JPS59185774A - 硬質金合金被覆層の形成方法 - Google Patents
硬質金合金被覆層の形成方法Info
- Publication number
- JPS59185774A JPS59185774A JP5891883A JP5891883A JPS59185774A JP S59185774 A JPS59185774 A JP S59185774A JP 5891883 A JP5891883 A JP 5891883A JP 5891883 A JP5891883 A JP 5891883A JP S59185774 A JPS59185774 A JP S59185774A
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- JP
- Japan
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- gold alloy
- hard gold
- sputtering
- formation
- alloy layer
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/0021—Reactive sputtering or evaporation
- C23C14/0036—Reactive sputtering
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、例えば時計ケースや時計バンド。
サラニネツクレスやブレスレットなどの基体部材の表面
に硬質金合金被覆層を形成する方法に関するものである
。
に硬質金合金被覆層を形成する方法に関するものである
。
通常、上記のような各種の装飾品においては、ステンレ
ス鋼や真ちゅうなどの基体部材の表面に湿式電気メツキ
法などを用いて金合金をメッキすることが行なわれてい
る。
ス鋼や真ちゅうなどの基体部材の表面に湿式電気メツキ
法などを用いて金合金をメッキすることが行なわれてい
る。
しかし、このような金合金メッキ法においては、(a)
金合金メッキ層自体が純金に近く、軟質であるため、傷
がつき易く、摩耗し易い。
金合金メッキ層自体が純金に近く、軟質であるため、傷
がつき易く、摩耗し易い。
(b) 金合金メッキ層はピンホールが多く、耐食性
に劣るものであるため、下地としてN1メッキなどを行
なう必要がおる。
に劣るものであるため、下地としてN1メッキなどを行
なう必要がおる。
(C) メッキ液として、シアン化合物を使用するた
め、廃水処理用プラントを必要とし、コスト高の原因と
なる。
め、廃水処理用プラントを必要とし、コスト高の原因と
なる。
などの問題点を有するものである。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、装飾品
などの基体部材の表面に、硬質にして耐食性のすぐれた
金合金被覆層を形成すべく研究を行なった結果、 ターゲットとして、 (a) Au: 41.6〜91.6%、 Agおよ
びcuのうちの1種または2種、並びに不可避不純物:
残シからなる組成(以上重量%、以下係は重量係を示す
)を有する金合金。
などの基体部材の表面に、硬質にして耐食性のすぐれた
金合金被覆層を形成すべく研究を行なった結果、 ターゲットとして、 (a) Au: 41.6〜91.6%、 Agおよ
びcuのうちの1種または2種、並びに不可避不純物:
残シからなる組成(以上重量%、以下係は重量係を示す
)を有する金合金。
(b) Au: 41.e5〜91.6%、 Ni、
Co、 Fe、 およびP(lのうちの1種または
2種以上:o、5〜10係。
Co、 Fe、 およびP(lのうちの1種または
2種以上:o、5〜10係。
AgおよびCuのうちの1種または2種、並びに不可避
不純物:残シからなる組成を有する金合金。
不純物:残シからなる組成を有する金合金。
(c) Au 二 4 1.6 〜9 1.6
% 、u、 :o、 5〜5 % 。
% 、u、 :o、 5〜5 % 。
AgおよびCuのうちの1種または2種、並びに不可避
不純物:残シからなる組成を有する金合金。
不純物:残シからなる組成を有する金合金。
(d) Au: 41.6〜91.6%、−Zn:
05〜5%。
05〜5%。
AgおよびCuのうちの1種または2種、並びに不可避
不純物二残シからなる組成を有する金合金。
不純物二残シからなる組成を有する金合金。
以上(a)〜(d)のうちのいずれかの金合金と、Ti
、Zr、およびcr、並びにこれらの合金のうちの1種
または2種以上からなる硬化金属とを用い、N2および
NH3のうちの1種または2種を含有するArガス雰囲
気中でスパッタリングを行なうと、ステンレス鋼や真ち
ゅうなどの基体部材の表面に、上記(a)〜(d)のう
ちのいずれかの金合金中に、上記硬化金属が主として窒
化物の形で分散含有した組織を有する金合金被覆層が蒸
着形成されるようになシ、この結果の金合金被覆層は、
きわめて硬質で、ビッカース硬さで400〜700 k
g/−の著しく高い硬さをもち、かつピンホールなどの
形成もないので、金合金自体のもつ耐食性によってすぐ
れた耐食性をもつという知見を得たのである。
、Zr、およびcr、並びにこれらの合金のうちの1種
または2種以上からなる硬化金属とを用い、N2および
NH3のうちの1種または2種を含有するArガス雰囲
気中でスパッタリングを行なうと、ステンレス鋼や真ち
ゅうなどの基体部材の表面に、上記(a)〜(d)のう
ちのいずれかの金合金中に、上記硬化金属が主として窒
