JPS59172404A - 敷物用エアゾ−ル殺虫剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジュータンやカーペア）等の敷物における新規
な害虫防除剤に関する。

最近の住宅にはジュークンやカーペット類が広く使用さ
れているにもかかわらず、それらに関する衛生管理はほ
とんど行なわれていないのが実状である。そのため家屋
内には通称チリダニをはじめノミなどが増え衛生上の問
題が生じてきている。

このチリダニ類にはコナヒョクヒダニやヤケチリダニな
どがあり、主にジュータン、カーペットおよびぬいぐる
み等をその生息場所としている。これらは畳に錦生す゛
るコナダニ類とは異なり餌としては動物性夕゛シバ〉質
を好み、特に家庭内においては人聞のフケや０Ｊ物性食
品屑等によって繁殖する。

その繁殖場所として最適なのがジュータンやカーペット
であり次いでヰいぐるみや寝具類となっている。このチ
リダニ類は人間にとって気管支情意のアレルゲンとなっ
たり、人体内ダニ症、皮フ炎等の原因ともなっている。

この外、ジュータン等には羊毛を好んで害するヒメカツ
オプシムシ、ヒメマルカツオプシムシ、イガおよびコイ
ガ等の羊毛害虫が生息しており、これらの被害も相当発
生している。

また、最近の家屋内環境悪化はノミやシラミの繁殖も促
しており、特にノミの生息場所としてカーペットやジュ
ータンは絶好である。

これら剪物（で生息する害虫駆除を手軽に行なえる桑剤
は未だかつて存在しなかった。

本発明は上記のような敷物中に生息している有害な害虫
類を家庭内で手軽に駆除する方法をその目的として鋭意
研究の結果完成したものである。

すなわち、本発明は従来敷物用殺虫剤が全く存在せず、
これら新しい家屋内環境問題が発生している今日、新規
の駆除方法と薬剤の提供を行うものである。

本発明は室内の敷物に安全性の高いピレスロイド系殺虫
剤を施して害虫の殺減を計るものであるが、使用場所が
室内であることから、引火性や爆発性のある溶剤や噴射
剤を大針に使用することはできない。また散布後の臭気
や溶剤蒸気の影響などの外、ジュータンやカーペットの
表面が長時間薬剤等で儒れていることは好捷しくないの
で溶剤の選択もまた重要である。

一方、敷物を対象としたエアゾール殺虫剤であることか
ら、薬剤散布の方法についても手軽でなければ広い場所
を効果的に処理することは困難である。

このような諸問題の総てを考慮して本発明は完成された
もので、ピレスロイド系殺虫剤を有効成分とすることを
必須とし、それらの成分を不燃性の噴射剤に直接溶解さ
せてなるか、もしくは有効成分を沸点１０００Ｃ未満の
不燃性溶剤類に溶かした溶液３０容量％以下と不燃性の
噴射剤とからなり、倒立使用専用で、かつ傾倒式パルプ
を使用することを特徴とする敷物用エアゾール殺虫剤に
係る。

本発明において用いられるピレスロイド系殺虫剤として
はピレトリン、ｄ−Ｔ８Ｏ−フラメトリン。

レスメトリン、ｄ−Ｔ２Ｏ−レスメトリン、ペルメトリ
ン、フェノトリン、アレスリン、ｄ、ｄ−Ｔ−アレスリ
ン、ｄｌ、ｄ−Ｔ８０アレスリン、フタルスリン、エム
ペンスリンなどがあげられる。

また、本発明においては上記殺虫剤の効力増強剤である
ピペロニールグトキサイド、オクタクロロジプロピルエ
ーテル、チオシアノ酢酸イソボルニ／Ｌ／、Ｎ−（２−
エチルヘキシル）−ビシクロ（２，２，１）−へブタ−
５−エン−２，３−ジカルボキシイミド、ｔＪ−（２−
エチルヘキシル）−１−インプロビル−４−メチルビシ
クロ（２，２，２）オクト−５−エン−２，３−ジカル
ボキシイミドおよびβ−グトキシーβ′−チオシアノジ
エチルエーテルや害虫忌避剤であるディー）、Ｒ−１１
゜Ｒ−３２６，ジグチルサクシネート、ジグチルフタレ
ート、ジメチルフタレートなども混用することができる
。上記の外、安定剤や殺菌消毒剤および香料などの混用
もできる。−。

