JPS59145201A - 高置換カルボキシアルキルセルロ−ズ類およびその混合エ−テル類の製造法 - Google Patents

高置換カルボキシアルキルセルロ−ズ類およびその混合エ−テル類の製造法

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JPS59145201A JP59016917A JP1691784A JPS59145201A JP S59145201 A JPS59145201 A JP S59145201A JP 59016917 A JP59016917 A JP 59016917A JP 1691784 A JP1691784 A JP 1691784A JP S59145201 A JPS59145201 A JP S59145201A
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    • C08B11/00Preparation of cellulose ethers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高置換カルボキシアルキルセルローズン 類、特にカルボキシメチルセルローズ、およびその混合
エーテル類の簡易化した経済的な製造法に関する。
高置換カルボキシアルキルセルローズとは、この場合そ
の平均置換度(DS)が少くとも1.0であり、望まし
くは1.5以上、特に1.7以上であるようなすべての
生成物を言う。エーテル化される無水グルコース単位が
3までエーテル化できる水酸基を有するので、カルボキ
シアルキル基に対する最高のDSは3であるが、その場
合、経済的に容認し得る方法でこの理論的な限界値に到
達することはあらゆる点からはとんと難しい。従って本
発明は、特により広い公知のエーテル化剤を用いて、カ
ルボキシアルキル置換に関しDS値が1.0〜2,8、
特に1.5〜2.6を示すカルボキシアルキルセルロー
ズ類、および所望に応じそれらの混合エーテル類を製造
することに関するものである。
ここに示すような高置換カルボキシアルキルセルローズ
は比較的稀にしか文献上に記載されていない。1.5以
上の値を示す置換度は基礎的研究の実験室的規模で何度
も反応を反復することによってのみ調製される。M、 
Bouttem)+ (Bul I 、 Soc。
Chim、 France  1960. 1750〜
4 )によれば、最高2.6の置換度に達するには約1
o回のエーテル化反応を順次追加し、セルローズ1モル
当たりにモノクロロ酢酸を75〜100モル必要とする
とされる。この場合、選択率は僅かに3.5または1.
5%に過きない。
(、hemical AhsLracts 52 (1
958)、 15901aには多工程法によるIJ S
値1.5〜2.0のカルボキシメチルセルローズまたは
そのナトリウム塩の製造が単一工程法より有利であろう
と報告している。
該方法の場合は、個々の工程においてその都度、極く少
量ずつのクロロ酢酸で操作しく約0.8モル/グルコー
ス単位)、次のエーテル化工程へ移る前にそれぞれの工
程毎の粗製物を単離し、慎重に精製することが必要であ
る。
より高い置換度に調節するため、これまで提案されて来
たこれらの方法はすべて工業的規模において経済的に実
施し得ないものばかりである。それらは基礎的研究にお
ける実験成績を記載したものであって、その添加量、反
応条件および反応時間は何ら決定的な役割りを果すもの
ではない。
本発明は、前記カルボキシアルキルセルローズ類、並び
に所望によりその混合エーテル類を、従来と異なる公知
エーテル化剤によって、大規模工、業的に応用し得てし
がも経済的に製造する方法を提供しようとするものであ
る。本発明によって製造されるカルボキシアルキルセル
ローズおよヒソの混合エーテルは、高いカルボキシアル
キル−DSとエーテル基の調節し得る総置換度の中央値
(MS)とを有し、しかも多工程法によるものであるが
、この場合、この多工程法の全般的条件は十分に洗練さ
れたものであり、特恰価格上の有利性を重視することに
より、得られた製品が市場価値の高いものでなければな
