JPS6318041A - アルミニウム箔地の製造方法 - Google Patents
アルミニウム箔地の製造方法Info
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- JPS6318041A JPS6318041A JP16178886A JP16178886A JPS6318041A JP S6318041 A JPS6318041 A JP S6318041A JP 16178886 A JP16178886 A JP 16178886A JP 16178886 A JP16178886 A JP 16178886A JP S6318041 A JPS6318041 A JP S6318041A
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は箔圧延性とピンホール特性を悪化させることな
く、経済性に優れたアルミニウム箔地の製造方法に関す
るものである。
く、経済性に優れたアルミニウム箔地の製造方法に関す
るものである。
一般にアルミニウム箔は用途によって異なるが、厚さ5
.0〜200μmのものが多く用いられており、通常C
u 0.04wt%以下(以下W1%を単に%と略記)
、Si0.2%以下、Fe0.25%以下、Mn0.0
3%以下、M g0.03%以下、7−no、04%以
下、l’−io、03%以下、Al99.7%以上のJ
IS1070合金、Cu 0.10%以下、Si十Fe
0.7%以下、M n 0.05%以下、Zn0.05
%以下、Al99.3%以上のJISIN30合金、C
u0.05〜0.20%、Si0.6%以下、Fe0.
7%以下、Mn1.0〜1.5%、Zn0.10%以下
、残部AIのJIS3003合金等が用いられている。
.0〜200μmのものが多く用いられており、通常C
u 0.04wt%以下(以下W1%を単に%と略記)
、Si0.2%以下、Fe0.25%以下、Mn0.0
3%以下、M g0.03%以下、7−no、04%以
下、l’−io、03%以下、Al99.7%以上のJ
IS1070合金、Cu 0.10%以下、Si十Fe
0.7%以下、M n 0.05%以下、Zn0.05
%以下、Al99.3%以上のJISIN30合金、C
u0.05〜0.20%、Si0.6%以下、Fe0.
7%以下、Mn1.0〜1.5%、Zn0.10%以下
、残部AIのJIS3003合金等が用いられている。
これ等は鋳塊を均質化処理してから熱間圧延し、しかる
後冷間圧延と箔地焼鈍を行なって作られている。
後冷間圧延と箔地焼鈍を行なって作られている。
しかしながら箔厚が25μm以下になると、ピンホール
の発生を避けることができず、透湿度(通気度)が増大
する欠点があり、用途によってはこれが大きな問題とな
っている。箔用材料の加工硬化特性は箔の圧延性や箔の
品質と密接な関係があり、加工硬化が適度に大きい方が
箔の圧延速度が上がり、生産性の向上に寄与するが、加
工硬化が大きすぎると所定の厚さまで圧下できなくなっ
たり、パス回数が増えたりするだけでなく、圧延切れや
ピンホール数の増大といった問題が起りやすくなる。そ
こで適度な加工硬化特性を備えた箔用材料が要求される
わけだが、この加工硬化特性を調節する一つの方法とし
て箔地中の固溶Fe、Siを晶出物や析出物などの金属
間化合物とすることで加工硬化を減少させる方法がある
。この固溶Fe、Siを析出させるため箔地焼鈍を行な
っている。
の発生を避けることができず、透湿度(通気度)が増大
する欠点があり、用途によってはこれが大きな問題とな
っている。箔用材料の加工硬化特性は箔の圧延性や箔の
品質と密接な関係があり、加工硬化が適度に大きい方が
箔の圧延速度が上がり、生産性の向上に寄与するが、加
工硬化が大きすぎると所定の厚さまで圧下できなくなっ
たり、パス回数が増えたりするだけでなく、圧延切れや
ピンホール数の増大といった問題が起りやすくなる。そ
こで適度な加工硬化特性を備えた箔用材料が要求される
わけだが、この加工硬化特性を調節する一つの方法とし
て箔地中の固溶Fe、Siを晶出物や析出物などの金属
間化合物とすることで加工硬化を減少させる方法がある