本発明においては、ピレスロイド系殺虫剤等を直接不燃
性の噴射剤であるフロン等に溶解してエアゾール剤を製
する場合と殺虫剤等を沸点１００８Ｃ未満の不燃性溶剤
に溶解した溶液を原液として容量で３０％以下に限定し
、これと不燃性の噴射剤とを配合して製する場合とがあ
る。

上記の不燃性の噴射剤としては各種フロン系噴射剤の外
、窒素ガス、二酸化炭素、亜酸化窒素等の圧佃ガスとフ
ロン等の液化ガスとの混用もできる。寸だ、フロンと液
化石油、ガスやジメチルエーテルとの混合品であっても
、そのものが不燃性ガスの範中にあるものであれば使用
できる。

また、・−上述の１００°Ｃ未満の不燃性溶済１として
はフロン−１１，フロン−１１２、フロン−１１３゜メ
チレンクロライド、クロロホルム、メチルクロロホルム
、テトラクロロエタン、トリクロルエタン、トリクロル
エチレンなどの外、こ扛らと可燃性の溶剤、例ｔ　ばエ
タノール、フロパノール、ノルマルペンタン。

ヘキサン、ヘプタン、゛イソオクタンなどと前述の不燃
性溶剤と混合したものであっても、その混合物が不燃性
であれば本発明に使用できる。

しかし、ｎｆｆ述の不燃性溶剤の中でも空気中の許容（
農産の低いクロロホルム、テトラクロロエタン。

トリクロルエタンおよびトリクロルエチレンなどは人体
への影春から使用すべきではない。

本発明において原液量を容量で３０％以下にすることと
、沸点が１００°Ｃ未満の不燃性溶剤を用いることは安
全上不可欠のことである。すなわち、室内に狡いである
ジュークンやカーペア）に殺虫剤金散布した場合、噴射
剤や溶剤の蒸気が大背に悪影響を及ぼす内容用１茂であ
りてはならないことから、本発明においては散布後、速
やかに溶剤や噴射剤を揮発させて安全を確保するため、
使用する溶剤は不燃性で沸点１００°Ｃ未満とし、その
使用量も０〜３０％の範囲に限定されなければならない
。また、溶剤の許容濃度も高いものを選び、噴射剤も不
燃性ガスを使用して４！、］狡される。

本発明において使用されるバルブは倒立使用専用とし、
かつ、そのバルブ開閉は傾倒式（チルトバルブ）が限定
使用される。

ジュークンやカーペットは室内において広範囲に敷いで
あるのが常であり、使用時の操作性は重要なことである
。倒立使用専用で、しかも傾倒式バルブと図面で示すよ
うな噴霧ボタンを使用することで、この操作性が大きく
改善される。

すなわち、敷物に対し本発明品を使用する場合、缶底を
手で持ち敷物に噴射ボタンを当てがい、前方又は後方に
滑らせる、丁度、故物上に線を引く甥領で敷物とを移動
させることによって害虫の最も多く生息するジュークン
やカーペットの植毛の根元に薬液が勢いよく噴射され効
果的に害虫を駆除することができる。

上述のような使用方法が最も簡便であるが、傾倒式バル
ブと図面で例示するような噴射エタン（長径ノズル）が
効果的である反面、時折バルブステムが屈曲して破損し
たり、壕だ、噴射ボタンがステムから抜ける場合がある
。このような事態を防止するため、必要以上の力をステ
ムに与えないような工夫が大切である。

また本発明において実施される噴射機構においては、噴
射ボタンの長径ノズルを複数にしたり、その先端におい
て側面に噴出する噴口等を設けることにより、一層効果
的な駆除が可能となる。