らない。
本発明は、この目的に従゛ってζその都度、微粉末状セ
ルローズの有機溶媒懸濁液をアルカリ性とし、次いでカ
ルボキシアルキル化剤でエーテル化し、所望により同時
に、または前もって、若しくはその後に更にエーテル化
剤で置換させる反応工程を数回にわたって反復し、ここ
において反応工程か3回以上とならないように調節する
ことにより、各工程旬にカルボキシアルキル化剤の量を
無水グルコース単位に対し2.5モル1モル以上とな 
□らないよう、またアルカリ化剤の量が無水グルコース
単位に対し5モル1モル以上とならないように使用し、
更に各反応]二程を終了した反応混合物は中間で精製す
ることなく引き続き次の反応工程を実施し、該系におい
て最終エーテル化工程前の総合水量か総セルローズ重量
に対して4′50重量%以上とならないようにすること
を特徴とする、平均置換度(DS)が1.0〜2.8の
高r置換カルボキシアルキルセルローズ類、および所望
により総置換度の中央値(λ□3S)が1以上であるそ
れらの混合エーテル類(カルボキシアルキル基およびエ
ーテル基)の製造法を提供する。
本反応系の最終エーテル化工程の総合水量は、各セルロ
ーズ使用重量に対して350重量2以上 。
とならないことが望ましく、特に約80〜250重量%
であることが望ましい。
本発明に係る経済的で大規模な工業的利用に好適な方法
は、以下の多数のコストおよびエネルギーを節約する工
程諸要素の組合わせにより提供される: 多工程反応は最高3反応工程までに制限する。実  −
照的には3反応工程は極端に高いD S値の調製の場合
にたけ必要であって、一般的には2反応工程で既に十分
な結果が達成できる。m位工程当たりのカルボキシアル
キル化剤の量も同様にこのような数量的な制限を行ない
、望ましくない副反応による反応原料の損失が相当量防
がれる。カルボキシアルキル化剤のこの数量的な制限に
対応して各単位操作のアルカリ化剤の量の制限も同様に
行われる。一連の各単位操作間の中間生成物の精製は考
慮しなくてよい。その代わり、その直前に終了した反応
工程の反応混合物に引き続き、アルカリ化し、次いてエ
ーテル化する操作工程を行なうことを提案する。結局、
本発明の方法は特にこの系の総含水量を抑制して反応過
程を所望の方向へ調節しようとするものである。適切な
、しかもなお以下に記載する一連の処置を確実に行なう
ことにより、全工程を通じて、また直前のエーテル化工
程そのものの反応系の含水量を上記の制限限界を超えな
いようにする。これらのすべての処置が高置換カルボキ
シアルキルセルローズの製造の経済的な実現に寄与する
ものである。
この方針のもとに該新規方法を更に成就させるためには
、一般に先行する単位操作により得られた反応混合物の
冷却を単に制限して次の反応工程のアルカリ化を実施す
ることが望ましい。通常、周知のようにセルローズのア
ルカリ化は比較的低い温度によって行なわれ、次いで温
度を上昇させてエーテル化が実施される。本発明にお′
いては、全工程の最初のアルカリ化およびエーテル化工
程の場合、概してこの温度操作を適用する。これに引き
続゛く2番目の反応工程、および所偏により3番目の反
応工程は、この実施方法において、(但し温度の影響を
単に制限し)特に第1回目および所望により第2回目の
エーテル化工程により得られた反応混合物の冷却を単に
制限するたけで進行することができる。アルカリ化およ
びエーテル化は通常10〜110℃の温度で、望ましく
は30〜85℃で行ない、この場合、最初の単位操作に
おけるアルカリ化たけは30℃より以下の温度で実施す
ることが望ましい。
本発明方法に不可欠な要素は各操作工程毎の無水グルコ
ース単位当たりのカルボキシアルキル化剤の定められた
添加モル比を超過しないことである。各操作工程毎のこ
の添加モル比の上限は、無水クルコース単位1モル当た
り、カルボキシアルキル化剤約2.5モルである。添加
するカルボキシアルキル化剤の量は少ない程望ましく、
通常、無水クルコース単位に対し約2.2モル1モルの
限界を超過することは無い。エーテル化工程当たりの各
無水グルコース単位1モル毎に、カルボキシアルキル化
