JPS59182853A - ポリエ−テルスルフオン樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、機械的性質、熱的性質と寸法安定性の改善さ
れたチタン酸カリウム繊維含有ポリエーテルスルフ（ン
樹脂組成物に関づる一ポリエーテルスルフォン樹脂は耐
熱性、強度、剛性、難燃性、耐薬品性なとのすぐれたエ
ンジンシリングプラスチックとして、とくに電気部品や
自動車部品なとの用途において注目されている。

しかし、該用途において、該樹脂の特長である難燃性、
耐薬品性、耐熱水性、成形加工性などを維持しなから、
さらに高い耐熱性、強度、剛性度を有する材料か、該分
野におけよ る技術進歩とあい儀って要求されている。

該樹脂にカラス繊維や炭素繊維等の繊維状強化剤を配合
することにより、強度、剛性、耐熱性等がかなり改良さ
れることが知られている。しかしながら、該繊維状強化
材を配合した組成物は異方法が大きい、表面が荒れ外観
か悪い、加工機、金型を摩耗させるなどの欠点がある。

また該１脂に炭酸カルシウム、マイカ、カラスヒーズな
どの粉末状もしくは薄片状の充填剤を配合することによ
り、成形収縮率の低下、線膨張係数の低下なとによる寸
法安定性を改良することが可能であるか、剛性の改良が
十分てなく、また衝撃強度が低下し、脆弱となる欠点が
ある。

本発明者は上記の状況に鑑み、鋭意研究した結果、ポリ
エーテルスルフォンにチタン酸カリウム繊維を特定量配
合すること番こより、上記の欠点がなく、高い衝撃強度
と剛性、耐熱性、ゴ法安定性を有する組成物か得られる
ことを見い出し、本発明に達した。

本発明は、ポリエーテルスルフォン２０〜９５ｗｔ％　
吉ヂタン酸カリウム繊維８０〜５ｗｔ％　とからなるこ
とを特徴とするポリエーテルスルフ寸ン樹脂組成物であ
る。

該組成物はポリエーテルスルフォン単体に比へて、耐熱
性、剛性、強度、寸法安定性か良好であり、また溶融状
態からの同化が速く、成形加工例えは射出成形における
冷却時間が少なく済み、成形→１イクルか短縮され、生
産性が向」二する。また、カラス繊維等桟維状強化剤に
比へ異方性（溶融体の流れ方向と直角方向の性質の差ン
か小さく、表面外観の荒れか少なく、光沢も良好である
。また、加工機、金型との摩擦か少ないので、加工機、
金型を摩耗さゼることか少ないという利点を有する、。

さらに他の粉末状、針状もしくは薄片状の無機充填剤で
ある炭酸カルシウム、炭酸マク不シウム、ウオラストナ
イト、タルク、カオリナイト、ンリカ、ホワイトカーホ
ン、チタン臼、グラファイト、マイカ、カラスヒースな
どの配合に比べて強度、剛性度の向上効果か高く、衝撃
強度も高い。

本発明組成物の成分として使用されるポリエーテルスル
フオシは式 で示される反復単位を有する高分子化合物であり、単独
重合体であってもよく、また２０爪光％以−トの他成分
との共重合体であってもよい。

本発明で使用されるチタン酸カリウム繊維は高強度単結
晶繊維（ウィスカー）の一種であり、化学組成としてに
２０・６ＴｉＯｚ　、　Ｋ２Ｏ・６Ｔｉ０２・＋Ｈ２０
を基本とする１状結晶であり、代表的融点は１　Ｂ　（
ｌ　０〜１３５０℃である。平均繊維長は５〜５０μｎ
］、平均繊維径は０．０５〜１．０　ｐｍのものが適用
されるが、平均繊維長は２０〜３０／ｌ　ｉｎ、平均繊
維径は０１〜０３μｍのものが好ましい。該チタン酸カ
リウム繊維は、通常無処理でも使用しうるか、ポリエー
テルスルフォンと親和性をもたせるために、アミノシラ
ン、エポキシンラン等のシランカップリング剤、クロミ
ッククロライド、その他目的に応じた表面処理剤を使用
することができる。

チタン酸カリウム繊維をポリエーテルスルフォンへ配合
する量はポリエーテルスルフォンと該チタン酸カリウム
繊維の合計ゑに対して、ポリエーテルスルフォン チタン酸カリウム繊維８０〜５ｗｔ％か適当テアリ、ポ
リニーデルスルフ ％を越え、チタン酸カリウム繊維が５ｗｔ％未満の場合
には、目的とする耐熱性、剛性、寸法安定性の改良が不
十分てあり、また、ポリエーテルスルフォンが２　０　
ｗｔ％　未満チタン酸カリウム繊維が８　０　ｗｔ％　
を越えた場合には、溶融混合機での分散か不充力であり
、また溶融粘度の上昇が著しいため、流動性が低く、通
常の条件による成形が困難となり、好ましくない。

