JPS59149177A - 縫製装置の送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は上糸を支持して上下動する針を含む縫目形成
手段と布とを機械的記憶手段としての、カム又は電気的
記憶手段としての記憶素子に予め記憶させた情報に基き
針が布から抜は上っている時期に水平方向に相対移動さ
せて、予定の形状に縫目を形成する縫製装置に関し、特
に、上記縫目形成手段と布とを相対移動させる送り装置
に関する。

この種の縫製装置としては、特公昭り３−コク１．１０
号又は特開昭！；０−ｇ９／ＡＯ号に記載のものがある
。また従前からピッチステッチよりもパーツエフトスチ
ッチの力が縫目の糸線りカ良り、同様に相対的に送りピ
ッチが大きい方が小さい場合よりも良くなることが知ら
れている。

そこで、上記縫製装置により、たとえば第Ｓ図に示した
形状の縫目を形成した場合に、布速・す゛方向が本縫い
ミシンの針・釜に対して純方向となるα−ｂ　間では縫
目がパーフェクトステッチトするが、これとは送り方向
が正反対となるｃ　−ｃＬ間ではピッチステッチとなる
。またこれらの中間のｂ−０間ではほぼピッチステッチ
となり、ｄ−α間ではパーツエフトスチッチとなる。

そのため、ｄ−α、α−す間の縫目の糸線りが最適とな
るように糸調子器を設定すると、Ａ”ｊｃ−６間の縫目
の糸線りが不充分となり、またこれとに反対にｂ−ｔｙ
、ｃｄ間の糸線りが最良となるように設定すると、”ｊ
　　α−６間では縫目が強く締り過ぎて、従来はいずれ
の場合にも全区間の縫目の糸線りを均一に揃えることが
できない欠点があった。

この発明は、針の一上下動に対する送り手段の運動時期
を布送り方向、その送りピッチの長さ。

布の厚さ、布の繊維の種類、布の織方の種類及び上下糸
の種類等の縫製条件に関連して各縫目毎に設定し、布送
りによる縫目′、の締り効果（送り締めの効果）を調整
することＫより上記従来の欠点を解消することを目的と
する。

以上この発明の実施例を図面により説明する。

ミシン／は始動・停止と布送りが機械的に制御される公
知のサイクル縫いミシンであり、図示しないが常に回動
してモータに対して作業者の始動操作によりクラッチ機
構を介して主軸が連動すると共に、主軸の所定回転後に
クラッチ機構が離れて針λが最上昇した位置で主軸が停
止する型式のものであり、概ね次の様な構成である。

カム体コは布送りを制御するもので、両端面にＸ座標方
向及び・Ｙ座標方向に関するカム溝を有し為上記の主軸
に連動して減速回転する。

第一揺動体３は水平軸グで機枠に揺動自在に支持し、そ
の一端に支持したコロ５をカム体コの一端面のカム溝に
遊嵌する一方、他端は上端を水平軸６で機枠に揺動自在
に支持した第一連動体７と角駒ｇを介して連動するよう
に連結してあり、水平軸乙からの角駒ｇの位置を固定手
段９により変更することにより第一揺動体３に対する第
一連動体７の擦動角が変化するようになっている。第一
連動体りの下端はベッド平面と平行するＹ方向（第１図
の左右方向）の−直線に沿って摺動自在とした摺動体（
図示せず）と連係させてあり、更に布支えＩＯをもちベ
ッド上面に配置した送り台／／がこの摺動体に垂直な軸
で回動自在に支持しである。押え台１２は送り台／ｌと
一体に固定してあり、布押え／３．／、３は布支え１０
との間に布を挾持・解放するように押え台／２に上下動
・係止可能に支持している。

第二揺動体／ｌは水平軸ｑで機枠に揺動自在に支持し、
その一端に支持したフロ１５をカム体コの他端面のカム
溝に遊嵌する０ 第二連動体／４はベッド下方に垂直な軸で機枠に支持し
てあり、その一端はロッド１７を介して第二揺動体／４
’の他端と連係し、また他端（まビン／ｇを介して送り
台ｌ／と連係させる。

そしてカム体ユと送り台／／との関係ヲ１、カム体コが
回転し一方のカム溝により第一揺動体３力一時計方向又
は反時計方向に回動されると、布支えＩＯがＹ座標線に
沿って右方又は左方に移動するように送り台１／が摺動
体と共に移動し、また他方のカム溝により第二揺動体／
ｌ’力を時計方向又【ま反時計方向に回動すると、布支
えＩＯシカ−１図の紙面先方又は手前に円弧動するよう
に送り台ｉｉが摺動体との連結部を中心に揺動し、これ
らの合成により布支えｌＯ２布押え／３，７３間に挾持
した布が針コの通過経路に対し所望に移動制御さ−れる
ようになっている。