剤1.0〜2.2モルに調節することが望ましい。それ
より多量のエーテル化剤は単に望ましくない副反応を起
こすたけであり、それによって本発明の目的を妨害する
各単位工程毎のカルボキンアルキル化剤の添加量を節減
することに対応して、各反応工程毎のアルカリ化剤の添
加量もまた制限される。各操作工程毎のアルカリ化剤の
量の上限は、通常、無水グルコース単位1モル当たり4
.5モルであり、この場合、アルカリ化剤は各無水グル
コース単位1モル当たり約2〜4モルの量が望ましく、
各操作工程毎に適用される。
本発明に係る反応でIツ「望される置換度への61M節
は、特に系全体の総含水量によって可能となる。
ここにおいて重要なことは、すべての操作工程を通じて
反応系が十分な乾燥状態を保つことである。
そうてあっても完全な無水状態では透明な生成物を得る
ことはできない。所望する置換度が低けれは低い程、セ
ルローズに対する含水量を高く調節することができる。
逆に言うと、カルボキシアル゛+ ルセルO−スの置換
度や高いものを得ようとする程、系の総含水量を低下さ
せることが必要となる。
系の水分量およびそれに伴なう置換度は多様な要因によ
り左右されるニ一方で重要なのは反応試薬または反応助
剤によって系にもたらされる水分量である。更に考慮す
べきは反応中に生成される水分量であって、この場合、
反応試薬または反応助剤がもたらすものと同時に許容さ
れる量に注意すべきである。究極的に、本発明方法は反
応混合物から導入されて来る望ましくない高水分量を、
添加した懸濁液体と一緒に共沸させることによって循環
除去し、それによって鎖糸の含水量を低下させることが
できる。
また、その都度の含水量は事実上、本発明方法に不可欠
な多段であることに影響される。例えば、−操作工程で
無水または脱水した反応試薬および反応助剤を加えてI
)s=1.0〜1.5の中等度の置換度の範囲に調節す
ることができる一方、他方では制限された水分量が反応
混合物に混入すること法 を許しても(但し2工愁(行なって)同じ置換度に到達
することができる。本発明の目的とする前記のカルボキ
シアルキルセルローズ生成物の経済的な製造は、このよ
うに2工程法によって、極度に水分を除く条件下の製法
に比べ究極的に一層価格を節約し、簡単となる。これは
一工程の極度に水分を除いた操作法で不可欠な規模が、
各単位操作で制限された水分の混入を許容する2工程操
作法に比べてより経費がかかり厄介である場合に言える
ことである。従って、例えば苛性ソータ水溶液を用いて
アルカリ化を促進し、液体懸濁媒体として含水アルコー
ル−共沸混合物を循環させることは、特に望ましく、且
つ処理を促進するものである。
カルボキシアルキル置換度(DS)を1.5以上の様に
極度に高くするためには、各処理工程における総含水量
を厳しく制限しつつ、少なくとも2回、また時には3回
反応を行なう。この場合、本発明方法ではセルローズ反
応出発物を純粋な溶媒(100%)に懸濁させ、濃厚苛
性アルカリ(特に50〜100%の苛性ソーダと、それ
に0〜50’%の水および/またはメタノールを存在さ
せるこことができる)でアルカリ性とし、無水のカルボ
キシアルキル化剤でエーテル化する。この場合、固体状
のカルボキシアルキル化剤は無水状態で、または実際に
は無水溶媒に溶解させることができる。個々の処理工程
を通じて、系における総含水量を調節し、また本発明に
係る範囲で添加モル比を制限することにより、2回〜最
高3回の反応で特に約1.1〜2.6の範囲の高い置換
度を有するカルボキシアルキルセルローズの製造が可能
である。
ここにおいて選択率は実質的に金側において40〜80
%であり、即ち、経済的に有用な範囲にある。
本発明方法においては、最終エーテル化工程の前の反応
系の総含水量が、その都度、添加セルローズ重量に対し
て約400重量%よりも高くないこと、特に80〜20
0重量%にあることが望ましい。
本発明方法において目的とする方向へ更に近づこうとす
るには、全体の方法の各段階において加えられるエーテ
ル化剤およびアルカリ化剤の量をその都度、互いに同調
させることである。後続する反応工程におけるエーテル
化剤の量を、先行する反応工程の対応するエーテル化剤
