JPH06128474A - ブロー成形用ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
ブロー成形用ポリカーボネート樹脂組成物Info
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- JPH06128474A JPH06128474A JP35189792A JP35189792A JPH06128474A JP H06128474 A JPH06128474 A JP H06128474A JP 35189792 A JP35189792 A JP 35189792A JP 35189792 A JP35189792 A JP 35189792A JP H06128474 A JPH06128474 A JP H06128474A
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】寸法安定性・耐熱性が良好でり、強度・剛性・
耐衝撃性等の機械的物性が従来に比べ高く、ブロー成形
が十分可能であるポリカーボネート樹脂組成物を提供す
ることにある。 【構成】炭素繊維を5〜40重量%、ガラス繊維を0〜
30重量%含有し、その合計量が5〜40重量%であ
り、曲げ弾性率が50000kgf/cm2 以上、275℃、
2.16kgでのMFRが0.2〜4.0g/10分であ
るブロー成形用ポリカーボネート樹脂組成物である。炭
素繊維またはガラス繊維のサイジング剤としてポリカー
ボネート樹脂またはエポキシ樹脂を使用するとよい。
耐衝撃性等の機械的物性が従来に比べ高く、ブロー成形
が十分可能であるポリカーボネート樹脂組成物を提供す
ることにある。 【構成】炭素繊維を5〜40重量%、ガラス繊維を0〜
30重量%含有し、その合計量が5〜40重量%であ
り、曲げ弾性率が50000kgf/cm2 以上、275℃、
2.16kgでのMFRが0.2〜4.0g/10分であ
るブロー成形用ポリカーボネート樹脂組成物である。炭
素繊維またはガラス繊維のサイジング剤としてポリカー
ボネート樹脂またはエポキシ樹脂を使用するとよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロー成形用のポリカー
ボネート樹脂組成物に係り、強度、剛性、耐衝撃性を必
要とする木材、金属の代替材料として好適なブロー成形
用のポリカーボネート樹脂組成物に関する。
ボネート樹脂組成物に係り、強度、剛性、耐衝撃性を必
要とする木材、金属の代替材料として好適なブロー成形
用のポリカーボネート樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックスは元来、金属材料やセラ
ッミクス材料に比べ生産加工性、電気絶縁性、耐食性等
にメリットがあり、ここ数年で著しい成長を遂げてき
た。最近では更に、環境問題から木材の代替としての検
討も進みかなりの部分で使用されはじめた。それら樹脂
の成形加工には、射出成形をはじめとして押出成形、ブ
ロー成形、フィルム成形、真空成形等の成形法がとられ
ている。なかでも、特に形状が複雑で強度・剛性を必要
とする金属や木材等の代替には、射出成形法が有用であ
り一般に使用されている。そして、そのような樹脂には
強度・剛性・耐衝撃性をもたせるためにしばしばタル
ク、炭酸カルシウム、雲母等の鉱物やガラス繊維や炭素
繊維等の繊維状フィラーが充填されているのが一般的で
ある。そのようなフィラー強化の複合材料として用いら
れる熱可塑性樹脂は、ポリスチレンやポリプロピレン等
の汎用樹脂からナイロン、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンサルファイド等のエンジニアリング
プラスチックまで用途や性能により使い分けられており
様々である。
ッミクス材料に比べ生産加工性、電気絶縁性、耐食性等
にメリットがあり、ここ数年で著しい成長を遂げてき
た。最近では更に、環境問題から木材の代替としての検
討も進みかなりの部分で使用されはじめた。それら樹脂
の成形加工には、射出成形をはじめとして押出成形、ブ
ロー成形、フィルム成形、真空成形等の成形法がとられ
ている。なかでも、特に形状が複雑で強度・剛性を必要
とする金属や木材等の代替には、射出成形法が有用であ
り一般に使用されている。そして、そのような樹脂には
強度・剛性・耐衝撃性をもたせるためにしばしばタル
ク、炭酸カルシウム、雲母等の鉱物やガラス繊維や炭素
繊維等の繊維状フィラーが充填されているのが一般的で
ある。そのようなフィラー強化の複合材料として用いら
れる熱可塑性樹脂は、ポリスチレンやポリプロピレン等
の汎用樹脂からナイロン、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンサルファイド等のエンジニアリング