。この固溶Fe、Siを析出させるため箔地焼鈍を行な
っている。
最近圧延硬化の少ない箔圧延性に優れたアルミニウム箔
地の製造方法が特公昭60−56786号公報により提
案された。この方法はFe0.1〜0゜8%、T i
0.003〜0,08%、B0.01%以下を含有し、
不純物としてSi0.2%以下、CLJ 0.03%以
下、Mn0.008%以下、M go、 008%以下
に抑えた純A!であって、鋳塊表面層が均一な粒状晶組
織をなし、鋳塊内部のデンドライト・アーム・スペーシ
ングが平均40μm以上である純Al鋳塊を500〜6
00°Cで均質化処理し、これを熱間圧延後50%以上
の加工率で冷間圧延し、その後280〜340℃で箔地
焼鈍を行なうもので、鋳造時からできるだけFe、Si
を晶出させて固溶Fe、Silを減らしたうえに、その
後の均質化処理と箔地焼鈍の組合せにより、更に固溶S
iを単体Siとして析出させることで、圧延硬化を減少
させ、この圧延硬化の減少によって圧延条件の組合せを
若干縁やかなものとすることにより、ピンホール数を少
なくすることができるようにしたものである。
地の製造方法が特公昭60−56786号公報により提
案された。この方法はFe0.1〜0゜8%、T i
0.003〜0,08%、B0.01%以下を含有し、
不純物としてSi0.2%以下、CLJ 0.03%以
下、Mn0.008%以下、M go、 008%以下
に抑えた純A!であって、鋳塊表面層が均一な粒状晶組
織をなし、鋳塊内部のデンドライト・アーム・スペーシ
ングが平均40μm以上である純Al鋳塊を500〜6
00°Cで均質化処理し、これを熱間圧延後50%以上
の加工率で冷間圧延し、その後280〜340℃で箔地
焼鈍を行なうもので、鋳造時からできるだけFe、Si
を晶出させて固溶Fe、Silを減らしたうえに、その
後の均質化処理と箔地焼鈍の組合せにより、更に固溶S
iを単体Siとして析出させることで、圧延硬化を減少
させ、この圧延硬化の減少によって圧延条件の組合せを
若干縁やかなものとすることにより、ピンホール数を少
なくすることができるようにしたものである。
工業的に見れば箔地においても、品質のみならず経済性
や生産性も重要である。しかし従来の工程、即ち熱間圧
延後、冷間圧延し、その後箔地焼鈍を行なってから所定
の厚さまで冷間圧延を行なう工程において、箔地焼鈍を
行なうことは、経済性や生産性の面で不利である。箔地
焼鈍は通常箔地を箔圧延の容易な軟質材とするためであ
り、従来の製造工程から箔地焼鈍を省くと、箔地が硬く
なり過ぎて箔圧延を困難なものとするばかりでなく、ピ
ンホール数や圧延切れ回数を増大する。
や生産性も重要である。しかし従来の工程、即ち熱間圧
延後、冷間圧延し、その後箔地焼鈍を行なってから所定
の厚さまで冷間圧延を行なう工程において、箔地焼鈍を
行なうことは、経済性や生産性の面で不利である。箔地
焼鈍は通常箔地を箔圧延の容易な軟質材とするためであ
り、従来の製造工程から箔地焼鈍を省くと、箔地が硬く
なり過ぎて箔圧延を困難なものとするばかりでなく、ピ
ンホール数や圧延切れ回数を増大する。
(問題点を解決するための手段)
本発明はこれに鑑み種々検問の結果、箔圧延性及びピン
ホール特性を悪化させることなく、箔地焼鈍の工程を省
き、経済性及び生産性の優れたアルミニウム箔地の製造
方法を開発したもので、Fe0.1〜1.0%、Si0
.3%以下、CLJ 0.10%以下を必須成分とし、
Mn0.05%以下、M 90.01%以下、Ti0.
05%以下に抑え、又はこれに130.01%以下、7
r0.05%以下の範囲内で何れか1種又は2種を添加
し、残部Alと通常の不純物からなる合金の鋳塊を均質
化処理した後、終了温度が250’C以上の熱間圧延を
行ない、しかる後50’C/hr以トの冷却速度で冷却
して再結晶組織とし、その後箔地焼鈍を施すことなく所
定の箔厚まで冷間圧延を行なうことを特徴とするもので
ある。
ホール特性を悪化させることなく、箔地焼鈍の工程を省
き、経済性及び生産性の優れたアルミニウム箔地の製造
方法を開発したもので、Fe0.1〜1.0%、Si0
.3%以下、CLJ 0.10%以下を必須成分とし、
Mn0.05%以下、M 90.01%以下、Ti0.
