JPS6045264B2 - 電気亜鉛めつき用通電ロ−ル - Google Patents

電気亜鉛めつき用通電ロ−ル

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JPS6045264B2
JPS6045264B2 JP9694379A JP9694379A JPS6045264B2 JP S6045264 B2 JPS6045264 B2 JP S6045264B2 JP 9694379 A JP9694379 A JP 9694379A JP 9694379 A JP9694379 A JP 9694379A JP S6045264 B2 JPS6045264 B2 JP S6045264B2
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JP
Japan
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roll
less
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hardness
weight
Prior art date
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Expired
Application number
JP9694379A
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English (en)
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JPS5620198A (en
Inventor
辰也 小川
晃一 佐藤
威雄 梅只
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電気亜鉛めつき用通電ロールに関し、とく
にめつき液中で異物の付着が少くかつ耐食性にも優れた
Ni基合金の通電ロールを提案するものてある。
連続式電気めつき法により、鋼帯の両面または片面に亜
鉛めつきを施す場合、めつき洛中に浸漬設置した通電ロ
ールにより該鋼帯に通電する。
この通電ロールについては、導電性の要請の下で従来主
に次のような材質構造のロールが用いられた。(1)純
Niロール。
(2)鉄ロール表面にNiやCrなどのめつき処理を施
したもの。
(3)Ni、Tiなどのプレートを鉄ロールに巻き付け
溶接したもの。
(4)Niなどを鉄ロール表面に肉盛りしたもの。
しカルながらこれらのロールはいずれも次に述べるよう
な欠点を残していた。(1)の純Niロールは、ビッカ
ース硬さ(Hv)がほぼl卯程度に軟質なため、めつき
液中に混在する異物の付着、堆積によりロール表面きず
が付き易く、これらが鋼帯表面に、転写による押しきず
を発生し製品の品質を損う。
また被研削性が悪く手入れが困難である。(2)のNi
またはCrめつきロールは、鋼帯の溶接部の通過の際の
かみ込みや、そこでのめつき液による腐食などにより、
ロール表面に損傷が発生しやすいため維持費が高い。
(3)および(4)においては、溶接時や肉盛時の熱歪
により耐食性が害される。
これらの欠点の解決のため発明者らが種々調査・した結
果、この種通電ロールにおける異物の付着や被研削性は
、ロール表面硬さに依存することが見出され、とくに少
くともビッカース硬さ(Hv)で150以上において上
記の性質が有利に改善されることを究明した。
ところで硬さを向上させるには、高硬度単体金属の使用
ないしは合金化を行なうのが一般的であるが、何れも費
用や耐食性などの点に問題があつて、これまで通電ロー
ルとして有利に適合する材質はまだ得られていなかつた
のである。
この発明は、合金化の手法で上に述べた諸欠点を改善し
、めつき処理の際、めつき表面についてはもちろん片面
めつきにおける鋼帯地鉄表面(非めつき面)をきずつけ
ることなく、しかも耐食性や被研削性にも優れる通電ロ
ールを以下述べるように開発した。
すなわちこの発明は、C:0.08〜0.3重量%(以
下単に%で表わす)、Si:0.1〜1.0%、Mn:
1.0以下、Cr:0.3〜5.0%およびMO:0.
3〜5.0%を含有し、さらにTi:2.0%以下およ
びNb:2.0%以下のうち少なくともいずれか一種を
含有し、残部は0.25%以下に抑制したFeおよび実
質的にNiの組成になるNj基合金よりなり、ビッカー
ス硬さ(Hv)が150以上であることを特徴とする電
気亜鉛めつき用通電ロールである。
この発明では、Ni母材中に固溶強化元素としてSi,
