JPS59182937A - 電気メツキ用通電ロ−ル - Google Patents

電気メツキ用通電ロ−ル

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JPS59182937A
JPS59182937A JP5793483A JP5793483A JPS59182937A JP S59182937 A JPS59182937 A JP S59182937A JP 5793483 A JP5793483 A JP 5793483A JP 5793483 A JP5793483 A JP 5793483A JP S59182937 A JPS59182937 A JP S59182937A
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JP
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roll
corrosion
alloy
less
electroplating
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JP5793483A
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Toshio Mochizuki
望月 俊男
Yoshio Hara
原 良雄
Tadao Iwasaki
忠雄 岩崎
Takeo Tagawa
田川 健雄
Ryuzo Hara
原 隆三
Yoshiaki Hashimoto
橋本 義秋
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Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Nippon Steel Corp
Mitsubishi Steel KK
Original Assignee
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Nippon Steel Corp
Mitsubishi Steel KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、宙1気メッキ用通屯ロール材に関するもので
ある。
従来、電気メツキ用通電ロールとしては、JIS SC
8’/ lIやJIS SUS、?#などの耐食鋼が使
用されてきたが、これらの耐食鋼は、通電電気腐食、酸
性溶液による腐食等の耐食性並びに耐摩耗性が劣ってお
り、ロール表面に著しいはだ荒れを生じ、その結果、短
時間(例えば1週間)で再使用のための研磨が必要であ
った。
本発明は、従来使用されてきた耐食鋼における上記のよ
うな欠点を解決1−1電気メッキ用通電ロールとして、
通電性を損わず、大電流通電条件の下における電気亜鉛
メッキ、電気すずメッキなどにおいて耐食性に優れ、し
かも、比校的硬度、じん性及び強度が太き(、耐磨耗性
をも有する電気メツキ用通電ロールを得ることを、その
目的とするものである。
本発明によるロールは、その目的を達成するために、重
量%で CO,03%以下、si i、oo%以下、Mn 、2
゜00チ以下、Cr/l:、00%以上rs、oo%以
下、M。
s、o o%%以下、00 %以下、Fe /ざ、0θ
饅以上2 jt、00%以下、cu /、00%以上s
、o o%%以下Nb+Ta /、?!r%以上ツ以上
ツメ以下を含み、これにyO,!rO%以下、Ti /
、00 %以下、W/、00饅以下、cos、oo%以
下の内の/橿又は2種以上の成分を含み、残部が実質的
にN1  から成ること を特徴とするものである。
前記のように、本発明によるロールは、旧に主要成分と
してCr 、 Mo 、 FB及びCuを含有させるこ
とによって耐食性に優れ、比較的硬度・じん性及び強度
が大きく、耐磨耗性を有し、しかも、Fe  の含有に
より熱間加工性・溶接性の向上、価格面での低減が見込
まれることに特徴があるものである。なお、後に詳細に
説明するように、ロールとして使用する際には、耐食性
と耐磨耗性とを兼ね備えさせるために、溶体化処理を施
してオーステナイト素地を均一にして使用するものであ
る。
以下、本発明をその実施例などに基づいて詳細に説明す
る。
まず、最初に、本発明ロールにおいて、各化学成分を上
記のような特定の範囲に限定した理由を説明する。
N1  は、基本成分として、マトリックスをオーステ
ナイト組織として安定化し、更に、N1そのものは、金
属のイオン化傾向から責であるため、腐食溶解速度は小
さく、しかも、腐食性皮膜は、ち密であるため、保護作
用が大きく、優れた不動態化能を持っている。
MOは、それをNi  に添加した時、その含有量の増
加に伴って腐食溶解速度は小さくなり、不動態化能を増
し、耐食性を著しく改善する。
この耐食性は、本合金のようにCu  を含有の場合、
!; wt%の含有から効果が現われるが、3wt%を
超えると飽和して金属間化合物を析出し、耐食性をかえ
って劣化させることになる。
Cr  は、腐食溶解速度が小さく、しかも、不動態化
能を持ち合わせたNi  並びにFe及びM。
とマトリックスを構成し、より強固ガ保訛皮膜を形成し
、不動態化能を与えるものである。
Cr の含有は、本合金においては、/A’wt%で効
果が著しく現われ、コhwt%を超えると飽和し、金属
間化合物の生成によってぜい化をきたし、更には耐食性
をも劣化させる。
CUは、N1、MOの共存によるマトリックスを構成し
、表層に強固な保護皮膜を形成し、不動態化能を与える
ものである。Mo  共存の本合金においては7wt%
で効果が現われ、!rwt%を超えると金属間化合物の
生成が顕著となり、ぜい化をきたし、更に耐食性をも劣
化させる。
Fe  に関しては、Cr 、 Mo、 Cu  など
との共存により本合金においては/ 、!rwt%以上
では耐食性に多少の劣化がみられるものの熱間加工性、
溶接性が向上すると共に価格面での低減が見込めるが、
コjwt%を超えると、耐食性を劣化させる。
C及びSl  は、製造上その含有は避けられないが、
可能な限り少量にあることが好ましい。
しかしながら、Cは、その含有によって炭化物が析出し
、耐食性の劣化があるので、0.0!rwt%以下が好
ましい。
Nb及びTaは、Cをオーステナイト相中で安定化させ
、粒界腐食防止のためにはそのいずれかの添加が有効で