プラスチックまで用途や性能により使い分けられており
様々である。
【0003】そのような状況下、エンジニアリングプラ
スチックスであるポリカーボネート樹脂についても、種
々のフィラー充填が試みられており、それらの複合材料
は、特に耐熱性・強度・剛性・耐衝撃性・寸法安定性が
優れていることから射出成形法を用いて金属、木材や熱
硬化樹脂製品の代替材料としてしばしば使用されてい
る。
スチックスであるポリカーボネート樹脂についても、種
々のフィラー充填が試みられており、それらの複合材料
は、特に耐熱性・強度・剛性・耐衝撃性・寸法安定性が
優れていることから射出成形法を用いて金属、木材や熱
硬化樹脂製品の代替材料としてしばしば使用されてい
る。
【0004】一方、ブロー成形法は射出成形法ほど複雑
な形状を有した成形品には適応できないが、最近ではブ
ローの技術も進歩し、かなり複雑なものまで検討が行わ
れている。また、ブロー成形法のメリットは、射出成形
法に比べ金型費用が極端に安くなるという点である。そ
の理由は射出成形では樹脂を金型に注入するためのスプ
ールやランナーが必要となり、また大きな射出スピード
による金型摩耗を避けるために耐摩耗性の鋼材を必要と
するからである。そのようなことからポリカーボネート
樹脂のブロー成形法においても、射出成形と同様に、強
度・剛性等の機械的物性が高い成形品は、当然のこと求
められている。しかしながら、現在ではポリカーボネー
ト樹脂単独でのブロー成形は相当量行われているにもか
かわらず、射出成形法のようなフィラー強化材料を用い
た成形はまだほとんど行われていない。なぜなら、ブロ
ー成形法では、まずパリソンをつくることができ、さら
にパリソン下部を適当な器具でつまんで切り放すパリソ
ンピンチができることが最低限必要とされるが、しかし
ながら従来のポリカーボネート樹脂のフィラー強化材料
ではそれらの前提条件を満足し得ず、ブロー成形性が悪
かったためである。そのような状況において、フィラー
強化材としてガラス繊維や雲母を添加することによりブ
ロー成形性を改良する試みが特開昭62−25154号
公報、特開平4−209657号公報等に提案されてい
る。それらにより、ブロー成形性はかなり改良されてい
るものの、金属や木材等の代替材料として十分使用でき
るだけの機械的物性特に曲げ弾性率で50,000kgf/
c 以上の物性を有したブロー成形が可能なポリカーボネ
ート樹脂はまだ開発されていないのが実状である。
な形状を有した成形品には適応できないが、最近ではブ
ローの技術も進歩し、かなり複雑なものまで検討が行わ
れている。また、ブロー成形法のメリットは、射出成形
法に比べ金型費用が極端に安くなるという点である。そ
の理由は射出成形では樹脂を金型に注入するためのスプ
ールやランナーが必要となり、また大きな射出スピード
による金型摩耗を避けるために耐摩耗性の鋼材を必要と
するからである。そのようなことからポリカーボネート
樹脂のブロー成形法においても、射出成形と同様に、強
度・剛性等の機械的物性が高い成形品は、当然のこと求
められている。しかしながら、現在ではポリカーボネー
ト樹脂単独でのブロー成形は相当量行われているにもか
かわらず、射出成形法のようなフィラー強化材料を用い
た成形はまだほとんど行われていない。なぜなら、ブロ
ー成形法では、まずパリソンをつくることができ、さら
にパリソン下部を適当な器具でつまんで切り放すパリソ
ンピンチができることが最低限必要とされるが、しかし
ながら従来のポリカーボネート樹脂のフィラー強化材料
ではそれらの前提条件を満足し得ず、ブロー成形性が悪
かったためである。そのような状況において、フィラー
強化材としてガラス繊維や雲母を添加することによりブ
ロー成形性を改良する試みが特開昭62−25154号
公報、特開平4−209657号公報等に提案されてい
る。それらにより、ブロー成形性はかなり改良されてい
るものの、金属や木材等の代替材料として十分使用でき
るだけの機械的物性特に曲げ弾性率で50,000kgf/
c 以上の物性を有したブロー成形が可能なポリカーボネ
ート樹脂はまだ開発されていないのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的と
するところは、寸法安定性・耐熱性が良好でり、強度・
剛性・耐衝撃性等の機械的物性が従来に比べ高く、ブロ
ー成形が十分可能であるポリカーボネート樹脂組成物を
提供することにある。
するところは、寸法安定性・耐熱性が良好でり、強度・
剛性・耐衝撃性等の機械的物性が従来に比べ高く、ブロ
ー成形が十分可能であるポリカーボネート樹脂組成物を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者はかか
る課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリカーボ
ネート樹脂に対し、炭素繊維またはそれにガラス繊維を
併用することにより、従来に比べ強度、剛性、耐衝撃性
等の機械的物性が非常に優れ、かつブロー成形性の良い
ポリカーボネート樹脂組成物が得られることを見いだし
て本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は炭
素繊維を5〜40重量%、ガラス繊維を0〜30重量%
含有し、その合計量が5〜40重量%であり、曲げ弾性
率が50000kgf/cm2以上、275℃、2.16kgで
のMFRが0.2〜4.0g/10分であることを特徴
とするブロー成形用ポリカーボネート樹脂組成物を提供
するものである。
る課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリカーボ
ネート樹脂に対し、炭素繊維またはそれにガラス繊維を
併用することにより、従来に比べ強度、剛性、耐衝撃性
等の機械的物性が非常に優れ、かつブロー成形性の良い
ポリカーボネート樹脂組成物が得られることを見いだし
て本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は炭
素繊維を5〜40重量%、ガラス繊維を0〜30重量%
含有し、その合計量が5〜40重量%であり、曲げ弾性
率が50000kgf/cm2以上、275℃、2.16kgで
のMFRが0.2〜4.0g/10分であることを特徴
とするブロー成形用ポリカーボネート樹脂組成物を提供
するものである。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。まず、本
発明で使用する樹脂は、熱可塑性樹脂の中でも、特に耐
衝撃性が高く、強度・剛性等の機械的性質が優れている
ポリカーボネート樹脂である。ポリカーボネート樹脂
は、従来のポリカーボネート樹脂の製法と同様の方法、
即ち、芳香族二価フェノール系化合物とホスゲンまたは
炭酸ジエステルとを反応させてなるものであり、適当な
製品を市場で入手することができる。ここで、好適に使
用しうる芳香族二価フェノール系化合物としてはビスフ
ェノール類があり、2,2-ビス(4'- ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(= ビスフェノールA)、が好ましい。ま
た、ビスフェノールAの一部または全部を他の二価フェ
ノールで置換したものであってもよい。ビスフェノール
A以外の二価フェノールとしては、たとえば、4,4'- ジ
ヒドロキシジフェニル、ビス(4- ヒドロキシフェニル)
アルカン、ビス(4- ヒドロキシフェニル)シクロアルカ
ン、ビス(4- ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4
- ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4- ヒドロキシ
フェニル)スルホキシド、ビス(4- ヒドロキシフェニ
ル)エーテルのような化合物またはビス(2,3-ジブロモ
-4- ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5-ジクロ
ロ-4- ヒドロキシフェニル)プロパンのようなハロゲン
化ビスフェノール類を挙げることができる。これらの二
価フェノールは二価フェノールのホモポリマーまたは二
種以上のコポリマーもしくはブレンド物であってもよ
い。
発明で使用する樹脂は、熱可塑性樹脂の中でも、特に耐
衝撃性が高く、強度・剛性等の機械的性質が優れている
ポリカーボネート樹脂である。ポリカーボネート樹脂
は、従来のポリカーボネート樹脂の製法と同様の方法、
即ち、芳香族二価フェノール系化合物とホスゲンまたは
炭酸ジエステルとを反応させてなるものであり、適当な
製品を市場で入手することができる。ここで、好適に使
用しうる芳香族二価フェノール系化合物としてはビスフ
ェノール類があり、2,2-ビス(4'- ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(= ビスフェノールA)、が好ましい。ま
た、ビスフェノールAの一部または全部を他の二価フェ
ノールで置換したものであってもよい。ビスフェノール
A以外の二価フェノールとしては、たとえば、4,4'- ジ
ヒドロキシジフェニル、ビス(4- ヒドロキシフェニル)
アルカン、ビス(4- ヒドロキシフェニル)シクロアルカ
ン、ビス(4- ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4
- ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4- ヒドロキシ
フェニル)スルホキシド、ビス(4- ヒドロキシフェニ
ル)エーテルのような化合物またはビス(2,3-ジブロモ