化物の形で分散含有した組織を有する金合金被覆層が蒸
着形成されるようになシ、この結果の金合金被覆層は、
きわめて硬質で、ビッカース硬さで400〜700 k
g/−の著しく高い硬さをもち、かつピンホールなどの
形成もないので、金合金自体のもつ耐食性によってすぐ
れた耐食性をもつという知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、ターゲットとして、上記組成の金合金と、上記硬化
金属とを用い、N2およびNH3のいずれか、または両
方を1〜80容量チ含有し、残シがArからなる混合ガ
ス雰囲気中で、スパッタリングを行なうことによシ、基
体部材の表面に、上記金合金中に、上記硬化金属が主と
して窒化物の形で0.5〜5%含有した硬質金合金被覆
層を形成する方法に特徴を有するものである。
て、ターゲットとして、上記組成の金合金と、上記硬化
金属とを用い、N2およびNH3のいずれか、または両
方を1〜80容量チ含有し、残シがArからなる混合ガ
ス雰囲気中で、スパッタリングを行なうことによシ、基
体部材の表面に、上記金合金中に、上記硬化金属が主と
して窒化物の形で0.5〜5%含有した硬質金合金被覆
層を形成する方法に特徴を有するものである。
なお、この発明の方法において、混合ガス雰囲気中のN
2およびNH3の含有量を1〜8o容量チと限定したの
は、l容量−未満の含有では、金合金被覆層に所望の高
硬度を付与することができず、一方りo容量%オ越え“
た含有にヶ、よ、7パツ。
2およびNH3の含有量を1〜8o容量チと限定したの
は、l容量−未満の含有では、金合金被覆層に所望の高
硬度を付与することができず、一方りo容量%オ越え“
た含有にヶ、よ、7パツ。
−速度が低下し、実用的でなくなるという理由によるも
のであシ、また、金合金被覆層における硬化金属の含有
量が0.5%未満では所望の高硬度を確保することがで
きず、一方その含有量が5%を越えると窒化物の量が多
くなシすぎ、この窒化物によって金合金自体のもつ色調
が損なわれるようになることから、その含有量を0.5
〜5%と定めた。
のであシ、また、金合金被覆層における硬化金属の含有
量が0.5%未満では所望の高硬度を確保することがで
きず、一方その含有量が5%を越えると窒化物の量が多
くなシすぎ、この窒化物によって金合金自体のもつ色調
が損なわれるようになることから、その含有量を0.5
〜5%と定めた。
さらに、この発明の方法は、直流または高周波電流を用
いる通常のスパッタリング法によって実施することがで
きるが、望ましくは蒸着速度の速いマグネトロンスパッ
タリング法を用いるのがよく、しかもこれによって光沢
の良好な蒸着表面が得られるようになる。
いる通常のスパッタリング法によって実施することがで
きるが、望ましくは蒸着速度の速いマグネトロンスパッ
タリング法を用いるのがよく、しかもこれによって光沢
の良好な蒸着表面が得られるようになる。
つぎに、この発明の方法を実施例にょシ具体的に説明す
る。
る。
実施例
それぞれ第1表に示される材質の基体部材、金合金ター
ケ゛ット、および硬化金属ターゲットを用意し、これら
各部材を同じく第1表に示される組合せで通常のスパッ
タリング装置内に装着し、さらに同じく第1表に示され
るスパッタリング条件にてスパッタリングを行なうこと
によって本発明法1〜18をそれぞれ実施した。
ケ゛ット、および硬化金属ターゲットを用意し、これら
各部材を同じく第1表に示される組合せで通常のスパッ
タリング装置内に装着し、さらに同じく第1表に示され
るスパッタリング条件にてスパッタリングを行なうこと
によって本発明法1〜18をそれぞれ実施した。
ついで、この結果形成された金合金被覆層について、そ
の組成をX線マイクロアナライザーにて定量すると共に
、硬さ、平均層厚、および色調を測定し、観察した。こ
れらの結果を第2表に示した。第2表には比較の目的で
金合金ターゲットの硬さも示しだ。
の組成をX線マイクロアナライザーにて定量すると共に
、硬さ、平均層厚、および色調を測定し、観察した。こ
れらの結果を第2表に示した。第2表には比較の目的で
金合金ターゲットの硬さも示しだ。
第2表に示される結果から、本発明法1〜18によって
形成された金合金被覆層は、いずれも高い硬さを有し、
かつ金合金ターダットアもつ色調とほぼ同じ色調をもつ
ものであった。
形成された金合金被覆層は、いずれも高い硬さを有し、
かつ金合金ターダットアもつ色調とほぼ同じ色調をもつ
ものであった。
上述のように、この発明の方法によれば、ピンホールな
どの欠陥のない硬質の金合金被覆層をコスト安く形成す
ることができ、しかもこれを装飾品などに適用した場合
には、傷がつきにくく、かつ摩耗し難いので、金合金自
体のもつ美麗な黄釡色を、すぐれた光沢を保持した状態
で著しく長期に旦って確保できるようになるのである。
どの欠陥のない硬質の金合金被覆層をコスト安く形成す
ることができ、しかもこれを装飾品などに適用した場合
には、傷がつきにくく、かつ摩耗し難いので、金合金自
体のもつ美麗な黄釡色を、すぐれた光沢を保持した状態
で著しく長期に旦って確保できるようになるのである。
出願人 三菱金属株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ターゲットとして、金合金と、Ti、 Zr 、および
cr、並びにこれらの合金のうちの1種または2種以上
からなる硬化金属とを用い、 N2およびNH3のうちの1種または2種、1〜80容
量係、Ar:残シからなる混合ガス雰囲気中で、スパッ
タリングを行なうことにょシ、基体部材表面に、上記金
