JPS6199649A - 通電ロ−ル用合金 - Google Patents
通電ロ−ル用合金Info
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- JPS6199649A JPS6199649A JP22255784A JP22255784A JPS6199649A JP S6199649 A JPS6199649 A JP S6199649A JP 22255784 A JP22255784 A JP 22255784A JP 22255784 A JP22255784 A JP 22255784A JP S6199649 A JPS6199649 A JP S6199649A
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- JP
- Japan
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- alloy
- resistance
- corrosion resistance
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- corrosion
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電気めっき設備等に使用される通電ロール用
合金に関する。
合金に関する。
連続電気亜鉛めっき等の電気めっき設備における通電ロ
ールは、所要の通電性のほかに、酸性溶液から成るめっ
き浴に対する腐食抵抗と、めっき浴中を連続的に通過す
る被めっき鋼板（通板材）との接触に耐える摩耗抵抗を
備えていなければならない。
ールは、所要の通電性のほかに、酸性溶液から成るめっ
き浴に対する腐食抵抗と、めっき浴中を連続的に通過す
る被めっき鋼板（通板材）との接触に耐える摩耗抵抗を
備えていなければならない。
従来より、そのロール胴部（ロールシェル）の構成材料
として、通電性と、めっき浴に対する耐食性の点から、
５Ｏ３−１４やＳ Ｕ Ｓ−３１６等のニッケル含有ス
テンレス合金が専ら使用され、これらの合金の鋳造品や
鍛造品の溶体化処理材から成るスリーブをロール胴部と
する通電ロールが用いられてきた。
として、通電性と、めっき浴に対する耐食性の点から、
５Ｏ３−１４やＳ Ｕ Ｓ−３１６等のニッケル含有ス
テンレス合金が専ら使用され、これらの合金の鋳造品や
鍛造品の溶体化処理材から成るスリーブをロール胴部と
する通電ロールが用いられてきた。
しかしながら、これらの従来ロールは、耐食性および耐
摩耗性が十分でなく、通電中におけるめっき浴による腐
食や通板材による摩耗に起因して比較的短期間に胴部表
面に肌荒れが生じ易い。
摩耗性が十分でなく、通電中におけるめっき浴による腐
食や通板材による摩耗に起因して比較的短期間に胴部表
面に肌荒れが生じ易い。
ことに、昨今の高速めっき法においては、ラインの高速
度化、大通電量化、およびめっき浴組成の低ｐ Ｈ化等
、通電ロールの使用環境が苛酷化しており、かかるめっ
き操業に使用される通電ロールは、例えば１ 、０００
〜５０，０ＯＯＡの高電流通電状態のちとにｐＨ１〜３
の強酸性めっき浴（しかも、その浴温は５０〜７０℃と
高温である）による腐食と、１５０〜２００ｍ／分の高
速度通板材の接触による摩耗とが複雑に相乗して作用す
る。
度化、大通電量化、およびめっき浴組成の低ｐ Ｈ化等
、通電ロールの使用環境が苛酷化しており、かかるめっ
き操業に使用される通電ロールは、例えば１ 、０００
〜５０，０ＯＯＡの高電流通電状態のちとにｐＨ１〜３
の強酸性めっき浴（しかも、その浴温は５０〜７０℃と
高温である）による腐食と、１５０〜２００ｍ／分の高
速度通板材の接触による摩耗とが複雑に相乗して作用す
る。
このため、ロール胴部の肌荒れによる耐用寿命の低下が
著しく、それに伴いロールの取替え頬度が増大し、その
都度めっきラインの操業中断を余儀なくされると共に、
ロールを再生使用するための再研磨加工に膨大な費用が
必要となっている。
著しく、それに伴いロールの取替え頬度が増大し、その
都度めっきラインの操業中断を余儀なくされると共に、
ロールを再生使用するための再研磨加工に膨大な費用が
必要となっている。
上記通電ロールの使用条件の苛酷化に対処し、電気めっ
