理を行ない、10wILまで熱間圧延を行ない、
400℃で熱間圧延を終了した。
を除去し、80wntとし、540℃×15hr の均
質化処理を行ない、10wILまで熱間圧延を行ない、
400℃で熱間圧延を終了した。
次いで、2.5mmまで冷間圧延を行ない、320℃X
10hr の箔地焼鈍(析出処理)後、圧延硬化の程
度を調査した。
10hr の箔地焼鈍(析出処理)後、圧延硬化の程
度を調査した。
その結果を第1図に示すが、Si含有量の少ない方が圧
延硬化が少ないことがわかる。
延硬化が少ないことがわかる。
また、75μ厚さの箔の強度(抗張力、耐力)と圧延性
(150μから50μに圧延する際に要するパス回数で
評価し、2段圧延機使用、圧延速度20mΔ―、潤滑油
なし、前方、後方張力なし。
(150μから50μに圧延する際に要するパス回数で
評価し、2段圧延機使用、圧延速度20mΔ―、潤滑油
なし、前方、後方張力なし。
)との関係を第2図に示す。
第2図から明らかであるが、Si含有量が0.20%を
越えると(A3)抗張力が20ky/m?tを越え圧延
回数が多くなり圧延性が悪いことになる。
越えると(A3)抗張力が20ky/m?tを越え圧延
回数が多くなり圧延性が悪いことになる。
また、Si含有量が0.08%以下では圧延回数がSi
O,25%のものの約半分となり圧延性が非常に良好で
ある。
O,25%のものの約半分となり圧延性が非常に良好で
ある。
しかし、75μtの軟質材の強度はA1〜A3411で
は変らず、結晶粒径も微細であるので、軟質材として使
用することには問題はない。
は変らず、結晶粒径も微細であるので、軟質材として使
用することには問題はない。
実施例 2゜
第3表に示ま組成の溶湯をフィルタ←通過後造塊し、柱
状凸部除去のため面削して460mの厚さとし、510
℃X8hr の均質化処理をした後、2.5−まで熱
間圧延し、次いで、0.5mtまで冷間圧延した後、3
00℃X15hr の箔地焼鈍(Si哲出出処理を行
なった。
状凸部除去のため面削して460mの厚さとし、510
℃X8hr の均質化処理をした後、2.5−まで熱
間圧延し、次いで、0.5mtまで冷間圧延した後、3
00℃X15hr の箔地焼鈍(Si哲出出処理を行
なった。
その後の圧延硬化について
第3図に示す。
この第3図から本発明に係る法の44、屋5は圧延硬化
が少なく、Mn 、Mgの多い屋6は圧延硬化は極めて
大きいことがわかる。
が少なく、Mn 、Mgの多い屋6は圧延硬化は極めて
大きいことがわかる。
実施例 38
第4表の組成の溶湯をフィルタ二通過後造塊し、面削し
て460間厚とし、550℃X20hr の均質化処理
後5.Otまで熱間圧延し、次いで、0、6 mm t
まで冷間圧延し、310℃X20hr の箔地焼鈍を
行なった。
て460間厚とし、550℃X20hr の均質化処理
後5.Otまで熱間圧延し、次いで、0、6 mm t
まで冷間圧延し、310℃X20hr の箔地焼鈍を
行なった。
この時の結晶粒径は0.030m以下の微細粒であった
。
。
その後の圧延硬化について第4図に示す。
この第4図からCu含有量の少ない方が圧延硬化の少な
いことがわかる。
いことがわかる。
また14μから7μを目標として■同一圧延条件(圧延
圧力、圧延スピード、前方及び後方張力、圧延油温度、
圧延油量等全べて一定)でダブル圧延した場合の仕上板
厚及びピンホール数、並びに、■同一仕上板厚(圧延ス
ピード、前方及び後方張力等が異なる。
圧力、圧延スピード、前方及び後方張力、圧延油温度、
圧延油量等全べて一定)でダブル圧延した場合の仕上板
厚及びピンホール数、並びに、■同一仕上板厚(圧延ス
ピード、前方及び後方張力等が異なる。
)の場合のピンホール数を第5表に示す。
この場合、14μ厚も目標値であるので仕上箔厚の圧下
率(加工率)も示した。
率(加工率)も示した。
マット面粗度は一圧延条件の場合は、A7〜A8とも2
〜3μRmax であり微細であった。
〜3μRmax であり微細であった。
また、同一仕上板厚の場合にA8はマット面が非常に粗
れており、4〜5μRrnax であり、A7は2〜
3μRmay のままであった。
れており、4〜5μRrnax であり、A7は2〜
3μRmay のままであった。
従って、A7はピンホール数が少なく、かつ、マット面
粗度が小であり圧延性が良好である。
粗度が小であり圧延性が良好である。
実施例 4゜
第6表に示す組成の溶湯をフィルターを通過後500t
X1300”に造塊後、柱状晶部を面側により除去し、
80mm1の小型鋳塊に切出し、均質処理後熱間圧延に
よす51rrrrLt厚とし終了温度を400℃とした
。
X1300”に造塊後、柱状晶部を面側により除去し、
80mm1の小型鋳塊に切出し、均質処理後熱間圧延に
よす51rrrrLt厚とし終了温度を400℃とした
。
さらに、2.Ommjまで冷間圧延を行ない箔地焼鈍後
、圧延硬化を調査した。
、圧延硬化を調査した。
その結果を第7表に示す。
この第7表からもわかるように本発明に係る方法のA1
2が最も圧延性が良好である。
2が最も圧延性が良好である。
なお、均質処理を2段にして均質時にSiを析出させる
ことは圧延性はA12より落ちる。
ことは圧延性はA12より落ちる。
即ち、Siは均質処理時ではなく箔地焼鈍時に析出させ
ることが必要である。
ることが必要である。
また、箔地焼鈍時及び75μの
軟質材の結晶粒径は480℃の均質処理では粗大である
。
。
実施例 5
第8表に示す組成の溶湯をフィルター通過後造塊し面削
して360m厚とし、540℃X 10 hr*トの均
質処理後、6WrIrLまで熱間圧延し、次いで、0.
