JPS59180845A - 磁気記録再生装置におけるカセツト移動用駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は所謂カセット受台出し入れ方式をとるＶＴＲ等
の磁気記録再生装置において、カセットを出し入れ位置
と作動位置との間で移動させるだめのカセット移動用駆
動装置に関するものである。

上記カセット前面出し入れ方式においては、磁気記録再
生装置本体の前面部に設けられたカセット出し入れ１コ
からカセットを挿入し、とのカセットを収容したカセッ
ト受台を支持フレームに清って後方に水平移動させたの
ち、垂直に下降移動させて作動位置に到らしめ、イジェ
クト時には上記と逆に移動させて出し入れ位置に戻すよ
うにしている。このような方式をとる磁気記録再生装置
において、カセットを上記の如く移動させるだめのカセ
ット移動用１駆動装置の一般的構成としては、支持フレ
ームの片側に設けられた駆動車としてのウオーム歯車を
ウオームを介してモータで正逆回転させ、とのウオーム
歯車の回転を、駆動アーム等を備えた中間伝動機構を介
して、カセット受台の両側に設けられたローラ等の移動
子に伝え、この移動子を、支持フレームの移動子案内路
Ｋ　？ｉ＝？って水平および垂直移動させることにより
、カセット受台を前記所定経路で移動させるようにして
いる。

本発明は、このようなカセット移動用駆動装置において
、カセット受台を作動位置でガタついたり浮き上がった
シすることのないように確固と安定させることができる
ようにぜんとするものである０ 本発明の特徴とするところは、上記駆動車としてのウオ
ーム歯車に噛合せるつＡ−ムの支軸を軸方向移動可能に
支持するとともに、該支軸に所定の軸方向移動力を付与
するコイルスプリングを設け、カセット受台が作動位置
に達してウオーム歯車が静止した時点からのモータのオ
ーバーランにより上記ウオームの支軸を上記コイルスブ
リンクに抗して軸方向移動させ、そのスプリング反力に
よりウオームを介してウオーム歯車を正転方向（カセッ
ト受台を下降移動させる回転方向）に付勢するように構
成した点に存する。

以下、本発明の実施例を図に依拠して説明する。

Ａはカセット受台、Ｂは支持フレーム、Ｃはシャーシで
ある。カセット受台Ａは底壁１と左右両側壁２，６とか
ら成り、支持フレームＢの左右両側壁Ｂ、　、　Ｂ２間
に支承され、第４図に示すように、カセット出し入れ口
から挿入されるカセットＤを収容して支持フレーム両側
壁Ｂ、、Ｂ２に沿い出し入れ位ｊ６と作動位置との間を
移動する。第４図（ロ）中、Ｌは作動位置におけるカセ
ット受台Ａの支持面を示す。なお、カセット受台Ａを支
持フレームＢに清−）て水平移動および垂直外陣移動さ
せるだめの移動案内装置は周知につき、その説明および
図示を省略する。また、シャーシＣに設けられるテープ
ローディング機構等のテープ作動機構についても同様と
する。

支持フレーム両側壁Ｂ１・Ｂ２には、水平部４ａと垂直
部４ｂからなる横り字形の溝孔４を設けるとともに、外
面に該溝孔４に清って、同じく水平部５ａと垂直部５ｂ
とからなる横り字形のラック５を設けている。一方、カ
セット受台Ａには、底壁１の下面に該底壁１を横断して
連動杆６を回転自在に取付けている。この連動杆６の両
端部は、支持フレーム両側壁Ｂ、、Ｂ２の溝孔４を貫通
して該側壁外部に突出させ、この両側突出端部にそれぞ
れ移動子としてのピニオン７．８を連動杆６と一体回転
しつるように取付け、この両側ピニオン７゜８を前記ラ
ック５に噛合させている。この両側ピニオン７．８のう
ち、右側ピニオン８を、支持フレーム右側壁Ｂ２に装備
した、駆動装置の主体部である駆動機構に連動連結して
駆動ピニオンとし、この駆動ピニオン８の回転を連動杆
６を介して左側の従動ピニオン７に伝達するように構成
している。すなわち、この実施例装置では、主たる機構
部が支持フレームＢの片側にのみ設けられた片側駆動方
式を採用している。」１記駆動機構を次に説明する。

