JP3409543B2 - 固結防止包装容器 - Google Patents
固結防止包装容器Info
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Description
を内包している粉体又は粒体を包装する、固結防止作用
を有する包装容器に関するものである。
酸塩、リジン塩酸塩等固結しやすいものがある。これら
を袋等に入れて貯蔵しておくと極端な場合には全体が一
つに固まり石のように硬くなってしまうので固結防止に
は従来から万全の注意が払われてきた。
重にして用いしかもその内袋と外袋の間にはシリカゲル
等の吸湿剤を入れて外界からの水分遮蔽性の完全を図っ
ていた。しかしながら、それでも1年以上の長期保存を
行なうと袋内全体が固結してしまうことがあった。又、
数ヵ月で固結してしまうこともあった。
ついてはその2水和物結晶を115℃以上で乾燥してそ
のまま包装することにより固結性の低いα型L−リジン
塩酸塩無水物結晶の包装物を得る方法が開発されている
(特開昭57−45145号公報)。しかし、この方法
も固結防止の完全を期すものではなく、しかもL−リジ
ン塩酸塩特有の改善策にすぎない。
ニウム等の吸湿性無機塩等でも大きな問題になっている
が、その改善等はいずれもワックスその他の表面被覆剤
で粒子表面を被覆して固結の防止を図るものであった。
従って、いずれも製品の純度の低下が避けられない。
結防止のためにシリカゲル等の乾燥剤が封入されたパッ
クを粉体と直接触れるように包装容器内に入れることが
行われている。しかし,この方法は、被包装物が乾燥剤
等によって汚染される可能性があるため、汚染を避けね
ばならない輸液用アミノ酸等の医薬品原体、医薬品製造
原料等の高純度が要求される粉体の包装には、適当では
ない。
形態を工夫することによって製品純度の低下をもたらす
ことなく貯蔵期間中の粉粒体の固結問題を基本的に解消
しうる包装容器を提供することにある。
器の開発に着手し、まず、固結は粒子の表面に微量の水
分が存在してそこに粒子を形成している物質が溶解し、
粒子間の接触状態でこの水分が蒸発することによってこ
の溶解物質が析出してこれが接着剤となって粒子間を結
合させてしまうことによると考えた。そこで、粒子間に
吸湿剤を介在させて包装し貯蔵しておいたところたしか
に固結は起こらなかった。次に、貯蔵の途中でこの吸湿
剤を除去して貯蔵を続けたところ今度は固結を生じてし
まった。その包装内の気相の湿度を測定したところ、吸
湿剤の除去時より湿度が増加していることを見出した。
そこで、本発明者らは粒子には微量の水分が内包されて
いてこれが経時的に粒子表面に移行し固結を生じさせて
いると考えた。
通して進入する水に目が向けられていたが、それだけで
は防止することは不可能であり、粒子内部から経時的に
粒子表面に移動してきた水が水膜となり粒子表面を溶解
するに足りる厚さに達する前に、これを速やかに除去す
る必要があるのである。
的を達成した包装容器の開発に成功したものである。
内容器と、該内容器を被包する外容器よりなる2重包装
容器において、内容器が透湿度で400g/m 2 ・日以
上の水分透過性を有しており、外容器は透湿度で10g
/m 2 ・日以下の水分不透過性であり、内容器と外容器
の間には吸湿剤が入れられていることを特徴とする、固
結性を有しかつ水分を内包している粉体又は粒体を被包
装物とする固結防止包装容器に関するものである。
の水に対する溶解度、貯蔵温度、粉、粒体の粒子間の接
触面積(粒子の形状と粒度)の影響も受ける。従って、
被包装物と貯蔵温度が定まれば固結の発生しない湿度の
上限は例えば試験を行なって求めることができる。
飽和無機塩水溶液を封入して上層の湿度を一定に保った
容器内に、乾燥結晶を入れた容器(蓋無し)を入れ、固
結の状況を観察することにより、固結を起こさない概略
湿度の見当を見いだすことができる。
器内を維持することができるように内容器の水分透過性
(透湿度)、吸湿剤の種類と量を選択すれば良い。
じ、温度40℃、相対湿度差90%RHの条件で測定さ
れた値を用いる。
の水分透過性を有するものであり、透湿度が高いものほ
ど好ましい。内容器の透湿度の下限は、被包装物の種
類、貯蔵温度等の保管条件によって異なるので、その保
