JPS5857500B2 - 電気メッキ用通電ロ−ル - Google Patents

電気メッキ用通電ロ−ル

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JPS5857500B2
JPS5857500B2 JP9190480A JP9190480A JPS5857500B2 JP S5857500 B2 JPS5857500 B2 JP S5857500B2 JP 9190480 A JP9190480 A JP 9190480A JP 9190480 A JP9190480 A JP 9190480A JP S5857500 B2 JPS5857500 B2 JP S5857500B2
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JP
Japan
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less
roll
ratios
corrosion
electroplating
Prior art date
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Expired
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JP9190480A
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English (en)
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JPS5719350A (en
Inventor
義秋 橋本
良雄 原
員弘 山口
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Chiyoda Shoji Co Ltd
Nippon Steel Corp
Mitsubishi Steel KK
Original Assignee
Chiyoda Shoji Co Ltd
Nippon Steel Corp
Mitsubishi Steel KK
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Publication date
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Publication of JPS5719350A publication Critical patent/JPS5719350A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気メツキ用通電ロール材に関するもので、
詳しくはN i −M o −Cr系耐食耐摩耗合金に
関するものであるが、これにWを含有させ通電電気腐食
の特に苛酷な摩耗条件に耐える電気亜鉛メッキ、電気錫
メッキ等の電気メツキ用通電ロール材として、通電性を
損わず、耐食性に優れ、しかも硬度、じん性及び強度の
大きい耐食耐摩耗性合金から成るロールを提供せんとす
るところにある。
例えば、従来の電気メツキ用コンダクタ−ロールとして
使用されてきたJIS−8C8I4やJIS−8US3
16等の耐食鋼では、通電電気腐食、酸性溶液による腐
食等の耐食性並びに耐摩耗性が劣っており、著しいロー
ル表面の肌荒を生じて短期間(例えば1週間)で再使用
のための研磨が必要であった。
本発明は上記欠点を解消した新しいロールに関するもの
で、その特徴とするところは(1)重量係でC0,1優
以下、Si0.08%超1.5多以下、Mn1.5%以
下、Cr14%以上19多以下、Mo1.3%以上18
係以下、W3%以上6多以下、Fe6%以下、残部が実
質的にNiよりなることを特徴とする電気メツキ用通電
ロール。
(2)重量饅でC011饅以下、Si0.08係超1.
5係以下、Mn1.5%以下、Cr14%以上19φ以
下、Mo2B饅以上18係以下、W3係以上6多以下、
Fe6%以下、残部が実質的にNiと、更にAi、5%
以下、Til、0係以下、Nb1.5%以下、の内一種
又は二種以上の成分を含んでなることを特徴とする電気
メツキ用通電ロールである。
本発明において、ロールを構成している耐食耐摩耗性合
金は、NiにMoおよびCrを含有させ、更にWを加え
てマトリックスを強化し、耐食性と耐摩耗性をかねそな
えたオーステナイト素地を固溶体強化したものである。
次に各々の成分の限定理由について説明すると、Niは
基本成分として、マトリックスをオーステナイト組織と
して安定化し、更にNiそのものは、金属の電位側から
責であるため、腐食溶解速度は小さく、しかも腐食生成
皮膜は緻密であるため、保護作用が大きく、優れた不動
態化能をもっている。
Ni中の不純分として含有されるCo量は2.5多以下
許容される。
このNiにMoを加えると、含有量の増加にともなって
、腐食溶解速度は小さくなり、不動態化能を増し、耐食
性を著しく改善する。
この耐食性は13wt%の含有から効果が現われ、18
wt%を超えると飽和して金属間化合物を容易に析出し
、耐食性をかえって劣化させることになる。
WはMOと同じ(耐食性を改善するが、本合金のWの含
有の目的は耐摩耗性の改善にあり、固溶体強化により、
マトリックスを強化する力j3wt俤の含有から、この
効果があられれ、6 w t %を超えると、金属間化
合物を容易に析出して、耐食性をかえって劣化させるこ
とになる。
Wを成分範囲に含有させ、本来の特性を発揮するには1
220℃での溶体化処理が必要である。
Crは腐食溶解速度が小さく、しかも不動態化能を持ち
あわせたNi、Mo及びWとマトリックスを構成して、
更により強固な保護皮膜を形成し、不動態化能を与える
ものである。
Crの含有は、本合金においては14wt%で効果が著
しく現われ、19wt%を超えると飽和して金属間化合
物の生成により脆化をきたし、さらに耐食性をも劣化さ
せる。
C25iおよびFeは製造上含有は避げられないが、可
能な限り少量であることが好ましい。
しかしCはその含有により炭化物が析出し、耐食性の劣
化があるので0.06wt%以上が好ましいが、0、1
