JP3353205B2 - 搬送容易な穿孔機 - Google Patents
搬送容易な穿孔機Info
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Description
易に敷設可能な軌道に沿って所望の位置に穿孔機を搬送
し、穿孔作業を行うことが出来る搬送容易な穿孔機(ク
ライマードリル)に関するものである。
穿孔する場合、単管を使って足場を組み、その足場まで
穿孔機をクレーンやチェンブロック等により吊揚げ、運
び、足場に固定したうえ、穿孔作業を行っている。
場の組立て、穿孔機の搬送、固定の作業は、いずれをと
ってみても、多大な時間及び(もしくは)費用を要し、
能率が低く、コスト高になり、危険性を伴うと言う問題
点がある。
題は、上記従来の穿孔機は、従来の法面等斜面への足場
の組立て、穿孔機の搬送、固定の作業は、いずれをとっ
てみても、多大な時間及び(もしくは)費用を要し、能
率が低く、コスト高になり、危険性を伴うことであっ
て、本発明は上記課題を解決した、搬送が容易であり、
作業が能率化され、コストが低減され、安全性が高い搬
送容易な穿孔機を提供するものである。
な穿孔機は、図1乃至図7に示す如く、斜面に沿わせて
梯子状の昇降軌道30を水平移動可能に設け、駆動機構
70を含む穿孔機60を搭載すると共に、前記昇降軌道
30に昇降のみ可能に拘束した昇降台車50を、昇降軌
道30の上端部に懸架したチェンブラケット40に連結
したチェン41により昇降可能に吊り下げ、さらに穿孔
機60を、斜面に対する前後および左右の傾き及び高さ
を調節可能に、ガイドセル61を介して昇降台車50上
に支持してなり、前記昇降台車に、該昇降台車を昇降動
させる駆動機構70を搭載し、前記昇降軌道を、鉛直脚
17を地面に差込んだT字状軌道ブラケット15の水平
腕16,16で連結した横行軌道10上を、横行台車2
0を介して、横移動用ワイヤーW2によって水平移動さ
せてなることを特徴とする。第2の発明の搬送容易な穿
孔機は、図8に示す如く、斜面に沿わせて梯子状の昇降
軌道30を水平移動可能に設け、駆動機構70を含む穿
孔機60を搭載すると共に、前記昇降軌道30に昇降の
み可能に拘束した昇降台車50を、昇降軌道30の上端
部に懸架したチェンブラケット40に連結したチェン4
1により昇降可能に吊り下げ、さらに穿孔機60を、斜
面に対する前後および左右の傾き及び高さを調節可能
に、ガイドセル61を介して昇降台車50上に支持して
なり、前記昇降台車に、当該昇降台車を昇降動させる駆
動機構70を搭載し、前記昇降軌道の上端部左右側に第
1アンカー80と第2アンカー84をそれぞれ固定し、
第1アンカーに第1ウインチ81を連結すると共に、前
記昇降台車に滑車83を取付け、第1ウインチの第1ワ
イヤー82を滑車を巡らせて第2アンカーに連結し、前
記昇降軌道の下端部左右に第2ウインチ87と第3ウイ
ンチ88をそれぞれ設け、各ウインチと昇降軌道の下端
とをそれぞれ第2ワイヤー85および第3ワイヤー86
で連結し、前記第1ウインチを駆動して昇降軌道の下端
を浮かせた状態で、第2ウインチおよび第3ウインチを
操作して昇降軌道を水平移動させてなることを特徴とす
る。
降軌道30が、断面中空長方形の2本の平行な軌道部材
31,31の外側面、長手方向にそれぞれ溝M,Mを形
成し、その各溝Mに昇降台車50に取付けた一方の側の
車輪52,52が嵌込まれ、転動するよう構成したもの
である。
昇降台車50を昇降軌道30上を容易に昇降させると共
に水平移動させることにより、穿孔機60を穿孔位置に
容易に移動させることが出来、しかもガイドセル61を
左右前後に回動させることにより、その傾きを穿孔角度
に容易に合わせることが出来る。
ついて、図1乃至図7により説明すると、10は円管1
1を軸方向に連結した横行軌道、15は円管11,11
を連結するために介在させるT字状の軌道ブラケットで
あって、水平腕16,16に差し込むことにより円管1
1,11を連結すると共に、地面に設けた孔に差し込む
鉛直脚17により横行軌道10を地面から浮かした状態
に支持する。20は横行軌道10を走行させる横行台車
であって、台車本体21に横行軌道10上を転動する2
個の車輪22,22を設け、その車輪22,22上方に
は2本の接続部材23,23を突設してある。
道であって、中空長方形の2本の平行な軌道部材31,
31の間に梯子状に複数段の横梁32を横架してあり、
軌道部材31,31を長手方向に連結するために、各軌
道部材31の上端部内面に接続金具35、下端部にその
接続金具35を受入れ、ボルトBで固定する金具固定部
36をそれぞれ設けてある。40は横梁32に掛け、チ
ェン41を介して後述する昇降台車50を吊り下げるチ
ェンブラケットであって、横梁32に懸架容易に断面コ
の字状に形成し、下部三角形部分の先端部に前記チェン
41を連結してある。
コーナーには車輪52を取付けてあり、その車輪52は