-4- ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5-ジクロ
ロ-4- ヒドロキシフェニル)プロパンのようなハロゲン
化ビスフェノール類を挙げることができる。これらの二
価フェノールは二価フェノールのホモポリマーまたは二
種以上のコポリマーもしくはブレンド物であってもよ
い。
【0008】本発明に用いるポリカーボネート樹脂とし
ては、機械的強度および成形性の点からして、その粘度
平均分子量(Mv)は25,000〜35,000のも
のが好ましい。
ては、機械的強度および成形性の点からして、その粘度
平均分子量(Mv)は25,000〜35,000のも
のが好ましい。
【0009】更に、本発明に使用するフィラーは炭素繊
維であり、ガラス繊維を併用することがより好ましい。
フィラーには、炭素繊維やガラス繊維のような繊維状フ
ィラーの他に球状、燐片状、無定形等のものがあるが、
強度、剛性、耐衝撃性等の機械的物性を引き出す為に
は、アスペクト比の高い繊維状のフィラーが最も効果的
である。繊維状フィラーには上記の他にもアラミド繊
維、チタン酸カリウム繊維、鉱物破砕繊維、シリカ繊
維、アルミナ繊維、石膏繊維、水酸化マグネシウム繊
維、炭化珪素繊維、ジルコニア繊維等が挙げられるが、
本発明の目的とするブロー成形性が良好で強度、剛性を
発現させる最も有効な繊維は炭素繊維であり、さらに耐
衝撃性を向上させる点でガラス繊維の併用がさらに良
い。つまり、チタン酸カリウム繊維、鉱物破砕繊維や水
酸化マグネシウム繊維等の添加は、機械的物性の向上さ
せる効果が少ないばかりか、わずかの水分の存在下でも
アルカリ性を示し、ポリカーボネートを急速に分解せし
め、それによりドローダウンを激しくさせブロー成形性
を悪くしてしまうからである。
維であり、ガラス繊維を併用することがより好ましい。
フィラーには、炭素繊維やガラス繊維のような繊維状フ
ィラーの他に球状、燐片状、無定形等のものがあるが、
強度、剛性、耐衝撃性等の機械的物性を引き出す為に
は、アスペクト比の高い繊維状のフィラーが最も効果的
である。繊維状フィラーには上記の他にもアラミド繊
維、チタン酸カリウム繊維、鉱物破砕繊維、シリカ繊
維、アルミナ繊維、石膏繊維、水酸化マグネシウム繊
維、炭化珪素繊維、ジルコニア繊維等が挙げられるが、
本発明の目的とするブロー成形性が良好で強度、剛性を
発現させる最も有効な繊維は炭素繊維であり、さらに耐
衝撃性を向上させる点でガラス繊維の併用がさらに良
い。つまり、チタン酸カリウム繊維、鉱物破砕繊維や水
酸化マグネシウム繊維等の添加は、機械的物性の向上さ
せる効果が少ないばかりか、わずかの水分の存在下でも
アルカリ性を示し、ポリカーボネートを急速に分解せし
め、それによりドローダウンを激しくさせブロー成形性
を悪くしてしまうからである。
【0010】さらに本発明にもちいる炭素繊維は、PA
N系でもピッチ系のどちらでもよく、また、気相成長の
炭素繊維でもかまわない。しかし、成形品に剛性を与え
るために炭素繊維の引張弾性率は10t/mm2 以上、引張
強度は200kgf/mm2 以上が好ましい。また、ガラス繊
維は、EガラスでもCガラスでもよく特にこだわらず、
市場で容易に入手できるものでよい。それらの形態は、
ロービングまたはチョップドストランドまたはそれらを
小さく粉砕したミルドファイバー等のいずれでもよい
が、樹脂との混合作業、機械的物性上チョップドストラ
ンドが好ましい。
N系でもピッチ系のどちらでもよく、また、気相成長の
炭素繊維でもかまわない。しかし、成形品に剛性を与え
るために炭素繊維の引張弾性率は10t/mm2 以上、引張
強度は200kgf/mm2 以上が好ましい。また、ガラス繊
維は、EガラスでもCガラスでもよく特にこだわらず、
市場で容易に入手できるものでよい。それらの形態は、
ロービングまたはチョップドストランドまたはそれらを
小さく粉砕したミルドファイバー等のいずれでもよい
が、樹脂との混合作業、機械的物性上チョップドストラ
ンドが好ましい。
【0011】また、炭素繊維やガラス繊維は、通常、樹
脂との親和性を増すために樹脂の種類に応じた表面処理
がされている。すなわち、炭素繊維については表面酸化
処理、ガラス繊維についてはシランカップリング剤、チ
タンカップリング剤などによる処理である。さらにそれ
らは、加工性を良くするために、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂等でサイジング(集束)処
理されている。サイジング剤の量はさまざまであるが、
炭素繊維では1.0〜8.0%であり、ガラス繊維では
0.3〜1.0%が一般的である。本発明においては、
炭素繊維およびガラス繊維ともサイジング剤としてエポ
キシ樹脂またはポリカーボネート樹脂が用いられること
が特に好ましい。なぜなら、それら以外の樹脂であれ
ば、マトリックスのポリカーボネート樹脂と反応して分