き操業能率の向上、メインテナンスコストの削減、およ
びめっき品質の向上を図るには、通電性を損なわずに通
電ロールの胴部表面の安定性・耐久性を高めることが必
要である。
き操業能率の向上、メインテナンスコストの削減、およ
びめっき品質の向上を図るには、通電性を損なわずに通
電ロールの胴部表面の安定性・耐久性を高めることが必
要である。
本発明は、かかる観点から通電ロールの胴部表面の安定
性・耐久性を高めるための、耐食性および耐摩耗性のす
ぐれた通電ロール用合金を提供するものである。
性・耐久性を高めるための、耐食性および耐摩耗性のす
ぐれた通電ロール用合金を提供するものである。
１ 〔技術的手段および作用〕本発明に係
る通電ロール用合金は、Ｃ： ０．１５％以下、Ｓｉ：
２．０％以下、Ｍｎ：２．０％以下、Ｃｒ ： １５．
Ｏ〜３０．０％、Ｍ Ｑ ： ４．０〜１０．０％、Ａ
ｌ：０．２〜２．０％、Ｆ ｅ ： １０．０％以下、
およびＮｂ：０．１〜３．０％またはＴ ｉ ： ０．
０５〜２．０％、残部実質的にＮｉからなる。なお、本
明細書中、％は特記なき限り重■％を意味する。
る通電ロール用合金は、Ｃ： ０．１５％以下、Ｓｉ：
２．０％以下、Ｍｎ：２．０％以下、Ｃｒ ： １５．
Ｏ〜３０．０％、Ｍ Ｑ ： ４．０〜１０．０％、Ａ
ｌ：０．２〜２．０％、Ｆ ｅ ： １０．０％以下、
およびＮｂ：０．１〜３．０％またはＴ ｉ ： ０．
０５〜２．０％、残部実質的にＮｉからなる。なお、本
明細書中、％は特記なき限り重■％を意味する。
本発明合金の成分限定理由は次のとおりである。
Ｃ：０．１５％以下
Ｃ含有量は、耐食性の点からは少い程、有利であるか、
耐摩耗性の点からは多い程有利である。
耐摩耗性の点からは多い程有利である。
耐食性を損なわないためには０．１５％を越えてはなら
ない。また、単純な摩耗現象に対処するための摩耗抵抗
を確保するには少くとも０．００５％を必要とするが、
本発明合金の対象とする通電ロールのように高電流通電
状態下に腐食と摩耗が相乗作用する使用条件に対しては
、Ｃ量の下限を特に規定する必要はない、従って、Ｃ量
は０．１５％以下とする。好ましくは、０．１０％以下
である。
ない。また、単純な摩耗現象に対処するための摩耗抵抗
を確保するには少くとも０．００５％を必要とするが、
本発明合金の対象とする通電ロールのように高電流通電
状態下に腐食と摩耗が相乗作用する使用条件に対しては
、Ｃ量の下限を特に規定する必要はない、従って、Ｃ量
は０．１５％以下とする。好ましくは、０．１０％以下
である。
Ｓ ｉ ： ２．０％以下
Ｓｉは、合金溶製時の脱酸、および鋳造時の湯流れ性等
の鋳造性改善等のために適量加えられる示、その含有量
は２．０％をこえる必要はない。
の鋳造性改善等のために適量加えられる示、その含有量
は２．０％をこえる必要はない。
Ｍｎ：２．０％以下
ＭｎはＳｉと同様に、合金溶湯の脱酸、鋳造性改善等の
ために適量加えられる。その量は２．０％をこえる必要
はない。
ために適量加えられる。その量は２．０％をこえる必要
はない。
Ｃｒ ： １５．Ｏ〜３０．０％
Ｃｒは、Ｎｉ、ＭｏおよびＡｌとの金属間化合物の析出
により硬度を高める作用をなす。また、強固な不動態化
皮膜を形成せしめ耐食性の向上に奏効する。これらの効
果を得るには少くとも、１５．０％の含有を必要とする
。含有量の増加とともに上記効果は強められるが、過度
に含有すると、材料の靭性の低下をみるので、３０．０
％を上限とすべきである。より好ましい含有量は１５．
０〜２５．０％である。
により硬度を高める作用をなす。また、強固な不動態化
皮膜を形成せしめ耐食性の向上に奏効する。これらの効
果を得るには少くとも、１５．０％の含有を必要とする
。含有量の増加とともに上記効果は強められるが、過度
に含有すると、材料の靭性の低下をみるので、３０．０
％を上限とすべきである。より好ましい含有量は１５．
０〜２５．０％である。
Ｍｏ：４．Ｏ〜１０．０％
ＭＯは、耐酸性、殊に硫酸系、塩酸系等の非酸化性の酸
溶液（電気めっき浴はこの系統の溶液゛ごある）に対す
る耐食性の向上に著効を奏する。また、硬度向上・耐摩
耗性の改善効果を有する。これらの効果を発揮させるに
は少くとも４．０％の含有を必要とする。含有量を増す
につれ、その効果も増加ずろ、しかし、１０．０％をこ