上記中空長方形の軌道部材31の外側面、長手方向に形
成した溝Mに嵌込まれ、転動するよう構成してある。台
51の後端部にはその落下を防止するため、横梁32に
掛止する落下防止金具53を取付けてある。60はその
昇降台車50に搭載した穿孔機であって、次のように構
成される。すなわち、61は後述するドリフター62を
前面に取付けたガイドセルであって、台51の前部に立
設した2本の支柱55,55の先端部間に取付けたレバ
ーブロック56により、中央の下寄り位置を軸に前方約
30度、後方90度、左右方向に自由に回動可能に軸着
してある。
能に取付けたドリフター62は、非使用状態ではロック
ツールにより固定してあり、そのドリフター62に下向
きに突設したロッド63の下端には穿孔用ビット64を
取付けてある。70は台51上に設けた駆動機構であっ
て、次の機器よりなる。すなわち、71は昇降台車50
を昇降させる昇降モーター、72はドリフター62を進
退させるフィードエアモーター、75は昇降モーター7
1を操作するリモートコントロールバルブ、76はフィ
ードエアモーター72を操作するパワーフィード用操作
弁、77はビット64を操作する油圧操作弁である。
面に対して、適当場所を選んで、左右方向に横行軌道1
0を敷設する。横行軌道10の敷設に当たっては、軌道
ブラケット15の鉛直脚17を地面に差し込み、立てた
状態で、水平腕16,16を介して円管11,11を連
結し、横行軌道10を地面から浮かした状態に敷設す
る。横行軌道10は傾斜面の上下何れか適した位置に敷
設する。次に横行軌道10に横行台車20の車輪22,
22を載せ、その上方に突設した接続部材23,23に
昇降軌道30の軌道部材31,31を接続し、傾斜面に
沿って昇降軌道30を敷設する。なお、昇降軌道30を
横行軌道10の上方に設置する場合、安全のためその設
置前に上端部を倒れ防止ワイヤWによりアンカーAに留
めておく。
昇降中、作業中に昇降軌道30から外れないよう、4個
の車輪52を軌道部材31,31の外側面の溝M,Mに
それぞれ嵌込み、昇降軌道30に組付けてある。必要に
応じて各軌道部材31を接続金具35、金具固定部36
を介して連結し、延長する。チェンブラケット40を昇
降軌道30の上端部の横梁32に掛け、チェン41の下
端を昇降台車50の上前端に連結し、昇降台車50を昇
降可能に吊り下げる。穿孔機60を組立てた後、ガイド
セル61をレバーブロック56により前後左右に回動
し、その傾きを穿孔角度に合わせる。
動用ワイヤW2をチルホール(ウィンチ)等で引張り、
昇降台車50と共に昇降軌道30を穿孔位置まで横行軌
道10に沿って水平移動する。水平移動後は倒れ防止ワ
イヤWを張り、倒れないようにする。次いでリモートコ
ントロールバルブ75を操作し、ビット64が穿孔位置
に合うよう昇降台車50を引揚げたうえ、固定する。危
険防止のため落下防止金具53を倒し、横梁32に掛け
る。パワーフィード用操作弁76を操作し、ドリフター
62を下降させたうえ、油圧操作弁77を操作し、穿孔
する。穿孔終了後は、落下防止金具53を起こし、リモ
ートコントロールバルブ75を操作し、昇降台車50を
昇降軌道30の下まで降ろす。
台車50を昇降軌道30上を容易に昇降させると共に、
昇降台車50を載せた昇降軌道30を横行台車20を介
して横行軌道10上を水平移動させることにより、穿孔
機60を穿孔位置に容易に移動させることが出来、しか
もガイドセル61を左右前後に回動させることにより、
その傾きを穿孔角度に容易に合わせることが出来る。な
お、横行軌道10、昇降軌道30共に構造が簡単で現場
で簡単に組立てることが出来る。
いて説明する。図1・図2の横行軌道及び車輪を省き、
第1アンカー80に第1ウインチ81を連結し、第1ウ
インチ81の第1ワイヤー82を昇降台車50に取り付
けた滑車83を巡らせてのばし、第2アンカー84に連
結してある。昇降軌道30の下端左右に連結した第2ワ
イヤー85及び第3ワイヤー86をそれぞれ第2ウイン
チ87及び第3ウインチ88に連結してある。昇降軌道
30を移動させるのには、第1ウインチ81の操作によ
り昇降軌道30の下端を浮かせた状態を保ちながら、第
2ウインチ87及び第3ウインチ88を操作して水平方
向に昇降軌道30を移動させる。昇降軌道30の下端を
斜面に固定して穿孔作業を行う。
め、従来、法面等の斜面への単管を使った足場の組立
て、人手又はクレーン等による穿孔機の搬送、固定の作
業のいずれをとってみても、多大な時間及び(もしく
は)費用を要し、能率が低く、コスト高で、危険性が高
かったのに比較して、いずれも極めて容易になり、能率
化され、コストが低減され、安全性が高まる。
す図2のP方向視図である。
側面図である。
を示す側面図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 斜面に沿わせて梯子状の昇降軌道(3