の量ときわめて同等にすることが望ましい。少なくとも
後続する反応工程では、直接先行する反応工程よりも使
用するエーテル化剤をより少な目にすることが特に望ま
しい。更にこれに対応して、それぞれ後続する反応工程
におけるアルカリ化剤の量を、それに先行する工程で使
用したアルカリ化剤の量ときわめて同等にすることが望
ましく、特に後続する反応工程では、先行する工程で使
用されたアルカリ化剤の量よりもより少な目にすること
が望ましい。
カルボキシアルキル化剤として望ましいのはモノクロロ
酢酸であり、そのままでまたはそのナトリウム塩として
使用することができる。それをすトリウム塩の形で使用
することは反応系における総含水量を更に減少させるこ
ととなり、それに相応した所望の値となることができる
。カルボキシアルキル化剤を塩の形で使用することによ
って、アルカリ化工程において必要なアルカリ量を、そ
のままで塩形成のために消費される部分の量だけ既知の
方法で減少させる。望ましいアルキル化剤は水酸化ナト
リウムである。
望ましい液体懸濁媒体は低級脂肪族アルコールで、特に
炭素原子が6個までのものであって、即ち2〜5個の炭
素原子を含むようなアルコールが望ましい。ここにおい
て好適なものは特にエタノ−/fz、n−プロパツール
、中でもインプロパノ、−ルおよびn−ブタノールであ
る。更にまたインブタノール、tert−ブタノール、
n−アミルアルコールも好適であり、更に、例えばアセ
トンのような有機性懸濁化液体および上記諸媒体の混合
物も好適である。また既知の2相混6物を含む文献既知
の他の懸濁補助剤も使用可能である。操作上の選択性に
対し影響が得られ、鎖糸の総含水量が選はれた反応系に
合目的的にその都度一致する場合は、実質的にすべての
溶媒および溶解助剤は少なくとも本発明方法の範囲に適
している。懸濁液体として使用す゛る有機溶媒はセルロ
ーズ1重量部に対して3〜25重fflの溶媒を使用す
るのが有利である。望ましくは溶媒量はセルローズ1重
量titsに対し8〜16重量部である。
反応系の水分含量を制限するために苛性ソーダは少くと
も50重量%、例えは50〜70重量%を使用すること
か望ましい。クロロ酢酸またはそのナトリウム塩は、実
質的に無水または脱水状態の溶媒に無水または水分の乏
しい状態で溶解させて適用することができる。この場合
、後続する反応工程の反応系における水分の上昇を制限
するために、先行する処理工程よりもアルカリ化、およ
び/またはエーテル化に際してより劇縮された、または
より水分の少ない反応試薬を使用することが望ましい。
例えは最初のアルカリ化を50%のアルカリで実施した
場合は、系における所望の総合水量の制限を維持するた
め、第2回目のアルカリ化は70〜100%のアルカリ
で実施し得る。
本発明に係るもう一つの実施態様は反応に付随する水分
含しを制限するために、苛性ソーダ水溶液を完全に、ま
たは部分的にアルコール性苛性ソータに置き換えること
である。メタノールはその高級同族体に比べて水酸化す
) IJウムをより一層良く溶かす。それ故にメタノー
ル性苛性ソーダが望ましい;特に水酸化ナトリウム・−
水和化物のメタノール溶液は好適であり、アルカリ性水
溶液の場合に述べた濃度範囲をここでも適用することに
より、初回および/または第2回目のアルカリ化に効果
的に使用することができる。
使用するセルローズ原料としては市販されているすべて
のセルローズ品種が適用できる。例えばフナおよび松の
セルローズおよびリンターも好適である。セルローズの
特性として繊維の長さは、粉砕することによって2mx
を超えないようにする。
望ましくは0.5 mm〜1.2 mmの繊維の長さの
セルローズが使用される。繊維の長さは天然でもそれ以
下であることかある。言うまでもなくどのような粉末状
セルローズであっても効果的に使用できる。
繊維の長さは予じめ経済性を考慮して最小の繊維の長さ
、または特定の最小の粉末純度が存在しないように指定
される。精製によって起こり得る問題かあるので冒置換
製品および一部中等度置換度の範囲を得るため、例えば
特定ブナセルローズのような低分子のセルローズの使用
は好ましくない。