えると、含有量の増加の割に効果の向上は少くなり、高
価なＭＯを多量に使用することの経済的不利が増大する
。
溶液（電気めっき浴はこの系統の溶液゛ごある）に対す
る耐食性の向上に著効を奏する。また、硬度向上・耐摩
耗性の改善効果を有する。これらの効果を発揮させるに
は少くとも４．０％の含有を必要とする。含有量を増す
につれ、その効果も増加ずろ、しかし、１０．０％をこ
えると、含有量の増加の割に効果の向上は少くなり、高
価なＭＯを多量に使用することの経済的不利が増大する
。
また、靭性が低下する。従って、１０．０％を上限とす
る。゛より好ま１．＜は、６．０−１０．０％に規定さ
れる。
る。゛より好ま１．＜は、６．０−１０．０％に規定さ
れる。
Ａｊ！ ：Ｑ。２〜２．０％
Ａｌは通常脱酸剤として最大０．１χ程度まで添加され
る元素であるが、本発明合金においては、Ａりを後記の
ＮｂまたはＴｉと複合添加することにより、通電状態に
おける耐食性と耐摩耗性、殊に、腐食液中での摩耗抵抗
（耐腐食摩耗性）を著しく向上せしめた点に最も特徴を
有する。この複合効果を十分ならしめるためのＡｌ屋は
、少くとも０．２％であることを要する。含有量を増す
と共に、効果も増大するが、あまり多く含有すると、Ｔ
ｉ、Ｎｂとの組合せで非金属介在物（酸化物）Ｖが多く
なり、合金の？？？浄度が損なわれるため、安定した品
質を確保することが困難となり、また靭性や溶接性の点
でも好ましくない。従って、２゜０％を上限とすべきで
ある。より好ましい含を量は０．５〜１．５％である。
る元素であるが、本発明合金においては、Ａりを後記の
ＮｂまたはＴｉと複合添加することにより、通電状態に
おける耐食性と耐摩耗性、殊に、腐食液中での摩耗抵抗
（耐腐食摩耗性）を著しく向上せしめた点に最も特徴を
有する。この複合効果を十分ならしめるためのＡｌ屋は
、少くとも０．２％であることを要する。含有量を増す
と共に、効果も増大するが、あまり多く含有すると、Ｔ
ｉ、Ｎｂとの組合せで非金属介在物（酸化物）Ｖが多く
なり、合金の？？？浄度が損なわれるため、安定した品
質を確保することが困難となり、また靭性や溶接性の点
でも好ましくない。従って、２゜０％を上限とすべきで
ある。より好ましい含を量は０．５〜１．５％である。
Ｆｅ日０．０％以下
Ｆｅは硬度を高める効果を有する。含有量が１０．０％
までは耐食性に対する悪影響は特にない。
までは耐食性に対する悪影響は特にない。
経済性の点からは、高価なＮｉＯ量を節減し、Ｆｅを増
量することが有利であるが、耐食性の点から１０．０％
を上限とする。好ましくは、４．Ｑ〜１０．０％に規定
される。
量することが有利であるが、耐食性の点から１０．０％
を上限とする。好ましくは、４．Ｑ〜１０．０％に規定
される。
Ｎｂ：０．１〜３．０％
ＮｂはＡＮと複合して耐食性と耐摩耗性、とりわけ耐腐
食摩耗性の向上に著効を奏する。ＡＩ含を量が０．２〜
２．０％の範囲にあって、Ｎｂの複合効果を発揮させる
には、少なくとも０．１％の含有を必要とする。含有量
の増加に伴ってその効果も増大するが、多量に添加する
と、Ａ１との共存で合金の品質低下をきたすと共に、靭
性、溶接性等の悪化により通電ロールの構造材料として
の適性が損なわれる。従って、３．０％を上限とすべき
である。より、好ましい含有量は、０．５〜２．０％で
ある。
食摩耗性の向上に著効を奏する。ＡＩ含を量が０．２〜
２．０％の範囲にあって、Ｎｂの複合効果を発揮させる
には、少なくとも０．１％の含有を必要とする。含有量
の増加に伴ってその効果も増大するが、多量に添加する
と、Ａ１との共存で合金の品質低下をきたすと共に、靭
性、溶接性等の悪化により通電ロールの構造材料として
の適性が損なわれる。従って、３．０％を上限とすべき
である。より、好ましい含有量は、０．５〜２．０％で
ある。
Ｔｉ：０．０５〜２．０％
７ｉは上記Ｎｂと同様に、Ａｌとの共存下に耐食性と耐
摩耗性、殊に耐腐食摩耗性を大きく改善する効果を有す
る。へ２含有量が０．２〜２．０％の範囲にあって、Ｔ
ｉの複合添加効果を得るには、少くとも０．０５％含有
しなければならない。含有量を増すに伴って複合効果は
増大するが、あまり多量に加えると、／７１との共存に
より合金品質の低下、靭性、溶接性の低下が生じるので
、２．０％を上限とする。より好；ｔしい含有量は０．
１−１．５％である。