05%以下に抑え、又はこれに130.01%以下、7
r0.05%以下の範囲内で何れか1種又は2種を添加
し、残部Alと通常の不純物からなる合金の鋳塊を均質
化処理した後、終了温度が250’C以上の熱間圧延を
行ない、しかる後50’C/hr以トの冷却速度で冷却
して再結晶組織とし、その後箔地焼鈍を施すことなく所
定の箔厚まで冷間圧延を行なうことを特徴とするもので
ある。
本発明は熱間圧延時に固溶F−e、Siを析出させるこ
とにより材料の加工硬化を調節し、その後の箔地焼鈍を
省いて経済性及び生産性を向にさせたもので゛ある。
とにより材料の加工硬化を調節し、その後の箔地焼鈍を
省いて経済性及び生産性を向にさせたもので゛ある。
本発明において熱間圧延の終了温度を250℃以上とし
、熱間圧延後50℃/hr以上の冷却速度で冷却して再
結晶組織とすることで、材料中の固溶Fe、Siを十分
析出させ、その後の材料の加工硬化を減少させたもので
ある。その結果箔地焼鈍を施さずに箔地の所定板厚まで
冷間圧延ができ、箔地の強度は若干高くなるか、その弁
部圧延の初期パスにおいて、圧延速度が上り箔の生産性
向上に寄与する。更にその後の箔圧延において、材料が
あまり加工硬化しないため、圧延切れやピンホール数の
増大といった問題もなく、所定のパス回数で圧延するこ
とができる。
、熱間圧延後50℃/hr以上の冷却速度で冷却して再
結晶組織とすることで、材料中の固溶Fe、Siを十分
析出させ、その後の材料の加工硬化を減少させたもので
ある。その結果箔地焼鈍を施さずに箔地の所定板厚まで
冷間圧延ができ、箔地の強度は若干高くなるか、その弁
部圧延の初期パスにおいて、圧延速度が上り箔の生産性
向上に寄与する。更にその後の箔圧延において、材料が
あまり加工硬化しないため、圧延切れやピンホール数の
増大といった問題もなく、所定のパス回数で圧延するこ
とができる。
しかして本発明において合金組成を上記の如く限定した
のは、次の理由によるものである。
のは、次の理由によるものである。
Fe含有量を0.1〜1.0%と限定したのは、Feは
適度な強度の増加及び結晶粒の微細化効果を有するも、
0.1%未満では効果が少なく、1.0%を越えると耐
食性が低下するためである。
適度な強度の増加及び結晶粒の微細化効果を有するも、
0.1%未満では効果が少なく、1.0%を越えると耐
食性が低下するためである。
Si含有姐を0.3%以下と限定したのは、Siの適度
の添加は素材の強度及び耐熱性の向上に寄与するも、0
.3%を越えると/1−Fe系の粗大な金属間化合物の
晶出を助長するだけでなく、非常に硬い単体Siとして
析出しやすいためである。Cu含有量を0.10%以下
と限定したのは、Cuの適度の添加は箔の強度及び耐熱
性の向上に寄与するも、0.10%を越えると箔圧延に
伴なう加工硬化が非常に大きくなり、薄箔にした場合圧
延切れやピンホール数が増大する等の問題が発生し易く
なるためである。
の添加は素材の強度及び耐熱性の向上に寄与するも、0
.3%を越えると/1−Fe系の粗大な金属間化合物の
晶出を助長するだけでなく、非常に硬い単体Siとして
析出しやすいためである。Cu含有量を0.10%以下
と限定したのは、Cuの適度の添加は箔の強度及び耐熱
性の向上に寄与するも、0.10%を越えると箔圧延に
伴なう加工硬化が非常に大きくなり、薄箔にした場合圧
延切れやピンホール数が増大する等の問題が発生し易く
なるためである。
Mn、Mgは圧延における加工硬化を大きくする元素で
あり、特に:Mgはその程度が大きく、0、01%以下
に抑える必要がある。MnはMgはどではないが、0.