９は駆動車としてのウオーム歯車で、支持フレーム右側
壁Ｂ２の外面に軸１０を介して回転自在（で支承してい
る。このウオーム歯車９の内側には、該歯車９と同一軸
１０のまわ９に回転しうるカム１１を設け、このカム１
１とウオーム歯車９とを、該歯車９とを、該歯車９に設
けた円弧状の溝孔１２、該溝孔１２に係合させたピン１
６を介して相対的に一定範囲内で自由回転しうるように
係合させ、かつ圧縮コイルスプリング１４にて常には一
体回転しうるように連結している。１５は扉開閉レバー
で、該レバー１５は中間部を支持フレーム右側壁Ｂ２に
枢支し、一端をカム１１の外周面に、他端をカセット出
し入れ口扉１６の枢軸端部１６ａにそれぞれ接触させて
おり、カム１１０回転による該レバー１５０回動運動に
よって、扉１６がカセット受台Ａの移動に応じて自動的
に開閉される。

また、カム１１のさらに内側において、該カム周辺部に
駆動アーム１７の基端部を回動可能に枢着し、この駆動
アーム１７の先端部を、駆動ピニオン８から突出させた
連動杆６の右端部に保合連結している。こうして、ウオ
ーム歯車９０回転をカム１１を介して駆動アーム１７に
伝え、該アーム１７の回動運動によシ駆動ビニオン８を
駆動し、同時にこの駆動力を連動杆６を介して従動ピニ
オン７に伝えるように構成している。この場合、駆動ア
ーム１７は、基端部がカム１１　（実質的にはウオーム
歯車９）の周辺部に、先端部が連動杆６に枢着されてい
るため、第５図に示すように、カセット受台Ａが出し入
れ位置にあるときは該アーム１７はウオーム歯車９の前
方に向けて最大限に該歯車９の円周範囲内に収められる
。このような駆動アーム構成によると、カセ・ント受台
Ａの移動なお、第５図中１８はカセット受台Ａを出し入
れ位置で移動停止させるべくモータ（後述）を制でオフ
する。この第１スイツチ１８のオフタイミングのずれに
よって、カセット受台Ａが前限位置に達してもなおつＡ
−ム歯車９０回転が続行された場合には、カム１１は停
止したまま、溝孔１２の範囲内でウオーム歯車９のみが
スプリング１４に抗して回転する。また、カセットＤが
カセット受台Ａに押込まれたときにカム１１および駆動
アーム１７が同スプリング１４に抗して遊動し、該動ス
イッチ（図示せず） アーム１７の遊動によってモータ始がオンされる。

つぎに、１９は前後方向に沿った水平姿勢でウオーム爾
Ａ’ｉ　９　ＶＣ噛合させたつＡ−ム、２０はこのウオ
ーム１９と一体回転する支軸で、この支軸２０を、支持
フレーム右側壁Ｂ２の外面に突設したブラケット２１に
回転自在で、かつ軸方向移動可能に支持している。同支
軸２０の後部はブラケット２１を貫通して後方に突出さ
せ、この突出した支軸後端部と、支持フレームＢの後部
枠Ｂ６に固定された正逆回転可能なモータ２２の回転軸
２２ａとをグー！Ｊ２３，２４およびベルト２５によっ
て連動連結している。そして、支軸２０のプーリ２６と
ブラケット２１との間において支軸２０に圧縮コイルス
プリング２６を巻装し、このコイルスプリング２６によ
って支軸２０に後方への引張力を加えている。従って、
ウオーム１９とウオーム歯車９のかみ合い部分には、常
時、ウオーム歯車９を正転回転させる方向の推力が作用
している。