7胡1で冷間圧延して290℃X30hr の箔地焼
鈍を行なった。
して360m厚とし、540℃X 10 hr*トの均
質処理後、6WrIrLまで熱間圧延し、次いで、0.
7胡1で冷間圧延して290℃X30hr の箔地焼
鈍を行なった。
その後の圧延硬化について第5図に示す。
なお、0.7mmtの軟質材における結晶粒径は、0.
026ym++であり、FreeSi は0.042
%であった。
026ym++であり、FreeSi は0.042
%であった。
A15の材料を0.7 rran tから10.2μに
まで圧延後、10μより5μ(目標)にまでダブル圧延
を行ない5.24μの箔が得られた。
まで圧延後、10μより5μ(目標)にまでダブル圧延
を行ない5.24μの箔が得られた。
このとき+のビンポール数は200/rr?以下であり
、また、マット粗度は2.5〜3,0μRmax で
あった。
、また、マット粗度は2.5〜3,0μRmax で
あった。
即ち、本発明に係る方法によると、5.3μの箔が現行
の7μの箔と同一レベルのピンホール数及びマット面粗
度で圧延可能となったのである。
の7μの箔と同一レベルのピンホール数及びマット面粗
度で圧延可能となったのである。
実施例 に
の第9表に示す組成の溶湯をフィルター通過後造塊し、
面削して560喘厚とした後、510℃X 6 hr均
質処理後2.0t−1で熱間圧延をした。
面削して560喘厚とした後、510℃X 6 hr均
質処理後2.0t−1で熱間圧延をした。
次いで、0.6tまで冷間圧延した後箔地焼鈍の温度、
保持時間及び加熱速度を変え結晶粒径を0.022〜0
.065mynまで変化させた。
保持時間及び加熱速度を変え結晶粒径を0.022〜0
.065mynまで変化させた。
これらの材料を0.6tから17μまで圧延し、さらに
、17μから9μまで同一圧延条件でダブル圧延したと
きのマット面粗度を第6図に示す。
、17μから9μまで同一圧延条件でダブル圧延したと
きのマット面粗度を第6図に示す。
即ち、箔地焼鈍時の結晶粒径が0.045franを越
えるとマット面粗度が急に大きくなるのである。
えるとマット面粗度が急に大きくなるのである。
以上説明したように、本発明に係る箔圧延性に優れた箔
地の製造法は上記のような構成を有しているものである
から、箔圧延時における圧延硬化を小とした圧延性に優
れた箔地を製造することができるものやある。
地の製造法は上記のような構成を有しているものである
から、箔圧延時における圧延硬化を小とした圧延性に優
れた箔地を製造することができるものやある。
第1図は板厚と硬度の関係を示すグラフ、第2図は強度
と圧延回数の関係を示すグラフ、第3図、第4図、第5
図は板厚と抗張力の関係を示すグラフ、第6図は結晶粒
径とマット面粗度の関係を示すグラフである。
と圧延回数の関係を示すグラフ、第3図、第4図、第5
図は板厚と抗張力の関係を示すグラフ、第6図は結晶粒
径とマット面粗度の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 I Fe O,1〜0.8%、Ti 0.003〜
0.08%を含有し、不純物として、 Si O,2%以下、CuO,03%以下、Mn0.
008%以下、Mg 0.008%以下に抑え、残部A
IからなるAl鋳塊を500〜600℃で均質化処理し
、熱間圧延後50%以上の加工率で冷間圧延し、その後
、箔地焼鈍を280〜340℃で行なうことを特徴とす
る圧延硬化の少ない箔圧延性に優れた箔地の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55112079A JPS5919186B2 (ja) | 1980-08-14 | 1980-08-14 | 箔圧延性に優れた箔地の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55112079A JPS5919186B2 (ja) | 1980-08-14 | 1980-08-14 | 箔圧延性に優れた箔地の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5751247A JPS5751247A (en) | 1982-03-26 |
JPS5919186B2 true JPS5919186B2 (ja) | 1984-05-02 |
Family
ID=14577547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55112079A Expired JPS5919186B2 (ja) | 1980-08-14 | 1980-08-14 | 箔圧延性に優れた箔地の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919186B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0445757Y2 (ja) * | 1984-06-20 | 1992-10-27 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60161142A (ja) * | 1984-02-01 | 1985-08-22 | 三菱アルミニウム株式会社 | 容器成形用積層体 |
JPS6326322A (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-03 | Showa Alum Corp | ピンホ−ルの少ないアルミニウム合金箔 |
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JP2654891B2 (ja) * | 1992-07-09 | 1997-09-17 | 株式会社神戸製鋼所 | アルミニウム箔の製造方法 |
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JPS5118362A (ja) * | 1974-08-07 | 1976-02-13 | Sanyo Electric Co | Gyoshufujobunrisochi |
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JPS55122603A (en) * | 1979-03-15 | 1980-09-20 | Mitsubishi Keikinzoku Kogyo Kk | Manufacture of aluminum foil |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5430518Y2 (ja) * | 1976-07-14 | 1979-09-26 |
-
1980
- 1980-08-14 JP JP55112079A patent/JPS5919186B2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5751247A (en) | 1982-03-26 |
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