0)を水平移動可能に設け、駆動機構(70)を含む穿
孔機(60)を搭載すると共に、前記昇降軌道(30)
に昇降のみ可能に拘束した昇降台車(50)を、昇降軌
道(30)の上端部に懸架したチェンブラケット(4
0)に連結したチェン(41)により昇降可能に吊り下
げ、さらに穿孔機(60)を、斜面に対する前後および
左右の傾き及び高さを調節可能に、ガイドセル(61)
を介して昇降台車(50)上に支持してなり、 前記昇降台車に、該昇降台車を昇降動させる駆動機構
(70)を搭載し、 前記昇降軌道を、鉛直脚(17)を地面に差込んだT字
状軌道ブラケット(15)の水平腕(16,16)で連
結した横行軌道(10)上を、横行台車20を介して、
横移動用ワイヤー(W2)によって水平移動させてなる
ことを特徴とする搬送容易な穿孔機。 - 【請求項2】 斜面に沿わせて梯子状の昇降軌道(3
0)を水平移動可能に設け、駆動機構(70)を含む穿
孔機(60)を搭載すると共に、前記昇降軌道(30)
に昇降のみ可能に拘束した昇降台車(50)を、昇降軌
道(30)の上端部に懸架したチェンブラケット(4
0)に連結したチェン(41)により昇降可能に吊り下
げ、さらに穿孔機(60)を、斜面に対する前後および
左右の傾き及び高さを調節可能に、ガイドセル(61)
を介して昇降台車(50)上に支持してなり、 前記昇降台車に、該昇降台車を昇降動させる駆動機構
(70)を搭載し、 前記昇降軌道の上端部左右側に第1アンカー(80)と
第2アンカー(84)をそれぞれ固定し、第1アンカー
に第1ウインチ(81)を連結すると共に、前記昇降台
車に滑車(83)を取付け、第1ウインチの第1ワイヤ
ー(82)を滑車を巡らせて第2アンカーに連結し、 前記昇降軌道の下端部左右に第2ウインチ(87)と第
3ウインチ(88)をそれぞれ設け、各ウインチと昇降
軌道の下端とをそれぞれ第2ワイヤー(85)および第
3ワイヤー(86)で連結し、 前記第1ウインチを駆動して昇降軌道の下端を浮かせた
状態で、第2ウインチおよび第3ウインチを操作して昇
降軌道を水平移動させてなることを特徴とする搬送容易
な穿孔機。 - 【請求項3】 昇降軌道(30)が、断面中空長方形の
2本の平行な軌道部材(31,31)の外側面、長手方
向にそれぞれ溝(M,M)を形成し、その各溝(M)に
昇降台車(50)に取付けた一方の側の車輪(52,5
2)が嵌込まれ、転動するよう構成してなる、請求項1
または2に記載の搬送容易な穿孔機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04420399A JP3353205B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 搬送容易な穿孔機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04420399A JP3353205B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 搬送容易な穿孔機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000240388A JP2000240388A (ja) | 2000-09-05 |
JP3353205B2 true JP3353205B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=12685017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04420399A Expired - Lifetime JP3353205B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 搬送容易な穿孔機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3353205B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101967957B (zh) * | 2010-09-11 | 2013-03-06 | 张宝有 | 顶驱导轨板对接装置 |
CN112324354B (zh) * | 2020-10-31 | 2023-07-14 | 湖南一二矿山科技有限公司 | 一种钻井用的钻井支架 |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP04420399A patent/JP3353205B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000240388A (ja) | 2000-09-05 |
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