あり、また、この効果を出すためには、(Nb十Ta 
)≧りOXCwt%は必要である。従って、Nb十Ta
は/、?5+ 2.30 wt%に限定する。
T1  は、過剰炭化物の安定化のためにその添加が有
効なものであり、そのためには、T1≧!r X 0w
t%の含有は必要であるので、T1  は7wt% 以
下に限定する。
Sl  は、金属間化合物を析出するので、低く抑える
ことが望ましいが、溶体化処理を完全に施すことによっ
て耐食性の劣化を防止することができる。Sl  の含
有量は、製造法によって異なるが、本合金においては、
脱酸・湯流れ性ガどの点から、/wt%以下の含有は必
要である。
A1  は、Sl  の代わりに脱酸剤として使用する
ことが効果的であるので、A1 の含有はO,Swt%
以下と限定する。
Mn  は、その効果はそれ程顕著ではガいが、一応γ
相領域を広げ、安定化すると共に熱間加工性を改善する
が、本合金では含有量を、2wt%以下とする。
Wについては、MOと同じ(耐食性を改善し、強度の向
上が認められるが、/%を超えると効果は添加量に比べ
て小さく且つ金属間化合物が析出しやすくなるので、本
合金では含有量を7wt% 以下となる。
COについては、耐食性改善があり、Ni中の不純物と
して含有されるので、本合金では含有量を5wt%以下
とする。
次ぎに、本発明の電気メツキ用通電ロールの実施例を、
従来のロール材と比較して行なわれた実験結果に基づい
て説明する。
表/は、供試材の化学成分(重量%)を示し表−は、通
1!電気耐食耐摩耗性と、機械的性質とを示すものであ
る。なお、この通電電気耐食耐摩耗性は、添付図面に示
すように、30%ZnSO4+、、?%H2So、 、
 pH/、;t 、電流密度y。
A/dm2の条件の溶液lの中に試験ロールaを浸漬し
、この前後にブレーキロール3と駆動ロールlとを配置
し、軟鋼ストリップSを通して一定張力を加えて試験を
実施した。また、この耐食耐摩耗性試験は、ロール寿命
化と、/週間通電使用後に、機械的要因によってロール
表面に発生したスクラッチや、押し傷などの傷の発生率
とによって比較した。なお、表−には、本発明ロールの
一部のものについて、鋳造のままの状態において行なわ
れた腐食量の試験結果も示しである。
また、従来合金としては、JIS SC8/4’及び3
tlS、?/Aを採用し、また、本発明合金の実施例と
しては、本合金の各成分の限定範囲内で基本成分を変え
たものをA/ l u # 3及びざとし、A、2の基
本成分(Cr、Mo、Fe  とも中心値〕にco 、
Ti 、Ai 、Wをそれぞれ添加したものを、それぞ
れ、A11t 3 + A及び7とし、應gの基本成分
(Cr、Fe  の中心値、Mo の上限値)にCo 
、Ti 、AJ 、 W  をそれぞれ添加したものを
、それぞれ、A9.10.//及び/コとしである。
また、表−の腐食量については、試験片全SO%濃度の
沸騰硫酸溶液並びにS%濃度の沸騰硫酸溶液に浸漬し、
侵食度9/cm2/ dayを求めた。
表−かられかるように、本発明合金(溶体化処理温度1
/30”C)は、JISSC3/ダ、5TJS3ノ乙 
に比較して、耐食性に関して相対的に優れた値を示して
いる。木表から、本発明合金は、鋳造のままの状態でも
極めて優れた耐食性が得られることが分かる。
また、表コから明らかであるように、本発明によるロー
ルは1.TIS 5TJS 3/ 4を用いた従来ロー
ルに比較して、耐腐食耐摩耗性は寿命比で6〜ノ3倍と
なっている。また、傷発生率は、tis〜bs%の聞に
あり、これは機械的性質が優れているためにロール表面
にスクラッチや、押し傷などが発生しないためであると
考えられる。更に、通電性は、JIS 5USj / 
A の電気抵抗7ダμΩcmに対して/1.2μΩCI
nと劣るが、実用上は170μΩcmまではさしつかえ
ないものとされているので、この点は問題とならない。
次ぎに、表λについて各組成別に考察すると、基本成分
を変えた& / + 、2 + 3及びざについては、
Cr  及びFe  中心値、MO上限値である煮g 
、 ’Cr 、Fe  及びMO中心値でCu  が多
い應3が優れ、JIS SUS 3 / Aに比較して
寿命比で、それぞれ、77倍及び7.2倍の値を示し、
傷発生率では、2〜λ、2倍の値を示している。
また、Cを安定化するためにT1  を添加したAS及
びlθと、Sl  量を減じてA1  を添加した應6
及び//とは、それぞれ、寿命比でJISsus J 
/ a の9〜IO倍と70倍とを示している。
これは、基本成分のA / + −1+ 3及びAA’
の寿命比と変わらず、A1  及びT1  の添加の効
果は現われていない。
次ぎに、 Co  を添加した&グ及び9並びにWをm
ノ用したノにり及び7.2については、!#IIaで、
それぞれ、JIB SL]S、7/ A  の10〜7
7倍と//−/コf&とのll(tをボしており、また
、傷発生率については、それぞれ、JIS 80Sj 
/ Aの2.1倍及び/、7〜/、1;1Nの愉を示し
ている。しかし、機械的性質について一、i、1(jl
の組成との同に顕著な差異は、繭められない。
以上の゛よ5に、本開明によるロールの基本成分は、N
i−Cr −Fe−uo−Cu系のものであるが、本発
明によるロールは、JIfi電゛龜気腐食中の比較的苛
酷でない腐食条件下においては、十分な耐食性t−有し
ているものであり。従って、小発明による通40−ルは
、JIS BO2/41 ’P、7I88118314
 によっては得られることのでざなかった通電耐食条件
pH17,4〜/j  の下においても使用することか
でさ、しかも、比較的硬度eじん性及び!i!i1!焚
か大さく、耐1Δ耗性を有し、通電性に氏しても、何ら
のさしつかえもなく、 Fe の含有により燕141 
jilt工注・俗接商が優れ十分に実用に供することが
でさるものであoo こりように、本発明は、これらの性aを不可欠とするt
4 ’A(、メッキ用通1iLロールとして価格の圓を
考慮した場合、使用状況の設電を確実に冥施すれは、最
適のものを提供するものである。
1ミビ−ニ、!−一・
【図面の簡単な説明】
図は、通電電気耐食耐摩耗性試験方法を示す説明図であ
る。 l・・m Kt pコ・−試験ロール;3・・ブレーキ
ロール;り・II駆動ロール;S@・軟綱スト リ ッ
 プ。 特許出ム【人 三菱*鯛1本式会社 向    絣日本製鐵体弐會社 ;;−へ1.j