本発明においては、最終処理工程が完了してから初めて
反応生成物の精製が行なわれる。この場1      
 合、注意すべきことは特にDS値が1.5以上の高置
換カルボキンアルキルセルローズの場合、および後に述
べる混合エーテルの場合、これらの生成物の溶解度が高
いことから、ごく少量の溶媒−水混合液だけを考慮する
ということである。本発明の反応生成物はエタノール/
水混合液で精製または洗浄するのが望ましく、この場合
、水分含量10〜45%を使用することができる。また
、インプロパツール、n−プロパツール、アセトンおよ
びこれらの溶媒の混合物の水性混合液も好適である。
置換度を高く調節すればする程、エタノール/水で洗浄
することの優位性が明かとなる。
本発明方法によって、ブルックフィールド粘度計を用い
、20℃、2重量%で約5〜約70.000’mpas
の粘度の製品が製造される。粘度は使用したセルローズ
の選択、または種々の重合度のセルローズの混合、既知
の方法による酸化の抑制により調節される。少くとも注
意すべきことは、置換度を上昇させることにより無水グ
ルコース単位の分子量が上昇し、それに関連して最高に
到達し得る粘着性を除くことである。例えばD Sが約
1.5のカルボキシメチルセルローズでは架橋剤を添加
しない場合、最高粘度は約25,000 mPa5 ’
を示すたけである。アルキル化およびエーテル化の反応
条件は個々の技術水準に従えばよい。例えば米国特許第
3,085,087号およびドイツ公開特許第1418
.238号を参照することができる。
別の公知アルキル化剤を付加反応させることによるカル
ボキシアルキル基を有する混合エーテルの製造も本発明
の範囲に属する。この場合、これらの別のアルキル化剤
はセルローズまたはカルボキシアルキルセルローズとカ
ルボキシアルキル化の前に、またはそれと同時に、或い
はまたそれに引き続いて反応させることができる。これ
に好適な一般的なエーテル化剤は、例えば1〜20個の
炭素原子を有するノ10ゲン化アルキル、エポキシアル
カン、特に2〜18個の炭素原子を有する1、2−エポ
キシアルカン、 および/またはグリシドである。クロ
ロ酢酸および/またはクロロプロピオン酸またはそのア
ルカリ塩の他に、望ましいアルキル化剤はメチルクロリ
ド、エチルクロリド、n−およびイソプロピルクロリド
、ブチルクロリド、エチレンオキシド、プロピレンオキ
シドおよび/またはグリシドである。ここでもまた反応
条件、即ち将に反応圧力および反応温度は適切な技術水
糸に従えはよく、ここでも先に示した文献を参照するこ
とができる。
特に製造が簡単で、興味あり関係の深いのはヒドロキシ
エチルカルボキシメチルセルローズ(HECMC)であ
る。HF、 CM Cはその化学的構造と採択した方法
の種類によって区別される。モノクロロ酢酸または相当
するその塩と、もう一つの反応N、エチレンオキシドと
を同時に、または別個に−その前または後から一添加す
ることができる。本発明において望ましい混合エーテル
は置換度の中央値(MS )−特に、ヒドロキシエチル
−置換度のMS(HE)が0.001〜4で、カルボキ
シメチル置換度のMS(CM)が1.0〜約2.6を示
すものである。望ましくはDS(CM)が1.0〜1.
75であり、他のエーテル基のMS、特にMS(HE 
)が0.01〜2.0で、特に0.05〜1.5、また
は0.01〜1のものである。
反応は攪拌反応容器で行なうことが望ましく、例えば混
合機、攪拌釜、カスケード管または蒸留、釜若しくはラ
セン状装置で行なわれる。攪拌方式ではタンクの直径の
0.5以上の直径比を有する多段式の攪拌容器を使用す
べきである。上記の反応系では反応は連続式および非連
続式で実施することができる。
本発明法に関してこれまでに開示した事項を補足拡充す
るため以下の点を追加して記述する。
特に経済的な利点は、反応を反復し、特に2回目の反応
で約1.0〜1.5の置換度(DS−CM)を確実に調
製し得ることである。ここにおいて75〜100重量%
の溶媒、望ましくは85〜97重青%の溶媒で処理し、
この場合、系における各エーテル化工程前の水分含量、
特に最終エーテル化工程の前の水分含量を0.7〜4.