本発明の組成物の配合手段は特に限定されない。ポリエ
ーテルスルフォン リウム繊維を各々別りに溶融混合機に供給することか可
能であり、またあらかじめこれら原料類を乳鉢、ヘンシ
ェルシミ４す〜、ホー／Ｌミル、リボンブレンターなど
を利用して予備混合してから、溶融混合機に供給Ｊるこ
ともてきる・ なお、本発明組成物に対して、本ざし明の目的をそこな
わない範囲で、酸化防止剤および熱安定剤、紫外線吸収
剤、滑剤、前型剤、染料、顔料、なとの着色剤、離燃剤
、難燃助剤、帯電防止剤なとの通常の添加剤を１種以上
添加することができる。

また他の熱可塑性樹脂（たとえはポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、変性ポリフ
ェニレンオキサイド、ボリフ、−レンザルファイドなど
）、熱硬化性樹脂（たとえはフェノール樹脂、エポキシ
樹脂なと）またはクレー、マイカ、シリカ、グラファイ
ト、カラスヒーズ、アルミナ、炭酸カルシウドなとの充
填剤もその目的に応じて適当精を配合Ｊることも可能で
ある。

息子実施例により本発明を説明するが、これしは単なる
例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。

実施例１〜３ 基本構造として を有するポリエ　プルスルフォン（ＩＣＩ製ポリエ　チ
ルスルフォン２００Ｐ）とチタン酸カリウム繊維（大塚
化学薬品製ティスモーＤ）を第１表に示した組成で混合
し、：軸押出機（池貝鉄工ｐＰｃＭ−８（〕）により３
４０°Ｃの温度で溶融混練した後、ストラシトを水冷、
切断してペレットを得た。

得られたベレットを射出成形（住友−ネスタール４７／
２８射出成形機　ノリンク一温度３６０°Ｃ１金型温度
１８　（１’Ｃ）　ｊ、、成形収縮率測定用試験片、曲
げＬ１片、アイ・ノット試験片、熱変形温度測定用か７
験ハを得た０、成形収縮率測定用試験片は６４Ｘ６４／
、３關の平板を使用し、ケートは６４　ｍ−の−辺に１
ｍｍの厚さを有するフィルムゲートか設けられている。

溶融体の流れ方向をｊ＼Ｉ　Ｉ）　ｔｈｉ；＋Ｃｈｉｎ
ｅＤｉｒｅｃｔｉｏｎ　）、直角方向をＴ　Ｉ）　（Ｔ
ｒａｎｓｖｅｒｓｅＬ）ｉｒｅｃｔｉｏｎ　）、で示し
た。

曲げ弾性率、アイゾツト衝撃強度、熱変形温度はそれぞ
れＡＳＴＭ　Ｌ）−７９０、Ｉ）−２５６。

Ｄ−６４８に準拠して測定した。

比較例１〜５ 実施例１〜３に用いたポリエーテルスルフォンとチタン
酸カリウムｉ維、ガラス繊維（旭ファイバーグラス製、
チョツプドストランドＣ３０８−ＭＡ４９７）、ウオラ
ストナイト（メタケイ酸カルシウム）、非晶質シリカを
それぞれ第１表に示した割合で混合し、実施例１〜３と
同様の加工を行い、物性を測定した。

本発明組成物は第１表にみられるように、成形収縮率、
異方性が小さく寸法精度が良好で、曲げ弾性率、アイゾ
ツト衝撃強度、熱変形ｍ度が高く、極めてバランスのと
れた良好な特性を有することがわかる１、 すなわち、強化剤を充填しない系（比較例１）では成形
収縮率が大きく、曲げ弾性率も低い。またカラス繊維を
充填した系（比較例３）では成形収縮率の異方性が大き
い。つ第をストナイト（比較例４）、非晶質シリカ（比
較例５）を充填した系では、曲げ弾性率の向上効果が小
さく、特に衝撃強度が低いため、脆いのが欠点であるこ
とがわかる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 式 で示される反復単位を有するポリエーテルスルフォン２
   （）〜９５ｗｔ％とチタン酸カリウムＩＮｆ’＃８０〜
   ５ｗｔ％　とからなることを特徴と覆るポリエーテルス
   ルフォン樹脂組成物。