w t %以下でも完全に溶体化処理を施こすことで
実用上さしつかえない。
しかしこの過剰炭素を安定化するには、Ti、Nbなと
の元素の添加が有効である。
この効果を出すにはT i 、QS XCW を係、N
b 〉JOxCwt % Itま必要である。
従って、Ti1.0wt%以下、Nb1.5wt%以下
を限定する。
Siはこの含有により金属間化合物を析出するが、溶体
化処理を完全に施すことにより耐食性の劣化を防止出来
る。
製造方法によりその含有量は異るが脱酸、渦流れから0
.08wt%超1.5wt%以下の含有は必要である。
この金属間化合物の析出を防止するには、Si0代りに
製造上可能な限りAlなどの脱酸元素を効果的に使用す
ることである。
この人lの効果的な含有は0.5wt%以下である。
Feについては6 w t %以下であれば、耐食性の
多少の劣化はあるもののその影響は著しくない。
Mnの効果は、それほど顕著ではないが、一応γ相領域
を広げ、安定化するとともに熱間加工性を改善する。
その量は1.5wt%以下である。次に本発明電気メツ
キ用通電ロールの実施例を従来ロールと比較して示す。
第1表は化学成分(重量係)を示し、第2表は通電電気
耐食耐摩耗性と機械的性質を示す。
この通電電気耐食性耐摩耗性は第1図に示すように30
% ZnS04+3 %H2SO4t P HL 2
を電流密度40 A/d m”ノ条件の溶液5中に試
験ロール3を陰極として浸漬し、この前後にブレーキロ
ール1と駆動ロール2を配置し、軟鋼ストリップ4を通
して一定張力をかげて試験を実施した。
この耐食耐摩耗性はロール寿命比と一週間通電使用後の
機械的要因でロール表面に発生したスクラッチと抑流な
どの疵発生率で比較した。
表1の本発明ロール/161〜磨5は基本成分のNi、
Mo、CrおよびWの含有量を変えたものである。
本発明ロールA6〜Allは、基本成分の外にSiによ
る金属間化合物の析出防止にAlを、Cによる炭化物の
析出防止にTiとNbを、選択的にあるいは複合添加し
たものである。
表2から明らかなように、JIS−3US316を用い
た従来ロールに比較して耐腐食耐摩耗性は寿命比で3〜
11倍である。
疵発生率は1/3〜1/4の間にあり、これは機械的性
質がはるかに優れているためにロール表面にスクラッチ
、抑流などが発生しないためと考えられる。
通電性はJISSUS316の電気抵抗74μΩ儂に対
して130μΩ粧と劣るが、実用上170μΩ傭までさ
しつかえない。
次に各組成別に考察すると、/I61〜磨5まではA3
.涜4のものが優れ、JIS−8US316に比較して
寿命比で10倍の値を示し、疵発生率では1/4の値を
示している。
Si量を減じてAlを添加、更にCを安定化するために
TiとNbを添加した46.7と8,9は寿命比でJ
I S −8US 316の11倍と10.5〜11倍
を示している。
これは完全なる溶体化処理を施せば、A63と46,7
、涜4と篤8,9は同じ値を示すはずであるが、炉の温
度分布、冷却条件などから完全なる溶体化処理を施せな
いことを示しており、AI!、TiとNbの添加は効果
のあることを示している。
更に、/I68よりSi量あるいはSi量とMn量を減
じた/4610と11は寿命でJIS−8US316の
それぞれ11倍、疵発生率ではそれぞれ1/4の値を示
し、実施例の中の最良の群に属する。
又、機械的性質については、/16.1〜9とほぼ同等
で顕著な差異は認められない。
以上述べたように、本発明ロールの基本成分はNi M
o Cr系にWを含有させたもので本発明ロールは通
電電気腐食中の苛酷な摩耗条件下であっても適用できる
ものである。
従って本発明のような特定の成分で出来た通電ロールは
J I S −8C814やJIS−8US316では
得られることの出来なかった通電耐食条件PH0,6〜
4.0の中での使用が出来、しかも、特に苛酷な条件p
H0,6〜1.8で効果を発揮するもので、優れた機械
的性質から耐摩耗性を得、通電性に関しても充分に実用
出来るもので、これらの性質を不可欠とする通電ロール
として本発明は最適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は通電電気耐食耐摩耗性試験方法を示す説明図面
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量係で C O.1係以下Si0.
    08係超 1.5係以下 Mn 1.5係以下 Crl4%以上 19係以下 Mo13%以上 18優以下 W 3%以上 6q6以下 Fe 6饅以下 残部が実質的にNiよりなることを特徴とする電気メッ
    キ用通電ロール 2 重量係で c o.i係以下Si0
    .08係超 1.5係以下 Mn 1.5係以下 Cr14チ以上 19係以下 Mol3係以上 18係以下 W 3係以上 6係以下 Fe 6係以下 およびAi、5幅以下、Ti1.O多収下、Nb1.5
    係以下、の内一種又は二種以上の成分を含み、残部が実
    質的にNiよりなることを特徴とする電気メツキ用通電
    ロール。
JP9190480A 1980-07-05 1980-07-05 電気メッキ用通電ロ−ル Expired JPS5857500B2 (ja)

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JPS5719350A JPS5719350A (en) 1982-02-01
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JPS5940741U (ja) * 1982-09-09 1984-03-15 三洋電機株式会社 空気調和機
JPS5941076U (ja) * 1982-09-09 1984-03-16 三洋電機株式会社 モ−タ用保護装置の取付機構
JPS60165397A (ja) * 1984-02-06 1985-08-28 Kubota Ltd 通電ロ−ル
JPS62242787A (ja) * 1986-04-14 1987-10-23 有限会社 長生鉄工 易酸化性金属の溶解装置

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