JPS5915723B2 - 圧延機の圧力制御方法 - Google Patents

圧延機の圧力制御方法

Info

Publication number
JPS5915723B2
JPS5915723B2 JP51022657A JP2265776A JPS5915723B2 JP S5915723 B2 JPS5915723 B2 JP S5915723B2 JP 51022657 A JP51022657 A JP 51022657A JP 2265776 A JP2265776 A JP 2265776A JP S5915723 B2 JPS5915723 B2 JP S5915723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
rolling mill
sum
rolling
backup roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51022657A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52106344A (en
Inventor
彰 原
洋 篠原
広和 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP51022657A priority Critical patent/JPS5915723B2/ja
Publication of JPS52106344A publication Critical patent/JPS52106344A/ja
Publication of JPS5915723B2 publication Critical patent/JPS5915723B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属板を圧延する圧延機において、圧延中に圧
延金属板が片寄りしてロールに損傷を起こす事故が発生
するのを防止するために、圧延金属板が片寄りするのを
早期に且つ確実にバックアップロール両端に作用する圧
力からバックアップロール両端に作用する経時的圧力差
を求めてロール損傷事故の発生を防止する圧延機の圧力
制御方法に関するものである。
金属板を圧延する圧延機において、圧延金属板が片寄り
して最後には圧延金属板が破断する現象がしばしば発生
するが、このような現象が発生すると圧延機の作業ロー
ルが損傷するため、ロール損傷事故の検出またはロール
損傷事故の発生を防止するための検出の方法は、従来種
々提案されており、その中の主なものを挙げると次の如
き方法があるがそれぞれ問題点を有していた。
(1)金属板の板切れ検出による方法 この方法は板切れ発生時の圧延機のテンションリールの
速度の異常を検出するものであるが、テンションリール
の速度の異常が検出された時点では既に圧延機のロール
は損傷しており、しかもその損傷も極度に大きくなって
いることが多いのでロールの損傷の低減を図ることがで
きない欠点がある。
(2)金属板エツジの片寄りを検出する方法この方法は
圧延機の入口または出口の近傍に金属板のエツジ部の位
置を検出する検出器を設けて金属板エツジの片寄りを検
出するものであり、検出を早期に行ない得る利点がある
が、圧延金属板の板幅が頻繁に変わる場合には検出器の
位置の設定が困難であシ、また霧状の油が大量に飛散す
る悪条件下での検出器の信頼性にも難点がある。
(3)ロール両端の圧力差に一定限度を設定する方法 この方法はバックアップロールの両端に圧力検出器を設
置してその圧力差を求め、その圧力差が一定限度を超え
ると異常として検出するものであるが、圧延金属板の板
厚が両側で異なる場合には正常な圧延時でも既にロール
両端に圧力差が生じているので誤検出を防止するために
は極端な偏差設定が必要であって検出が不確実となる。
本発明は上述した如き従来の検出方法の問題点を解決し
たものであり、圧延後のバックアップロール両端の圧力
差の経時的変化率を検出し、この変化率が予め設定した
圧力差の微少な変化に対する不感要素とロール両端の圧
力和に応じた可変要素との和より大きくなったときに異
常として検出することにより、圧延金属板の片寄りを早
期に且つ確実に検出して圧延機の圧力を制御する圧延機
の圧力制御方法を提供するものである。
更に詳しくは、本発明は金属板を圧延する圧延機におい
て、バックアップロールの両端に圧力検出器を取り付け
、測圧力検出器により検出した圧力から、バックアップ
ロールの両端における圧力差の経時的変化率と、バック
アップロールの両端における圧力和とを求め、該圧力差
の経時的変化率が予め定めた不感要素と該圧力和に応じ
た可変要素との和よシ大きくなった場合に圧延機の圧力
を制御して圧延機のロール損傷を防止することを特徴と
する圧延機の圧力制御方法に関するものである。
以下、図面により本発明に係る圧延機の圧力制御方法に
ついて詳細に説明する。
第1図は本発明に係る圧延機の圧力制御方法を実施する
ためのブロック図、第2図AおよびBはそれぞれ正常圧
延時および片寄り破断時におけるバックアップロール両
端の圧力和に一定倍率を乗じたものの変動と圧力差の変
動との関係を示す説明図、第3図AおよびBはそれぞれ
正常圧延時および片寄り破断時におけるバックアップロ
ール両端の圧力差の経時的変化率を不感要素と可変要素
との和に比較して示す図である。
図面中、1,1は圧延機のバックアップロール9の両端
に取り付けられた圧力検出器、2は圧力検出器1,1′
に連結していて圧力検出器1,1′によって検出された
圧力の和Vaを求める加算器、3は圧力検出器1,1′
に連結していて圧力検出器1.1によって検出された圧
力の差vbを求める減算器である。
4.4’t−i減算器3によって求められた圧力差vb
の経時的変化率Vcを求める微分演算器でり、微分演算
器4はvbの勾配が正のときに作動し、他力の微分演算
器4′はvbの勾配が負のときに符号を逆転して作動す
る。
5は加算器2によって求められた圧力和Vaに応じて不
感変動幅を修正する可変要素Vdを設定する設定器、6
は正常圧延時における固定の不感要素Veを設定する設
定器、7は設定器5,6で設定された可変要素Vdと不
感要素veとの和である不感設定値(Vd +Ve )
より微分演算器4または4で微分演算された圧力差の経
時的変化率Vcが大きいときにリレー8を作動せしめる
リレー増幅器である。
ここでVcとは前記の如く圧力差vbの経時的変化率す