管条件において被包装物が固結しない、適切な透湿度を
持った、すなわち、上記に述べた様に内容器内を固結が
発生しない湿度に維持できる内容器を選択すれば良い。
その透湿度としては、表面積2m2の内袋に結晶を50
kgを包装したとき400g/m2・日以上が適当であ
り、1000g/m2・日以上が好ましく、1500g
/m2・日以上が特に好ましい。例えば、L−リジン酢
酸塩結晶を室温にて保管する場合は、内容器の透湿度と
しては、500g/m2・日以上が適当である。透湿度
の上限はむしろ粉、粒体の保持性から制限され、粉、粒
体の離脱を阻止できかつ粉、粒体を保持できる強度を有
していればよい。この透湿度は内容器全体の平均値とし
て確保されていればよく、例えば一部に極めて透湿度の
大きな材質のものを用い、他は水分不透過性あるいは水
分低透過性の材質のものを用いてもよい。本発明の内容
器に好ましい材質の例としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリアミド、
セルロース等の不織布、セロファン、ナイロン−12、
ナイロン−6、ナイロン−6,6、ポリビニルアルコー
ル、酢酸セルロース等の各種フィルム、微細孔を有する
各種有穴フィルム、炭酸マグネシウム塩添加ポリプロピ
レン等の無機塩添加フィルム等を挙げることができる。
の各種の袋のほか、箱、筒等であってもよい。
水分不透過性のものであり、好ましくは透湿度が2g/
m2・日以下、特に好ましくは0.1g/m2・日以下の
ものが適当である。このような材質の例としては低密度
ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、
塩化ビニリデンフィルム、ポリエチレンテレフタレート
フィルム、ポリプロピレンフィルム、また、これらのフ
ィルムにシリカを蒸着したシリカ蒸着フィルム、アルミ
ニウム蒸着フィルム、アルミナ蒸着フィルム、アルミニ
ウム箔をラミネートしたアルミニウムラミネートフィル
ムを挙げることができる。
てもよい。
ル等によって接合され、一体型となっている容器であっ
てもよい。
発生してくる水分を吸収して固結を防止するものであ
る。吸湿剤の例としてはシリカゲル、乾燥塩化カルシウ
ム、生石灰、高分子吸湿剤、モンモリロナイト等の鉱物
性吸湿剤等が挙げられる。又、内袋の材質そのものが吸
湿性があるものであっても良い。
生しない湿度に維持できるよう選択されるが、通常はシ
リカゲル、乾燥塩化カルシウム等を被包装物の0.5〜
5重量%程度を使用すればよい。
る被包装物は、固結性を有しかつ水分を内包している
粉、粒体であり、これは一般には水溶液から晶析、噴霧
乾燥、乾燥固化粉砕等で得られるものである。本発明の
固結防止包装容器が特に威力を発揮する被包装物は、ア
ミノ酸ではスレオニン、アルギニン塩酸塩、リジン塩酸
塩、リジン酢酸塩、タウリン、オルニチン塩酸塩、セリ
ン、グルタミン、プロリン(いずれも無水和物)等の結
晶及び粉砕品である。又、これらの混合物であっても良
い。アミノ酸結晶の場合、α型リジン塩酸塩では20%
以下、β型リジン塩酸塩、リジン酢酸塩、アルギニン塩
酸塩では30%以下、アラニン、スレオニンでは40%
以下、セリンでは50%以下に内容器内の湿度を維持す
ることにより固結を防止できることが今日判明した。本
発明の固結防止包装容器は、水分を内包する結晶や粉体
及び包装時に包装環境から持ち込む水分が固結原因とな
る場合は全てに適用でき、被包装物はアミノ酸以外にも
広く存在する。例えば、うまみ調味料、天然調味料、医
薬品原体、医薬品製造原料、ビタミンC等のビタミン類
及び食塩、硝酸ナトリウム、硫酸アンモニウム等の無機
塩類等が挙げられる。
器が有効であるか否かは、乾燥直後の被包装物を温湿度
センサーを組み込んだ密閉容器に入れ、その湿度変化を
連続的に測定することにより判断できる。
を測定した際に湿度が経時的に増加する場合は被包装物
が微量の水分を含有していて、経時的に結晶表面に向か
って水分が移動し表面に水膜が成長したことを示してい
る。従って、このような湿度変化を示す被包装物は、通
常の包装容器では、固結現象を起こしやすいと考えられ
るので、本発明の固結防止包装容器が極めて有効であ