摩耗性、殊に耐腐食摩耗性を大きく改善する効果を有す
る。へ２含有量が０．２〜２．０％の範囲にあって、Ｔ
ｉの複合添加効果を得るには、少くとも０．０５％含有
しなければならない。含有量を増すに伴って複合効果は
増大するが、あまり多量に加えると、／７１との共存に
より合金品質の低下、靭性、溶接性の低下が生じるので
、２．０％を上限とする。より好；ｔしい含有量は０．
１−１．５％である。
上記Ｎｂおよび′１゛ｉは選択元素としてい７づれか一
方の元素が添加される。
方の元素が添加される。
なお、残部を成すＮｉは、２．５％以下のＣＯを含有し
ていてもよい。
ていてもよい。
本発明合金は、その材質的特徴である耐摩耗性および耐
食性を十分に発揮させるために、好ましくは溶体化処理
が施される。溶体化処理は、温度１１００〜１２００℃
に加熱保持（好ましい例として、１１５０℃Ｘ２Ｈｒ）
の後、急冷（好ましくは、水冷）することにより達成さ
れる。
食性を十分に発揮させるために、好ましくは溶体化処理
が施される。溶体化処理は、温度１１００〜１２００℃
に加熱保持（好ましい例として、１１５０℃Ｘ２Ｈｒ）
の後、急冷（好ましくは、水冷）することにより達成さ
れる。
なお、本発明合金からなる通電ロールの胴部（シェル）
は、常法に従って板状体を曲げ加工し、突合せ面を溶接
接合して円筒体として制作するか、あるいは、別法とし
て遠心力鋳造法による鋳造管として制作することができ
る。
は、常法に従って板状体を曲げ加工し、突合せ面を溶接
接合して円筒体として制作するか、あるいは、別法とし
て遠心力鋳造法による鋳造管として制作することができ
る。
第１表に示す成分組成を有する各合金を用いて遠心力鋳
造により鋳造管（外径１４０鰭、肉厚２５龍、長さ２８
０ 、ｍ＞を得た。表中、賦香１−１１は本発明例、賦
香１０１〜１０６は比較例である。比較例のうち、賦香
１０１はＡＩとＮｂまたはＴｉを複合含有しない例であ
り、賦香１０２〜１０４は本発明に規定する各成分元素
をすべて含有しているが、いづれかの元素の含を量（表
中、下線飾付）が本発明の規定から逸脱しているもので
あり、賦香１０５．１０６はそれぞれ５Ｃ３−１４およ
びＳ ＯＳ−３１６材に相当する従来材である。なお、
賦香１１０の５ＵＳ−３１６材は市販の板材（板厚２０
ｍｍ）を使用した。
造により鋳造管（外径１４０鰭、肉厚２５龍、長さ２８
０ 、ｍ＞を得た。表中、賦香１−１１は本発明例、賦
香１０１〜１０６は比較例である。比較例のうち、賦香
１０１はＡＩとＮｂまたはＴｉを複合含有しない例であ
り、賦香１０２〜１０４は本発明に規定する各成分元素
をすべて含有しているが、いづれかの元素の含を量（表
中、下線飾付）が本発明の規定から逸脱しているもので
あり、賦香１０５．１０６はそれぞれ５Ｃ３−１４およ
びＳ ＯＳ−３１６材に相当する従来材である。なお、
賦香１１０の５ＵＳ−３１６材は市販の板材（板厚２０
ｍｍ）を使用した。
各供試材から試験片を採取し、それぞれ１１５０℃Ｘ２
Ｈｒ−水冷の溶体化処理を施したのち、下記の摩耗試験
および腐食試験に付し、第１表に示す結果を得た。
Ｈｒ−水冷の溶体化処理を施したのち、下記の摩耗試験
および腐食試験に付し、第１表に示す結果を得た。
（１３摩耗試験
円柱状試験片をめっき浴中、３６０ｒｐｍで回転させな
がら、これを相手材（ＳＧＰ５０Ａ、幅３０ｎ）に５ｋ
ｇ／ｃｄの負荷で押付け、２日間連続摩耗させたのち、
その摩耗による重量減少ｍ （ｇ／ｎ（）を測定した。
がら、これを相手材（ＳＧＰ５０Ａ、幅３０ｎ）に５ｋ
ｇ／ｃｄの負荷で押付け、２日間連続摩耗させたのち、
その摩耗による重量減少ｍ （ｇ／ｎ（）を測定した。
（１）試験片寸法；直径１５龍×長さ１００龍（１１）
めっき浴：硫酸亜鉛４００ｇ／Ｉ！、塩化亜鉛３０ｇ／
ｊ！（硫酸でｐＨ−１，５に調整）。浴温：室温。
めっき浴：硫酸亜鉛４００ｇ／Ｉ！、塩化亜鉛３０ｇ／
ｊ！（硫酸でｐＨ−１，５に調整）。浴温：室温。
（ｎ）腐食試験
円柱状試験片をめっき浴中に１８日間連続浸漬したのち
、腐食による試験片の重量減少量（ｇ／ｄ）を測定した
。
、腐食による試験片の重量減少量（ｇ／ｄ）を測定した
。
（ｉ）試験片寸法：直径１５龍Ｘ長さ５０ｍｍ・ に
ｉ）めっき浴：硫酸亜鉛４００ ｇ’／ ｌ 、塩化亜
鉛３０ｇ／ｌ＜硫酸でｐＨ＝１．５に調整）。浴温ニア
０℃。