２７は支軸２０に固着したストッパで、常にはこのスト
ッパ２７がブラケット２１に内側から当接することによ
って支軸２０の後方移動が規制される。また、支ｌｌｌ
１ｌ１２０の前端部は、ブラケット２１に対して前方に
突出可能とし、この支軸前端面に臨んでモータ制御用第
２スイツチ２８（第５，６図に示す）を設け、支軸２０
が前進移動したとき、該スイッチ２８が押されてオフと
なる。

このような構成において、カセット受台Ａが出し入れ位
置から後方に水平移動し、ついで垂直に下降移動して作
動位置、すなわちカセット受台支持面りに達するまでは
、ウオーム１９の支軸２０は、ストッパ２７がブラケッ
ト２１に当接した第５図の状態で回転し、モータ２２の
回転力をウオーム１９を介してウオーム歯車９に伝える
。しかして、カセット受台Ａが支持面りに到達してそれ
以上の下降を阻止されると、ピニオン７．８、連動杆６
、駆動アーム１７、カム１１の運動が停止するため、ウ
オーム歯車９も回転停止するが、モータ２２はそれ以後
も正転回転を続行、すなわちオーバーランする。このモ
ータ２２のオーバーランによってひきつづき支軸２ｏが
回転駆動されると、静止したウオーム歯車９に対するウ
ォーム１９のかみ合い回転によって支軸２０が第６図に
示す如くコイルスプリング２６（′こ抗して前進移動し
、同支輔２０の前端が第２スイツチ２８をオンさせたと
き、モータ２２の回転が停止する。この停止状、軒で、
支軸２０には、圧縮されたコイルスプリング２６の反力
としての後方への移動力が加えられており、この力が、
ウオーム１９とウオーム歯車９のかみ合い部分に、該歯
車９を正転回転させる方向の力として作用する。こうし
て、ウオーム歯車９が正転方向の力を蔵した状態で固定
されることによシ、カセット受台Ａが支持面りに押しつ
け固定される。これによシ、該受台Ａが不測にガタつい
た９浮き上がったシすることのない安定した状態で作動
位置にセットされるとととなる。

なお、イジェクト時には、上記と逆に、ウオーム１９が
所定量空転して支軸２ｏが元位置に後退復帰したのち、
ウオーム１９とウオーム歯車９の平常のかみ合い回転が
開始されて、カセット受台Ａがカセット出し入れ位置に
向かって移動する。

−上記のような構成ならびに作用を備えた本装置Ｑてよ
るときは、カセット受台Ａ、つまりカセットＤを作動位
置に確固と安定良くセットしえて再生、録音等の作動を
適正に行なわせることができる。

とくにこの装置によるときは、駆動源部分であるウオー
ム歯車９とウオーム１９のかみ合い部分でカセット受台
Ａの固定力を蓄勢するため、受台左右の固定作用のアン
バランス等を招くおそれがなく、受台固定作用がより確
実に行なわれる。また、受台固定のだめの機構が、ウオ
ーム支軸２ＤＫコイルスプリング２６を設けただけのき
わめて簡単な構造で、しかも上記ウオーム歯車機構部分
の一個所のみに設ければよいため、全体構成が簡単です
み、かつ組立コスト、部品コストが安くてすむ。

ところで、本発明は上記実施例に限定されず、次の如く
種々変形して実施することができる。

（イ）上記実施例では、主たる駆動機構を支持フレーム
Ｂの片側のみに設けた片側駆動方式に基づく構成を示し
たが、本発明は、従来一般に採用されている、支持フレ
ームの両側に対称にギヤ伝動機構を設けてこれらを固定
伝動軸でつなき、ウオーム歯車の回転力を両側に振り分
けるようにした両側駆動方式の場合にも勿論適用可能で
ある。