以下本発明の実施例及び実験例の一部を示す。

実施例１゜ ｄ−’Ｉ’８０−フラメトリン　０．５　ｇ　、　ｄ−
’Ｉ’　８０−レスメトリン　ｉ、ｏｇ、オクタクロロ
ジプロピルエーテル３、Ｏｇをエアゾール容器に入れ、
噴射剤としてフロン−１２と液化石油ガス（主成分ニブ
タン）の混合ガス（重量比で９０　：　１０　）を２９
６．７ｍｆｆ充填し、ディプチューブを欠いた倒立使用
専用の傾倒式バ・レグを収付けて３００ｍｅ入りのエア
ゾール剤とし、これに第４図Ｂで示される噴霧ボタンを
付け、更に保護キャップをかぶせて敷物用エアゾール殺
虫剤を得た。

実施例２゜ エムペンスリン　２ｇ　＊　ｄ　、　ｄ　’　Ｔ−アレ
スリン０．４ｇ、ディート　３ｇを不燃性溶剤フロン−
１１２（ジフルオロテトラクロルエタン）に溶かした溶
液２０　ｍｅと噴射剤としてフロン−１２とフロン−１
１４との混合ガス（重量比で６０　：　４０　）を２８
〇−充填し、ディプチューブを欠いた倒立専用の傾倒式
バルブを■■付け、更にこの傾倒式パルプのステム異常
屈曲防止装置、第４図Ｃで示される噴霧ボタンおよび保
護キャップを取付けて３００＋＋＋ｆのＩｉｋ物用エア
ゾール殺虫、忌避剤を得たっ実施例８゜ ｄｉ　、　ｄ−’Ｉ’　８０−アレスリン　１．Ｏｇ、
ペルメト’Ｊン　０．５ｇｔピペロニールブトキサイド
　３．０ｇ。

を不燃性混合溶剤（重量比でエタノール：フロン−１１
２ニア０ンー１１３＝２０：２０：６０）に溶かした溶
液７５ｍ１’と噴射剤としてフロン−１１２０ｍｅ、フ
ロン−１２２０５ｍｅを充填し、倒立使用型で傾倒式バ
ルブおよび第４図りに示す噴射エタンを取付けて３００
ｍｅ入りの敷物用エアシー・し殺虫剤を得た。・ 実施例４゜ ｄ−Ｔ２Ｏ−レスメトリン　ｒ、ｏｇ、フェノトリン　
０．５ｇ、安定剤としてジブチルヒドロキシトルエン　
０．１ｇをノルマルペンタン１０ｍｅに溶かし、更にメ
チルクロロホルムとフロン−１１３の１＝１の混合溶剤
を加えて３０ｒｎｌの溶液とし、これにフロンニ１２と
フロン−１１４の混合”ｋ　射剤（Ｗｔ欧で２：ｌ）を
２７０ｍｅ充填した。これに倒立専用の傾倒式パルプ、
第４図Ｃで示される噴霧エタンを取付けて３００　ｍｅ
入りの・１父物用エアゾール殺虫剤を得た。

次に放物用エアゾール殺虫剤において、溶剤の選択や原
液量がいかに大切かを示す実験例を述べる。

実験■。

各種溶剤にアレスリン　２ｇ、ビペロニールプトキサイ
ド　６ｇを溶解して９０ｍｅの原液とし、噴射剤として
フロン−１２を２１０ｒｒｄ！と共にエアゾ−ル缶に充
填し、倒立使用専用の傾倒式バ、ルプおよび噴射ボタン
を取付け３００ｍｅの敷物用エアゾール殺虫剤を試作し
た。このエアゾール剤をアクリル製カーペツ）（０，３
６ｍ’）に３０秒間全面に噴射し、１０分間放置（室温
２１　’Ｃ、湿度４０％）したのちガスライターの火を
カーペット表面に近づけてその着火の有無を観察しだ。

その結果を表工に掲げる。

表■。

実験上 実ＤＩと同一の有効成分を不燃性溶剤フロン−１１２と
フロン−１１３の等景況合物に段階的に溶かし、噴射剤
として、フロン−１２と液化石油ガスの混合ガス（重量
比で９０　：　１０　）と共にエアゾール缶に充填し、
倒立使用専用で傾倒式バルブおよび噴射ボタンを取付け
３００ｍ１！入りのエアゾール剤を試作し、これを純毛
ジュータン（０，０９ｒｒｌ、に夫々３０秒間噴射した
のち、３０分間放置（室温２０°Ｃ）し、このジュータ
ンを底面積０．０９ｎｉ”の箱に入れて、夫々の箱にマ
ク”スな１匹づつ入れて蓋（直径１−の通気口付）をし
てマウスの溶剤蒸気による窒息性を１時間観察した。ま
だ参考品として沸点１０００Ｃ以上の溶剤テトラクロル
エタン（沸点的１２９°Ｇ）（Ａ）とトルエン（沸点的
１１１°ｃ）（Ｂ）の原液３０容拙％のものを試験した
。その結果を表■に掲げる、 表■。