ｉ）めっき浴：硫酸亜鉛４００ ｇ’／ ｌ 、塩化亜
鉛３０ｇ／ｌ＜硫酸でｐＨ＝１．５に調整）。浴温ニア
０℃。
（ＩＩＩ）試験結果
（１）比較例に示されるように、ＡｌとＮｂまたはＴｉ
を複合含有しない場合（賦香 １０１ ） 、および複
合含有しているが、含有量が不足する場合は（賦香１０
２〜１０５ ） 、いづれも、耐摩耗性および耐食性が
十分でないのに対し、所定量のＡＩとＮｂまたはＴｉを
複合含有する本発明例の合金は、摩耗量および腐食量と
もに少なく、良好な耐摩耗性と耐食性を兼備している。
を複合含有しない場合（賦香 １０１ ） 、および複
合含有しているが、含有量が不足する場合は（賦香１０
２〜１０５ ） 、いづれも、耐摩耗性および耐食性が
十分でないのに対し、所定量のＡＩとＮｂまたはＴｉを
複合含有する本発明例の合金は、摩耗量および腐食量と
もに少なく、良好な耐摩耗性と耐食性を兼備している。
（２）また、本発明例の合金の耐食性、耐摩耗性を従来
材である５ＵＳ−１４相当の比較例Ｎｏ、１０６、およ
びＳ Ｕ Ｓ−３１６相当の比較例Ｎｏ、 １０７と対
比する１ ２・耐食性″−’：）ｕＮｒ′
！・従来材″腐食量”′約７６、ｇ／ｎ？前後であるの
に対し、本発明例では、最大０゜８５ ｇ ／ ｒｄで
あるから、耐食性は約９０倍以上に及ぶ。
材である５ＵＳ−１４相当の比較例Ｎｏ、１０６、およ
びＳ Ｕ Ｓ−３１６相当の比較例Ｎｏ、 １０７と対
比する１ ２・耐食性″−’：）ｕＮｒ′
！・従来材″腐食量”′約７６、ｇ／ｎ？前後であるの
に対し、本発明例では、最大０゜８５ ｇ ／ ｒｄで
あるから、耐食性は約９０倍以上に及ぶ。
また、耐摩耗性についてみると、従来材の摩耗量が約２
５ ｇ ／ ｒｒｒ前後であるのに対し、本発明例では
最大０．０８ｇ／ｍであるから、約３００倍以上の耐摩
耗性を有していると言える。
５ ｇ ／ ｒｒｒ前後であるのに対し、本発明例では
最大０．０８ｇ／ｍであるから、約３００倍以上の耐摩
耗性を有していると言える。
電気めっき用通電ロールにあっては、実用上、通板材に
よる摩耗と、めっき浴による腐食とが重複して作用する
ので、実用上の性能の評価は、単なる耐食性よりも、腐
食環境での耐摩耗性を指標とするのが適切であり、この
点から見ると本発明合金は、上記摩耗試験での摩耗量の
比較から、従来材の約９０倍以上 がわかる。
よる摩耗と、めっき浴による腐食とが重複して作用する
ので、実用上の性能の評価は、単なる耐食性よりも、腐
食環境での耐摩耗性を指標とするのが適切であり、この
点から見ると本発明合金は、上記摩耗試験での摩耗量の
比較から、従来材の約９０倍以上 がわかる。
本発明の通電ロール用合金は、耐食性および耐摩耗性に
すぐれ、殊に強酸性腐食環境下で、従来材をはるかに凌
ぐ摩耗抵抗を有する。
すぐれ、殊に強酸性腐食環境下で、従来材をはるかに凌
ぐ摩耗抵抗を有する。
本発明合金をロール胴部として構成される電気めっき用
通電ロールは、長期間平滑で美麗な表面状態に保たれ、
従来ロールにまさる耐用命数が保証される。従って、従
来のような顯繁なロールの取替の煩わしさやロールの再
研磨加工に要する費用が大幅に軽減され、長期にわたる
安定した操業が維持されると同時に、得られるめっき製
品の品質の向上・安定化がもたらされる。むろん、電気
めっきは、亜鉛めっきに限らず、錫めっき、ニッケルめ
っき等、各種の電気めっき用通電ロールとして通用する
ことができ、また電気めっきに限られず、電解化成処理
や電解脱脂処理設備等における通電ロールとしても、従
来材にまさる安定性・耐久性の向上に奏効する。
通電ロールは、長期間平滑で美麗な表面状態に保たれ、
従来ロールにまさる耐用命数が保証される。従って、従
来のような顯繁なロールの取替の煩わしさやロールの再
研磨加工に要する費用が大幅に軽減され、長期にわたる
安定した操業が維持されると同時に、得られるめっき製
品の品質の向上・安定化がもたらされる。むろん、電気
めっきは、亜鉛めっきに限らず、錫めっき、ニッケルめ
っき等、各種の電気めっき用通電ロールとして通用する
ことができ、また電気めっきに限られず、電解化成処理
や電解脱脂処理設備等における通電ロールとしても、従
来材にまさる安定性・耐久性の向上に奏効する。
Claims (1)
- （１）Ｃ：０．１５％以下、Ｓｉ：２．０％以下、Ｍｎ
：２．０％以下、Ｃｒ：１５．０〜３０．０％、Ｍｏ：
４．０〜１０．０％、Ａｌ：０．２〜２．０％、Ｆｅ：
１０．０％以下、およびＮｂ：０．１〜３．０％または
Ｔｉ：０．０５〜２．０％、残部実質的にＮｉからなる
耐食性および耐摩耗性にすぐれた通電ロール用合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22255784A JPS6199649A (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | 通電ロ−ル用合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22255784A JPS6199649A (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | 通電ロ−ル用合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6199649A true JPS6199649A (ja) | 1986-05-17 |
| JPS6340858B2 JPS6340858B2 (ja) | 1988-08-12 |
Family
ID=16784311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22255784A Granted JPS6199649A (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | 通電ロ−ル用合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6199649A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01219134A (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-01 | Kubota Ltd | 電気メッキ設備における通電ロール用合金 |
| WO1998032887A1 (de) * | 1997-01-29 | 1998-07-30 | Krupp Vdm Gmbh | Austenitische nickel-chrom-molybdän-silizium-legierung mit hoher korrosionsbeständigkeit gegen heisse chlorhaltige gase und chloride |
| US10112254B2 (en) | 2014-08-21 | 2018-10-30 | Huntington Alloys Corporation | Method for making clad metal pipe |
-
1984
- 1984-10-22 JP JP22255784A patent/JPS6199649A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01219134A (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-01 | Kubota Ltd | 電気メッキ設備における通電ロール用合金 |
| WO1998032887A1 (de) * | 1997-01-29 | 1998-07-30 | Krupp Vdm Gmbh | Austenitische nickel-chrom-molybdän-silizium-legierung mit hoher korrosionsbeständigkeit gegen heisse chlorhaltige gase und chloride |
| US10112254B2 (en) | 2014-08-21 | 2018-10-30 | Huntington Alloys Corporation | Method for making clad metal pipe |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6340858B2 (ja) | 1988-08-12 |
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