合金中に上記硬化金属が主として窒化物の形で0.5〜
5重量裂含有した組成を有する硬質金合金を蒸着させる
ことを特徴とする硬質金合金被覆層の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5891883A JPS59185774A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 硬質金合金被覆層の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5891883A JPS59185774A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 硬質金合金被覆層の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59185774A true JPS59185774A (ja) | 1984-10-22 |
JPS634630B2 JPS634630B2 (ja) | 1988-01-29 |
Family
ID=13098198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5891883A Granted JPS59185774A (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | 硬質金合金被覆層の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59185774A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6067654A (ja) * | 1983-09-22 | 1985-04-18 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 硬質金合金めつきの製造方法 |
EP0221492A2 (fr) * | 1985-11-04 | 1987-05-13 | Asulab S.A. | Objet pourvu d'un revêtement en métal précieux résistant à l'usure |
JPH0520683U (ja) * | 1991-09-03 | 1993-03-19 | 積水化学工業株式会社 | 洗面ユニツト |
CN106756842A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-05-31 | 安徽宝恒新材料科技有限公司 | 一种提高不锈钢机械性能的处理方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS542942A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-10 | Tsuneo Nishida | Golddcolorrtrimmed members |
-
1983
- 1983-04-04 JP JP5891883A patent/JPS59185774A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS542942A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-10 | Tsuneo Nishida | Golddcolorrtrimmed members |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6067654A (ja) * | 1983-09-22 | 1985-04-18 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 硬質金合金めつきの製造方法 |
JPH0320464B2 (ja) * | 1983-09-22 | 1991-03-19 | Seiko Instr & Electronics | |
EP0221492A2 (fr) * | 1985-11-04 | 1987-05-13 | Asulab S.A. | Objet pourvu d'un revêtement en métal précieux résistant à l'usure |
JPS62112783A (ja) * | 1985-11-04 | 1987-05-23 | アスラブ・エス ア− | 時計の側のような物品 |
US4745035A (en) * | 1985-11-04 | 1988-05-17 | Asulab S.A. | Article having a wear resisting precious metal coating |
JPH0520683U (ja) * | 1991-09-03 | 1993-03-19 | 積水化学工業株式会社 | 洗面ユニツト |
CN106756842A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-05-31 | 安徽宝恒新材料科技有限公司 | 一种提高不锈钢机械性能的处理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS634630B2 (ja) | 1988-01-29 |
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