る。勿論、包装時に包装環境から持ち込む湿度そのもの
が問題となる場合も有効である。
法としては内容器および外容器をそれぞれの方法に従っ
て包装を行なえばよい。袋の場合には開口部をヒートシ
ール、接着剤による接着、紐、ゴムバンド等による緊縛
等で閉止する。その際外袋は密封性を高めるため開口端
の折り返しや巻き上げ等を行なってもよい。箱や筒等の
場合には一般には蓋を被着する。外容器となる蓋と容器
本体との間は必要によりシールテープ等を貼って密封性
を高めることができる。吸湿剤は不織布等に入れ、内袋
外側上部・下部・側部等に置けば良いが、不織布等に入
れず、そのまま置くことも可能である。置き方として
は、一ヵ所にまとめて置くことも可能であるが、好まし
くは、分散して置くのが良い。
考えられる。すなわち、粉、粒体の粒子に内包する微量
の水が経時的に粒子表面に移動して表面に水膜が成長
し、この水膜の厚みが一定以上に達すると粒子表面の溶
解が始まる。この状態に、水分移動による乾燥や温度変
化による溶解度の低下等が加わり、粒子同士が相互に接
した面に結晶が析出し、粒子同士が固着して固結に到
る。本発明においては、内容器の透湿抵抗を積極的に小
さくして、経時的に結晶表面に移動し形成される水膜
が、結晶表面を溶解するのに足りる厚みに達する前に蒸
発除去している。
2 ・日以下の無透湿性若しくは低透湿性包材を用い、内
容器は透湿度が400g/m 2 ・日以上の積極的に透湿
性を大きくして外容器と内容器の間に吸湿剤を封入し、
粒子内から発生する水分による内容器内の湿度の上昇速
度よりも、吸湿剤が内容器を通して水蒸気を吸収する速
度を圧倒的に早くすることにより、内容器内の湿度を低
く(言い換えれば結晶表面での水膜の成長を抑制し)抑
えることにより、固結の防止と進行を長期間に渡り阻止
することが可能である。
が、この固結現象においても、結晶表面で微量の水によ
る溶解析出が繰り返され転移が進行し、固結に到ると考
えられる。即ち、微量水分に着目した固結防止策として
は、前述した方法と同様でよい。
塩の固体のようなケースでも、内容器内の湿度を20%
以下に保つことにより、転移を阻止でき、固結を防ぐこ
とができる。
5℃,3時間)0.03重量%)50kgを各種の透湿
性の異なる材料からなる内袋に入れ口部を紐で結わえて
閉じた。これを無透湿性のアルミラミネート積層フィル
ムからなる外袋に入れ、内袋と外袋の間には500gの
シリカゲルを入れた。外袋の口部をヒートシールし、フ
ァイバードラムに収納した。ファイバードラムの蓋を閉
じた状態で常温倉庫に置いて1年保管した。保管時の包
装条件を表1に示す。その間内袋内の最高到達湿度と保
管後の固結の関係を調べた。
に準じ、温度40℃、相対湿度差90%RHの条件で測
定された値である。
す結晶硬度との関係は図1,2の如くであった。結晶の
硬度の測定は、果物の硬度を測定する硬度計を改良した
機器を用いた。
mmの針を静かに垂直に差し込み、その時に必要な圧力
(kg/cm2)を計器から読みとった。
まり固結していたのに対し、Exp4、5の結晶は、全
体がサラサラしていて固結しておらず、保管前と変わっ
ていなかった。
0.04重量%)50kgを表2の包装条件で実施例1
と同様に6ヵ月間保管した。その間、内袋内の最高到達
湿度と保管後の固結の関係を調べた。
す結晶硬度との関係は図3の如くであった。
まり固結していたのに対し、Exp4の結晶は、全体が
サラサラしていて固結しておらず、保管前と変わってい
なかった。すなわち、内袋の透湿性を大きくし、最高到
達湿度を低く抑え込んだほうが明らかに固結程度が小さ
かった。
15重量%)を下記の包装条件で実施例1と同様に1年
間保管した。
の如くであった。 <包装条件> 低透湿性内袋 外装ドラム:ファイバードラム 外袋(無透湿):アルミラミネート包材 低透湿性内袋:7g/m2・日 シリカゲル:500g(対結晶1%) 結晶:50kg 高透湿性内袋 外装ドラム:ファイバードラム 外装(無透湿):アルミラミネート包材 高透湿性内袋:3100g/m2・日 シリカゲル:500g(対結晶1%) 結晶:50kg
移が起きず、結晶はサラサラしていた。それに対し、低
透湿性の内袋を用いた結晶は、α晶からβ晶に転移し固
く締まり固結していた。