解を促進してブロー成形性を悪化させたり、機械的物性
を効果的に向上できないからである。
脂との親和性を増すために樹脂の種類に応じた表面処理
がされている。すなわち、炭素繊維については表面酸化
処理、ガラス繊維についてはシランカップリング剤、チ
タンカップリング剤などによる処理である。さらにそれ
らは、加工性を良くするために、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂等でサイジング(集束)処
理されている。サイジング剤の量はさまざまであるが、
炭素繊維では1.0〜8.0%であり、ガラス繊維では
0.3〜1.0%が一般的である。本発明においては、
炭素繊維およびガラス繊維ともサイジング剤としてエポ
キシ樹脂またはポリカーボネート樹脂が用いられること
が特に好ましい。なぜなら、それら以外の樹脂であれ
ば、マトリックスのポリカーボネート樹脂と反応して分
解を促進してブロー成形性を悪化させたり、機械的物性
を効果的に向上できないからである。
【0012】本発明に添加する炭素繊維は、5〜40重
量%である。5重量%未満ではブロー成形は可能である
が、本発明の目的とする50,000kgf/cm2 以上の曲
げ弾性率が確保できない。40重量%を超えると剛性は
更に高くなるものの逆に耐衝撃性が低下するだけでな
く、ブロー成形性が悪化してしまう。
量%である。5重量%未満ではブロー成形は可能である
が、本発明の目的とする50,000kgf/cm2 以上の曲
げ弾性率が確保できない。40重量%を超えると剛性は
更に高くなるものの逆に耐衝撃性が低下するだけでな
く、ブロー成形性が悪化してしまう。
【0013】また、本発明では、炭素繊維に0〜35重
量%のガラス繊維を、それらの合計量が5〜40重量%
内で併用することにより、炭素繊維のみを用いた場合よ
りもさらに耐衝撃性を向上させる事が可能である。その
理由は、成形品中で炭素繊維よりもガラス繊維の方がア
スペクト比が大きい状態で存在しているためと考えられ
る。しかし、ガラス繊維が35重量%を超えれば、やは
りブロー成形性が非常に悪化してしまう。
量%のガラス繊維を、それらの合計量が5〜40重量%
内で併用することにより、炭素繊維のみを用いた場合よ
りもさらに耐衝撃性を向上させる事が可能である。その
理由は、成形品中で炭素繊維よりもガラス繊維の方がア
スペクト比が大きい状態で存在しているためと考えられ
る。しかし、ガラス繊維が35重量%を超えれば、やは
りブロー成形性が非常に悪化してしまう。
【0014】次に、本発明では、組成物のメルトフロー
レート(MFR)が275℃、2.16kgの荷重下で
0.2〜4.0g/10分であることが必要であり、さ
らに30分間275℃に滞留した時のMFRも同様に
0.2〜4.0g/10分であることが必要である。な
ぜなら、0.2g/10分未満では、樹脂を押出にく
く、パリソンのピンチ性も悪くなるばかりか、表面状態
も悪化してくる。4.0g/10分を超えるとドローダ
ウンが激しくなり、成形するための良好なパリソンがで
きにくくなる。また、ブロー成形は射出成形とは異な
り、成形サイクルが長く、熱安定性が非常に重要であ
る。それゆえ、275℃で30分間の滞留をおこなって
もあまり変化せず、そのMFRが0.2〜4.0g/1
0分の範囲にあることが好ましい。それゆえ、滞留の有
無にかかわらずMFRが0.5〜3.5g/10分であ
ることがさらに好ましい。
レート(MFR)が275℃、2.16kgの荷重下で
0.2〜4.0g/10分であることが必要であり、さ
らに30分間275℃に滞留した時のMFRも同様に
0.2〜4.0g/10分であることが必要である。な
ぜなら、0.2g/10分未満では、樹脂を押出にく
く、パリソンのピンチ性も悪くなるばかりか、表面状態
も悪化してくる。4.0g/10分を超えるとドローダ
ウンが激しくなり、成形するための良好なパリソンがで
きにくくなる。また、ブロー成形は射出成形とは異な
り、成形サイクルが長く、熱安定性が非常に重要であ
る。それゆえ、275℃で30分間の滞留をおこなって
もあまり変化せず、そのMFRが0.2〜4.0g/1
0分の範囲にあることが好ましい。それゆえ、滞留の有
無にかかわらずMFRが0.5〜3.5g/10分であ
ることがさらに好ましい。
【0015】さらに、本発明に関しては本発明の目的を
阻害しない限り、各種の添加剤やフィラーまたは熱可塑
性樹脂を必要に応じて配合またはブレンドすることがで
きる。
阻害しない限り、各種の添加剤やフィラーまたは熱可塑
性樹脂を必要に応じて配合またはブレンドすることがで
きる。
【0016】添加剤としては、たとえば亜リン酸エステ
ル系、リン酸エステル系、フェノール系、エポキシ系等
の熱安定剤、たとえば、ベンゾトリアゾール系、ベンゾ
フェノン系の紫外線吸収剤、たとえば、脂肪族カルボン
酸エステル系、パラフィン系の外部滑剤、常用の難燃化