5)Q/に7セルローズの範囲に収め、各反応工程にお
けるエーテル化剤のセルローズに対する添加モル比が3
.0以上の値とならないよう、特に0.6〜2.5の値
、望ましくは0.8〜2.0の値となるようにする。
本発明においてカルボキシアルキル置換体の置換度を更
に高くする(DS>1.5で、特に1.5〜2.3)に
は最低2回の反応を行なう。ここにおいて、特に90〜
100重量%の溶媒が好適であり、望ましくは98〜1
00重量%の溶媒が用いられる。系における水分含量は
各エーテル化工程の前ニ0.5〜3.5に97に9セル
ローズの範囲を超えないようにし、各反応工程における
エーテル化剤のセルローズに対する添加モル比が3.0
以上の値とならないよう、特に0.6〜2.5の値、望
ましくはエーテル化剤0.8〜2.0モル/無水グルコ
ース単位モルとなるようにする。該値が極めて高い置換
度の場合、特にカルボキシアルキル置換体のDS値が1
.8〜2.6、望ましくは2.0〜2.5の場合は、一
般に3回の反応を行なう。この場合、溶媒は90〜10
0重量%、望ましくは98〜100重量%の溶媒を使用
し、各エーテル化工程の前の系の水分含量は0.5〜4
.OK9/に9セルローズの範囲となるようにする。反
応当たりのエーテル化剤のセルローズに対する添加モル
比は3.0の値を超過しないようにし、望ましくは無水
グルコースのモル当たりのカルボキシアルキル化剤が0
.7〜2.5モノへ特に0.9〜2.0モ)Lt−の範
囲となるようにする。
本発明方法で製造された高置換セルローズ誘導体はその
特性に基づき、セルローズ誘導体の特に高い親水性と高
い水溶性と同時に水に選択性のある軟構造を必要とされ
る多方面の領域に適している。特に本発明により製造さ
れた高いカルボキシアルキル置換体を有するセルローズ
誘導体およびその混合エーテル類が適用される領域は石
油ポーリングにおける助剤として、特にOCMA−%仕
様書に示される“シックナー”または1液体保持剤(F
luid 1oss reducer )”としての適
用である( Oil Companies Mater
ials As5ociation 。
Cccil  Chambers、355trand、
London WC2の刊行物を参照)。
本発明方法により製造された生成物の石油ポーリングの
助剤の分野への適用はここに記述した発明の範囲に包含
される。
以下の実施例において、透明に溶解する高置換カルホキ
ジアルキルセルローズおよびその混合エーテル類の製造
について具体的に説明する。
−困朋 り、下の実施例に示される粘度は、セルローズエーテル
の含水量を5%とした2重量%水溶液中、20℃て13
rookfieldの方法に従い測定された。
濁度はFa、Lange社(ベルリン)の側定器を用い
、順の厚さ3.5 cmのセルで測定した。
95%が100ミクロン以下の粒度分布を有する粉末、
または0.5 ran〜1.1+nmの9繊維長”を有
する繊維で約4%の湿気を含有する松のセルローズを溶
媒中室温で強(攪拌しつつ懸濁させた。約5分以内に5
0%の苛性ソーダの大部分を滴下して加えた。次いで、
冷却下にモノクロロ酢酸を添加した。徐々に50℃まで
加温後、その都度50℃〜60℃で20分間、更に70
℃て8o分間加温し、反応を完結させた。約30℃まで
冷却し、次の反応に移るか、または極く小過剰のアルカ
リを加えて中和した後、精製を行なった。生成物の置換
度に従い、55〜80%のインプロパツール(IPA)
またはエタノールで洗浄した。生成物を減圧で乾燥する
ことにより、各添加量に従い、下記の生成物が合成さ件
た。
1−貝’lA : セルローズ70g:反応1および2
に対し50%苛性ソーダ液各S6.5g;反応1および
2に対し5 Q 91;無水モノクロロ酢酸各102g
;メチルクロリド1.1g;エチレンオキシド0.91
g;溶媒:IPA841g、水111 g。
生成物:置換度DS (CM)−1,51、DS(ME
