JPS6045171A - 品質保持剤収納袋及びその包装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は品質保持剤収納袋の改良に関するものである。

品質保持剤とは食品等と共に密封容器内に封入し、吸収
或いは発散作用を行なうことにより内容物の保存性を向
上させるためのものである。

具体的には酸素を吸収するものとして脱酸素剤、水分を
吸収するものとして乾燥剤、気化発散することにより防
錆作用を行なうものとして気化性防錆剤等がある。

従来食品とくに縦長の乾燥麺を品質保持剤収納袋で包装
したものにあっては消費者が開封する際外装袋と共に品
質保持剤収納袋をも開封し、その品質保持剤を食品と誤
って食するという危険があった。

本発明は以上のような危険を未然に防止せんきするもの
で品質保持剤を収納した小袋の外装袋に対する接層部を
、外装袋の接着部分より内部に入り込ませて形成したも
ので袋を形成し、その外装袋を開封しても小袋は開封さ
れないようにしたものである。

しかして以上のような特殊の袋形態であるｌこもか＼わ
らｒ連続的に品質保持剤収納袋が得られる包装方法を本
発明は提案するものである。

すなわち、外装袋材料である気体或いは水蒸気を透過し
ないフィルムに両面ヒートシール性ノある通気性材料で
構成されたフィルムの圧石両縁を縦方向に貼合せると共
に横方向をも貼合せて小袋状に形成してこれに品質保持
剤を充填し、次にこの小袋が外装袋内に内装される形と
なるように外装フィルムを折曲げながら内容物を包被し
て外装フィルム端縁を縦方向に貼合せ、しかる後前記小
袋の前後端接着部より離れた部分の前後端を接着して、
小袋フィルムをも同時に接着するようにしたものである
。

以上のような包装方法によれば、従来の包装機をそのま
ま利用して品質保持剤収納袋を形成できるものでしかも
えられた袋は外装袋を開封しても小袋まで開封しないか
ら安全であるという特徴がある。

以下図面に示すものについて説明する。

本発明の外装袋に用いられるフィルム状の基材は気体或
いは水蒸気の透過しないものが用いられるもので更にヒ
ートシール性と機械適性に富むものが選ばれる。

具体的にはポリ塩化ビニリデンコートニ軸延伸ポリプロ
ピレンとポリエチレン。

ポリ塩化ビニリデンコートニ軸延伸ナイロンとポリエチ
レン、ポリ塩化ビニリデンコートニ軸延伸ポリエステル
とポリエチレンなどのような積層フィルムからなり、あ
る程度のガスバリヤ−性、或いは水蒸気バリヤー性を有
し、かつ包装機械適性の良好なものが使用される。

又、小袋フィルムは不織布と穴あきポリエチレンフィル
ムとの組合せ、穴あきポリプロピレンと祇又は不織布と
穴あきポリエチレンとの組合せによるフィルム状包装材
料が用いられる。

以上のような紙又は不織布は通気性或いは透湿性を有す
るものであり、又穴あきポリエチレンや穴あきポリプロ
ピレンは通気性或いは透湿性を有する熱封緘材である。

これらは品質保持剤の効果すなわち、酸素或いは水分吸
収効果又は薬剤発散効果等を充分発揮させるために不可
欠な条件である通気性或いは透湿性を維持させることが
できる。

次に第１図は本発明包装方法を示すもので、（１）は品
質保持剤例えば乾燥剤（ａ）の充填タンクで樋（２）を
介してホッパー１３）に供給されるようになっている。

（４）（５）は外装袋フィルムと小袋フィルムのリール
でそれぞれのフィルムはガイドローラ（６）　（７）　
ヲ経てリールから引き出され、ヒートローラ［８）　（
９）で第２図の如く小袋フィルムの外装フィルムに対す
る縦方向と横方向の貼合せ（５）（１０）に）が行なわ
れて袋状に形成されつつこれに乾燥剤が充填される。な
お縦方向のシール（１８）（至）は連続的に行なわれる
が横方向のシール（２ｏ）は間欠的に行なわれるもので
ある。

次に乾燥剤を包装したフィルムは更にガイドローラＩ］
０）を経て折曲げ器（Ｕ）部分に至ってトンネル状に折
曲げられ、このトンネル内ｌこコンベア（ロ）で移送さ
れてきた内容物（ｂ）が内包され、ヒートシール装置σ
３）　（１４で外装フィルムの縦方向の端縁が貼合され
る。

すなわち、第３図のように背シール（２］）が行なわれ
る。次にカッティングとヒートシールを同時に行なう装
置（局で外装袋の横方向のヒートシールに）が第４図の
如く行なわれ、製品搬送コンベア０６）に移送される。

なお、（１７）はブラシローラである。

以上はピロー包装についてであるが、本発明では三方シ
ール包装や四方シール包装についても適用されるもので
ある。

以上のような包装を行なうと外装袋の横方向のヒートシ
ールに）を行なう原、小袋フィルムは両面ヒートシール
性をもつのでこれは外装フィルム（４）と共にヒートシ
ールされて一体化される。

又、ヒートシールに）は図示のものでは部分的シールに
ついて図示しであるがヒートシールに）のところまで全
体的に小袋自体のヒートシールを行なってもよいが何れ
にしてもヒートシールに）部分はヒートシールに）から
内部に入り込ん−だ位置においてヒートシールされてい
ることが必要である。

第４図の如く包装されたものにあっては、ヒートシール
部分ψ乃を開封して内容物を取出してもヒートシール（
イ）部分まで開封することはないので乾燥剤（ａ）が外
部に散逸することはなく、乾燥剤（ａ）を食するという
ような危険もない。

もつとも開封場所がヒートシール（２埠部分であること
を袋自体に明示しておく必要がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を示す説明刃 第２図は外装フィルムに対して小袋フィルムを貼合せた
状態を示す平面図 第３図は内容物を包装した断面図 第４図は本発明包装方法によってできた製品の斜面図で
ある。 （４）・・・・・・・・・・・・・・・外装フィルム（
５）・・・・・・・・・・・・・・・小袋フィルム（ト
）（１９）（イ）・・・・・・・・・小袋ヒートシール
部分に）・・・・・・・・・・・・・・・外装袋ヒート
シール部分特許出願人　大日本印刷株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）気体或いは水蒸気を通過しない素材により外装袋
   を形成してこれに内容物を収納し、この外装袋内面に通
   気性材料からなるフィルムを接着してポケット状の品質
   保持剤収納小袋を形成し、該小袋の接着部を少くとも外
   装袋の接着部分より外装袋内に入り込んだ部分に形成し
   てなる品質保持剤収納袋。
2. （２）　外装袋材料である気体或いは水蒸気を透過しな
   いフィルムに両面ヒートシール性のある通気性材料で構
   成されたフィルムの左右両縁を縦方向に貼合せると共に
   横方向をも貼合せて小袋状に形成し、これに品質保持剤
   を充填し、次にこの小袋が外装袋内に内装される形とな
   るように外装フィルムを折曲げながら内容物を包被して
   外装フィルム端縁を縦方向に貼合せ、しかる後前記小袋
   の前後端接着部より離れた部分の前後端を接着して小袋
   フィルム番も同時に接着して端部からの通気性を遮断す
   ることよりなる品質保持剤収納袋を形成することよりな
   る包装方法。