05重量%)を下表の条件で包装し、成り行き温度で6
ヵ月間保管後、内袋内の最高到達湿度と保管後の固結の
関係を調べた。
程度を表す結晶温度との関係は図4の如くであった。E
xp1の結晶が堅く締まり固結していたのに対し、Ex
p2、3、4の結晶は上から下までサラサラしていて固
結しておらず、保管前と変わっていなかった。内装の透
湿性を大きくし、内装内の最高到達湿度を低く押さえ込
んだ方が明らかに固結程度が小さかった。
し、成り行き温度で1.5年間保管後、固結の程度を調
べた。その結果は表6に示したとおりであった。
0 μm(透湿度2g/m2・日) 内袋:低密度ポリエチレン(LDPE)フィルム80μ
m(透湿度7g/m2・日)のみからなるもの(Exp
1)、「タイベック」〔商品名、高密度ポリエチレン不
織布(デュポン社製)透湿度:14700g/m2・
日〕のみからなるもの(Exp2)、そして「タイベッ
ク」/LDPE80μmの組合せのもの(Exp3〜
6)を作製した。
ることにより固結を効果的に防止することが可能であ
り、又、高透湿性包材を部分的に使用しても効果がある
ことが判明した。
を外袋と内袋の間に封入する例はあるが、本発明から明
らかな通り、吸湿剤は、漫然と入れただけでは大した効
果はなく、内容器の透湿性を高くし、最高到達湿度を低
く抑制しながら速やかに下げ、これを維持することによ
って、初めて大きな効果が発揮される。本発明の包装容
器の採用によって固結しやすい粉、粒体を6ヵ月以上、
特に1年以上という長期間に渡って固結させずに保存す
ることができる。
して最高到達湿度と結晶硬度との関係を測定した結果を
示すグラフである。
して保管月数と結晶硬度との関係を測定した結果を示す
グラフである。
を貯蔵して最高到達湿度と結晶硬度との関係を測定した
結果を示すグラフである。
蔵して最高到達湿度と結晶硬度との関係を測定した結果
を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 被包装物を収納する内容器と、該内容器
を被包する外容器よりなる2重包装容器において、内容
器は透湿度で400g/m 2 ・日以上の水分透過性を有
しており、外容器は透湿度で10g/m 2 ・日以下の水
分不透過性であり、内容器と外容器との間に吸湿剤が入
れられていることを特徴とする、固結性を有しかつ水分
を内包している粉体又は粒体を被包装物とする固結防止
包装容器。 - 【請求項2】 内容器及び外容器のいずれか一方又は両
方が袋である請求項1記載の固結防止包装容器。 - 【請求項3】 被包装物が固結性を有するアミノ酸であ
る請求項1又は2記載の固結防止包装容器。 - 【請求項4】 被包装物を透湿度で400g/m 2 ・日
以上の水分透過性を有する内容器に収納し、該内容器を
透湿度で10g/m 2 ・日以下の水分不透過性の外容器
に収納し、内容器と外容器との間に吸湿剤を入れること
を特徴とする、固結性を有しかつ水分を内包している粉
体又は粒体の固結防止包装方法。
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JP6-321126 | 1994-12-26 | ||
JP30285895A JP3409543B2 (ja) | 1994-12-26 | 1995-11-21 | 固結防止包装容器 |
Publications (2)
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JP3409543B2 true JP3409543B2 (ja) | 2003-05-26 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (9)
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EP (1) | EP0719715B1 (ja) |
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CA (1) | CA2166151C (ja) |
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