JPS5918316B2 - 竪坑工事用エレベ−タにおける坑外移動方法 - Google Patents

竪坑工事用エレベ−タにおける坑外移動方法

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JPS5918316B2
JPS5918316B2 JP54161232A JP16123279A JPS5918316B2 JP S5918316 B2 JPS5918316 B2 JP S5918316B2 JP 54161232 A JP54161232 A JP 54161232A JP 16123279 A JP16123279 A JP 16123279A JP S5918316 B2 JPS5918316 B2 JP S5918316B2
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shaft
guide rail
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mine
underground
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庄吾 中川
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HISHINO KINZOKU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は竪坑工事に用いるエレベータを坑外にて移動さ
せる方法に関する。
例えばダム放水管工事において地中に竪坑を構築する工
事を行なう場合には、地上から下方へ向けて竪坑を掘削
しながらコンクリートを打設して坑内壁を作り、さらに
坑内へ内張り用の鉄管を挿入して固定している。
また、この竪坑工事においては作業員や物資の運搬のた
めに坑内底部にエレベータを設置している。
このエレベータは坑内壁に上下方向にガイドレールを取
付け、電動機を備えた自走式のケージをガイドレールに
沿って昇降させるようにし、またガイドレールの竪坑入
口より地上に延出した部分に乗降ステーションを設げた
ものである。
ケージは作業員や物資を載せるために、また乗降ステー
ションは作業員の乗降、物資の積降ろしを行なうために
各々床スペースが大きめであり、ケージは坑内で、乗降
ステーションは坑入口で各々内側に向けて突出すること
になる。
ところで、竪坑内の底部に挿入する内張り用鉄管は竪坑
内径に近い外径を有し、鉄管と坑内壁との間の隙間は狭
(なる。
このため、鉄管を坑入口から坑内に挿入する場合に、竪
坑の内側へ突出する乗降ステーションやケージに鉄管の
壁部が衝突して坑内へ挿入できない。
従って、鉄管を坑内に挿入する場合には、ケージ乗降ス
テーションを鉄管と衝突しない竪坑外側へ待避させる必
要がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、ケージや乗
降ステーションを坑外で容易に移動させ、鉄管などの大
型物を坑内に障害なく挿入できるようにした竪坑工事用
エレベータにおける坑外移動方法を提供するものである
以下本発明を図面で示す実施例について説明する。
本発明方法を実施する竪坑および竪坑に設置するエレベ
ータの一例を第1図および第2図について述べる。
この実施例はダム放水管工事において地中に竪坑を構築
する場合を示している。
図中1は地中2に構築された開口断面が円形をなす竪坑
であり、その内周部にはコンクリ−1・からなる坑内壁
3が形成されており、さらに坑内底部には円形をなす内
張り用の鉄管4が挿入され適宜な固定具により固定され
ている。
工事用のエレベータと(−ては、坑内壁3に坑内ガイド
レール5が上下方向に沿い取付けてあり、これは複数の
梯子形をなすガイドレール部材7を上下に並べて各々の
接合すべき上下端部の両側をピンで連結し坑内壁3に固
定したものである。
竪坑1人口から上方(地上)には坑内ガイドレール5を
延長して坑外ガイドレール6が設けてあり、これは同様
に複数のガイドレール部材Tをボルトにより上下に連結
したものである。
坑外ガイドレール6は後述する走行台車14に保持され
る。
竪坑1人口の直ぐ上方には坑外ガイドレール6に隣接し
て乗降ステーション8が設けてあり、これは踏板9と囲
い10とにより構成されている。