なお、第２図においてＳはカム体コのカム溝コ４の一部
分を模型的に示したものであり、角度ｄは送り台／／の
運動期間で、角度βしよその停止期間である。布送り、
すなわち送り台／／の運動をま、第３図の針棒運動曲線
に示したように金ｆ２カー布カ）ら完全に抜は上った時
点Ａから開始して次に針λが布に突刺る直前Ｂまでにｋ
ま完了するようになっている。

そして、第３図のＡ−Ｂ間に対応する主軸の回転角を（
Ａ−Ｂ）、ノぐ一７エクトステツチ及びピッチステッチ
の縫目の種類によって異なる係数なＫ１％送りピッチＰ
の長さによって異なる係数なに２とした場合に、各縫目
毎の送り台／／の運動期間、即ちカム溝のα角は〔α＝
（Ａ〜Ｂ）＃幻・Ｗ全縫目数〕の計算式で得られた値に
設定する。上記縫製条件の両係数Ｋｌ、　Ｋ２は各縫目
の糸線り力を均一になるように予め実験的に求められ、
係数に１．＆ま縫目がパーツエフトスチッチの方がヒツ
チステッチよりも小さく、係数に２は送りピッチＰが長
い方が短いものよりも小さい。

従って送りピッチＰが一定の場合にはパーツエフトスチ
ッチの場合の方がピッチステッチの場合よりもα角が小
さく、また縫目の種類カラ同じであれば送りピッチＰが
長い場合の方が短い場合よりもα角が小さく設定される
。

たとえば第５図におけるα−す間の最終縫目とｂ　−ｃ
間の最初の縫目に対応する力台溝Ｓの運動期間（α）と
停止期間０）の配分は第を図の「■縫目」と「■縫目」
のようになる。

この発明は以上の構成であり、釜から抜けた上糸が周知
の天秤により引き上げられて上下糸の縫目の結節が締め
られるのは従来のミシンと同様であるが、たとえば送り
ピッチを一定とした場合にパーツエフトスチッチでは第
２図の「Ｉ縫目」及び第７０図に示したように、第２図
の「■縫目」及び第１Ｉｂ図に示したヒツチステッチの
場合に比べてまだ布上面から遠（離れているうちに送り
台／／の運動が終了するので、布の移動により縫目に与
える締め（送り締め）の影響はピッチステッチの場合よ
りも小さくなる。即ちパーツエフトスチッチの場合はヒ
ツチステッチの場合よりモ天秤により強く縫目が締めら
れる反面、送り締め影響をピッチステッチよりも弱く受
けることになり、これらが総合された最終の締りは各縫
目とも同一になる。

また、布送りの時期が同一であれば、送りピッチＰが長
い方が短い場合よりも送り締めの影響を強く得げるもの
であるが、送りピッチが長い場合の方が短い場合よりも
送り台／／の移動が終った時の布上面から針コ（針孔）
までの距離りが長いので、これらが総合されて出来上っ
た縫目の糸線りは各縫目とも同一になる。

なお、各縫目の糸線りを均一にしたまま糸線力の゛絶対
値を変更したい場合には両係数を適宜な値のものに変更
して求めたα角にカム溝の運動期間を形成すればよい。

以上のようにこの発明は、 針の一上下動に対する送り手段の運動時期を縫製条件に
関連して縫目毎に各別に設定することにより、布の移送
における縫目の締力を調整して、最終的に仕上った各縫
目の糸線りを均一にし、縫製品の商品価値を高める効果
がある。

なお、本実施例ではカム体−に形成したカム溝により送
り台／／を純機械的に駆動制御する型式の縫製装置に適
用したものを示したが、マイクロコンピュータ−の記憶
手段に記憶した電気的情報によりたとえばパルスモータ
を介して送り台ｌ／を駆動制御する型式の縫製装置に適
用してもよい。

また本実施例では送り手段の運動時期を送り方向と送り
ピッチの二つの縫製条件に関連して設定したが、特にカ
ム体ではなくマイクロコンピュータ−による送り制御方
式の場合には、更に布の厚さや布の繊維やその織方の種
類等の縫製条件を加えてた全部又はその−又は複数に関
連して設定してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は送り装置の斜視図、第一図はカム体コの部分平
面図、第３図は針棒運動曲線図、第グα図、第４／ｂ図
は針位置と送り締めとの関係説明図、第Ｓ図は縫目形状
及び布送り方向を示した平面図である。 出願人の名称 東京重機工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上糸を支持して上下動する針と下糸を支持し針と同期し
   て回動する釜と協働して本縫眩形成する縫目形成手段と
   、 予め機械的又は電気的記憶手段に記憶した情報に基き針
   が被縫物から抜は上っている時期に縫目形成手段及び被
   縫物のいずれか一方又は両方を水平方向に移動させる送
   り手段とを備え予定の形状に沿って縫目を形成する縫製
   装置において、各縫目の糸線りを均一とするように針の
   一上下動に対する送り手段の運動時期を縫製条件に関連
   して縫目毎に各別に設定したことを特徴とする縫製装置
   の送り装置。