Mn,CrおよびMcを含有させ、さらに炭化物形成元
素としてCと共にTiおよびNbのうち少なくともいず
れか一種を含有させることによつて、母材の強化を図つ
たものである。
以下この発明において、合金組成を上記の範囲に限定し
た理由について説明する。
C:0.08〜0.3%Cは、後述のTIやNbと炭化
物を形成して硬度を向上させるのに有効に寄与するが、
0.08%未満ではその添加効果に乏しく、一方0.3
%を超えると耐食性の劣化を招くので、C含有量は0.
08〜0.3%の範囲に限定した。
Si:0.1〜1.0%、Mn:1.0%以下、Cr:
0.3〜5.0%、MC:0.3〜5.0%Si,Mr
l,CrおよびMcはいずれも、Niと固溶体を形成し
、耐食性を損うことなく通電ロールの表面硬さを向上さ
せる有用な元素であり、その効果を充分発揮させるため
にそれぞれ上記の範囲で含有させるものとした。
Ti:2.0%以下および/またはNb:2.0%以下
TiおよびNbはいずれも、強力な炭化物形成元素であ
り、Cと共に含有させることによつて硬度の向上に顕著
な効果を表わすが、あまりに多量の添加はコストの上昇
を招くので、単独添加および複合添加いずれの場合にお
いても2.0%以下の範囲で含有させるものとした。
ここにかかる元素によりフリーCを固着して炭化物を形
成させるためには、C含有量の5倍以上の量を添加する
ことが好ましい。なお不可避混入不純物のうち、とくに
Feは耐食性の点で有害な元素であるので、極力低減さ
せることが好ましいが、0.25%以下であれば許容で
きる。
次にこの発明の実施例を従来例と対比しつつ説明する。
表1に示す成分組成の材質になる通電ロール(A−F)
を用いて、下記に示すめつき条件で電気亜鉛めつきを行
なつた。めつき条件 Oめつき浴組成:硫酸亜鉛 400y/e
硫酸ナトリウム 30g/EOめつき浴PH:2
.50めつき浴温度:55℃ O電流密度 :50A/Dd なお各ロールのHvは表1に併せ示したとおりである。
各ロールA−Fを使用した場合の使用日数とロールの腐
食減量との関係を第1図に示し、第1図て腐食減量はロ
ール径の変化で示してあり、使用前のロール径は30h
φである。また各ロールA−Fを用いた場合の被めつき
面上の押しきす発生量についても調査し、その結果を第
2図に示した。
第2図において押しきず発生量は、めつき長さ1000
0rT1当りの発生押しきず長さで示してある。第1図
,第2図から明らかなように通電ロールとしてAの純N
l製ロールを用いた場合は、耐食性は悪くまた押しきす
発生量も多い。
またロールBおよびCの耐食性はかなり改善されている
が、硬さが不足しているので押しきずの発生量は依然と
して多い。
これに対しこの発明に従うロールD−Gは、耐食性も向
上し、また押しきずの発生量も従来法に比べて著しく改
善される。
ここでロールの硬さは特に高い必要はなく、ビッカース
硬さ(Hv)で150以上であれば、押しきす発生量は
低減ししかも安定する。以上述べたようにこの発明によ
り、通電ロールの異物付着性および耐食性が著しく向上
し、従つて被めつき面上の押しきす発生量の低減および
通電ロールの寿命延長が有利に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、通電ロール使用日数と腐食減量との関係を示
したグラフ、第2図は通電ロールの硬さと被めつき面上
の押しきす発生量との関係を示したグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 C:0.08〜0.3重量% Si:0.1〜1.0重量% Mn:1.0重量%以下 Cr:0.3〜5.0重量%および Mo:0.3〜5.0重量% を含有し、さらに Ti:2.0重量%以下および Nb:2.0重量%以下 のうち少なくともいずれか一種を含有し、残部は0.2
    5重量%以下に抑制したFeおよび実質的にNiの組成
    になるNi基合金よりなり、ビッカース硬さ(Hv)が
    150以上であることを特徴とする電気亜鉛めつき用通
    電ロール。
JP9694379A 1979-07-30 1979-07-30 電気亜鉛めつき用通電ロ−ル Expired JPS6045264B2 (ja)

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JPS5620198A JPS5620198A (en) 1981-02-25
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