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l 重i%で C’              0.0!饅以下S1
                ハθO%以ドMn     
           、;1.00%以FCr     1g
    、00%以上 2 !;、00%以下Mo     !
    ;、00%以上  g、00%以下Fe     /I
    i、00%以上 −S、OO%以下Cu    /、0
    0%以上  S、θO%以下N’t)十’I’a   
    / 、? ! %以上  2.!; 0%以下を含み、
    これにAJ O,!;0%以下、Ti /、00%以下
    、W/、00%以下、Co !;、00%以下の内の7
    種又は一種以上の成分を含み、残部が実質的にN1  
    から成ることを特徴とする電気メツキ用通電ロール。
JP5793483A 1983-04-04 1983-04-04 電気メツキ用通電ロ−ル Granted JPS59182937A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989000209A1 (en) * 1987-06-29 1989-01-12 Carondelet Foundry Company Corrosion resistant alloy
JPH01219134A (ja) * 1988-02-26 1989-09-01 Kubota Ltd 電気メッキ設備における通電ロール用合金

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989000209A1 (en) * 1987-06-29 1989-01-12 Carondelet Foundry Company Corrosion resistant alloy
US4824638A (en) * 1987-06-29 1989-04-25 Carondelet Foundry Company Corrosion resistant alloy
JPH01219134A (ja) * 1988-02-26 1989-09-01 Kubota Ltd 電気メッキ設備における通電ロール用合金

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