なわち時間に対する圧力差vbの勾配であり、測定器に
よる電圧で示される。
また不感設定値(Vd +Ve )とは、正常圧延時に
おいても板厚変動やロール偏心などにより常時的に発生
しているバックアップロール9両端の圧力差vbの経時
的変化率に基因してリレー8が作動せしめられることを
防止するためVcが異常であるかどうかを知るための比
較すべき基準値であり、そのうち不感要素Veは板厚の
大小如何に拘わらず常に不感設定中に占める部分であっ
て装置毎に経験的に固定される値であり、可変要素Vd
は圧延圧力が高い程常時的に発生しているバックアップ
ロール9両端の圧力差も大きいことに原因して基準値を
大きくするためにバックアップロール9両端の圧力和V
aに比例して不感設定値(Vd +Ve )中に主体を
なして占める部分であって、装置毎に経験的に定められ
る定倍率を上記圧力和Vaに乗じて得られる値であり圧
延圧力の変動を考慮して不感設定値を決定する部分であ
る。
これらVep Vdは共にVeと同様に電圧により示さ
れる。
なお、9は圧延機のバックアップロール、10は圧延機
の作業ロール、11は圧延機によって圧延される圧延金
属板である。
かかる構成の装置により本発明に係る圧延機の圧力制御
方法について説明する。
通常の正常な圧延時においても圧延金属板11の板厚に
は変動があるのでバックアップロール9の両端の圧力和
Vaと圧力差vbとは変動しているがこれらの値はあま
り大きくはない。
従って第2図Aに示す如<Vaに一定倍率を乗じて得た
Vdも圧力差vbと共にあまり太き々変動は彦い。
また圧力差vbの経時的変化率Vcは第3図への如く設
定器6及び5で設定された不感設定値(Vd +Ve
)よりも小さいのでリレー8が作動することはない。
しかしながら、圧延金属板11が片寄シすると第2図B
に示す如く圧延機のバックアップロール9の両端の圧力
の差がvbは経時的に急激に増大し、それと共に圧力の
和Va従ってVaに一定倍率を乗じて得られるVdも増
加し、X印で示した位置で圧延金属板11が破断しバッ
クアップロール9が損傷する。
このときのバックアップロール9の両端の圧力差vbの
経時的変化率Vcは第3図Bに示す如く設定器5および
6で設定された不感設定値(Vd +Ve )よりも大
きくなっているのである。
よってVcがVd+Veより大きくなったハツチングで
示す範囲にVcが入るとリレー増幅器7によってリレー
8を作動せしめて圧延機の急速停止を行なって圧延機の
圧力を減少せしめるか、または圧延機の駆動は継続する
がバックアップロール9の両端に作用する圧力の差vb
の経時的変化率VcがVd+Veよシ小さくなるまで、
好ましくはVcがVeより小さくなるまで圧延機の圧力
を減少せしめるなどの作動を行なわしめればよいのであ
る。
このようにして圧延作業中における板寄りを早期に検出
してロールの損傷を防止することができるのである。
以上詳述した如く、本発明に係る圧延機の圧力制御方法
は、バックアップロールの両端に圧力検出器を取り付け
て、バックアップロールの両端の圧力を検出し、この圧
力の圧力和および圧力差を求めると共に圧力差の経時的
変化率を微分演算器により求めて、この圧力差の経時的
変化率が予め定めた一定の不感要素と圧力和に応じた可
変要素との和より大きくなると、圧延素材が片寄りして
いることになるのでこの片寄りを検出して圧延圧力を制
御する方法であり、このように圧延の異常を早期且つ確
実に簡単な回路で検出して圧延圧力を制御し得るのでロ
ールの損傷を防止することができるため、損傷したロー
ルの交換やロールの研削に要する手間や費用を著しく低
減せしめ得ると共に圧延機の稼動効率を著しく高めるこ
とができるのであり、従来の圧延機に僅かな改良を加え
るだけで容易に且つ安価に実施し得る本発明の工業的価
値は非常に太き橙ものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る圧延機の圧力制御方法を実施する
ためのブロック図、第2図AおよびBはそれぞれ正常圧
延時および片寄り破断時におけるバックアップロール両
端の圧力和に一定倍率を乗じたものの変動と圧力差の変
動との関係を示す説明図、第3図AおよびBはそれぞれ
正常圧延時および片寄り破断時におけるバックアップロ
ール両端の圧力差の経時的変化率を不感要素と可変要素
との和に比較して示す図である。 1.1・・・圧力検出器、2・・・加算器、3・・・減
算器、4.4・・・微分演算器、5・・・設定器、6・
・・設定器、7・・・リレー増幅器、8・・・リレー、
9・・・バックアップロール、10・・・作業ロール、
11・・・圧延金属板、Va・・・バックアップロール
両端の圧力和、vb・・・バックアップロール両端の圧
力差、vc・・・圧力差vbの経時的変化率、vd・・
・圧力和Vaに応じた可変要素、ve・・・不感要素。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属板を圧延する圧延機において、バックアップロ
    ールの両端に圧力検出器を取シ付け、両川力検出器によ
    り検出した圧力から、バックアップロールの両端におけ
    る圧力差の経時的変化率と、バックアップロールの両端
    における圧力和とを求め、該圧力差の経時的変化率が予
    め定めた不感要素と該圧力和に応じた可変要素との和よ
    り大きく彦っだ場合に圧延機の圧力を制御して圧延機の
    ロール損傷を防止することを特徴とする圧延機の圧力制
    御方法。
JP51022657A 1976-03-04 1976-03-04 圧延機の圧力制御方法 Expired JPS5915723B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51022657A JPS5915723B2 (ja) 1976-03-04 1976-03-04 圧延機の圧力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51022657A JPS5915723B2 (ja) 1976-03-04 1976-03-04 圧延機の圧力制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52106344A JPS52106344A (en) 1977-09-06
JPS5915723B2 true JPS5915723B2 (ja) 1984-04-11