剤、離型剤、帯電防止剤、着色剤等が挙げられる。
ル系、リン酸エステル系、フェノール系、エポキシ系等
の熱安定剤、たとえば、ベンゾトリアゾール系、ベンゾ
フェノン系の紫外線吸収剤、たとえば、脂肪族カルボン
酸エステル系、パラフィン系の外部滑剤、常用の難燃化
剤、離型剤、帯電防止剤、着色剤等が挙げられる。
【0017】フィラーとしてはカーボンブラック、硫酸
カルシウム、炭酸カルシウム、けい酸カルシウム、酸化
チタン、硫酸バリウム、アルミナ、シリカ、タルク、ア
スベスト、炭化珪素、炭化珪素繊維、窒化珪素、窒化珪
素繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、もしくはウィスカ
ーなどで具体的に例示される繊維状、板状、フレーク
状、あるいは粉末状の充填剤類が挙げられる。
カルシウム、炭酸カルシウム、けい酸カルシウム、酸化
チタン、硫酸バリウム、アルミナ、シリカ、タルク、ア
スベスト、炭化珪素、炭化珪素繊維、窒化珪素、窒化珪
素繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、もしくはウィスカ
ーなどで具体的に例示される繊維状、板状、フレーク
状、あるいは粉末状の充填剤類が挙げられる。
【0018】熱可塑性樹脂としては、たとえばAS、A
BS等のスチレン系樹脂やPBTやPET等のエステル
系樹脂またはPP、PE、MMA等のオレフィン系樹
脂、液晶樹脂、ポリアリレート等が挙げられるが、その
限りではない。
BS等のスチレン系樹脂やPBTやPET等のエステル
系樹脂またはPP、PE、MMA等のオレフィン系樹
脂、液晶樹脂、ポリアリレート等が挙げられるが、その
限りではない。
【0019】上記ポリカーボネート樹脂組成物の調製方
法は、上述した配合割合の範囲内でポリカーボネート樹
脂及び炭素繊維、ガラス繊維を一般に使用されている加
圧ニーダー、単軸及び二軸押出機等を用い常法により均
一に混練して混練物を調製する。混練物はペレット状に
することが好ましい。また、このようにして調製された
樹脂組成物は、通常の押出成形や射出成形等により所望
の製品に成形される。
法は、上述した配合割合の範囲内でポリカーボネート樹
脂及び炭素繊維、ガラス繊維を一般に使用されている加
圧ニーダー、単軸及び二軸押出機等を用い常法により均
一に混練して混練物を調製する。混練物はペレット状に
することが好ましい。また、このようにして調製された
樹脂組成物は、通常の押出成形や射出成形等により所望
の製品に成形される。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
具体的に説明する。 〔実施例1〜8〕ポリカーボネート樹脂に、表1に示す
割合で炭素繊維およびガラス繊維を押出機で練り込んで
ペレットを調製した。ただし、全てにポリカーボネート
に対して熱安定性のためにリン酸エステル系安定剤(旭
電化(株)製 商品名:PEP36)を0.3重量%添
加した。
具体的に説明する。 〔実施例1〜8〕ポリカーボネート樹脂に、表1に示す
割合で炭素繊維およびガラス繊維を押出機で練り込んで
ペレットを調製した。ただし、全てにポリカーボネート
に対して熱安定性のためにリン酸エステル系安定剤(旭
電化(株)製 商品名:PEP36)を0.3重量%添
加した。
【0021】このペレットを使用して射出成形により試
験片を成形し、この試験片についてASTM−D790
に準拠した曲げ試験、ASTM−D256に準拠した1
/4インチのノッチ付きアイゾット衝撃試験を行った。
また、ASTM−D1238に準拠して、測定温度27
5℃、測定荷重2.16Kg荷重下で滞留なしの場合と
30分間滞留した場合のMFR測定した。ブロー成形性
については、飲料用ボトルの成形を行い、○:優れる、
△:やや不良及び、×:支障あり、の3段階評価を行っ
た。その結果を表1に示す。
験片を成形し、この試験片についてASTM−D790
に準拠した曲げ試験、ASTM−D256に準拠した1
/4インチのノッチ付きアイゾット衝撃試験を行った。
また、ASTM−D1238に準拠して、測定温度27
5℃、測定荷重2.16Kg荷重下で滞留なしの場合と
30分間滞留した場合のMFR測定した。ブロー成形性
については、飲料用ボトルの成形を行い、○:優れる、
△:やや不良及び、×:支障あり、の3段階評価を行っ
た。その結果を表1に示す。
【0022】
【表1A】
【0023】
【表1B】
【0024】〔比較例1〜6〕ポリカーボネート樹脂
に、表2に示す割合で炭素繊維、ガラス繊維およびその
他フィラーを押出機で練り込んでペレットを調製した。
ただし、また、全てにポリカーボネートに対して熱安定
性のためにリン酸エステル系安定剤(旭電化(製) 商
品名:PEP36)を0.3重量%添加した。このペレ
ットを使用して実施例と同様な評価を行った。その結果
を表2に示す。