=メチル)−0,03、MS (I(E ) =0.0
2、粘度3.I Q Q mPa5、濁度2゜2、RI
A : セルo−スフo g ; 50%苛性ソーダ液
、80%モノクロロ酢酸、反応1に対し64g、反応2
に対し44.1g;メチルクロリド1.8g;溶媒モロ
−ブタノール(100%)。
生成物=1d換度DS(CM)−1,45、DS(MJ
< )= o、 05、粘度140 Q mPa5、濁
度4゜3、原料:セルローズ7Qg:反応lおよび2に
対し50%苛性ソーダ液各l32gおよび50%無水モ
zりoo酢酸各156g;溶g: IPA890g、水
47g0 生成物:置換度1,65、選択率40%、粘度150m
Pa5S  濁度1゜ 4、原料:実施例3と同じ;溶媒:IPA972g(1
00%)。
生成物:置換度2.o4、選択率51%、粘度刀0mP
a5.濁度1.5゜ 5、原料:実施例3と同じ;溶媒=n−ブタノール(1
00X)。
生成物:置換度2.2o、選択率55%、粘度L700
 mPa5 、濁度5゜ 6、原料:セルローズ7Qg 反応1:50%苛性ソーダ液132g 反応2ニア0%苛性ソーダ液95g 反応3:100%苛性ソーダ液66g これにその都度50%無水モノクロロ酢酸156g;溶
媒二〇−ブタノール(100%)770g0生成物:置
換度2,35、選択率39%;粘度l 7 Q mPa
5、濁度く1゜ 7、懸:セルローズ60 Kp ;反応1および2に対
し50%苛性ソーダ液87に9または61に7、および
80%モノクロロ酢酸54.6 K9または37.8に
9:溶媒:87%IPA(インプロパツール)900に
9゜ 生成物:#換度1.48、選択率67%、粘度4、I 
Q Q mPa5、濁度5.5、原料物質< 0.5%
84原料:セルローズ70 K11= ;反応1に対し
て50%苛性ソーダ液134に9、反応2に対して苛性
ソーダ67即;各反応に対し無水50%モノクロロ酢酸
溶液78.4に9;溶媒: I PA 1.018に9
゜生成物:置換度1,99、選択率50%、粘度L30
0 mPa5、濁度9、原料物質< o、 5 X。
第1頁の続き (M’  明 者 コンラード・エンゲルスキルヒエン ドイツ連邦共和国4005メールブ ツシユ・ゴネラシュトラアセ24

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、その都度、微粉末状セルローズの有機溶媒懸濁液を
    アルカリ性とし、次いでカルボキシアルキル化剤でエー
    テル化し、所望により同時に、または前もって、若しく
    はその後に更にエーテル化剤で置換させる反応工程を数
    回にわたって反復し、ここにおいて反応工程が3回以上
    とならないように調節することにより、各工程毎にカル
    ボキシアルキル化剤の量を無水グルコース単位に対し2
    .5モル1モル以上とならないよう、またアルカリ化剤
    の凪が無水グルコース単位に対し5モル1モル以上とな
    らないように使用し、更に各反応工程を終了した反応混
    合物は中間で精製することなく引き続き次の反応工程を
    実施し、該系において最終エーテル化工程前の総合水量
    が総セルーローズ重量に対して45O亀量%以上となら
    ないようにすることを特徴とする、平均置換度(DS)
    が1.0〜2.8の高置換カルボキシアルキルセルロー
    ズ類、および所望により総置換度の中央値(MS’)が
    1を越えるそれらの混合エーテル類の製造法。 2、後続して行なう反応工程のアルカリ化に際し、先行
    するエーテル化処理で得られた反応混合物の冷却を極度
    に制限して実施し、望ましくは後続する反応温度を30
    〜40℃より低くならないように調節する第1項に記載
    の方法。 3、各反応工程に使用するカルボキシアルキル化剤が2
    .2モル1モル無水グルコース単位以上とならないよう