05%以下に抑えることが好ましい。Tiは通常AI−
r+又はAl−Ti−B母合金の形で添加され、鋳造組
織を微細な粒状晶として熱間圧延時の圧延性を確保する
ためで、母合金中のA、e3TiヤT i B2といっ
た化合物は非常に薄くまで圧延する箔材料にとってはピ
ンホール等の点で好ましくなく、0.05%以下に抑え
る必要があり、熱間圧延性に問題がなければ無添加の方
が好ましい。Bは一般にA、e−Ti−8の形で添加さ
れるが、これはTi添加と同様熱間圧延性の確保のため
で、0.01%以下で十分であり、それ以上の添加はピ
ンホール特性に悪影響を及ぼす。ZrはTiヤBと同様
、鋳造組織を微細化し、熱間圧延性を良好にするためで
、そのためには0.05%以下で十分であり、それ以上
の添加はピンホール特性に悪影響を及ぼす。尚本発明は
上記合金組成範囲内であれば一般のアルミニウム箔地の
製造に用いる各種鋳塊、例えば表面層に羽毛状晶を形成
させ、鋳塊組織の20%以上を羽毛状晶とした鋳塊及び
これ以外の鋳塊の何れにも適用できる。
あり、特に:Mgはその程度が大きく、0、01%以下
に抑える必要がある。MnはMgはどではないが、0.
05%以下に抑えることが好ましい。Tiは通常AI−
r+又はAl−Ti−B母合金の形で添加され、鋳造組
織を微細な粒状晶として熱間圧延時の圧延性を確保する
ためで、母合金中のA、e3TiヤT i B2といっ
た化合物は非常に薄くまで圧延する箔材料にとってはピ
ンホール等の点で好ましくなく、0.05%以下に抑え
る必要があり、熱間圧延性に問題がなければ無添加の方
が好ましい。Bは一般にA、e−Ti−8の形で添加さ
れるが、これはTi添加と同様熱間圧延性の確保のため
で、0.01%以下で十分であり、それ以上の添加はピ
ンホール特性に悪影響を及ぼす。ZrはTiヤBと同様
、鋳造組織を微細化し、熱間圧延性を良好にするためで
、そのためには0.05%以下で十分であり、それ以上
の添加はピンホール特性に悪影響を及ぼす。尚本発明は
上記合金組成範囲内であれば一般のアルミニウム箔地の
製造に用いる各種鋳塊、例えば表面層に羽毛状晶を形成
させ、鋳塊組織の20%以上を羽毛状晶とした鋳塊及び
これ以外の鋳塊の何れにも適用できる。
第1表に示す成分組成のAl基合金を用い、半連続鋳造
により鋳塊を製造し、固剤を施して厚さ400.とした
。この鋳塊を560 ’Cで6時間均質化処理した後、
第2表に示す工程により板厚0.45.の箔地を形成し
た。
により鋳塊を製造し、固剤を施して厚さ400.とした
。この鋳塊を560 ’Cで6時間均質化処理した後、
第2表に示す工程により板厚0.45.の箔地を形成し
た。
次に板厚0.45%の箔地を7μmの厚さまで圧延して
仕上り箔とし、これについて圧延の際の加工硬化を調べ
ると共に、仕上り箔について圧延切れ回数とピンホール
数を測定した。第1図に圧延の際の加工硬化曲線を、第
3表に圧延切れ回数とピンホール数を示す。
仕上り箔とし、これについて圧延の際の加工硬化を調べ
ると共に、仕上り箔について圧延切れ回数とピンホール
数を測定した。第1図に圧延の際の加工硬化曲線を、第
3表に圧延切れ回数とピンホール数を示す。
第3表
第1図から明らかなように箔地焼鈍を省いた本発明法N
α1〜4によるものは、何れも箔地圧延における加工硬
化の度合いが小さく、薄箔の領域では引張強さが従来の
箔地焼鈍を行なった比較法No、 5〜6と同程度とな
っていることが判る。これに対し熱間圧延上り温度又は
その後の冷却速度が本発明の範囲より外れ、かつ箔地焼
鈍を省いた比較法No、 7〜8では加工硬化の度合い
が大きくなっている。
α1〜4によるものは、何れも箔地圧延における加工硬
化の度合いが小さく、薄箔の領域では引張強さが従来の
箔地焼鈍を行なった比較法No、 5〜6と同程度とな
っていることが判る。これに対し熱間圧延上り温度又は
その後の冷却速度が本発明の範囲より外れ、かつ箔地焼
鈍を省いた比較法No、 7〜8では加工硬化の度合い
が大きくなっている。
また第3表から明らかなように、羽毛状晶の割合を多く
した鋳塊を用いて箔地焼鈍を省いた本発明法Nα1は、
同様の鋳塊を用いて箔地焼鈍を行なった比較法Nα5と
ほぼ同様の圧延切れ回数及びピンホール数を示し、羽毛
状晶の割合が少ない通常の鋳塊を用いて箔地焼鈍を省い