表■；■からも明らかな如く、敷物用エアゾール殺虫剤
の溶剤の選択、使用量は安全上段も大切な要因であって
、沸点の高いものや原液量の多いものは危険である。

次に本発明品の殺ダニ効果試験の一部を示す。

効果試験 ｄ−Ｔ２Ｏ−レスメトリン　１ｇ・、エムペンスリン１
ｇ、ピペロ二一ルプトキサイ！’　　３ｇをフロンニ１
１２に溶解して３０ｍｅとした原液と噴射剤としてフロ
ン−１２とフロン−１１４の混合ガス（重量比で“８０
；２０）を２７０ｍｅｚアゾール容器に充填し、倒立使
用型で傾倒式パルプを取付け、更に噴射ボタン第４図Ｃ
を付けて３００ｍｅ入りの敷物用エアゾール殺虫剤を製
し、チリダニの生息する１辺４０ひのカーペット片（チ
リダニ平均生息数：６３０匹／２ｄ）の周囲（端から１
０側の位置）に上記敷物用エアゾール殺虫剤を秒速約２
０鍋の速さで４辺共噴射した。これを１週間培養飼育し
たのち、中心部を２ｄ切り取り、これに生息するダニ故
を調査した。その結果を表■とした。

【図面の簡単な説明】

第１図は傾倒式パルプおよび噴射ボタン（長径ノズル）
を取付けた部分断面図。 第２図は第１図の噴射状態を示す部分断面図。 第３図は傾倒式パルプのステム屈折防止装置の例示。 第４図は本発明で使用される噴射ボタンの例示で、Ａ　
−Ｄはその側面図、Ａ′〜Ｄ′　はその正面図。 図面において、１：エアゾール容器、２：パルプ、３：
噴射ボタン、４：パルブステム、５：噴射ボタンの抜け
および屈曲防止カバー、６：噴射ボタンの抜けおよび屈
曲防止部分を示す。 特５盲！１願人　　　　勝　□　純　館第４　図 Ｂ Ｌ−」 手続補正書（方式） ％式％ １、事件゛の表示 昭和５８年特許願第４６６７７号 ＆補正をする者 ４、代理人 ５、補正命令の日付 唱和５８年６月８日（発送日　昭和５８年６月２８日）
６、補正の対象 ７、補正の内容 ［４、図面の簡単な説明 第１図は傾倒式パルプおよび噴射ボタン（長径ノズル）
を取付けた部分断面図。 第２図は第１図の噴射状態を示す部分断面図。 の 第８図は傾倒式パルプステム屈曲防止袋△ 置の例示。 第４図は本発明で使用される噴射ボタン形状の例示で、
Ａ、Ｃ，Ｅ、ＧＩ／′ｉその側面図、Ｂ、Ｄ、Ｆ、Ｈけ
夫々の正面図を示す。 図面において、ｌ：エアゾール容器、２：バルグ、８：
噴射ボタン（長径ノズル）。 ４：バルグステム、５：噴射ボタンの抜ケおよび屈曲防
止カバー、６：噴射ボタンの抜けおよび屈曲防止部分を
示す。　　　　　」第４図 ４図　。　　　　。 Ｆ Ｇ　　　　　　　Ｈ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ピレスロイド系殺虫剤を有効成分とすることを必須とし
   、それらの成分と不燃性の噴射剤とからなるか、もしく
   は、それらの成分を沸点１００°Ｃ未満の不燃性溶剤類
   に溶かした溶液３０容量％以下と不燃性の噴射剤とから
   なり、倒立使用専用で、かつ傾倒式バルブを使用するこ
   とを特徴とする敷物用エアゾール殺虫剤。