    、望ましくは1.0〜2.2モル1モル無水グルコース
    単位の範囲となるようにし、かつ、アルキル化剤の量は
    望ましくは4.5モル以上とならないよう、特に2〜4
    モル1モル無水クルり−ス単位の量を使用する第1項ま
    たは第2項に記載の方法っ 4、後続する反応工程におけるエーテル化剤の量、およ
    び望ましくはそれに対応するアルカリ化剤の量を、その
    都度、先行する反応工程の対応する量と高々同等量とし
    、より望ましくはこれより少なくする第1項〜第3項の
    いずれかに記載の方法。 5、最終エーテル化工程の前における本反応系J   
        の総を氷量を、各添加セルローズ重量番こ対し
    400重量%以上とならないよう、特に350重量%以
    」二とならないようにし、望ましくは約80〜250重
    量%となるようにする第1項〜第4項のいずれかに記載
    の方法。 6、有機溶媒として2〜5個の炭素原子を有する脂肪族
    アルコール、特にイソプロピルアルコールおよび/また
    はn−ブタノールを使用する第2項〜第5項のいずれか
    に記載の方法。 7、温度を10〜110℃、望ましくは40〜85℃で
    操作し、特に最初の処理工程のアルカリ化たけは40℃
    以下で実施する第1項〜第6項のいずれかに記載の方法
    。 8、 カルボキシアルキル化のDS値を1.4およびそ
    れ以上、望ましくは1.7およびそれ以上、肴に1.5
    〜2.6の範囲に調節する第、1項〜第7項のいずれか
    に記載の方法。 9、少なくともできるたけ無水の有機溶媒およびカルボ
    キシアルキル化剤、および含水量が50%以上でないア
    ルキル化剤を使用し、この際水の全部または一部をメタ
    ノールで置き換えることができる第1項〜第8項のいず
    れかに記載の方法。 10、アルカリ化剤を水および/またはアルコール、特
    にメタノールに溶解して使用する第9項%ypppに記
    載の方法。 11、カルボキシアルキル化剤がクロロ酢酸であり、ア
    ルカリ化剤が水酸化ナトリウムである第1項〜第10項
    のいずれかに記載の方法。 12、セルローズ出発物質を粉末、または繊維長13、
    それ以外のアルキル化剤として1個またはそれ以上のハ
    ロゲン化アルキル、特にメチルクロリドまたはエチルク
    ロリドまたはイソプロピルクロリドまたはブチルクロリ
    ド、エボ士シアルカン、特にエチレンオキシドおよび/
    またはプロ・ピレンオキシド、および/′またはグリシ
    ドおよび/またはクロロプロピオン酸を使用し、これら
    のエーテル化剤でpJ15−置換度を0.001〜4、
    望ましくは0.01〜2、特に0.01〜1に調節#+
    #+→〜第12項のいずれかに記載の方法。 14、溶媒/セルローズの重量比を3=1〜′25:1
    、望ましくは8:1〜16:1で行なう第1項〜第13
    項のいずれかに記載の方法っ15、カルボキンメチル化
    度が1.0〜2.6、望ましくは1.0−1.75で、
    ヒドロキンエチル化度が0.01〜4、望ましくは0.
    01〜2であるヒドロキシエチルカルボキシメチルセル
    ローズ類を製造する第1項〜第14項のいずれかに記載
    の方法。 16、反応工程中またはその間に、生成した反応水の一
    部を懸濁溶媒との共沸物として、所望により減圧下に、
    循環除去する第1項〜第15項のいずれかに記載の方法
    。 17、第1〜16項のいずれかに記載の方法により製造
    された高置換カルボキシアルキルセルローズまたはカル
    ボキシセルローズ混合エーテルから成る石油採掘、特に
    石油ポーリング用助剤。
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