Family

ID=12088904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51022657A Expired JPS5915723B2 (ja) 1976-03-04 1976-03-04 圧延機の圧力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5915723B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52106344A (en) 1977-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3756050A (en) Method and apparatus for controlling metal strip shape
JPS605373B2 (ja) 圧延機
KR20180070896A (ko) 열연 마무리 압연 스탠드 간의 초기 장력 제어 장치 및 방법
JPS5915723B2 (ja) 圧延機の圧力制御方法
JP4288888B2 (ja) タンデム圧延機におけるストリップの蛇行制御装置及び蛇行制御方法
JPH07144211A (ja) 熱間仕上圧延における鋼板尾端蛇行制御方法
JPS5916528B2 (ja) 圧延機の蛇行修正装置
JP3421718B2 (ja) スキンパスミルにおける蛇行防止方法
JP2006082118A (ja) 金属板材の圧延方法および圧延装置
JPH0545325B2 (ja)
JP7314921B2 (ja) 熱間圧延鋼帯の蛇行制御方法、蛇行制御装置及び熱間圧延設備
JPH0347613A (ja) 冷間タンデム圧延機の板厚制御装置
US3183693A (en) Control system for temper rolling mills
JPS5851770B2 (ja) 張力制御方法および装置
JPS60247407A (ja) 帯鋼圧延における絞り込み防止方法
JP4251038B2 (ja) 圧延材の蛇行制御方法、装置および製造方法
JPS6011571B2 (ja) スリップ検出方法並びにこれを用いたスタンド間張力制御方法および装置
JP2003136116A (ja) 板厚制御方法
JPH07164034A (ja) 圧延板の形状制御方法
JPH0246284B2 (ja)
JPS587365B2 (ja) 圧延板厚制御方法
JP6269538B2 (ja) 圧延機の制御方法、圧延機の制御装置、及び鋼板の製造方法
JPH07204722A (ja) 自動レベル調整装置によるストリップ位置制御方法
JPH01317612A (ja) タンデム圧延機の板厚制御方法
JPH03293511A (ja) 帯板の反り測定方法