（ロ）−上記実施例では、移動子としてピニオン７・　
８を用いたが、このピニオン７．８に代えてローラ寸た
は滑子を用い、これをガイド溝に活って転動丑たは滑動
させるようにしてもよい。

（ハ）　ウオーム歯車の回転を移動子に伝える中間伝動
機構の具体構成についても、支点が固定された単純な回
動運動を行なう駆動アームを用いるもの等、種々変更可
能である。

に）　モータ２２の回転軸２２ａとウオーム支ｔｌＱｌ
＋　２０の連動連結手段について、上記実施例のベルト
伝動機構以外に、歯車伝動機構等の採用が可能である。

あるいは、モータ回転軸２２ａとウオーム支軸２０を同
一軸線上に配置し、これらを直結、捷たは継手を介して
着脱可能に連結してもよい○ （ホ）上記実施例では、モータ２２のオーバーランを、
支軸２０とスイッチ２８とによって制御する構成とした
が、この制御手段を支軸２０とは無関係な部分に設けて
もよい。あるいは、このような接舷型スイッチに代えて
タイマー制御することも可能である。

以上述べたように本発明によるときは、カセット受台を
作動位置において不測にガタついたり浮き上がったりす
ることのない確固と安定した状態でセットすることがで
き、しかも構造が簡単、コストが低廉でありながら、上
記カセット受台固定作用の信頼性に富むものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示し、第１図はカセット移動案内
機構等を省略した斜視図、第２図は第１図と異なる方向
からみた斜視図、第６図は分解斜視図、第４図（イ）は
カセット受台がカセット出し入れ位置にあるとき、（ロ
）は同作動位置にあるときの拡大側断面図、第５図はカ
セット受台の固定作用が開始される前の要部の拡大側面
図、第６図は同作用状態時の拡大側面図である。 Ａ　カセット受台、Ｂ　支持フレーム、Ｂ１．Ｂ２支持
フレームの両側壁、５　移動子案内路としてのラック、
７，８・・・両側移動子、９　ウオーム歯車、１９　ウ
Ａ−ム、２０　同ウオームの支軸、２１　同文ＩＱｌ＋
支持用のブラケット、２２・・・モータ、２２ａ・・モ
ータ回転軸、２６・・コイルスプリング。 特許出願人　　今在家精工株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　磁気記録再生装置本体の前面に設けられたカセン
   ト出し入れ口から挿入されるカセットをカセット受台に
   収容し、作動時にはこのカセット受台を支持フレームに
   沿って後方に水平移動させたのち垂直に下降移動させて
   作動位置に到達させ、イジェクト時にはカセット受台を
   上記と逆に移動させて出し入れ位置に到らしめるように
   した磁気記録再生装置において、上記力セント受台の両
   側に移動子を設けるとともに、上記支持フレームの両側
   壁に、上記両側移動子を移動案内する水平部と垂直部と
   からなる移動子案内路を設け、両側移動子を支持フレー
   ムの片側に設けられた駆動用ウオーム歯車に連動連結し
   、このウオーム歯車に噛合させたウオームの支軸をモー
   タの回転軸に連動連結し、上記作動時にはモータの正転
   回転を、イジェクト時にはモータの逆転回転を、それぞ
   れ上記ウオームおよびウオーム歯車を介して両側移動子
   に伝えることによシ、カセット受台を上記水平および垂
   直移動経路に沿って移動させるように構成したカセット
   移動用駆動装置であって、上記ウオームの支軸を上記支
   持フレームに対し軸方向移動可能に支持するとともに、
   同支軸に所定の軸方向移動力を付与するコイルスプリン
   グを設けて成シ、上記カセット受台が作動位置に達して
   上記ウオーム歯車が静止した時点からのモータのオーバ
   ーーラ／により、支軸を上記コイルスプリングに抗して
   軸方向移動させ、そのスプリング反力によりウオームを
   介してウオーム歯車を正転方向に付勢するように構成し
   たことを特徴とする磁気記録再生装置におけるカセット
   移動用駆動装置。