乗降ステーション8は走行台車14に保持される。
ケージ12はガイドローラによりガイドレール5,6に
保持され、且つ電動機12aによって回転されるピニオ
ンをガイドレール5,6に設げたラック11に噛合して
竪坑1内を昇降する。
すなわち、ケージ12は昇降駆動機構を備えた自走式の
ものである。
ケージ12は坑外ガイドレール6に上昇して乗降ステー
ション8に達し、坑内ガイドレール5を下降して坑内ガ
イドレール5に吊下げた昇降階段13上方に達する。
本発明方法は、この竪坑1の工事に用いるエレベータに
おいて、竪坑1人口の地上に走行台車14を設け、この
走行台車14で坑外ガイドレール6と乗降ステーション
8を保持しておき、鉄管4を竪坑1内に挿入する場合に
はケージ12を乗降ステーション8まで上昇させ、走行
台車14を竪坑1人口から離間するように走行させるこ
とにより坑外ガイドレール6、乗降ステーション8およ
びケージ12を坑外へ移動して待避させるものである。
次に本発明方法で用いる走行台車14を第3図ないし第
6図について述べる。
竪坑1人口の外部における地上には、竪坑1人口の周縁
部から竪坑1より離れる方向(竪坑1に対し直角方向)
に向けて台車走行用の一対のレール15,15が敷設し
てあり、このレール15,15上には走行台車14が竪
坑1に対し接近、隔間する方向に走行す゛るように設け
である。
走行台車14は合板16の下部両側にレール15,15
に載る車輪17が車軸18に取付けて設けである。
走行駆動機構としては、合板16上の前部−側には前部
の車軸18に対向して支持部材19が立設してあり、そ
の上部には軸20を介してスプロケットホイール21と
手動バンドル22が取付けである。
合板16下部の車軸18にはスプロケット21と対向し
てスプロケットホイール23が取付けてあり、それら両
スプロケットホイール21,230間には台板16に形
成した孔16aを介してチェーン24が懸架しである。
そして、手動バンドル22によりスプロケットホイール
21を回転させると、この回転はチェーン24を介して
スプロケットホイール23に伝達され、これに伴い車軸
18を介して車輪17,17が回転する。
このため、走行台車14がレール15,15上を走行す
る。
坑外ガイドレール6を保持する機構としては合板16上
に支柱25が設けてあり、これは下端部を合板16の長
さ方向中央部に取付げたヒンジ具26にピン33で枢着
するとともに上端部は前方へ傾倒して坑外ガイドレール
6の上端部に取付けたヒンジ具2Tにピン33で枢着し
である。
合板16の前端部の幅方向中央部には支持部材28が設
けてあり、この支持部材28の後部28aには操作ねじ
29が上下方向に沿って螺挿支持しである。
支持部材28の前部28bには連結杆30の中間部をピ
ン33で枢着してあり、この連結杆30の後端部は操作
ねじ29に取付けたヒンジ具31に、前端部は坑外ガイ
ドレール6に取付けたヒンジ具32に各々ピン33で枢
着しである。
なお、ヒンジ具31はヒンジ具32より上方に位置して
おり、連結杆30は前側へ向けて傾(ように傾斜して設
けられる。
このため、坑外ガイドレール6は支柱25と連結杆30
により保持される。
そして、坑外ガイドレール6を坑内ガイドレール5との
連結ボルト34を取外した状態において、操作ねじ29
を適宜な工具を用いて回転して下降させると、ヒンジ具
31も下方へ移動する。
連結杆30が中間枢着部を中心として第6図反時計方向
に向けて回動し前端部が上方へ移動するから、坑外ガイ
ドレール6はヒンジ具32を介して上方へ持上げられて
その下端部が坑内ガイドレール5の上端部から離れる。
この場合、支柱25は坑外ガイドレール6を保持したま
瓦ガイドレール6の上下移動に伴ない回動変位する。
なお、坑外ガイドレール6を坑内ガイドレール5に再び
連結させるためには、操作ねじ29を逆方向に回転して
上昇させると、連結杆30が時計方向に回動して坑外ガ
イドレール6を下方へ移動する。
また、乗降ステーション8は踏板9を走行台車140台
板16を前方に延長して一体化してあり、この踏板9に
囲い10を取付けて構成する。
このため、乗降ステーション8は走行台車14に一体に
して保持されている。
本発明の方法を実施する場合について述べる。
常時は坑外ガイドレール6は下端部を連結ボルト34に
より坑内ガイドレール5の上端部に連結固定しである。
