JPS59174473A - エアゾ−ル剤の防湿包装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エアゾール剤は化粧品、殺虫剤などを中心に広く利用さ
れておりまた、医薬品への応用も広くなされるようにな
ってきた。とくに吸入剤の分野においてはエアゾール剤
は定量バルブ使用による投与薬量の適確化、密閉容器に
よる成分の安定性保持及び汚染防止等の利点を有し、喘
息、気管支炎等への気管支拡張剤として欠かせない剤形
といえる。しかし、エアゾール容器は通常アルミ、ガラ
ス製であり密閉状態のはずであるが、パツキン部からの
微量の水分浸入により、成分の結晶形変化、安定性等へ
影響を及ぼすおそれがある。すなわち、微量の水分浸入
によって、溶液型エアゾールの場合にはプロペラントへ
溶解している成分の析出、又は安定性への影響が考えら
れる。また、懸濁型エアゾールの場合は粒子の凝集、結
晶形の変化（成長）によって粒子径が変化するおそれが
ある。水分が混入すると水はプロペラントより極性の強
い固体（成分）に吸着されやすく、成分は溶解しこれを
核として結晶が成長するとされているが、吸入エアゾー
ル剤にとって粒子径は重要な意味を持ち粒子径が成長し
て１０７Ｊ以上になると、気管支、肺まで到達しないで
、鼻孔、口腔等に沈着してしまい有効性の面で問題とな
る。

又、パルプのつまり等構造上も好ましくない結果となる
。

一般製剤の防湿法としてはアルミヒートシールで密封す
る方法が知られており、この方法で完全に防湿でき、通
常の製品においては問題ない。しかし、エアゾール剤に
おいては、経時的な微量のガス漏れは避けられず、アル
ミヒートシールで防湿した場合、ガス漏れにより徐々に
アルミヒートシールが脹れ上ってしまい、ついには破れ
てしまうという欠点があった。

かかる問題を解決するため、本発明者らは、エアゾール
剤の防湿包装方法に関し、種々検討の結果、エアゾール
剤の包装の際に多孔性物質を同封し、アルミヒートシー
ルすればアルミヒートシールの脹れ上りがなく、十分な
防湿効果が得られることを見出し、本発明を完成した。

すなわち、本発明はエアゾール剤の包装において、多孔
性物質を同封し、アルミヒートシールすることを特徴と
するエアゾール剤の防湿包装方法を提供するものである
。

本発明で用いられる多孔性物質としては活性炭、シリカ
ゲル、アルミナ、モレキュラシープ、パームチット、多
孔性イオン交換樹脂　３− 等が挙けられる。これら多孔性物質はエアゾール剤に対
し、１〜２０を程度同封すれば良い。

また、アルミヒートシール方法としては、公知方法のい
ずれもが用いられる。

本発明の防湿包装方法により、特に効果が期待できるエ
アゾール剤としては、その薬効成分が吸湿することによ
り変化（例えば結晶変化、凝集、安定性の低下等）を起
すエアゾール剤が挙けられる。

次に実施例を挙け、本発明を説明する。

実施例１ 種々の多孔性物質のフロンガス（プロペラント）吸着量
を測定した結果を表ＩＫ示す。

　４− 表　　１ 一般に吸入エアゾール（７！Ｉ／缶の場合）のガス漏れ
量は１年間（２５℃として）に約３０−である。したが
って、表１より換算すると活性炭の場合１を同封するこ
とで約２．２年間、シリカゲルの場合１ｆで約１．７年
間ガス吸着効果があり、他の多孔性物質でも数ｆ同封す
れば充分効果がある。

実施例２ 懸濁型エアゾールを本発明方法で包装し、３５℃、７５
％ＲＨの＠淵蜘湿条件で３力月保存後、プロペラント内
の水分量増加及び包装状態の変化を調べた。この結果を
表２に示す。

剤　形：懸濁型 プロペラント：フロンガス 容　量＝７−（アルミ缶） ＋、’：　’ｉ””シー、Ｌ′Ｊ 表　　２ すなワチ、エアゾール剤をアルミヒートシールし且つ活
性炭、シリカゲル等の多孔性物質を同封することで、吸
湿が防止され、又、包装の脹れ上がり本防止された。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　エアゾール剤の包装において、多孔性物質を同封
   し、アルミヒートシールすることを特徴とするエアゾー
   ル剤の防湿包装方法。 ２、　エアゾール剤が吸入エアゾール剤である特許請求
   の範囲第１項記載の方法。