に、表2に示す割合で炭素繊維、ガラス繊維およびその
他フィラーを押出機で練り込んでペレットを調製した。
ただし、また、全てにポリカーボネートに対して熱安定
性のためにリン酸エステル系安定剤(旭電化(製) 商
品名:PEP36)を0.3重量%添加した。このペレ
ットを使用して実施例と同様な評価を行った。その結果
を表2に示す。
【0025】
【表2A】
【0026】
【表2B】
【0027】なお、この実施例および比較例に使用した
材料を以下に示す。 (1)ポリカーボネート 三菱化成(株) 粘度平均分子量 約30,000 (2)炭素繊維 種類1;PAN系 繊維径7μm 集束剤 ポリカーボ
ネート樹脂 引張弾性率 21tf/mm2 引張強度 250kgf/cm2 種類2;PAN系 繊維径7μm 集束剤 ウレタン樹
脂 引張弾性率 24tf/mm2 引張強度 310kgf/cm2 種類3;ピッチ系 繊維径9μm 集束剤 エポキシ樹
脂 引張弾性率 50tf/mm2 引張強度 350kgf/cm2 (3)ガラス繊維 種類1;Eガラス 繊維径13μm 集束剤 エポキシ
樹脂 引張弾性率 7.5tf/mm2 引張強度 150kgf/cm2 種類2;Eガラス 繊維径13μm 集束剤 アクリル
樹脂 引張弾性率 7.5tf/mm2 引張強度 150kgf/cm2 (4)その他のフィラー タルク 竹原化学工業(株) グレード名:Mタルク 平均粒径 9 μm 雲母(金マイカ) レプコ(株) グレード名:S−
200 平均粒径 65μm 平均アスペクト比 65
材料を以下に示す。 (1)ポリカーボネート 三菱化成(株) 粘度平均分子量 約30,000 (2)炭素繊維 種類1;PAN系 繊維径7μm 集束剤 ポリカーボ
ネート樹脂 引張弾性率 21tf/mm2 引張強度 250kgf/cm2 種類2;PAN系 繊維径7μm 集束剤 ウレタン樹
脂 引張弾性率 24tf/mm2 引張強度 310kgf/cm2 種類3;ピッチ系 繊維径9μm 集束剤 エポキシ樹
脂 引張弾性率 50tf/mm2 引張強度 350kgf/cm2 (3)ガラス繊維 種類1;Eガラス 繊維径13μm 集束剤 エポキシ
樹脂 引張弾性率 7.5tf/mm2 引張強度 150kgf/cm2 種類2;Eガラス 繊維径13μm 集束剤 アクリル
樹脂 引張弾性率 7.5tf/mm2 引張強度 150kgf/cm2 (4)その他のフィラー タルク 竹原化学工業(株) グレード名:Mタルク 平均粒径 9 μm 雲母(金マイカ) レプコ(株) グレード名:S−
200 平均粒径 65μm 平均アスペクト比 65
【0028】上記表1および表2から明らかなように、
実施例の組成物は比較例の組成物に比べ、極めて機械的
物性およびブロー成形性に優れていることがわかる。
実施例の組成物は比較例の組成物に比べ、極めて機械的
物性およびブロー成形性に優れていることがわかる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ポリカーボネート樹脂
に、所定量の炭素繊維またはそれにガラス繊維を同時に
充填することにより、ブロー成形性に優れ、曲げ弾性率
が50000kgf/cm2 以上でさらに強度、耐衝撃性が優
れた、ポリカーボネート樹脂組成物を提供することがで
きる。それゆえ本発明のポリカーボネート樹脂組成物
は、木材や金属代替用の材料としてきわめて実用性の高
いブロー成形用の材料である。
に、所定量の炭素繊維またはそれにガラス繊維を同時に
充填することにより、ブロー成形性に優れ、曲げ弾性率
が50000kgf/cm2 以上でさらに強度、耐衝撃性が優
れた、ポリカーボネート樹脂組成物を提供することがで
きる。それゆえ本発明のポリカーボネート樹脂組成物
は、木材や金属代替用の材料としてきわめて実用性の高
いブロー成形用の材料である。
Claims (2)
- 【請求項1】 炭素繊維を5〜40重量%、ガラス繊維
を0〜30重量%含有し、その合計量が5〜40重量%
であり、曲げ弾性率が50000kgf/cm2 以上、275
℃、2.16kgでのMFRが0.2〜4.0g/10分
であることを特徴とするブロー成形用ポリカーボネート
樹脂組成物。 - 【請求項2】 炭素繊維またはガラス繊維のサイジング
剤がポリカーボネート樹脂またはエポキシ樹脂である請