た本発明法Nα2〜4は、何れも同様の鋳塊を用いて箔
地焼鈍を行なった比較法No、 6とほぼ同様の圧延切
れ回数及びピンホール数を示し、本発明によれば羽毛状
晶の割合にかかわらず、箔地焼鈍を省くことができるこ
とが判る。これに対し熱間圧延上り温度又はその後の冷
却速度が本発明の範囲より外れ、かつ箔地焼鈍を省いた
比較法No、 7〜8では圧延切れ回数及びピンホール
数が著しく増大する。
した鋳塊を用いて箔地焼鈍を省いた本発明法Nα1は、
同様の鋳塊を用いて箔地焼鈍を行なった比較法Nα5と
ほぼ同様の圧延切れ回数及びピンホール数を示し、羽毛
状晶の割合が少ない通常の鋳塊を用いて箔地焼鈍を省い
た本発明法Nα2〜4は、何れも同様の鋳塊を用いて箔
地焼鈍を行なった比較法No、 6とほぼ同様の圧延切
れ回数及びピンホール数を示し、本発明によれば羽毛状
晶の割合にかかわらず、箔地焼鈍を省くことができるこ
とが判る。これに対し熱間圧延上り温度又はその後の冷
却速度が本発明の範囲より外れ、かつ箔地焼鈍を省いた
比較法No、 7〜8では圧延切れ回数及びピンホール
数が著しく増大する。
このように本発明によればアルミニウム箔地の製造にお
いて、圧延性やピンホール特性を悪化させることなく、
箔地焼鈍を省くことにより、経済性及び生産性を向上す
ることができる等、工業上顕著な効果を奏するものであ
る。
いて、圧延性やピンホール特性を悪化させることなく、
箔地焼鈍を省くことにより、経済性及び生産性を向上す
ることができる等、工業上顕著な効果を奏するものであ
る。
第1図はアルミニウム箔地の圧延における加工硬化曲線
を示す。
を示す。
Claims (1)
- Fe0.1〜1.0wt%、Si0.3wt%以下、C
u0.10wt%以下を必須成分とし、Mn0.05w
t%以下、Mg0.01wt%以下、Ti0.05wt
%以下に抑え、又はこれにB0.01wt%以下、Zr
0.05wt%以下の範囲内で何れか1種又は2種を添
加し、残部Alと通常の不純物からなる合金の鋳塊を均
質化処理した後、終了温度が250℃以上の熱間圧延を
行ない、しかる後50℃/hr以下の冷却速度で冷却し
て再結晶組織とし、その後箔地焼鈍を施すことなく所定
の箔厚まで冷間圧延を行なうことを特徴とするアルミニ
ウム箔地の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61161788A JPH0756067B2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | アルミニウム箔地の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61161788A JPH0756067B2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | アルミニウム箔地の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6318041A true JPS6318041A (ja) | 1988-01-25 |
JPH0756067B2 JPH0756067B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=15741917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61161788A Expired - Fee Related JPH0756067B2 (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | アルミニウム箔地の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756067B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0474844A (ja) * | 1990-07-12 | 1992-03-10 | Showa Alum Corp | 包装用アルミニウム箔 |
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