走行台車14は竪坑1人口に近接した地上位置にあり、
支柱25と連結杆30により坑外ガイドレール6を保持
している。
そして、大型物例えば鉄管4を竪坑1内に挿入するに際
して、その前段階においてケージ12を坑内ガイドレー
ル5かも坑外ガイドレール6へ上昇させ乗降ステーショ
ン8に対応した個所で停止する。
すなわち、ケージ12は竪坑1人口より上方(地上)に
位置する。
次いで、坑外ガイドレール6と坑内ガイドレール5とを
連結している連結ボルト34を取外して連結を解除し、
前述したように操作ねじ29を回転操作し連結杆30を
回動することにより、坑外ガイドレール6を持上げて坑
内ガイドレール5から離す。
この場合、坑外ガイドレール6と一緒にケージ12も上
方に移動する。
次いで、前述したように手動ハンドル22を回転操作し
スプロケットホイール21,23、チェーン24および
車軸18を介して車輪1Tを回転させることにより、走
行台車14全体をレールis、isに沿って竪坑1人口
から離間する方向に後退走行させる。
この場合、走行台車14に保持された坑外ガイドレール
6、坑外ガイドレール6に停止しているケージ12、走
行台車14と一体的に保持されている乗降ステーション
8も各々走行台車14と一緒に竪坑1人口の上方から離
間する方向に移動する。
走行台車14が走行する距離は、ケージ12と乗降ステ
ーション8が竪坑1人口の開口部分より離れて竪坑1人
口に連続する地上に位置するまで移動する大きさとする
従って、竪坑1における入口開口部分および坑内にはケ
ージ12および乗降スス−ジョン8は存在しない。
この状態において、鉄管4をクレーンにて吊下げながら
地上から竪坑1人口を通して竪坑1内部に挿入して坑内
底部まで降下させる。
鉄管4を竪坑1内に挿入した後には、走行台車14を竪
坑1人口に近接する位置まで前進走行させ、次いで坑外
ガイドレール6を持下げて坑内ガイドレール5上に降ろ
し連結ボルト34により両ガイドレール5,6を連結す
る。
この場合、ケージ12も一緒に下降して、再び坑外ガイ
ドレール6から坑内ガイドレール5へ下降することが可
能となる。
しかして、ケージ12と乗降ステーション8は前述した
ように用途上所定の床スペースを有し、竪坑1の内部お
よび入口の内側に突出する。
一方、内張り用の鉄管4は竪坑1の内径に近い大きさの
外径を有している。
このため、ケージ12と乗降ステーション8が竪坑1に
存在したま〜で鉄管4を坑内に挿入しようとすると、ケ
ージ12と乗降ステーション8に衝突して挿入が不可能
である。
本発明方法では走行台車14を用いてケージ12と乗降
ステーション8を竪坑1人口から坑外へ移動させて待避
する。
さらに、本発明方法では走行台車14を地上に設けたレ
ール15上で走行させて地上側のみで移動作業を行なう
ものであり、坑外移動作業を行なう設備例えば走行台車
140走行用レール15を竪坑1人口上に常設的に設け
る必要がなく地上側のみに設ければ良いので、坑外ガイ
ドレール6、乗降用ステーション8およびケージ12を
竪坑1人口の上方から地上へ移動させた後には、竪坑1
人口上方および竪坑1内部には鉄管4を挿入する上での
障害物は何もなくなる。
従って、鉄管4を何の障害もなく竪坑1内部へ挿入でき
る。
また、本発明方法はケージ12を乗降ステーション8ま
で上昇させ坑外ガイドレール6、ケージ12および乗降
ステーション8をまとめて走行台車14により移動させ
るだけであるから、これらを待避させるための作業が簡
単で能率的であり、しかも大掛りな設備を必要としない
なお、走行台車は竪坑入口に対して接近離間する方向に
走行し、且つ坑外ガイドレールと乗降ステーションを保
持するとともに坑外ガイドレールを坑内ガイドレールか
ら離間する機構を備えたものであれば良い。
走行台車を走行する機構、坑外ガイドレールと乗降ステ
ーションを走行台車に保持する構成、坑外ガイドレール
を坑内ガイドレールかも離間する機構は実施例に限定さ
れない。
本発明方法は地中に竪坑を構築する場合だけでなく、ビ
ルなどの建造物におゆる整孔、煙突なども竪坑の範囲に
含めて実施することができる。
本発明の竪状工事用エレベータにおける坑外移動方法は
以上説明したように、竪状入口外部の地上に設けた走行
レール上を走行する走行台車で自走式ケージと乗降ステ
ーションを竪状入口から外れた地上位置へ移動させるの
で、簡単な作業でケージと乗降ステーションを坑外へ容
易に移動させることができ、また走行台車と走行レール
は地上側に設けて竪状入口に常設的に設ける必要がなく
、ケージおよび乗降ステーションを坑外へ移動した後に
は竪坑には鉄管などの大型物を挿入する上での障害物が
なくなるので、鉄管などを坑内へ支障なく挿入すること
を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は各々本発明方法を実施する竪坑お
よびエレベータの一例を示す断面図、第3図および第4
図は各々本発明方法に用いる走行台車の一実施例を示す
正面図および平面図、第5図a、bは各々走行台車を走
行駆動する機構を示す正面図および側面図、第6図a、
bは各々坑外ガイドレールを保持して持上げる機構を示
す正面図および平面図である。 1・・・・・・竪坑、3・・・・・・坑内壁、4・・・
・・・鉄管、5・・・・・・坑内ガイドレール、6・・
・・・・坑外ガイドレール、8・・・・・・乗降ステー
ション、12・・・・・・ケージ、14・・・・・・走
行台車、15・・・・・・レール、11・・・・・・車
輪、21.23・・・・・・スプロケットホイール、2
4・・・・・・チェーン、25・・・・・・支柱、29
・・・・・・操作ねじ、30・・・・・漣結杆、26,
27,31,32・・・・・叱ンジ具、34・・・・・
偉績ボルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 竪坑の内壁部に上下方向に配設した坑内ガイドレー
    ルに沿って昇降駆動機構を備えたケージを昇降し且つ竪
    坑入口上方に突出する坑外ガイドレールに乗降ステーシ
    ョンを設けた工事用エレベータにおいて、竪坑入口の外
    部の地上にこの竪坑入口から離間する方向に向けて敷設
    した走行レールに沿って前記竪坑入口に対し接近、離間
    する方向に走行する走行台車を用意して、この走行台車
    で前記坑外ガイドレールを保持し、常時は前記走行台車
    を前記竪坑入口に近接した地上位置に停止させて、前記
    坑外ガイドレールを前記坑内ガイドレールに連結してお
    き、且つ前記ケージを前記坑内ガイドレールから前記竪
    坑入口上方の前記坑外ガイドレールに設けた前記乗降ス
    テーションまで上昇させた状態で、前記坑外ガイドレー
    ルと前記坑内ガイドレールとの連結を解除し、次いで前
    記走行台車を前記走行レールに沿って前記竪坑入口から
    離間する方向に走行させて、前記坑外ガイドレール、乗
    降ステーションおよびケージを前記竪坑入口から外れた
    前記竪坑外部の地上位置に移動させることを特徴とする
    竪坑工事用エレベータにおける坑外移動方法。
JP54161232A 1979-12-12 1979-12-12 竪坑工事用エレベ−タにおける坑外移動方法 Expired JPS5918316B2 (ja)

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JPS5682783A JPS5682783A (en) 1981-07-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937272U (ja) * 1982-08-31 1984-03-08 三成研機株式会社 バツクステ−用リフト
JP2002332181A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Shimizu Corp 斜坑用作業装置

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5253368U (ja) * 1975-10-16 1977-04-16

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JPS5253368U (ja) * 1975-10-16 1977-04-16

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JPS5682783A (en) 1981-07-06

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