求項1記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35189792A JPH06128474A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | ブロー成形用ポリカーボネート樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35189792A JPH06128474A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | ブロー成形用ポリカーボネート樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06128474A true JPH06128474A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=18420361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35189792A Withdrawn JPH06128474A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | ブロー成形用ポリカーボネート樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06128474A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001049109A (ja) * | 1999-08-12 | 2001-02-20 | Teijin Chem Ltd | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 |
EP3442795A4 (en) * | 2016-04-11 | 2019-12-25 | Continental Structural Plastics, Inc. | VEHICLE COMPONENTS WITH EPOXIZED CUTTING GLASS CONNECTED TO A DUROPLAST MATRIX |
JPWO2020196227A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | ||
US20220049089A1 (en) * | 2018-09-26 | 2022-02-17 | Shpp Global Technologies B.V. | Polycarbonate composition and associated article and method of additive manufacturing |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP35189792A patent/JPH06128474A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001049109A (ja) * | 1999-08-12 | 2001-02-20 | Teijin Chem Ltd | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 |
EP3442795A4 (en) * | 2016-04-11 | 2019-12-25 | Continental Structural Plastics, Inc. | VEHICLE COMPONENTS WITH EPOXIZED CUTTING GLASS CONNECTED TO A DUROPLAST MATRIX |
US11135816B2 (en) | 2016-04-11 | 2021-10-05 | Continental Structural Plastics, Inc. | Vehicle components formed with epoxidized chopped glass bonded to a thermoset matrix |
US20220049089A1 (en) * | 2018-09-26 | 2022-02-17 | Shpp Global Technologies B.V. | Polycarbonate composition and associated article and method of additive manufacturing |
US11834577B2 (en) * | 2018-09-26 | 2023-12-05 | Sabic Global Technologies B.V. | Polycarbonate composition and associated article and method of additive manufacturing |
JPWO2020196227A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | ||
WO2020196227A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | Mccアドバンスドモールディングス株式会社 | 樹脂組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |